説明

着脱式の電動換気装置を含む車両の暖房、換気、または空調装置

【課題】ハウジングのカバーや車両のダッシュボードを取り外さず、電動機とタービンとの軸方向移動だけで取り外すことが可能な自動車用電動換気装置を提供する。
【解決手段】本発明による装置は、カバー(12)を画定するハウジング(10)と、取り付け位置でカバー(12)に着脱式に収容可能な電動換気装置(14)とを含み、この電動換気装置(14)は、電動機(16)を含み、前記電動機は、その両側に配置される2個のタービン(18)を駆動し、前記タービンは、カバー内に形成される2個の渦室(22)に収容されている。ハウジング(10)は、カバー(12)の端領域で、電動機およびタービンの共通軸(20)に対応する取り付け軸(YY)方向に横に配置された出し入れ口(24)を含み、これによって、この共通軸に対応する軸方向(YY)に沿って、電動換気装置を取り付けたり取り外したりすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用の暖房、換気、または空調装置の領域に関する。
【0002】
本発明は、特に、カバーを画定するハウジングと、取り付け位置でカバーに着脱式に収容可能な電動換気装置とを含み、この電動換気装置は電動機を含み、前記電動機は、この電動機の軸に沿って電動機の両側に配置されている2個のタービンを駆動し、かつ前記タービンは、カバー内に形成されている2個の渦室に収容されている装置に関する。
【背景技術】
【0003】
このようなハウジングには、装置の各種の構成部品、特に、車室の外部または内部で取りだした空気流を、自動車の車室内に送るための電動換気装置が収容されている。この電動換気装置は、送風機またはブロワとも呼ばれる。
【0004】
上記のタイプの装置では、電動換気装置は、電動機により回転駆動される1つまたは複数のタービンを有し、タービンは、カバーが形成する2個の渦室の内部で、遠心作用により空気流を送り出すことができる。渦室の出口で、空気流は、様々な構成部品を通って処理されてから、各排気ノズルにより、車室内に送られる。
【0005】
ハウジングには、さらに、各種の構成部品、一般には、エアフィルタ、エバポレータ(装置が、空気調節された空気を送ることができる場合)、暖房ラジエータ、様々な分配フラップ、または供給フラップが収容されている。
【0006】
このようなハウジングは、電動換気装置の取り付け手段を備え、また特に、取り外しに介入が必要な場合には、取り外し手段も備えていなければならない。
【0007】
2個のタービンを含む電動換気装置では、この取り外しは、ハウジングのカバーの一部、たとえば渦室を分解して、半径方向への移動により、電動換気装置を取り出せるようにすることによって行われる。このような分解段階では、電動機とタービンとの軸は、平行であり続ける。この取り外しは、また、一般に、車両のダッシュボードの少なくとも一部の分解が必要なこともあるため、時間がかかり、従って操作コストもかかる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような不都合を解消した自動車の暖房、換気、または空調装置を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、ハウジングは、カバーの端部領域で、電動機とタービンとの共通軸に対応する取り付け軸の方向に横に配置された、出し入れ口を含み、これにより、この共通軸に対応する軸方向に沿って、電動換気装置を取り付けたり、または取り外したりすることができる。
【0010】
そのため、電動換気装置の取り付け、または取り外しは、電動軸とタービンとの軸の方向に、軸方向移動するだけで行われ、ハウジングのカバーを取り外したり、車両のダッシュボードの全部または一部を、外したりする必要はない。
【0011】
これにより、特に、電動換気装置のメンテナンス、または交換のための介入操作が著しく簡素化される。
【0012】
出し入れ口が、2個のうちの一方の渦室の空気取入口に形成されていると有利である。この空気取入口は、電動換気装置の取り付け、または取り外しのために、分解式に構成された吸気ダクトを備えていることがある。
【0013】
この場合、2個の渦室の他方は、一般に、固定式に構成された別の吸気ダクトを備えている。
【0014】
