説明

疾患処置におけるMGD−CSFのための組成物およびその使用方法

開示されるのは、本明細書において「単球、顆粒球および樹状細胞コロニー刺激因子」(MGD−CSF)として同定された、新規に同定された分泌型分子、ポリペプチド配列、およびそのポリペプチド配列をコードするポリヌクレオチドである。また、例えば、ベクターおよび宿主細胞を使用する組み換え技術によって、ポリペプチドを産生するためのい手順も提供される。さらに、本発明の開示された新規な分子を改変して融合タンパク質を調製する手順が開示される。また、例えば、ガン、自己免疫疾患および炎症性疾患、感染性疾患、および再発性の流産を含む種々の疾患の処置のためにポリペプチドおよびその活性なフラグメントを用いるための方法も開示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された核酸分子であって、
(a)配列番号1、2、3および5;
(b)配列番号7、8、9および11から選択される第一のアミノ酸配列を含む第一のポリペプチドをコードする第一のポリヌクレオチド;
(c)該(a)の第一のヌクレオチド配列に対して相補的であるヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチド;ならびに
(d)(a)、(b)または(c)の生物学的に活性なフラグメント、
から選択される第一のヌクレオチド配列を含む第一のポリヌクレオチドを含む、単離された核酸分子。
【請求項2】
前記生物学的に活性なポリペプチドフラグメントが、配列番号7、8、9および11から選択される少なくとも6つの連続するアミノ酸残基を含み、該連続する6つのアミノ酸残基のうち少なくとも2つが、それぞれアミノ酸残基位置80および81のロイシン残基およびアルギニン残基である、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項3】
前記核酸分子が、cDNA分子、ゲノムDNA分子、cRNA分子、siRNA分子、RNAi分子、mRNA分子、アンチセンス分子およびリボザイムから選択される、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項4】
さらにその相補体を含む、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項5】
前記第一のヌクレオチド配列が配列番号3である、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項6】
請求項1に記載の核酸分子に対して少なくとも約70%同一である、核酸分子。
【請求項7】
請求項1の核酸分子に対して前記分子が少なくとも約80%同一である、請求項6に記載の核酸分子。
【請求項8】
前記分子が請求項1に記載の核酸分子に対して少なくとも約90%同一である、請求項7に記載の核酸分子。
【請求項9】
配列番号1、2または3に記載の配列に対してストリンジェントな条件下で特異的にハイブリダイズする単離された核酸分子であって、該核酸分子が顆粒球、単球および樹状細胞の増殖および分化を刺激し得る、ポリペプチドをコードする、核酸分子。
【請求項10】
配列番号1、2、3および5に示される配列の相補体に対してストリンジェントな条件下で特異的にハイブリダイズする単離された核酸分子であって、該核酸分子が顆粒球、単球および樹状細胞の増殖および分化を刺激し得る、ポリペプチドをコードする、核酸分子。
【請求項11】
さらに第二の配列を含む、請求項5に記載の核酸分子。
【請求項12】
前記第二のポリヌクレオチド配列が、同種または異種の分泌性リーダーをコードする、請求項11に記載の核酸分子。
【請求項13】
前記分泌性リーダーが異種である、請求項12に記載の核酸分子。
【請求項14】
前記分泌性リーダーが配列番号14〜211から選択される、請求項12に記載の核酸分子。
【請求項15】
配列番号7、8、9および11から選択される第一のアミノ酸配列;配列番号1、2、3および5によってコードされる配列から選択される配列;ならびにそれらのいずれかの生物学的に活性なフラグメントを含む、単離されたポリペプチド。
【請求項16】
前記生物学的に活性なフラグメントが、配列番号7、8、9および11から選択される少なくとも6つの連続するアミノ酸残基を含み、該連続する6つのアミノ酸残基のうち少なくとも2つが配列番号5のアミノ酸残基80および81のロイシンおよびアルギニンである、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項17】
前記ポリペプチドが細胞培養物中に存在する、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項18】
前記ポリペプチドが細胞培養培地に存在する、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項19】
前記細胞培養物が、細菌細胞培養物、哺乳動物細胞培養物、昆虫細胞培養物および酵母細胞培養物から選択される、請求項17に記載のポリペプチド。
【請求項20】
前記ポリペプチドが、植物または非ヒト動物に存在する、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項21】
前記第一のアミノ酸配列が、配列番号9に記載のアミノ酸配列である、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項22】
前記第一のアミノ酸配列が、配列番号7のアミノ酸配列であり、位置167のシステイン残基が、セリンまたはアラニン残基によって置換される、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項23】
請求項15に記載のポリペプチドに対して少なくとも約70%および/または少なくとも約80%相同であるポリペプチド。
【請求項24】
前記ポリペプチドが、請求項15に記載のポリペプチドに対して少なくとも約90%相同である、請求項23に記載のポリペプチド。
【請求項25】
第二のアミノ酸配列をさらに含み、該第二のアミノ酸配列が、相同な分泌性リーダーまたは異種の分泌性リーダーであって、第一および第二のアミノ酸配列が作動可能に連結されている、請求項15に記載のポリペプチド。
