説明

磁気検出装置

【課題】検出対象に磁性異物を引き寄せることを抑制することができる磁気検出装置を提供する。
【解決手段】磁気検出装置1Aは、通電により磁界を発生させる電磁石203と、通電制御によって電磁石203が発生した磁界を検知し、電磁石203との相対位置に応じた信号を出力するホール素子210と、少なくともホール素子210が磁界を検知する期間に、電磁石203の通電を制御する制御IC211とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検出対象に磁性異物を引き寄せることを抑制する磁気検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、磁性異物が磁気検出ユニット内に侵入しないよう磁石で磁性異物を吸着する磁気検出装置がある(例えば、特許文献1参照)。この磁気検出装置は、回転部材の回転軌道輪に取り付けられて円周方向で交互に異なる磁極に着磁された環状の磁気エンコーダと、回転部材を支持する転がり軸受けに取り付けられて磁気エンコーダと対向して配置される磁気センサと、磁気エンコーダと磁気センサとの隙間の近傍であって回転部材に取り付けられたリング状のゴム磁石とを備える。
【0003】
この磁気検出装置によれば、磁気エンコーダの磁力によって磁気エンコーダと磁気センサとの隙間に侵入しようとする磁性異物をゴム磁石により吸着することで、磁気エンコーダ及び磁気センサからなる磁気検出ユニット内に磁性異物が侵入しないようにすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−49262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に示す磁気検出装置は、ゴム磁石によって磁性異物を吸着するため、磁気検出ユニット内に磁性異物が侵入することを抑制することができるが、ゴム磁石に吸着した磁性異物によって回転部材の回転動作を阻害しないよう、ゴム磁石から吸着した磁性異物を人為的に取り除く必要があった。
【0006】
従って、本発明の目的は、検出対象に磁性異物を引き寄せることを抑制することができる磁気検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、通電により磁界を発生させる電磁石と、通電によって前記電磁石が発生した磁界を検知し、前記電磁石との相対位置に応じた信号を出力する磁気検出器と、少なくとも前記磁気検出器が磁界を検知する期間に、前記電磁石の通電を制御する制御部とを有する磁気検出装置。を提供する。
【0008】
上記磁気検出装置は、磁気検出器付近の温度を検出する温度検出器をさらに有し、制御部は、温度検出器が検出した温度と、磁気検出器の温度特性とに基づいて、電磁石に通電する電流又は電圧を変化させてもよい。
【0009】
上記制御部は、温度検出器が検出した温度と、磁気検出器の温度特性とに基づいて、電磁石と磁気検出器との距離が一定であれば磁気検出器が出力する信号の値が一定となるように、電磁石に通電する電流又は電圧を変化させてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、検出対象に磁性異物を引き寄せることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図2】図2(a)及び(b)は、制御ICが制御する駆動電流の時間変化の一例を示す概略図であり、図2(a)はホール素子の駆動電流、図2(b)は電磁石の駆動電流を示す。
【図3】図3は、バックル装置の分解斜視図である。
【図4】図4は、タングプレートがバックル本体に挿入される前の状態を示すバックル装置の断面図である。
【図5】図5(a)は、タングプレートがバックル本体に挿入される前の状態を示すバックルスイッチの断面図、図5(b)は、タングプレートがバックル本体に挿入された後の状態を示す磁気検出装置の断面図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る磁気検出装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図7】図7は、ホール素子の温度特性の一例を示すグラフ図である。
【図8】図8(a)〜(c)は、制御ICが制御する駆動電流の時間変化の一例を示す概略図であり、図8(a)はホール素子の駆動電流、図8(b)は、ホール素子の温度変化、図8(c)は電磁石の駆動電流を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1の実施の形態]
【0013】
図1は、磁気検出装置1の制御系の構成例を示すブロック図である。
【0014】
磁気検出装置1は、駆動電流Iの通電により磁界を発生させる電磁石203と、電磁石203と距離Dの位置に配置されて駆動電流Iの通電により電磁石203の発生する磁界の磁束Bに応じた信号Vを出力するホール素子210と、駆動電流I及びIを制御する制御IC211とを有する。
【0015】
