説明

移動端末装置、位置通知方法およびプログラム

【課題】移動経路の正確な表示を行う。
【解決手段】位置情報取得部110が、移動端末装置100の位置情報を取得し、方位センサ120が、移動端末装置100の方位を測定し、制御部130が、連続する第1、第2および第3のタイミングにおいて、第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、第2のタイミングで取得した位置情報を出力し、それ以外の場合で、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に測定した方位に変化があった場合、第2のタイミングで取得した位置情報を出力し、変化がなかった場合、第2のタイミングで取得した位置情報を直線上に補正してから出力し、表示部140が、制御部130から出力された位置情報が示す位置を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置を通知する移動端末装置、位置通知方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般的な車両に搭載されているようなナビゲーションシステムを搭載した携帯移動端末の普及が拡大してきており、その利用者も増えてきている。このようなナビゲーションシステムにおいては、実際の存在位置と、測定されて表示される位置との間に、多少の誤差が生じてしまう。この誤差を補正するために、様々な手法が考えられている。
【0003】
例えば、車両に搭載されたナビゲーションシステムにおいては、地図情報を用いて、測定された位置情報を補正する、つまり、測定された位置情報を地図情報が示す道路上へプロットするという手法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、取得した位置情報の前後に取得した位置情報を用いて、当該位置情報の補正(一部の測位結果を無視するような補正)を行う手法も実際に使用されている。この手法では、取得した位置情報が示す位置が、その取得の前に取得された位置情報が示す位置と、その取得の後に取得された位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にない場合、当該位置情報をその直線上に補正するものである。これにより、当該位置情報が無視された形となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−4024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載された手法を、歩行などの移動経路表示に用いた場合、歩行などの場合は「道路」という条件が必ずしも必須ではないため、正確な補正による表示を行うことができないという問題点がある。特に、移動距離の誤差は、ランニング用にナビゲーションシステムを利用する利用者にとっては大きな問題となってしまう。
【0007】
また、取得した位置情報の前後に取得した位置情報を用いて、当該位置情報の補正を行う手法については、以下のような問題点がある。
【0008】
図4は、取得した位置情報の前後に取得した位置情報を用いて、当該位置情報の補正を行った場合の位置情報が示す位置の表示の一例を示す図である。
【0009】
図4に示すように、取得した位置情報が示す位置が(1)から(6)までほぼ直線的に移動した場合、実線で示す実際の移動経路に対して表示される移動経路(図4中、破線)は、ほぼ同じである。
【0010】
図5は、取得した位置情報の前後に取得した位置情報を用いて、当該位置情報の補正を行った場合の位置情報が示す位置の表示の他の例を示す図である。
【0011】
図5に示すように、取得した位置情報が示す位置が(1)から(6)まである程度曲がりくねった経路で移動した場合、実線で示す実際の移動経路と、表示される移動経路(図5中、破線)とが、まったく異なるものとなってしまうという問題点がある。
【0012】
図5に示すような表示経路となった場合、表示された移動経路における移動距離が本来の移動距離よりも短くなるため、例えば、ナビゲーションシステムをランニングに使用した場合等でカロリー計算などに大きな誤差を与えてしまう。
【0013】
本発明の目的は、上述した課題を解決する移動端末装置、位置通知方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の移動端末装置は、
移動端末装置であって、
当該移動端末装置の位置を示す位置情報を、所定のタイミングで取得する位置情報取得部と、
当該移動端末装置の向きである方位を測定する方位センサと、
前記タイミングのうち、連続するタイミングである第1、第2および第3のタイミングにおいて、前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を出力し、それ以外の場合、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記方位センサが測定した方位に変化があったかどうかを判定し、該変化があったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を出力し、該変化がなかったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を前記直線上に補正してから出力する制御部と、
前記制御部から出力されてきた位置情報が示す位置を表示する表示部とを有する。
【0015】
また、本発明の位置通知方法は、
移動端末装置の位置を通知する位置通知方法であって、
当該移動端末装置の位置を示す位置情報を、所定のタイミングで取得する処理と、
当該移動端末装置の向きである方位を測定する処理と、
前記タイミングのうち、連続するタイミングである第1、第2および第3のタイミングにおいて、前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する処理と、
前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にない場合、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記測定した方位に変化があったかどうかを判定する処理と、
前記変化があったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する処理と、
前記変化がなかったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を前記直線上に補正してから表示する処理とを行う。
【0016】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
移動端末装置の位置を示す位置情報を、所定のタイミングで取得する手順と、
前記移動端末装置の向きである方位を測定する手順と、
前記タイミングのうち、連続するタイミングである第1、第2および第3のタイミングにおいて、前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する手順と、
前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にない場合、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記測定した方位に変化があったかどうかを判定する手順と、
前記変化があったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する手順と、
前記変化がなかったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を前記直線上に補正してから表示する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように、本発明においては、移動経路の正確な表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の移動端末装置の実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した移動端末装置における位置通知方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の位置通知方法によって表示された移動経路の一例を示す図である。
