説明

移動端末の音響源を制御する装置、システム、方法及びその移動端末

無線通信システムにおいて用いる移動端末の音響発生源を制御する装置が提供される。この装置は、移動端末の外部と通じる第1および第2の音響孔を画定したハウジングを含む。ハウジング内には、第1の位置と第2の位置との間で移動できるスイッチが配置され、そのスイッチは、第1の位置においては第1の音響孔を覆い、スピーカが発生した音響が第1の音響孔を通って移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第2の音響孔を通過するのを可能にする。そのスイッチは、第2の位置においては第2の音響孔を覆い、音響が第2の音響孔を通って移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第1の音響孔を通過するのを可能にする。制御装置は、移動端末の異なる動作モードを識別し、それぞれの動作モードに関連した発せられる音響レベルを表す複数のオーディオ設定にアクセスする動作ができる。制御装置と通信する動力装置は、スイッチを第1の位置から第2の位置までの間で移動させ、移動端末の音響源を動作モードに依存して変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には移動端末のような通信装置に関し、特に無線通信システムにおいて用いる移動端末であって、その移動端末の動作モードに基づいて可変オーディオ信号を発生する移動端末に関する。
【背景技術】
【0002】
移動端末は、携帯電話システムにおける携帯電話のように、無線通信システムにおいて呼を行い、また受けるために用いられる。その移動端末は、受信された送信に基づいてオーディオ信号を発生する。例えば、着信呼を受けた時は、移動端末はユーザにその呼を知らせるために大音量のオーディオ信号を発生する。
【0003】
移動端末の複数の異なる機能、または動作モードに応じて、移動端末が発するオーディオ信号の音響レベルを制御することにより、現在の動作モードに対して適切な音響レベルを発生させることは必要である。一般に、移動端末から発せられる音響レベルに関しては、2つの動作モード、すなわち、受話器モードおよび呼警報モードが存在する。ユーザが通話中で移動端末を耳の近くに保持している時は、移動端末は受話器モードで動作している。これは、時には送受器モードと呼ばれる。ユーザが通話中でない時は、移動端末は自動的に呼警報モードで動作し、着信呼を示す大音量のオーディオ信号を与える態勢にある。ある移動端末はまた拡声モードでも動作し、その場合は、移動端末は耳から離されてスピーカホンとして機能する。これは、時にはハンドフリー・モードと呼ばれる。
【0004】
大抵の移動端末は、動作モードに応じて異なる音響レベルを発生するための別個の部品を含む。例えば、移動端末は、受話器モード用として小形受話器カプセルを、また呼警報モード用としてスピーカ素子またはブザー部品を含み、これらは独立して動作する。拡声モードの動作が利用できる時には、その動作は通常さらに別のスピーカ素子を用いて実現される。しかし、移動端末の動作モードのそれぞれにおいてオーディオ信号を発生するために別個の部品を使用すると、移動端末の大きさおよびコストが増大する。
【0005】
移動端末の大きさおよびコストを減少させるための1つの解決法は、移動端末の動作モードのそれぞれにおいて適切な音響を発するように制御されるトランスジューサのような、単一スピーカ素子を備えることである。この構成における潜在的な問題は、移動端末が、間違った時に動作モードの1つにある可能性があることである。これが問題であるのは、動作モードのそれぞれにおいて移動端末が発する音響レベルに差があるからである。例えば、ユーザは、移動端末が耳の近くに保持されている時には、大音量の警報モード音響出力を望まない。残念ながら、移動端末により着信呼が受信された時は、ユーザは通常、その呼に返答するある処置を行わなければならない。ある移動端末は、呼に返答するために押下しなければならないキーパッド上のキー、または押しボタンを含む。もしユーザが、移動端末上の適切なボタンを押下し損なうか、または間違ったボタンを押下して、移動端末を耳の所に保持すれば、ユーザは、次に不快な警報レベルのオーディオ信号を聞くことになる。これは、もし移動端末が、間違いにより拡声モードになっても起こりうる。
【0006】
