第Xa因子阻害剤に対する抗体およびその使用の方法
抗凝固療法の主要な制限の1つは、治療に関連する出血の危険性、および過剰投薬の場合または緊急外科的処置が必要な場合において、抗凝固活性を迅速に反転させる能力の制限である。したがって、すべての形態の抗凝固療法に対する特異的かつ有効な解毒剤が非常に望ましい。本発明は、第Xa因子を標的とする抗凝固剤に対する解毒剤に関する。解毒剤は、第Xa因子阻害剤と結合してそれを実質的に中和するが、集合してプロトロンビナーゼ複合体を形成しない第Xa因子タンパク質誘導体である。本明細書に記載の誘導体は、内因性の凝固活性を欠くか、それが減少している。本明細書では、現在第Xa因子阻害剤を用いた抗凝固療法を受けている患者において出血を停止または予防する方法を開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第Xa因子阻害剤と結合し、そしてプロトロンビナーゼ複合体を集合して形成しない第Xa因子タンパク質誘導体の有効量を対象に投与することを含む、前記第Xa因子阻害剤を用いた抗凝固療法を受けている前記対象において出血を防止または減少する方法。
【請求項2】
前記第Xa因子阻害剤と結合し、そしてプロトロンビナーゼ複合体を集合して形成しないXaタンパク質誘導体の有効量を対象に投与することを含む、前記対象において体外から投与した第Xa因子阻害剤と選択的に結合してそれを阻害する方法。
【請求項3】
前記第Xa因子タンパク質誘導体が、直接または間接的に前記第Xa因子阻害剤と結合する、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記誘導体が、凝固促進活性が減少しているか、または凝固促進活性を有さない、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記誘導体が、Gla欠損第Xa因子タンパク質誘導体またはデス−Gla第Xa因子タンパク質である、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記誘導体が修飾された活性部位を有する、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記誘導体が、配列番号3の少なくともアミノ酸残基46〜448またはその均等物を含む、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記誘導体が、配列番号3の少なくともアミノ酸残基46〜139および195〜448またはその均等物を含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記誘導体が、fXaの軽鎖を欠き、前記重鎖中に存在するセリンプロテアーゼ触媒ドメインを含有する、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記誘導体が、配列番号5のアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記誘導体が、タンパク質分解活性を欠くが、結合に必要な構造的特徴を維持するように任意選択で化学的にまたは組換えによって修飾された触媒ドメインを含み、前記ドメインが、
a.血漿カリクレイン、トロンビン、およびトリプシンからなる群から選択される哺乳動物プロテアーゼ;または
b.細菌プロテアーゼのサブチリシン
のいずれかに由来する、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記誘導体が、修飾された軽鎖を有する配列番号7のアミノ酸配列またはその均等物を含む、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記誘導体が、リン脂質膜結合が減少するように修飾された軽鎖を含む、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記修飾された軽鎖が、野生型ヒト第Xa因子タンパク質の前記Gla−ドメインと比較して、前記Gla−ドメイン中に少なくとも1つのアミノ酸置換、付加、または欠失を含む、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記誘導体が、未カルボキシル化、低カルボキシル化、および脱カルボキシル化第Xa因子タンパク質からなる群から選択される、請求項1から14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記誘導体が、修飾されている配列番号7の前記重鎖またはその均等物を含む、請求項1から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記誘導体が、Glu216、Glu218、Arg332、Arg347、Lys351、およびSer379からなる群から選択されるアミノ酸の少なくとも1つのアミノ酸置換によって修飾されている、請求項1から16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
Ser379がデヒドロ−アラニンまたはアラニンへと修飾されている、請求項1から17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
前記誘導体が、配列番号10のアミノ酸配列またはその均等物を有するデス−Glaアンヒドロ−fXaである、請求項1から18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記誘導体が、配列番号11のアミノ酸配列またはその均等物を有するデス−Gla fXa−S379Aである、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記誘導体が、ATIII、補因子fV/fVaおよび/またはfVIII/fVIIIaとの相互作用が減少しており、配列番号7のアミノ酸配列またはその均等物を含む、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
