説明

移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置

【課題】モノ音源及びステレオ音源の何れか1つの入力を受けて、複数の音源出力装置に全て出力することにより、複数の音源出力装置を効率的に使用することができる移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置を提供する。
【解決手段】移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置は、ステレオ音源を出力するステレオコーデック11と、前記ステレオコーデック11から出力されたステレオ音源を処理するための第1の経路部(20、30、40)と、前記ステレオコーデック11から出力されたステレオ音源をモノ音源に処理するための第2の経路部(20、13、50、60、70)と、前記第1の経路部及び前記第2の経路部に連結されて前記ステレオ音源及びモノ音源を再生する音源出力部90とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信端末機に関し、特に、複数の音源出力装置を効率的に使用することができるようにした移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、移動通信端末機は、BS(Base Station)により形成されるサービス領域内で移動しながら、MSC(Mobile Switching Center)のスイッチング制御を通して、何時何処でも直ちに相手方を無線呼出及び無線接続して通信することができる装置であって、音声通信だけでなく、記号、数字及び文字などからなるデータ通信、並びに、画像信号が含まれるマルチメディア通信が可能である。
【0003】
最近開発されている大部分の移動通信端末機は、カメラを備えてリアルタイムに動画像を伝送することができるため、画像通話のようなより幅広い活用範囲を提供することも可能となり、モノ音源及びステレオ音源を出力するための装置の重要性も大きくなってきている。
【0004】
以下、このような従来の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置について図3を参照して説明する。
【0005】
図3は、従来の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置を示すブロック図である。
【0006】
図3に示すように、従来の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置は、ステレオ音源を再生するための、ステレオコーデック11、SPDT(Single Pole Double Throw:単極双投)スイッチ40、ステレオイヤジャック91及びスピーカー93と、モノ音源を再生するための、モノコーデック15及びイヤピース95とを含んでいる。
【0007】
次に、このように構成された従来の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置の動作原理を説明する。
【0008】
まず、CPU(Central Processing Unit)10は、ステレオ音源の入力を受けると、この入力されたステレオ音源を、ステレオコーデック11を通して処理してHPH_L端子及びHPH_R端子に出力する。
【0009】
SPDTスイッチ40は、(単極双投)スイッチであって、HPH_L端子及びHPH_R端子から出力されたステレオ音源を、LEFT_OUT端子及びRIGHT_OUT端子を通してステレオイヤジャック91に、または、SPK_L端子及びSPK_R端子を通してスピーカー93に、というように選択的に出力することによって、ステレオ音源が再生されるようにする。このとき、SPDTスイッチ40は、ステレオイヤジャック91及びスピーカー93の何れか1つを選択するための制御信号、即ち、CPU10から出力されたSPK_EAR_SEL信号に基づいて、ステレオ音源を再生するためステレオイヤジャック91又はスピーカー93を選択するようになっている。
【0010】
一方、CPU10は、モノ音源の入力を受けると、この入力されたモノ音源を、モノコーデック15を通して処理してEAR+端子及びEAR−端子に出力することにより、イヤピース95を通してモノ音源が再生されるようにする。
【0011】
ここで、CPU10は、ステレオイヤジャック91を周期的に感知する感知信号であるEARJACK_SENSE信号を通して、ステレオイヤジャック91にイヤホンが連結されているか否かを確認し、イヤホンが連結されていると、EAR+端子及びEAR−端子を遮断(オフ)させ、HPH_L端子及びHPH_R端子を駆動(オン)させることによって、ステレオ音源をステレオイヤジャック91に連結されたイヤホンを通して再生できるようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