【請求項26】
前記分泌性リーダー配列が異種のリーダー配列である、請求項25に記載のポリペプチド。
【請求項27】
前記異種のリーダー配列が配列番号14〜211より選択される、請求項26に記載のポリペプチド。
【請求項28】
請求項1に記載の核酸分子および該核酸分子の発現を調節するプロモーターを含む、ベクター。
【請求項29】
前記ベクターが、ウイルスベクターまたはプラスミドベクターである、請求項28に記載のベクター。
【請求項30】
前記プロモーターが、前記核酸分子に対して天然に近接しているプロモーターおよび前記核酸分子に対して天然には近接していないプロモーターから選択される、請求項28に記載のベクター。
【請求項31】
前記プロモーターが、誘導性プロモーター、条件的活性化プロモーター、構成的プロモーターおよび組織特異的プロモーターから選択される、請求項28に記載のベクター。
【請求項32】
請求項1もしくは請求項5に記載の細胞、および核酸、請求項15もしくは請求項25に記載のポリペプチド、および/または請求項28に記載のベクターを含む組み換え宿主細胞。
【請求項33】
前記細胞が原核生物細胞である、請求項32に記載の宿主細胞。
【請求項34】
前記細胞が真核生物細胞である、請求項32に記載の宿主細胞。
【請求項35】
前記真核生物細胞が、ヒト細胞、非ヒト哺乳動物細胞、昆虫細胞、魚細胞、植物細胞および真菌細胞から選択される、請求項34に記載の宿主細胞。
【請求項36】
前記細胞が哺乳動物細胞である、請求項32に記載の宿主細胞。
【請求項37】
前記哺乳動物細胞が293細胞株またはCHO細胞株の細胞である、請求項36に記載の宿主細胞。
【請求項38】
前記細胞が293細胞である、請求項37に記載の宿主細胞。
【請求項39】
前記293細胞が293T細胞または293E細胞である、請求項38に記載の宿主細胞。
【請求項40】
請求項1に記載の核酸分子、または請求項15に記載のポリペプチドを注入された非ヒト動物。
【請求項41】
前記動物がげっ歯類、非ヒト霊長類、ウサギ、イヌまたはブタである、請求項40に記載の動物。
【請求項42】
請求項1または請求項5に記載の核酸分子およびキャリアを含む、核酸組成物。
【請求項43】
請求項15に記載のポリペプチド分子およびキャリアを含む、ポリペプチド組成物。
【請求項44】
請求項28に記載のベクターおよびキャリアを含む、ベクター組成物。
【請求項45】
請求項32に記載の宿主細胞およびキャリアを含む、宿主細胞組成物。
【請求項46】
前記キャリアが薬学的に受容可能なキャリアである、請求項42に記載の組成物。
【請求項47】
前記キャリアが薬学的に受容可能なキャリアである、請求項43に記載の組成物。
【請求項48】
前記キャリアが薬学的に受容可能なキャリアである、請求項44に記載の組成物。
【請求項49】
前記キャリアが薬学的に受容可能なキャリアである、請求項45に記載の組成物。
【請求項50】
組み換え宿主細胞を生成する方法であって:
(a)請求項1または請求項3に記載の核酸分子を含むベクターを提供する工程;および
(b)細胞を該ベクターと接触させて、該核酸分子でトランスフェクトされた組み換え宿主細胞を形成させる工程;
を包含する、方法。
【請求項51】
ポリペプチドを生成する方法であって:
(a)請求項1または請求項3に記載の核酸分子を提供する工程;および
(b)発現系において該核酸分子を発現して、該ポリペプチドを生成する工程
を包含する、方法。
【請求項52】
前記発現系が細胞発現系である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記細胞発現系が原核生物発現系である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記細胞発現系が真核生物発現系である、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
請求項51に記載の方法であって、前記発現系が、組み換え宿主細胞を形成する、請求項1に記載の核酸分子でトランスフェクトされた宿主細胞を含み、そして該方法は、該組み換え宿主細胞を培養して前記ポリペプチドを生成する工程をさらに包含する、方法。
【請求項56】
前記発現系がコムギ胚芽溶解物、ウサギ網状赤血球、リボソームディスプレイおよびE.coli溶解物由来の無細胞発現系である、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
請求項51に記載の方法によって生成される、ポリペプチド。
【請求項58】
前記宿主細胞が、哺乳動物細胞、昆虫細胞、植物細胞、酵母細胞および細菌細胞から選択される、請求項54に記載の方法によって生成される、ポリペプチド。
【請求項59】
請求項1に記載の核酸分子、該核酸分子またはその相補体を検出するためのレポーター、およびビヒクルを含む組成物を含む、診断キット。
【請求項60】
請求項15に記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体およびキャリアを含む診断キット。
【請求項61】
請求項15に記載のポリペプチドおよびキャリアを含む診断キット。
【請求項62】
患者サンプル中の請求項15に記載のポリペプチドに特異的な抗体の存在を決定する方法であって:
(a)請求項15に記載のポリペプチドを含む組成物を提供する工程;
(b)前記ポリペプチドを前記サンプルと相互作用させる工程;
(c)存在する場合、該サンプル中で該ポリペプチドと該抗体との間に相互作用が生じたか否かを決定する工程;
を包含する、方法。
【請求項63】
配列番号7〜12より選択される少なくとも6つの連続するアミノ酸残基を含む抗原に特異的に結合するか、そして/またはその抗原の活性を妨害する、単離された抗体。
【請求項64】
前記連続するアミノ酸残基が、配列番号7のアミノ酸位置80および81で保存的アミノ酸残基leu−arg、または配列番号12の連続したアミノ酸残基leu−gln−argを含む、請求項63に記載の抗体。
【請求項65】
