説明

監視システム

【課題】位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れた監視システムを提供する。
【解決手段】無線により識別情報を発信するRFIDタグ105が付与された監視対象者104について前記識別情報を受信して監視対象者104の位置情報を取得する複数のRFIDタグリーダ202と、RFIDタグ105が付与された監視対象者を含む複数の監視対象者104について映像情報を取得する監視カメラ201と、無線LANインターフェイス203とを設けた監視機器103を備え、監視機器103により取得された位置情報および映像情報を無線LANインターフェイス203により無線ネットワーク基地局102を介して監視サーバ107へ送信するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ネットワークを介して監視情報を収集する監視システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術における監視システムでは、監視対象者の位置情報を取得するためのIDタグリーダと監視対象者の映像情報を取得するための監視カメラを組み合わせ、監視対象エリア内に入った監視対象者を監視している。その際、IDタグを持っている監視対象者はIDタグリーダで、IDタグを持たない監視対象者は監視カメラで監視する(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−30022号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】特開2003−85274号公報(第4頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の監視システムでは、IDタグリーダと監視カメラは据付時に位置を固定されており、拡張性がなかった。また、IDタグリーダや監視カメラの故障には簡単に対処できなかった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れた監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る監視システムでは、個体識別要素が付与された個体について個体の位置情報を取得する位置情報取得手段と、個体識別要素が付与された個体を含む複数の個体について個体の映像情報を取得する映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器により取得された情報を前記ネットワークインターフェイス手段により前記監視機器からネットワークを介して監視管理装置に送信するものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れた監視システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
実施の形態1.
以下、この発明による実施の形態1を図1および図2に基づいて説明する。図1は実施の形態1における監視システムのシステム構成を示すブロック図である。図2は実施の形態1における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
【0009】
図1において、監視対象エリア101には、無線LAN基地局102、監視機器103、監視対象個体としての監視対象者104、個体識別要素としてのRFIDタグ105が存在する。監視機器103は、無線ネットワーク106を介して無線LAN基地局102に接続されている。監視サーバ107は、ネットワーク108を介して無線LAN基地局103に接続されている。監視対象者104は、RFIDタグ105を持っている場合がある(持っていない場合もある)。
【0010】
図2において、監視機器103は、監視カメラ201、個体識別要素としてのRFIDタグ105から無線で発信される個体識別情報を受信し位置情報を取得するRFIDタグリーダ202、無線LANインターフェース203を備えている。監視カメラ201およびRFIDタグリーダ202から取得された映像情報および位置情報は、無線LANインターフェース203を介して送信される。
【0011】
次に、動作について説明する。監視対象エリア101内に監視対象者104が存在するものとする。監視機器103は、監視カメラ201により監視対象者104の映像情報を取得する。監視対象者104がRFIDタグ105を持っている場合、監視機器103は、RFIDタグリーダ202により監視対象者104の持っているRFIDタグ105の位置情報を取得する。監視機器103は、無線LANインターフェース203,無線ネットワーク106,無線LAN基地局103,ネットワーク108を介して、映像情報および位置情報を監視サーバ107に送信する。監視サーバ107では、送信された映像情報および位置情報を元に監視対象者104の監視を行う。
【0012】
以上のように、監視カメラ201、RFIDタグリーダ202といった複数のセンサを組合せることで、監視対象エリア101内にいる監視対象者104がRFIDタグ105を持っている場合、持っていない場合のどちらでも監視を行うことができる。この際に、RFIDタグ105の位置情報を使用することで、監視カメラ201で全ての監視を行う場合よりも簡単に監視することができる(RFIDタグ105を持っている監視対象者104は映像情報を監視する必要がない)。さらに、監視機器103は無線LANインターフェース203を備えているため、監視機器103を監視対象エリア101に持ってきて配置するだけで映像情報および位置情報が収集可能である。これは、例えば監視対象エリア101を新規に設置する場合、監視対象エリア101を拡大する場合など、機器の設置にかかる手間を大幅に削減できる。ある監視機器103が故障した場合、その機器の交換も簡単である。
【0013】
この発明による実施の形態1によれば、RFIDタグ105からなる個体識別要素が付与された監視対象者104としての個体について個体の位置情報を個体識別により取得するRFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段と、RFIDタグ105からなる個体識別要素が付与された監視対象者104としての個体を含む複数の監視対象者104としての個体について個体の映像情報を取得する監視カメラ201からなる映像情報取得手段と、無線LANインターフェイス203からなるネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器103を備え、前記RFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段および監視カメラ201からなる映像情報取得手段によって前記監視機器103により取得された情報を前記無線LANインターフェイス203からなるネットワークインターフェイス手段により前記監視機器103から無線ネットワーク106を介して監視管理装置に送信するようにしたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れた監視システムを提供することができる。
