説明

磁気記憶装置およびその製造方法

【課題】 微細な磁気記憶装置を提供する。また、簡便に磁気記憶装置を製造する方法を提供する。
【解決手段】 絶縁膜105中には、複数の磁気エレメント104が離間して配設されている。また、絶縁膜105の上には、磁気エレメント104に電気的に接続するビットライン配線112が形成されている。さらに、絶縁膜105の上には、絶縁膜1が、ビットライン配線112の側面および上面を被覆するようにして形成されている。高透磁率膜113は絶縁膜1を介して設けられているので、高透磁率膜113をパターニングしなくとも、隣接するビットライン配線112の間が電気的に接続されることはない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気記憶装置およびその製造方法に関し、より詳しくは、絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントとを備える磁気記憶装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
磁性を利用したMRAM(Magnetic Random Access Memory)は、高速での書き込み動作と読み出し動作が可能であることから、次世代の不揮発メモリーとして期待されている。
【0003】
MRAMは、デジットラインとビットラインに電流を流し、発生した磁気によってTMR(Tunnelig Magnetro Resistive)と呼ばれる磁気エレメントに書き込みを行う。このため、MRAMにおいては、磁気を有効に利用する技術が重要になる。こうした技術として、従来より、クラッド配線(またはヨーク配線)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
クラッド配線は、三方を透磁率の大きい金属で覆った構造の配線をいう。透磁率の大きい金属としては、例えば、パーマロイ膜などが挙げられる。このような構造とすることによって、高透磁率膜で覆われていない方向に磁気エレメントが配置されるので、電流により発生した磁場を磁気エレメントの方向に集中させることができる。
【0005】
図20〜図25は、従来法によるクラッド配線の製造方法を説明する図である。
【0006】
まず、デジットライン501の上に、デジットライン501と磁気エレメント504を電気的に分離する層間絶縁膜502を形成する。次に、磁気エレメント504とリードライン(図示せず)を電気的に接続するストラップ配線503、磁気エレメント504、磁気エレメント504を被覆する層間絶縁膜505を順に形成する。その後、磁気エレメント504とビットライン配線512を電気的に接続する接続孔506を層間絶縁膜505に設ける。さらに、層間絶縁膜505および接続孔506の上に層間絶縁膜507を形成して、図20に示す構造とする。
【0007】
次に、層間絶縁膜506に溝部508を形成する(図21)。溝部508には、後工程で、ビットライン配線512を構成する金属が埋め込まれる。
【0008】
溝部508を形成した後は、溝部508の内面および層間絶縁膜507の上に高透磁率膜509を形成する。続いて、溝部508の側壁部を除いて高透磁率膜509をエッチング除去し、図22に示す構造とする。
【0009】
次に、溝部508の内部にバリアメタル膜510および銅膜511を埋め込んで、図23に示すビットライン配線512を形成する。
【0010】
次いで、全面に高透磁率膜513を形成した後(図24)、ビットライン配線512の上を除いて高透磁率膜513を除去する。
【0011】
そして、全面に絶縁膜514を形成すると、図25に示す構造が得られる。
【0012】
また、図26〜図30は、従来法によるクラッド配線の他の製造方法を説明する図である。
【0013】
まず、デジットライン601の上に、デジットライン601と磁気エレメント604を電気的に分離する層間絶縁膜602を形成する。次に、磁気エレメント604とリードライン(図示せず)を電気的に接続するストラップ配線603、磁気エレメント604、磁気エレメント604を被覆する層間絶縁膜605を順に形成する。次いで、磁気エレメント604とビットライン配線612を電気的に接続する接続孔606を層間絶縁膜605に設ける。そして、層間絶縁膜605および接続孔606の上に層間絶縁膜607を形成した後、層間絶縁膜607に溝部608を形成して図26に示す構造とする。溝部608には、後工程で、ビットライン配線612を構成する金属が埋め込まれる。
【0014】
溝部608を形成した後は、溝部608の内部にバリアメタル膜610および銅膜611を埋め込んで、図27に示すビットライン配線612を形成する。
【0015】
次に、層間絶縁膜607をエッチング除去して図28に示す構造とする。
【0016】
次いで、全面に高透磁率膜613を形成した後(図29)、ビットライン配線612の上面および側面を除いて高透磁率膜613を除去する。その後、全面に絶縁膜614を形成すると、図30に示す構造が得られる。
【0017】
【特許文献1】特開2000−353791号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら、上記の従来の方法では次のような問題があった。
【0019】
一般に、高透磁率膜は金属であるので導電性を有する。したがって、隣接するビットライン配線間で電気的な接続が起こるのを防ぐために、図25および図30に示すように、高透磁率膜のパターニングを行うことが必要になる。
【0020】