前記抗体が、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、単鎖抗体およびこれらのいずれかの活性なフラグメントから選択される、請求項63に記載の抗体。
【請求項66】
抗原結合フラグメント、Fcフラグメント、cdrフラグメント、Vフラグメント、Vフラグメントおよびフレームワークフラグメントから選択される、請求項65に記載の活性フラグメント。
【請求項67】
前記ポリペプチドが少なくとも1つの融合パートナーをさらに含む、請求項15に記載のポリペプチド、または請求項51〜56のいずれかに記載の方法によって生成されるポリペプチド。
【請求項68】
前記融合パートナーが、ポリマー、ポリペプチド、スクシニル基、フェチュインA、フェチュインB、ロイシンジッパードメイン、テトラネクチン三量体形成ドメイン、マンノース結合タンパク質およびFc領域から選択される、請求項67に記載のポリペプチド。
【請求項69】
前記ポリマーが、ポリエチレングリコール部分である、請求項68に記載のポリペプチド。
【請求項70】
前記ポリエチレングリコール部分が、前記ポリペプチドのアミノ酸のアミノ基を介して結合される、請求項69に記載のポリペプチド。
【請求項71】
前記ポリエチレングリコール部分が分枝しているか、または直鎖ポリマーである、請求項69に記載のポリペプチド。
【請求項72】
請求項15に記載のポリペプチドの活性を調節する因子をスクリーニングする方法であって:
(a)請求項15に記載のポリペプチドが生物学的活性に影響する試験系を提供する工程;および
(b)該試験系において請求項15に記載のポリペプチドの活性に対する影響について複数の因子をスクリーニングする工程;
を包含する、方法。
【請求項73】
前記調節因子が低分子薬物である、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記調節因子が抗体である、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
免疫細胞を刺激する方法であって:
(a)請求項7〜12のいずれかから選択される実質的に純粋なポリペプチド、およびその活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)1つ以上の免疫細胞と該ポリペプチドとを接触させる工程;
を包含する、方法。
【請求項76】
前記免疫細胞が顆粒球、単球、リンパ球、マクロファージ、末梢血単核球、または樹状細胞である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記リンパ球がNK細胞である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記ポリペプチドが、配列番号1〜6より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされる、請求項75に記載の方法。
【請求項79】
免疫細胞の集団を増大させる方法であって:
(a)配列番号7〜12より選択される実質的に純粋なポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)1つ以上の免疫細胞または免疫細胞前駆体と該ポリペプチドとを接触させる工程;
を包含する、方法。
【請求項80】
前記免疫細胞の集団が、単球の集団、リンパ球の集団、マクロファージの集団、または末梢血単核球の集団である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記リンパ球がNK細胞である、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記ポリペプチドが、配列番号1〜6より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされる、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
被験体における免疫応答を刺激する方法であって:
(a)配列番号7〜12より選択されるポリペプチドをコードする実質的に純粋なポリヌクレオチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)該組成物を該被験体に投与する工程
を包含する、方法。
【請求項84】
前記ポリペプチドが局所的にまたは全身的に投与される、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記ポリペプチドが、静脈内、浣腸によって、腹腔内、皮下、局所的または経皮的に投与される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記ポリペプチドが、配列番号1〜6より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされる、請求項83に記載の方法。
【請求項87】
ガン治療を受けている被験体において免疫細胞を増大する方法であって:
(a)配列番号7〜12のいずれかのうちから選択される実質的に純粋なポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)該被験体に対して該組成物を投与する工程
を包含する、方法。
【請求項88】
前記免疫細胞が、単球、リンパ球、マクロファージ、または末梢血単核球細胞である、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記リンパ球がNK細胞である、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記ガン治療が、化学療法および放射線療法から選択される、請求項87に記載の方法。
【請求項91】
前記ポリペプチドが骨髄移植後に投与される、請求項87に記載の方法。
【請求項92】
前記ポリペプチドが、配列番号1〜6より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされる、請求項87に記載の方法。
【請求項93】
被験体におけるガンを処置または予防する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択される実質的に純粋なポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)該被験体に対して該組成物を投与する工程
