説明

画像形成装置

【課題】現像剤収容器や現像ユニットや作像ユニットの誤装着を安定して検知することができ、しかも低コスト化を図ることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】光学ユニット8と、感光体ユニット11と現像ユニット4とが一体化された複数個の作像ユニット3とが画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニット8と、複数個の感光体ユニット11と、複数個の現像ユニット4とが画像形成装置本体100に搭載された画像形成装置である。光学ユニット8と、これに対応する作像ユニット3又は現像ユニット4とを凹凸嵌合構造101を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造101の形状を異ならせている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらを備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式のカラー画像形成装置には、その装置本体に、トナーボトル(現像剤収容器)や現像ユニットや作像ユニット等が搭載される。そして、トナーボトルや現像ユニットや作像ユニットなどは黒、シアン、マゼンタ、イエロー用があり、それらは、それぞれ、本体に装着する位置が決まっている。
【0003】
このため、搭載位置(装着位置)を間違えると出力された画像は正規の色にならない。また、画像形形成装置の仕向け先により、その仕向先専用のトナーボトルや現像ユニット、作像ユニットのみが装着されなければならない。そこで誤装着を検知のため、従来では、トナーボトルや現像ユニット、作像ユニットにIDチップを設ける技術が既に知られている。また、トナーボトルや現像ユニット、作像ユニットの側面にリブを設けて、装置のフレーム等に溝を設け、誤装着するとトナーボトルや現像ユニット、作像ユニットが装置に入らないようにする技術が既に知られている。
【0004】
しかし、従来のIDチップを用いる方法では、IDチップのコストやIDチップを設けるスペースが必要でトナーボトルや現像ユニットや作像ユニットを低コスト・小型化するには問題があった。さらにIDチップは接点不良が発生しデータの読み書きが正常に出来ないという問題もあった。またリブを設けて機械的に誤装着を防止する技術においてはトナーボトルや現像ユニットや作像ユニット側及び本体側にリブ、及びリブを避ける溝等を設けるスペースが必要となる。この場合、リブは一般的にトナーボトルや現像ユニットや作像ユニットの側面や底面に設けられることになる。しかしながら、ユニット側面や底面のスペースは限られており、リブを設ける位置は仕向け先種類が増えるとレイアウトを複数用意する必要がある。このため、必要となるスペースも広くなり、小型化には問題があった。
【0005】
また、リブを有するものでは、ユーザ等が強引にユニットを本体に装着した場合、リブが折れるおそれがある。このような場合、誤装着してもユーザが気づかず、正常に装着できたと誤認するおそれがある。また、このようにリブが折れる場合、ユニット及び本体の損傷につながるという問題があった。
【0006】
また、従来には、現像装置が誤った位置の保持部に保持されるのを防止するために、各現像装置にそれぞれガイド部材を取り付けるとともに、各ガイド部材に異なる係合部を設けたものがある(特許文献1)。
【0007】
すなわち、特許文献1に記載のものは、現像装置を回転支持体の保持部に保持させるにあたり、現像装置が誤った位置の保持部に導かれた場合、この現像装置に取り付けられたガイド部材の係合部が、隣の現像装置に取り付けられたガイド部材の係合部と係合されない。このため、現像装置が誤った位置の保持部に保持されるのが防止される。
【0008】
また、従来には、各プロセスカートリッジが画像形成装置本体の画像ステーションに挿入されたとき、その挿入のプロセスカートリッジの記憶手段に記憶された現像色情報と、プロセスカートリッジが挿入された画像ステーションに正規に対応するプロセスカートリッジの現像手段の現像色情報との一致・不一致を判定し、不一致の場合には電子写真画像形成装置の画像形成動作を禁止するようにしているものがある(特許文献2)。
【0009】
さらに、従来には、プロセスカートリッジに使用の可否を制御する使用可否制御情報が記憶されている不揮発性記憶手段を備えたものがある(特許文献3)。この特許文献3では、画像形成動作に不可欠な部品であるプロセスカートリッジを用いて、画像形成装置の試用条件の設定を変更又は解除することやプロセスカートリッジの使用の可否を容易に制御することが可能となり、さらには装置の作り分けも不要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、前記特許文献1に記載のものでは、多数の仕向け先に対応することができない。また、前記特許文献2に記載のものでは、プロセスカートリッジの現像手段の現像色情報との一致・不一致を判定する判断手段等を必要として、
制御が複雑で低コスト化を達成できにくく、また、接点不良という問題もある。さらに、特許文献3に記載のものでは、不揮発性記憶手段を用いるため、低コスト化を達成できにくい。
【0011】