この欠陥を克服するために、ある移動端末の受話口は、その移動端末が誰かの耳のような物体に近づいた時に、それを感知して音響レベルを低下させる光近接センサを備えている。これは費用のかさむ解決法である。さらに、この機能は、呼警報モードの使用を複雑化する。その理由は、移動端末がユーザのポケット内に置かれるか、または別の方法で収納されると、必要な時に大音量の警報レベルオーディオ信号を発生しなくなるからである。他の電話機は、手動スライダを含み、これは1つの位置においては、受話口内の音響孔を閉鎖する。移動端末の側面に沿った開口が、大音量のオーディオ信号源として備えられる。この設計の欠点は、移動端末が受話器モードにある時に、ユーザが、側面開口を経て入る周囲雑音を受けることである。もしユーザが騒がしい環境にいるならば、これは聞き取りを困難にする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上の理由のために、移動端末の音響発生源を制御して、音響レベルが移動端末の特定の音響源および動作モードにおいて不適切となる可能性を最小化する必要がある。新しい移動端末は、製造コストが低く、また使用が容易であるべきである。さらに、この移動端末は、騒がしい環境において受話器モードで動作している時には、周囲雑音の効果を最小化しなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、無線通信システムにおいて用いる移動端末の音響発生源を制御する装置が提供される。この装置は、移動端末の外部と通じる第1および第2の音響孔を画定したハウジングを含む。音響を発生するスピーカは、ハウジング内の、音響を音響孔を通して送る位置に配置される。ハウジング内には、第1の位置と第2の位置との間で移動できるスイッチも配置される。そのスイッチは、第1の位置においては第1の音響孔を覆い、スピーカが発生する音響が第1の音響孔を通って移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第2の音響孔を通過するのを可能にする。そのスイッチは、第2の位置においては第2の音響孔を覆い、スピーカが発生する音響が第2の音響孔を通って移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第1の音響孔を通過するのを可能にする。制御装置は、移動端末の複数の異なる動作モードを識別する。この制御装置は、スピーカが発する音響レベルを表す複数のオーディオ設定にアクセスする動作ができ、移動端末のそれぞれの動作モードは、動作モードに依存してスピーカが発する音響レベルを制御するためのオーディオ設定の1つに関連している。制御装置と通信して、スイッチを第1の位置から第2の位置に移動させ、移動端末の音響源を動作モードに依存して変化させる手段が備えられる。オーディオ・ブロックは、制御装置と通信して制御装置から信号を受信し、移動端末の動作モードに依存してスピーカのオーディオ設定を調整する。制御装置と動作上関連するユーザ入力は、動作モードの変更を制御装置に通信する。
【0009】
さらに、本発明により提供される移動端末は、電話機の受話口内に画定された少なくとも1つの音響孔と、受話口領域外の第2の音響孔と、を有するフレームを含む。音響を発生するスピーカは、このフレーム内の、音響をこれらの音響孔を通して送るための位置に配置される。スイッチは、このフレーム内に移動可能に配置される。このスイッチは、第1の位置においては第1の音響孔を覆い、スピーカが発生する音響が第1の音響孔を通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第2の音響孔を通過するのを可能にする。そのスイッチは、第2の位置においては第2の音響孔を覆い、音響が第2の音響孔を通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第1の音響孔を通過するのを可能にする。制御装置は、電話機の複数の異なる動作モードを識別する。この制御装置は、電話機の動作モードに基づいてスピーカが発すべき音響レベルを表す複数のオーディオ設定にアクセスする動作ができる。制御装置と通信して、スイッチを第1の位置から第2の位置に移動させ、電話機の音響源を変化させる手段が備えられている。オーディオ・ブロックは、やはり制御装置と通信して制御装置から信号を受信し、そのオーディオ・ブロックは、電話機の動作モードに依存してスピーカのオーディオ設定を調整する。制御装置と動作上関連するユーザ入力は、動作モードの変更を制御装置に通信する。
【0010】
さらに本発明によれば、移動端末の音響発生源を制御する方法が提供され、この移動端末は、第1および第2の音響孔を画定したハウジングと、ハウジング内に、音響を音響孔を通して送るように配置されたスピーカと、ハウジング内に、第1の位置と第2の位置との間で移動できるように配置されたスイッチと、移動端末の複数の異なる動作モードを識別する制御装置とを含む。この方法は、移動端末の動作モードの変化を検出するステップと、移動端末の動作モードに基づいて適切な位置までスイッチを移動させるステップとを含み、その位置でスイッチは、音響孔の1つを覆い、音響がその音響孔を通って移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が他の音響孔を通過するのを可能にする。
【0011】
