説明

疾病および他の状態のマーカーとしての癌胎児性フィブロネクチンならびに癌胎児性フィブロネクチンの検出のための方法

サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出するための方法および製品が提供される。癌胎児性フィブロネクチンの造影のための方法が提供される。本明細書で提供されるいくつかの方法では、そのサンプルを試薬で処理し、そして/または非特異的結合剤と接触させる。健康状態および疾病状態を確認するため、また、疾病または症状の発生のリスクを評価するために対象を試験するための方法が提供される。また、イムノアッセイおよび質量分析などの様々な方法により癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を検出するための方法も提供される。受胎産物の選択のために癌胎児性フィブロネクチンを検出するための方法および製品が提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を検出するための方法であって、
サンプルを、フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手に対するバックグラウンド物質の非特異的結合を低減する物質と接触させること;
サンプルを、フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;および
癌胎児性フィブロネクチン指標分子とフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手の間で形成された複合体を検出し、複合体の検出が、そのサンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在の指標となること
を含む、方法。
【請求項2】
前記フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手がフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合タンパク質であり;かつ
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が癌胎児性フィブロネクチンタンパク質またはそのフラグメントである、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記物質が液体混合物中にあるか、または固体支持体上に固定されている、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記サンプルを第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させることをさらに含み、
該第二のフィブロネクチンもしくは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が検出可能もしくは結合可能な部分とコンジュゲートされているか、または固体支持体上に固定されており;かつ
検出が、第一の結合相手と第二の結合相手と癌胎児性フィブロネクチン指標分子の複合体を検出することを含む、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記サンプルが尿、リンパ、血液、血漿、血清、唾液、精漿、洗浄液、子宮頸分泌液、陰唇分泌液、膣下部分泌液、頸膣分泌液、膣分泌液、乳房分泌液、母乳、滑液、精液、精漿、便、痰、脳脊髄液、涙、粘液、間質液、卵胞液、羊水、眼房水、硝子体液、腹腔液、腹水、汗、リンパ液、肺痰および前記サンプルのいずれかの画分または成分の中から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記サンプルが尿、洗浄液、母乳、陰唇スワブ、頸膣スワブ、唾液、血清、血漿、血液および間質液の中から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記サンプルが尿であり;かつ
該尿が無処理(neat)または冷凍物である、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手に対するバックグラウンド物質の非特異的結合を低減する物質が、非特異的結合化合物である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記非特異的結合化合物がアルブミン、カゼイン、ウシ胎児血清、ゼラチン、および癌胎児性フィブロネクチン指標分子と特異的には結合しない抗体の中から選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第二の結合相手が試験ストリップの固体支持体に固定されている、請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記第二の結合相手が試験ストリップの第一の領域に固定されており;
前記非特異的結合化合物が試験ストリップの第二の領域に固定されており;かつ
該第一の領域が第二の領域よりも、サンプル液流経路の下流にある、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
サンプル中の1以上のノーマライゼーション分析物の濃度に従って、サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量をノーマライズすることをさらに含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記ノーマライゼーション分析物がクレアチニンである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
非特異的結合化合物からサンプルを分離すること;および
分離されたサンプルを固体支持体と接触させ、それにより該サンプルの1以上の成分が固体支持体上に固定されること;および
該固体支持体をフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記1以上の成分がタンパク質成分、核酸成分およびその組合せの中から選択される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記非特異的結合剤が固体支持体上に固定されている、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
癌胎児性フィブロネクチン陽性サンプルにより、そのサンプルが採取された対象が癌細胞または前癌細胞を有するものと同定される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記癌細胞が乳房、膀胱、腎臓、前立腺、子宮頸および卵巣の中から選択される臓器を起源とする、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
癌胎児性フィブロネクチン陽性サンプルにより、そのサンプルが採取された対象が切迫出産(imminent delivery)または早産の高いリスクを有するものと同定される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
癌胎児性フィブロネクチン陽性サンプルにより、サンプルが採取された対象が陣痛誘発に成功する可能性が高いものと同定される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が検出可能に標識される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記検出可能な標識が金属コロイド、光検出可能なラテックスビーズ、発色団、蛍光部分、量子ドットおよび検出可能な酵素の中から選択される、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記複合体が、第一の結合相手が第二の結合相手と空間的に近接しているかどうかを決定することにより検出され、第一の結合相手と第二の結合相手が空間的に近接して検出されることが、そのサンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在の指標となる、請求項4〜22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が閾値量以上であるとき、そのサンプルを癌胎児性フィブロネクチン陽性として分類する、請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
癌胎児性フィブロネクチンの検出量が2以上の閾値と比較され、かつ
