説明

着色組成物、着色硬化膜、カラーフィルタ、その製造方法、及び固体撮像素子

【課題】形成する着色パターンの色抜けを抑制し、現像性及び耐熱性に優れる着色パターンを形成しうる着色組成物を提供する。形成する着色パターンの色抜けを抑制し、現像性及び耐熱性に優れる着色パターンを形成しうる着色硬化膜、該着色パターンを備えたカラーフィルタ及びその製造方法を提供する。耐色抜け性及び耐熱性に優れる固体撮像素子を提供する。
【解決手段】色素構造を有する樹脂(A)を含有する着色組成物であって、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定される前記樹脂(A)における分子量2000以下の成分の占めるピーク面積が、前記樹脂(A)の分子量分布全体のピーク面積に対して10%未満である着色組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
色素構造を有する樹脂(A)を含有する着色組成物であって、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定される前記樹脂(A)における分子量2000以下の成分の占めるピーク面積が、前記樹脂(A)の分子量分布全体のピーク面積に対して10%未満である着色組成物。
【請求項2】
前記樹脂(A)の重量平均分子量が4,000〜15,000である、請求項1に記載の着色組成物。
【請求項3】
(B)顔料を更に含有する請求項1又は2に記載の着色組成物。
【請求項4】
前記顔料(B)がアントラキノン顔料、ジケトピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料、キノフタロン顔料、イソインドリン顔料、アゾメチン顔料又はジオキサジン顔料である、請求項3に記載の着色組成物。
【請求項5】
(C)重合性化合物及び(D)光重合開始剤を更に含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項6】
前記光重合開始剤(D)がオキシム系開始剤である請求項5に記載の着色組成物。
【請求項7】
(E)アルカリ可溶性樹脂を更に含有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項8】
前記樹脂(A)の色素構造が、ジピロメテン色素、アゾ色素、アントラキノン色素、トリフェニルメタン色素、キサンテン色素、シアニン色素、スクアリリウム色素、キノフタロン色素、フタロシアニン色素及びサブフタロシアニン色素から選ばれる色素に由来する構造である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項9】
前記樹脂(A)が重合性基を更に有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項10】
前記重合性基が、エチレン性不飽和結合を含む基、エポキシ基、オキセタン基、及びメチロール基からなる群より選択される重合性基である、請求項9に記載の着色組成物。
【請求項11】
前記樹脂(A)が、エチレン性不飽和結合を有し、かつ色素構造を有する単量体をラジカル重合反応させて得られる樹脂である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項12】
前記樹脂(A)がアルカリ可溶性基を更に有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項13】
前記樹脂(A)の酸価が0.5mmol/g〜1.0mmol/gである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項14】
カラーフィルタの着色層形成に用いる請求項1〜13のいずれか1項に記載の着色組成物。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の着色組成物を硬化して得られた着色硬化膜。
【請求項16】
請求項15に記載の着色硬化膜を備えたカラーフィルタ。
【請求項17】
請求項11に記載の着色組成物を支持体上に付与して着色層を形成する工程、
該着色層をパターン露光する工程、及び
露光後の着色層を現像して着色パターンを形成する工程
を有するカラーフィルタの製造方法。
【請求項18】
請求項16に記載のカラーフィルタ又は請求項17に記載のカラーフィルタの製造方法により得られたカラーフィルタを具備した固体撮像素子。

【公開番号】特開2013−72030(P2013−72030A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−213220(P2011−213220)
【出願日】平成23年9月28日(2011.9.28)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】