以上説明したように、従来の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置においては、ステレオイヤジャックにイヤホンが挿入(連結)されているときには、EAR+端子及びEAR−端子をオフさせて、HPH_L端子及びHPH_R端子をオンさせるようになっていたため、ステレオイヤジャック又はスピーカーしか駆動することができず、同時に複数の音源出力装置を効率的に使用できない(すなわち、イヤピースを駆動することができない)という問題点があった。
【0013】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、モノ音源及びステレオ音源の何れか1つの入力を受けて、複数の音源出力装置(の全て)に出力できるようにすることにより、複数の音源出力装置を効率的に使用することのできる移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の目的を達成するために、本発明による移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置は、ステレオ音源を出力するステレオコーデックと、前記ステレオコーデックから出力されたステレオ音源を処理するための第1の経路部と、前記ステレオコーデックから出力されたステレオ音源をモノ音源に処理するための第2の経路部と、前記第1及び第2の経路部に連結されて前記ステレオ音源及びモノ音源を再生する音源出力部とを含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明による移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置は、モノ音源を出力するモノコーデックと、前記モノコーデックから出力されたモノ音源を処理するための第1の経路部と、前記モノコーデックから出力されたモノ音源を処理するための第2の経路部と、前記第1及び第2の経路部に連結されて前記モノ音源を再生する音源出力部とを含むことを特徴とする。ここで、前記第1の経路部は、モノコーデックから出力されたモノ音源に所定の処理(例えば、専らモノ音源を再生する音源出力部に出力するための処理)を行い、前記第2の経路部は、前記第1の経路部とは異なる処理(例えば、モノコーデックから出力されたモノ音源を、専らステレオ音源を再生する音源出力部に出力するための処理)を行う。
【発明の効果】
【0016】
本発明による移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置においては、モノ音源及びステレオ音源の何れか1つの入力を受けて、複数の音源出力装置に出力する(モノ音源再生用の音源出力部とステレオ音源再生用の音源出力部との双方に出力する)ことにより、複数の音源出力装置を効率的に使用することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、モノ音源及びステレオ音源の何れか1つの入力を受けて、(入力を受けた音源を)複数の音源出力装置(の全て)に出力することにより、複数の音源出力装置を効率的に使用することができる、本発明による移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置の好ましい実施形態について、添付の図面を参照して説明する。なお、本実施形態においては、本発明による(本発明を適用した)移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置の構成及び動作原理を、ステレオ音源の入力を受ける場合とモノ音源の入力を受ける場合とに分けて説明する。
【0018】
まず、ステレオ音源が入力されるときに、この入力されるステレオ音源を出力するステレオ音源出力装置として機能する場合(以下単に「ステレオ音源出力装置」という)を、図1を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明による移動通信端末機のステレオ音源出力装置を示すブロック図を示している。
【0020】
図1に示すように、本発明による移動通信端末機のステレオ音源出力装置は、ステレオ音源を出力するステレオコーデック11と、このステレオコーデック11から出力されたステレオ音源を処理するための、第1のイコールスプリッタ(Equal Splitter)20、第1のDPST(Double Pole Single Throw:双極単投)スイッチ30及びSPDT(Single Pole Double Throw:単極双投)スイッチ40を含んで構成される第1経路部と、ステレオコーデック11から出力されたステレオ音源をモノ音源に処理するための、第1のイコールスプリッタ20、モノコーデックコンバータ13、第2のDPSTスイッチ50、第2のイコールスプリッタ60及び移相器70を含んで構成される第2の経路部と、これら第1の経路部及び第2の経路部に連結されてステレオ音源及びモノ音源を再生する音源出力部90とを含んでいる。ここで、前記第1の経路部に連結される音源出力部90は、ステレオイヤジャック91及びスピーカー93(主としてステレオ音源再生用に設けられた音源出力部)であり、前記第2の経路部に連結される音源出力部90は、イヤピース95(主としてモノ音源再生用に設けられた音源出力部)である。