サンプルが、癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量以下である最高閾値に従って分類され、ここで、サンプルが採取される対象が妊娠しており、かつ、この2以上の閾値量が妊娠期間の関数である、請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が抗癌胎児性フィブロネクチン抗体またはその抗原結合フラグメントおよび抗フィブロネクチン抗体またはその抗原結合フラグメントの中から選択される、請求項1〜25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記第二の結合相手が抗フィブロネクチン抗体またはそのフラグメントである、請求項4〜26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質または癌胎児性フィブロネクチンタンパク質の指標となるフラグメント、癌胎児性フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチンタンパク質の指標となるフラグメントをコードする核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチンタンパク質の指標となるフラグメントをコードする核酸分子に相補的な核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質または癌胎児性フィブロネクチンタンパク質の指標となるフラグメントに対する自己抗体、および癌胎児性フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチンタンパク質の指標となるフラグメントをコードする核酸分子に対する自己抗体の中から選択される、請求項1〜27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が閾値量未満であるとき、そのサンプルを癌胎児性フィブロネクチン陰性として分類する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記複合体が、フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と結合している癌胎児性フィブロネクチン指標分子、またはフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と結合している癌胎児性フィブロネクチン指標分子のフラグメントを測定することにより検出される、請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子がその分子またはそのフラグメントの分子量により検出される、請求項1〜30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記指標分子が質量分析またはゲル電気泳動により検出される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
少なくとも1つのフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が試験ストリップに固定されている、請求項1〜32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
対象の組織または細胞において癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出する方法であって、
造影部分とコンジュゲートされたフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を対象に投与し、それにより、該コンジュゲートを、癌胎児性フィブロネクチン指標分子を含む対象の組織または細胞に局在させること;
対象内のコンジュゲートの局在を検出すること;
それにより、対象の組織または細胞中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出し、検出が、癌胎児性フィブロネクチンの存在を特徴とする癌または病態の指標となること
を含む、方法。
【請求項35】
前記組織または細胞が子宮頸組織または細胞である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記サンプルを、フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手に対するバックグラウンド物質の非特異的結合を低減する物質と接触させることをさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
尿サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を検出するための方法であって、
バッファー処理した尿サンプル中に存在する癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を決定し、そこで、
そのサンプル中に存在する癌胎児性フィブロネクチン指標分子が600ng/ml以上または約60ng/ml以上のとき、癌胎児性フィブロネクチン陽性として同定すること
を含む、方法。
【請求項38】
前記サンプルを第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;
前記サンプルを第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること(ここで、第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手は検出可能または結合可能な部分とコンジュゲートされているか、または固体支持体上に固定されている);および
第一の結合相手と癌胎児性フィブロネクチン指標分子と第二の結合相手の複合体を検出すること
をさらに含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記サンプルを非特異的結合化合物と接触させることをさらに含む、請求項37または38に記載の方法。
【請求項40】
癌胎児性フィブロネクチン陽性サンプルにより、そのサンプルが採取された対象が癌細胞または前癌細胞を有するものと同定される、請求項37〜39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
前記癌細胞が子宮内膜、子宮、乳房、膀胱、腎臓、前立腺、子宮頸および卵巣の中から選択される臓器を起源とする、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を決定するための方法であって、
サンプルを採取すること;
該サンプルを癌胎児性フィブロネクチン指標分子のフラグメンテーションのための条件下で処理すること;および
該サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の1以上のフラグメントを検出し、癌胎児性フィブロネクチン指標分子フラグメントの検出が、そのサンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在の指標となること
を含む、方法。
【請求項43】
前記サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が決定される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記サンプルが尿、リンパ、血液、血漿、血清、唾液、精漿、洗浄液、子宮頸分泌液、陰唇分泌液、膣下部分泌液、頸膣分泌液、膣分泌液、乳房分泌液、母乳、陰唇スワブ、頸膣スワブ、唾液、血清、血漿、血液、間質液、滑液、精液、精漿、便、痰、脳脊髄液、涙、粘液、間質液、卵胞液、羊水、眼房水、硝子体液、腹腔液、腹水、汗、リンパ液、肺痰および前記サンプルのいずれかの画分または成分の中から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記フラグメントが質量分析により同定または検出される、請求項42〜44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
前記フラグメントが質量分析の前に、プローブ上に固定された癌胎児性フィブロネクチン結合相手に捕捉される、請求項42〜44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
フラグメンテーションの前に、癌胎児性フィブロネクチンが、質量分析用のプローブ上に固定された癌胎児性フィブロネクチン結合相手に捕捉される、請求項42〜44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項48】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を検出するための方法であって、
該サンプルをフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;および
癌胎児性フィブロネクチン指標分子とフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手の間で形成された複合体を検出し、複合体の検出が、そのサンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在の指標となること
を含み、ここで
該サンプルがリンパ、血液、血漿、血清、唾液、精漿、洗浄液、子宮頸分泌液、陰唇分泌液、膣下部分泌液、膣分泌液、乳房分泌液、母乳、滑液、精液、精漿、便、痰、脳脊髄液、涙、粘液、間質液、卵胞液、羊水、眼房水、硝子体液、腹腔液、腹水、汗、リンパ液、肺痰および前記サンプルのいずれかの画分または成分の中から選択される、
方法。
【請求項49】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在、または閾値レベルを超えるその存在が癌の指標となる、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