ところで、MRAMの集積度を向上させるには、メモリセルの面積の縮小化を図ることがポイントになる。ここで、デジットライン方向のセルの大きさは、ビットライン配線のピッチによって決定されるので、ビットライン配線間のスペースはできるだけ小さくすることが好ましい。一方、ビットライン配線上の高透磁率膜をパターニングする際には、配線材料である銅膜の酸化および腐食を防ぐために、ビットライン配線が表面に露出しないようにする必要がある。このため、従来は、加工時の寸法の変動や重ねずれを考慮した上で、高透磁率膜をビットライン配線より大きい寸法に加工していた。このことは、ビットライン配線間のスペースの縮小化を妨げることとなるために、MRAMの集積度向上の障害になっていた。
【0021】
また、高透磁率膜のエッチングは技術的に困難であるという問題もあった。
【0022】
まず、高透磁率膜をエッチングする際には、エッチングによって昇華性の化合物が形成されるようなガスの選定が必要になる。しかしながら、絶縁膜のエッチングと異なり、高透磁率膜のエッチング技術は確立されていない。特に、高透磁率膜が合金からなる場合には、エッチングガスの選定が困難である。また、金属は腐食しやすいので、エッチングの際には金属上に保護膜を設けることが必要になる。しかしながら、この保護膜がエッチング残渣になりやすいという問題もあった。さらに、図29に示す場合には、高透磁率膜の表面に凹凸があるので、パターニングが技術的に困難になるという問題もあった。
【0023】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。即ち、本発明の目的は、微細な磁気記憶装置を提供することにある。
【0024】
また、本発明の目的は、簡便に磁気記憶装置を製造する方法を提供することにある。
【0025】
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本願第1の磁気記憶装置にかかる発明は、第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントと、第1の絶縁膜の上に設けられて、磁気エレメントに電気的に接続する配線と、第1の絶縁膜の上に設けられて、配線の側面および上面を被覆する第2の絶縁膜と、この第2の絶縁膜の上に設けられ、第2の絶縁膜を介して配線の側面および上面を被覆する高透磁率膜とを有し、磁気エレメントが配線の直下に位置することを特徴とするものである。
【0027】
また、本願第2の磁気記憶装置にかかる発明は、第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントと、第1の絶縁膜の上に設けられて、磁気エレメントに電気的に接続する配線と、第1の絶縁膜の上に設けられて、配線の側面および上面を被覆する高透磁率膜とを有し、配線の側面と高透磁率膜との間には第2の絶縁膜が設けられているとともに、配線の上面と高透磁率膜との間には第3の絶縁膜が設けられていて、磁気エレメントは配線の直下に位置することを特徴とするものである。
【0028】
さらに、本願第3の磁気記憶装置にかかる発明は、第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントと、第1の絶縁膜の上に設けられた第2の絶縁膜と、この第2の絶縁膜中に埋め込まれて、磁気エレメントに電気的に接続する配線と、この配線の側面に設けられた第1の高透磁率膜と、配線および第2の絶縁膜の上に設けられた第3の絶縁膜と、この第3の絶縁膜の上に設けられた第2の高透磁率膜とを有することを特徴とするものである。
【0029】
本願第1の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明は、第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、第1の絶縁膜の上に、磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、第1の絶縁膜並びに配線の側面および上面を被覆するようにして第2の絶縁膜を形成する工程と、この第2の絶縁膜の上に高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とするものである。
【0030】
また、本願第2の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明は、第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、この第2の絶縁膜に磁気エレメントに至る開口部を形成する工程と、この開口部の内部に導電層を埋め込んで、磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、この配線および第2の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を形成する工程と、配線の側面および上面を除いて、第2の絶縁膜および第3の絶縁膜を除去する工程と、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜および第3の絶縁膜を被覆するようにして高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とするものである。
【0031】