さらに本発明によれば、移動端末の音響発生源を制御するシステムが提供され、この移動端末は、第1および第2の音響孔を画定したハウジングと、ハウジング内に、音響を音響孔を通して送るように配置されたスピーカと、移動端末の複数の異なる動作モードを識別する制御装置とを含む。そのシステムは、ハウジング内に、第1の位置と第2の位置との間で移動するように配置されたスイッチを含む。このスイッチは、第1の位置においては第1の音響孔を覆い、スピーカが発生する音響が第1の音響孔を通って移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第2の音響孔を通過するのを可能にし、また、第2の位置においては第2の音響孔を覆い、音響が第2の音響孔を通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が第1の音響孔を通過するのを可能にするようにされている。移動端末の動作モードの変化を検出する手段と、移動端末の現在の動作モードに基づいて適切な位置までスイッチを移動させる手段とが備えられている。
【0012】
本発明のさらに完全な理解のためには、添付図面に示され、また以下に説明されている実施例をここで参照すべきである。
ここでは、便宜のみのために、ある用語を用いているが、これは本発明に対する制限と解釈すべきではない。例えば、「上部の」、「下部の」、「左の」、「右の」、「水平な」、「垂直な」、「上向きの」、および「下向きの」のような語は、単に図示されている配置を説明している。実際は、部品は任意の方向に向けることができ、従って用語は、特に指定されていない限り、そのような変化を包含しているものと理解すべきである。
【実施例】
【0013】
ここで図面を参照すると、そこでは同じ参照数字は、いくつかの図を通して対応している、または同様の要素を指示しており、本発明による移動端末は、20により示され、また全体が指示されている。移動端末20は、無線通信ネットワークにおける通信用に適している。図1に示されている実施例においては、移動端末20は携帯電話機であり、本説明中に特記してある以外の点では従来型のものである。
【0014】
移動端末20は、任意の所望の大きさおよび形状のケースまたはハウジング22を含む。ハウジング22は、音響を入力するための送話口24と、音響を受信するための受話口26と、ディスプレイ28と、多くの従来の移動端末上に見出されるような標準的な英数字キーを有するキーパッド30とを含む。伸縮可能アンテナ32は、無線通信ネットワークを経てデータを送受信する。さまざまな他の制御もまた移動端末20上において行われ、そのあるものは、以下に説明する本発明の特徴に用いられる。特にキーパッド30は、送信ボタン34および終了ボタン36を含む。
【0015】
受話口26は、音響を出力するためのいくつかの穴38、すなわち「音響孔」を画定する。孔40もまた、端末ハウジング22の側面に備えられている。側面孔40は、ハウジング22を形成する1対の2枚貝状成形部分に隣接するか、またはその接合部に存在できる。1つまたはそれ以上の孔(図示せず)はまた、ハウジング22の後部壁を貫通して延びてもよい。以下に説明するように、受話口の孔38は、端末20が受話器モードにある時の、移動端末20のオーディオ信号源または音響源である。側面孔40は、端末20が呼警報モードまたは拡声モードにある時の、オーディオ信号源または音響源である。
【0016】
本発明のもう1つの実施例によれば、移動端末20は、ヒンジによりハウジング22に旋回可能に取り付けられた、「フリップ」または「フリップ・カバー」とも呼ばれるカバー(図示せず)を含む。このカバーは、開位置の間で移動可能である。開位置においては、ディスプレイ28およびキーパッド30は、ユーザにとって見ることができ、またアクセス可能である。閉位置においては、ディスプレイ28およびキーパッド30は、カバーにより実質的に覆われている。ハウジング22内のセンサは、カバーの位置を検出する。本技術分野において公知のように、移動端末のカバーを開いた時、このセンサは、移動端末が個々の呼に返答できるようにする。
【0017】
本技術分野において公知の、また本発明を実施するために利用できる多くのタイプの移動端末ハウジング22および関連部品が存在するので、これらの部品のもっと詳細な説明の必要はない。本発明は、ハウジングの特定の形式向けのものではないことを理解すべきである。
【0018】
さらに、ここでは本発明は、携帯電話機の形式の移動端末20に関連して説明されるが、本発明の移動端末は、そのように制限されるものではなく、他の応用においても有用性を見い出すことができる。例えば、ここで用いられる用語「移動端末」は、携帯電話機をデータ処理、ファクシミリおよびデータ通信機能と組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS)端末と、無線電話機、ポケットベル、インタネット/イントラネット・アクセス、ウェブ・ブラウザ、電子手帳、カレンダーおよび/またはグローバル・ポジショニング・システム(GPS)受信機、を含むことができるパーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)と、異なるレベルの音響を発生する受信機を含む従来のラップトップおよび/またはパームトップ受信機または他のコンピュータ・システムとを含む。移動端末はまた、「普及型計算」装置(”pervasive computing” device)とも呼ばれる。本発明の1つの実施例においては、本発明は、データの記憶用のメモリ回路、異なるレベルの音響を発生するよう動作する受信機、およびメモリと受信機との間のデータの流れを制御するように構成された制御回路を有するコンピュータ・システム上において実施される。
