画像編集支援システムとその装置、方法、及びプログラム
【課題】複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を容易に検索することが出来る画像編集支援システムとその装置、方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】予め位置情報から特定される場所に関連するキーワードを当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を準備する。また、撮像装置3にて撮影され、被写体を撮影して生成した画像情報と撮影時の現在位置を測定して生成した位置情報を関連付けて記憶する。次に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワードを受け付ける。キーワードの受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワードに応じた位置情報を特定する。特定された位置情報に基づいて、前記位置情報と関連付けて記憶した画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する。そして、抽出された画像情報を出力し再生する。
【解決手段】予め位置情報から特定される場所に関連するキーワードを当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を準備する。また、撮像装置3にて撮影され、被写体を撮影して生成した画像情報と撮影時の現在位置を測定して生成した位置情報を関連付けて記憶する。次に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワードを受け付ける。キーワードの受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワードに応じた位置情報を特定する。特定された位置情報に基づいて、前記位置情報と関連付けて記憶した画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する。そして、抽出された画像情報を出力し再生する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば旅行の様子や風景を思い出として撮影した複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する画像編集支援システムとその装置、方法、及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、社会での人間関係の希薄化は、親子や家族関係にまで及んでいる。それ故、親の側でも、子の側でも、相手との触れ合いやコミュニケーションの仕方・スキルを知らない場合、対話が成立せず、親と子の断絶につながる虞がある。
対話を成立させる手段の一つとして、全員に共通する話題を提供する方法がある。全員がその話題に参加できれば、親子や家族の触れ合いやコミュニケーションのチャンスも広がり、絆も深まる。たとえば雅俗旅行は、話題作りには絶好の機会となる。特に、思い出となる旅行の様子や風景を、映像や音声(以下、単に「画像データ」という。)で保存しておけば、いつまでも話題提供の材料と成り得る。
【0003】
しかしながら上記画像データは、一般的に、通し番号などでファイル名を付けるといった手法によって管理されているため、後日画像再生を行うときにファイル名からどのような画像が記録されているのか解り辛い。したがって、折角、コミュニケーションのきっかけとなる旅行の様子や風景を画像データとして保存しても、所望のファイルを探し出すのに手間取ってしまう非常に煩わしいものであっては、コミュニケーションのチャンスを逸してしまいかねない。
【0004】
そこで、画像データの管理が簡単で、かつユーザにとって直感的に扱い易くしたものとして、測位手段で生成される撮像位置を表わす該測位情報から地名もしくは施設名を特定するデータベース手段を設け、被写体を撮影して生成した画像データを画像データファイルとしてメモリ手段に格納する際、該画像データファイルに該データベース手段で特定された地名もしくは施設名などをファイル名として付加して該メモリ手段に格納して管理し、撮影画像の閲覧を行う際、かかるファイル名を手がかりに所望の画像データファイルを簡単に検索することができるようにした手段が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
ところが、上記手段の場合、測位手段で生成される撮像位置を表わす該測位情報から地名もしくは施設名を特定するデータベース手段で特定された地名もしくは施設名などをファイル名とするため、同一場所もしくは施設内で撮影された画像データは同一のファイル名となってしまう。しかも、旅行のように多くの地域や施設にて撮影を行う場合、何があったか印象深い光景は覚えていても、地名や施設名などは正確に把握できない。
また、地名もしくは施設名に代わって、撮影対象名を撮影場所名の一つとしてファイル名に用いた場合であっても、同じ場所である以上、画像データは同一のファイル名となってしまう。すなわち、たとえば「A野球場」という施設名に代わって「第○回全国高校野球選手権大会」という撮影対象名をファイル名として付加するようにした場合であっても、A野球場の入り口付近で球場全体の風景を撮影した画像や、A野球場へ入る選手達の表情を撮影した画像、A野球場のスタンドでの応援風景を撮影した画像、A野球場のグラウンドでの試合状況を撮影した画像、などA野球場という同じ場所で撮影されたものであれば、何れであっても「A野球場」や「第○回全国高校野球選手権大会」という同一のファイル名となってしまう。
したがって、ファイル名を唯一の手掛かりとしては、所望の画像データファイルを簡単に検索することができない虞がある。
【特許文献1】特開2005−86265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、しかも、同じ場所で撮影されたものであっても、地名や施設名、もしくは撮影対象名に関わらず、容易に所望の画像データを見つけ出して、当該画像情報の再生・編集を支援することが出来る画像編集支援システムとその装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に記載の画像編集支援システムは、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援するシステムであって、被写体を撮影して画像情報を生成する撮像手段と、現在位置を測定して位置情報を生成する測位手段と、前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶する画像情報記憶手段と、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報記憶手段を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、を少なくとも有して構成されることを特徴とする。
この際、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報とは、上記何れの画像編集支援システムの場合も、撮影した場所や施設の名称に限らず、撮影した場所を含む広域地域名や、近隣の市区町村名、観光名所、道路名、名物、特産といった、撮影内容を示す被写体とは直接関係無くとも撮影場所に関係する情報をいう。また、関連情報記憶手段とは、所定の地点(場所)の緯度・経度に応じた位置情報と、当該所定の地点(場所)に関連する前記キーワード情報とを関連付けて記憶する情報検索テーブルである。
【0008】
本発明の請求項2に記載の画像編集支援システムは、請求項1において、前記撮像手段は車両に設置されるものであり、少なくとも進行方向と当該車両の運転者を含めた搭乗者が乗車している方向の両方を交互に又は同時に撮影可能とするものであることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3に記載の画像編集支援システム、請求項2において、予め設定された所定の条件が満たされたことを感知する感知手段をさらに有し、前記撮像手段は、前記感知手段が所定の条件を感知したことに応じて自動的に撮影を開始及び/又は終了することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項4に記載の画像編集支援システムは、請求項1から3のいずれかにおいて、前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける編集指示受付手段と、前記編集指示手段での編集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶する編集画像情報記憶手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項5に記載の画像編集支援システムは、請求項1から4のいずれかにおいて、前記画像情報の閲覧を希望する要求を受け付ける閲覧希望要求受付手段と、前記閲覧希望要求受付手段で受け付けた閲覧希望要求に該当する画像情報を開示する画像情報開示手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項6に記載の第一の装置は、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置であって、前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、を少なくとも有することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項7に記載の第二の装置は、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置であって、前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する前記第三の装置へ送信する検索キーワード送信手段と、前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に応じて特定した位置情報を前記第三の装置から受信する位置情報受信手段と、前記受信した位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、を少なくとも有することを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項8に記載の画像編集支援方法は、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する方法であって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、撮像手段が、被写体を撮影して画像情報を生成するステップと、測位手段が、現在位置を測定して位置情報を生成するステップと、画像情報記憶手段が、前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶するステップと、検索キーワード受付手段が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けるステップと、位置情報特定手段が、前記検索キーワード受付手段でのキーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定するステップと、画像情報検索手段が、前記位置情報特定手段で特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出するステップと、画像情報出力再生手段が、前記画像情報検索手段で抽出された画像情報を出力し再生するステップと、を少なくとも有することを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項9に記載のコンピュータプログラムは、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに対して、前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理と、前記特定された位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、を実行させることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項10に記載のコンピュータプログラムは、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに対して、前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理を行う前記第三の装置へ送信する処理と、前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に基づいて特定された位置情報を前記第三の装置から受信する処理と、前記受信した位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、予め、位置情報から特定される場所に関連する少なくとも1以上のキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を備え、該関連情報記憶手段を画像の編集時に利用するものであるから、所望の被写体が撮影されている画像データの正確なファイル名を忘れてしまっても、撮影場所に関係する広域地域名や、近隣の観光名所、道路名、名物、特産といったキーワードを手掛かりとすることで、前記関連情報記憶手段から当該キーワードに応じた位置情報を特定し、さらに該位置情報を基づいて画像情報を検索することで、所望の画像データを検索することができることとなる。しかも、検索のためのキーワードは、撮影した場所や施設の名称に限らず、撮影内容を示す被写体とは直接関係無くとも撮影した場所を含む地域に関係していれば良いので、極めて曖昧な記憶に基づくキーワードでも所望の画像データを容易に検索することが出来る。
したがって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を容易に検索し、当該画像情報の再生・編集によってコミュニケーションを効果的に成立させる一助とすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像編集支援システムの実施形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係る画像編集支援システムの第一の実施形態の構成を示す概略図であり、図2は、その構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態で用いる管理システムは、被写体Pを撮影して画像情報を取得する撮像装置3と、当該撮像装置3から画像情報を受け取り、検索キーワードに基づいて複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第一の装置としての画像編集支援装置1Aとから構成される。
撮像装置3は、図2に示すように、たとえば撮像部31と、測位部32と、画像情報記憶部33と、計時部34と、音声認識部35と、音声情報記憶部36とから構成され、必要に応じて、さらに撮影開始情報認識部37を有する。
【0019】
撮像部31は、被写体を撮影して画像情報を生成する処理を行う。撮像部31は、たとえばレンズを介してCCD(Charge
Coupled Device)等の撮像素子によって得られる画像情報を生成・出力するカメラをいう。また、撮像部31は、後述する撮影開始情報認識部37からの撮影開始情報の受付に応じて、被写体の撮影を自動的に開始及び/又は終了する。
【0020】
測位部32は、撮影時の現在位置を測定し、位置情報を生成する処理を行う。測位部32は、たとえばGPS受信機を内蔵し、GPS衛星から測位信号を受信する機能と、撮影時に前記GPS受信機によって受信された高精度な測位信号に基づいて現在位置を検出する機能を備えたナビゲーションシステムをいう。GPS測位の原理は、GPS受信機により複数のGPS衛星から高精度の時刻信号を含む測位信号を受信し、測位信号から求めた各衛星からの疑似距離と各衛星の3次元位置座標とから3次元測量で逆算することにより、機器の地上位置座標を求めるといったものである。このGPS受信機は、GPS受信アンテナ、RF受信回路、測位演算回路、などから構成される。
【0021】
画像情報記憶部33は、前記撮像部31で生成された画像情報に前記測位部32で生成された位置情報を関連付けて記憶する。また、画像情報記憶部33は、前記撮像部31で生成された画像情報に後述する計時部34で計時した時刻情報を関連付けて記憶する。