【0021】
すなわち、前記第1の経路部は、前記ステレオコーデック11から出力されたステレオ音源に基づいて、2つの同一のステレオ音源を生成する第1のイコールスプリッタ20と、この第1のイコールスプリッタ20で生成されたステレオ音源のうち、(一方のステレオ音源である)第1のステレオ音源をスイッチングする第1のDPSTスイッチ30と、この第1のDPSTスイッチ30でスイッチングされた第1のステレオ音源を前記音源出力部90(91、93)に出力するSPDTスイッチ40とを含んで構成される。また、前記第2の経路部は、前記ステレオコーデック11から出力されたステレオ音源に基づいて、2つの同一のステレオ音源を生成する第1のイコールスプリッタ20と、この第1のイコールスプリッタ20で生成されたステレオ音源のうち、(他方のステレオ音源である)第2のステレオ音源をモノ音源に変換するモノコーデックコンバータ13と、このモノコーデックコンバータ13で変換されたモノ音源をスイッチングする第2のDPSTスイッチ50と、この第2のDPSTスイッチ50でスイッチングされたモノ音源に基づいて、2つの同一のモノ音源を生成する第2のイコールスプリッタ60と、この第2のイコールスプリッタ60で生成されたモノ音源の位相を前記第1の経路部から出力されたステレオ音源の位相と一致させて(該モノ音源を)前記音源出力部90(95)に出力する移相器70とを含んで構成される。
【0022】
以下、このように構成された本発明による移動通信端末機のステレオ音源出力装置の動作原理を詳細に説明する。
【0023】
まず、CPU10は、ステレオ音源の入力を受けると、この入力されたステレオ音源を、ステレオコーデック11を通して処理し、この処理したステレオ音源を第1のイコールスプリッタ20に出力する。
【0024】
第1のイコールスプリッタ20は、1つの入力に対し2つの同一出力を生成し出力するので、(出力された)ステレオ音源は、第1の経路部(第1のDPSTスイッチ30)に出力されるだけではなく、モノ音源に変換するための第2の経路部(モノコーデックコンバータ13)にも出力される。
【0025】
そして、第1のDPSTスイッチ30は、第1のイコールスプリッタ20から出力されたステレオ音源をSPDTスイッチ40に出力し、このSPDTスイッチ40は、ステレオ音源を音源出力部90(ステレオイヤジャック91及びスピーカー93)に出力する。これにより、移動通信端末機は、ステレオイヤジャック91に連結されたイヤホン、及びスピーカー93を通して、ステレオ音源を再生することができる。
【0026】
一方、モノコーデックコンバータ13は、第1のイコールスプリッタ20から出力されたステレオ音源をモノ音源に変換し、この変換したモノ音源を、第2のDPSTスイッチ50及び第2のイコールスプリッタ60を通して、移相器70に出力する。
【0027】
移相器70は、入力されたモノ音源(第2の経路部のモノ音源)の位相を前記ステレオ音源(第1の経路部のステレオ音源)の位相と一致させる。このとき、移相器70は、位相検出部80で検出された結果に基づいて前記モノ音源の位相をシフトすることで両音源の位相を一致させるのであるが、かかる位相検出部80は、第1の経路部のステレオ音源の位相を検出する第1の位相検出部81と、第2の経路部のモノ音源の位相を検出する第2の位相検出部85と、検出されたステレオ音源の位相とモノ音源の位相とを比較してその比較結果を出力する位相比較部83とを含んで構成されている。
【0028】
このように、本発明による移動通信端末機は、ステレオ音源の入力を受けたときに、単にステレオ音源を再生するだけでなく、ステレオ音源をモノ音源に変換し、この変換したモノ音源をも再生することができるため、音源出力部90を効率的に用いることができる(すなわち、入力されたステレオ音源は、第1の経路部を介して主としてステレオ音源再生用に設けられたステレオイヤジャック91及びスピーカー93に出力されるだけでなく、第2の経路部を介してモノ音源に変換されて主としてモノ音源再生用に設けられたイヤピース95にも出力される)。
【0029】
次に、モノ音源が入力されるときに、この入力されるモノ音源を出力するモノ音源出力装置として機能する場合(以下単に「モノ音源出力装置」という)を、図2を参照して説明する。
【0030】
図2は、本発明による移動通信端末機のモノ音源出力装置を示すブロック図を示している。
【0031】
図2に示すように、本発明による移動通信端末機のモノ音源出力装置は、モノ音源を出力するモノコーデック15と、このモノコーデック15から出力されたモノ音源を処理するための、第2のDPSTスイッチ50、第2のイコールスプリッタ60及び移相器70を含んで構成される第3の経路部と、モノコーデック15から出力されたモノ音源をステレオ音源に処理するための、第2のDPSTスイッチ50、第2のイコールスプリッタ60、第1のDPSTスイッチ30及びSPDTスイッチ40を含んで構成される第4の経路部と、これら第3の経路部及び第4の経路部に連結されてモノ音源及びステレオ音源を再生する音源出力部90とを含んでいる。ここで、前記第3の経路部に連結される音源出力部90は、イヤピース95であり、前記第4の経路部に連結される音源出力部90は、ステレオイヤジャック91及びスピーカー93である。