【図4】取得した位置情報の前後に取得した位置情報を用いて、当該位置情報の補正を行った場合の位置情報が示す位置の表示の一例を示す図である。
【図5】取得した位置情報の前後に取得した位置情報を用いて、当該位置情報の補正を行った場合の位置情報が示す位置の表示の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の移動端末装置の実施の一形態を示す図である。
【0021】
本形態における移動端末装置100には図1に示すように、位置情報取得部110と、方位センサ120と、制御部130と、表示部140と、記憶部150とが設けられている。なお、図1には、移動端末装置100が有する構成要素のうち、本発明に関わる構成要素のみを示した。そのため、図1においては、情報を入力するためのボタンキー等の入力部や、他の装置との間で通信を行う通信部等を省略している。また、移動端末装置100は、移動可能な携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance,Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)等である。
【0022】
位置情報取得部110は、移動端末装置100の位置を示す位置情報(例えば、緯度経度で示される数値)を、所定のタイミングで取得する。この所定のタイミングとは、制御部130から指示されるものであっても良く、あらかじめ設定されているものである。また、この所定のタイミングは、一定の時間間隔であっても良いし、ランダムな時間間隔であっても良い。
【0023】
また、位置情報取得部110は、GPS(Global Positioning System)機能を用いて、GPS衛星(不図示)から位置情報を取得するものであっても良い。
【0024】
方位センサ120は、移動端末装置100の向きである方位(例えば、向いている方角)を測定する。また、方位センサ120は、地磁気センサであっても良い。
【0025】
制御部130は、上述したタイミングのうち、連続するタイミングである第1、第2および第3のタイミングにおいて、第2のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置が、第1のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置と第3のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にあるかどうかを判定する。その判定の結果、第2のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置が、第1のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置と第3のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、制御部130は、第2のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報を出力する。一方、それ以外の場合、つまり、第2のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置が、第1のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置と第3のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にない場合は、制御部130は、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に方位センサ120が測定した方位に変化があったかどうかを判定する。その判定の結果、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に方位センサ120が測定した方位に変化があったと判定した場合、制御部130は、第2のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報を出力する。一方、その判定の結果、第1のタイミングと第2のタイミングとの間に方位センサ120が測定した方位に変化がなかったと判定した場合、制御部130は、第2のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報を、上述した直線上に補正してから出力する。または、この場合、制御部130は、第2のタイミングで位置情報取得部110が取得した位置情報を出力しないものであっても良い。
【0026】
ここで、直線上にあるかどうかの判定は、ある程度の余裕を持たせるものであっても良い。つまり、位置情報を示す位置が、直線から微小な所定の距離(例えば、1メートル等)以内であれば、直線上にあると判定するものであっても良い。これは、使用する目的に応じて、利用者が設定できるものであっても良い。
【0027】
また、制御部130は、位置情報を移動経路として出力する。
【0028】
表示部140は、制御部130から出力されてきた位置情報が示す位置を表示する。なお、表示部140は、一般的な情報端末装置に具備されている、液晶パネルや有機EL(electroluminescence)を用いたディスプレイ等で良い。
【0029】
記憶部150は、制御部130が処理を行うための情報や、上述したタイミング、取得した位置情報、方位、コンピュータプログラム等を記憶する。
【0030】
なお、制御部130が、各要素を制御するものである場合、制御部130と各要素とを接続するバスが存在することになる。
【0031】
以下に、本形態における位置通知方法について説明する。
【0032】
図2は、図1に示した移動端末装置100における位置通知方法を説明するためのフローチャートである。
【0033】
まず、利用者によって、所定の操作が行われることにより、ナビゲーションシステムのアプリケーションが起動すると、方位センサ120によって、移動端末装置100の方位の測定が開始される(ステップS1)。
【0034】
また、位置情報取得部110によって、所定の時間間隔で、移動端末装置100の位置を示す位置情報が順次取得される。
【0035】
位置情報取得開始からn回目、(n+1)回目および(n+2)回目というように(nは自然数)、連続するタイミングで位置情報が位置情報取得部110によって取得されると(ステップS2〜S4)、制御部130によって、(n+1)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置が、n回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置と、(n+2)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にあるかどうかが判定される(ステップS5)。つまり、(n+1)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が測位誤差ではなく、利用者がn〜(n+2)回目の経路を移動する中で自然な位置であるのかが判定される。
【0036】
判定の結果、(n+1)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置が、n回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置と(n+2)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、(n+1)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が制御部130から表示部140へ出力され、表示部140にて当該位置情報を示す位置が表示される(ステップS6)。この表示は、地図上への表示であっても良い。
【0037】