本発明は、斯かる事情に鑑み、トナーボトルや現像ユニットや作像ユニットの誤装着を安定して検知することができ、しかも低コスト化を図ることが可能な画像形成装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の画像形成装置は、光学ユニットと、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、光学ユニットと、これに対応する作像ユニット又は現像ユニットとを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の形状を異ならせたものである。
【0013】
本発明の第1の画像形成装置によれば、凹凸嵌合構造毎に形状が異なるので、形状が合う組み合せでなければ、凹凸嵌合できない。このため、凹凸嵌合できない組み合わせが生じた場合、凸部が凹部に嵌合できず、その対向しているユニット間に隙間が生じ、作像ユニット又は現像ユニットに対して光学ユニットが傾くことになる。これに対して、全凹凸嵌合構造が正しく組み合わされれば、このような光学ユニットが傾くことがない。このため、光学ユニットが傾くことになれば、作像ユニット又は現像ユニットが正規の位置に搭載されていないことになる。
【0014】
本発明の第2の画像形成装置は、光学ユニットと、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、光学ユニットと、これに対応する作像ユニット又は現像ユニットとを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の位置を装置本体の幅方向に沿って相違させたものである。
【0015】
本発明の第2の画像形成装置によれば、凹凸嵌合構造の位置を装置本体の幅方向に沿って相違させたので、凹凸嵌合構造が嵌合するためには、各凹凸嵌合構造において、凸部とこれに嵌合する凹部とが幅方向位置が合う必要がある。このため、凸部とこれに嵌合する凹部とが幅方向位置が相違すれば、嵌合することができず、このような場合、その対向しているユニット間に隙間が生じ、作像ユニット又は現像ユニットに対して光学ユニットが傾くことになる。これに対して、凸部とこれに嵌合する凹部との幅方向位置があっていれば、光学ユニットが傾くことがない。このため、光学ユニットが傾くことになれば、作像ユニット又は現像ユニットが正規の位置に搭載されていないことになる。
【0016】
このように、光学ユニットが傾くことになれば、これにより光学ユニット(例えば、レーザ光を用いる)からのレーザ光が所定の位置に照射できない。このため、レーザダイオードから感光体ドラムまでのレーザ光路長が変わることによるピンぼけ、レーザが周辺部材に当たり感光体ドラムに照射できないことによる画像欠損など画像不具合が発生する。また、各ユニットが正規位置に搭載された場合、光学ユニットが傾くことがなく、正常な画像を安定して形成することができる。
【0017】
第1の画像形成装置及び第2の画像形成装置において、凹凸嵌合構造は、凸部を光学ユニット側に設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を作像ユニット又は現像ユニット側に設けたものであっても、作像ユニット又は現像ユニット側に凸部を設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を光学ユニット側に設けたものであってもよい。
【0018】
本発明の第3の画像形成装置は、光学ユニットと、現像剤収容器と、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の現像剤収容器と、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、光学ユニットと、これに対応する現像剤収容器とを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の形状を異ならせたものである。
【0019】
本発明の第3の画像形成装置によれば、各凹凸嵌合構造毎に形状が異なるので、形状が合う組み合せでなければ、凹凸嵌合できない。このため、凹凸嵌合できない組み合わせが生じた場合、凸部が凹部に嵌合できず、その対向している光学ユニットと現像剤収容器との間に隙間が生じ、現像剤収容器に対して光学ユニットが傾くことになる。これに対して、全凹凸嵌合構造が正しく組み合わされれば、このような光学ユニットが傾くことがない。このため、光学ユニットが傾くことになれば、現像剤収容器が正規の位置に搭載されていないことになる。
【0020】
本発明の第4の画像形成装置は、光学ユニットと、現像剤収容器と、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の現像剤収容器と、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、光学ユニットと、これに対応する現像剤収容器とを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の位置を装置本体の幅方向に沿って相違させたものである。
【0021】