対象が切迫出産または早産の高い可能性を有するかどうかを評価するための方法であって、
妊娠対象由来のサンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出することを含み、
該サンプルが血清、血漿、血液、尿、身体組織、洗浄液、ならびに子宮頸管、子宮頸口、外頸部、子宮頸の扁平上皮細胞と円柱細胞の間の移行域、後膣円蓋、後膣円蓋より下部の膣部分、膣の下三分の一、陰唇および子宮頸間質液の中から採取される頸膣分泌液の中から選択され;かつ
該サンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が、その対象が切迫出産または早産の高い可能性を有することを示す、
方法。
【請求項51】
前記サンプルが尿である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
癌胎児性フィブロネクチンの検出量が切迫出産または早産の可能性と相関している、請求項50または51に記載の方法。
【請求項53】
閾値レベル以上の量の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が、その対象が切迫出産または早産の高い可能性を有することを示す、請求項50〜52のいずれか一項に記載の方法。
【請求項54】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量が2以上の閾値と比較され;かつ
サンプルが、癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量以下である最高閾値に従って分類され、その最高閾値に従ったサンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の分類が、その対象が切迫出産または早産の高い可能性を有することを示す、請求項50〜53のいずれか一項に記載の方法。
【請求項55】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質またはそのフラグメント、癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子に相補的な核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質またはそのフラグメントに対する自己抗体、および癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子に対する自己抗体の中から選択される、請求項50〜54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項56】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出することが、
前記サンプルを第一の癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;および
該結合相手と癌胎児性フィブロネクチンの複合体を検出し、複合体の検出が、そのサンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在の指標となる、請求項50〜55のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
対象由来のサンプルを非特異的結合化合物と接触させることをさらに含む、請求項55または56に記載の方法。
【請求項58】
前記結合相手が検出可能に標識される、請求項55〜57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項59】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出することが、
前記サンプルを第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;
前記サンプルを第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させることをさらに含み、ここで、
第二のフィブロネクチンもしくは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が検出可能もしくは結合可能な部分とコンジュゲートされているか、または第二のフィブロネクチンもしくは癌胎児性フィブロネクチン結合相手固体支持体に固定されている、請求項55〜58のいずれか一項に記載の方法。
【請求項60】
少なくとも1つの結合相手が検出可能に標識される、請求項56に記載の方法。
【請求項61】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子がその分子量またはそのフラグメントの分子量により検出される、請求項50〜60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が質量分析またはゲル電気泳動により検出される、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
少なくとも1つのフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が試験ストリップ上に固定されている、請求項50〜62のいずれか一項に記載の方法。
【請求項64】
対象が陣痛誘発に成功する候補であるかどうかを決定するための方法であって、
妊娠対象由来のサンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を決定することを含み、ここで、
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベル以上であるとき、その対象が誘発に成功する可能性が高いものと同定される、
方法。
【請求項65】
誘発に成功する対象が、誘発に成功しない対象に比べて、経膣分娩に至るか、分娩時間が短いか、または誘発剤または予備誘発剤の投与が少ない誘発である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベル以上である対象に、陣痛誘発に有効な用量の薬剤を投与する、または誘発処置を施すことをさらに含む、請求項64または65に記載の方法。
【請求項67】
誘発の有効性を、誘発処置下にある妊娠対象由来のサンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を決定することにより評価することをさらに含み、
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベル以上であるとき、その対象が誘発に成功する可能性が高いものと同定される、
請求項64〜66のいずれか一項に記載の方法。
【請求項68】
前記対象の誘発結果の第二の指標を決定することをさらに含み、
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベルを超え、かつ、第二の指標が好ましい誘発結果を示すとき、その対象が誘発に成功する可能性が高いものと同定される、請求項64〜67のいずれか一項に記載の方法。
【請求項69】
前記誘発結果の第二の指標が妊娠対象の測定値または所見、胎児の測定値または所見、および妊娠対象の病歴の中から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記第二の指標が子宮頸長、ビショップスコア、展退、出産歴、子宮口の開大、妊娠齢、肥満度指数、位置、硬度、経膣超音波、および指診の中から選択される、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
対象を、誘発が成功する可能性が高いものと同定すること;および
誘発剤を対象に投与するか、または対象に誘発処置を施すこと
をさらに含む、請求項68〜70のいずれか一項に記載の方法。
【請求項72】
前記サンプルが、ポリエステルスワブ、綿スワブおよびレーヨンスワブの中から選択されるスワブを用いて採取される、請求項65〜71のいずれか一項に記載の方法。
【請求項73】
前記サンプルを、癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を決定する前に、非特異的結合化合物と接触させる、請求項65〜72のいずれか一項に記載の方法。
【請求項74】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントが質量分析またはゲル電気泳動により検出される、請求項65〜73のいずれか一項に記載の方法。
【請求項75】
前記複合体がフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を検出することにより測定される、請求項65〜74のいずれか一項に記載の方法。
【請求項76】
少なくとも1つのフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が試験ストリップ上に固定されている、請求項65〜75のいずれか一項に記載の方法。
【請求項77】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を決定することが、