また、本願第3の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明は、第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、この第2の絶縁膜に磁気エレメントに至る開口部を形成する工程と、この開口部の側壁に第1の高透磁率膜を形成する工程と、この第1の高透磁率膜が形成された開口部の内部に導電層を埋め込んで、磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、この配線および第2の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を形成する工程と、この第3の絶縁膜の上に第2の高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とするものである。
【0032】
さらに、本願第4の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明は、第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、この第2の絶縁膜に磁気エレメントに至る開口部を形成する工程と、この開口部の側壁に第1の高透磁率膜を形成する工程と、この第1の高透磁率膜が形成された開口部の内部に導電層を埋め込んで、磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、無電解めっき法を用いて、配線の上に選択的に第2の高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0033】
以上述べたように、本願発明によれば、配線上に設けられた高透磁率膜がパターニングされていないので、配線間のスペースの小さい微細な磁気記憶装置とすることができる。
【0034】
また、本願発明によれば、配線上に設けられた高透磁率膜のパターニング工程を不要とすることができるので、簡便且つ低コストに半導体装置を製造することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、いずれの実施の形態においても、磁気シールドとなる高透磁率膜によって覆われた領域には、クラッド配線のみが設けられていて、磁気エレメントはこの領域の外に位置している。すなわち、磁力線は磁気シールドで覆われた部分の下方に集中するので、この部分に磁気エレメントを設けることによって、電流により発生した磁気を有効に利用することが可能になる。一方、磁気シールドで覆われた部分は磁界が弱いので、この部分に磁気エレメントを設ける構造では、磁気シールドによる磁場集中効果を生かすことができず適当でない。
【0036】
実施の形態1.
本実施の形態は、本願第1の磁気記憶装置にかかる発明および本願第1の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明に対応している。以下、図1〜図5を参照しながら、本実施の形態について説明する。尚、これらの図において、同じ符号を用いた部分は同じものであることを示している。
【0037】
まず、デジットライン101の上に、デジットライン101と磁気エレメント104を電気的に分離する層間絶縁膜102を形成する。次に、磁気エレメント104とリードライン(図示せず)を電気的に接続するストラップ配線103、磁気エレメント104、磁気エレメント104を被覆する層間絶縁膜105を順に形成する。ここで、層間絶縁膜105は本願発明における第1の絶縁膜であり、磁気エレメント104は層間絶縁膜105中に離間して配設される。
【0038】
次いで、磁気エレメント104とビットライン配線112を電気的に接続する接続孔106を層間絶縁膜105に設ける。そして、層間絶縁膜105および接続孔106の上に層間絶縁膜107を形成した後、層間絶縁膜107に溝部108を形成して図1に示す構造とする。溝部108には、後工程で、ビットライン配線112を構成する金属が埋め込まれる。
【0039】
次に、溝部108の内部にバリアメタル膜110と、導電層としての銅膜111とを順に埋め込んで、ビットライン配線112を形成した後、層間絶縁膜107を除去すると、図2に示す構造が得られる。以上の工程は、従来法による図26〜図28と同様である。
【0040】
本実施の形態においては、層間絶縁膜105並びにビットライン配線112の側面および上面を被覆するようにして、第2の絶縁膜としての絶縁膜1を形成することを特徴とする(図3)。
【0041】
絶縁膜1としては、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により成膜した窒化シリコン膜または炭化シリコン膜などを用いることができる。また、絶縁膜1は、絶縁性を確保できる程度に薄い膜厚で形成する。具体的には、10nm〜50nm程度であることが好ましく、25nm〜35nm程度であることがより好ましい。膜厚が10nmより薄くなると、膜質が低下することから好ましくない。一方、膜厚が50nmより厚くなると、ビットライン配線112間のスペースが小さくなって、後に形成する高透磁率膜113や絶縁膜114の成膜性が低下するので好ましくない。
【0042】
次いで、絶縁膜1の上に高透磁率膜113を形成する(図4)。高透磁率膜113としては、例えば、NiFe膜若しくはCoNiFe膜などのパーマロイ膜、高純度のFe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜またはFeCoV膜などを用いることができる。
【0043】
そして、高透磁率膜113の上に、ビットライン配線112を埋め込むようにして絶縁膜114を形成する(図5)。
【0044】
