説明

画像形成装置

【課題】開閉扉の回動軸近傍に新たに遮蔽部材を設けることで、装置本体の占有面積を広げることなく、回動軸近傍の開閉扉と外装部材との隙間を遮蔽することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】扉回動軸201が位置する扉200の下方部に形成された外装隙間部100Cを覆って配置された遮蔽部材210と、遮蔽部材210の上端を扉200に回動自在に支持するために、扉回動軸201と平行に設置された遮蔽部材回動軸211と、を備えている。遮蔽部材210は、扉が回動する際に、遮蔽部材210の自重により扉200に対して回動し、扉200が閉じた状態では、画像形成装置本体100Aに対して外側へ開く方向への回動が規制される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置本体に対して開閉する外装扉に関し、特に外装扉の回動軸近傍を遮蔽する遮蔽部材を有する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、一般に、筐体としての画像形成装置本体(以下、単に「装置本体」という。)の外面を覆うために装置外装カバーなどとされる外装部材が設けられている。そして、装置本体には、外装部材の一部には開閉可能な開閉扉が設けられ、この開閉扉を開放することで、画像形成装置本体内でのジャム処理や定期メンテナンスを可能にしている場合が多い。また、このような開閉扉は、装置本体に対して軸支持されることで回動自在に構成されていることが多い。
【0003】
しかし、開閉扉の回動軸を装置本体の内部寄りの位置に設定すると、開閉扉を開放する際に、開閉扉の縁部が隣接する外装部材の縁部と干渉してしまう。そのため、開閉扉の開閉角度を制限しなければならず、ユーザビリティやメンテナンス性が低くなってしまうという問題が生じる。
【0004】
この問題を回避するために、開閉扉の回動軸を装置本体の外部寄りに設定することで前記問題を回避することが行われる。しかし、回動軸が外部へ寄った分だけ外装面が突出してしまうため、装置本体の占有面積が大きくなったり、美観を損ねる等の新たな問題が生じてしまう。
【0005】
または、開閉扉が閉じた状態で、開閉扉の縁部と、この縁部と対向した外装部材の縁部との間に隙間を形成することによって前記干渉を回避することが行われる。しかし、開閉扉が閉じた状態で、開閉扉と外装部材との間に隙間が形成されていると、装置本体の稼動音の漏れや美観を損ねる等の新たな問題が生じてしまう。
【0006】
この問題に対して、特許文献1には、開閉扉と外装部材との間に隙間を形成するのではなく、外装部材が開閉扉の開放と連動するような開閉機構を設けた構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−29599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載されるような開閉機構においては、開閉扉と外装部材とを連動させるギア列やバネ等が必要となり、部品点数の増加や開閉機構の複雑化を招く。
【0009】
また、近年の画像形成装置においては、静音化のための稼動音の低減や、装置占有面積を狭くする省スペース化、更には、ユーザビリティの向上や、品位の向上なども求められてきている。また、ジャム処理や定期メンテナンスというような開閉扉の構成上の目的から、開閉扉の開閉角度は極力大きくすることが好ましい。そして、装置本体の外装面に生じる隙間や凹凸は、極力無くすことが好ましい。
【0010】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものである。本発明の目的は、開閉扉の回動軸近傍に新たに遮蔽部材を設けることで、装置本体の占有面積を広げることなく、回動軸近傍の開閉扉と外装部材との隙間を遮蔽することが可能な画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に対して水平方向に延在して配置された扉回動軸に支持されて開閉自在とされた扉と、
を備えた画像形成装置において、
前記扉回動軸が設置された前記扉の下方部に形成された外装隙間部を覆って配置された遮蔽部材と、
前記遮蔽部材の上方端を前記扉に回動自在に支持するために、前記扉回動軸と平行に設置された遮蔽部材回動軸と、
を備え、
前記遮蔽部材は、前記扉が回動する際に、前記遮蔽部材の自重により前記扉に対して回動し、前記遮蔽部材回動軸により鉛直方向に垂下して支持され、
前記遮蔽部材は、前記扉が閉じた状態では、前記遮蔽部材の上端が前記画像形成装置に当接して、前記画像形成装置本体に対して外側へ開く方向への回動が規制される、
ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の画像形成装置は、開閉扉の回動軸近傍に遮蔽部材を設けることで、装置本体の占有面積を広げることなく、回動軸近傍の開閉扉と外装部材との隙間を遮蔽することが可能である。また、部品点数の増加を極力抑えた簡易な構成とされる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の開閉扉(右扉)を説明するための斜視図である。
【図3】右扉が閉じた状態の扉回動軸近傍の拡大図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の概略構成断面図であり、右扉が開いた状態を示す。
【図5】右扉が開いた状態の扉回動軸近傍の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。なお、以下に説明する本実施例の画像形成装置における各構成部品の材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
【0015】
実施例1
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成断面図を示す。本実施例にて、画像形成装置100は、電子写真方式のカラー画像形成装置とされる。画像形成装置100は、複数の、本実施例では、4色の画像形成部1(1a、1b、1c、1d)を備えており、画像形成装置本体、即ち、装置本体100A内部で記録紙Pにカラー画像を形成する。
【0016】
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各画像形成部1(1a、1b、1c、1d)は同じ構成とされる。本実施例の画像形成装置100の画像形成部1(1a、1b、1c、1d)における画像形成動作について説明する。
【0017】
本実施例にて、画像形成部1(1a、1b、1c、1d)は、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)2(2a、2b、2c、2d)が回転自在に設置されている。感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)の周囲には、帯電装置である一次帯電器3(3a、3b、3c、3d)、及び、現像装置4(4a、4b、4c、4d)が配置されている。更に、感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)の周囲には、転写手段としての転写ローラ5(5a、5b、5c、5d)及びドラムクリーナ装置6(6a、6b、6c、6d)が設けられる。
【0018】
一次帯電器3(3a、3b、3c、3d)と現像装置4(4a、4b、4c、4d)との間の下方には、露光装置としてのレーザスキャナ7が設置されている。レーザスキャナ7には、図示してはいないが、リーダユニットやPCより入力された画像を画像処理するための画像コントローラが接続されている。そして、画像コントローラによって処理された画像データに基づいてレーザスキャナ7は感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)へと画像露光L(La、Lb、Lc、Ld)を行うべくレーザを照射する。
【0019】
帯電装置3(3a、3b、3c、3d)によって一様に帯電された感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)には、レーザスキャナ7による像露光L(La、Lb、Lc、Ld)により画像信号に応じた静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)は、現像装置4(4a、4b、4c、4d)により現像され、潜像に応じて感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)上に現像剤像(トナー像)が形成される。
【0020】
このようにして、4色、本実施例では、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)成分に応じた画像形成部1(1a、1b、1c、1d)において、トナー像が感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)上に形成される。各感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)上のトナー像は、一次転写部T1(T1a、T1b、T1c、T1d)にて転写ローラ5(5a、5b、5c、5d)により、中間転写ベルト8上に重ね転写され、カラートナー像が形成される。
【0021】