前記誘導体が、配列番号12もしくは13もしくは15のアミノ酸配列または配列番号12もしくは13もしくは15と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、請求項1から21のいずれかに記載の方法。
【請求項23】
前記誘導体が、アミノ酸位置Arg306、Glu310、Arg347、Lys351、Lys414、またはArg424で少なくとも1つのアミノ酸置換を有する、請求項1から22のいずれかに記載の方法。
【請求項24】
前記誘導体が、EGFドメイン中に修飾を有し、前記修飾が、EGF1ドメインの欠失、EGF2ドメインの欠失、ならびに前記EGF1およびEGF2ドメインの両方の欠失からなる群から選択される、請求項1から23のいずれかに記載の方法。
【請求項25】
前記誘導体が、前記誘導体の循環半減期を延長させることができる部分とコンジュゲートしている、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
前記部分が、ポリエチレングリコール、アシル基、リポソーム、カプセル封入剤、担体タンパク質、人工リン脂質膜、ナノ粒子、Fcペプチド断片、Fc担体ドメインおよびfXa誘導体を含むキメラタンパク質ならびにその組合せからなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記誘導体の循環半減期を延長させる薬剤を有効量投与することをさらに含む、請求項1から26のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
前記薬剤が、fXaの非活性部位またはα−2−マクログロブリンと結合したfXa誘導体を特異的に認識してそれと結合する抗fXa抗体である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記第Xa因子阻害剤が、フォンダパリヌクス、イドラパリナックス、ビオチン標識イドラパリナックス、エノキサパリン、fragmin、NAP−5、rNAPc2、組織因子経路阻害剤、DX−9065a、YM−60828、YM−150、アピキサバン、リバロキサバン、PD−348292、オタミキサバン、DU−176b、LY517717、GSK913893、ラザキサバン、低分子量ヘパリン、ベトリキサバンまたは製薬上許容されるその塩、およびその組合せからなる群から選択される、請求項1から28のいずれかに記載の方法。
【請求項30】
前記第Xa因子阻害剤が、ベトリキサバン、リバラオキサバン、アピキサバン、低分子量ヘパリン、およびその組合せから選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記対象が、出血、重要臓器内への出血、再手術または新しい治療手順を要する出血、および関連する明白な出血を伴う2.0以上の出血指数からなる群から選択される臨床的な大量出血事象を起こしている、請求項1から30のいずれかに記載の方法。
【請求項32】
前記対象が、持続性または再発性の鼻出血、治療手順を必要としない直腸または尿路の出血、実質的な注射部位の血腫、非注射部位での自発性血腫、小さな外傷に伴って発生する血腫、実質的な失血、および予定外の輸血を要する出血からなる群から選択される出血事象を起こしている、請求項1から31のいずれかに記載の方法。
【請求項33】
前記誘導体を手術前に投与する、請求項1から32のいずれかに記載の方法。
【請求項34】
第Xa因子阻害剤と結合し、プロトロンビナーゼ複合体を集合して形成しない第Xa因子誘導体タンパク質と、製薬上許容される担体とを含む薬剤組成物。
【請求項35】
配列番号12のアミノ酸配列または配列番号12と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単離したポリペプチド。
【請求項36】
配列番号12のアミノ酸配列を含む、単離したポリペプチド。
【請求項37】
配列番号13のアミノ酸配列または配列番号13と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単離した二本鎖ポリペプチド。
【請求項38】
配列番号15のアミノ酸配列または配列番号15と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単離したポリペプチド。
【請求項39】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドと共有または非共有結合した担体を含む、ペプチドコンジュゲート。
【請求項40】
前記担体が、リポソーム、ミセル、製薬上許容されるポリマー、または製薬上許容される担体である、請求項39に記載のペプチドコンジュゲート。
【請求項41】
担体および請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドを含む薬剤組成物。
【請求項42】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードしているポリヌクレオチド。
【請求項43】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドと結合する抗体。
【請求項44】
前記抗体が、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項43に記載の抗体。
【請求項45】
請求項43に記載の抗体の生物活性断片。
【請求項46】
検出可能に標識されている、請求項43に記載の抗体。
【請求項47】
請求項43に記載の抗体および担体を含む組成物。
【請求項48】
請求項45に記載の抗体断片を含む組成物。
【請求項49】
請求項46に記載の抗体および前記抗体と特異的に結合するポリペプチドを含む、抗体−ペプチド複合体。
【請求項50】
前記ポリペプチドが、それに対する抗体が産生されたポリペプチドである、請求項49に記載の複合体。
【請求項51】
前記抗体が、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項49に記載の複合体。