本実施の形態によれば、ビットライン配線112と高透磁率膜113との間に絶縁膜1を設けているので、高透磁率膜113をパターニングしなくとも、隣接するビットライン配線112の間が電気的に接続されることはない。すなわち、高透磁率膜113のパターニング工程を不要とすることができるので、簡便且つ低コストに半導体装置を製造することが可能になる。また、高透磁率膜113をパターニングする際の寸法を考慮せずに、ビットライン配線112間のスペースを決めることができるので、メモリセルの面積を小さくしてMRAMの集積度を向上させることができる。
【0045】
また、本実施の形態によれば、磁気エレメント104が、高透磁率膜113によって覆われたビットライン配線112の直下に位置するので、電流により発生した磁気を有効に利用することが可能になる。
【0046】
尚、半導体装置において、クラッド配線の構造が必要になるのはメモリセル部分のみである。すなわち、周辺回路部分ではクラッド配線の構造は不要であるので、メモリセル部分にマスクを設けて、周辺回路部分の高透磁率膜をエッチングにより除去してもよい。このようにしても、従来法による高透磁率膜のパターニングよりも容易且つ低コストでの製造が可能になる。
【0047】
実施の形態2.
本実施の形態は、本願第3の磁気記憶装置にかかる発明および本願第2の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明に対応している。以下、図6〜図10を参照しながら、本実施の形態について説明する。尚、これらの図において、同じ符号を用いた部分は同じものであることを示している。
【0048】
まず、デジットライン201の上に、デジットライン201と磁気エレメント204を電気的に分離する層間絶縁膜202を形成する。次に、磁気エレメント204とリードライン(図示せず)を電気的に接続するストラップ配線203、磁気エレメント204、磁気エレメント204を被覆する層間絶縁膜205を順に形成する。ここで、層間絶縁膜205は本願発明における第1の絶縁膜であり、磁気エレメント204は層間絶縁膜205中に離間して配設される。
【0049】
その後、磁気エレメント204とビットライン配線212を電気的に接続する接続孔206を層間絶縁膜205に設ける。さらに、層間絶縁膜205および接続孔206の上に、第2の絶縁膜としての層間絶縁膜207を形成して、図6に示す構造とする。
【0050】
次に、層間絶縁膜207に、開口部としての溝部(図示せず)を形成した後、溝部の内面および層間絶縁膜207の上に第1の高透磁率膜209を形成する。続いて、溝部の側壁部を除いて第1の高透磁率膜209をエッチング除去する。その後、溝部の内部にバリアメタル膜210と、導電層としての銅膜211とを順に埋め込んで、図7に示すビットライン配線212を形成する。以上の工程は、従来法による図20〜図23と同様である。
【0051】
第1の高透磁率膜209としては、例えば、NiFe膜若しくはCoNiFe膜などのパーマロイ膜、高純度のFe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜またはFeCoV膜などを用いることができる。
【0052】
本実施の形態においては、ビットライン配線212および層間絶縁膜207の上に、第3の絶縁膜としての絶縁膜2を形成することを特徴とする(図8)。
【0053】
絶縁膜2としては、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により成膜した窒化シリコン膜または炭化シリコン膜などを用いることができる。また、絶縁膜2は、絶縁性を確保できる程度に薄い膜厚で形成する。具体的には、10nm〜70nm程度であることが好ましい。膜厚が10nmより薄くなると、膜質が低下することから好ましくない。一方、膜厚が70nmより厚くなると、ビットライン配線212と高透磁率膜213との間隔が離れることにより磁場の漏れが大きくなるので好ましくない。
【0054】
次いで、絶縁膜2の上に第2の高透磁率膜213を形成する(図9)。第2の高透磁率膜213としては、例えば、NiFe膜若しくはCoNiFe膜などのパーマロイ膜、高純度のFe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜またはFeCoV膜などを用いることができる。
【0055】
そして、第2の高透磁率膜213の上に絶縁膜214を形成する(図10)。
【0056】
本実施の形態によれば、ビットライン配線212と第2の高透磁率膜213との間に絶縁膜2を設けているので、第2の高透磁率膜213をパターニングしなくとも、隣接するビットライン配線212の間が電気的に接続されることはない。すなわち、第2の高透磁率膜213のパターニング工程を不要とすることができるので、簡便且つ低コストに半導体装置を製造することが可能になる。また、第2の高透磁率膜213をパターニングする際の寸法を考慮せずに、ビットライン配線212間のスペースを決めることができるので、メモリセルの面積を小さくしてMRAMの集積度を向上させることができる。
【0057】
また、本実施の形態によれば、磁気エレメント204が、第1の高透磁率膜209と第2の高透磁率膜213とによって覆われたビットライン配線212の直下に位置するので、電流により発生した磁気を有効に利用することが可能になる。
【0058】
尚、半導体装置において、クラッド配線の構造が必要になるのはメモリセル部分のみである。すなわち、周辺回路部分ではクラッド配線の構造は不要であるので、メモリセル部分にマスクを設けて、周辺回路部分の高透磁率膜をエッチングにより除去してもよい。このようにしても、従来法による高透磁率膜のパターニングよりも容易且つ低コストでの製造が可能になる。