したがって、画像情報記憶部33に記憶されている情報は、たとえば、画像ファイル名をインデックスとして当該画像ファイルに対して規定された位置情報や、後述する計時部34で生成された撮影時刻情報などを1レコードとするデータベースを構成している。また、画像情報は、所定の圧縮方式で圧縮されて格納される。
【0022】
計時部34は、時間を計時するクロック手段であり、撮影時の現在時刻を測定して撮影時刻情報を生成する処理を行う。
【0023】
音声認識部35は、前記撮像部31での被写体の撮影時の音声を認識し、周辺や撮影者等の声などの音声を入力し、音声情報を生成する処理を行う。 音声認識部35としては、いわゆるマイクが挙げられる。
【0024】
音声情報記憶部36は、前記音声認識部35で受け付けた音声情報を、前記撮像部31で撮影した画像情報と同期して記憶する。
【0025】
撮影開始情報認識部37は、前記撮像部31が自動的に撮影を開始及び/又は終了するために、予め設定された所定の条件が満たされたことを感知する処理を行う。予め設定された所定の条件とは、たとえば、撮像を開始及び/又は終了するためスイッチが押下されたことを感知したことは勿論のこと、タイマーに設定された時刻・時間に達した時・GPSからの信号により設定された場所に達した時・車両のエンジンを始動又は停止した時・車両のドアを開閉した時、会話の音声を認識した時、車両の走行速度が一定以上の値に達した時、などをいう。したがって、前記撮像部31は、前記感知手段としての撮影開始情報認識部37が、所定の条件を感知したことに応じて被写体の撮影を自動的に開始及び/又は終了する。
【0026】
以上のような構成の撮像装置3としては、たとえばGPS内蔵デジタルビデオカメラが挙げられ、本実施形態における撮像装置3には、前記各構成部の他に、操作部、表示部(LCD)、システム制御部、ROMなどのカメラとしての基本構成部品が設けられている。ROMには、ナビゲーション装置を動作させるためのプログラムや各種データが記憶されている。また、この撮像装置3には、たとえばフラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリとそのI/Oインタフェース、画像編集支援装置1等の外部機器との間のデータ通信を行うための通信部とそのI/Oインタフェースなどが設けられている。
また、撮像装置3は、上記の例に限られず、被写体を撮影して記憶することが可能な端末、たとえばカメラ付携帯電話機などを含む電子機器であっても良い。
【0027】
さらに、撮像装置3は、携帯して使用できることは勿論のこと、自動車や自動二輪車等の車両に搭載して使用することも可能なものであり、車両に設置した場合、少なくとも進行方向と当該車両の運転者を含めた搭乗者が乗車している方向の両方を交互に又は同時に撮影可能とするものすると望ましい。これにより、撮影者が除かれること無く全員が含まれた車内の光景が撮影されると共に、車外の風景も撮影され、撮影者が話題に参加できないといったことをなくし、コミュニケーションのチャンスを広げることができるものとなる。
このような撮像装置3の撮像部31としては、魚眼レンズ及びCCDが挙げられる。これにより、単一の撮像部31によって車内のほぼ全域を撮像することができ、多数の撮像部を設ける必要がなくなる。そして、車両に設置した場合の撮像装置3の電源は、たとえばルームランプ用の電源や、アクセサリ用の電源と共用させても良い。なお、魚眼レンズに映し出された像(曲面像)は、光学フィルタ及び光学レンズを介してCCDに取り込まれる。
また、撮像装置3の撮像部31は、上記魚眼レンズを用いたものに限らず、撮影方向を制御する機構が設けられ、たとえば360°の回転が可能であり、かつ0〜90°の仰角の制御が可能であるものとしても良い。
【0028】
次に、画像編集支援装置1Aは、画像編集支援プログラム(ソフトウェア)を実行することで画像編集装置として機能することができるものであって、たとえば具体的に編集者等が日常使用しているパーソナルコンピュータが挙げられる。
本画像編集支援装置1Aは、本実施形態の場合スタンドアロン型であり、図2に示すように、たとえば画像情報受付部11と、検索キーワード受付部12と、位置情報特定部13と、画像情報検索部14と、画像情報出力再生部15と、関連情報記憶部16とから構成され、必要に応じて、さらに編集指示受付部17と、編集画像情報記憶部18を有する。
【0029】
また、画像編集支援装置1Aは、図示しないが、CPU(中央処理装置)とプログラム記憶部、及び操作部、表示部を有する。CPUは、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本画像編集支援装置1の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、当該画像編集支援装置1Aが使用する各種プログラムを記憶している。RAMは、画像情報記憶部33に記憶された複数の画像情報を受け付ける処理などを施す際に、バッファメモリとして機能するようにしても良い。
【0030】
操作部は、使用者等が要求する出力情報の条件を指定するものである。具体的には使用者等が操作するキーボード、マウスその他の入力系デバイスがこれに相当する。操作部によって指定した条件により、画像編集支援装置1Aに保存されている画像情報が読み出され、表示部に画像情報を表示する。
表示部は、指定された上記画像情報を表示する処理を行なう。具体的にはディスプレイ装置がこれに相当する。
【0031】
画像情報受付部11は、撮像装置3で撮影され、画像情報記憶部33に記憶された複数の画像情報を受け付ける処理を行う。撮像装置3から画像情報を受け付けるための手段としては、上記フラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリを介して行う方法の他、シリアルケーブルやUSBケーブルによる有線接続、赤外線や無線電波による無線接続などの方法があり、その受け付け(接続)形態については特に限定されるものではない。
【0032】
検索キーワード受付部12は、画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理を行う。キーワード情報としては、撮影した場所や施設の名称に限らず、撮影した場所を含む広域地域名や、近隣の市町村名、観光名所、道路名、名物、特産といった、撮影内容を示す被写体とは直接関係無くとも撮影場所に関係する情報であれば良い。また、検索キーワード受付部12は、キーワード情報として計時情報の入力を受け付ける処理を行う。
【0033】
位置情報特定部13は、前記検索キーワード受付部12で受け付けたキーワード情報に基づいて後述する関連情報記憶部16を参照し、当該キーワード情報を、地点(場所)または関連キーワード情報として含む位置情報を検索し、特定する処理を行う。
【0034】
画像情報検索部14は、前記位置情報特定部13で特定された位置情報に基づいて、前記画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報を参照し、画像情報に含まれる位置情報の中に当該位置情報と同じもしくは近似する位置情報を関連付けて記憶する画像情報を、所望の被写体が撮影されている画像情報として検索し、抽出する処理を行う。
また、画像情報検索部15は、前記検索キーワード受付部12での計時情報の受け付けに応じて前記画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報に含まれる撮影時刻情報を参照し、当該計時情報と関連付けて記憶された画像情報を、所望の被写体が撮影されている画像情報として検索し、抽出する処理を行う。
【0035】
画像情報出力再生部15は、前記画像情報検索部14で検索された画像情報を再生可能に出力し、図示しない表示部に表示する処理を行う。
【0036】
関連情報記憶部16は、予め、所定の地点(場所)の緯度・経度に応じた位置情報と、当該所定の地点(場所)に関連する少なくとも1以上のキーワード情報とを関連付けて記憶する。関連情報記憶部16に含まれる位置情報を有する所定の地点(場所)は、たとえば各市区町村役場の所在地や、鉄道の駅の所在地、交差点、電柱設置場所などが挙げられる。もちろん、後から任意の場所の位置情報を測定し、適宜追加するようにしても良い。
当該関連情報記憶部16に登録されるキーワード情報は、たとえば、所定の地点(場所)を含む広域地域名や近隣市区町村名、観光名所、道路名、名物、特産といった、記憶や印象に残り易いものをいう。また、上記キーワード情報は、たとえば雑誌や、インターネットのホームページから、位置情報を有する所定の地点(場所)を最寄駅や目印としてうたっている項目を採用するようにしても良い。
【0037】
編集指示受付部17は、前記画像情報出力再生部15で再生された画像情報の編集を指示する編集指示情報を受け付ける処理を行う。編集指示受付部17は、前記編集指示情報を受け付けると、その情報を後述する編集画像情報記憶部18へ送る。
【0038】
編集画像情報記憶部18は、前記編集指示受付部17での編集指示情報の受け付けに応じて、指示された画像情報を記憶する。
【0039】
なお、本実施形態における前記各データベースは、画像編集支援装置1に搭載されたハードディスクなどの外部記憶装置上に実現される。
【0040】
次に、図1及び図2に示した画像編集支援システムにより実行される方法の一例を、家族揃って自動車で旅行する場合として、図3に基づき説明する。図3は、以上のように構成された本発明の実施の形態に係る画像編集支援システムにおいて、所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
以上のように構成された画像編集支援システムでは、図3に示すように、まず、画像編集支援装置1Aが、予め位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を、当該位置情報と関連付けて記憶し、関連情報データベース(DB)を生成する(A)。関連情報DBとしては、たとえば図5にその一例を示すことができる。図5において、関連情報DB110は、地点、緯度・経度により規定される位置情報、及び関連キーワード情報などによって構成されている。作成された関連情報DB110は、関連情報記憶部16に記憶される。
【0041】
次に、撮像装置3を自動車に搭載し、所定の条件で自動的に撮像装置3による撮影が開始・停止するように設定しておく。本実施形態の場合、自動車にはナビゲーションシステムが搭載され、撮像装置3は前記ナビゲーションシステムと接続される。
また、本実施形態の場合、撮影が自動的に開始・停止する所定の条件として、たとえば、GPSからの信号によって設定された場所に自動車が達した時に撮影開始情報を感知するように、前記ナビゲーションシステムを利用して撮影開始地点、及び撮影終了地点を予め設定しておく。なお、本発明においては、撮影が自動的に開始・停止する所定の条件を設定せず、手動で撮影を行っても良い。
【0042】
そして、自動車が走行し、所定の条件が満たされると、撮像装置3が、撮影開始情報を受け付ける(11)。
撮像装置3は、撮影開始情報を受け付けると、被写体を撮影して画像情報を生成すると共に(12a)、現在位置を測定して位置情報を生成する(12b)。
また、撮像装置3は、前記生成された画像情報に、前記生成された位置情報を関連付けて記憶し、画像情報データベース(DB)を生成する(13)。画像情報DBとしては、たとえば図4にその一例を示すことができる。図4において、画像情報DB100は、連続した画像ファイル名、緯度・経度により規定される位置情報、及び撮影時刻情報などによって構成されている。作成された画像情報DB100は、画像情報記憶部35に記憶される。
そして、再び所定の条件が満たされると、撮像装置3は、撮影終了情報を受け付け、撮影を停止する(14)。
【0043】
次に、撮影された複数の画像情報の中から所望の画像情報を検索する場合、前記画像情報と位置情報とを関連付けて記憶した位置情報付画像情報を画像編集支援装置1Aへ移動する(15)。画像編集支援装置1Aへの位置情報付画像情報の移動は、たとえばフラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリを介して行う方法の他、シリアルケーブルやUSBケーブルによる有線接続、赤外線や無線電波による無線接続など、任意の方法で行う。
これにより、画像編集支援装置1Aは、撮像装置3から位置情報付画像情報を受け付ける(16)。
【0044】
次いで、画像編集支援装置1Aは、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける(17)。
画像編集支援装置1Aは、前記キーワード情報を受け付けると、予め(A)で生成した前記関連情報DB110を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(18)。位置情報の特定は、たとえば、検索のためのキーワードとして「会津」と入力されたとすると、関連情報DB110を参照し、関連キーワード情報として「会津」を有する若松の位置情報「N37度29分18秒,E139度54分36秒」が検索されることにより達成される。
【0045】
引き続き画像編集支援装置1Aは、前記特定された位置情報に基づいて、前記受け付けた位置情報付画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(19)。所望の画像情報抽出は、たとえば先程特定された位置情報「N37度29分18秒,E139度54分36秒」に基づいて画像情報DB100を参照し、前記位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像ファイル名AA00014からAA00026までの画像情報が検索されることにより達成される。
そして、画像編集支援装置1Aは、前記抽出された画像情報を出力し、再生する(20)。
【0046】
また、出力・再生された画像応報を、編集画像情報として別に記憶しておきたい場合、画像編集支援装置1Aは、前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける(21)。
画像編集支援装置1Aは、前記集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶、編集画像情報データベース(DB)を生成する(22)。編集画像情報DBとしては、たとえば図6にその一例を示すことができる。図6において、画像情報DB120は、緯度・経度により規定される位置情報、及び関連キーワード情報などによって構成されている。作成された編集画像情報DB120は、編集画像情報記憶部18に記憶される。
画像情報の編集は、先程再生された画像ファイル名AA00014からAA00026までの画像情報のうち、たとえば、所望の画像ファイル名としてAA00014、AA00015、AA00019、及びAA00025を選択することで達成される。
【0047】
そして、同様にして、「大宮」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00001を抽出し、編集を指示する。また、「宇都宮」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00002を抽出し、編集を指示する。また、「鬼怒川」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00003を抽出し、編集を指示する。また、「万古焼」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00005を抽出し、編集を指示する。さらに、「野口英世」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00012を抽出し、編集を指示する。
【0048】
以上によって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を容易に行うことが可能となり、たとえば、図6に示すように編集された編集画像情報データベース(DB)を生成し、編集画像情報記憶部18に記憶することができる。
【0049】
次に、上述の画像編集支援システムにおける画像編集支援装置1Aの動作の一例を、図7を参照して説明する。
図7は、画像編集支援装置1Aのプログラム記憶部に記憶されているプログラムが実行する処理の流れを示したフローチャートである。
まず、画像情報受付部11が、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するための位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S11)。
その結果、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けた場合(Y)は、引き続き、検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S12)。
