説明

発電機能を有する電子機器

【課題】簡単な構成で、光源および外部光を有効利用することによって電力消費を補えるようにし、二次電池を用いた電子機器においては連続使用時間を延長できるようにすること。
【解決手段】携帯電話の筐体201背面には光源204、複数の操作キー206を有する導光性のキーシート203及び太陽電池202が積層配設され、各操作キー206は、太陽電池202の貫通孔208及び筐体201の貫通孔207を介して外部に露出している。キーシート203は、光源204からの光及び筐体201外部からの光を太陽電池202に導くと共に光源204からの光を操作キー206に導く。太陽電池202は、キーシート203を介して光源204及び筐体201外部からの光を受光して電気エネルギに変換し、二次電池に充電する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(携帯情報端末:Personal Digital Assistant)等の携帯型電子機器、表示装置等の電子機器に関し、特に、発電機能を有する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯電話、PHS、PDA等の電池を電源として動作する携帯型電子機器が開発されている。
従来の携帯型電子機器、例えば携帯電話機などは電池を電源としているため、電池が消耗した場合には適宜電池を交換したり、二次電池を使用している場合には充電を行う必要がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、電池の交換にはコストがともない、また交換や充電には手間がかかるという問題がある。
【0003】
これを解決する方法として、特許文献1記載の発明のように、バックライト用光源及び外部光を利用して太陽電池によって二次電池を充電するようにした発明がある。しかしながら、特許文献1記載の発明では、光源を表示部のバックライトとして使用しているにすぎずない。電子機器が操作キーを有する場合に、前記光源を用いて操作キーを照明するために光ファイバ等によって導光して照明すると構成が極めて複雑になるという問題がある。
また、表示部を透過した太陽光によって太陽電池を充電するように構成しているため、表示部の透光性が悪い場合には太陽電池は十分な発電を行えない。
【0004】
したがって、携帯型等の電子機器において、簡単な構成で、良好な充電が行えるようにして、電池駆動可能時間の延長や長寿命化が望まれている。
また、電子機器が表示素子の場合には発光素子を画素として使用したり、画素が非発光型の場合にはバックライトを用いる等、発光させるために電力消費を生じるため、供給電力の低減化が大きな課題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−77343号公報
【特許文献2】特開2001−292214号公報
【特許文献3】特開2002−55628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、簡単な構成で、光源および外部光を有効利用することによって電力消費を補えるようにし、二次電池を用いた電子機器においては連続使用時間を延長できるようにすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、光源と、光を受光して電気エネルギに変換する光電変換素子と、複数の操作ーを有し前記光源からの光及び外部光を前記光電変換素子に導光すると共に前記光源からの光を前記操作キーに導光するキーシートと、前記光電変換素子からの電気エネルギを蓄電する二次電池とを備えて成ることを特徴とする電子機器が提供される。
キーシートは、複数の操作キーを有し光源からの光及び外部光を光電変換素子に導光すると共に前記光源からの光を前記操作キーに導光する。光電変換素子は、前記キーシートからの光を受光して電気エネルギに変換する。二次電池は、前記光電変換素子からの電気エネルギを蓄電する。
【0008】
ここで、その表面側に前記複数の操作キーを露出させるための複数の第1貫通孔を有する筐体を有し、前記光電変換素子は、前記第1貫通孔に対応する複数の第2貫通孔を有すると共に前記筐体の背面に配設され、前記キーシートは、導光性材料によって構成されると共に前記光電変換素子の背面に配設され、前記複数の操作キーは前記第1、第2貫通孔を介して前記筐体外部に突出し、前記光源は、前記キーシートの背面に配設されて成り、前記キーシートは、前記光源からの光及び前記筐体外部からの外部光を前記光電変換素子に導くように構成してもよい。
【0009】
また、前記筐体外部に突出した前記操作キーの外部表面の面積は、前記第1貫通孔及び第2貫通孔よりも大きく形成されて成るように構成してもよい。
また、前記光源は、前記操作キーのバックライトであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子機器。
また、前記光源は透光性を有すると共に前記光電変換素子上に積層配設されて成るように構成してもよい。
また、前記光電変換素子は前記二次電池上に積層配設されて成るように構成してもよい。
【0010】
また、本発明によれば、透光性の光源と、前記光源の下層に積層配設され前記光源からの光及び外部光を電気エネルギに変換する光電変換素子と、前記光電変換素子の下層に配設され前記光電変換素子からの電気エネルギを蓄電する二次電池とを有する複数の光充電素子を備え、前記各光充電素子の光源を画素として使用して成ることを特徴とする電子機器が提供される。
光電変換素子は、透光性光源の下層に積層配設され前記光源からの光及び外部光を電気エネルギに変換する。二次電池は、前記光電変換素子の下層に配設され前記光電変換素子からの電気エネルギを蓄電する。各光充電素子の光源は画素として使用される。
【0011】
ここで、前記各光充電素子は周囲に凸部及び凹部を有し、各光充電素子の凸部と凹部は各々隣接する光充電素子の凹部と凸部に係合して成るように構成してもよい。