発明の好適な実施形態では、ハウジングのカバーは、さらに、2個の渦室の間の収容部分を画定し、この収容部分は、取り付け位置で、電動機を囲む、ほぼ円形の電動機ホルダを収容可能である。
【0015】
収容部分と電動機ホルダとが、形状係合による結合ロック手段を有すると有利である。
【0016】
結合ロック手段は、たとえばバヨネットタイプである。実施形態では、結合ロック手段は、電動機ホルダから出ている少なくとも一つの爪を有し、前記爪は、収容部分の内壁に設けられた切り込みに係合可能となっている。
【0017】
発明の有利な実施形態では、電動機ホルダは、電動機を囲むリングを中心として相互組立可能な2個の半リング状部分を含んでいる。リングが電動機を囲み、また、電動機ホルダの取り付け用に一体成形されたダンパを含んでいるのが好ましい。
【0018】
本発明では、電気接続のために、電動機ホルダにより支持される第1の電気コネクタと、ハウジングにより支持される第2の電気コネクタとを有し、第1および第2の電気コネクタは、電動換気装置がハウジング内部の取り付け位置にあるとき、電気接続が可能である。
【0019】
実施形態では、第1の電気コネクタおよび第2の電気コネクタは、摩擦型電気接点を有している。
【0020】
そのため、第1の電気コネクタは、少なくとも1つのバヨネットタイプの凸型電気接点を含み、第2の電気コネクタは、少なくとも1つのバヨネットタイプの凹型電気接点を有している。
【0021】
変形実施形態では、第1の電気コネクタおよび第2の電気コネクタは、ハウジング内部の取り付け位置に電動換気装置を保持するためのロック手段を形成している。
【0022】
以下の説明は、添付図面を参照しながら、単なる例に対して行うものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1は、自動車の暖房、換気、または空調装置のハウジング10を示す。このハウジングは、車両構造、一般には自動車の車室に設置可能である。装置の一般構造については、それ自体公知の特徴であるので、詳しい説明を省く。
【0024】
ハウジング10は、上部に、カバー12と、カバーに着脱式に収容可能な電動換気装置14とを有する。電動換気装置14は、電動機の両側で、その軸またはシャフト20に配置された2個のタービン18を駆動する中央電動機16(図示せず)を有する。タービン18は、電動機によるタービンの回転駆動時に、空気流を案内して加速させることができるカバー12の2個の渦室22に、それぞれ収容可能である。
【0025】
ハウジング10は、カバー12の端部領域で、電動機16とタービン22とのシャフト20の共通軸と対応する取り付け軸YYの方向に、横に配置された、出し入れ口24を有する。電動換気装置14は、このようにして取り付けられるが、特に、電動機16のシャフトの軸方向に対応する軸YYの方への軸方向移動により、分解可能である。図1では、電動換気装置14を、取り出した位置で示している。取り出し操作は、軸YYに沿って、矢印Fの方向に行われる。
【0026】
この例では、軸YYが、車両の水平横方向、すなわち、一般に軸XXと呼ばれる車両の長手方向の軸に対して、直交している。
【0027】
出し入れ口24は、図1に示した例で、ハウジング10の右側に示された、2個のうちの一方の渦室22の空気取入口を構成しているが、他方の渦室22も、また同様の空気取入口を備えている。
【0028】
空気取入口を形成する出し入れ口24は、電動換気装置14の組立、または分解を可能にするために、分解可能に構成された、図6に示すような吸気ダクト26を備えている。それに対して、2個のうちの他方の渦室22は、図1から図6に示すように、固定式の吸気ダクト28を備えている。
【0029】
図1では、電動換気装置14を組立または分解可能にするために、吸気ダクト26を取り外して示してある。
【0030】
変形実施形態では、吸気ダクト28を、同様に分解可能に構成して、ハウジングのどちら側からも、電動換気装置14を組立または分解するように構成してもよい。一般に、この操作は、選択された側から実施される。たとえば、ハウジング10の右側または左側から行われる。
【0031】
従って、自動車の車室内または車室外部から取り出された空気流は、吸気ダクト26、28を通って、カバー内に入り、渦室22内で、各タービン18により加速され、ほぼ矩形の輪郭を有する排気ダクト30を介して、ハウジング10から送り出される。
【0032】