【0032】
すなわち、前記第3の経路部は、前記モノコーデック15から出力されたモノ音源をスイッチングする第2のDPSTスイッチ50と、この第2のDPSTスイッチ50でスイッチングされたモノ音源に基づいて、2つの同一のモノ音源を生成する第2のイコールスプリッタ60と、この第2のイコールスプリッタ60で生成されたモノ音源のうち、(一方のモノ音源である)第1のモノ音源の位相を前記第4の経路部から出力された(他方のモノ音源である)第2のモノ音源の位相と一致させて(該第1のモノ音源を)前記音源出力部90(95)に出力する移相器70とを含んで構成される。また、前記第4の経路部は、前記モノコーデック15から出力されたモノ音源をスイッチングする第2のDPSTスイッチ50と、この第2のDPSTスイッチ50でスイッチングされたモノ音源に基づいて、2つの同一のモノ音源を生成する第2のイコールスプリッタ60と、この第2のイコールスプリッタ60で生成されたモノ音源をスイッチングする第1のDPSTスイッチ30と、この第1のDPSTスイッチ30でスイッチングされたモノ音源を前記音源出力部90(91、93)に出力するSPDTスイッチ40とを含んでいる。
【0033】
以下、このように構成された本発明による移動通信端末機のモノ音源出力装置の動作原理を詳細に説明する。
【0034】
まず、CPU10は、モノ音源の入力を受けると、このモノ音源を、モノコーデック15を通して処理し、この処理したモノ音源を、第2のDPSTスイッチ50を通して第2のイコールスプリッタ60に出力する。
【0035】
第2のイコールスプリッタ60は、出力されたモノ音源を前記第3の経路部(移相器70)及び第4の経路部(第1のDPSTスイッチ30)に出力する。
【0036】
即ち、移相器70は、第2のイコールスプリッタ60から出力されたモノ音源を音源出力部90(イヤピース95)に出力する。これにより、本発明による移動通信端末機は、イヤピース95を通してモノ音源を再生することができる。ここで、移相器70の構成及び機能は、前述の内容と同様であるのでこれに関する説明は省略する。
【0037】
また、第1のDPSTスイッチ30は、第2のイコールスプリッタ60から出力されたモノ音源を、SPDTスイッチ40を通してステレオイヤジャック91及びスピーカー93に出力する。これにより、本発明による移動通信端末機は、ステレオイヤジャック91に連結されたイヤホン及びスピーカー93を通してモノ音源を再生することができる。
【0038】
このように、本発明による移動通信端末機は、モノ音源の入力を受けたときに、モノ音源を、モノ音源をモノ音源再生用の音源出力部(イヤピース95)に出力して再生するだけでなく、ステレオ音源再生用の音源出力部(イヤホンジャック91、スピーカー93)にも出力して再生することができるため、複数の音源出力装置を効率的に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明による移動通信端末機のステレオ音源出力装置を示すブロック図である。
【図2】本発明による移動通信端末機のモノ音源出力装置を示すブロック図である。
【図3】従来の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0040】
10 CPU(Central Processing Unit)
11 ステレオコーデック
13 モノコーデックコンバータ
15 モノコーデック
20 第1のイコールスプリッタ
30 第1のDPST(Double Pole Single Throw)スイッチ
40 SPDT(Single Pole Double Throw)スイッチ
50 第2のDPSTスイッチ
60 第2のイコールスプリッタ
70 移相器
80 位相検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステレオ音源を出力するステレオコーデックと、
前記ステレオコーデックから出力されたステレオ音源を処理するための第1の経路部と、
前記ステレオコーデックから出力されたステレオ音源をモノ音源に処理するための第2の経路部と、
前記第1及び第2の経路部に連結されて前記ステレオ音源及びモノ音源を再生する音源出力部と、
を含むことを特徴とする移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項2】
前記第1の経路部は、
前記ステレオコーデックから出力されたステレオ音源に基づいて、2つの同一のステレオ音源を生成する第1のイコールスプリッタと、
前記第1のイコールスプリッタで生成されたステレオ音源のうちの第1のステレオ音源をスイッチングする第1のDPSTスイッチと、
前記第1のDPSTスイッチでスイッチングされた第1のステレオ音源を前記音源出力部に出力するSPDTスイッチと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項3】