【0059】
実施の形態3.
本実施の形態は、本願第2の磁気記憶装置にかかる発明および本願第3の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明に対応している。以下、図11〜図15を参照しながら、本実施の形態について説明する。尚、これらの図において、同じ符号を用いた部分は同じものであることを示している。
【0060】
まず、デジットライン301の上に、デジットライン301と磁気エレメント304を電気的に分離する層間絶縁膜302を形成する。次に、磁気エレメント304とリードライン(図示せず)を電気的に接続するストラップ配線303、磁気エレメント304、磁気エレメント304を被覆する層間絶縁膜305を順に形成する。ここで、層間絶縁膜305は本願発明における第1の絶縁膜であり、磁気エレメント304は層間絶縁膜305中に離間して配設される。
【0061】
その後、磁気エレメント304とビットライン配線312を電気的に接続する接続孔306を層間絶縁膜305に設ける。さらに、層間絶縁膜305および接続孔306の上に、第2の絶縁膜としての層間絶縁膜307を形成して、図11に示す構造とする。
【0062】
次に、層間絶縁膜307に、開口部としての溝部(図示せず)を形成した後、溝部の内部にバリアメタル膜310と、導電層としての銅膜311とを順に埋め込んで、ビットライン配線312を形成する。その後、層間絶縁膜307およびビットライン配線312の上に、第3の絶縁膜としての絶縁膜3を形成して、図12に示す構造とする。以上の工程は、実施の形態2の図6〜図8と同様である。
【0063】
本実施の形態においては、ビットライン配線312の側面および上面を除いて、絶縁膜3および層間絶縁膜307を除去することを特徴としている。このようにすることによって、ビットライン配線312の上面が絶縁膜3で、側面が層間絶縁膜307でそれぞれ被覆されるようにすることができる(図13)。
【0064】
具体的には、所定のパターンを有するフォトレジスト膜(図示せず)を絶縁膜3の上に形成し、このフォトレジスト膜をマスクとして絶縁膜3および層間絶縁膜307を連続してドライエッチングすることにより、図13の構造とすることができる。また、絶縁膜3をドライエッチングした後にフォトレジスト膜を除去し、次いで絶縁膜3をハードマスクとして層間絶縁膜307をドライエッチングしてもよい。
【0065】
絶縁膜3は、実施の形態2と同様に、絶縁性を確保できる程度に薄い膜厚で形成する。但し、絶縁膜3をハードマスクとして使用する場合には、エッチング時の膜減りを考慮して、実施の形態2より20nm〜30nm程度厚く形成することが好ましい。具体的には、30nm〜100nm程度であることが好ましい。
【0066】
次に、層間絶縁膜305、層間絶縁膜307および絶縁膜3を被覆するようにして、高透磁率膜313を形成する(図14)。高透磁率膜313としては、例えば、NiFe膜若しくはCoNiFe膜などのパーマロイ膜、高純度のFe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜またはFeCoV膜などを用いることができる。
【0067】
図14において、ビットライン配線312の側面と高透磁率膜313との間には、層間絶縁膜307が設けられている。また、ビットライン配線312の上面と高透磁率膜313との間には、絶縁膜3が設けられている。
【0068】
最後に、高透磁率膜313の上に、ビットライン配線312によって形成される凹凸を埋め込むようにして絶縁膜314を形成する(図15)。
【0069】
本実施の形態によれば、ビットライン配線312と高透磁率膜313との間に絶縁膜3を設けているので、高透磁率膜313をパターニングしなくとも、隣接するビットライン配線312の間が電気的に接続されることはない。すなわち、高透磁率膜313のパターニング工程を不要とすることができるので、簡便且つ低コストに半導体装置を製造することが可能になる。
【0070】
また、本実施の形態によれば、磁気エレメント304が、高透磁率膜313によって覆われたビットライン配線312の直下に位置するので、電流により発生した磁気を有効に利用することが可能になる。
【0071】
本実施の形態においては、層間絶縁膜307をビットライン配線312の寸法よりも大きい寸法でパターニングする必要があるので、実施の形態1および2に比較して微細化の点で不利となる。しかしながら、従来技術における高透磁率膜のパターニングに比べると加工が容易であり、また、エッチング残渣の除去も容易であるので、本発明の目的を達成することができる。
【0072】
尚、半導体装置において、クラッド配線の構造が必要になるのはメモリセル部分のみである。すなわち、周辺回路部分ではクラッド配線の構造は不要であるので、メモリセル部分にマスクを設けて、周辺回路部分の高透磁率膜をエッチングにより除去してもよい。このようにしても、従来法による高透磁率膜のパターニングよりも容易且つ低コストでの製造が可能になる。
【0073】
実施の形態4.
本実施の形態は、本願第4の磁気記憶装置の製造方法にかかる発明に対応している。以下、図16〜図19を参照しながら、本実施の形態について説明する。尚、これらの図において、同じ符号を用いた部分は同じものであることを示している。
【0074】
まず、デジットライン401の上に、デジットライン401と磁気エレメント404を電気的に分離する層間絶縁膜402を形成する。次に、磁気エレメント404とリードライン(図示せず)を電気的に接続するストラップ配線403、磁気エレメント404、磁気エレメント404を被覆する層間絶縁膜405を順に形成する。ここで、層間絶縁膜405は本願発明における第1の絶縁膜であり、磁気エレメント404は層間絶縁膜405中に離間して配設される。
