説明

発光素子およびその製造方法

【課題】高い発光強度を有すると共に電流注入型として好適なエルビウム添加酸化スズ発光素子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】発光素子20は、酸化スズ(SnO)とエルビウム(Er)を含む発光層12に、p型電流注入層21が設けられた構造を有している。エルビウム原子が光学的に活性化することで、特に波長1.5μm付近の発光強度が増加する。p型電流注入層21は発光層12と同等のバンドギャップを有する材料で構成されており、量子効率の向上、動作電圧の低減、長寿命化につながり、電流注入型酸化物発光素子の実現を可能とする。これにより、集禎回路内への発光素子の実装が容易となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば通信波長帯の光を好適に発光可能な発光素子およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、半導体集積回路(以降、単に集積回路という)の動作周波数は3GHzに達し、集積回路内における配線は、分布定数回路として複雑な取扱いが必要になっており、配線間の電磁波干渉も無視できなくなってきている。そこで、これらの問題を解決するために、集積回路内における信号伝送を光信号を用いて行うことが提案されている。更に、それを低コストで実現するために、シリコン(Si)基板上に形成可能な、言い換えればシリコンプロセスに適合した各光デバイス(発光、受光、変調、導波等)によるシステム構築を目指し、一部の素子が試作されている。これらの中で特に発光素子の開発が急務とされている。その理由は、シリコンは間接遷移型で発光し難いからである。発光材料であるガリウム砒素(GaAs)等の直接遷移型のIII−V族半導体は、シリコン基板上に形成困難という問題がある。そこで、近赤外発光のシリコン系発光材料として、例えば、Si/SiGe材料や、鉄シリサイドあるいはエルビウム添加ケイ素等が開発されてはいるが、III−V族半導体よりも発光強度が数桁低いという問題があった。
【0003】
一方で、二酸化ケイ素(SiO)にエルビウム(Er)を添加した材料により構成される「ファイバー増幅器」が既に開発されており、レーザ励起により通信波長帯1.5μmの光を増幅する素子として既に実用化されている。このようなファイバー増幅器等に用いられるシリコン系発光材料を利用することにより、シリコン基板上に集積回路と共に発光素子を形成することができ、素子構造の簡素化を図ることが可能となる。この他にも、シリコン基板上に形成したエルビウム添加Siナノ結晶を用いた光増幅器(非特許文献1)や、シリコン基板上に形成したエルビウム添加SiOによる電流注入型発光素子(非特許文献2)も開発されている。
【非特許文献1】エッチ.−エス.ハン等(H.−S.Han et al.)、“アプライド フィジックス レタース(Applied Physics Letters)”、vol.79、2001年、p.4568
【非特許文献2】マリア エロイサ カスターニャ(Maria Eloisa Castagna)、サルバトーレ コファ(Salvatore Coffa)、マリアントニエッタ モナコ(Mariantonietta Monaco)、リリアナ カリスティア(Liliana Caristia)、アルベルト メッシーナ(Alberto Messina)、ロザリオ マンガーノ(Rosario Mangano)、コーラド ボンジョルノ(Corrado Bongiorno)、“フィジカ イー(Physica E)”、vol.16、2003年、p.547−553
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したシリコン系発光材料を用いて形成された発光素子の発光強度はなおもIII−V族半導体に劣り、また電流注入に際しては数10V程度の大きな駆動電圧を要するという問題があった。また、発光層の絶縁破壊という問題点も有った。従って、特に通信用の波長1.5μm帯付近において高い発光強度を有し、電流注入が容易な発光素子が望まれていた。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、特に1.5μm帯において高い発光強度を有すると共に、シリコン基板上に形成可能で電流注入が容易な酸化物の発光素子およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の発光素子は、酸化スズ(SnO)とエルビウム(Er)とを含む発光層を備えたものである。
【0007】
本発明の発光素子では、発光層が酸化スズ(SnO)とエルビウム(Er)とを含んで構成されていることにより、エルビウム原子が周囲の酸素原子と結合してイオン化(Er3+)し、光学的に活性化されるため、特に波長1.5μm帯における発光強度が増加する。
【0008】
本発明の発光素子では、発光層がn型の導電性(1×10−1Ωcm〜1×10−5Ωcm)を有する。
【0009】
本発明の発光素子は、発光層とp型電流注入層から成る。