一方、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し画像情報受付部11が、前記位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S11)。
【0050】
次に、画像情報受付部11が、キーワード情報の入力を受け付けた場合(Y)は、位置情報特定部13が、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(S13)。位置情報の特定は、位置情報特定部13が、予め関連情報記憶部16に記憶された関連情報DBを参照することにより行われる。関連情報DBは、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する。
当該キーワード情報に応じた位置情報が特定されると、引き続き、画像情報検索部14が、前記画像情報受付部11で受け付けた位置情報付画像情報を参照し、特定した当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(S14)。
また、画像情報が抽出されると、画像情報出力再生部15が、抽出された画像情報を出力し、再生する(S15)。
【0051】
一方、検索キーワード受付部12が、キーワード情報の入力を受け付けていない場合(N)は、画像情報を検索せず、記憶された順番通りに最初から画像情報を出力し、再生する(S15)。
そして、画像情報出力再生部15によって再生された画像情報は、表示部(図示せず)に表示される(S16)。
引き続き、画像情報の出力・再生中に、編集指示受付部17が、画像情報の編集を指示する再生画像記録要求を受け付けたか否か判断する(S17)。
その結果、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けた場合(Y)は、指示された再生画像情報を、編集画像情報記憶部18に記録する(S18)。
【0052】
その後、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S19)。
一方、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けていない場合(N)は、再生画像情報を記録せず、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S19)。
その結果、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けた場合(Y)は、これにより、画像編集支援装置1Aでの基本的な一連の動作は終了(エンド)する。
一方、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S12)。
【0053】
以上により本発明は、正確なファイル名を忘れてしまった場合でも、撮影内容を示す被写体とは直接関係は無いが、撮影した場所に関連する広域地域名や、近隣の観光名所、道路名、名物、特産といった、関連キーワード情報を手掛かりとすることで、位置情報を特定し、特定した位置情報から所望の画像データを容易に検索することが出来る。
【0054】
また、本発明では、前記実施形態に加え、前記音声情報記憶部36に記憶され、前記撮像部31で撮影された画像情報と共に画像情報受付部11で受け付けられた音声情報付画像情報に含まれる音声情報を分化し、音声キーワード情報を生成する処理を行なう音声キーワード情報生成部や、前記音声キーワード情報生成部で生成された音声キーワード情報を、前記撮像部31で生成された画像情報を記憶する関連情報記憶部16に関連付けて登録する音声キーワード情報記憶部を設け、画像情報検索部15が、前記検索キーワード受付部12でのキーワード情報の受け付けに応じ、前記関連情報記憶部16に代えてもしくは前記関連情報記憶部16と共に、前記音声キーワード情報記憶部を参照し、当該キーワード情報に応じた画像情報を特定する処理をさらに行なうようにしても良い。
【0055】
さらに、本発明では、前記関連情報記憶部16に記憶されたキーワード情報に関連する付加キーワード情報を、前記位置情報から特定される場所を示す場所特定情報と共に受け付ける処理を行なう付加キーワード情報受付部や、前記付加キーワード情報受付部で受け付けた付加キーワード情報を、前記場所特定情報に基づいて前記関連情報記憶部16に登録する処理を行なう付加キーワード登録部を設け、逐次所望のキーワード情報を追加可能なようにしても良い。
【0056】
(第二の実施形態)
また、本発明は上記のようなスタンドアロン型の画像編集支援装置を構成とした実施形態に限らず、通信ネットワークを介して接続されたネットワーク型の画像編集支援装置と画像検索支援装置とで構成されたものとすることもできる。通信ネットワークの例としては、インターネットやLANなどのコンピュータ通信網がある。
図8は、本発明に係る画像編集支援システムの第二の実施形態の構成を示す概略図であり、図9は、その構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施の形態で用いる画像編集支援システムは、被写体Pを撮影して画像情報を取得する撮像装置3と、当該撮像装置3から画像情報を受け取り、検索キーワードに基づいて複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する、いわゆるサーバとしての画像編集支援装置1Bと、画像編集支援装置1Bから検索キーワード情報を受け付け、当該検索キーワード情報に応じた画像情報を検索するための位置情報を特定する画像検索支援装置5Aとから構成される。
撮像装置3は、図9に示すように、たとえば撮像部31と、測位部32と、画像情報記憶部33と、計時部34と、音声認識部35と、音声情報記憶部36とから構成され、必要に応じて、さらに撮影開始情報認識部37を有する。
なお、第二の実施形態においては、上記第一実施形態と同様の構成部分の同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り他の部分も同じであるものとする。
【0057】
次に、画像編集支援装置1Bは、図9に示すように、たとえば画像情報受付部11と、検索キーワード受付部12と、画像情報検索部14と、画像情報出力再生部15と、検索キーワード送信部19と、位置情報受信部20と、画像情報送信部21とから構成され、必要に応じて、さらに編集指示受付部17と、編集画像情報記憶部18を有する。
【0058】
検索キーワード送信部19は、前記検索キーワード受付部12で受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する画像検索支援装置5Aへ通信ネットワーク10を介して送信する処理を行う。
【0059】
位置情報受信部20は、前記検索キーワード送信部19でのキーワード情報の送信に応じて前記画像検索支援装置5Aにて特定され、当該画像検索支援装置5Aより送信された位置情報を、通信ネットワーク10を介して受信する処理を行う。
【0060】
画像情報送信部21は、前記画像情報受付部11で受け付けた画像情報、もしくは前記編集画像情報記憶部18に記録された編集画像情報を前記画像検索支援装置5Aへ登録するため、画像検索支援装置5Aへ通信ネットワーク10を介して送信する処理を行う。
【0061】
また、画像検索支援装置5Aは、検索キーワード受信部51と、位置情報特定部52と、関連情報記憶部53と、位置情報送信部54とから構成される。
検索キーワード受信部51は、前記画像編集支援装置1Bから送信されたキーワード情報を、通信ネットワーク10を介して受信する処理を行う。前記キーワード情報は、前記画像編集支援装置1Bが所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するための情報である。
位置情報特定部52は、第一の実施形態における画像編集支援装置1Aに備えられた位置情報特定部13と同様に、受け付けたキーワード情報に基づいて関連情報記憶部を参照し、当該キーワード情報を、地点(場所)または関連キーワード情報として含む位置情報を検索し、特定する処理を行う。
関連情報記憶部53もまた、第一の実施形態における画像編集支援装置1Aに備えられた関連情報記憶部16と同様に、予め、所定の地点(場所)の緯度・経度に応じた位置情報と、当該所定の地点(場所)に関連する少なくとも1以上のキーワード情報とを関連付けて記憶する。
【0062】
位置情報送信部54は、前記位置情報特定部52で特定した位置情報を、前記画像編集支援装置1Bへ通信ネットワーク10を介して送信する処理を行う。
したがって、前記画像編集支援装置1Bは、画像検索支援装置5Aより通信ネットワーク10を介して送信された当該位置情報を位置情報受信部20で受け付け、画像情報検索部14において、当該位置情報に基づいて、前記画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報を参照し、画像情報に含まれる位置情報の中に当該位置情報と同じもしくは近似する位置情報を関連付けて記憶する画像情報を、所望の被写体が撮影されている画像情報として検索し、抽出する処理を行うこととなる。
【0063】
次に、図8及び図9に示した画像編集支援システムにより実行される方法の一例を、図10に基づき説明する。図3は、以上のように構成された本発明の第二の実施の形態に係る画像編集支援システムにおいて、所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
以上のように構成された画像編集支援システムでは、図10に示すように、まず、画像編集検索装置5Aが、予め位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を、当該位置情報と関連付けて記憶し、関連情報データベース(DB)を生成する(A)。
【0064】
次に、撮像装置3を自動車に搭載し、所定の条件で自動的に撮像装置3による撮影が開始・停止するように設定しておく。
そして、自動車が走行し、所定の条件が満たされると、撮像装置3が、撮影開始情報を受け付ける(31)。
撮像装置3は、撮影開始情報を受け付けると、被写体を撮影して画像情報を生成すると共に(32a)、現在位置を測定して位置情報を生成する(32b)。
また、撮像装置3は、前記生成された画像情報に、前記生成された位置情報を関連付けて記憶し、画像情報データベース(DB)を生成する(33)。
そして、再び所定の条件が満たされると、撮像装置3は、撮影終了情報を受け付け、撮影を停止する(34)。
【0065】
次に、撮影された複数の画像情報の中から所望の画像情報を検索する場合、前記画像情報と位置情報とを関連付けて記憶した位置情報付画像情報を画像編集支援装置1Bへ移動する(35)。画像編集支援装置1Bへの位置情報付画像情報の移動は、第一の実施形態と同様に、たとえばフラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリを介して行う方法の他、シリアルケーブルやUSBケーブルによる有線接続、赤外線や無線電波による無線接続など、任意の方法で行う。
これにより、画像編集支援装置1Aは、撮像装置3から位置情報付画像情報を受け付ける(36)。
次いで、画像編集支援装置1Aは、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける(37)。
ここまでは、第一の実施形態と同様である。
【0066】
そして、画像編集支援装置1Bは、前記キーワード情報を受け付けると、受け付けたキーワード情報を画像検索支援装置5Aへ通信ネットワーク10を介して送信する(38)。
画像検索支援装置5Aは、前記画像編集支援装置1Bから送信されたキーワード情報を受信する(39)。
引き続き画像検索支援装置5Aは、予め(A)で生成した前記関連情報DBを参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(40)。
その後、画像検索支援装置5Aは、特定した位置情報を前記画像編集支援装置1Bへ通信ネットワーク10を介して送信する(41)。
【0067】
画像編集支援装置1Bは、前記画像検索支援装置5Aから送信された位置情報を受信する(42)。
引き続き画像編集支援装置1Bは、前記受信した位置情報に基づいて、前記受け付けた位置情報付画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(43)。
そして、画像編集支援装置1Bは、再び第一の実施形態と同様、前記抽出された画像情報を出力し、再生する(44)。
【0068】
また、出力・再生された画像応報を、編集画像情報として別に記憶しておきたい場合、画像編集支援装置1Bは、前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける(45)。
画像編集支援装置1Bは、前記集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶、編集画像情報データベース(DB)を生成する(46)。
【0069】
以上によっても、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を容易に行うことが可能となる。しかも、通信ネットワーク10を介して接続された画像検索支援装置5Aに関連情報DBを備えているので、関連情報DBの共有化が可能で出ると共に、常に最新の関連情報が記憶された関連情報DBとするように管理することができる。
【0070】
次に、上述の画像編集支援システムにおける画像編集支援装置1Bの動作の一例を、図11を参照して説明する。
図11は、画像編集支援装置1Bのプログラム記憶部に記憶されているプログラムが実行する処理の流れを示したフローチャートである。
まず、画像情報受付部11が、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するための位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S31)。
その結果、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けた場合(Y)は、引き続き、検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S32)。
一方、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し画像情報受付部11が、前記位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S31)。
【0071】
次に、画像情報受付部11が、キーワード情報の入力を受け付けた場合(Y)は、検索キーワード送信部19が、当該キーワード情報を画像検索支援装置5Aへ送信する(S33)。
次いで、位置情報受信部20が、前記検索キーワード送信部19でのキーワード情報の送信に応じて、前記画像検索支援装置5Aにて特定された位置情報を当該画像検索支援装置5Aより受信したか否か判断する(S34)。
その結果、位置情報受信部20が、特定された位置情報を受信した場合(Y)は、引き続き、画像情報検索部14が、前記画像情報受付部11で受け付けた位置情報付画像情報を参照し、特定した当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(S35)。
一方、位置情報受信部20が、特定された位置情報を受信していない場合(N)は、繰り返し検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S32)。
また、画像情報が抽出されると、画像情報出力再生部15が、抽出された画像情報を出力し、再生する(S36)。
【0072】
一方、検索キーワード受付部12が、キーワード情報の入力を受け付けていない場合(N)は、画像情報を検索せず、記憶された順番通りに最初から画像情報を出力し、再生する(S36)。
そして、画像情報出力再生部15によって再生された画像情報は、表示部(図示せず)に表示される(S37)。
引き続き、画像情報の出力・再生中に、編集指示受付部17が、画像情報の編集を指示する再生画像記録要求を受け付けたか否か判断する(S38)。
その結果、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けた場合(Y)は、指示された再生画像情報を、編集画像情報記憶部18に記録する(S39)。
【0073】
その後、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S40)。
一方、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けていない場合(N)は、再生画像情報を記録せず、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S40)。