本発明の第4の画像形成装置によれば、凹凸嵌合構造の位置を装置本体の幅方向に沿って相違させたので、凹凸嵌合構造が嵌合するためには、各凹凸嵌合構造において、凸部とこれに嵌合する凹部とが幅方向位置が合う必要がある。このため、凸部とこれに嵌合する凹部とが幅方向位置が相違すれば、嵌合することができず、このような場合、その対向している光学ユニットと現像剤収容器との間に隙間が生じ、現像剤収容器に対して光学ユニットが傾くことになる。これに対して、凸部とこれに嵌合する凹部との幅方向位置があっていれば、現像剤収容器が傾くことがない。このため、光学ユニットが傾くことになれば、現像剤収容器が正規の位置に搭載されていないことになる。
【0022】
第3の画像形成装置及び第4の画像形成装置において、凹凸嵌合構造は、凸部を光学ユニット側に設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を現像剤収容器側に設けるものであっても、現像剤収容器側に凸部を設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を光学ユニット側に設けたものであってもよい。
【0023】
前記光学ユニットは、画像形成装置本体の本体フレーム内側に付勢力を付与して位置決めする弾性付勢部材を介して画像形成装置本体に搭載されるのが好ましい。このような弾性付勢部材を備えたものでは、各凹凸嵌合構造において、形状や幅方向位置が一致していれば、光学ユニットを正規位置に安定してセットすることができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の第1の画像形成装置及び第2の画像形成装置では、作像ユニット又は現像ユニットが正規の位置に搭載されていないときには、光学ユニットが傾くことになるので、光学ユニットが傾いていれば、作像ユニット又は現像ユニットが正規の位置に搭載されていないことが分かる。
【0025】
本発明の第3の画像形成装置及び第4の画像形成装置では、現像剤収容器が正規の位置に搭載されていないときには、光学ユニットが傾くことになるので、光学ユニットが傾いていれば、現像剤収容器が正規の位置に搭載されていないことが分かる。
【0026】
すなわち、本発明の各画像形成装置では、作像ユニットや現像剤収容器等が正規の位置に搭載されていないときには、作像ユニット等を正規の位置に搭載し直すことができて、正規の位置に搭載されていない状態での画像形成を有効に防止でき、正常な画像を安定して形成することができる。しかも、間違った位置への搭載を防止できるので、各ユニットや装置本体の損傷を回避できる。
【0027】
また、第1および第3の画像形成装置では、各凹凸嵌合構造の形状を変えればよく、第2および第4の画像形成装置では、各凹凸嵌合構造の幅方向位置を変えればよい。このため、正常な画像形成のための画像形成装置を、簡単な構成にて低コストにて形成できる。すなわち、凹凸嵌合構造において、形状や配置位置を様々に変更することによって、多数の組み合わせが可能であり、しかも、画像形成装置本体のサイズに影響されないで、小スペースで実現できる利点がある。
【0028】
凹凸嵌合構造としては、光学ユニットに形成される凸部(又は凹部)と、作像ユニット等に形成される凹部(又は凸部)とで構成でき、低コストにて簡単に形成できる。
【0029】
弾性付勢部材を備えたものでは、光学ユニットを正規位置に安定してセットすることができ、各凹凸嵌合構造が形状や幅方向位置が一致しているにもかかわらず、光学ユニットが傾くことになるのを有効に防止でき、誤認を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1の画像形成装置の全体構成図である。
【図2】前記図1に示す画像形成装置の画像形成装置本体の開放状態の全体簡略斜視図である。
【図3】前記図1に示す画像形成装置の光学ユニットが傾いた状態を示す全体構成図である。
【図4】本発明の第2の画像形成装置の画像形成装置本体の開放状態の全体簡略斜視図である。
【図5】本発明の第3の画像形成装置の全体構成図である。
【図6】前記図5に示す画像形成装置の画像形成装置本体の開放状態の全体簡略斜視図である。
【図7】本発明の第4の画像形成装置の画像形成装置本体の開放状態の全体簡略斜視図である。
【図8】本発明の第5の画像形成装置の全体構成図である。
【図9】本発明の第6の画像形成装置の全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
【実施例】
【0032】
図1は本発明に係る画像形成装置の全体構成図を示し、この場合の画像形成装置は、カラーレーザプリンタである。このカラーレーザプリンタでは、プリンタ本体(画像形成装置本体)下部に給紙部2が設けられ、その上方に転写ベルト装置20、現像ユニット4等を配置した構成となっている。装置本体上面には排紙トレイ40が形成される。このため、給紙部2から用紙やOHPシート等の記録媒体を給送し、作像ユニット3にて形成した画像を記録媒体上に転写し、定着装置50で定着して排紙トレイ40に排紙することになる記録媒体の搬送経路Aが形成される。
【0033】
この転写ベルト装置20の上部走行辺に沿って、記録媒体の上流側から順にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)用の4つの作像ユニット3Y、4M、4C、4Kが配置されている。これによって、記録媒体を水平方向に搬送するとともに、記録媒体に各色の現像剤(トナー)を転写する構成となっている。なお、各作像ユニット3Y、3M、3C、3Kの構成は同じであるので、ここでは各色を示すアルファベット(Y,M,C,K)を省いて説明する。