【0010】
本発明の発光素子では、p型電流注入層が、酸化亜鉛(ZnO)、二酸化スズ(SnO)、酸化ニッケル(NiO)、酸化チタン(TiO)、デラフォサイト(CuAlO)およびストロンチウム銅酸化物(SrCu)のうちの少なくとも一種を含む。
【0011】
本発明の発光素子の製造方法は、二酸化スズ(SnO)または一酸化スズ(SnO)とエルビウムとを同時に抵抗加熱蒸着またはスパッタリング法により、基板温度400℃以上650℃以下にて、基板上に堆積させて薄膜を形成したのち、この薄膜に対して600℃以上900℃以下の温度下で熱処理を施すことにより発光層を形成するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の発光素子およびその製造方法によれば、発光層が、酸化スズとエルビウムとを含んで構成されるようにしたので、特に1.5μm付近の通信波長帯の発光強度を向上させることができる。また、本発明の他の発光素子によれば、発光層がスズと酸素とエルビウムとを含み、光学的バンドギャップが3.5eV以上4.5eV以下となるようにしており、導電性(1×10−1Ωcm〜1×10−5Ωcm)を有するため、発光層への電流注入が容易となる。これにより、シリコン基板上に、集積回路と共に発光素子を形成できるようになるため、低コスト化、小型化が可能となる。さらに、従来のシリコン系材料(例えば、エルビウムを添加した二酸化ケイ素)に比べて、発光層において絶縁破壊が生じにくいため、素子寿命が格段に延びる。
【0013】
また、発光層が導電性を有するため、動作電圧が大幅に低減する。これにより、シリコン基板上において、光励起を伴わない電流注入型の発光素子の実現が可能となる。通常、励起光は集積回路の光信号とは異なるため、励起光を全く用いずに電流注入のみで駆動することが可能になれば、小型化が実現し、集積回路内への発光素子の実装が容易となる。
【0014】
さらに、今後、光ファイバーが各家庭に接続されることになると(FTTH:Fiber To The Home)、光ファイバーとコンピュータとの接続が必要となるが、その際、そのコンピュータに上述の発光素子を含む集積回路を備えることにより、集積回路内部の信号伝送のみに留まらず、外部通信網とコンピュータ間の信号の通信性能も向上させることができる。更に、光ファイバーの分岐点となるルータなどの信号処理装置に上記発光素子を組み込むことにより、同装置の高速化、低コスト化、および低消費電力化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光素子10である。この発光素子10は、基板11上に発光層12を備えており、励起光の照射あるいは電流注入によって蛍光(PL:Photo Luminescence)を生じるものである。また、PLスペクトルにおいては、波長325nmの励起光に対して1.53μm付近にピーク波長が観測される発光素子である。
【0016】
基板11は、例えばシリコン(Si)により構成されており、厚みは例えば300μmである。発光層12は、酸化スズ(SnO)とエルビウム(Er)とを含んで構成されており、厚みは例えば500nmである。このSnOの光学的バンドギャップは4eVであり、二酸化ケイ素のバンドギャップ(8〜9eV程度)よりも小さくなっている。
【0017】
ここで、発光層12に対するエルビウムの含有量は、0.1原子%(atomic%)以上10原子%以下であることが好ましい。なお、このエルビウムの含有量(原子%)は、発光層12全体(発光層12の構成材料の合計)に対する原子密度の比率であり、例えばX線光電子分光法(XPS:X−ray Photoelectron Spectroscopy)を用いて測定することができる。
【0018】
この発光層12は、例えば次のようにして製造することができる。
【0019】
まず、図2(A)に示したように、基板11上に、二酸化スズ(SnO)または一酸化スズ(SnO)とエルビウムとを同時に堆積して、薄膜12Aを例えば500nmの膜厚で形成する。このとき、真空度を例えば1×10−1Pa〜1×10−5Paとし、エルビウムと二酸化スズまたは一酸化スズとを、例えば抵抗加熱法あるいはスパッタリング法を用いて、基板11上に蒸着させることにより堆積する。
【0020】
また、蒸着時の雰囲気ガスとして、例えば10Pa〜0.01Paの酸素含有ガスを用いてもよい。酸素含有ガスを用いることにより、SnOの組成をSnO(x=2)に近づけることができる。さらに、蒸着時の基板温度は、例えば400℃以上650℃以下とすることが可能である。
【0021】
次に、図2(B)に示したように、基板11上に形成された薄膜12Aに対して、例えば1〜0.1気圧程度の酸素含有雰囲気中で熱処理を行う。これにより、薄膜12Aが酸化して、SnOとエルビウムとを含む発光層12が形成され、発光素子10が完成する。また、熱処理の温度は、エルビウム原子のイオン化(Er3+)による光学的活性化の点から、例えば600℃以上900℃以下である。なお、熱処理を行う雰囲気ガスについては、上記酸素含有雰囲気に限定されず、純酸素、純窒素、乾燥空気等を用いることも可能である。