制御IC211は、上述したように電磁石203及びホール素子210に電気的に接続され、それぞれを駆動する駆動電流I及びIを制御する。駆動電流I及びIは、例えば、定電流である。電磁石203は、移動可能であり、ホール素子210との距離Dを変化させる。また、ホール素子210は、面を貫く磁束密度Bに比例する出力電圧Vを出力する。出力電圧Vは、ECU等に入力されて電磁石203とホール素子210との距離Dが判断される。
【0016】
(動作)
まず、電磁石203は、例えば、外力が加えられることで移動し、ホール素子210との距離Dが変化する。
【0017】
電磁石203は、駆動電流Iに応じた磁界を発生する。ホール素子210は、電磁石203が発生した磁界を電磁石203との距離に応じて検知し、検知した磁束密度Bに比例する出力電圧Vを出力する。
【0018】
ホール素子210が出力する出力電圧Vは、ECU等に入力され、ECUは出力電圧Vによって電磁石203とホール素子210との距離Dを推定する。
【0019】
図2(a)及び(b)は、制御IC211が制御する駆動電流の時間変化の一例を示す概略図であり、図2(a)はホール素子210の駆動電流I、図2(b)は電磁石203の駆動電流Iを示す。
【0020】
制御IC211は、時刻t、t、tにおいて予め定めた測定時間tだけホール素子210を駆動電流Iで駆動するよう制御する。時刻t、t、tの間隔は、一定でもよいしランダムであってもよい。また、測定時間tは、ホール素子210が正確に磁束密度Bを測定できる十分な時間である。
【0021】
また、制御IC211は、ホール素子210の駆動タイミングと合わせて時刻t、t、tにおいて予め定めた測定時間tだけ電磁石203を駆動電流Iで駆動するよう制御する。なお、測定時間tの前後を通じて駆動してもよい。また、電磁石203が発生する磁界が安定するよう時刻t、t、tから予め定めた時間だけ前もって駆動するようにしてもよい。
【0022】
以上に説明した磁気検出装置1をバックル装置内に用いられるバックルスイッチに適用した例を以下に示す。バックル装置は、装置本体にタングプレートが挿入される際に異物を装置本体内部に侵入させることがあるため、磁気異物を引き寄せることを抑制することを目的とする磁気検出装置1の適用例として好適である。
【0023】
(バックル装置の構成)
図3は、本発明の実施の形態に係るバックル装置3の分解斜視図である。
【0024】
バックル装置3は、車両のシートベルト装置のウエビングに設けられたタングプレート130の挿入及び保持が可能な装置本体と、この装置本体内に配置され、スライド位置の状態を検出する磁気検出装置としてのバックルスイッチ2と、を有する。
【0025】
図4は、タングプレートがバックル本体に挿入される前の状態を示すバックル装置3の断面図である。
【0026】
この磁気検出装置であるバックルスイッチ2は、筐体であるハウジング201と、このハウジング201により移動可能に支持されるスライド部202と、スライド部202に連動して移動する電磁石203と、電磁石203の移動方向に対応して配置された磁気検出器としてのホール素子210と、電磁石203及びホール素子210を駆動する駆動電流を制御する制御IC211とを有し、ホール素子210の出力により電磁石203の位置状態を検出する構成とされている。
【0027】
バックル装置3は装置本体を構成するケース14を備えている。ケース14は長手方向両端が開口した箱形の筒状部材とされており、その長手方向一端側の開口はアンカ挿入口16とされ、長手方向他端側の開口はタング挿入口18とされている。また、ケース14の内側にはケースと共に装置本体を構成するベース20が収容されている。
【0028】
図3及び図4に示されるように、ベース20はケース14の長手方向に沿って長手とされた平板状の底板22を備えている。底板22の長手方向一端側にはアンカ部材としての略板状のアンカプレート24が重ね合わされており、図示しないリベットにより底板22とアンカプレート24とが機械的に連結されている。アンカプレート24はその他端側が車両の座席の側方で車体(図示省略)に固定されており、これによりバックル装置3が車両に取り付けられている。
【0029】
一方、底板22の幅方向両端部からは底板22の厚さ方向に側壁32が立設されており、側壁32の間には移動体としてのイジェクタ34が配置されている。イジェクタ34の一部は底板22に形成されたガイド孔36に係合しており、ガイド孔36に沿って底板22の長手方向に所定の範囲だけスライド可能とされている。このイジェクタ34は、ストローク用スプリング204を介してハウジング201側から底板22の長手方向他端側へ付勢されている。
【0030】
また、底板22には、バックルスイッチ2が取り付けられ、図4に示すように、ハウジング201の開口部側に位置するスライド部202の端面はイジェクタ34の押圧突起部34aと当接した状態で取り付けられている。従って、イジェクタ34は、ストローク用スプリング204により底板22の長手方向他端側へ付勢されている。
【0031】
図5(a)は、タングプレート130がバックル本体に挿入される前の状態を示すバックルスイッチ2の断面図である。
【0032】