前記音源出力部は、ステレオ音源を再生するステレオイヤジャック及びスピーカーを含むことを特徴とする請求項2に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項4】
前記第2の経路部は、
前記ステレオコーデックから出力されたステレオ音源に基づいて、2つの同一のステレオ音源を生成する第1のイコールスプリッタと、
前記第1のイコールスプリッタで生成されたステレオ音源のうちの第2のステレオ音源をモノ音源に変換するモノコーデックコンバータと、
前記モノコーデックコンバータで変換されたモノ音源をスイッチングする第2のDPSTスイッチと、
前記第2のDPSTスイッチでスイッチングされたモノ音源に基づいて、2つの同一のモノ音源を生成する第2のイコールスプリッタと、
前記第2のイコールスプリッタで生成されたモノ音源の位相を、前記第1の経路部から出力されたステレオ音源の位相と一致させて前記音源出力部に出力する移相器と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項5】
前記音源出力部は、モノ音源を再生するイヤピースであることを特徴とする請求項4に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項6】
前記移相器に位相を提供する位相検出部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項7】
前記位相検出部は、
前記第1の経路部のステレオ音源の位相を検出する第1の位相検出部と、
前記第2の経路部のモノ音源の位相を検出する第2の位相検出部と、
前記第1及び第2の位相検出部により検出された位相を比較してその比較結果を出力する位相比較部と、
を含むことを特徴とする請求項6に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項8】
モノ音源を出力するモノコーデックと、
前記モノコーデックから出力されたモノ音源を処理するための第1の経路部と、
前記モノコーデックから出力されたモノ音源を処理するための第2の経路部と、
前記第1及び第2の経路部に連結されて前記モノ音源を再生する音源出力部と、
を含むことを特徴とする移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項9】
前記第1の経路部は、
前記モノコーデックから出力されたモノ音源をスイッチングする第1のDPSTスイッチと、
前記第1のDPSTスイッチでスイッチングされたモノ音源に基づいて、2つの同一のモノ音源を生成するイコールスプリッタと、
前記イコールスプリッタで生成されたモノ音源のうちの第1のモノ音源の位相を、前記第2の経路部から出力された第2のモノ音源の位相と一致させて前記音源出力部に出力する移相器と、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項10】
前記音源出力部は、モノ音源を再生するイヤピースであることを特徴とする請求項9に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項11】
前記移相器に位相を提供する位相検出部をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項12】
前記位相検出部は、
前記第1の経路部のモノ音源の位相を検出する第1の位相検出部と、
前記第2の経路部のモノ音源の位相を検出する第2の位相検出部と、
前記第1及び第2の位相検出部により検出された位相を比較してその比較結果を出力する位相比較部と、
を含むことを特徴とする請求項11に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項13】
前記第2の経路部は、
前記モノコーデックから出力されたモノ音源をスイッチングする第1のDPSTスイッチと、
前記第1のDPSTスイッチでスイッチングされたモノ音源に基づいて、2つの同一のモノ音源を生成するイコールスプリッタと、
前記イコールスプリッタで生成されたモノ音源をスイッチングする第2のDPSTスイッチと、
前記第2のDPSTスイッチでスイッチングされたモノ音源を前記音源出力部に出力するSPDTスイッチと、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。
【請求項14】
前記音源出力部は、ステレオ音源を再生するステレオイヤジャック及びスピーカーを含むことを特徴とする請求項13に記載の移動通信端末機のモノ音源及びステレオ音源出力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−222932(P2006−222932A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−351614(P2005−351614)
【出願日】平成17年12月6日(2005.12.6)
【出願人】(590001669)エルジー電子株式会社 (296)
【Fターム(参考)】