その結果、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けた場合(Y)は、これにより、画像編集支援装置1Aでの基本的な一連の動作は終了(エンド)する。
一方、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S32)。
【0074】
(第三の実施形態)
また、本発明は上記のようなスタンドアロン型の画像編集支援装置やネットワーク型の画像編集支援装置と画像検索支援装置によって、画像の編集を容易なものとするだけでなく、第三者からの画像情報閲覧希望を受け付けることもできる。
図12は、本発明に係る画像編集支援システムの第三の実施形態として、第三者からの画像情報閲覧希望を受け付けるとした場合における画像編集支援装置の構成を示すブロック図である。
画像編集支援装置5Bは、上記第二の実施形態における画像編集支援装置5Aに代わって、通信ネットワーク10を介して画像編集支援装置1Bと情報の授受を行う。
図12に示すように、画像編集支援装置5Bは、検索キーワード受信部51と、位置情報特定部52と、関連情報記憶部53と、位置情報送信部54と、画像情報受信部55と、画像情報登録部56と、画像情報検索部57と、画像情報出力部58と、閲覧希望要求受付部59と、画像情報開示部60とから構成される。なお、本実施形態においても、上記第二実施形態と同様の構成部分の同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り他の部分も同じであるものとする。
【0075】
画像情報受信部55は、前記画像編集支援装置1Bから送信された画像情報を受信する処理を行う。
画像情報登録部56は、前記画像情報受信部55で受信した画像情報をデータベース化して記憶する。
閲覧希望要求受付部59は、前記画像編集支援装置1Bから受け付け、前記画像情報登録部56に記憶された画像情報の閲覧を希望する要求を、画像情報を検索するためのキーワード情報の入力と共に第三者の通信端末である画像情報閲覧装置7から受け付ける処理を行なう。
画像情報開示部60は、前記閲覧希望要求受付部59での画像閲覧希望要求に応じて、要求のあった画像情報を前記画像情報閲覧装置7に対して通信ネットワーク10を介して開示する処理を行なう。
この際、要求のあった画像情報は、前記位置情報特定部52にて位置情報が特定され、前記画像情報検索部57にて前記画像情報登録部56を参照して、特定された位置情報に応じた画像情報を検索し、前記画像情報出力部58にて前記検索された画像情報を出力し、再生される。
【0076】
次に、図12に示した画像編集支援装置5Bにより実行される画像情報開示方法の一例を、図13に基づき説明する。図13は、以上のように構成された本発明の第三の実施形態において所望の画像情報の閲覧を希望する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
以上のように構成された画像編集支援システムでは、図13に示すように、まず、画像編集支援装置1Bが、撮像装置3より受け付けた位置情報付の画像情報を、登録目的で画像編集検索装置5Bへ送信する(51)。
【0077】
次に、画像編集検索装置5Bが、前記画像編集支援装置1Bから送信された画像情報を受信し、所定の記憶部に登録する(52)。
次いで、画像情報閲覧装置7が、画像情報を検索するためのキーワード情報を入力し、画像編集検索装置5Bに登録されている画像情報の閲覧を希望する画像閲覧希望要求と共に前記画像編集検索装置5Bへ送信する(53)。
画像編集検索装置5Bは、画像情報閲覧装置7から送信された画像閲覧希望要求を受け付ける(54)。
引き続き画像編集検索装置5Bは、予めで生成した前記関連情報DBを参照し、画像閲覧希望要求と共に送信されたキーワード情報に応じた位置情報を特定する(55)。
また、画像検索支援装置5Bは、特定した位置情報に基づいて、前記受け付けた位置情報付画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(56)。
そして、画像編集検索装置5Bは、前記抽出された画像情報を前記画像情報閲覧装置7に対して出力し、開示する(44)。
これにより、前記画像情報閲覧装置7では、所望の被写体が撮影されている画像情報を閲覧することができる。
【0078】
次に、上述の画像編集支援システムにおける画像編集検索装置5Bの動作の一例を、図14を参照して説明する。画像編集検索装置5Bのプログラム記憶部に記憶されているプログラムが実行する処理の流れを示したフローチャートである。
まず、画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S51)。
その結果、前記画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けた場合(Y)は、受け付けた位置情報付画像情報を画像情報登録部56に登録する(S52)。
一方、前記画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けていない場合(N)は、閲覧希望要求受付部59が、前記画像情報登録部56に記憶された画像情報の閲覧を希望する画像閲覧希望要求を受け付けか否か判断する(S53)。
【0079】
その結果、前記閲覧希望要求受付部59が、画像閲覧希望要求を受け付けた場合(Y)は、引き続き当該画像閲覧希望要求に、所望の画像情報を検索するためのキーワード情報が含まれているか否か判断する(S54)。
一方、前記閲覧希望要求受付部59が、画像閲覧希望要求を受け付けていない場合(N)は、繰り返し画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S51)。
そして、画像閲覧希望要求と共に所望の画像情報を検索するためのキーワード情報を受け付けている場合(Y)は、位置情報特定部53が、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(S55)。位置情報の特定は、位置情報特定部53が、予め関連情報記憶部53に記憶された関連情報DBを参照することにより行われる。
【0080】
当該キーワード情報に応じた位置情報が特定されると、引き続き、画像情報検索部57が、前記画像情報受信部55で受信し、画像情報登録部56に登録された位置情報付画像情報を参照し、特定した当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(S56)。
また、画像情報が抽出されると、画像情報出力部58が、抽出された画像情報を出力し、画像情報開示部60が、前記画像情報閲覧装置7に対して出力された画像情報を、開示する(S57)。これにより、画像編集検索装置5Bでの基本的な一連の動作は終了(エンド)する。
一方、画像閲覧希望要求と共に所望の画像情報を検索するためのキーワード情報を受け付けていない場合(N)は、そのまま終了する。
【0081】
これにより、第三者からの画像情報閲覧希望を、画像情報を検索するためのキーワード情報の入力と共に受け付け、当該キーワード情報から位置情報を特定し、特定した位置情報から所望の画像データを検索することで、画像情報が整理されていなくとも、要求された画像情報を容易に検索して、広く開示することが出来る。
また、第三の実施形態によれば、撮像装置に通信機能を持たせ、画像編集検索装置5Bと通信ネットワークを介して情報の授受が可能なものとすれば、直接、撮像装置と画像編集検索装置5Bとの組み合わせによって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を容易に行うことが可能なものとなる。したがって、撮影された画像情報を直ちに画像編集検索装置5Bへ登録し、親や親戚、友人・知人に画像情報の開示要求を行ってもらうことによって、リアルタイムで画像情報を共有することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明に係る画像編集支援システムの第一の実施形態の構成を示す概略図である。
【図2】上記第一の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】上記第一の実施形態において所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
【図4】本発明に係る画像編集支援システムが備える画像情報データベース構造の一例である。
【図5】本発明に係る画像編集支援システムが備える関連情報データベース構造の一例である。
【図6】本発明に係る画像編集支援システムが備える画像情報データベース構造の一例である。
【図7】上記第一の実施形態に係るシステムにおける画像編集支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像編集支援システムの第二の実施形態の構成を示す概略図である。
【図9】上記第二の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図10】上記第二の実施形態において所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
【図11】上記第二の実施形態に係るシステムにおける画像編集支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像編集支援システムの第三の実施形態に係る画像検索支援装置の構成を示すブロック図である。
【図13】上記第三の実施形態において所望の画像情報の閲覧を希望する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
【図14】上記第三の実施形態に係るシステムにおける画像検索支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0083】
1A,1B・・・画像編集支援装置、3・・・撮像装置、5A,5B・・・画像検索支援装置、10・・・通信ネットワーク、11・・・画像情報受付部、12・・・検索キーワード受付部、13・・・位置情報特定部、14・・・画像情報検索部、15・・・画像情報出力再生部、16・・・関連情報記憶部、17・・・編集指示受付部、18・・・編集画像情報記憶部、19・・・検索キーワード送信部、20・・・位置情報受信部、21・・・画像情報送信部、31・・・撮像部、32・・・測位部、33・・・計時部、34・・・音声認識部、35・・・画像情報記憶部、36・・・音声情報記憶部、37・・・撮影開始情報認識部、51・・・検索キーワード受信部、52・・・位置情報特定部、53・・・関連情報記憶部、54・・・位置情報送信部、55・・・画像情報受信部、56・・・画像情報登録部、57・・・画像情報検索部、58・・・画像情報出力再生部、59・・・閲覧希望要求受付部、60・・・画像情報開示部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば旅行の様子や風景を思い出として撮影した複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する画像編集支援システムとその装置、方法、及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、社会での人間関係の希薄化は、親子や家族関係にまで及んでいる。それ故、親の側でも、子の側でも、相手との触れ合いやコミュニケーションの仕方・スキルを知らない場合、対話が成立せず、親と子の断絶につながる虞がある。
対話を成立させる手段の一つとして、全員に共通する話題を提供する方法がある。全員がその話題に参加できれば、親子や家族の触れ合いやコミュニケーションのチャンスも広がり、絆も深まる。たとえば雅俗旅行は、話題作りには絶好の機会となる。特に、思い出となる旅行の様子や風景を、映像や音声(以下、単に「画像データ」という。)で保存しておけば、いつまでも話題提供の材料と成り得る。
【0003】
しかしながら上記画像データは、一般的に、通し番号などでファイル名を付けるといった手法によって管理されているため、後日画像再生を行うときにファイル名からどのような画像が記録されているのか解り辛い。したがって、折角、コミュニケーションのきっかけとなる旅行の様子や風景を画像データとして保存しても、所望のファイルを探し出すのに手間取ってしまう非常に煩わしいものであっては、コミュニケーションのチャンスを逸してしまいかねない。
【0004】
そこで、画像データの管理が簡単で、かつユーザにとって直感的に扱い易くしたものとして、測位手段で生成される撮像位置を表わす該測位情報から地名もしくは施設名を特定するデータベース手段を設け、被写体を撮影して生成した画像データを画像データファイルとしてメモリ手段に格納する際、該画像データファイルに該データベース手段で特定された地名もしくは施設名などをファイル名として付加して該メモリ手段に格納して管理し、撮影画像の閲覧を行う際、かかるファイル名を手がかりに所望の画像データファイルを簡単に検索することができるようにした手段が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
ところが、上記手段の場合、測位手段で生成される撮像位置を表わす該測位情報から地名もしくは施設名を特定するデータベース手段で特定された地名もしくは施設名などをファイル名とするため、同一場所もしくは施設内で撮影された画像データは同一のファイル名となってしまう。しかも、旅行のように多くの地域や施設にて撮影を行う場合、何があったか印象深い光景は覚えていても、地名や施設名などは正確に把握できない。
また、地名もしくは施設名に代わって、撮影対象名を撮影場所名の一つとしてファイル名に用いた場合であっても、同じ場所である以上、画像データは同一のファイル名となってしまう。すなわち、たとえば「A野球場」という施設名に代わって「第○回全国高校野球選手権大会」という撮影対象名をファイル名として付加するようにした場合であっても、A野球場の入り口付近で球場全体の風景を撮影した画像や、A野球場へ入る選手達の表情を撮影した画像、A野球場のスタンドでの応援風景を撮影した画像、A野球場のグラウンドでの試合状況を撮影した画像、などA野球場という同じ場所で撮影されたものであれば、何れであっても「A野球場」や「第○回全国高校野球選手権大会」という同一のファイル名となってしまう。
したがって、ファイル名を唯一の手掛かりとしては、所望の画像データファイルを簡単に検索することができない虞がある。
【特許文献1】特開2005−86265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、しかも、同じ場所で撮影されたものであっても、地名や施設名、もしくは撮影対象名に関わらず、容易に所望の画像データを見つけ出して、当該画像情報の再生・編集を支援することが出来る画像編集支援システムとその装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に記載の画像編集支援システムは、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援するシステムであって、被写体を撮影して画像情報を生成する撮像手段と、現在位置を測定して位置情報を生成する測位手段と、前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶する画像情報記憶手段と、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報記憶手段を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、を少なくとも有して構成されることを特徴とする。
この際、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報とは、上記何れの画像編集支援システムの場合も、撮影した場所や施設の名称に限らず、撮影した場所を含む広域地域名や、近隣の市区町村名、観光名所、道路名、名物、特産といった、撮影内容を示す被写体とは直接関係無くとも撮影場所に関係する情報をいう。また、関連情報記憶手段とは、所定の地点(場所)の緯度・経度に応じた位置情報と、当該所定の地点(場所)に関連する前記キーワード情報とを関連付けて記憶する情報検索テーブルである。
【0008】