【0034】
各作像ユニット3は、像担持体としての感光体ドラム5を備えており、該感光体ドラム5は駆動手段(図示省略)によって図中時計方向へ回転駆動される。感光体ドラム5の周りには帯電ロール6、現像ユニット4、クリーニング装置10などが設けられている。現像ユニット4は本例では非磁性一成分トナーの現像ユニットであって、現像ロール7に担持したトナーを感光体ドラム5に付与する。また、作像ユニット3は、感光体ドラム5と帯電ロール6、現像ユニット4、クリーニング装置などが一体化されており、トナーがなくなった場合それら一体化された作像ユニット3を交換するオールインワンユニットである。この場合、感光体ドラム5と帯電ロール6等は一体化され、この一体化されたものを感光体ユニット11と呼ぶ。
【0035】
光学ユニット8は、上記作像ユニット3の上方に配置され、レーザ光を帯電ロール6と現像ロール7の間から感光体ドラム5へ照射する。また、光学ユニット8は図2に示すように、上カバー81に保持されている。上カバー81は、支点82(図1参照)を中心に、排紙トレイ40とともに矢印B1,B2方向に揺動する。すなわち、上カバー81が矢印B2方向に揺動して図1に示すように水平状態で、装置本体100の開口部100aを塞ぐ。また、図1に示す水平状態から矢印B1方向に揺動すれば、図2に示すように、開口部100aが開放状となる。
【0036】
転写ベルト装置20は、無端ループ状の転写ベルト21と、駆動ローラ22、従動ローラ23から成り、転写ベルト21が駆動ローラ22および従動ローラ23に巻回張架される構造となっている。また、転写ベルト21の上部走行辺の内側には、各色作像ユニット3Y、3M、3C、3Kの感光体ドラム5に夫々対向する位置に、転写バイアスが印加される転写ローラ28が転写ベルト21に接触するように配置されている。
【0037】
定着装置50は、定着ローラ51と、加圧ローラ52と、転写ベルト装置20から搬送される記録媒体を定着部へ案内するためのガイド部材53等を備える。加圧ローラ52は定着ローラ51に対して所定の圧力で圧接しており、互いに圧接する圧接部において定着ニップを形成している。
【0038】
次に、図1と図に示す画像形成装置のプリント動作について説明する。まず、イエロー用に作像ユニット3Yについて説明する。感光体ドラム5の表面は帯電ロール6によって所定の電位に均一に帯電される。光学ユニット8においては、パソコン等のホストマシーンより送られた画像データに基づいて図示しないレーザダイオードを駆動してレーザ光をポリゴンミラー83に照射し、シリンダーレンズ等を介して反射光を感光体ドラム5Y上に導き、感光体ドラム5Y上にイエロートナーで現像すべき静電潜像を形成する。この潜像に現像ロール7からトナーが付与され、イエロートナーの可視像となる。
【0039】
一方、給紙部2からは転写材として指定された記録媒体が給紙され、給紙された記録媒体は転写ベルト装置20の搬送方向に設けられたレジストローラ24に一旦突き当てられる。転写ベルト21が4色の作像ユニット3Y、4M、4C、4Kの感光体ドラムに接触している。そして、記録媒体は上記可視像に同期するようにして転写ベルト21上に給送され、該ベルトの走行により感光体ドラム5Yに対向する転写位置に到る。この転写位置では、転写ベルト21の裏面側に配置された転写ローラ28の作用によりイエロートナーの可視像が記録媒体に転写される。
【0040】
他の作像ユニット3M、4C、4Kにおいてもイエロー色の場合と同様にして、それぞれの感光体ドラム5の表面に各トナーによる可視像が形成され、これら可視像は転写ベルト21によって搬送される記録媒体が各転写位置に到達するごとに重ね転写される。
【0041】
トナー像転写後の記録媒体は、転写ベルト21から分離されて、定着装置50内の定着ローラ51と加圧ローラ52で作られた定着ニップ間で定着される。定着を終えた記録媒体は、装置本体の上面に設けられた排紙トレイ40に排出される。
【0042】
ところで、この画像形成装置は、光学ユニット8と、これに対応する作像ユニット3(3Y、3M、3C、3K)とを凹凸嵌合構造101(101Y、101M、101C、101K)を介して位置合わせを行うものである。この場合の凹凸嵌合構造101は、光学ユニット3側の凸部102と、作像ユニット3側の凹部103とからなる。
【0043】
凸部102は、光学ユニット8のケーシング8aの下面105に各作像ユニット3に対応して4個設けられている。各凹凸嵌合構造101は形状が相違する。すなわち、この4個の凸部102はそれぞれ形状が相違し、各現像ユニット4に設けられる凹部103も凸部102に対応してそれぞれ形状が相違する。
【0044】
図2に示すように、作像ユニット3Yに対応する凸部102Yは短円柱状であり、作像ユニット3Yに対応する凸部102Mは短三角柱状であり、現像ユニット4Cに対応する凸部102Cは立方体形状であり、作像ユニット3Kに対応する凸部102Kは立方体形状であって、凸部102Cと凸部102Kとは向きが相違している。凸部102Cは、相対面する一対の面が作像ユニット3の長手方向に平行とされるとともに、他の相対面する一対の面が作像ユニット3の長手方向と直交する面に平行とされる。また、凸部102Kは、凸部102Cに対して周方向に90°ずれている。なお、このように、周方向にずれているものも、形状が相違するものとする。また、周方向にずれす場合、90°に限るものではなく、相違する凹凸嵌合構造101において、凹凸嵌合できなればよい。