を包含する、方法。
【請求項94】
被験体において腫瘍増殖を阻害する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択される実質的に純粋なポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)該被験体に対して該組成物を投与する工程
を包含する、方法。
【請求項95】
前記腫瘍が、ヒト腫瘍細胞を含む、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記ヒト腫瘍細胞が、固体腫瘍細胞または白血病腫瘍細胞である、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
被験体における感染を処置または予防する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択される実質的に純粋なポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)該被験体に対して該組成物を投与する工程
を包含する、方法。
【請求項98】
前記感染が、細菌感染、マイコプラズマ感染、真菌感染、ウイルス感染、細胞内病原体および細胞内寄生生物から選択される、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記組成物が前記被験体に対して局所的にまたは全身的に投与される、請求項97に記載の方法。
【請求項100】
前記ポリペプチドが、配列番号1〜6より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされる、請求項97に記載の方法。
【請求項101】
被験体において免疫応答を調節する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択されるポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントの調節因子を提供する工程;および
(b)該被験体に対して該調節因子を投与する工程
を包含する、方法。
【請求項102】
前記調節因子が、抗体、可溶性レセプター、およびポリペプチドから選択される、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記調節因子が抗体である、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記調節因子が、アプタマー、RNAi、アンチセンス分子、およびリボザイムから選択される、請求項101に記載の方法。
【請求項105】
前記抗体が、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、cdrフラグメント、Vフラグメント、Vフラグメント、フレームワークフラグメント、単鎖抗体および抗体の活性フラグメントから選択される、請求項103に記載の方法。
【請求項106】
前記免疫応答の調節が炎症の抑制である、請求項101に記載の方法。
【請求項107】
前記免疫応答の調節が自己免疫疾患の抑制である、請求項101に記載の方法。
【請求項108】
前記免疫応答の調節が、関節リウマチ、変形性関節炎、乾癬、炎症性腸疾患、多発性硬化症、心筋梗塞、脳卒中および劇症肝不全より選択される疾患の処置または予防である、請求項101に記載の方法。
【請求項109】
妊娠に対する免疫応答を調節する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択されるポリペプチド、およびそれらのいずれかの活性なフラグメントの調節因子を提供する工程;および
(b)該調節因子を被験体に投与する工程
を包含する、方法。
【請求項110】
前記免疫応答の調節が再発性の流産の減少である、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
被験体においてワクチンに対する免疫応答を増強する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択される実質的に純粋なポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含むポリペプチド組成物を提供する工程;
(b)ワクチン組成物を提供する工程;および
(c)該被験体に対して該ポリペプチド組成物および該ワクチン組成物を投与する工程
を包含する、方法。
【請求項112】
前記ポリペプチド組成物が、前記ワクチン組成物を投与する前に前記被験体に投与される、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記ポリペプチド組成物が、前記ワクチン組成物を投与した後に前記被験体に投与される、請求項111に記載の方法。
【請求項114】
前記ポリペプチド組成物が、前記ワクチン組成物と実質的に同時に前記被験体に投与される、請求項111に記載の方法。
【請求項115】
被験体において炎症性疾患を処置または予防する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択されるポリペプチドおよびそれらのいずれかの活性なフラグメントの調節因子を提供する工程;および
(b)該被験体に対して該調節因子を投与する工程
を包含する、方法。
【請求項116】
前記調節因子が、アプタマー、RNAi、アンチセンス分子、およびリボザイムから選択される、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記調節因子が、抗体、可溶性レセプター、およびポリペプチドから選択される、請求項115に記載の方法。
【請求項118】
前記調節因子が抗体である、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記抗体が、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、cdrフラグメント、Vフラグメント、Vフラグメント、フレームワークフラグメント、単鎖抗体および抗体の活性フラグメントから選択される、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