また、前記各光充電素子は、独立して取り外し可能なように他の光充電素子から独立した構成であってもよい。
また、前記各光充電素子の光源を、画素の代わりに画素のバックライトとして使用して成るように構成してもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、簡単な構成で、光源および外部光を有効利用することにより、電源の電力消費を補うことが可能になる。
また、携帯電話等の二次電池を用いた電子機器においては、キーシートを介して光源及び外部光によって充電できるので、連続使用時間を延長することが可能になる。
また、表示装置の場合、光源を画素あるいはバックライトとして利用することができ、簡単な構成で、電源から供給する電力を補うことが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き電子機器の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き携帯電話機の分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き携帯電話機の側断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き携帯電話機の側断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き電子機器の動作を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電子機器の側断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る電子機器に使用する光源太陽電池の側断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る電子機器に使用する光源充電太陽電池側断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き電子機器の構成を示すブロック図で、太陽電電池付き携帯電話機の例を示している。
図1において、携帯電話機101は、アンテナ102、無線送信/受信を行う通信部103、CPU等を有し各部の制御や信号処理を行う制御部104、着信音や警告音などを出力するスピーカ105、音声を入力するマイクロホン106、テンキー及び各種ファンクションキー等の操作キーからなり電話番号や各種操作のための入力を行う操作部107、液晶表示パネルからなり装置の動作状態など各種情報を表示する表示部108、音楽データなど各種情報をフラッシュメモリ等のメモリに記憶する記憶部109、DSP等を有し音楽再生に関する各種処理を行う音楽再生処理部110、光エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池部111、充電制御および各部の電源制御処理を行う充電電源制御部112、二次電池である充電式電池113、着信LED(発光ダイオード)及び各種ファンクションイルミネーション等の光発光する光源部114を有している。
【0015】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き携帯電話機101の機構部分の構成を示す分解斜視図である。
図2において、筐体201の背面に配設された光電変換素子である太陽電池202と、太陽電池202の背面に配設され光を導き反射させ光を通すキートシート203と、キーシート203の背面に配設された複数のLEDを有する光源204とを有している。
【0016】
筐体201は、キーシート203に一体形成された複数の操作キー206を筐体201の表面側に露出させるための複数の第1貫通孔207を有している。シート状の太陽電池202は、第1貫通孔207に対応する複数の第2貫通孔208を有すると共に筐体201の背面に配設されている。キーシート203は、導光性材料によって構成されると共に太陽電池202の背面に配設されている。複数の操作キー206はキーシート203と一体に形成されており、各々、対応する第1、第2貫通孔207、208を介して筐体201の前面側から外部に突出している。
【0017】
光源204から放出された光をキーシート203へ照射する。光源204から放出された光の一部は、キーシート203によって、キーシート203に一体形成されている操作キー206へ導光されて、操作キー206を照射する。また、光源204から放出された光の一部は、キーシート203によって導光されて、太陽電池202に照射される。また、外部光205からの光はキーシート203を通り太陽電池202に照射される。
【0018】
このように、キーシート203は、筐体201外部からの光と光源204からの光を太陽電池202に導く。太陽電池202には、光源204から放出された光と、外部光205からの光がキーシート203を通り、太陽電池202に照射され、太陽電池202は受光した光エネルギを電気エネルギに変換して発電する。
太陽電池202で発電した電気エネルギを充電電源制御部112にて、充電式電池113に充電し、携帯電話機101の各部の電源に使用することにより、電池113の電流消費を補い、連続使用時間を延長することができる。
【0019】
図3及び図4は、本発明の第1の実施の形態に係る発電機能付き携帯電話機101の機構部分の側断面図であり、図2と同一部分には同一符号を付している。
図3及び図4に示すように、筐体201の背面側には、太陽電池202、キートシート203、シート上に設けられた複数の光源204が積層配設されている。
キーシート203に形成されている複数の操作キー206は、各々、筐体201に形成された第1貫通孔207及び太陽電池202のシートに形成された第2貫通孔208を介して、筐体201の前面側に突出している。
【0020】
図1〜図4において、光源204から放出された光と、外部光(例えば太陽や蛍光灯等の外部照明機器からの光)205からの光は、キーシート203を通り、太陽電池202に照射され、太陽電池202は受光した光エネルギを電気エネルギに変換して発電する。