一方、給紙カセット14内の記録紙Pが、給紙ローラ15によって送り出され、引き抜きローラ対16(16a、16b)によって引き抜き出される。記録紙Pは、合流ローラ対17(17a、17b)を通過して、レジストシャッターで斜行を真直ぐに修正されて、レジストローラ対18(18a、18b)にて搬送される。その後、二次転写ローラ19と中間転写ベルト8とのニップに、中間転写ベルト上のトナー画像の位置に合わせて送り込まれる。二次転写ローラ19は、中間転写ベルト8上のトナー画像を記録紙Pに二次転写する。記録紙Pは、トナー画像を転写された後、定着装置20によって加熱されてトナー画像を定着され、排紙ローラ対21によって搬送されて、排出トレイ22に排出されて積載される。
【0022】
図1及び図2は、それぞれ、装置本体100Aに対して開閉自在とされた開閉扉(本実施例では右扉)200が閉鎖された状態を示す概略断面図及び斜視図である。図3は、右扉200が閉じられた状態における右扉の回動軸近傍の拡大図である。
【0023】
図1〜図3を参照すると、画像形成装置100の図中右側には、画像形成装置100の定期メンテナンス及びジャム処理する際に開閉する、外装部材100Bの一部を構成する外装扉である右扉200が設けられている。また、右扉下部には、右扉回動軸近傍の外装隙間部100Cを遮蔽するための遮蔽部材210が設けられている。
【0024】
右扉200は、図1にて紙面手前側から奥側へと水平方向に延在して配置された右扉回動軸201により装置本体100Aに対して軸支持されている。右扉200は、図中矢印A方向(時計方向)に開放することができる。また、遮蔽部材210は、右扉回動軸201と平行に配置された遮蔽部材回動軸211により、右扉200に軸支持され、右扉200の開閉動作と連動して、右扉200に対して回動することができる。
【0025】
右扉回動軸201は、外装部材200Bの一部をなす右扉200の外装面より内方に位置して装置本体100Aに支持されている。これにより、回動軸201近傍での右扉200の外装面が出っ張るのを避けることができ、装置本体100Aの占有面積が大きくならないようにしている。
【0026】
一方、右扉回動軸201が装置本体100Aの内方に配置されている分だけ、右扉200が開放された際に、右扉200に隣接して配置されている外装カバー部材等の外装部材100Bの逃げが大きくなる。つまり、右扉回動軸201が設置された右扉200の下部には、右扉回動軸201を装置本体100Aの内方に設置することにより、右扉回動軸201の設置位置に対応して外装隙間部100Cが生じる。そのため、本発明では、図1〜図3に示すように、右扉200が閉鎖された際に、この外装隙間部100Cを遮蔽するように、右扉回動軸201が設置された右扉200の下方部の外装隙間部100Cを覆って遮蔽部材210が設けられる。
【0027】
図4は、右扉200が開いた状態の図であり、図5は、右扉200が開いた状態の右扉回動軸近傍の拡大図である。図4及び図5に示すように、右扉200は、右扉200が閉じた状態から最大約90度まで開放することができる。また、右扉200は、画像形成装置100の搬送ローラ対16(16a、16b)、17(17a、17b)、18(18a、18b)のうち、装置本体外側に配置された側のローラ16b、17b、18bを離間することができる。なお、本実施例では、二次転写ローラ19も又、右扉200に取付けられている。このような構成とされるため、定期メンテナンス及びジャム処理でのユーザビリティが高いものとなっている。
【0028】
右扉200を開放する際には、右扉下部に設けられた遮蔽部材210は、遮蔽部材回動軸211を回動中心にして、右扉200に対して回動する。遮蔽部材210は、図2及び図3をも参照すると理解されるように、横断面が概略矩形状の中空体とされ、外装隙間部100Cを覆う形状寸法とされた遮蔽部材本体210aを有している。遮蔽部材本体210の上方端210bには、その両側面部に位置して支持部材としての支持板212を備えており、この支持板212に取り付けられた回動軸211が遮蔽部材210を右扉200に対して回動自在に担持している。従って、遮蔽部材210は、回動軸211により右扉200にぶら下がった(即ち、垂下)状態となっている。即ち、遮蔽部材210は、遮蔽部材210の自重により、その下方端210cの位置は常に鉛直方向(重力方向)を向いている。そのため、特に遮蔽部材210を回動させるための機構を設けることなく、簡易な構成で右扉200に対して回動させることができる。
【0029】
図3、図5に示すように、遮蔽部材210には、右扉200の上方端210bの両側面部に設置した支持板212に遮蔽部材突き当て部212aが設けられている。即ち、支持板212の回動軸211に対して、遮蔽部材本体210aとは反対側へと上方に突出して遮蔽部材突き当て部212aが設けられている。そして、装置本体100Aには、この遮蔽部材突き当て部212aと対応する位置に遮蔽部材規制部101が設けられている。従って、図3に示すように、右扉200が閉じた状態では、遮蔽部材210の上端に位置した遮蔽部材突き当て部212aが遮蔽部材規制部101に当接している。そのため、遮蔽部材210が回動軸211を中心として反時計方向(矢印a方向)へと開放状態に移動することを規制している。