前記サンプルをイムノアッセイ試験ストリップと接触させること
を含む、請求項64〜76のいずれか一項に記載の方法。
【請求項78】
前記試験ストリップが、
検出可能な部分とコンジュゲートされた可動性の癌胎児性フィブロネクチン結合相手および試験ストリップに固定されたフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を含み、かつ
第一の結合相手と癌胎児性フィブロネクチン指標分子と第二の結合相手の複合体を検出し、複合体の検出が、そのサンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量の指標となる、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
分娩日を予測するための方法であって、
妊娠対象由来のサンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子を測定すること
を含み、ここで、
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベル以上であるとき、その対象が特定の期間内に分娩する可能性が高いことを示す、
方法。
【請求項80】
前記特定の期間が3週間以内、2週間以内、10日以内、1週間以内、6日以内、5日以内、4日以内、3日以内、2日以内、または1日以内の中から選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
対象において癌または前癌子宮頸細胞の存在を検出する方法であって、
対象由来のサンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子に関して試験すること
を含み、ここで、
該サンプルが尿、子宮頸間質液、血液、血漿および血清の中から選択され;かつ
癌胎児性フィブロネクチン陽性サンプルが、その対象における癌または前癌子宮頸細胞の存在を示す、
方法。
【請求項82】
前記サンプルが、ポリエステルスワブ、綿スワブおよびレーヨンスワブの中から選択されるスワブを用いて採取される、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値以上であるとき、そのサンプルが癌胎児性フィブロネクチン陽性として同定される、請求項81または82に記載の方法。
【請求項84】
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値未満であるとき、そのサンプルが癌胎児性フィブロネクチン陰性として同定される、請求項81または82に記載の方法。
【請求項85】
試験が、
前記サンプルを第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;および
該結合相手と癌胎児性フィブロネクチン指標分子の複合体を検出すること
をさらに含む、請求項81〜84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項86】
試験が、前記サンプルを第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること(ここで、第二のフィブロネクチンもしくは癌胎児性フィブロネクチン結合相手は検出可能もしくは結合可能な部分とコンジュゲートされているか、または第二のフィブロネクチンもしくは癌胎児性フィブロネクチン結合相手は固体支持体に固定されている)、および
第一の結合相手と第二の結合相手と癌胎児性フィブロネクチン指標分子の複合体を検出すること
を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記サンプルを、複合体を検出する前に非特異的結合化合物と接触させること
をさらに含む、請求項85または86に記載の方法。
【請求項88】
第一の結合相手が検出可能な部分とコンジュゲートされている、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前記サンプルを、第一の結合相手とサンプルを接触させた後に、第一の結合剤と特異的に結合する検出可能な化合物と接触させること
をさらに含む、請求項85に記載の方法。
【請求項90】
前記検出可能な化合物が抗体コンジュゲートまたは核酸コンジュゲートである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記第一の結合相手が抗フィブロネクチン抗体またはそのフラグメントである、請求項81〜90のいずれか一項に記載の方法。
【請求項92】
前記第二の結合相手が抗フィブロネクチン抗体またはそのフラグメントである、請求項86〜91のいずれか一項に記載の方法。
【請求項93】
前記サンプルを非特異的結合化合物と接触させる、請求項81〜92のいずれか一項に記載の方法。
【請求項94】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量が2以上の閾値と比較され;かつ
前記サンプルが、癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量以下である最高閾値に従って分類され、その最高閾値に従ったサンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の分類により、その対象の癌細胞発生リスク、その対象の癌細胞発生の可能性、および癌細胞の攻撃性の中から選択される指標が同定される、請求項81〜93のいずれか一項に記載の方法。
【請求項95】
前記複合体が、フィブロネクチンもしくは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と結合している癌胎児性フィブロネクチン指標分子、またはフィブロネクチンもしくは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と結合する癌胎児性フィブロネクチン指標分子のフラグメントを測定することにより検出される、請求項85〜94のいずれか一項に記載の方法。
【請求項96】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が質量分析またはゲル電気泳動により検出される、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記複合体が、フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と結合している化合物の分子量を検出することにより検出され、癌胎児性フィブロネクチン指標分子に相当する分子量が、サンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を示す、請求項85〜96のいずれか一項に記載の方法。
【請求項98】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントが質量分析またはゲル電気泳動により検出される、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記複合体が、癌胎児性フィブロネクチン指標分子と結合しているフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を検出することにより検出される、請求項85〜94のいずれか一項に記載の方法。
【請求項100】
前記フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が標識を検出することにより検出される、請求項86〜94のいずれか一項に記載の方法。
【請求項101】
少なくとも1つのフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が試験ストリップに固定されている、請求項86〜100のいずれか一項に記載の方法。
【請求項102】
前記細胞が過形成、新生物性または悪性である、請求項81〜101のいずれか一項に記載の方法。
【請求項103】
対象において腫瘍組織を処置する方法であって、対象にフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を局所投与し、それにより、該結合相手を、癌胎児性フィブロネクチン指標分子を含む対象の表面に局在させ、局在した結合相手が細胞死を誘導するか、または細胞増殖を阻害し、該結合相手によって誘導された細胞死または細胞増殖の阻害が対象における腫瘍増殖を阻害することを含む、方法。
【請求項104】
対象において新生物性疾患の再発を抑制するための方法であって、
対象の新生物性疾患を処置すること;および
処置した対象にフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を投与し、それにより、新生物性疾患の再発を抑制すること
を含む、方法。
【請求項105】
前記新生物性、悪性または転移細胞が肺癌、乳癌、卵巣癌、胃癌、膵臓癌、喉頭癌、食道癌、精巣癌、肝臓癌、耳下腺癌、胆管癌、結腸癌、直腸癌、子宮頸癌、子宮癌、子宮内膜癌、腎臓癌、膀胱癌、前立腺癌、甲状腺癌、下垂体癌、眼の癌、脳の癌、口腔癌、皮膚癌、頭頸部癌、リンパ腫、白血病、扁平上皮癌、腺癌、小細胞癌、黒色腫、神経膠腫、肉腫および神経芽腫の中から選択される細胞である、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