【0014】
また、この発明による実施の形態1によれば、無線により識別情報を発信するRFIDタグ105からなる個体識別要素が付与された監視対象者104としての個体について前記識別情報を受信して監視対象者104としての個体の位置情報を個体識別により取得する複数のRFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段と、RFIDタグ105からなる個体識別要素が付与された監視対象者104としての個体を含む複数の監視対象者104としての個体について個体の映像情報を取得する監視カメラ201からなる映像情報取得手段と、無線LANインターフェイス203からなる無線ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器103、前記監視機器103により取得された位置情報および映像情報を監視サーバ107からなる監視管理装置へ送信するための無線LAN基地局102からなる無線ネットワーク基地局を備え、前記RFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段および監視カメラ201からなる映像情報取得手段によって前記監視機器103により取得された位置情報および映像情報を前記無線LANインターフェイス203からなる無線ネットワークインターフェイス手段により前記監視機器103から前記無線ネットワーク基地局102へ送信するようにしたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、無線ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れた監視システムを提供することができる。
【0015】
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図3について説明する。図3は実施の形態2における監視システムのシステム構成を示すブロック図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0016】
実施の形態1では監視機器103の位置について言及していなかったが、図3に示すように監視対象エリア101内にRFIDタグリーダ有効範囲301を重ね合わせて監視機器103を配置する。すると、例えば中央の監視機器103が故障した場合に、上下の監視機器103がカバーして位置情報の送信を続けることができる。
以上のように、冗長に監視機器103を配置することで、監視システムの耐故障性が向上する。
【0017】
この発明による実施の形態2によれば、実施の形態1における構成において、前記識別情報を受信する複数のRFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段の受信有効範囲としてのRFIDタグリーダ有効範囲301を重ね合わせて前記監視機器103を配置することで、ある監視機器103が故障した場合に、周囲の監視機器103が故障した監視機器103をカバーして位置情報の送信を続けるようにしたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に一層優れた監視システムを提供することができる。
【0018】
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図4について説明する。図4は実施の形態3における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1および実施の形態2における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0019】
この実施の形態3では、実施の形態1の構成に、図4に示すように監視機器103にその他のセンサ401を追加することで、追加したセンサに応じた情報を取得することができるものである。例えば、その他のセンサ401として赤外線センサをつけることで、暗い場所での監視対象者104の動作を監視できる。また、その他のセンサ401は監視カメラ201やRFIDタグリーダ202の代わりとする構成も可能である(例えば、監視カメラ201を付けずに赤外線センサを付ける場合など)。
以上のように、監視対象エリア101の環境や、監視機器103の目的に応じてセンサを取り替えることで、取得する情報の種類を変更できる。
【0020】
この発明による実施の形態3によれば、実施の形態1または実施の形態2における構成において、前記監視機器103のセンサとして赤外線センサを設け、前記監視機器103のセンサを変更することで、取得する情報の種類を変更するようにしたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れるとともに、監視機器の機能を強化できる監視システムを提供することができる。
【0021】
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図5について説明する。図5は実施の形態4における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態3までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0022】
この実施の形態4では、実施の形態1の構成に、図5に示すように監視機器103に警報装置501を追加する。監視サーバ107で不正侵入者を発見した場合には、監視サーバ107が監視機器103に対して警報を鳴らすよう指示する。監視機器103の警報装置501が鳴ることで監視機器103の周囲に注意を喚起することができる。
以上のように、監視機器103に警報装置501を追加することで、監視サーバ107で発見した異常を迅速に監視対象エリア101内に連絡することができる。
【0023】
この発明による実施の形態4によれば、実施の形態1から実施の形態3までにおけるいずれかの構成において、前記監視機器103に監視サーバ107からなる監視管理装置からの指令に応動する警報装置501を設け、異常を前記監視機器103に通知できるようにしたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れるとともに、異常状態に即応して警戒態勢を確立できる監視システムを提供することができる。
【0024】
実施の形態5.