【0075】
その後、磁気エレメント404とビットライン配線412を電気的に接続する接続孔406を層間絶縁膜405に設ける。さらに、層間絶縁膜405および接続孔406の上に、第2の絶縁膜としての層間絶縁膜407を形成して、図16に示す構造とする。
【0076】
次に、層間絶縁膜407に、開口部としての溝部(図示せず)を形成した後、溝部の内面および層間絶縁膜407の上に、第1の高透磁率膜409を形成する。続いて、溝部の側壁部を除いて、第1の高透磁率膜409をエッチング除去する。その後、溝部の内部にバリアメタル膜410と、導電層としての銅膜411とを順に埋め込んで、図17に示すビットライン配線412を形成する。以上の工程は、従来法による図20〜図23と同様である。
【0077】
本実施の形態においては、無電解めっき法を用いて、ビットライン配線412上に第2の高透磁率膜4を形成することを特徴としている。無電解めっき法によれば、導電性の膜の上に金属を含む膜を成膜することができるので、図18に示すように、ビットライン配線412上に、第2の高透磁率膜4を選択的に形成することができる。この場合、第2の高透磁率膜4は予めパターニングされた状態にあるので、隣接するビットライン配線412間で電気的な接続が起こることはない。
【0078】
第2の高透磁率膜4は、選択めっき法により成膜可能なものであることが必要であり、具体的には、Co膜、Ni膜またはCoおよびNiのいずれかを含む合金膜などを用いることができる。一方、第1の高透磁率膜409としては、例えば、NiFe膜若しくはCoNiFe膜などのパーマロイ膜、高純度のFe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜またはFeCoV膜などを用いることができる。
【0079】
最後に、第2の高透磁率膜4の上に絶縁膜414を形成する(図19)。
【0080】
本実施の形態によれば、高透磁率膜4を無電解めっき法によって形成するので、高透磁率膜4のパターニング工程を不要とすることができる。したがって、簡便且つ低コストに半導体装置を製造することが可能になる。また、高透磁率膜4をパターニングする際の寸法を考慮せずに、ビットライン配線412間のスペースを決めることができるので、メモリセルの面積を小さくしてMRAMの集積度を向上させることができる。
【0081】
また、本実施の形態によれば、磁気エレメント404が、第1の高透磁率膜409と第2の高透磁率膜4とによって覆われたビットライン配線412の直下に位置するので、電流により発生した磁気を有効に利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図2】実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図3】実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図4】実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図5】実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図6】実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図7】実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図8】実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図9】実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図10】実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図11】実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図12】実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図13】実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図14】実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図15】実施の形態3にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図16】実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図17】実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図18】実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図19】実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図20】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図21】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図22】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図23】