【0019】
ここで図2を参照すると、本発明を実施した移動端末のブロック図が示されている。この移動端末は、無線ブロック50と、ベースバンド論理ブロック52と、制御論理ブロック54と、オーディオ・インタフェース・ブロック56とを含む。無線ブロック50内では、本技術分野において熟知されているように、受信および送信情報が、さまざまな搬送波タイプの無線周波数(RF)から、また無線周波数(RF)に変換され、またベースバンドまたは中間周波回路を用いたフィルタリングが適用される。無線ブロック50には、それ自身と無線通信ネットワークとの間で無線信号を送受信するための、端末のアンテナ・システム58が接続されている。ベースバンド論理ブロック52においては、本技術分野において熟知されているように、基本的な信号処理、例えば、同期、チャネル・コーディング、デコーディングおよびバースト・フォーマッティングが行われる。
【0020】
オーディオ・インタフェース・ブロック56は、音声ならびにアナログ・ディジタル(A/D)およびD/A処理を取り扱う。オーディオ・インタフェース・ブロック56はまた、マイクロホン60を経て入力を受け取り、スピーカ62を経て出力を発生する。スピーカ62は、多くの電気音響トランスジューサ・タイプの任意のものとすることができる。本発明によれば、オーディオ・インタフェース・ブロック56は、スピーカのオーディオ特性を調整するための電子オーディオ利得回路を含む。1つの実施例においては、オーディオ利得回路は、受け取ったオーディオ信号を増幅するスピーカ増幅器を制御するオーディオ利得制御装置を含む。(ここで用いる増幅は、正または負のものでありうる。)オーディオ利得回路は、好ましくは、プログラム可能な利得制御回路の形式のものとするが、本技術分野において公知のさまざまな回路を含みうる。従って、電子オーディオ利得回路のさらに詳細な説明の必要はない。
【0021】
制御論理ブロック54は、前述の諸ブロックの機能を制御し、また調整し、さらに、ディスプレイ28、(例えば、送信ボタン34および終了ボタン36を意味する)入力64、およびカバー位置センサ66のような、ヒューマン・インタフェース部品を制御するのに重要な役割を果たす。制御論理ブロックは、説明の目的で示されている主プロセッサ68のように、汎用マイクロプロセッサのような処理回路と、ディジタル信号プロセッサ(DSP)と、特定用途向け集積回路(ASIC)と、アナログ・ディジタル変換器、ディジタル・アナログ変換器、入出力バッファ、などを含むさまざまなタイプの信号調節回路とを含みうる。
【0022】
本発明は、さまざまな実施例において、命令のシーケンスを実行する主プロセッサ68の諸素子により行われる諸ステップを含む。これらの命令は、しばしばマイクロコードの形式を有するプログラム・コード、および移動端末が無線通信ネットワーク内において動作できるようにプロセッサまたは諸プロセッサにより移動端末20の動作を可能とするデータとして、メモリ70内に記憶される。メモリ70は、1つまたはそれ以上の物理記憶装置を含み、それは揮発性記憶装置、不揮発性記憶装置、または両者を含みうる。例えば、メモリ70は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)の両者、さまざまな形式のプログラム可能および/または消去可能(ROM)(例えば、PROM、EPOM、EEPROM、など)、フラッシュ・メモリ、またはこれらの装置の任意の組み合わせを含む。ソフトウェア命令またはデータは、遠隔コンピュータ・システムのような別の装置から、無線接続を経て移動端末20内にロードされうる。
【0023】
主プロセッサ68およびメモリ70は、移動端末20の全体的動作を制御し、ここではまとめて「制御装置」と呼ばれ、これは、制御論理ブロック54、主プロセッサ68、メモリ、またはこれらの任意の組み合わせの中に組み入れられる。この制御装置は、無線ブロック50を経て受信された、無線により一方的に送られてきたプッシュ・メッセージ(push message)に応答して、移動端末の動作モードを制御する動作ができる。本発明の1つの実施例においては、メモリ70は、移動端末20の動作モードに基づくスピーカ62のオーディオ特性の所定の設定を記憶するが、ルックアップ・テーブルまたはハードウェア設定のような、本技術分野において公知の任意の再生方法も用いることができる。アンテナ58を経て無線ブロック50において受信されたコード信号は、移動端末20の論理回路により処理され、オーディオ信号がオーディオ・インタフェース・ブロック56に送られる。メモリ70内の所定の設定に基づき、オーディオ利得回路は、制御装置からの命令を受けて、スピーカ増幅器に対し、受信オーディオ信号を所定レベルだけ増幅し、そのオーディオ信号をスピーカ62に送るように信号で伝える。本発明によれば、信号を受けて機械素子(後述する)の位置決めを、その信号の関数として制御する制御装置の機能もまた、メモリ70内に存在する。