本発明の請求項2に記載の画像編集支援システムは、請求項1において、前記撮像手段は車両に設置されるものであり、少なくとも進行方向と当該車両の運転者を含めた搭乗者が乗車している方向の両方を交互に又は同時に撮影可能とするものであることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3に記載の画像編集支援システム、請求項2において、予め設定された所定の条件が満たされたことを感知する感知手段をさらに有し、前記撮像手段は、前記感知手段が所定の条件を感知したことに応じて自動的に撮影を開始及び/又は終了することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項4に記載の画像編集支援システムは、請求項1から3のいずれかにおいて、前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける編集指示受付手段と、前記編集指示手段での編集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶する編集画像情報記憶手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項5に記載の画像編集支援システムは、請求項1から4のいずれかにおいて、前記画像情報の閲覧を希望する要求を受け付ける閲覧希望要求受付手段と、前記閲覧希望要求受付手段で受け付けた閲覧希望要求に該当する画像情報を開示する画像情報開示手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項6に記載の第一の装置は、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置であって、前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、を少なくとも有することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項7に記載の第二の装置は、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置であって、前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する前記第三の装置へ送信する検索キーワード送信手段と、前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に応じて特定した位置情報を前記第三の装置から受信する位置情報受信手段と、前記受信した位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、を少なくとも有することを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項8に記載の画像編集支援方法は、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する方法であって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、撮像手段が、被写体を撮影して画像情報を生成するステップと、測位手段が、現在位置を測定して位置情報を生成するステップと、画像情報記憶手段が、前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶するステップと、検索キーワード受付手段が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けるステップと、位置情報特定手段が、前記検索キーワード受付手段でのキーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定するステップと、画像情報検索手段が、前記位置情報特定手段で特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出するステップと、画像情報出力再生手段が、前記画像情報検索手段で抽出された画像情報を出力し再生するステップと、を少なくとも有することを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項9に記載のコンピュータプログラムは、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに対して、前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理と、前記特定された位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、を実行させることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項10に記載のコンピュータプログラムは、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに対して、前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理を行う前記第三の装置へ送信する処理と、前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に基づいて特定された位置情報を前記第三の装置から受信する処理と、前記受信した位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、予め、位置情報から特定される場所に関連する少なくとも1以上のキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を備え、該関連情報記憶手段を画像の編集時に利用するものであるから、所望の被写体が撮影されている画像データの正確なファイル名を忘れてしまっても、撮影場所に関係する広域地域名や、近隣の観光名所、道路名、名物、特産といったキーワードを手掛かりとすることで、前記関連情報記憶手段から当該キーワードに応じた位置情報を特定し、さらに該位置情報を基づいて画像情報を検索することで、所望の画像データを検索することができることとなる。しかも、検索のためのキーワードは、撮影した場所や施設の名称に限らず、撮影内容を示す被写体とは直接関係無くとも撮影した場所を含む地域に関係していれば良いので、極めて曖昧な記憶に基づくキーワードでも所望の画像データを容易に検索することが出来る。
したがって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を容易に検索し、当該画像情報の再生・編集によってコミュニケーションを効果的に成立させる一助とすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像編集支援システムの実施形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係る画像編集支援システムの第一の実施形態の構成を示す概略図であり、図2は、その構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態で用いる管理システムは、被写体Pを撮影して画像情報を取得する撮像装置3と、当該撮像装置3から画像情報を受け取り、検索キーワードに基づいて複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第一の装置としての画像編集支援装置1Aとから構成される。
撮像装置3は、図2に示すように、たとえば撮像部31と、測位部32と、画像情報記憶部33と、計時部34と、音声認識部35と、音声情報記憶部36とから構成され、必要に応じて、さらに撮影開始情報認識部37を有する。
【0019】
撮像部31は、被写体を撮影して画像情報を生成する処理を行う。撮像部31は、たとえばレンズを介してCCD(Charge
Coupled Device)等の撮像素子によって得られる画像情報を生成・出力するカメラをいう。また、撮像部31は、後述する撮影開始情報認識部37からの撮影開始情報の受付に応じて、被写体の撮影を自動的に開始及び/又は終了する。
【0020】
測位部32は、撮影時の現在位置を測定し、位置情報を生成する処理を行う。測位部32は、たとえばGPS受信機を内蔵し、GPS衛星から測位信号を受信する機能と、撮影時に前記GPS受信機によって受信された高精度な測位信号に基づいて現在位置を検出する機能を備えたナビゲーションシステムをいう。GPS測位の原理は、GPS受信機により複数のGPS衛星から高精度の時刻信号を含む測位信号を受信し、測位信号から求めた各衛星からの疑似距離と各衛星の3次元位置座標とから3次元測量で逆算することにより、機器の地上位置座標を求めるといったものである。このGPS受信機は、GPS受信アンテナ、RF受信回路、測位演算回路、などから構成される。
【0021】
画像情報記憶部33は、前記撮像部31で生成された画像情報に前記測位部32で生成された位置情報を関連付けて記憶する。また、画像情報記憶部33は、前記撮像部31で生成された画像情報に後述する計時部34で計時した時刻情報を関連付けて記憶する。
したがって、画像情報記憶部33に記憶されている情報は、たとえば、画像ファイル名をインデックスとして当該画像ファイルに対して規定された位置情報や、後述する計時部34で生成された撮影時刻情報などを1レコードとするデータベースを構成している。また、画像情報は、所定の圧縮方式で圧縮されて格納される。
【0022】
計時部34は、時間を計時するクロック手段であり、撮影時の現在時刻を測定して撮影時刻情報を生成する処理を行う。
【0023】
音声認識部35は、前記撮像部31での被写体の撮影時の音声を認識し、周辺や撮影者等の声などの音声を入力し、音声情報を生成する処理を行う。 音声認識部35としては、いわゆるマイクが挙げられる。
【0024】
音声情報記憶部36は、前記音声認識部35で受け付けた音声情報を、前記撮像部31で撮影した画像情報と同期して記憶する。
【0025】
撮影開始情報認識部37は、前記撮像部31が自動的に撮影を開始及び/又は終了するために、予め設定された所定の条件が満たされたことを感知する処理を行う。予め設定された所定の条件とは、たとえば、撮像を開始及び/又は終了するためスイッチが押下されたことを感知したことは勿論のこと、タイマーに設定された時刻・時間に達した時・GPSからの信号により設定された場所に達した時・車両のエンジンを始動又は停止した時・車両のドアを開閉した時、会話の音声を認識した時、車両の走行速度が一定以上の値に達した時、などをいう。したがって、前記撮像部31は、前記感知手段としての撮影開始情報認識部37が、所定の条件を感知したことに応じて被写体の撮影を自動的に開始及び/又は終了する。
【0026】
以上のような構成の撮像装置3としては、たとえばGPS内蔵デジタルビデオカメラが挙げられ、本実施形態における撮像装置3には、前記各構成部の他に、操作部、表示部(LCD)、システム制御部、ROMなどのカメラとしての基本構成部品が設けられている。ROMには、ナビゲーション装置を動作させるためのプログラムや各種データが記憶されている。また、この撮像装置3には、たとえばフラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリとそのI/Oインタフェース、画像編集支援装置1等の外部機器との間のデータ通信を行うための通信部とそのI/Oインタフェースなどが設けられている。
また、撮像装置3は、上記の例に限られず、被写体を撮影して記憶することが可能な端末、たとえばカメラ付携帯電話機などを含む電子機器であっても良い。
【0027】
さらに、撮像装置3は、携帯して使用できることは勿論のこと、自動車や自動二輪車等の車両に搭載して使用することも可能なものであり、車両に設置した場合、少なくとも進行方向と当該車両の運転者を含めた搭乗者が乗車している方向の両方を交互に又は同時に撮影可能とするものすると望ましい。これにより、撮影者が除かれること無く全員が含まれた車内の光景が撮影されると共に、車外の風景も撮影され、撮影者が話題に参加できないといったことをなくし、コミュニケーションのチャンスを広げることができるものとなる。
このような撮像装置3の撮像部31としては、魚眼レンズ及びCCDが挙げられる。これにより、単一の撮像部31によって車内のほぼ全域を撮像することができ、多数の撮像部を設ける必要がなくなる。そして、車両に設置した場合の撮像装置3の電源は、たとえばルームランプ用の電源や、アクセサリ用の電源と共用させても良い。なお、魚眼レンズに映し出された像(曲面像)は、光学フィルタ及び光学レンズを介してCCDに取り込まれる。
また、撮像装置3の撮像部31は、上記魚眼レンズを用いたものに限らず、撮影方向を制御する機構が設けられ、たとえば360°の回転が可能であり、かつ0〜90°の仰角の制御が可能であるものとしても良い。
【0028】
次に、画像編集支援装置1Aは、画像編集支援プログラム(ソフトウェア)を実行することで画像編集装置として機能することができるものであって、たとえば具体的に編集者等が日常使用しているパーソナルコンピュータが挙げられる。
本画像編集支援装置1Aは、本実施形態の場合スタンドアロン型であり、図2に示すように、たとえば画像情報受付部11と、検索キーワード受付部12と、位置情報特定部13と、画像情報検索部14と、画像情報出力再生部15と、関連情報記憶部16とから構成され、必要に応じて、さらに編集指示受付部17と、編集画像情報記憶部18を有する。
【0029】
また、画像編集支援装置1Aは、図示しないが、CPU(中央処理装置)とプログラム記憶部、及び操作部、表示部を有する。CPUは、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本画像編集支援装置1の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、当該画像編集支援装置1Aが使用する各種プログラムを記憶している。RAMは、画像情報記憶部33に記憶された複数の画像情報を受け付ける処理などを施す際に、バッファメモリとして機能するようにしても良い。
【0030】
操作部は、使用者等が要求する出力情報の条件を指定するものである。具体的には使用者等が操作するキーボード、マウスその他の入力系デバイスがこれに相当する。操作部によって指定した条件により、画像編集支援装置1Aに保存されている画像情報が読み出され、表示部に画像情報を表示する。
表示部は、指定された上記画像情報を表示する処理を行なう。具体的にはディスプレイ装置がこれに相当する。
【0031】
画像情報受付部11は、撮像装置3で撮影され、画像情報記憶部33に記憶された複数の画像情報を受け付ける処理を行う。撮像装置3から画像情報を受け付けるための手段としては、上記フラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリを介して行う方法の他、シリアルケーブルやUSBケーブルによる有線接続、赤外線や無線電波による無線接続などの方法があり、その受け付け(接続)形態については特に限定されるものではない。
【0032】
検索キーワード受付部12は、画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理を行う。キーワード情報としては、撮影した場所や施設の名称に限らず、撮影した場所を含む広域地域名や、近隣の市町村名、観光名所、道路名、名物、特産といった、撮影内容を示す被写体とは直接関係無くとも撮影場所に関係する情報であれば良い。また、検索キーワード受付部12は、キーワード情報として計時情報の入力を受け付ける処理を行う。
【0033】
位置情報特定部13は、前記検索キーワード受付部12で受け付けたキーワード情報に基づいて後述する関連情報記憶部16を参照し、当該キーワード情報を、地点(場所)または関連キーワード情報として含む位置情報を検索し、特定する処理を行う。
【0034】
画像情報検索部14は、前記位置情報特定部13で特定された位置情報に基づいて、前記画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報を参照し、画像情報に含まれる位置情報の中に当該位置情報と同じもしくは近似する位置情報を関連付けて記憶する画像情報を、所望の被写体が撮影されている画像情報として検索し、抽出する処理を行う。
また、画像情報検索部15は、前記検索キーワード受付部12での計時情報の受け付けに応じて前記画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報に含まれる撮影時刻情報を参照し、当該計時情報と関連付けて記憶された画像情報を、所望の被写体が撮影されている画像情報として検索し、抽出する処理を行う。
【0035】
画像情報出力再生部15は、前記画像情報検索部14で検索された画像情報を再生可能に出力し、図示しない表示部に表示する処理を行う。
【0036】
関連情報記憶部16は、予め、所定の地点(場所)の緯度・経度に応じた位置情報と、当該所定の地点(場所)に関連する少なくとも1以上のキーワード情報とを関連付けて記憶する。関連情報記憶部16に含まれる位置情報を有する所定の地点(場所)は、たとえば各市区町村役場の所在地や、鉄道の駅の所在地、交差点、電柱設置場所などが挙げられる。もちろん、後から任意の場所の位置情報を測定し、適宜追加するようにしても良い。