【0045】
また、各凹部103は、各作像ユニット3のケーシング3a(この場合、現像ユニット4のケーシング)に上面に設けられ、凹部103Yは凸部102Yに対応して円孔形状であり、凹部103Mは凸部102Mに対応して三角孔形状であり、凹部103Cは凸部102Cに対応して四角形孔形状であり、凹部103Kは凸部102Kに対応して四角形孔形状である。凹部103Cと凹部103Kとは周方向に90°ずれている。
【0046】
そして、凸部102は、上カバー81の一方の側辺81a側に、この側辺81aに沿って配設されている。このため、各凸部102に対応する凹部13も、装置本体100の本体フレーム(本体ケーシング)106の一方の側壁106a側に、この側壁106aに沿って配設されている。
【0047】
このため、図2に示すように画像形成装置本体100の開口部100aの開状態から上カバー81を矢印B2方向に揺動させて図1に示すように、開口部100aを施蓋状態とすることによって、各凸部102は、その対応する凹部103に嵌合する。これによって、光学ユニット3と、これに対応する現像ユニット4とが位置合わせ状態でセットされる。
【0048】
また、この装置は、図1に示すように、画像形成装置本体100の開口部100aを上カバー81にて施蓋した状態において、光学ユニット8を作像ユニット3側に弾性的に押圧する弾性付勢部材90を備えている。すなわち、この弾性付勢部材90は、光学ユニット8を画像形成装置本体100の本体フレーム106内側に付勢力を付与するものである。この弾性付勢部材90としては、図例ではコイルスプリングであるが、このようなコイルスプリングに限るものではなく、要は画像形成装置本体100の本体フレーム106内側に付勢力を付与するものであればよい。また、弾性付勢部材90の数としても、光学ユニット8を安定した状態で本体フレーム106内側に付勢力を付与できれば、任意に設定できる。
【0049】
図1と図2に示すように、凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが相対応するものであれば、開口部100aを上カバー81にて施蓋した状態において、各凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが嵌合することになる。
このように、各凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが嵌合する状態では、図1の2点鎖線で示すように、光学ユニット8からのレーザ光が所定の位置に照射でき、レーザダイオードから感光体ドラムまでのレーザ光路長は正規の長さとなって、ピントがあって高品質の画像を形成することができる。
【0050】
しかしながら、凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが相対応しないものがあれば、図3に示すように、相対応しない凸部102と凹部103は嵌合しないことになる。このような場合、作像ユニット3に対して、光学ユニット8が傾いた状態となる。
【0051】
このように、光学ユニット8が傾いた状態となれば、図3の2点鎖線で示すように、光学ユニット8からのレーザ光が所定の位置に照射できない。このため、レーザダイオードから感光体ドラムまでのレーザ光路長が変わることによるピンぼけ(ピントがあわずに映像がぼやけていること)、レーザが周辺部材に当たり感光体ドラムに照射できないことによる画像欠損など画像不具合が発生する。
【0052】
本発明によれば、作像ユニット3が正規の位置に搭載されていないときには、光学ユニット8が傾くことになれるので、光学ユニット8が傾いていれば、作像ユニット3が正規の位置に搭載されていないことが分かる。すなわち、作像ユニット3が正規の位置に搭載されていないときには、作像ユニット3を正規の位置に搭載し直すことができて、正規の位置に搭載されていない状態での画像形成を有効に防止でき、正常な画像を安定して形成することができる。しかも、間違った位置への搭載を防止できるので、各ユニットや装置本体の損傷を回避できる。
【0053】
また、弾性付勢部材90を備えているので、各凹凸嵌合構造101は、凸部102と凹部103とがガタツクことなく安定した状態で嵌合する。このため、光学ユニット8を正規位置に安定してセットすることができ、各凹凸嵌合構造101が形状や幅方向位置が一致しているにもかかわらず、光学ユニットが傾くことになるのを有効に防止でき、誤認を回避できる。
【0054】
次に、図4に示す画像形成装置は、各凹凸嵌合構造101の配設位置を、装置本体の幅方向(作像ユニット3の長手方向)に沿って相違させている。すなわち、凸部102Yを、上カバー81の一方の側辺81a側に設け、凸部102Kを、上カバー81の他方の側辺81b側に設け、凸部102Mと凸部102Cとは、凸部102Yと凸部102Kとを結ぶ線上に配置される。
【0055】
また、凹部103を各凸部102の配置位置に合わせて設けている。すなわち、凹部103Yを装置本体100の本体フレーム106の一方の側壁106a側に設け、凹部103Kを本体フレーム106の他方の側壁106b側に設け、凹部103Mと凹部103Cとは、凹部103Yと凹部103Kとを結ぶ線上に配置される。