【0024】
説明を簡単にするために、以下においては、本発明の特徴が、移動端末20におけるソフトウェア命令の実行により一般に行われるものと仮定する。これらの命令は、ジャバ言語、または代わりにCまたはC++により書かれるものと想定される。しかし、他の言語も、本発明の範囲内において代用できることに注意すべきである。公知のように、ジャバは、消費者の装置に搭載されるネットワーク接続可能なアプリケーションとして特に設計されたアプリケーションである。発展中のジャバによるソフトウェアの詳細は、当業者にとっては公知であり、本発明の理解のためには不必要である。従って、そのような詳細は、ここでは提供しない。
【0025】
本発明のある実施例は、ソフトウェアの実行によってではなく、配線型回路により、または配線型回路とソフトウェアとの組み合わせにより行われる。従って、本発明は、ハードウェア回路およびソフトウェアの特定の組み合わせにも、またソフトウェア命令の特定のソースにも制限されるものではないことを認識すべきである。例えば、制御論理ブロック54および主プロセッサ68は、本技術分野において公知のように、組み合わせて1つの装置にすることができる。
【0026】
図3に概略的に示したように、スピーカ62は、ハウジング22内に、移動端末20の音響源の働きをする音響孔38、40に隣接して配置される。スイッチ72は、ハウジング22内の、スピーカ62と音響孔38、40との間に移動できるように配置されている。スイッチ72は、拡声または呼警報モード位置と、受話器モード位置との間で可動である。図3に示されている拡声または呼警報モード位置においては、スイッチ72は、受話口26内に画定された音響孔38を覆う。従って、スピーカにおいて発生した音響は、側面孔40からのみ発せられる。スイッチ72がこの位置にある時は、移動端末20が発生する音響レベルは、メモリ70内に記憶されている所定の設定により高い。図4に示されている受話器モード位置においては、スイッチ72は側面孔40を覆い、スピーカ62からの音響が受話口の孔38からのみ発せられるようにする。スイッチ72が受話器モード位置にある時は、移動端末20が発する音響レベルは低い。スイッチ72が側面孔40を覆っているので、ユーザの耳から周囲の空気への開かれた音響経路はなくなり、受話口26を耳に対し封止すれば周囲雑音を締め出すことができる。第1および第2の位置の間のスイッチ72の移動は、機械的に作動され、電気信号を機械素子の運動に変換するリニア・モータ、ラジアル・ステップ・モータまたは他の装置を用いて行うことができる。
【0027】
図5は、移動端末20の動作モードに基づき、移動端末20が適切な音響孔から音響を発するように制御装置において実施される制御プログラムを示すフロー・ダイアグラムである。図5のフロー・ダイアグラムは、移動端末20のさまざまな他の機能を制御する他の制御プログラムと関連して動作することを理解すべきである。
【0028】
このルーチンはブロック80において開始され、そこでは移動端末20は待機状態に、スイッチは呼警報および拡声位置にあり、側面孔40は開かれ、受話口孔38は封止されている。ルーチンは、判断ブロック82へ進み、そこでは呼が検出されたかどうかが決定される。もし検出されていなければ、制御プログラムはブロック84において一瞬の間待ち、次に判断ブロック82へ復帰する。待ちブロック84にある間には、従来通り他の処理機能を行うことができる。
【0029】
判断ブロック82において呼が検出された時には、制御装置は、ブロック86において移動端末20の動作モードを識別し、この識別をオーディオ・インタフェース・ブロック56内のオーディオ利得回路に通信する。オーディオ利得回路、特にオーディオ利得制御装置は、次に識別されたモードに基づき、メモリ70内に記憶されている所定の設定からスピーカ増幅器の適正な利得設定を選択する。移動端末20は拡声および呼警報モードにあるので、その制御装置は、ブロック88においてスピーカ62を制御して大音量の警報レベルの音響を発するようにする。
【0030】
プログラムは判断ブロック90へ進み、そこでは呼が返答されたかどうかが決定される。返答は、本技術分野において公知のように、ユーザが、送信ボタン34のようなボタンを押下することにより、または端末のカバーを開くことにより、または、もし利用可能ならば音声制御を用いることにより行われる。もし返答されていなければ、次に制御プログラムはブロック92において一瞬の間待ち、次に判断ブロック90へ復帰する。
【0031】
ブロック94においては、着信呼への返答に応答して制御プログラムは、スイッチ72を移動させる手段に信号を送り、ブロック96において側面孔40を覆い、かつ受話口孔38を開放する。制御装置は、移動端末20の動作モードを受話器モードに変化させ、この変化を、オーディオ・インタフェース・ブロック56内のオーディオ利得回路に通信する。オーディオ利得制御装置は、識別されたモードに基づき、メモリ70内に記憶されている所定の設定からスピーカ増幅器の適正な利得設定を選択する。増幅は、スピーカ62が受話器モードにおける適切な低音響出力レベルで音声を送出するように低減される。その後、制御はブロック98へ進み、そこでは、通話が従来のように処理されて、受話口孔38から発せられる音響がユーザの耳に入る。