【0030】
一方、右扉200を、図5に示すように、開放する際には、遮蔽部材突き当て部212aは、装置本体100Aの規制部101から離間するため、遮蔽部材210は遮蔽部材回動軸211を回動中心に回動自在となる。
【0031】
近年は、オフィス環境の変化に伴い、画像形成装置100の設置環境も大きく変化し、ユーザーのすぐ隣に設置される等が挙げられる。このため、よりユーザビリティの高い製品が求められ、つまり、僅かな異音等も削減しなければならない。
【0032】
これに対し、本発明では、右扉200が閉じた状態で遮蔽部材210の動作を規制しているため、画像形成装置100の画像形成動作で遮蔽部材210が微小に振動する、所謂、ビビリ音なども防止でき、静音化に貢献し、ユーザビリティの高い製品となっている。そして、画像形成装置100を移動する際には、遮蔽部材210のバタツキを抑えることができ、美観に優れ、品位が向上し、顧客満足度の高い製品となる。
【0033】
また、本実施例では、遮蔽部材210の下方端210cは、テーパ形状となった遮蔽部材テーパ部213を有し、装置本体100Aには遮蔽部材テーパ部213と対応する位置にテーパ形状を有した遮蔽部材ガイド部102が設けられている。これらにより、右扉200を開放する際、遮蔽部材210は、図3の状態から図5の状態へと移動するに際し、遮蔽部材210は、遮蔽部材テーパ部213により案内され、遮蔽部材210の回動動作がガイドされる。そのため、遮蔽部材210が装置本体100Aに何ら引っ掛かることなく滑らかに動作することができる。また、この遮蔽部材ガイド部102は、遮蔽部材210が装置本体内側へと押し込まれることも規制する機能をも有している。
【0034】
以上のように、本発明においては、装置本体と、装置本体に対して軸支持された開閉する扉と、前記扉の回動軸部近傍を覆う遮蔽部材と、を備えている。前記遮蔽部材は、前記扉の回動軸と略平行な回転軸上に軸支持され、前記扉が開いた状態で、回動可能となり、前記扉が閉じた状態で、装置本体に対して外側へ開く方向への回動が規制される。そのため、開閉扉回動軸近傍の外装隙間を簡易な構成で遮蔽することができ、稼動音の低減に貢献することができる。そして、扉の回動軸を装置本体の内側へ配置したことで、装置本体の占有面積を小さくすることが可能で、且つ、扉の回動軸の配置による装置本体の凹凸がなく、外装面を平坦にすることができるので、美観にも優れる。また、扉の開閉角度を大きく設定することができるので、ユーザビリティが高い画像形成装置が提供できる。
【符号の説明】
【0035】
100 画像形成装置
100A 画像形成装置本体
101 遮蔽部材規制部
102 遮蔽部材ガイド部
200 右扉
201 扉回動軸
210 遮蔽部材
211 遮蔽部材回動軸
212 遮蔽部材支持板
212a 遮蔽部材突き当て部
213 遮蔽部材テーパ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に対して水平方向に延在して配置された扉回動軸に支持されて開閉自在とされた扉と、
を備えた画像形成装置において、
前記扉回動軸が設置された前記扉の下方部に形成された外装隙間部を覆って配置された遮蔽部材と、
前記遮蔽部材の上方端を前記扉に回動自在に支持するために、前記扉回動軸と平行に設置された遮蔽部材回動軸と、
を備え、
前記遮蔽部材は、前記扉が回動する際に、前記遮蔽部材の自重により前記扉に対して回動し、前記遮蔽部材回動軸により鉛直方向に垂下して支持され、
前記遮蔽部材は、前記扉が閉じた状態では、前記遮蔽部材の上端が前記画像形成装置に当接して、前記画像形成装置本体に対して外側へ開く方向への回動が規制される、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記遮蔽部材は、
前記外装隙間部を覆う形状とされる遮蔽部材本体と、
前記遮蔽部材の上方端に設けられた前記遮蔽部材回動軸を支持するための支持部材と、
を有し、前記支持部材は、前記扉が閉じた状態で前記画像形成装置本体に突き当たる突き当て部を有し、前記画像形成装置本体に対して外側へ開く方向への回動が規制される、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記遮蔽部材は、前記遮蔽部材本体の下方端にテーパ部を有し、
前記画像形成装置本体は、前記遮蔽部材本体のテーパ部をガイドする遮蔽部材ガイド部を有し、
前記扉を開く際に、前記遮蔽部材の回動動作をガイドすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−252959(P2011−252959A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−124865(P2010−124865)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】