図1では、トラップ32から、エアフィルタに手を伸ばして、エアフィルタを交換できる。
【0033】
次に、カバー12の構造を示す図2を参照する。カバーは、上部と下部にそれぞれ配置されて注入成形された2個の部分12A、12Bからなっている。この2個の部分は、ハウジング10の組立時に相互に組み立てられる。組立は、2個の部分を相互に係止するか、または、ねじ止め、貼り付け等の同等手段により行われる。しかし、この2個の部分は、メンテナンス操作時には、互いに分離してはならない。何故なら、電動換気装置14は、軸方向に取り付け、または取り外しするように構成されているからである。
【0034】
カバー12は、2個の渦室22の間に含まれる収容部分34を画定している。この収容部分は、ほぼ円形円筒形の内壁36を有し、この内壁に、たとえばL字型で「勾配」とも呼ばれる複数の切り込み38が設けられ、前記切り込みによって、バヨネットまたは同等タイプのロック手段により、取り付け位置に電動換気装置14を取り付けることができる。内壁36は、各渦室の太くなったり狭くなったりする横方向の寸法よりも小さい直径に沿って延び、カバー12の狭い方の部分を構成している。
【0035】
次に、電動換気装置14だけを示す図3を参照する。電動換気装置14は、2個のタービン18の間に配置されて、電動機16(図示せず)を囲むほぼ環状の電動機ホルダ40を有する。電動機ホルダ40は、ほぼ円形円筒形の外壁42を有し、その直径は、タービン18の直径よりも大きいが、内壁36の直径よりも小さい。外壁42の周囲には、突出爪44が形成され、この爪は、図2に示すように、カバーの収容部分34の、たとえばL字型の切り込み38とそれぞれ協働可能である。
【0036】
電動換気装置14を、カバー12の内部に取り付ける場合、電動機ホルダ40から出ている爪44が各切り込み38に入るまで、シャフト20を軸方向YY’に移動し、最終的なロックは、カバー内で、たとえば四分の一回転といった部分回転に従って、電動機ホルダを所定の方向に回転させることにより得られる。換言すれば、このようにして、バヨネットタイプまたは部分回転によるロックが行われる。
【0037】
もちろん、電動換気装置14を取り外すには、まず、回転ブロックを解除してから、電動機ホルダ40を反対方向に部分回転させ、次いで、軸方向に引き抜けばよい。
【0038】
同様に図3から分かるように、電動機ホルダ40は、電動機に接続された第一の電気コネクタ46と、ハウジング、特に、ハウジングの収容部分34で支持される第2の電気コネクタ48とを有する。図3では、2個のコネクタ46、48は、ハウジング10のカバー12に電動換気装置14が正常に収容されるときに取る接触位置で示されている。
【0039】
収容部分34と電動機ホルダ40とは、形状係合による結合ロック手段を有する。これは、前述のように、バヨネットタイプの手段としてもよいし、あるいはまた、カバー12の中間部分に対して、電動機ホルダを所望の位置にブロックする他の機械手段としてもよい。
【0040】
図4は、電動機16と電動機ホルダ40との間に挟まれるように構成されたリング50を示す。リング50は、電動機16を中心として取り付けられ、有利には、プラスチック材料で製造される。リングは、ほぼ円形断面の円筒壁52と、ここでは全部で3個のダンパ54とを有し、電動機の振動を減衰できる状況で、電動機ホルダ40を組み立てられるようにしている。
【0041】
特に図5から分かるように、電動機ホルダ40は、それぞれが半リング状の2個の部分40A、40Bを有し、これらの部分は、電動機16を囲むリング50を中心として、互いに組立可能である。図5では、ハウジングのカバーに電動機ホルダをロックする爪44が示されている。これらの爪は、角方向に異なる間隔で配置されて、カバー12に電動換気装置14を設置すると、電気コネクタ46が所定の適切な位置にくるように、誤動作防止手段を構成しているのが好ましい。
【0042】
重要なことは、電動機ホルダ40を所定の位置に配置して、電気接続手段同士が協働しうるようにすることである。そのため、ハウジング10の下部に電気接続手段を配置し、図1に示すように、エアフィルタのトラップ32から出し入れできるようにしてもよい。また、たとえばハウジングの上部等の別の選択領域に、電気接続手段を配置することもできる。その場合には、ダッシュボードからの出し入れが可能である。
【0043】