この発明による実施の形態5を図6について説明する。図6は実施の形態5における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態4までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0025】
実施の形態1では、監視機器103は1つの機器であったが、この実施の形態5では、図6に示すように、監視機器(監視カメラ)601と監視機器(RFIDタグリーダ)602に分割する。
以上のようにすると、監視機器(監視カメラ)601は監視カメラ201を配置するのに適した場所に、監視機器(RFIDタグリーダ)602はRFIDタグリーダ202を配置するのに適した場所にそれぞれ配置することができる。すなわち、監視機器の配置を柔軟に行うことができる。
【0026】
この発明による実施の形態5によれば、実施の形態1から実施の形態4までにおけるいずれかの構成において、前記監視機器102を監視カメラ201からなる映像情報取得手段のみ持った監視機器(監視カメラ)601からなる映像情報取得監視機器と、RFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段のみ持った監視機器(RFIDタグリーダ)602からなる位置情報取得監視機器によって構成し、前記監視機器102を監視カメラ201からなる映像情報取得手段のみ持った監視機器(監視カメラ)601からなる映像情報取得監視機器と、RFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段のみ持った監視機器(RFIDタグリーダ)602からなる位置情報取得監視機器とに分割することで、それぞれの監視機器を別の場所に配置できるようにしたたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れるとともに、監視機器の配置を適切に行える監視システムを提供することができる。
【0027】
実施の形態6.
この発明による実施の形態6を図7および図8について説明する。図7は実施の形態6における監視システムのシステム構成を示すブロック図である。図8は監視機器の機能構成を示すブロック図である。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態5までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0028】
実施の形態1では、無線LAN基地局102を用いていたが、この実施の形態6では、図7に示すように、無線LAN基地局102の代わりにHUB701を用いるようにしている。その際に、HUB701と監視機器103との間は有線ネットワーク702で接続する。この場合、監視機器103は、図8に示すように無線LANインターフェース203の代わりに有線LANインターフェース801を備える。
以上のようにすると、監視対象エリア101にすでに敷設済みの有線LANネットワーク701がある場合、低コストで監視システムを構築することができる。
【0029】
この発明による実施の形態6によれば、無線により識別情報を発信するRFIDタグ105からなる個体識別要素が付与された監視対象者104としての個体について前記識別情報を受信して監視対象者104としての個体の位置情報を個体識別により取得する複数のRFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段と、RFIDタグ105からなる個体識別要素が付与された監視対象者104としての個体を含む複数の監視対象者104としての個体について個体の映像情報を取得する監視カメラ201からなる映像情報取得手段と、有線LANインターフェイス801からなる有線ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器103、前記監視機器103により取得された位置情報および映像情報を監視サーバ107からなる監視管理装置へ送信するためのHUB701からなる有線ネットワーク中継手段を備え、前記RFIDタグリーダ202からなる位置情報取得手段および監視カメラ201からなる映像情報取得手段によって前記監視機器103により取得された位置情報および映像情報を前記有線LANインターフェイス801からなる有線ネットワークインターフェイス手段により前記監視機器103から前記HUB701からなる有線ネットワーク中継手段へ送信するようにしたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、有線ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れた監視システムを提供することができる。
【0030】
実施の形態7.