対象の全般的な健康状態を決定する方法であって、
対象由来のサンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を試験することを含み;ここで
そのサンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が、その対象が癌胎児性フィブロネクチンの存在を特徴とする疾病を有することを示し;かつ
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の不存在が、その対象が癌胎児性フィブロネクチンを特徴とする疾病に罹患していないことを示す、
方法。
【請求項107】
存在および不存在が閾値レベルに対するものである、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記疾病が新生物性疾患、関節炎、糖尿病性網膜症およびデュプュイトラン拘縮の中から選択される、請求項106または107に記載の方法。
【請求項109】
疾病を同定するための1以上の付加的試験を行うことをさらに含む、請求項106〜108のいずれか一項に記載の方法。
【請求項110】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントを検出するための方法であって、
1以上の第一のサンプル成分を1以上の第二のサンプル成分から分離する条件下でサンプルを処理すること(ここで、癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントは、存在するとすれば、1以上の第一のサンプル成分にある);および
癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントをその分子量により検出すること
を含む、方法。
【請求項111】
処理が、前記サンプルを固体支持体上に固定されているフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させて、その複合体を形成させること;
該複合体から癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントを遊離させるために固体支持体を処理することを含み;そして
検出が、遊離した癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントをその分子量により検出することをさらに含む、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
検出された癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントの分子量を算出することをさらに含む、請求項110または111に記載の方法。
【請求項113】
検出が、検出された第一のサンプル成分と1以上の参照を比較することをさらに含み、検出された第一のサンプル成分と一致する参照がフィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントに相当する、請求項110〜112のいずれか一項に記載の方法。
【請求項114】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントを結合相手から遊離させるために固体支持体を処理する前に、固体支持体を結合相手と特異的に結合していないサンプル成分から分離する条件下で固体支持体を処理することをさらに含む、請求項111に記載の方法。
【請求項115】
検出の前、かつサンプルをフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させた後に、前記方法がサンプルをフラグメンテーション試薬と接触させることをさらに含む、請求項111〜114のいずれか一項に記載の方法。
【請求項116】
前記フラグメンテーション試薬がプロテアーゼまたはヌクレアーゼである、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記フラグメンテーション試薬が第二の固体支持体上に固定され;かつ
サンプルをフラグメンテーション試薬と接触させることが、サンプルと第二の固体支持体接触させることをさらに含む、請求項115または116に記載の方法。
【請求項118】
検出の前、サンプルをフラグメンテーション試薬と接触させた後に、前記方法が、癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントを第二の固体支持体から遊離させる条件下で細胞を処理することをさらに含む、請求項115〜117のいずれか一項に記載の方法。
【請求項119】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントの、第二の固体支持体からの遊離が、マトリックス支援レーザー脱離またはエレクトロスプレー脱離により達成される、請求項115〜118のいずれか一項に記載の方法。
【請求項120】
サンプル中のRNAからDNAを分離することをさらに含む、請求項110〜119のいずれか一項に記載の方法。
【請求項121】
前記RNAサンプルを、癌胎児性フィブロネクチンをコードするヌクレオチド配列に相補的なプライマーと接触させること;および
該サンプルを1以上の核酸合成工程で処理すること
をさらに含む、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記プライマーが癌胎児性フィブロネクチンをコードするmRNAに相補的である、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
第一の核酸合成工程が逆転写酵素による核酸合成を含む、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質またはそのフラグメント、癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子に相補的な核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質またはそのフラグメントに対する自己抗体、および癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子に対する自己抗体の中から選択される、請求項110〜123のいずれか一項に記載の方法。
【請求項125】
前記複合体が核酸合成反応の産物を測定することにより検出される、請求項111〜124のいずれか一項に記載の方法。
【請求項126】
前記サンプルが組織サンプル、細胞サンプルおよび液体サンプルの中から選択されるサンプルを含む、請求項110に記載の方法。
【請求項127】
前記組織または細胞サンプルが肺、乳房、卵巣、胃、膵臓、喉頭、食道、精巣、肝臓、耳下腺、胆管、結腸、直腸、子宮頸、子宮、子宮内膜、腎臓、膀胱、前立腺、甲状腺、下垂体、眼、脳、口腔、皮膚、頭頸部癌、リンパ腫、白血病、扁平上皮癌、腺癌、小細胞癌、黒色腫、神経膠腫、肉腫、神経芽腫、精液、便、ならびにその画分または成分の中から選択される、請求項125に記載の方法。
【請求項128】
前記液体サンプルが尿、血液、血漿、血清、唾液、洗浄液、子宮頸分泌液、頸膣分泌液、膣分泌液、乳房分泌液、母乳、滑液、精液、痰、脳脊髄液、涙、間質液、卵胞液、羊水、眼房水、硝子体液、腹腔液、腹水、汗、リンパ液、およびその画分または成分の中から選択される体液を含む、請求項126に記載の方法。
【請求項129】
前記痰が肺痰である、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントを複合体から除去する工程の前に、結合相手と結合していないサンプル成分を除去することをさらに含む、請求項111−129のいずれか一項に記載の方法。
【請求項131】
前記結合相手がエネルギー吸収部分を含む、請求項110〜130のいずれか一項に記載の方法。
【請求項132】
除去が、紫外線マトリックス支援レーザー脱離/イオン化法、赤外線マトリックス支援レーザー脱離/イオン化法、およびエレクトロスプレーイオン化法の中から選択される、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントが、タイム・オブ・フライト型、フーリエ変換型、および磁気セクター/磁気偏向型の中から選択される質量分析により検出される、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
結合相手と結合している癌胎児性フィブロネクチン指標分子からのシグナルを増強することをさらに含む、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を定量することをさらに含む、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
サンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在により、癌胎児性フィブロネクチンに関連する健康問題のリスクを決定する、またはその健康問題を同定する、請求項110〜135のいずれか一項に記載の方法。
【請求項137】