【0056】
このため、凸部102Yと凹部103Yと、凸部102Mと凹部103Mと、凸部102Cと凹部103Cと、凸部102Kと凹部103Kとが、それぞれ、装置本体の幅方向位置を合わされている。また、各凸部102は立方体形状をなす同一形状体にて構成される。このため、各凹部103も四角孔形状の同一形状にて構成される。
【0057】
従って、各作像ユニット3を正規位置に搭載(セット)した状態で、上カバー81にて装置本体100の開口部100aを施蓋すれば、各凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とは嵌合する。
【0058】
しかしながら、組み合わせが相違する凹凸嵌合構造101があれば、その凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが嵌合せず、図3に示すように、光学ユニット8が傾いた状態となる。
【0059】
このため、この図4に示す画像形成装置であっても、前記図1に示す画像形成装置と同様の作用効果を奏する。
【0060】
次に図5と図6に示す画像形成装置は、凹凸嵌合構造101において、凸部102を作像ユニット3側に設けるとともに、凹部103を光学ユニット8側に設けている。この図5における各凸部102Y、102M、102C、102Kは、図1等に示す各凸部102Y、102M、102C、102Kと同じ形状のものを用いている。このため、この図5における各凹部103Y、103M、103C、102Kは、図1等に示す各凸部103Y、103M、103C、103Kと同じ形状のものを用いている。
【0061】
従って、各作像ユニット3の各凸部102Y、102M、102C、102Kが光学ユニット8側の各凹部103Y、103M、103C、102Kに対応したものであれば、上カバー81にて画像形成装置本体100の開口部100aを施蓋状態とすることによって、各凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが嵌合する。このため、ピントがあって高品質の画像を形成することができる。
【0062】
これに対して、凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが相対応しないものがあれば、図3に示すように、相対応しない凸部102と凹部103は嵌合しないことになる。このような場合、作像ユニット3に対して、光学ユニット8が傾いた状態となる。
【0063】
次に、図7に示す画像形成装置は、図4に示す画像形成装置において、凹凸嵌合構造101の凸部102を作像ユニット3側に設けるとともに、凹部103を光学ユニット8側に設けたものである。
【0064】
凹部103Yを、上カバー81の一方の側辺81a側に設け、凹部103Kを、上カバー81の他方の側辺81b側に設け、凹部103Mと凹部103Cとは、凸部102Yと凸部102Kとを結ぶ線上に配置される。また、凸部102Yを装置本体100の本体フレーム106の一方の側壁106a側に設け、凸部102Kを本体フレーム106の他方の側壁106b側に設け、凸部102Mと凸部102Cとは、凸部102Yと凸部102Kとを結ぶ線上に配置される。
【0065】
各凸部102は立方体形状をなす同一形状体にて構成される。このため、各凹部103も四角孔形状の同一形状にて構成される。
【0066】
従って、各作像ユニット3を正規位置に搭載(セット)した状態で、上カバー81にて装置本体100の開口部100aを施蓋すれば、各凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とは嵌合する。しかしながら、組み合わせが相違する凹凸嵌合構造101があれば、その凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが嵌合せず、図3に示すように、光学ユニット8が傾いた状態となる。
【0067】
このため、図5や図7等に示すように、凸部102を作像ユニット3側に設けるとともに、凹部103を光学ユニット8側に設けたものであっても、図1等に示す画像形成装置と同様の作用効果を奏する。
【0068】
前記各実施例では、現像ユニット4と感光体ユニット11(感光体ドラム5と帯電ロール6等からなる)とが一体化されたいわゆるオールインワンユニットであったが、図8に示すように、現像ユニット4が別体化されたものであってもよい。すなわち、トナーがなくなった場合等において、現像ユニット4のみを交換できるようにしたものである。
【0069】
このため、図8に示す画像形成装置では、各現像ユニット4(4Y、4M、4C、4K)のケーシング4aに凹部103(103Y、103M、103C、103K)を形成している。この場合、光学ユニット8側の各凸部102Y、102M、102C、102K)は、図1に示す各凸部102Y、102M、102C、102Kと同一形状であって、同一配置位置に設けられている。また、各現像ユニット4Y、4M、4C、4Kの凹部103Y、103M、103C、103Kは、図1に示す各作像ユニット3Y、3M、3C、3Kと凹部103Y、103M、103C、103Kと同一形状であって、同一配置位置に設けられている。