既に言及した図6は、この例では、電動換気装置14の取り外しを可能にするための取り外し中の吸気ダクト26を示している。電動換気装置の軸方向への引き抜きは、出し入れ口24の側に配置されるタービン18をつかむことによって、手で実施可能である。しかし、このタービンを損傷するあらゆる恐れを回避するために、図7に示すような適切な引き抜き工具56の使用も検討できる。引き抜き工具は、直径方向の把持部60と、タービンを通って、電動機ホルダに係合可能な、ここでは全部で3個の軸方向のロッド62とを備える円筒壁58を有している。
【0044】
次に、図8を参照して、電動機ホルダ40により支持される第1の電気コネクタ46について説明する。この例では、電気コネクタ46は、2個の摩擦型電気接点64を有する。これらの接点は、円弧状の2個の接触帯として構成され、電動機ホルダ40の外壁42で、互いの近くに軸方向に配置されている。図8では、また、カバーに電動機ホルダをロックする2個の爪44が示されている。
【0045】
摩擦型接点64は、カバーの壁36の内側に配置された、摩擦型の2個の接点66と協働可能である。これらの接点66は、円弧状で軸方向に間隔をあけて設けられている。図9では、また、爪44と協働可能なL字型の切り込み38が示されている。摩擦型電気接点66からは、外部コネクタ68に至る電気ハーネスが延びている。外部コネクタは、適切な給電回路に接続されるように構成されている。
【0046】
このようにして、図8、図9の実施形態では、ロック機能と電気接続機能との個々の機能が、異なる要素によって果たされる。
【0047】
それに対して、図10では、電動機ホルダは、互いに角方向に間隔をあけられたバヨネットタイプの2個の凸型の電気接点70を支持し、この接点は、カバー12の収容部分34に形成された同じくバヨネットタイプの凹型の電気接点(図示せず)と協働可能である。この場合、電動換気装置14とカバー12との個々の電気コネクタは、同時に、取り付け位置でハウジング10の内部に電動換気装置14を保持するロック手段を形成する。
【0048】
本発明では、電動機ホルダとカバーとのロック手段と電気接続手段とに関して、多くの変形実施形態を含んでいる。
【0049】
本発明は、自動車の暖房、換気、または空調装置に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】電動換気装置を軸方向に取り出す位置で示す、本発明による暖房、換気、または空調装置のハウジングの斜視図である。
【図2】電動換気装置を収容するハウジングのカバーを示す一部斜視図である。
【図3】電動換気装置を示す斜視図である。
【図4】電動換気装置の電動機を囲むことができるリングを示す斜視図である。
【図5】電動換気装置のリングを中心とする電動機ホルダの2個の部分の組立を示す分解斜視図である。
【図6】分解中の空気ダクトを示す、図1と同様の斜視図である。
【図7】工具による電動換気装置の取り出しを示す一部斜視図である。
【図8】電気コネクタが2個の摩擦型接点を含むところを示す電動換気装置の斜視図である。
【図9】カバーの一部が、図8の電動換気装置の摩擦型接点と協働可能な摩擦型接点を備えた電気コネクタを含むことを示す斜視図である。
【図10】変形実施形態で電気コネクタがロック手段を同様に形成する電気接点を含むことを示す、図8と同様の図である。
【符号の説明】
【0051】
10 ハウジング
12 カバー
14 電動換気装置
16 電動機
18 タービン
22 渦室
24 出し入れ口
26、28 吸気ダクト
30 排気管
34 収容部分
36 収容部分の内壁
38 切り込み
40 電動機ホルダ
40A、40B 半リング状部分
42 電気ホルダの外壁
44 爪
46 第一の電気コネクタ
48 第二の電気コネクタ
50 リング
54 ダンパ
60 直径方向の把持部
64、66 摩擦型接点
68 外部コネクタ
70 凸型電気接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カバー(12)を画定するハウジング(10)と、取り付け位置でカバー(12)に着脱式に収容可能な電動換気装置(14)とを有し、この電動換気装置(14)は、電動機(16)を含み、前記電動機は、この電動機の軸(20)に沿って電動機の両側に配置される2個のタービン(18)を駆動し、前記タービン(18)は、カバー(12)内に形成される2個の渦室(22)に収容されている、自動車の暖房、換気、または空調装置であって、