サンプルにおける癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が、切迫出産または早産の高いリスクを示す、請求項110〜136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項138】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が癌胎児性フィブロネクチンに特異的な自己抗体であり;かつ
サンプルにおける抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体の存在が、その対象における癌胎児性フィブロネクチンに関連する健康問題の存在を示す、
請求項110〜137のいずれか一項に記載の方法。
【請求項139】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が癌胎児性フィブロネクチンに特異的な自己抗体であり;かつ
サンプルにおける抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体の存在が、サンプルにおける癌胎児性フィブロネクチンの存在を示す、
請求項110〜138のいずれか一項に記載の方法。
【請求項140】
検出が、前記サンプルを抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体結合相手と接触させること;かつ
該結合相手と抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体の間で形成された複合体を検出すること
をさらに含む、請求項139に記載の方法。
【請求項141】
前記サンプルを第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と特異的に結合する結合相手と接触させることをさらに含む、請求項111〜140のいずれか一項に記載の方法。
【請求項142】
第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と特異的に結合する結合相手が、抗体および核酸分子の中から選択される、請求項141に記載の方法。
【請求項143】
前記フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が抗フィブロネクチン抗体、またはその抗原結合フラグメントである、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が閾値レベル以上であるとき、そのサンプルを癌胎児性フィブロネクチン陽性として分類する、請求項110〜143のいずれか一項に記載の方法。
【請求項145】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量が1以上の閾値と比較され、サンプルが、癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量以下である最高閾値に従って分類される、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
サンプルが採取される対象が妊娠しており、かつ、この1以上の閾値レベルが切迫(imminent)妊娠終了の高い可能性に相当する、請求項145に記載の方法。
【請求項147】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子とフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手の間の複合体が、癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントを検出することにより測定される、請求項110〜146のいずれか一項に記載の方法。
【請求項148】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が質量分析またはゲル電気泳動により検出される、請求項110〜147のいずれか一項に記載の方法。
【請求項149】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子とフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手の間の複合体がフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を検出することにより測定される、請求項111〜148のいずれか一項に記載の方法。
【請求項150】
対象において癌胎児性フィブロネクチンの存在を示すための方法であって、
対象由来のサンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチンに特異的な自己抗体の存在を検出することを含み、ここで、
サンプルにおける抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体の存在が、対象における癌胎児性フィブロネクチンの存在を示す、
方法。
【請求項151】
検出が、前記サンプルを抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体結合相手と接触させること;および
該結合相手と抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体の間で形成された複合体を検出すること
をさらに含む、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
対象由来のサンプルにおける癌胎児性フィブロネクチンに特異的な自己抗体の存在が、その対象における癌胎児性フィブロネクチンに関連する健康問題の存在を示す、請求項150または151に記載の方法。
【請求項153】
サンプルを、フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手に対するバックグラウンド物質の非特異的結合を低減する溶液と接触させることをさらに含む、請求項150〜152のいずれか一項に記載の方法。
【請求項154】
前記サンプルが尿、洗浄液、母乳、頸膣スワブ、唾液、血清、血漿、血液および間質液の中から選択される、請求項150〜153のいずれか一項に記載の方法。
【請求項155】
前記サンプルが尿であり、かつ、検出工程前に尿サンプルに対して1以上の濾過および/または非特異的結合工程が行われる、請求項154に記載の方法。
【請求項156】
前記サンプルを、抗体、および抗癌胎児性フィブロネクチン自己抗体と特異的に結合する核酸分子の中から選択される結合相手と接触させることをさらに含む、請求項151〜155のいずれか一項に記載の方法。
【請求項157】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質またはそのフラグメント、癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコードする核酸分子に相補的な核酸分子、癌胎児性フィブロネクチンタンパク質またはそのフラグメントに対する自己抗体、および癌胎児性フィブロネクチンまたはそのフラグメントをコード核酸分子に対する自己抗体の中から選択される、請求項150〜156のいずれか一項に記載の方法。
【請求項158】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在が閾値レベル以上であるとき、そのサンプルを癌胎児性フィブロネクチン陽性として分類する、請求項150〜157のいずれか一項に記載の方法。
【請求項159】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量が1以上の閾値と比較され;かつ
前記サンプルが、癌胎児性フィブロネクチン指標分子の検出量以下である最高閾値に従って分類され、サンプルが採取される対象が妊娠しており、かつ、この1以上の閾値レベルが切迫妊娠終了に相当する、請求項158に記載の方法。
【請求項160】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子とフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手の間の複合体が、癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントを検出することにより測定される、請求項150〜159のいずれか一項に記載の方法。
【請求項161】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子が質量分析またはゲル電気泳動により検出される、請求項160に記載の方法。
【請求項162】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子とフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手の間の複合体が、フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を検出することにより測定される、請求項151〜161のいずれか一項に記載の方法。
【請求項163】
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチンのレベルを分類するための方法であって
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を測定すること;