【0070】
各現像ユニット4の各凸部102Y、102M、102C、102Kが光学ユニット8側の各凹部103Y、103M、103C、102Kに対応したものであれば、上カバー81にて画像形成装置本体100の開口部100aを施蓋状態とすることによって、各凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが嵌合する。このため、ピントがあって高品質の画像を形成することができる。
【0071】
これに対して、凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが相対応しないものがあれば、図3に示すように、相対応しない凸部102と凹部103は嵌合しないことになる。このような場合、作像ユニット3に対して、光学ユニット8が傾いた状態となる。
【0072】
また、図9に示す画像形成装置では、現像剤収容器(トナーボトル)9(9Y、9M、9C、9K)を現像ユニット4から別体化したものである。各トナーボトル9Y、9M、9C、9Kのケーシング9aに凹部103(103Y、103M、103C、103K)を形成している。この場合、光学ユニット8側の各凸部102Y、102M、102C、102K)は、図1に示す各凸部102Y、102M、102C、102Kと同一形状であって、同一配置位置に設けられている。また、各トナーボトル9Y、9M、9C、9Kの凹部103Y、103M、103C、103Kは、図1に示す各作像ユニット3Y、3M、3C、3Kと凹部103Y、103M、103C、103Kと同一形状であって、同一配置位置に設けられている。
【0073】
このため、各トナーボトル9の各凸部102Y、102M、102C、102Kが光学ユニット8側の各凹部103Y、103M、103C、102Kに対応したものであれば、上カバー81にて画像形成装置本体100の開口部100aを施蓋状態とすることによって、各凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが嵌合する。このため、ピントがあって高品質の画像を形成することができる。
【0074】
これに対して、凹凸嵌合構造101の凸部102と凹部103とが相対応しないものがあれば、図3に示すように、相対応しない凸部102と凹部103は嵌合しないことになる。このような場合、作像ユニット3に対して、光学ユニット8が傾いた状態となる。
【0075】
このため、図8や図9に示す画像形成装置であっても、前記図1に示す画像形成装置と同様の作用効果を奏する。
【0076】
ところで、図1や図6等に示す画像形成装置では、各凹凸嵌合構造101の形状を変えればよく、図4や第7等の画像形成装置では、各凹凸嵌合構造101の幅方向位置を変えればよい。このため、正常な画像形成のための画像形成装置を、簡単な構成にて低コストにて形成できる。すなわち、凹凸嵌合構造101において、形状や配置位置を様々に変更することによって、多数の組み合わせが可能であり、しかも、画像形成装置本体100のサイズに影響されないで、小スペースで実現できる利点がある。
【0077】
また、各画像形成装置の凹凸嵌合構造101としては、光学ユニット8に形成される凸部102(又は凹部103)と、作像ユニット3等に形成される凹部103(又は凸部102)とで構成でき、低コストにて簡単に形成できる。
【0078】
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。図8に示すように現像ユニット4が別体化されたものであっても、図9に示すようにトナーボトル9が別体化されたものであっても、図4に示すように、各凹凸嵌合構造101の配設位置を、装置本体の幅方向(感光体ユニット11の長手方向)に沿って相違させるものであってよい。また、図5や図7に示すように、凸部102が現像ユニット4(又はトナーボトル9)側に設けられるとともに、凹部103が光学ユニット8側に設けられるものであってもよい。
【0079】
凸部102とこれに嵌合する凹部103の形状や大きさとしては、前記実施例のものに限るものではなく、対応する凹部103と凸部102とが嵌合可能なものであればよい。また、形状が相違する凹凸嵌合構造101を用いる場合、各凹凸嵌合構造101の配設位置として図1に示す位置に限るものではなく、正規位置に作像ユニット等が正規位置に搭載された際に、各凹凸嵌合構造101の凹部103と凸部102とが嵌合し、間違った位置に作像ユニット等が搭載された場合に、その対応しない凹部103と凸部102とが嵌合しない範囲で種々変更できる。
【0080】
また、図4等に示すように、各凹凸嵌合構造101の配設位置を、装置本体の幅方向(感光体ユニット11の長手方向)に沿って相違させるものである場合であっても、正規位置に作像ユニット等が正規位置に搭載された際に、各凹凸嵌合構造101の凹部103と凸部102とが嵌合し、間違った位置に作像ユニット等が搭載された場合に、その対応しない凹部103と凸部102とが嵌合しない範囲で幅方向位置を種々変更できる。
【0081】
前記実施例では、各作像ユニット3等に1つの凹部103(又は凸部102)が設けられたものであったが、各作像ユニット3等に2個以上の凹部103(又は凸部102)を設けたものであってもよい。この場合、凹部103(又は凸部102に対応した凸部102(又は凹部103)を光学ユニット8に設けることになる。