当該関連情報記憶部16に登録されるキーワード情報は、たとえば、所定の地点(場所)を含む広域地域名や近隣市区町村名、観光名所、道路名、名物、特産といった、記憶や印象に残り易いものをいう。また、上記キーワード情報は、たとえば雑誌や、インターネットのホームページから、位置情報を有する所定の地点(場所)を最寄駅や目印としてうたっている項目を採用するようにしても良い。
【0037】
編集指示受付部17は、前記画像情報出力再生部15で再生された画像情報の編集を指示する編集指示情報を受け付ける処理を行う。編集指示受付部17は、前記編集指示情報を受け付けると、その情報を後述する編集画像情報記憶部18へ送る。
【0038】
編集画像情報記憶部18は、前記編集指示受付部17での編集指示情報の受け付けに応じて、指示された画像情報を記憶する。
【0039】
なお、本実施形態における前記各データベースは、画像編集支援装置1に搭載されたハードディスクなどの外部記憶装置上に実現される。
【0040】
次に、図1及び図2に示した画像編集支援システムにより実行される方法の一例を、家族揃って自動車で旅行する場合として、図3に基づき説明する。図3は、以上のように構成された本発明の実施の形態に係る画像編集支援システムにおいて、所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
以上のように構成された画像編集支援システムでは、図3に示すように、まず、画像編集支援装置1Aが、予め位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を、当該位置情報と関連付けて記憶し、関連情報データベース(DB)を生成する(A)。関連情報DBとしては、たとえば図5にその一例を示すことができる。図5において、関連情報DB110は、地点、緯度・経度により規定される位置情報、及び関連キーワード情報などによって構成されている。作成された関連情報DB110は、関連情報記憶部16に記憶される。
【0041】
次に、撮像装置3を自動車に搭載し、所定の条件で自動的に撮像装置3による撮影が開始・停止するように設定しておく。本実施形態の場合、自動車にはナビゲーションシステムが搭載され、撮像装置3は前記ナビゲーションシステムと接続される。
また、本実施形態の場合、撮影が自動的に開始・停止する所定の条件として、たとえば、GPSからの信号によって設定された場所に自動車が達した時に撮影開始情報を感知するように、前記ナビゲーションシステムを利用して撮影開始地点、及び撮影終了地点を予め設定しておく。なお、本発明においては、撮影が自動的に開始・停止する所定の条件を設定せず、手動で撮影を行っても良い。
【0042】
そして、自動車が走行し、所定の条件が満たされると、撮像装置3が、撮影開始情報を受け付ける(11)。
撮像装置3は、撮影開始情報を受け付けると、被写体を撮影して画像情報を生成すると共に(12a)、現在位置を測定して位置情報を生成する(12b)。
また、撮像装置3は、前記生成された画像情報に、前記生成された位置情報を関連付けて記憶し、画像情報データベース(DB)を生成する(13)。画像情報DBとしては、たとえば図4にその一例を示すことができる。図4において、画像情報DB100は、連続した画像ファイル名、緯度・経度により規定される位置情報、及び撮影時刻情報などによって構成されている。作成された画像情報DB100は、画像情報記憶部35に記憶される。
そして、再び所定の条件が満たされると、撮像装置3は、撮影終了情報を受け付け、撮影を停止する(14)。
【0043】
次に、撮影された複数の画像情報の中から所望の画像情報を検索する場合、前記画像情報と位置情報とを関連付けて記憶した位置情報付画像情報を画像編集支援装置1Aへ移動する(15)。画像編集支援装置1Aへの位置情報付画像情報の移動は、たとえばフラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリを介して行う方法の他、シリアルケーブルやUSBケーブルによる有線接続、赤外線や無線電波による無線接続など、任意の方法で行う。
これにより、画像編集支援装置1Aは、撮像装置3から位置情報付画像情報を受け付ける(16)。
【0044】
次いで、画像編集支援装置1Aは、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける(17)。
画像編集支援装置1Aは、前記キーワード情報を受け付けると、予め(A)で生成した前記関連情報DB110を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(18)。位置情報の特定は、たとえば、検索のためのキーワードとして「会津」と入力されたとすると、関連情報DB110を参照し、関連キーワード情報として「会津」を有する若松の位置情報「N37度29分18秒,E139度54分36秒」が検索されることにより達成される。
【0045】
引き続き画像編集支援装置1Aは、前記特定された位置情報に基づいて、前記受け付けた位置情報付画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(19)。所望の画像情報抽出は、たとえば先程特定された位置情報「N37度29分18秒,E139度54分36秒」に基づいて画像情報DB100を参照し、前記位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像ファイル名AA00014からAA00026までの画像情報が検索されることにより達成される。
そして、画像編集支援装置1Aは、前記抽出された画像情報を出力し、再生する(20)。
【0046】
また、出力・再生された画像応報を、編集画像情報として別に記憶しておきたい場合、画像編集支援装置1Aは、前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける(21)。
画像編集支援装置1Aは、前記集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶、編集画像情報データベース(DB)を生成する(22)。編集画像情報DBとしては、たとえば図6にその一例を示すことができる。図6において、画像情報DB120は、緯度・経度により規定される位置情報、及び関連キーワード情報などによって構成されている。作成された編集画像情報DB120は、編集画像情報記憶部18に記憶される。
画像情報の編集は、先程再生された画像ファイル名AA00014からAA00026までの画像情報のうち、たとえば、所望の画像ファイル名としてAA00014、AA00015、AA00019、及びAA00025を選択することで達成される。
【0047】
そして、同様にして、「大宮」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00001を抽出し、編集を指示する。また、「宇都宮」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00002を抽出し、編集を指示する。また、「鬼怒川」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00003を抽出し、編集を指示する。また、「万古焼」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00005を抽出し、編集を指示する。さらに、「野口英世」をキーワードとして特定した位置情報から画像ファイル名AA00012を抽出し、編集を指示する。
【0048】
以上によって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を容易に行うことが可能となり、たとえば、図6に示すように編集された編集画像情報データベース(DB)を生成し、編集画像情報記憶部18に記憶することができる。
【0049】
次に、上述の画像編集支援システムにおける画像編集支援装置1Aの動作の一例を、図7を参照して説明する。
図7は、画像編集支援装置1Aのプログラム記憶部に記憶されているプログラムが実行する処理の流れを示したフローチャートである。
まず、画像情報受付部11が、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するための位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S11)。
その結果、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けた場合(Y)は、引き続き、検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S12)。
一方、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し画像情報受付部11が、前記位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S11)。
【0050】
次に、画像情報受付部11が、キーワード情報の入力を受け付けた場合(Y)は、位置情報特定部13が、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(S13)。位置情報の特定は、位置情報特定部13が、予め関連情報記憶部16に記憶された関連情報DBを参照することにより行われる。関連情報DBは、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する。
当該キーワード情報に応じた位置情報が特定されると、引き続き、画像情報検索部14が、前記画像情報受付部11で受け付けた位置情報付画像情報を参照し、特定した当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(S14)。
また、画像情報が抽出されると、画像情報出力再生部15が、抽出された画像情報を出力し、再生する(S15)。
【0051】
一方、検索キーワード受付部12が、キーワード情報の入力を受け付けていない場合(N)は、画像情報を検索せず、記憶された順番通りに最初から画像情報を出力し、再生する(S15)。
そして、画像情報出力再生部15によって再生された画像情報は、表示部(図示せず)に表示される(S16)。
引き続き、画像情報の出力・再生中に、編集指示受付部17が、画像情報の編集を指示する再生画像記録要求を受け付けたか否か判断する(S17)。
その結果、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けた場合(Y)は、指示された再生画像情報を、編集画像情報記憶部18に記録する(S18)。
【0052】
その後、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S19)。
一方、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けていない場合(N)は、再生画像情報を記録せず、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S19)。
その結果、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けた場合(Y)は、これにより、画像編集支援装置1Aでの基本的な一連の動作は終了(エンド)する。
一方、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S12)。
【0053】
以上により本発明は、正確なファイル名を忘れてしまった場合でも、撮影内容を示す被写体とは直接関係は無いが、撮影した場所に関連する広域地域名や、近隣の観光名所、道路名、名物、特産といった、関連キーワード情報を手掛かりとすることで、位置情報を特定し、特定した位置情報から所望の画像データを容易に検索することが出来る。
【0054】
また、本発明では、前記実施形態に加え、前記音声情報記憶部36に記憶され、前記撮像部31で撮影された画像情報と共に画像情報受付部11で受け付けられた音声情報付画像情報に含まれる音声情報を分化し、音声キーワード情報を生成する処理を行なう音声キーワード情報生成部や、前記音声キーワード情報生成部で生成された音声キーワード情報を、前記撮像部31で生成された画像情報を記憶する関連情報記憶部16に関連付けて登録する音声キーワード情報記憶部を設け、画像情報検索部15が、前記検索キーワード受付部12でのキーワード情報の受け付けに応じ、前記関連情報記憶部16に代えてもしくは前記関連情報記憶部16と共に、前記音声キーワード情報記憶部を参照し、当該キーワード情報に応じた画像情報を特定する処理をさらに行なうようにしても良い。
【0055】
さらに、本発明では、前記関連情報記憶部16に記憶されたキーワード情報に関連する付加キーワード情報を、前記位置情報から特定される場所を示す場所特定情報と共に受け付ける処理を行なう付加キーワード情報受付部や、前記付加キーワード情報受付部で受け付けた付加キーワード情報を、前記場所特定情報に基づいて前記関連情報記憶部16に登録する処理を行なう付加キーワード登録部を設け、逐次所望のキーワード情報を追加可能なようにしても良い。
【0056】
(第二の実施形態)
また、本発明は上記のようなスタンドアロン型の画像編集支援装置を構成とした実施形態に限らず、通信ネットワークを介して接続されたネットワーク型の画像編集支援装置と画像検索支援装置とで構成されたものとすることもできる。通信ネットワークの例としては、インターネットやLANなどのコンピュータ通信網がある。
図8は、本発明に係る画像編集支援システムの第二の実施形態の構成を示す概略図であり、図9は、その構成を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施の形態で用いる画像編集支援システムは、被写体Pを撮影して画像情報を取得する撮像装置3と、当該撮像装置3から画像情報を受け取り、検索キーワードに基づいて複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する、いわゆるサーバとしての画像編集支援装置1Bと、画像編集支援装置1Bから検索キーワード情報を受け付け、当該検索キーワード情報に応じた画像情報を検索するための位置情報を特定する画像検索支援装置5Aとから構成される。
撮像装置3は、図9に示すように、たとえば撮像部31と、測位部32と、画像情報記憶部33と、計時部34と、音声認識部35と、音声情報記憶部36とから構成され、必要に応じて、さらに撮影開始情報認識部37を有する。
なお、第二の実施形態においては、上記第一実施形態と同様の構成部分の同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り他の部分も同じであるものとする。
【0057】
次に、画像編集支援装置1Bは、図9に示すように、たとえば画像情報受付部11と、検索キーワード受付部12と、画像情報検索部14と、画像情報出力再生部15と、検索キーワード送信部19と、位置情報受信部20と、画像情報送信部21とから構成され、必要に応じて、さらに編集指示受付部17と、編集画像情報記憶部18を有する。
【0058】
検索キーワード送信部19は、前記検索キーワード受付部12で受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する画像検索支援装置5Aへ通信ネットワーク10を介して送信する処理を行う。
【0059】
位置情報受信部20は、前記検索キーワード送信部19でのキーワード情報の送信に応じて前記画像検索支援装置5Aにて特定され、当該画像検索支援装置5Aより送信された位置情報を、通信ネットワーク10を介して受信する処理を行う。
【0060】
画像情報送信部21は、前記画像情報受付部11で受け付けた画像情報、もしくは前記編集画像情報記憶部18に記録された編集画像情報を前記画像検索支援装置5Aへ登録するため、画像検索支援装置5Aへ通信ネットワーク10を介して送信する処理を行う。
【0061】
また、画像検索支援装置5Aは、検索キーワード受信部51と、位置情報特定部52と、関連情報記憶部53と、位置情報送信部54とから構成される。
検索キーワード受信部51は、前記画像編集支援装置1Bから送信されたキーワード情報を、通信ネットワーク10を介して受信する処理を行う。前記キーワード情報は、前記画像編集支援装置1Bが所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するための情報である。
位置情報特定部52は、第一の実施形態における画像編集支援装置1Aに備えられた位置情報特定部13と同様に、受け付けたキーワード情報に基づいて関連情報記憶部を参照し、当該キーワード情報を、地点(場所)または関連キーワード情報として含む位置情報を検索し、特定する処理を行う。