一方、ステップS5の判定の結果、(n+1)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置が、n回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置と(n+2)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にはない場合、n回目に位置情報取得部110が位置情報を取得したタイミングと(n+1)回目に位置情報取得部110が位置情報をタイミングとの間に方位センサ120が測定した方位に変化があったかどうかが、制御部130によって判定される(ステップS7)。
【0038】
この方位に変化があったかどうかの判定基準については、移動端末装置100の向きが変化したかどうかを判定するものであれば良く、具体的にはここでは特に規定しない。
【0039】
ステップS7にて、方位に変化があったと判定された場合、(n+1)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が制御部130から表示部140へ出力され、ステップS6にて表示部140にて当該位置情報を示す位置が表示される。
【0040】
一方、ステップS7にて、方位に変化がなかったと判定された場合、(n+1)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が、制御部130によって、n回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置と(n+2)回目に位置情報取得部110が取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上に補正される。つまり、(n+1)回目の測定結果が誤差であると判定されて補正されることとなる。
【0041】
そして、補正された位置情報が制御部130から表示部140へ出力され、表示部140にて当該位置情報を示す位置が表示される(ステップS8)。
【0042】
図3は、本発明の位置通知方法によって表示された移動経路の一例を示す図である。
【0043】
図3に示すように、取得された位置情報が示す位置(1)〜(6)によって示される太い実線で示した移動経路が曲がりくねったものであっても、細い矢印で示した取得した方位の情報を用いることで、表示された移動経路は、破線で示すように実際の移動経路と近いものとなる。
【0044】
また、方位センサ120の代わりに、加速度センサを用いることにより、測位結果の確かさを判定することができる。
【0045】
以上説明したように、本発明においては、歩行やランニング等の、道路にかならずしも従うとは限らない曲がりくねった移動に対しても、実際の移動経路を表示することができる。これにより、移動距離の誤差を縮小することができる。
【0046】
上述した移動端末装置100に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を移動端末装置100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを移動端末装置100に読み込ませ、実行するものであっても良い。移動端末装置100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、移動端末装置100に内蔵された記憶部150、ROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、移動端末装置100に設けられたCPU(不図示)または制御部130にて読み込まれ、CPUまたは制御部130の制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUまたは制御部130は、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0047】
100 移動端末装置
110 位置情報取得部
120 方位センサ
130 制御部
140 表示部
150 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動端末装置であって、
当該移動端末装置の位置を示す位置情報を、所定のタイミングで取得する位置情報取得部と、
当該移動端末装置の向きである方位を測定する方位センサと、
前記タイミングのうち、連続するタイミングである第1、第2および第3のタイミングにおいて、前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を出力し、それ以外の場合、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記方位センサが測定した方位に変化があったかどうかを判定し、該変化があったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を出力し、該変化がなかったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を前記直線上に補正してから出力する制御部と、
前記制御部から出力されてきた位置情報が示す位置を表示する表示部とを有する移動端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の移動端末装置において、
前記位置情報取得部は、GPS衛星から前記位置情報を取得することを特徴とする移動端末装置。
【請求項3】
請求項1に記載の移動端末装置において、
前記方位センサは、地磁気センサであることを特徴とする移動端末装置。
【請求項4】
請求項1に記載の移動端末装置において、
前記制御部は、前記位置情報を移動経路として出力することを特徴とする移動端末装置。
【請求項5】
移動端末装置の位置を通知する位置通知方法であって、
当該移動端末装置の位置を示す位置情報を、所定のタイミングで取得する処理と、
当該移動端末装置の向きである方位を測定する処理と、
前記タイミングのうち、連続するタイミングである第1、第2および第3のタイミングにおいて、前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する処理と、
前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にない場合、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記測定した方位に変化があったかどうかを判定する処理と、
前記変化があったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する処理と、
前記変化がなかったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を前記直線上に補正してから表示する処理とを行う位置通知方法。
【請求項6】
コンピュータに、
移動端末装置の位置を示す位置情報を、所定のタイミングで取得する手順と、
前記移動端末装置の向きである方位を測定する手順と、
前記タイミングのうち、連続するタイミングである第1、第2および第3のタイミングにおいて、前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にある場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する手順と、
前記第2のタイミングで取得した位置情報が示す位置が、前記第1のタイミングで取得した位置情報が示す位置と前記第3のタイミングで取得した位置情報が示す位置とを結ぶ直線上にない場合、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記測定した方位に変化があったかどうかを判定する手順と、
前記変化があったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を表示する手順と、
前記変化がなかったと判定した場合、前記第2のタイミングで取得した位置情報を前記直線上に補正してから表示する手順とを実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−98262(P2012−98262A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−248794(P2010−248794)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】