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を2以上の閾値レベルと比較すること;および
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を、サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量以下である最高閾値レベルに従って分類し、その最高閾値に従った、サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の分類により、早産、急迫出産(impending delivery)、切迫出産のより高いリスク;高い分娩日予測能力、妊娠を継続する低い可能性、早産防止方法の使用からの利益の増大、分娩誘発の成功の高い可能性、所定の期間内に分娩する高い可能性、癌細胞の存在、癌または再発癌発達の高いリスク、より速い癌の進行、より高い癌の攻撃性および低い癌治療の有効性の中から選択される指標が同定されること、
を含む、方法。
【請求項164】
サンプルを癌胎児性フィブロネクチン陽性または陰性として分類するための方法であって、
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量を測定すること;
測定されたサンプル癌胎児性フィブロネクチン指標分子量を閾値レベル150ng/mlと比較すること;
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベル以上であるとき、そのサンプルを癌胎児性フィブロネクチン陽性として分類すること;および
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベル以下であるとき、そのサンプルを癌胎児性フィブロネクチン陰性として分類すること
を含む、方法。
【請求項165】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはその類似体の存在を検出するための方法であって、
サンプルを第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手および第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;および
癌胎児性フィブロネクチンと第一の結合相手と第二の結合相手の複合体の形成を、蛍光エネルギー移動(FET)、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)、または均一時間分解蛍光(HTRF)の中から選択される非放射性エネルギー移動からの蛍光を測定することにより測定すること
を含む、方法。
【請求項166】
結合相手が蛍光色素または量子ドットとコンジュゲートされる、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはその類似体が蛍光色素または量子ドットとコンジュゲートされており;かつ
シグナルの消失または変化が、サンプル癌胎児性フィブロネクチン指標分子と結合相手の複合体形成を示す、
請求項165または166に記載の方法。
【請求項168】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を検出するための方法であって、
サンプルをフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と接触させること;
癌胎児性フィブロネクチン指標分子と結合相手の複合体の形成を、複合体形成の指標となる蛍光偏光を検出することにより測定すること
を含む、方法。
【請求項169】
前記蛍光偏光測定が複合体の質量を示し;かつ
前記結合相手が蛍光色素または量子ドットとコンジュゲートされる、請求項168に記載の方法。
【請求項170】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出するための方法であって、
癌胎児性フィブロネクチン指標分子またはそのフラグメントの分子量を質量分析により検出し、それにより、癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を検出すること
を含む、方法。
【請求項171】
移植用の受胎産物を選択するための方法であって、
癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出するために1以上の受胎産物サンプルを試験すること;および
癌胎児性フィブロネクチン陽性サンプルが得られる移植用受胎産物(複数もある)を選択すること
を含む、方法。
【請求項172】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子がフィブロネクチンIII結合セグメント(IIICS)、エキストラドメインA(EDA)、エキストラドメインB(EDB)セグメント、およびIIICS、EDAまたはEDBと特異的に結合する自己抗体の中から選択される、請求項171に記載の方法。
【請求項173】
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が所定の閾値レベル以上であるとき、そのサンプルを癌胎児性フィブロネクチン陽性として同定する、請求項171または172に記載の方法。
【請求項174】
前記閾値レベルが、受胎産物を移植することを示すと予め決定されたレベルである、請求項173に記載の方法。
【請求項175】
2以上の受胎産物に由来するサンプルがアッセイされ、より高レベルの癌胎児性フィブロネクチン指標分子を含有するサンプルが得られる受胎産物が移植用に選択される、請求項173または174に記載の方法。
【請求項176】
癌胎児性フィブロネクチンの増加率をアッセイすることをさらに含み、その増加率が、癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出するために同じ受胎産物に由来する第二の受胎産物サンプルを試験することにより評価され、第二のサンプルが第一のサンプルよりも多くの癌胎児性フィブロネクチン指標分子を含有する受胎産物が移植に好適である、請求項171〜175のいずれか一項に記載の方法。
【請求項177】
2以上の受胎産物の各々に由来する2以上のサンプルがアッセイされ、最高の癌胎児性フィブロネクチン増加率を示す受胎産物が移植用に選択される、請求項176に記載の方法。
【請求項178】
前記受胎産物サンプルが受胎産物抽出物、受胎産物外に由来するサンプル、受胎産物が浸っている培養液および受胎産物由来細胞の抽出物の中から選択される、請求項171〜177のいずれか一項に記載の方法。
【請求項179】
受胎産物サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子を試験する工程の前に、前記サンプルが試薬で処理され、かつ/または分画される、請求項171〜178のいずれか一項に記載の方法。
【請求項180】
受胎産物の外部に由来するサンプルが単一の受胎産物が培養された培養培地の抽出物である、請求項178に記載の方法。
【請求項181】
移植成功のマーカーであると予め決定された付加的な母体マーカーまたは受胎産物マーカーを決定することをさらに含む、請求項171〜180のいずれか一項に記載の方法。
【請求項182】
前記付加的マーカーが受胎産物サンプルにおいて検出されるか、または受胎産物の視診により決定されるか、または母体サンプルにおいて検出される、請求項181に記載の方法。
【請求項183】
前記付加的マーカーが受胎産物の遺伝子組成、受胎産物の遺伝子発現および受胎産物の形態の中から選択される、請求項181または182に記載の方法。
【請求項184】
1つの付加的マーカーが受胎産物の形態であり、かつ、該受胎産物の形態が細胞数、フラグメンテーションの程度、細胞の規則正しさ、対称性、前核の形態、卵胞の大きさ、卵胞液の量、多核細胞の形成、液胞の存在、粒度、およびそれらの組合せの中から選択される因子に従って等級付けされる、請求項181〜183のいずれか一項に記載の方法。
【請求項185】
サンプルにおいて癌胎児性フィブロネクチン指標分子の存在を検出するための試験ストリップであって、
非特異的結合領域;および
その上に固定されている第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を含む分析物結合領域
を含み、
該分析物結合領域が非特異的結合領域よりもサンプル液流経路の下流にある、
試験ストリップ。
【請求項186】
サンプル適用部品としての働きをするコンジュゲートパッド;
このデバイスから連続的に液体を吸い出す働きをする吸収パッド(ここで、この膜系の物質は単一の液流経路を形成する);および
該吸収パッドおよびコンジュゲートパッドと液体が流通する多孔性または吸水性部材(この多孔性または吸水性部材は液体サンプルを収容し、分析物結合領域を含む)
をさらに含む、請求項185に記載の試験ストリップ
【請求項187】
第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を含む可動化領域
をさらに含み、
該第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手がサンプルとの接触時に可動化され;かつ