関連情報記憶部53もまた、第一の実施形態における画像編集支援装置1Aに備えられた関連情報記憶部16と同様に、予め、所定の地点(場所)の緯度・経度に応じた位置情報と、当該所定の地点(場所)に関連する少なくとも1以上のキーワード情報とを関連付けて記憶する。
【0062】
位置情報送信部54は、前記位置情報特定部52で特定した位置情報を、前記画像編集支援装置1Bへ通信ネットワーク10を介して送信する処理を行う。
したがって、前記画像編集支援装置1Bは、画像検索支援装置5Aより通信ネットワーク10を介して送信された当該位置情報を位置情報受信部20で受け付け、画像情報検索部14において、当該位置情報に基づいて、前記画像情報受付部11で受け付けた複数の画像情報を参照し、画像情報に含まれる位置情報の中に当該位置情報と同じもしくは近似する位置情報を関連付けて記憶する画像情報を、所望の被写体が撮影されている画像情報として検索し、抽出する処理を行うこととなる。
【0063】
次に、図8及び図9に示した画像編集支援システムにより実行される方法の一例を、図10に基づき説明する。図3は、以上のように構成された本発明の第二の実施の形態に係る画像編集支援システムにおいて、所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
以上のように構成された画像編集支援システムでは、図10に示すように、まず、画像編集検索装置5Aが、予め位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を、当該位置情報と関連付けて記憶し、関連情報データベース(DB)を生成する(A)。
【0064】
次に、撮像装置3を自動車に搭載し、所定の条件で自動的に撮像装置3による撮影が開始・停止するように設定しておく。
そして、自動車が走行し、所定の条件が満たされると、撮像装置3が、撮影開始情報を受け付ける(31)。
撮像装置3は、撮影開始情報を受け付けると、被写体を撮影して画像情報を生成すると共に(32a)、現在位置を測定して位置情報を生成する(32b)。
また、撮像装置3は、前記生成された画像情報に、前記生成された位置情報を関連付けて記憶し、画像情報データベース(DB)を生成する(33)。
そして、再び所定の条件が満たされると、撮像装置3は、撮影終了情報を受け付け、撮影を停止する(34)。
【0065】
次に、撮影された複数の画像情報の中から所望の画像情報を検索する場合、前記画像情報と位置情報とを関連付けて記憶した位置情報付画像情報を画像編集支援装置1Bへ移動する(35)。画像編集支援装置1Bへの位置情報付画像情報の移動は、第一の実施形態と同様に、たとえばフラッシュメモリカードなどの着脱式の外部メモリを介して行う方法の他、シリアルケーブルやUSBケーブルによる有線接続、赤外線や無線電波による無線接続など、任意の方法で行う。
これにより、画像編集支援装置1Aは、撮像装置3から位置情報付画像情報を受け付ける(36)。
次いで、画像編集支援装置1Aは、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける(37)。
ここまでは、第一の実施形態と同様である。
【0066】
そして、画像編集支援装置1Bは、前記キーワード情報を受け付けると、受け付けたキーワード情報を画像検索支援装置5Aへ通信ネットワーク10を介して送信する(38)。
画像検索支援装置5Aは、前記画像編集支援装置1Bから送信されたキーワード情報を受信する(39)。
引き続き画像検索支援装置5Aは、予め(A)で生成した前記関連情報DBを参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(40)。
その後、画像検索支援装置5Aは、特定した位置情報を前記画像編集支援装置1Bへ通信ネットワーク10を介して送信する(41)。
【0067】
画像編集支援装置1Bは、前記画像検索支援装置5Aから送信された位置情報を受信する(42)。
引き続き画像編集支援装置1Bは、前記受信した位置情報に基づいて、前記受け付けた位置情報付画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(43)。
そして、画像編集支援装置1Bは、再び第一の実施形態と同様、前記抽出された画像情報を出力し、再生する(44)。
【0068】
また、出力・再生された画像応報を、編集画像情報として別に記憶しておきたい場合、画像編集支援装置1Bは、前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける(45)。
画像編集支援装置1Bは、前記集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶、編集画像情報データベース(DB)を生成する(46)。
【0069】
以上によっても、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を容易に行うことが可能となる。しかも、通信ネットワーク10を介して接続された画像検索支援装置5Aに関連情報DBを備えているので、関連情報DBの共有化が可能で出ると共に、常に最新の関連情報が記憶された関連情報DBとするように管理することができる。
【0070】
次に、上述の画像編集支援システムにおける画像編集支援装置1Bの動作の一例を、図11を参照して説明する。
図11は、画像編集支援装置1Bのプログラム記憶部に記憶されているプログラムが実行する処理の流れを示したフローチャートである。
まず、画像情報受付部11が、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するための位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S31)。
その結果、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けた場合(Y)は、引き続き、検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S32)。
一方、画像情報受付部11が位置情報付画像情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し画像情報受付部11が、前記位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S31)。
【0071】
次に、画像情報受付部11が、キーワード情報の入力を受け付けた場合(Y)は、検索キーワード送信部19が、当該キーワード情報を画像検索支援装置5Aへ送信する(S33)。
次いで、位置情報受信部20が、前記検索キーワード送信部19でのキーワード情報の送信に応じて、前記画像検索支援装置5Aにて特定された位置情報を当該画像検索支援装置5Aより受信したか否か判断する(S34)。
その結果、位置情報受信部20が、特定された位置情報を受信した場合(Y)は、引き続き、画像情報検索部14が、前記画像情報受付部11で受け付けた位置情報付画像情報を参照し、特定した当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(S35)。
一方、位置情報受信部20が、特定された位置情報を受信していない場合(N)は、繰り返し検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S32)。
また、画像情報が抽出されると、画像情報出力再生部15が、抽出された画像情報を出力し、再生する(S36)。
【0072】
一方、検索キーワード受付部12が、キーワード情報の入力を受け付けていない場合(N)は、画像情報を検索せず、記憶された順番通りに最初から画像情報を出力し、再生する(S36)。
そして、画像情報出力再生部15によって再生された画像情報は、表示部(図示せず)に表示される(S37)。
引き続き、画像情報の出力・再生中に、編集指示受付部17が、画像情報の編集を指示する再生画像記録要求を受け付けたか否か判断する(S38)。
その結果、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けた場合(Y)は、指示された再生画像情報を、編集画像情報記憶部18に記録する(S39)。
【0073】
その後、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S40)。
一方、編集指示受付部17が、前記再生画像記録要求を受け付けていない場合(N)は、再生画像情報を記録せず、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けたか否か判断する(S40)。
その結果、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けた場合(Y)は、これにより、画像編集支援装置1Aでの基本的な一連の動作は終了(エンド)する。
一方、画像情報出力再生部15が、再生終了情報を受け付けていない場合(N)は、繰り返し検索キーワード受付部12が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けたか否か判断する(S32)。
【0074】
(第三の実施形態)
また、本発明は上記のようなスタンドアロン型の画像編集支援装置やネットワーク型の画像編集支援装置と画像検索支援装置によって、画像の編集を容易なものとするだけでなく、第三者からの画像情報閲覧希望を受け付けることもできる。
図12は、本発明に係る画像編集支援システムの第三の実施形態として、第三者からの画像情報閲覧希望を受け付けるとした場合における画像編集支援装置の構成を示すブロック図である。
画像編集支援装置5Bは、上記第二の実施形態における画像編集支援装置5Aに代わって、通信ネットワーク10を介して画像編集支援装置1Bと情報の授受を行う。
図12に示すように、画像編集支援装置5Bは、検索キーワード受信部51と、位置情報特定部52と、関連情報記憶部53と、位置情報送信部54と、画像情報受信部55と、画像情報登録部56と、画像情報検索部57と、画像情報出力部58と、閲覧希望要求受付部59と、画像情報開示部60とから構成される。なお、本実施形態においても、上記第二実施形態と同様の構成部分の同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り他の部分も同じであるものとする。
【0075】
画像情報受信部55は、前記画像編集支援装置1Bから送信された画像情報を受信する処理を行う。
画像情報登録部56は、前記画像情報受信部55で受信した画像情報をデータベース化して記憶する。
閲覧希望要求受付部59は、前記画像編集支援装置1Bから受け付け、前記画像情報登録部56に記憶された画像情報の閲覧を希望する要求を、画像情報を検索するためのキーワード情報の入力と共に第三者の通信端末である画像情報閲覧装置7から受け付ける処理を行なう。
画像情報開示部60は、前記閲覧希望要求受付部59での画像閲覧希望要求に応じて、要求のあった画像情報を前記画像情報閲覧装置7に対して通信ネットワーク10を介して開示する処理を行なう。
この際、要求のあった画像情報は、前記位置情報特定部52にて位置情報が特定され、前記画像情報検索部57にて前記画像情報登録部56を参照して、特定された位置情報に応じた画像情報を検索し、前記画像情報出力部58にて前記検索された画像情報を出力し、再生される。
【0076】
次に、図12に示した画像編集支援装置5Bにより実行される画像情報開示方法の一例を、図13に基づき説明する。図13は、以上のように構成された本発明の第三の実施形態において所望の画像情報の閲覧を希望する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
以上のように構成された画像編集支援システムでは、図13に示すように、まず、画像編集支援装置1Bが、撮像装置3より受け付けた位置情報付の画像情報を、登録目的で画像編集検索装置5Bへ送信する(51)。
【0077】
次に、画像編集検索装置5Bが、前記画像編集支援装置1Bから送信された画像情報を受信し、所定の記憶部に登録する(52)。
次いで、画像情報閲覧装置7が、画像情報を検索するためのキーワード情報を入力し、画像編集検索装置5Bに登録されている画像情報の閲覧を希望する画像閲覧希望要求と共に前記画像編集検索装置5Bへ送信する(53)。
画像編集検索装置5Bは、画像情報閲覧装置7から送信された画像閲覧希望要求を受け付ける(54)。
引き続き画像編集検索装置5Bは、予めで生成した前記関連情報DBを参照し、画像閲覧希望要求と共に送信されたキーワード情報に応じた位置情報を特定する(55)。
また、画像検索支援装置5Bは、特定した位置情報に基づいて、前記受け付けた位置情報付画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(56)。
そして、画像編集検索装置5Bは、前記抽出された画像情報を前記画像情報閲覧装置7に対して出力し、開示する(44)。
これにより、前記画像情報閲覧装置7では、所望の被写体が撮影されている画像情報を閲覧することができる。
【0078】
次に、上述の画像編集支援システムにおける画像編集検索装置5Bの動作の一例を、図14を参照して説明する。画像編集検索装置5Bのプログラム記憶部に記憶されているプログラムが実行する処理の流れを示したフローチャートである。
まず、画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S51)。
その結果、前記画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けた場合(Y)は、受け付けた位置情報付画像情報を画像情報登録部56に登録する(S52)。
一方、前記画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けていない場合(N)は、閲覧希望要求受付部59が、前記画像情報登録部56に記憶された画像情報の閲覧を希望する画像閲覧希望要求を受け付けか否か判断する(S53)。
【0079】
その結果、前記閲覧希望要求受付部59が、画像閲覧希望要求を受け付けた場合(Y)は、引き続き当該画像閲覧希望要求に、所望の画像情報を検索するためのキーワード情報が含まれているか否か判断する(S54)。
一方、前記閲覧希望要求受付部59が、画像閲覧希望要求を受け付けていない場合(N)は、繰り返し画像情報受信部55が、所望の被写体が撮影されている位置情報付画像情報を受け付けたか否か判断する(S51)。
そして、画像閲覧希望要求と共に所望の画像情報を検索するためのキーワード情報を受け付けている場合(Y)は、位置情報特定部53が、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する(S55)。位置情報の特定は、位置情報特定部53が、予め関連情報記憶部53に記憶された関連情報DBを参照することにより行われる。
【0080】
当該キーワード情報に応じた位置情報が特定されると、引き続き、画像情報検索部57が、前記画像情報受信部55で受信し、画像情報登録部56に登録された位置情報付画像情報を参照し、特定した当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する(S56)。
また、画像情報が抽出されると、画像情報出力部58が、抽出された画像情報を出力し、画像情報開示部60が、前記画像情報閲覧装置7に対して出力された画像情報を、開示する(S57)。これにより、画像編集検索装置5Bでの基本的な一連の動作は終了(エンド)する。
一方、画像閲覧希望要求と共に所望の画像情報を検索するためのキーワード情報を受け付けていない場合(N)は、そのまま終了する。
【0081】
これにより、第三者からの画像情報閲覧希望を、画像情報を検索するためのキーワード情報の入力と共に受け付け、当該キーワード情報から位置情報を特定し、特定した位置情報から所望の画像データを検索することで、画像情報が整理されていなくとも、要求された画像情報を容易に検索して、広く開示することが出来る。
また、第三の実施形態によれば、撮像装置に通信機能を持たせ、画像編集検索装置5Bと通信ネットワークを介して情報の授受が可能なものとすれば、直接、撮像装置と画像編集検索装置5Bとの組み合わせによって、複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を容易に行うことが可能なものとなる。したがって、撮影された画像情報を直ちに画像編集検索装置5Bへ登録し、親や親戚、友人・知人に画像情報の開示要求を行ってもらうことによって、リアルタイムで画像情報を共有することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明に係る画像編集支援システムの第一の実施形態の構成を示す概略図である。