【0032】
この段階では、ユーザはブロック100において、終了ボタンを押下することにより、または端末のカバーを閉じることにより、通話を終了することができる。移動端末20の制御プログラムはブロック80へ復帰し、そこでは、スイッチ72は受話口孔38を覆い、かつ側面孔40を開放するように移動せしめられ、同時に制御装置は、移動端末20の動作モードを、別の着信呼を待つために呼警報および拡声モードに変化させる。
【0033】
あるいは、もしユーザが、移動端末20が拡声モードで機能することを所望するならば、ユーザはブロック102において拡声ボタンの押下によるなどして、変更を行う入力を積極的に供給する。制御プログラムはスイッチ移動手段に信号を送り、スイッチ72を移動させて、受話口孔38を覆い、かつ側面孔40を開放する。制御装置はブロック104において、移動端末20の動作モードを呼警報および拡声モードに変化させ、この変化をオーディオ・インタフェース・ブロック56に通信するので、それはスピーカ62に指示して、音声を側面孔40から高音響出力レベルで送出させる。すると、移動端末20は、ハンドフリー・スピーカホンとして使用できる。ブロック102において、拡声器ボタン、または別のボタンを再び押下すると、ブロック98において移動端末20は受話器モードの動作に復帰する。ユーザはまた、ブロック100において終了ボタンを押下するか、または端末のカバーを閉じて通話を終了させ、移動端末20の制御プログラムをブロック80に復帰させて、上述のように別の着信呼を待つこともできる。図5に示されているデシジョン・ツリーは、代表例であることを理解すべきである。従って、本発明は特定のデシジョン・ツリーに制限されるものではない。
【0034】
本発明による制御プログラムは、移動端末20の音響孔38、40から発せられる音響レベルが、電話機の現在の動作モードのために適切であることを保証するように動作する。移動端末20が呼警報または拡声モードにある時は、全ての音響は側面孔40から出て、受話口孔38からは出ない。このため、たとえユーザが呼警報または拡声モードにおいて誤って移動端末を取り上げて耳に当てても、大音響レベルが直接耳に入るのは阻止される。
【0035】
本発明を、特定の代表的実施例に関してかなり詳細に図示し、また説明してきたが、特に以上の教示を考慮すれば、本発明の新しい教示および利点から実質的に逸脱することなく、開示した実施例に対しさまざまな改変、省略および追加を行うことができるので、発明者には本発明をそれらの実施例に制限する意図のないことを当業者は理解すべきである。例えば、移動端末は、移動端末の動作モードのそれぞれにおいて音響を発生する専用の部品を有してもよい。従って、発明者は、以下の特許請求の範囲により定められる本発明の精神および範囲内に含まれる全てのそのような改変、省略、追加および同等物を包含するように意図している。特許請求の範囲において、手段と機能とが加えられている条項は、引用された機能を行うものとしてここで説明された構造、および構造上の同等物のみでなく、同等な構造をも含むように意図されている。このようにして、釘は木製部品を互いに固定するために円筒形表面を用いているが、ねじはらせん状表面を用いている点で、釘およびねじは構造上の同等物ではないが、木製部品を固定する環境においては、釘およびねじは同等な構造物である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明による移動端末の正面図である。
【図2】図1の移動端末のブロック図である。
【図3】スピーカ・ハウジングの音響孔を覆うための可動スイッチを含む、そのスピーカ・ハウジングを示す概略図である。
【図4】スイッチが第2の位置にある図3のスピーカ・ハウジングを示す概略図である。
【図5】移動端末の音響発生源を制御するために、図2に示されている制御装置において実施される制御プログラムの動作を示すフロー・ダイアグラムである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて用いる移動端末の音響発生源を制御する装置において、前記移動端末は、該移動端末の外部と通じる第1および第2の音響孔を画定したハウジングと、該ハウジング内の、音響を前記孔を通して送る位置に配置された音響を発生するためのスピーカと、前記移動端末の複数の異なる動作モードを識別する制御装置であって、該制御装置は前記スピーカが前記動作モードに基づいて発する音響レベルを表す複数のオーディオ設定にアクセスする動作ができる前記制御装置とを含み、前記装置は、
前記ハウジング内に配置され、第1の位置と第2の位置との間で移動するようにされたスイッチであって、該スイッチは、第1の位置においては前記第1の孔を覆い、前記スピーカが発生した音響が前記第1の孔を通って前記移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が前記第2の孔を通過するのを可能にし、また、前記第2の位置においては前記第2の孔を覆い、前記スピーカが発生した音響が前記第2の孔を通って前記移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が前記第1の孔を通過するのを可能にする、前記スイッチと、