該可動化領域が分析物結合領域の上流にある、
請求項185または186に記載の試験ストリップ。
【請求項188】
第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と特異的に結合する生体分子を含む対照領域
をさらに含み、
該対照領域が分析物結合領域の下流にある、
請求項185〜187のいずれか一項に記載の試験ストリップ。
【請求項189】
前記第一のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手がフィブロネクチンよりも癌胎児性フィブロネクチンと結合する、請求項185〜188のいずれか一項に記載の試験ストリップ。
【請求項190】
前記非特異的結合領域がその上に固定されている非特異的結合タンパク質を含み;かつ
該非特異的結合タンパク質がBSA、メチル化BSA、W632およびマウスIgGの中から選択される、請求項185〜189のいずれか一項に記載の試験ストリップ。
【請求項191】
フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と非特異的結合剤を含む、組合せ物。
【請求項192】
前記非特異的結合剤が非特異的結合化合物または固体支持体の非特異的結合表面である、請求項191に記載の組合せ物。
【請求項193】
前記固体支持体が非特異的結合表面を含む、請求項192に記載の組合せ物。
【請求項194】
前記固体支持体が、非特異的結合化合物がそこに固定されている試験ストリップである、請求項192または193に記載の組合せ物。
【請求項195】
サンプル採取デバイスをさらに含む、請求項191〜194のいずれか一項に記載の組合せ物。
【請求項196】
フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と、非特異的結合表面を含む固体支持体とを含む、組合せ物。
【請求項197】
前記固体支持体が、非特異的結合化合物がそこに固定されている試験ストリップである、請求項196に記載の組合せ物。
【請求項198】
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベルを超えるとき、陽性結果を示すように構成された試験ストリップリーダーをさらに含む、請求項197に記載の組合せ物。
【請求項199】
サンプル採取デバイスをさらに含む、請求項196〜198のいずれか一項に記載の組合せ物。
【請求項200】
請求項191〜199のいずれか一項に記載の組合せ物および所望により使用説明書を含む、キット。
【請求項201】
前記組合せ物がサンプル採取デバイスをさらに含む、請求項200に記載のキット。
【請求項202】
前記サンプル採取デバイスが尿採取デバイス、ディップスティック、スワブおよび受動式頸膣分泌液採取デバイスの中から選択され;かつ
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の採取および/または測定、ならびにそのための試薬に関する任意の1以上の説明書を含む、
請求項201に記載のキット。
【請求項203】
複数の閾値に対して対象を分類するための系をさらに含む、請求項200〜202のいずれか一項に記載のキット。
【請求項204】
前記組合せ物が、非特異的結合化合物がそこに固定されている試験ストリップをさらに含み;かつ
前記試験ストリップリーダーが、サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が1以上の閾値を超えるとき、陽性結果を示すように構成されている、
請求項200〜203のいずれか一項に記載のキット。
【請求項205】
サンプル採取デバイスとフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手とを含む、組合せ物。
【請求項206】
前記サンプル採取デバイスが尿採取デバイス、ディップスティック、スワブおよび受動式頸膣分泌液採取デバイスの中から選択される、請求項205に記載の組合せ物。
【請求項207】
前記スワブが膣に挿入するには十分な長さであるが、子宮頸に接触するほどの長さではない、請求項206に記載の組合せ物。
【請求項208】
前記フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手がサンプル採取デバイス上に固定されている、請求項206または207に記載の組合せ物。
【請求項209】
第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手をさらに含む、請求項205〜208のいずれか一項に記載の組合せ物。
【請求項210】
前記第二のフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手が検出可能に標識される、請求項209に記載の組合せ物。
【請求項211】
サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が閾値レベルを超えるとき陽性結果を示すように構成されている、請求項205〜210のいずれか一項に記載の組合せ物。
【請求項212】
請求項205〜211のいずれか一項に記載の組合せ物および所望により使用説明書を含むキット。
【請求項213】
前記サンプル採取デバイスが尿採取デバイス、ディップスティック、スワブおよび受動式頸膣分泌液採取デバイスの中から選択され;かつ
癌胎児性フィブロネクチン指標分子の採取および/または測定、ならびにそのための試薬に関する任意の1以上の説明書を含む、
請求項205〜212のいずれか一項に記載のキット。
【請求項214】
複数の閾値に対して対象を分類する系をさらに含む、請求項205〜213のいずれか一項に記載のキット。
【請求項215】
前記組合せ物が、非特異的結合化合物がそこに固定されている試験ストリップをさらに含み;かつ
前記試験ストリップリーダーが、サンプル中の癌胎児性フィブロネクチン指標分子の量が1以上の閾値を超えるとき陽性結果を示すように構成されている、
請求項205〜214のいずれか一項に記載のキット。
【請求項216】
癌胎児性フィブロネクチン指標分子を検出するためのプローブであって、
質量分析基板と
質量分析基板上に固定されているフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手
を含む、プローブ。
【請求項217】
前記基板がガラス、金属、セラミック、テフロン(登録商標)コート磁気物質、有機高分子、生体高分子および無機高分子の中から選択される物質を含む、請求項216に記載のプローブ。
【請求項218】
前記癌胎児性フィブロネクチン指標分子の分子量が質量分析により検出される、請求項216または217に記載のプローブ。
【請求項219】
サイトカイン、光増感剤、毒素、抗癌抗生物質、化学療法化合物、放射性核種、脈管形成阻害剤、シグナル伝達調節剤および生物発光化合物の中から選択される治療薬、または蛍光部分、放射性核種、磁気検出可能な同位元素もしくは化合物、超音波造影剤、発色団、ラテックスマイクロスフェア、または量子ドットの中から選択される検出可能な部分と直接またはリンカーを介して結合されているフィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手を含む、コンジュゲート。
【請求項220】
前記治療薬が脈管形成阻害剤である、請求項219に記載のコンジュゲート。
【請求項221】
前記治療薬がシグナル伝達調節剤である、請求項219に記載のコンジュゲート。
【請求項222】
前記シグナル伝達調節剤がマクロファージ阻害因子の阻害剤、トール様受容体アゴニストおよびstat3阻害剤の中から選択される、請求項221に記載のコンジュゲート。
【請求項223】
前記結合相手がFDC−6、BC−1、ME4CおよびL19の中から選択される抗体である、請求項219〜222のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項224】
フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手と分娩促進薬とを含む、組合せ物。
【請求項225】
非特異的結合化合物をさらに含む、請求項224に記載の組合せ物。
【請求項226】
請求項224または225の組合せ物、および所望により対象が切迫出産または早産の高い可能性を有するかどうかを評価するための前記結合相手と分娩促進薬の使用に関する使用説明書を含む、キット。
【請求項227】
フィブロネクチンまたは癌胎児性フィブロネクチン結合相手、
分娩促進薬、および
1以上の閾値レベルに従ってサンプルを分類するための系
を含む、キット。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【公表番号】特表2008−514900(P2008−514900A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−523875(P2007−523875)
【出願日】平成17年7月29日(2005.7.29)
【国際出願番号】PCT/US2005/027183
【国際公開番号】WO2006/026020
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(500361283)アデザ・バイオメデイカル・コーポレイシヨン (4)
【Fターム(参考)】