【0082】
また、形状が相違する凹凸嵌合構造101と、幅方向位置が相違する凹凸嵌合構造101とを組合せて用いるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0083】
3、3Y、3M、3C、3K 作像ユニット
4、4Y、4M、4C、4K 現像ユニット
8 光学ユニット
9、9Y、9M、9C、9K 現像剤収容器(トナーボトル)
11 感光体ユニット
90 弾性付勢部材
100 画像形成装置本体
101 凹凸嵌合構造
102、102Y、102M、102C、102K 凸部
103、103Y、103M、103C、103K 凹部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0084】
【特許文献1】特許第4329297号公報
【特許文献2】特開平11−161113号公報
【特許文献3】特開2005−227517号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学ユニットと、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、
光学ユニットと、これに対応する作像ユニット又は現像ユニットとを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の形状を異ならせたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
光学ユニットと、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、
光学ユニットと、これに対応する作像ユニット又は現像ユニットとを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の位置を装置本体の幅方向に沿って相違させたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
凹凸嵌合構造は、凸部を光学ユニット側に設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を作像ユニット又は現像ユニット側に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
凹凸嵌合構造は、凸部を作像ユニット又は現像ユニット側に設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を光学ユニット側に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
光学ユニットと、現像剤収容器と、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の現像剤収容器と、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、
光学ユニットと、これに対応する現像剤収容器とを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の形状を異ならせたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
光学ユニットと、現像剤収容器と、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された複数個の作像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載され、又は、光学ユニットと、複数個の現像剤収容器と、複数個の感光体ユニットと、複数個の現像ユニットとがそれぞれ画像形成装置本体に搭載された画像形成装置であって、
光学ユニットと、これに対応する現像剤収容器とを凹凸嵌合構造を介して位置合わせを行うとともに、各凹凸嵌合構造の位置を装置本体の幅方向に沿って相違させたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
凹凸嵌合構造は、凸部を光学ユニット側に設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を現像剤収容器側に設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
凹凸嵌合構造は、現像剤収容器側に凸部を設けるとともに、凸部に嵌合する凹部を光学ユニット側に設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記光学ユニットは、画像形成装置本体の本体フレーム内側に付勢力を付与して位置決めする弾性付勢部材を介して画像形成装置本体に搭載されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−103427(P2012−103427A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−251021(P2010−251021)
【出願日】平成22年11月9日(2010.11.9)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】