本バックル装置3は磁気検出装置としてのバックルスイッチ2を備えている。バックルスイッチ2は、筐体としてのハウジング201と、このハウジング201により直線的に移動可能に支持されるスライド部202と、スライド部202に連動して直線移動する電磁石203と、電磁石203とハウジング201の間に介在する弾性部材としてのストローク用スプリング204、及び、電磁石203からの磁束密度の変化を検出する磁気検出器としてのホール素子210を有して構成されている。
【0033】
ハウジング201は、例えば、樹脂等の非磁性材料により形成される。一端に開口部201aを有する円筒、角筒等の筒形状であって、内空部に、スライド部202及び電磁石203をスライド可能に収容する。電磁石203とハウジング201の底部201bとの間にはストローク用スプリング204が伸長状態で配置されている。
【0034】
ここで、ストローク用スプリング204は、コイルスプリングであり、その近傍に電磁石203が配置されることから、オーステナイト系ステンレス等の非磁性材料を使用するのが好ましい。また、上記したコイルスプリング以外にゴム等の弾性部材を使用することも可能である。尚、イジェクタ用スプリング206よりもストローク用スプリング204のバネ定数を小さく設定すれば、バックル装着動作時は従来と同様の装着動作が可能となり、良好なバックル装着感が得られる。
【0035】
電磁石203は、スライド部202に固定されてスライド部202の移動に伴い連動してスライドする。材質としては、例えば、ケイ素鋼板等の種々の軟質磁性材料及び軟質磁性材料に巻き付ける銅線、アルミ線等のワイヤが使用可能である。また、その外周は樹脂モールドにより被覆することができる。この電磁石203は、タングプレート130の移動を検知するため、タングプレート130、スライド部202の移動に連動した電磁石203の磁界変化により、ホール素子210に磁束密度の変化を与える。着磁方向は、スライド方向又はこれと直交する方向のどちらでも使用可能であるが、本実施の形態では、図5(a)に示すように、スライド方向、すなわち、図面の左右方向に着磁方向が設定されている。
【0036】
ホール素子210は、磁束密度の変化を検出する。このホール素子210は、ホール素子の磁束検出面の法線方向の磁場の変化により抵抗値が変化する。従って、図3〜5等に示すように、ホール素子210が実装された状態で、電磁石203の磁束がホール素子210を主に面の法線方向に貫き、電磁石203の位置によってホール素子210を貫く磁束密度が変化するように、バックルスイッチ2の一端に配置されている。
【0037】
このホール素子210と電磁石203の位置関係を、図5(a)及び図5(b)で説明する。図5(a)は、タングプレートがバックル本体に挿入される前の状態(バックル未装着状態)を示す磁気検出装置の断面図である。
【0038】
また、図5(b)は、タングプレートがバックル本体に挿入され、マグネットがロック位置までスライドした状態(バックル装着状態)を示す磁気検出装置の断面図である。
【0039】
制御IC211は、ハウジング201に接するように配置され、電磁石203及びホール素子210のそれぞれに電気的に接続されて、これらを駆動する駆動電流を制御する。制御IC211と電磁石203との接続は、例えば、ハウジング201の内壁に制御IC211に接続されるハウジング電極と、ハウジング電極上を摺動するように配置される電磁石203を構成するコイル線の両端に接続されたコイル電極とで構成される。なお、制御IC211は、ハウジング201に必ずしも接している必要はなく、配置箇所は任意である。
【0040】
(バックル装置の動作)
まず、運転者がタングプレート130をバックル装置3の本体に挿入すると、タングプレート130の先端がイジェクタ34を移動させ、イジェクタ34の移動に伴ってスライド部202及び電磁石203がハウジング201内を移動する。
【0041】
電磁石203が駆動されている時、電磁石203は、駆動電流Iに応じた磁界を発生する。ホール素子210は、電磁石203が発生した磁界を電磁石203との距離に応じて検知し、検知した磁束密度Bに比例する出力電圧Vを出力する。
【0042】
ホール素子210が出力する出力電圧Vは、ECU等に入力され、ECUは出力電圧Vによって電磁石203とホール素子210との相対位置を推定し、推定した相対位置からタングプレート130がバックル装置3の本体内に挿入されたか否かを判断する。
【0043】
(第1の実施の形態の効果)
上記した第1の実施の形態によると、ホール素子210の駆動タイミングと合わせて電磁石203を駆動し、その他の時間帯を駆動せずに待機状態としたため、少なくとも待機状態において電磁石203に磁性異物が吸着しない。また、駆動状態において電磁石203に磁性異物が吸着したとしても、待機状態においては電磁石203は磁界を発生しないため、磁性異物との吸着力がなくなり、従来の永久磁石を用いていた場合に比べて磁性異物の付着を抑制することができる。
【0044】
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るの制御系の構成例を示すブロック図である。