【請求項52】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードしているポリヌクレオチドを、原核または真核宿主細胞中で発現させることを含む、請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドを調製する方法。
【請求項53】
前記ポリペプチドが、配列番号12のアミノ酸配列を含み、前記ポリヌクレオチドが、配列番号16のヌクレオチド配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記宿主細胞がチャイニーズハムスター卵巣細胞である、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記ポリペプチドを単離することをさらに含む、請求項52から54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項56】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードしているポリヌクレオチドを含む、単離した原核または真核宿主細胞。
【請求項57】
担体および請求項56に記載の原核または真核宿主細胞を含む組成物。
【請求項58】
請求項41に記載の組成物を対象に有効量投与することを含む、第Xa因子阻害剤を用いた抗凝固療法を受けている前記対象において出血を防止または減少する方法。
【請求項59】
請求項41に記載の組成物を対象に有効量投与することを含む、第Xa因子阻害剤を用いた抗凝固療法を受けている前記対象において、体外から投与した第Xa因子阻害剤と選択的に結合してそれを阻害する方法。
【請求項60】
前記第Xa因子阻害剤が、フォンダパリヌクス、イドラパリナックス、ビオチン標識イドラパリナックス、エノキサパリン、fragmin、NAP−5、rNAPc2、組織因子経路阻害剤、DX−9065a、YM−60828、YM−150、アピキサバン、リバロキサバン、PD−348292、オタミキサバン、DU−176b、LY517717、GSK913893、ラザキサバン、低分子量ヘパリン、ベトリキサバンまたは製薬上許容されるその塩、およびその組合せからなる群から選択される、請求項58または59に記載の方法。
【請求項61】
前記第Xa因子阻害剤が、ベトリキサバン、リバラオキサバン、アピキサバン、低分子量ヘパリン、およびその組合せから選択される、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記誘導体を手術前に投与する、請求項60に記載の方法。
【請求項1】
第Xa因子阻害剤と結合し、そしてプロトロンビナーゼ複合体を集合して形成しない第Xa因子タンパク質誘導体の有効量を対象に投与することを含む、前記第Xa因子阻害剤を用いた抗凝固療法を受けている前記対象において出血を防止または減少する方法。
【請求項2】
前記第Xa因子阻害剤と結合し、そしてプロトロンビナーゼ複合体を集合して形成しないXaタンパク質誘導体の有効量を対象に投与することを含む、前記対象において体外から投与した第Xa因子阻害剤と選択的に結合してそれを阻害する方法。
【請求項3】
前記第Xa因子タンパク質誘導体が、直接または間接的に前記第Xa因子阻害剤と結合する、請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記誘導体が、凝固促進活性が減少しているか、または凝固促進活性を有さない、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記誘導体が、Gla欠損第Xa因子タンパク質誘導体またはデス−Gla第Xa因子タンパク質である、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記誘導体が修飾された活性部位を有する、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記誘導体が、配列番号3の少なくともアミノ酸残基46〜448またはその均等物を含む、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記誘導体が、配列番号3の少なくともアミノ酸残基46〜139および195〜448またはその均等物を含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記誘導体が、fXaの軽鎖を欠き、前記重鎖中に存在するセリンプロテアーゼ触媒ドメインを含有する、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記誘導体が、配列番号5のアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項1から9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記誘導体が、タンパク質分解活性を欠くが、結合に必要な構造的特徴を維持するように任意選択で化学的にまたは組換えによって修飾された触媒ドメインを含み、前記ドメインが、
a.血漿カリクレイン、トロンビン、およびトリプシンからなる群から選択される哺乳動物プロテアーゼ;または
b.細菌プロテアーゼのサブチリシン
のいずれかに由来する、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記誘導体が、修飾された軽鎖を有する配列番号7のアミノ酸配列またはその均等物を含む、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記誘導体が、リン脂質膜結合が減少するように修飾された軽鎖を含む、請求項1から12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記修飾された軽鎖が、野生型ヒト第Xa因子タンパク質の前記Gla−ドメインと比較して、前記Gla−ドメイン中に少なくとも1つのアミノ酸置換、付加、または欠失を含む、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記誘導体が、未カルボキシル化、低カルボキシル化、および脱カルボキシル化第Xa因子タンパク質からなる群から選択される、請求項1から14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記誘導体が、修飾されている配列番号7の前記重鎖またはその均等物を含む、請求項1から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記誘導体が、Glu216、Glu218、Arg332、Arg347、Lys351、およびSer379からなる群から選択されるアミノ酸の少なくとも1つのアミノ酸置換によって修飾されている、請求項1から16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