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図24】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図25】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図26】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図27】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図28】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図29】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【図30】従来法による半導体装置の製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
【0083】
101,201,301,401 デジットライン
102,105,107,202,205,207,302,305,307,402,405,407 層間絶縁膜
103,203,303,403 ストラップ配線
104,204,304,404 磁気エレメント
106,206,306,406 接続孔
108 溝部
110,210,310,410 バリアメタル膜
111,211,311,411 銅膜
112,212,312,412 ビットライン配線
1,114,2,214,3,314,414 絶縁膜
113,313 高透磁率膜
209,309,409 第1の高透磁率膜
213,4 第2の高透磁率膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントと、
前記第1の絶縁膜の上に設けられて、前記磁気エレメントに電気的に接続する配線と、
前記第1の絶縁膜の上に設けられて、前記配線の側面および上面を被覆する第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜の上に設けられ、前記第2の絶縁膜を介して前記配線の側面および上面を被覆する高透磁率膜とを有し、
前記磁気エレメントは前記配線の直下に位置することを特徴とする磁気記憶装置。
【請求項2】
第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントと、
前記第1の絶縁膜の上に設けられて、前記磁気エレメントに電気的に接続する配線と、
前記第1の絶縁膜の上に設けられて、前記配線の側面および上面を被覆する高透磁率膜とを有し、
前記配線の側面と前記高透磁率膜との間には第2の絶縁膜が設けられているとともに、前記配線の上面と前記高透磁率膜との間には第3の絶縁膜が設けられていて、
前記磁気エレメントは前記配線の直下に位置することを特徴とする磁気記憶装置。
【請求項3】
前記高透磁率膜は、パーマロイ膜、Fe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜およびFeCoV膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項1または2に記載の磁気記憶装置。
【請求項4】
第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントと、
前記第1の絶縁膜の上に設けられた第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜中に埋め込まれて、前記磁気エレメントに電気的に接続する配線と、
前記配線の側面に設けられた第1の高透磁率膜と、
前記配線および前記第2の絶縁膜の上に設けられた第3の絶縁膜と、
前記第3の絶縁膜の上に設けられた第2の高透磁率膜とを有することを特徴とする磁気記憶装置。
【請求項5】
前記第1の高透磁率膜は、パーマロイ膜、Fe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜およびFeCoV膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項4に記載の磁気記憶装置。
【請求項6】
前記第2の高透磁率膜は、パーマロイ膜、Fe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜およびFeCoV膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項4に記載の磁気記憶装置。
【請求項7】
前記パーマロイ膜は、NiFe膜およびCoNiFe膜のいずれか一方である請求項3,5または6に記載の磁気記憶装置。
【請求項8】
前記高透磁率膜はメモリセル部分にのみ設けられている請求項1〜7に記載の磁気記憶装置。
【請求項9】
第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、
前記第1の絶縁膜の上に、前記磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜並びに前記配線の側面および上面を被覆するようにして第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜の上に高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とする磁気記憶装置の製造方法。
【請求項10】
第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、