【0045】
磁気検出装置1Bは、第1の実施の形態の構成に加え、さらに温度センサ211aを有する。温度センサ211aは、ホール素子210の付近に設置され、温度を検知して温度に応じた信号を出力する。制御IC211は、温度センサ211aの出力信号を受信し、温度と駆動電流Iとを対応付けた温度特性情報211bを参照して駆動電流Iを出力する。
【0046】
図7は、ホール素子の温度特性の一例を示すグラフ図である。
【0047】
ホール素子210は、駆動電流Iを定電流にて駆動し、一定の磁界を検知した場合、図7に示すように温度Tの上昇に伴い出力電圧Vが減少する。つまり、温度Tの上昇に伴い磁束密度に対する感度が低下する。
【0048】
そのため、温度特性情報211bは、温度Tの上昇に伴い出力電圧Vが減少するのを補うため、電磁石203とホール素子210との距離が一定であれば出力電圧Vが一定となるように、温度上昇と伴にIを増加させるように定義される。
【0049】
図8(a)〜(c)は、制御IC211が制御する駆動電流の時間変化の一例を示す概略図であり、図8(a)はホール素子210の駆動電流I、図8(b)は、ホール素子210の温度変化、図8(c)は電磁石203の駆動電流Iを示す。
【0050】
制御IC211は、第1の実施の形態と同様に、図8(a)に示すようにホール素子210を駆動電流Iで駆動する。制御IC211は、ホール素子210の駆動とともにホール素子210付近の温度を温度センサ211aにより検知し、例えば、図8(b)に示すように、時間経過と伴に温度の上昇を検知した場合、ホール素子210の感度が低下するのを補うべく、図8(c)に示すように、電磁石203の駆動電流Iを温度特性情報211bに基づいて増加させる。
【0051】
(第2の実施の形態の効果)
上記した第2の実施の形態によると、第1の実施の形態の効果に加え、ホール素子210付近の温度変化に応じて電磁石の駆動電流Iを変化させるため、温度変化に伴うホール素子210の感度低下を補うことができ、ホール素子210の出力電圧Vは、周囲の温度に関わらず電磁石203とホール素子210との距離に応じて一意に定まる。また、ECUは、ホール素子210から入力される出力電圧Vに基づいて、ホール素子210の周囲の温度に関わらずホール素子210と電磁石203との相対距離を判断することができる。
【0052】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは調整しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、磁気検出器としてホール素子210に限らずMR(Magneto Resistance)素子等を用いても良い。また、ホール素子210を固定配置したが、電磁石203を固定配置してホール素子210を移動可能に配置してもよいし、両者を移動可能に配置してもよい。
【0053】
また、バックル装置3及びバックルスイッチ2は、本発明を適用する一例であり、電磁石203とホール素子210との相対位置が変化するような構成であればその形態を問わない。
【符号の説明】
【0054】
1A、1B 磁気検出装置
2 バックルスイッチ
3 バックル装置
14 ケース
16 アンカ挿入口
18 タング挿入口
20 ベース
22 底板
24 アンカプレート
32 側壁
34 イジェクタ
34a 押圧突起部
36 ガイド孔
130 タングプレート
201 ハウジング
201a 開口部
201b 底部
202 スライド部
203 電磁石
204 ストローク用スプリング
210 ホール素子
211a 温度センサ
211b 温度特性情報


【特許請求の範囲】
【請求項1】
通電により磁界を発生させる電磁石と、
通電によって前記電磁石が発生した磁界を検知し、前記電磁石との相対位置に応じた信号を出力する磁気検出器と、
少なくとも前記磁気検出器が磁界を検知する期間に、前記電磁石の通電を制御する制御部とを有する磁気検出装置。
【請求項2】
前記磁気検出器付近の温度を検出する温度検出器をさらに有し、
前記制御部は、前記温度検出器が検出した温度と、前記磁気検出器の温度特性とに基づいて、前記電磁石に通電する電流又は電圧を変化させる請求項1に記載の磁気検出装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記温度検出器が検出した温度と、前記磁気検出器の温度特性とに基づいて、前記電磁石と前記磁気検出器との距離が一定であれば前記磁気検出器が出力する信号の値が一定となるように、前記電磁石に通電する電流又は電圧を変化させる請求項2に記載の磁気検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−78321(P2012−78321A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−226626(P2010−226626)
【出願日】平成22年10月6日(2010.10.6)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】