【0022】
本実施の形態の発光素子10では、発光層12が酸化スズ(SnO)とエルビウムとを含んで構成されていることにより、エルビウム原子が周囲の酸素原子と結合してイオン化(Er3+)され光学的に活性化される。
【0023】
また、光励起あるいは電流注入により、母材であるSnOの伝導体および価電子帯にキャリア(電子、正孔)が発生あるいは注入されると、電子・正孔対の再結合によりエネルギーを生じる。これによって、エルビウムイオン内の電子が励起され(オージェ効果)、この電子がエネルギー緩和する際に、特に通信波長帯である1.5μm付近の発光が生じる。このとき、SnOが導電性を有するために、絶縁破壊が生じにくく、素子寿命が格段に延びる。
【0024】
さらに、エルビウムの含有量が0.1原子%以上10原子%以下であることにより、波長1.5μm付近における発光強度を効果的に高めることができる。また、発光層12の光学的バンドギャップが3.5〜4.5eVと低く、導電性を有することにより、発光層12における電流注入が容易となり、これによって駆動電圧が大幅に低減した電流注入型の発光素子が作製可能となる。
【0025】
また、発光層12の製造方法では、熱処理の温度を600℃以上900℃以下とすることにより、SnOにおける結晶化と、酸化によるエルビウム原子のイオン化が促進されるため、通信波長帯における発光強度が向上する。これにより、シリコン基板上に集積回路と共に発光素子を形成できるようになるため、低コスト化、製造工程の簡略化につながる。
【0026】
〔第2の実施の形態〕
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る発光素子20の断面構成を表す図である。この発光素子20は、発光素子10のn型層である発光層12上にp型電流注入層21を積層して構成されるものである。発光素子20では、n型発光層12とp型電流注入層21の間に電圧が印加されると、電子を有するn型発光層12に正孔が注入され、この電子・正孔対のエネルギーにより発光層12内のエルビウムが励起され、蛍光を生じる。
【0027】
これらの材料は、多結晶構造を有し、ガラス基板上に直接形成することができるため、製造工程の簡略化やコスト削減にもつながる。また、p型電流注入層21の膜厚は、例えば500nm程度であり、形成方法としては、例えばスパッタ法や蒸着法である。
【0028】
次に、n型発光層12が導電性を有することの作用・効果について、図4、図5を参照して説明する。図4は、比較例として、エルビウムを添加したSiO発光層33をn型シリコン層31とp型シリコン層32とで挟み込んだ構造を有する発光素子30(非特許文献2)の断面構成図を表している。図5は、図3、図4の発光素子の発光原理を表すエネルギーバンドの模式図である。発光素子20の模式図(A)と、その比較例として発光素子30の模式図(B)を示した。なお、模式図(C)は、発光素子20と30に添加されているエルビウム原子における発光原理を表している。
【0029】
発光素子30では、絶縁体である発光層33を挟み込むn型シリコン層31およびp型シリコン層32よりも発光層33のバンドギャップが大きいため、n型シリコン層31およびp型シリコン層32から発光層33へのキャリア注入における障壁が高くなっている。このため、発光層33において、バンドギャップの大きな絶縁膜へのトンネル効果による電流注入(Fowler−Nordheim電流)となるため、動作電圧が20〜70Vと高くなってしまう。さらには、シリコン酸化膜中でのキャリア捕獲による絶縁破壊が生じるため、素子寿命が著しく短くなるという問題が生じる。
【0030】
これに対して、本実施の形態の発光素子20では、SnOのバンドギャップが3.5〜4.5eV程度であり、上記SiO(8〜9eV)よりもバンドギャップが小さく、高い導電性を有している。さらに、そのSnOから成る発光層12と同等のバンドギャップを有するp型電流注入層21で接合した構造では、p型電流注入層21から発光層12へのキャリア注入における障壁が無い、または極めて小さい。これにより、発光層12においてキャリアが効果的に発光に寄与する。従って、量子効率が大幅に向上し、素子寿命も格段に延びる。また、動作電圧についても、バンドギャップエネルギー程度(数V)にまで低減され、従来の約1/10の消費電力で駆動でき、光励起を全く必要としない電流注入型の発光素子を実現することが可能となる。これによれば、集積回路内で信号光とは異なる励起光を照射しなければならない発光素子に比べ、集積回路内への実装が容易となり、また小型化を実現する。
【0031】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る実施例について詳細に説明する。
【実施例】
まず、発光層12の光学的バンドギャップを測定する実験を行った。この際、合成石英基板11上に、エルビウム添加二酸化スズである発光層12と、これらに対する組成比が3%となるエルビウムとを同時に抵抗加熱蒸着させたのち、熱処理(アニール処理)を施して厚さ500nmの発光層12を形成することにより作製したものを用いた。ここで、成膜時の基板温度は、500℃とした。また、熱処理の温度は、600℃、700℃、800℃とした。各温度において、室温で発光層12における透過率を測定し、これに対応する吸収係数(吸収係数α=−ln(透過率)/膜厚)を求めた。吸収係数の結果を図6に示す。