【図2】上記第一の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】上記第一の実施形態において所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
【図4】本発明に係る画像編集支援システムが備える画像情報データベース構造の一例である。
【図5】本発明に係る画像編集支援システムが備える関連情報データベース構造の一例である。
【図6】本発明に係る画像編集支援システムが備える画像情報データベース構造の一例である。
【図7】上記第一の実施形態に係るシステムにおける画像編集支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像編集支援システムの第二の実施形態の構成を示す概略図である。
【図9】上記第二の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図10】上記第二の実施形態において所望の画像情報を検索する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
【図11】上記第二の実施形態に係るシステムにおける画像編集支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る画像編集支援システムの第三の実施形態に係る画像検索支援装置の構成を示すブロック図である。
【図13】上記第三の実施形態において所望の画像情報の閲覧を希望する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
【図14】上記第三の実施形態に係るシステムにおける画像検索支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0083】
1A,1B・・・画像編集支援装置、3・・・撮像装置、5A,5B・・・画像検索支援装置、10・・・通信ネットワーク、11・・・画像情報受付部、12・・・検索キーワード受付部、13・・・位置情報特定部、14・・・画像情報検索部、15・・・画像情報出力再生部、16・・・関連情報記憶部、17・・・編集指示受付部、18・・・編集画像情報記憶部、19・・・検索キーワード送信部、20・・・位置情報受信部、21・・・画像情報送信部、31・・・撮像部、32・・・測位部、33・・・計時部、34・・・音声認識部、35・・・画像情報記憶部、36・・・音声情報記憶部、37・・・撮影開始情報認識部、51・・・検索キーワード受信部、52・・・位置情報特定部、53・・・関連情報記憶部、54・・・位置情報送信部、55・・・画像情報受信部、56・・・画像情報登録部、57・・・画像情報検索部、58・・・画像情報出力再生部、59・・・閲覧希望要求受付部、60・・・画像情報開示部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援するシステムであって、
被写体を撮影して画像情報を生成する撮像手段と、
現在位置を測定して位置情報を生成する測位手段と、
前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶する画像情報記憶手段と、
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、
前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報記憶手段を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、
を少なくとも有して構成されることを特徴とする画像編集支援システム。
【請求項2】
前記撮像手段は車両に設置されるものであり、少なくとも進行方向と当該車両の運転者を含めた搭乗者が乗車している方向の両方を交互に又は同時に撮影可能とするものであることを特徴とする請求項1に記載の画像編集支援システム。
【請求項3】
予め設定された所定の条件が満たされたことを感知する感知手段をさらに有し、
前記撮像手段は、前記感知手段が所定の条件を感知したことに応じて自動的に撮影を開始及び/又は終了することを特徴とする請求項2に記載の画像編集支援システム。
【請求項4】
前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける編集指示受付手段と、
前記編集指示手段での編集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶する編集画像情報記憶手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像編集支援システム。
【請求項5】
前記画像情報の閲覧を希望する要求を受け付ける閲覧希望要求受付手段と、
前記閲覧希望要求受付手段で受け付けた閲覧希望要求に該当する画像情報を開示する画像情報開示手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像編集支援システム。
【請求項6】
被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置であって、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、
前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、
を少なくとも有することを特徴とする第一の装置。
【請求項7】
被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置であって、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する前記第三の装置へ送信する検索キーワード送信手段と、
前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に応じて特定した位置情報を前記第三の装置から受信する位置情報受信手段と、
前記受信した位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、
を少なくとも有することを特徴とする第二の装置。
【請求項8】
複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する方法であって、
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、
撮像手段が、被写体を撮影して画像情報を生成するステップと、
測位手段が、現在位置を測定して位置情報を生成するステップと、
画像情報記憶手段が、前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶するステップと、
検索キーワード受付手段が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けるステップと、
位置情報特定手段が、前記検索キーワード受付手段でのキーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定するステップと、
画像情報検索手段が、前記位置情報特定手段で特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出するステップと、
画像情報出力再生手段が、前記画像情報検索手段で抽出された画像情報を出力し再生するステップと、
を少なくとも有することを特徴とする画像編集支援方法。
【請求項9】
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータに対して、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、
前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理と、
前記特定された位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
【請求項10】
被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータに対して、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、
前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理を行う前記第三の装置へ送信する処理と、
前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に基づいて特定された位置情報を前記第三の装置から受信する処理と、
前記受信した位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
【請求項1】
複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援するシステムであって、
被写体を撮影して画像情報を生成する撮像手段と、
現在位置を測定して位置情報を生成する測位手段と、
前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶する画像情報記憶手段と、
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、
前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報記憶手段を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、
を少なくとも有して構成されることを特徴とする画像編集支援システム。
【請求項2】
前記撮像手段は車両に設置されるものであり、少なくとも進行方向と当該車両の運転者を含めた搭乗者が乗車している方向の両方を交互に又は同時に撮影可能とするものであることを特徴とする請求項1に記載の画像編集支援システム。
【請求項3】
予め設定された所定の条件が満たされたことを感知する感知手段をさらに有し、
前記撮像手段は、前記感知手段が所定の条件を感知したことに応じて自動的に撮影を開始及び/又は終了することを特徴とする請求項2に記載の画像編集支援システム。
【請求項4】
前記再生された画像情報の編集を指示する要求を受け付ける編集指示受付手段と、
前記編集指示手段での編集指示要求の受け付けに応じて指示された画像情報を記憶する編集画像情報記憶手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像編集支援システム。
【請求項5】
前記画像情報の閲覧を希望する要求を受け付ける閲覧希望要求受付手段と、
前記閲覧希望要求受付手段で受け付けた閲覧希望要求に該当する画像情報を開示する画像情報開示手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像編集支援システム。
【請求項6】
被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置であって、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する位置情報特定手段と、
前記特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、
を少なくとも有することを特徴とする第一の装置。
【請求項7】
被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置であって、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける画像情報受付手段と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける検索キーワード受付手段と、
前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する前記第三の装置へ送信する検索キーワード送信手段と、
前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に応じて特定した位置情報を前記第三の装置から受信する位置情報受信手段と、
前記受信した位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する画像情報検索手段と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する画像情報出力再生手段と、
を少なくとも有することを特徴とする第二の装置。
【請求項8】
複数の画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する方法であって、
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、
撮像手段が、被写体を撮影して画像情報を生成するステップと、
測位手段が、現在位置を測定して位置情報を生成するステップと、
画像情報記憶手段が、前記撮像手段で生成された画像情報に前記測位手段で生成された位置情報を関連付けて記憶するステップと、
検索キーワード受付手段が、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付けるステップと、
位置情報特定手段が、前記検索キーワード受付手段でのキーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定するステップと、
画像情報検索手段が、前記位置情報特定手段で特定された位置情報に基づいて前記画像情報受付手段で受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出するステップと、
画像情報出力再生手段が、前記画像情報検索手段で抽出された画像情報を出力し再生するステップと、
を少なくとも有することを特徴とする画像編集支援方法。
【請求項9】
予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付け、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータに対して、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、
前記キーワード情報の受け付けに応じて前記関連情報記憶手段を参照し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理と、
前記特定された位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
【請求項10】
被写体を撮影して生成した画像情報と現在位置を測定して生成した位置情報とを関連付けて記憶する撮像装置から位置情報付の画像情報を受け付けると共に、所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報を受信することによって、予め、位置情報から特定される場所に関連するキーワード情報を当該位置情報と関連付けて記憶する関連情報記憶手段を有し、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する第三の装置と通信により情報の授受を行い、当該画像情報の中から所望の被写体が撮影されている画像情報を検索し、当該画像情報の再生・編集を支援する第二の装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータに対して、
前記位置情報付の画像情報を受け付ける処理と、
所望の被写体が撮影されている画像情報を検索するためのキーワード情報の入力を受け付ける処理と、
前記受け付けたキーワード情報を、当該キーワード情報に応じた位置情報を特定する処理を行う前記第三の装置へ送信する処理と、
前記キーワード情報の送信に応じて、当該キーワード情報に基づいて特定された位置情報を前記第三の装置から受信する処理と、
前記受信した位置情報に基づいて前記受け付けた位置情報付の画像情報を参照し、当該位置情報に近似する位置情報と関連付けて記憶された画像情報を検索し抽出する処理と、
前記抽出された画像情報を出力し再生する処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2007−179368(P2007−179368A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−377914(P2005−377914)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)
【Fターム(参考)】
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