動作モードの変更を前記制御装置に通信するための、前記制御装置と動作上関連するユーザ入力と、
前記動作モードの変更に応答して前記第1の位置から前記第2の位置までの間を前記スイッチを移動させる前記制御装置と通信する手段と、を含み、
前記移動端末の音響発生源は前記移動端末の前記動作モードに基づいて変化せしめられる、
前記移動端末の音響発生源を制御する装置。
【請求項2】
前記スイッチ移動手段は、電気信号を機械素子の運動に変換する装置であり、前記機械素子は前記装置に動作上連結されている請求項1記載の移動端末の音響発生源を制御する装置。
【請求項3】
前記スイッチ移動手段はリニア・モータまたはラジアル・ステップ・モータである請求項1記載の移動端末の音響発生源を制御する装置。
【請求項4】
無線通信システムにおいて用いる移動端末において、
ユーザの耳が配置されるべき領域内の、前記移動端末の外部と通じる少なくとも1つの音響孔と、前記領域外の、前記移動端末の外部と通じる第2の音響孔と、を画定したフレームと、
前記フレーム内の、音響を前記孔を通して送る位置にある、前記音響を発生するためのスピーカと、
第1の位置と第2の位置との間で移動するように前記フレーム上に配置されたスイッチであって、該スイッチは、前記第1の位置においては前記少なくとも1つの音響孔を覆い、前記スピーカが発生した音響が前記少なくとも1つの孔を通って前記移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が前記第2の孔を通過するのを可能にし、また、前記第2の位置においては前記第2の音響孔を覆い、前記スピーカが発生した音響が前記第2の孔を通って前記移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が前記少なくとも1つの孔を通過するのを可能にする前記スイッチと、
前記移動端末の複数の異なる動作モードを識別する制御装置であって、該制御装置は、前記スピーカが発する音響レベルを表す複数のオーディオ設定にアクセスする動作ができ、前記電話機のそれぞれの動作モードは、該動作モードに依存して前記スピーカが発する音響レベルを制御するための前記オーディオ設定の1つに関連している前記制御装置と、
前記制御装置と通信し、前記制御装置から信号を受信するオーディオ・ブロックであって、該オーディオ・ブロックは、前記電話機の動作モードに依存して前記スピーカの前記オーディオ設定を調整する前記オーディオ・ブロックと、
前記動作モードに依存して前記電話機の音響源を変化させるために、前記制御装置と通信し、前記スイッチを前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させる手段と、
動作モードの変更を前記制御装置に通信するための、前記制御装置と動作上関連するユーザ入力と、を含み、
前記電話機の音響発生源は、前記移動端末の前記動作モードに基づく、
前記移動端末。
【請求項5】
前記移動端末は携帯電話機である請求項4記載の移動端末。
【請求項6】
前記フレームは、前面、背面、および前記前面と前記背面との間に広がり、前記前面と前記背面とを連結するそれぞれの側壁を含み、前記第2の音響孔は前記フレームの前記側壁の1つの中に画定されている請求項4記載の移動端末。
【請求項7】
前記制御装置は、前記スピーカが発する音響レベルを表す前記オーディオ設定を記憶するメモリを含む請求項4記載の移動端末。
【請求項8】
前記オーディオ・ブロックは、オーディオ利得制御装置と、受け取ったオーディオ信号を増幅するスピーカ増幅器とを有するオーディオ回路を含む請求項4記載の移動端末。
【請求項9】
前記スイッチ移動手段は、電気信号を機械素子の運動に変換する装置であり、前記機械素子は前記装置に動作上連結されている請求項4記載の移動端末。
【請求項10】
前記スイッチ移動手段はリニア・モータまたはラジアル・ステップ・モータである請求項4記載の移動端末。
【請求項11】
前記ユーザ入力は作動ボタンを含む請求項4記載の移動端末。
【請求項12】
前記ユーザ入力は、第1の位置と第2の位置との間で移動するように前記ハウジングに移動可能に取り付けられたカバーと、該カバーが前記第2の位置にある時を検出するセンサとを含む請求項4記載の移動端末。
【請求項13】
無線通信システムにおいて用いる移動端末の音響発生源を制御する方法であって、前記移動端末は、前記移動端末の外部と通じる第1および第2の音響孔を画定したハウジングと、該ハウジング内の、音響を前記孔を通して送る位置に配置された、前記音響を発生するスピーカと、前記ハウジング内に、第1の位置と第2の位置との間で移動可能なように配置されたスイッチと、前記移動端末の複数の異なる動作モードを識別する制御装置とを含み、前記方法は、
前記移動端末の前記動作モードの変化を検出するステップと、