ハウジング(10)は、カバー(12)の端部領域で、タービン(18)と電動機(16)との軸(20)の方向に横に配置された出し入れ口(24)を有することを特徴とする装置。
【請求項2】
電動換気装置(14)は、軸(20)の方向に、取り付け、または取り外しできることを特徴とする請求項1に記載の自動車の暖房、換気、または空調装置。
【請求項3】
出し入れ口(24)は、2個のうちの一方の渦室(22)の空気取入口に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記渦室(22)の空気取入口は、電動換気装置(14)の取り付けまたは取り外しのために分解可能に構成された吸気ダクト(26)を備えていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
2個の渦室(22)の他方は、固定式に構成された別の吸気ダクト(28)を備えていることを特徴とする請求項3または4に記載の装置。
【請求項6】
ハウジングのカバー(12)は、さらに、2個の渦室(22)の間の収容部分(34)を画定し、この収容部分は、取り付け位置で、電動機(16)を囲むほぼ円形の電動機ホルダ(40)を収容可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
収容部分(34)と電動機ホルダ(40)とは、形状係合による結合ロック手段(38、44)を含むことを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
結合ロック手段(38、44)は、バヨネットタイプであることを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
結合ロック手段は、電動機ホルダ(40)から出ている少なくとも一つの爪(44)を有し、前記爪は、収容部分(34)の内壁(36)に設けられた切り込み(38)に係合可能であることを特徴とする請求項7または8に記載の装置。
【請求項10】
切り込み(38)はL字型であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
電動機ホルダ(40)は、電動機を囲むリング(50)を中心として相互組立可能な2個の半リング状部分(40A、40B)を含むことを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
リング(50)は、電動機ホルダ(50)の取り付け用に一体成形されたダンパ(54)を含むことを特徴とする請求項11に記載の装置。
【請求項13】
電動機ホルダ(40)により支持される第1の電気コネクタ(46)と、ハウジング(12)により支持される第2の電気コネクタ(48)とを有し、第1および第2の電気コネクタは、電動換気装置(14)がハウジング内部の取り付け位置にあるとき、電気接続を行えるようになっていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
第1の電気コネクタ(46)および第2の電気コネクタ(48)は、摩擦型電気接点(34、66)を含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
第1の電気コネクタは、少なくとも1つのバヨネットタイプの凸型電気接点(70)を含み、第2の電気コネクタは、少なくとも一つのバヨネットタイプの凹型電気接点を含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
第1の電気コネクタ(70)および第2の電気コネクタは、ハウジング内部の取り付け位置に電動換気装置を保持するためのロック手段を同時に形成していることを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−176481(P2007−176481A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−342381(P2006−342381)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【出願人】(505113632)ヴァレオ システム テルミク (81)
【Fターム(参考)】