太陽電池202で変換された電気エネルギを充電電源制御部112にて、二次電池である充電式電池113に充電し、携帯電話機101の各部の電源に使用することにより、電池113の電流消費を補い、連続使用時間が延長される。
【0021】
図5は、太陽電池202で変換された電気エネルギを充電式電池113に充電し、携帯電話機101の各部の電源する際の動作を示すブロック図であり、図1〜図4と同一部分には同一符号を付している。
図5において、光源204から放出された光と、外部光205からの光が太陽電池202に照射された場合、太陽電池202は受光した光エネルギを電気エネルギに変換する。太陽電池202で変換された電気エネルギを充電電源制御部112にて、充電式電池113の充電状態、携帯電話機101の各部の電源状態の情報を制御し、充電式電池113に充電し、携帯電話機101の各部の電源に使用する。光エネルギを電気エネルギに変換する光電変換を行うことで光エネルギを再利用する。
【0022】
以上説明したように本第1の実施の形態に係る電子機器によれば、簡単な構成で、キーバックライト照明ユニットからの光及び外部光205を有効に光エネルギとして吸収し、光電変換により電気エネルギに変換して利用することができる。キーシート203を介して光源204及び外部光205によって充電できるので、太陽電池202により使用電流の消費を補い、携帯電話機101の連続使用時間を延長することができる。また、本来ならば無用な光として消失してしまうキーバックライト照明ユニットからの光を有効に活用することができる。したがって、煩わしい電池113の充電の回数を減らすことができ、長期の外出の際にも充電器を携帯しなくてもよい等の効果を奏する。
【0023】
本発明の第2の実施の形態として、その基本的構成は上記の通りであるが、外部光を有効に太陽電池に照射するためにさらに工夫した例を説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る電子機器の側断面図であり、前記第1の実施の形態と同様に発電機能付き携帯電話機の例を示している。尚、図6において、図3及び図4と同一部分には同一符号を付している。
【0024】
図6において、キーシート203aに設けられている操作キー206aの外部表面の面積を貫通孔207、208よりも大きくするようにしている。即ち、操作キー206aの頭部を基部よりも太く形成している。これにより、操作キー206aは外部光205をより多く受光して、太陽電池202へ導光することが可能になる。
このように、キーシート203aの形状をより効率よく光を導くように形状変更することによって、太陽電池202により多くの光を簡単に照射可能にて、電力の効率化をはかることができる。
【0025】
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る電子機器に使用する構成要素である光源太陽電池505の側断面図であり、図1〜図6と同一部分には同一符号を付している。
本第3の実施の形態では、光源504の光及び外部光205をさらに有効に太陽電池202に照射するためにさらに工夫している。図7において、LEDや有機EL等によって構成される光源504と光電変換素子である太陽電池202を一体化することによって光源太陽電池505を構成し、光源504からの光を太陽電池202に直接照射可能にする。かかる構成により、スペースをとらずコンパクトにまとまり携帯電話機の小型化を図ることができる。
【0026】
光源504は透光性の材料によって構成されているため透光性を有しており、外部光205は光源504を介して太陽電池202に照射される。
このように、光源太陽電池505は光源504と太陽電池202を積層配設して一体化した構成となっており、光源太陽電池505は直接プリント基板等に搭載できることから、組み立て工程の削減を行うことができ、製造効率化をはかることができる。
【0027】
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る電子機器に使用する構成要素である光源充電太陽電池601の側断面図であり、図1〜図7と同一部分には同一符号を付している。
図8において、光源充電太陽電池601は、LEDや有機EL等によって構成される光源504と光電変換素子である太陽電池202と充電式電池113を積層配設して一体化した構成となっており、光充電素子を構成している。
【0028】
光源504は透光性材料によって構成されているため透光性を有しており、外部光205は光源504を介して太陽電池202に照射される。また、光源504からの光は直接太陽電池202に照射される。
したがって、光源504の光及び外部光205からの光を太陽電池202で受光し、光電変換した電気を充電式電池(二次電池)113に充電することで、単体にて光源504から光を長時間連続して光を発光することが出来る。光源504と太陽電池202と充電式電池113を一体化した光源充電太陽電池601のみで光を発光できる。
【0029】
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る電子機器を示す図で、図8に示した光源充電太陽電池601を複数組み合わせることによって構成したライト701の斜視図を示している。
図9において、ライト701は、複数の光源充電太陽電池601を支持台901上に並べた構成となっている。
このように、複数の光源充電太陽電池601を組み合わせることによって構成したライト701は、電気のない場所や暗い場所でも使用できる。
【0030】
本実施の形態に係るライト701によれば、光源504からの光及び外部光205を太陽電池202で受光し、光電変換した電気を電池113に充電することで、適宜電池113の交換や充電を行う必要がなくなる。これにより、コンパクトで持ち運びが便利な携帯型電子機器にすることができる。ライト701は、携帯型電子機に使用されている光源に適用することも可能である、例えば、着信LEDについても適用可能である。