前記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に前記磁気エレメントに至る開口部を形成する工程と、
前記開口部の内部に導電層を埋め込んで、前記磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、
前記配線および前記第2の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記配線の側面および上面を除いて、前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を除去する工程と、
前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を被覆するようにして高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とする磁気記憶装置の製造方法。
【請求項11】
前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を除去する工程は、前記第3の絶縁膜の上に所定のパターンを有するレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜をマスクとして、前記第3の絶縁膜および前記第2の絶縁膜をドライエッチングする工程とを有する請求項10に記載の磁気記憶装置の製造方法。
【請求項12】
前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を除去する工程は、前記第3の絶縁膜の上に所定のパターンを有するレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜をマスクとして、前記第3の絶縁膜をドライエッチングする工程と、
前記レジスト膜を除去する工程と、
前記第3の絶縁膜をマスクとして前記第2の絶縁膜をドライエッチングする工程とを有する請求項10に記載の磁気記憶装置の製造方法。
【請求項13】
前記高透磁率膜は、パーマロイ膜、Fe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜およびFeCoV膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項9〜12に記載の磁気記憶装置の製造方法。
【請求項14】
第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、
前記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に前記磁気エレメントに至る開口部を形成する工程と、
前記開口部の側壁に第1の高透磁率膜を形成する工程と、
前記第1の高透磁率膜が形成された前記開口部の内部に導電層を埋め込んで、前記磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、
前記配線および前記第2の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜の上に第2の高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とする磁気記憶装置。
【請求項15】
前記第2の高透磁率膜は、パーマロイ膜、Fe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜およびFeCoV膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項14に記載の磁気記憶装置の製造方法。
【請求項16】
第1の絶縁膜中に離間して配設された複数の磁気エレメントを備える磁気記憶装置の製造方法であって、
前記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜に前記磁気エレメントに至る開口部を形成する工程と、
前記開口部の側壁に第1の高透磁率膜を形成する工程と、
前記第1の高透磁率膜が形成された前記開口部の内部に導電層を埋め込んで、前記磁気エレメントに電気的に接続する配線を形成する工程と、
無電解めっき法を用いて、前記配線の上に選択的に第2の高透磁率膜を形成する工程とを有することを特徴とする磁気記憶装置の製造方法。
【請求項17】
前記第2の高透磁率膜は、Co膜、Ni膜並びにCoおよびNiのいずれか一方を含む合金膜よりなる群から選ばれる1の膜である請求項16に記載の磁気記憶装置の製造方法。
【請求項18】
前記第1の高透磁率膜は、パーマロイ膜、Fe膜、Co膜、Ni膜、FeSi膜、FeAlSi膜およびFeCoV膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項14〜17に記載の磁気記憶装置の製造方法。
【請求項19】
前記パーマロイ膜は、NiFe膜およびCoNiFe膜のいずれか一方である請求項13,15または18に記載の磁気記憶装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2006−32762(P2006−32762A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−211378(P2004−211378)
【出願日】平成16年7月20日(2004.7.20)
【出願人】(503121103)株式会社ルネサステクノロジ (4,790)
【Fターム(参考)】