この発明による実施の形態7を図9について説明する。図9は実施の形態7における監視システムのシステム構成を示すブロック図である
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態6までにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0031】
実施の形態1では、監視機器103は無線LAN基地局102と直接通信していたが、この実施の形態7では、図9に示すように、間の監視機器を介して映像情報、位置情報を送信するようにしている。例えば、監視機器C:903が監視サーバ107に映像情報および位置情報を送信する場合、監視機器C:903は監視機器B:902に映像情報および位置情報を送信し、監視機器B:902は受け取ったデータを監視機器A:901に送信し、監視機器A:901は受け取ったデータを無線LAN基地局102に送信することで、最終的に監視サーバ107にデータが届く。
以上のようにすると、無線LAN基地局102から離れていて直接無線LAN基地局102と通信できない監視機器103でも、間に存在する監視機器103を介することで通信が可能になる。
【0032】
この発明による実施の形態7によれば、実施の形態1から実施の形態5までにおけるいずれかの構成において、例えば監視機器C:903からなる監視機器が無線LAN基地局102と直接通信するのではなく、間に存在する他の監視機器例えば監視機器B:902および監視機器A:901を介して無線LAN基地局102と通信するようにしたので、位置情報取得手段と、映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を用いて、容易に拡張可能で耐故障性に優れるととともに、通信機能を監視機器の連携によって適切に確保できる監視システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】この発明による実施の形態1における監視システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】この発明による実施の形態1における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
【図3】この発明による実施の形態2における監視システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図4】この発明による実施の形態3における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
【図5】この発明による実施の形態4における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
【図6】この発明による実施の形態5における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
【図7】この発明による実施の形態6における監視システムのシステム構成を示すブロック図である。
【図8】この発明による実施の形態6における監視機器の機能構成を示すブロック図である。
【図9】この発明による実施の形態7における監視システムのシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0034】
101 監視対象エリア、102 無線LAN基地局、103 監視機器、104 監視対象者、105 RFIDタグ、201 監視カメラ、202 RFIDタグリーダ、203 無線LANインターフェース、301 RFIDタグリーダ有効範囲、401 その他のセンサ、501 警報装置、601 監視機器(監視カメラ)、602 監視機器(RFIDタグリーダ)、701 HUB、702 有線ネットワーク、801 有線LANインターフェース、901 監視機器A、902 監視機器B、903 監視機器C。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
個体識別要素が付与された個体について個体の位置情報を取得する位置情報取得手段と、個体識別要素が付与された個体を含む複数の個体について個体の映像情報を取得する映像情報取得手段と、ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器を備え、前記位置情報取得手段および映像情報取得手段によって前記監視機器により取得された情報を前記ネットワークインターフェイス手段により前記監視機器からネットワークを介して監視管理装置に送信することを特徴とする監視システム。
【請求項2】
無線により識別情報を発信する個体識別要素が付与された個体について前記識別情報を受信して個体の位置情報を取得する複数の位置情報取得手段と、個体識別要素が付与された個体を含む複数の個体について個体の映像情報を取得する映像情報取得手段と、無線ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器、前記監視機器により取得された位置情報および映像情報を監視管理装置へ送信するための無線ネットワーク基地局を備え、前記位置情報取得手段および映像情報取得手段によって前記監視機器により取得された位置情報および映像情報を前記無線ネットワークインターフェイス手段により前記監視機器から前記無線ネットワーク基地局へ送信することを特徴とする監視システム。
【請求項3】
前記識別情報を受信する複数の位置情報取得手段の受信有効範囲を重ね合わせて前記監視機器を配置することを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
【請求項4】
前記監視機器のセンサとして赤外線センサを設けることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の監視システム。
【請求項5】
前記監視機器に監視管理装置からの指令に応動する警報装置を設けることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の監視システム。
【請求項6】
前記監視機器を、映像情報取得手段のみ持った映像情報取得監視機器と、位置情報取得手段のみ持った位置情報取得監視機器とによって構成することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の監視システム。
【請求項7】
無線により識別情報を発信する個体識別要素が付与された個体について前記識別情報を受信して個体の位置情報を取得する複数の位置情報取得手段と、個体識別要素が付与された個体を含む複数の個体について個体の映像情報を取得する映像情報取得手段と、有線ネットワークインターフェイス手段とを設けた監視機器、前記監視機器により取得された位置情報および映像情報を監視管理装置へ送信するための有線中継手段を備え、前記位置情報取得手段および映像情報取得手段によって前記監視機器により取得された位置情報および映像情報を前記有線ネットワークインターフェイス手段により前記監視機器から前記有線中継手段へ送信することを特徴とする監視システム。
【請求項8】
前記監視機器が他の監視機器を介して無線LAN基地局と通信するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−180387(P2006−180387A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−373754(P2004−373754)
【出願日】平成16年12月24日(2004.12.24)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】