【0031】
図10は、本発明の第6の実施の形態に係る電子機器を示す図で、図8に示した光源充電太陽電池601を複数組み合わせることによって構成した表示装置1001の正面図、及び、光源充電太陽電池601の拡大正面図を示している。
本実施の形態では、光源充電太陽電池601を表示用の素子として複数使用している。即ち、光源504、光源504からの光及び外部光205を光電変換する太陽電池202、太陽電池202からの電気エネルギを蓄電する充電式電池113を備えた素子としての光源充電太陽電池601を複数使用し、各光源充電太陽電池601の光源504を画素として使用している。
【0032】
各光源充電太陽電池601は、周囲に凸部1002及び凹部1003を有し、各光源充電太陽電池601の凸部1002と凹部1003は各々隣接する光源充電太陽電池601の凹部1003と凸部1002に係合している。
各光源充電太陽電池601は、独立して取り外し可能なように他の光源充電太陽電池601から独立した構成となっている。
尚、各光源充電太陽電池の光源504を、画素の代わりに画素のバックライトとして使用することも可能である。
【0033】
このように、表示素子を有する場合には、光源を画素あるいはバックライトとして利用することができ、簡単な構成で、電源から供給する電力を補うことが可能になる。
また、複数の光源充電太陽電池を組み合わせることによって、野外で使用する巨大スクリーンやスコアボード等の巨大な表示装置1001を構成することが可能になる。
また、光源504からの光及び外部光205を太陽電池202で受光し、光電変換した電気を二次電池113に充電することで、消費電力を抑え、電気料金の節約を行うことができる。
【0034】
また、各光源充電太陽電池601は相互に独立して取り外し可能な構成となっているため、製品寿命や修理のために交換や取り外しが必要な際には、必要な光源充電太陽電池601を図10の紙面に垂直な方向にスライドさせることにより、交換や修理が必要な光源充電太陽電池601のみを取り外して交換、修理を容易に行うことが可能である。このように、1個の光源充電太陽電池601のみを取り外して簡単に交換等が行えるため、交換コストを安くすることができる。
【0035】
また、隣接する光源充電太陽電池601同士は、接続部である凸部1002及び凹部1003によって連結されると共に、図10の紙面に垂直な方向には個別にスライド可能なように構成されているため、平らな面に形成するだけでなく、凸凹のあるように形成することが可能である。
また、複数の光源充電太陽電池601を多様な形状に組み合わせることにより、丸型、三角型、台形型等、多様な形状の表示装置を構成することが可能になる。
例えば、複数の光源充電太陽電池601を円形に組み合わせることにより、図11に示す第7の実施の形態のように、楕円形状の表示装置1101を構成することができる。
【0036】
この出願は、2006年11月2日に出願された日本出願特願2006−299168を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【産業上の利用可能性】
【0037】
携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)、電子辞書、携帯型パーソナルコンピュータをはじめとして、二次電池を電源として動作する携帯型電子機等に適用することが可能である。また、大小各種の光源や表示装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0038】
101 電子機器である携帯電話機
102 アンテナ
103 通信部
104 制御部
105 スピーカ
106 マイクロホン
107 操作部
108 表示部
109 記憶部
110 音楽再生処理部
111 太陽電池部
112 充電電源制御部
113 二次電池としての充電式電池
114 光源部
201 筐体
202 光電変換素子としての太陽電池
203、203a キートシート
204、504 光源
205 外部光
206、206a 操作キー
207 第1貫通孔
208 第2貫通孔
505 光源太陽電池
601 光充電素子としての光源充電太陽電池
701 ライト
901 支持台
1001、1101 表示装置
1002 凸部
1003 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性の光源と、前記光源の下層に積層配設され前記光源からの光及び外部光を電気エネルギに変換する光電変換素子と、前記光電変換素子の下層に配設され前記光電変換素子からの電気エネルギを蓄電する二次電池とを有する複数の光充電素子を備え、
前記各光充電素子の光源を画素として使用して成ることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記各光充電素子は周囲に凸部及び凹部を有し、各光充電素子の凸部と凹部は各々隣接する光充電素子の凹部と凸部に係合して成ることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記各光充電素子は、独立して取り外し可能なように他の光充電素子から独立した構成となっていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
【請求項4】
前記各光充電素子の光源を、画素の代わりに画素のバックライトとして使用して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−252715(P2012−252715A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−168755(P2012−168755)
【出願日】平成24年7月30日(2012.7.30)
【分割の表示】特願2008−542082(P2008−542082)の分割
【原出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】