【0032】
図6に示したように、吸収係数の曲線に対し図のようなフィッティングを行うことにより、光学的バンドギャップを求めたところ、熱処理温度600℃においては約3eV、700℃及び800℃においては約4eVであることがわかった。
【0033】
次に、発光層12における発光波長(PL波長)に対する発光強度(PL強度)を、HeCdレーザ(波長325nm)を照射して測定した。PLスペクトルの測定結果を図7に示す。この際、熱処理の温度は、600℃、700℃、及び800℃と設定した。この測定結果から、波長1.5μm帯において発光ピークが得られることが明らかとなった。また、エルビウムの励起波長とは異なる波長(325nm)を用いて、波長1.5μm帯での発光が確認できたことから、励起エネルギー範囲が大幅に拡大されたことがわかる。
【0034】
また、図7においては、熱処理温度に対する波長1.5μm付近での発光強度(発光強度のピーク値)の変化も示されている。この結果より、波長1.5μm帯での発光強度は、熱処理温度を高くするにつれて増加し、700℃で最大となる。これは、温度と共に酸化スズの結晶化が促進し、エルビウムが結晶に取り込まれ光学的に活性化する一方で、温度が高すぎると結晶欠陥が増加するためと考えられる。
【0035】
また、発光層12の抵抗率を測定した結果を図8に示す。図6において、熱処理温度を高くするにつれて導電性は向上し、この温度範囲では800℃で最大となり、このときの抵抗率は約0.01Ωcmである。これは、温度と共に酸化スズの結晶化が促進し、多結晶粒界が減少したためと考えられる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の発光素子およびその製造方法は、例えば以下に示した用途等に利用可能である。
(1)超高密度集積回路内における信号の光伝送
(2)集積回路と光学デバイスを単一基板上に形成することによる光ファイバーとコンピュータとの低コスト接続
(3)光通信における信号処理装置(ルータ)の低コスト化および低消費電力化
(4)エルビウム添加光ファイバー増幅器(EDFA)の超小型化
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】第1の実施形態に係る発光素子の概略構成を表す断面図である。
【図2】図1に示した発光素子の製造工程を説明するための断面図である。
【図3】第2の実施形態に係る発光素子の概略構成を表す断面図である。
【図4】エルビウム添加のSiO発光層から成る発光素子(非特許文献2)の断面図である。
【図5】第2の実施形態と図4における発光原理を表すエネルギーバンドの模式図をそれぞれ(A),(B)に示す。また、発光素子に添加されているエルビウム原子の発光原理の模式図を(C)に示す。
【図6】実施例に係る発光層の吸収係数αにおけるエネルギー依存性を表す特性図である。なお、hνは光子エネルギーである。
【図7】実施例に係る発光素子のPL波長に対するPL強度の関係(PLスペクトル)を表す特性図である。
【図8】実施例に係る発光層の抵抗率における熱処理温度依存性を表す特性図である。
【符号の説明】
【0038】
10,20,30…発光素子、11…基板、12…発光層、21…p型電流注入層、31…n型シリコン層、32…p型シリコン層、33…エルビウム添加シリコン酸化膜。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸化スズ(SnO)とエルビウム(Er)とを含む発光層を備えたことを特徴とする発光素子。
【請求項2】
前記発光層においてn型の導電性(1×10−1Ωcm〜1×10−5Ωcm)を有することを特徴とする発光素子。
【請求項3】
前記発光層とp型電流注入層から成ることを特徴とする発光素子。
【請求項4】
前記p型電流注入層は、酸化亜鉛(ZnO)、二酸化スズ(SnO)、酸化ニッケル(NiO)、酸化チタン(TiO)、デラフォサイト(CuAlO)およびストロンチウム銅酸化物(SrCu)のうちの少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項4記載の発光素子。
【請求項5】
一酸化スズ(SnO)または二酸化スズ(SnO)とエルビウム(Er)とを、同時に、抵抗加熱蒸着法またはスパッタリング法により、基板温度400℃以上650℃以下にて、基板上に堆積させることにより薄膜を形成する工程と、前記薄膜に対して600℃以上900℃以下の温度で熱処理を施すことにより発光層を形成する工程とを含むことを特徴とする発光素子の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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