Ser379がデヒドロ−アラニンまたはアラニンへと修飾されている、請求項1から17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
前記誘導体が、配列番号10のアミノ酸配列またはその均等物を有するデス−Glaアンヒドロ−fXaである、請求項1から18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記誘導体が、配列番号11のアミノ酸配列またはその均等物を有するデス−Gla fXa−S379Aである、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記誘導体が、ATIII、補因子fV/fVaおよび/またはfVIII/fVIIIaとの相互作用が減少しており、配列番号7のアミノ酸配列またはその均等物を含む、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
前記誘導体が、配列番号12もしくは13もしくは15のアミノ酸配列または配列番号12もしくは13もしくは15と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、請求項1から21のいずれかに記載の方法。
【請求項23】
前記誘導体が、アミノ酸位置Arg306、Glu310、Arg347、Lys351、Lys414、またはArg424で少なくとも1つのアミノ酸置換を有する、請求項1から22のいずれかに記載の方法。
【請求項24】
前記誘導体が、EGFドメイン中に修飾を有し、前記修飾が、EGF1ドメインの欠失、EGF2ドメインの欠失、ならびに前記EGF1およびEGF2ドメインの両方の欠失からなる群から選択される、請求項1から23のいずれかに記載の方法。
【請求項25】
前記誘導体が、前記誘導体の循環半減期を延長させることができる部分とコンジュゲートしている、請求項1から24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
前記部分が、ポリエチレングリコール、アシル基、リポソーム、カプセル封入剤、担体タンパク質、人工リン脂質膜、ナノ粒子、Fcペプチド断片、Fc担体ドメインおよびfXa誘導体を含むキメラタンパク質ならびにその組合せからなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記誘導体の循環半減期を延長させる薬剤を有効量投与することをさらに含む、請求項1から26のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
前記薬剤が、fXaの非活性部位またはα−2−マクログロブリンと結合したfXa誘導体を特異的に認識してそれと結合する抗fXa抗体である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記第Xa因子阻害剤が、フォンダパリヌクス、イドラパリナックス、ビオチン標識イドラパリナックス、エノキサパリン、fragmin、NAP−5、rNAPc2、組織因子経路阻害剤、DX−9065a、YM−60828、YM−150、アピキサバン、リバロキサバン、PD−348292、オタミキサバン、DU−176b、LY517717、GSK913893、ラザキサバン、低分子量ヘパリン、ベトリキサバンまたは製薬上許容されるその塩、およびその組合せからなる群から選択される、請求項1から28のいずれかに記載の方法。
【請求項30】
前記第Xa因子阻害剤が、ベトリキサバン、リバラオキサバン、アピキサバン、低分子量ヘパリン、およびその組合せから選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記対象が、出血、重要臓器内への出血、再手術または新しい治療手順を要する出血、および関連する明白な出血を伴う2.0以上の出血指数からなる群から選択される臨床的な大量出血事象を起こしている、請求項1から30のいずれかに記載の方法。
【請求項32】
前記対象が、持続性または再発性の鼻出血、治療手順を必要としない直腸または尿路の出血、実質的な注射部位の血腫、非注射部位での自発性血腫、小さな外傷に伴って発生する血腫、実質的な失血、および予定外の輸血を要する出血からなる群から選択される出血事象を起こしている、請求項1から31のいずれかに記載の方法。
【請求項33】
前記誘導体を手術前に投与する、請求項1から32のいずれかに記載の方法。
【請求項34】
第Xa因子阻害剤と結合し、プロトロンビナーゼ複合体を集合して形成しない第Xa因子誘導体タンパク質と、製薬上許容される担体とを含む薬剤組成物。
【請求項35】
配列番号12のアミノ酸配列または配列番号12と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単離したポリペプチド。
【請求項36】
配列番号12のアミノ酸配列を含む、単離したポリペプチド。
【請求項37】
配列番号13のアミノ酸配列または配列番号13と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単離した二本鎖ポリペプチド。
【請求項38】
配列番号15のアミノ酸配列または配列番号15と少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単離したポリペプチド。