前記移動端末の現在の動作モードに基づいて適切な位置まで前記スイッチを移動させるステップであって、前記位置において前記スイッチは、前記孔の1つを覆い、前記スピーカが発生した音響が該孔を通って前記移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が他の孔を通過するのを可能にする、前記移動させるステップと、
を含む前記移動端末の音響発生源を制御する方法。
【請求項14】
前記スピーカが発する音響レベルを表す複数のオーディオ設定にアクセスするステップであって、前記移動端末のそれぞれの動作モードは、該動作モードに依存して前記スピーカが発する音響レベルを制御するための前記オーディオ設定の1つに関連している、前記アクセスするステップをさらに含む請求項13記載の移動端末の音響発生源を制御する方法。
【請求項15】
前記移動端末の前記動作モードを変化させるステップと、
前記移動端末の現在の動作モードを識別するステップと、
前記移動端末の現在の動作モードに基づき、該動作モードにおいて適切な音響レベルを発するように前記スピーカのオーディオ特性を調整するステップと、
をさらに含む請求項13記載の移動端末の音響発生源を制御する方法。
【請求項16】
前記移動端末の前記動作モードを変化させるステップは、前記移動端末への着信呼に返答するステップを含む請求項15記載の移動端末の音響発生源を制御する方法。
【請求項17】
移動端末の音響発生源を制御するシステムにおいて、前記移動端末は、該移動端末の外部と通じる第1および第2の音響孔を画定したハウジングと、該ハウジング内の、音響を前記孔を通して送る位置に配置された音響を発生するためのスピーカと、前記移動端末の複数の異なる動作モードを識別する制御装置とを含み、前記システムは、
前記ハウジング内に、第1の位置と第2の位置との間で移動するように配置されたスイッチであって、該スイッチは、第1の位置においては前記第1の孔を覆い、前記スピーカが発生した音響が前記第1の孔を通って前記移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が前記第2の孔を通過するのを可能にし、また、前記第2の位置においては前記第2の孔を覆い、前記スピーカが発生した音響が前記第2の孔を通って前記移動端末の外部へ通過するのを実質的に阻止すると同時に、音響が前記第1の孔を通過するのを可能にする、前記スイッチと、
前記移動端末の動作モードの変化を検出する手段と、
前記移動端末の現在の動作モードに基づいて適切な位置まで前記スイッチを移動させる手段と、
を含む前記移動端末の音響発生源を制御するシステム。
【請求項18】
前記スピーカが発する音響レベルを表す複数のオーディオ設定にアクセスする手段であって、前記移動端末のそれぞれの動作モードは、該動作モードに依存して前記スピーカが発する音響レベルを制御するための前記オーディオ設定の1つに関連している、前記アクセスする手段をさらに含む請求項17記載の移動端末の音響発生源を制御するシステム。
【請求項19】
前記移動端末の動作モードに依存して前記スピーカの前記オーディオ設定を調整するために、前記制御装置と通信するオーディオ・ブロックをさらに含む請求項17記載の移動端末の音響発生源を制御するシステム。
【請求項20】
動作モードの変更を前記制御装置に通信するための、前記制御装置と動作上関連するユーザ入力をさらに含む請求項17記載の移動端末の音響発生源を制御するシステム。
【請求項21】
前記動作モードの変更を通信するための前記手段は作動ボタンを含む請求項20記載の移動端末の音響発生源を制御するシステム。
【請求項22】
前記動作モードの変更を通信するための前記手段は、第1の位置と第2の位置との間で移動するように前記ハウジングに移動可能に取り付けられたカバーと、該カバーが前記第2の位置にある時を検出するセンサとを含む請求項20記載の移動端末の音響発生源を制御するシステム。
【請求項23】
前記スイッチ移動手段は、電気信号を機械素子の運動に変換する装置であり、前記機械素子は前記装置に動作上連結されている請求項17記載の移動端末の音響発生源を制御するシステム。
【請求項24】
前記スイッチ移動手段はリニア・モータまたはラジアル・ステップ・モータである請求項17記載の移動端末の音響発生源を制御するシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2006−501752(P2006−501752A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−541107(P2004−541107)
【出願日】平成15年10月2日(2003.10.2)
【国際出願番号】PCT/IB2003/004366
【国際公開番号】WO2004/032465
【国際公開日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
ポケットベル
【出願人】(502087507)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】