説明

硬化性組成物、平版印刷版原版、及び新規重合性モノマー

【課題】レーザー露光などにより高感度で硬化しうると共に酸素による重合阻害が抑制され、現像液や溶剤への溶解性に優れた硬化性組成物、及び、それを用いた平版印刷版原版を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される重合性モノマーと、重合開始剤と、を含有することを特徴とする硬化性組成物〔一般式(1)中、Qは、エチレン性不飽和基を含む置換基を表し、Rは、水素原子又は1価の炭化水素基を表し、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭化水素基を表す。Aは、少なくとも一つのエーテル結合を含む2価の連結基、又は炭素数が2から5である2価の連結基を表し、Bは、少なくとも一つのエーテル結合を含むn+1価の連結基、又は炭素数が2から5である2価の連結基を表す。n及びmは、それぞれ独立に、1から3の整数を表す。mが1の場合、2つのRはそれぞれ同じであっても、異なっていてもよい。〕。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(1)で表される重合性モノマーと、重合開始剤と、を含有することを特徴とする硬化性組成物。
【化1】

〔一般式(1)中、Qは、エチレン性不飽和基を含む置換基を表し、Rは、水素原子又は1価の炭化水素基を表し、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭化水素基を表す。Aは、少なくとも一つのエーテル結合を含む2価の連結基、又は炭素数が2から5である2価の連結基を表し、Bは、少なくとも一つのエーテル結合を含むn+1価の連結基、又は炭素数が2から5である2価の連結基を表す。n及びmは、それぞれ独立に、1から3の整数を表す。mが1の場合、2つのRはそれぞれ同じであっても、異なっていてもよい。〕
【請求項2】
前記重合開始剤が光重合開始剤であること特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
増感色素を更に含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
支持体上に、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の硬化性組成物を含有する感光層を有することを特徴とする平版印刷版原版。
【請求項5】
下記一般式(1)で表される重合性モノマー。
【化2】

〔一般式(1)中、Qは、エチレン性不飽和基を含む置換基を表し、Rは、水素原子又は1価の炭化水素基を表し、R及びRは、それぞれ独立に、水素原子又は1価の炭化水素基を表す。Aは、少なくとも一つのエーテル結合を含む2価の連結基、又は炭素数が2から5である2価の連結基を表し、Bは、少なくとも一つのエーテル結合を含むn+1価の連結基、又は炭素数が2から5である2価の連結基を表す。n及びmは、それぞれ独立に、1から3の整数を表す。mが1の場合、2つのRはそれぞれ同じであっても、異なっていてもよい。〕

【公開番号】特開2009−25379(P2009−25379A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−185796(P2007−185796)
【出願日】平成19年7月17日(2007.7.17)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】