【請求項39】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドと共有または非共有結合した担体を含む、ペプチドコンジュゲート。
【請求項40】
前記担体が、リポソーム、ミセル、製薬上許容されるポリマー、または製薬上許容される担体である、請求項39に記載のペプチドコンジュゲート。
【請求項41】
担体および請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドを含む薬剤組成物。
【請求項42】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードしているポリヌクレオチド。
【請求項43】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドと結合する抗体。
【請求項44】
前記抗体が、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項43に記載の抗体。
【請求項45】
請求項43に記載の抗体の生物活性断片。
【請求項46】
検出可能に標識されている、請求項43に記載の抗体。
【請求項47】
請求項43に記載の抗体および担体を含む組成物。
【請求項48】
請求項45に記載の抗体断片を含む組成物。
【請求項49】
請求項46に記載の抗体および前記抗体と特異的に結合するポリペプチドを含む、抗体−ペプチド複合体。
【請求項50】
前記ポリペプチドが、それに対する抗体が産生されたポリペプチドである、請求項49に記載の複合体。
【請求項51】
前記抗体が、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、キメラ抗体またはヒト化抗体である、請求項49に記載の複合体。
【請求項52】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードしているポリヌクレオチドを、原核または真核宿主細胞中で発現させることを含む、請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドを調製する方法。
【請求項53】
前記ポリペプチドが、配列番号12のアミノ酸配列を含み、前記ポリヌクレオチドが、配列番号16のヌクレオチド配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記宿主細胞がチャイニーズハムスター卵巣細胞である、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
前記ポリペプチドを単離することをさらに含む、請求項52から54のいずれか一項に記載の方法。
【請求項56】
請求項35から38のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードしているポリヌクレオチドを含む、単離した原核または真核宿主細胞。
【請求項57】
担体および請求項56に記載の原核または真核宿主細胞を含む組成物。
【請求項58】
請求項41に記載の組成物を対象に有効量投与することを含む、第Xa因子阻害剤を用いた抗凝固療法を受けている前記対象において出血を防止または減少する方法。
【請求項59】
請求項41に記載の組成物を対象に有効量投与することを含む、第Xa因子阻害剤を用いた抗凝固療法を受けている前記対象において、体外から投与した第Xa因子阻害剤と選択的に結合してそれを阻害する方法。
【請求項60】
前記第Xa因子阻害剤が、フォンダパリヌクス、イドラパリナックス、ビオチン標識イドラパリナックス、エノキサパリン、fragmin、NAP−5、rNAPc2、組織因子経路阻害剤、DX−9065a、YM−60828、YM−150、アピキサバン、リバロキサバン、PD−348292、オタミキサバン、DU−176b、LY517717、GSK913893、ラザキサバン、低分子量ヘパリン、ベトリキサバンまたは製薬上許容されるその塩、およびその組合せからなる群から選択される、請求項58または59に記載の方法。
【請求項61】
前記第Xa因子阻害剤が、ベトリキサバン、リバラオキサバン、アピキサバン、低分子量ヘパリン、およびその組合せから選択される、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記誘導体を手術前に投与する、請求項60に記載の方法。
【図21】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図22】
【図1】
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【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図22】
【公表番号】特表2010−539945(P2010−539945A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−527220(P2010−527220)
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【国際出願番号】PCT/US2008/078014
【国際公開番号】WO2009/042962
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(506109155)ポートラ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月26日(2008.9.26)
【国際出願番号】PCT/US2008/078014
【国際公開番号】WO2009/042962
【国際公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(506109155)ポートラ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】
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