被験体における自己免疫疾患を処置または予防する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択されるポリペプチド、およびそれらのいずれかの活性なフラグメントの調節因子を提供する工程;および
(b)該調節因子を該被験体に投与する工程
を包含する、方法。
【請求項121】
前記調節因子が、抗体、アプタマー、可溶性レセプター、RNAi分子、アンチセンス分子、リボザイムおよびポリペプチドから選択される、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記抗体が、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、cdrフラグメント、Vフラグメント、Vフラグメント、フレームワークフラグメント、単鎖抗体または抗体の活性フラグメントから選択される、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
被験体におけるNK細胞の数を増大する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択されるポリペプチド、およびそれらのいずれかの活性なフラグメントを提供する工程;および
(b)該ポリペプチドを該被験体に投与する工程
を包含する、方法。
【請求項124】
被験体におけるNK細胞集団を調節する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択されるポリペプチド、およびそれらのいずれかの活性なフラグメントを提供する工程;および
(b)該ポリペプチドを該被験体に投与する工程
を包含する、方法。
【請求項125】
前記調節因子が、抗体、アプタマー、可溶性レセプター、RNAi分子、アンチセンス分子、リボザイムおよびポリペプチドから選択される、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
前記抗体が、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、cdrフラグメント、Vフラグメント、Vフラグメント、フレームワークフラグメント、単鎖抗体および抗体の活性フラグメントから選択される、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
前記NK細胞集団が免疫応答を刺激する、請求項124に記載の方法。
【請求項128】
前記NK細胞集団が流産を抑制する、請求項124に記載の方法。
【請求項129】
前記NK細胞集団が抗癌応答を刺激する、請求項124に記載の方法。
【請求項130】
造血幹細胞の集団を増大する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択される実質的に純粋なポリペプチド、およびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)該造血幹細胞の集団と該ポリペプチドとを接触させる工程
を包含する、方法。
【請求項131】
細胞の集団に対して細胞保護作用を提供する方法であって:
(a)配列番号7〜12から選択される実質的に純粋なポリペプチド、およびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む組成物を提供する工程;および
(b)該細胞の集団と該ポリペプチドとを接触させる工程
を包含する、方法。
【請求項132】
前記組成物が前記被験体に対して局所的にまたは全身的に投与される、請求項101、109、111、115、123、124、130または131のいずれかに記載の方法。
【請求項133】
前記ポリペプチドが、配列番号1〜6より選択されるヌクレオチド配列およびそれらのいずれかの活性なフラグメントを含む核酸分子によってコードされる、請求項101、109、111、115、120、123、124、130または131のいずれかに記載の方法。
【請求項134】
前記ポリペプチドが少なくとも1つの融合パートナーをさらに含む、請求項101、109、111、115、120、123、124、130または131のいずれかに記載の方法。
【請求項135】
前記融合パートナーが、ポリマー、ポリペプチド、フェチュインおよび血清アルブミンから選択される、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
ポリマーおよび/またはスクシニル基をさらに含む、請求項134に記載の方法。
【請求項137】
前記ポリマーがポリエチレングリコール部分である、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
前記ポリエチレングリコール部分が、前記ポリペプチドのアミノ酸のアミノ基を介して結合される、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
前記ポリエチレングリコール部分が分枝したポリマーまたは直鎖ポリマーである、請求項137に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2008−507283(P2008−507283A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522769(P2007−522769)
【出願日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/025941
【国際公開番号】WO2006/012451
【国際公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【出願人】(503244985)ファイブ プライム セラピューティクス,インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】