説明

管理装置

【課題】リーチ発生回数やスーパーリーチ発生回数を正確に集計すること。
【解決手段】遊技機2から出力される始動入賞信号並びに演出終了信号の検出に応じて、予め定められた上限値までの範囲内で始動入賞検出数を算出するとともに、始動入賞検出数が0のときに始動入賞信号の検出したこと、および始動入賞検出数が0でないときに演出終了信号を検出したことに応じて計時を開始し、該計時時間が予め設定された閾値時間以上であることを条件に、遊技機2において第2の演出(リーチ)が発生したと判定し、該発生したと判定した回数を集計して表示するともに、過去1日分の単日遊技情報と連続する過去複数日分の連日遊技情報を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機における遊技に関して発生した遊技情報、特には、大当り状態が発生する以前において発生するリーチ状態に関する遊技情報を管理可能な管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、リーチ状態に関する遊技情報を表示するシステムとしては、遊技機であるパチンコ機から、図柄変動装置における変動表示の開始条件となる始動入賞に応じて出力される始動入賞信号と、図柄変動装置における変動表示が終了して図柄の確定に応じて出力される図柄確定信号に基づいて、図柄変動装置における変動表示の時間を計測することで、リーチやスーパーリーチの発生を識別してリーチ発生回数やスーパーリーチ発生回数を集計し、リーチ状態に関する遊技情報として、リーチ発生回数や、リーチ発生率やスーパーリーチ発生率を表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−135970号公報(第14頁、第4図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のシステムにあっては、通常遊技状態に比較して図柄変動装置における変動表示の時間(演出表示装置における演出時間)が短縮される時短状態等の遊技状態となる遊技機の場合には、リーチやスーパーリーチの発生を正確に識別することができず、正確なリーチ発生回数やスーパーリーチ発生回数を集計できないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、通常遊技状態(第2の状態)に比較して演出時間の短い遊技状態(第1の状態)を発生する遊技機においても、第1の演出と比較して演出時間の長い第2の演出(リーチ)の発生回数を正確に集計することのできる管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の管理装置は、
所定の演出を表示可能な演出表示装置(108)を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い通常演出と、当該通常演出と比較して演出時間の長いリーチ演出とを行うとともに、前記演出表示装置における演出時間が短い短縮モード状態と、該短縮モード状態と比較して前記演出時間が通常モード状態とを有する複数の遊技機(パチンコ機2)に関する情報を集中管理する管理装置であって、
前記演出表示装置における前記演出の開始の契機となる始動入賞に伴って前記遊技機から出力される始動入賞信号を検出する始動入賞信号検出手段(信号入力部278、制御マイコン279、更新処理;S3)と、
前記演出表示装置において前記演出が終了したことに伴って前記遊技機から出力される演出終了信号を検出する演出終了信号検出手段(信号入力部278、制御マイコン279、更新処理;S2)と、
前記短縮モード状態と前記通常モード状態を識別可能な状態識別信号(大当り1信号、大当り2信号、時短信号)を検出する状態識別信号検出手段(信号入力部278)と、
前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号の検出に応じて、予め定められた上限値までの範囲内で検出数に1を加算するとともに、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号の検出に応じて、前記検出数から1を減算する始動入賞検出数演算手段(制御マイコン279、更新処理;S8、S15、S16)と、
前記検出数が0のときに前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号を検出したこと、および前記検出数が0でないときに前記演出終了信号検出手段における演出終了信号を検出したことに応じて計時を開始する計時開始手段(制御マイコン279、更新処理;S12、S13、S14)と、
前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて短縮モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始された計時時間が予め設定された短縮モード状態に対応する閾値時間(短縮モードに対応するリーチ閾値時間)以上となったことを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定するとともに、前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて通常モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始された計時時間が予め設定された通常モード状態に対応する閾値時間(通常モードに対応するリーチ閾値時間)以上となったことを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定する第2演出発生判定手段(制御マイコン279、リーチ報知処理;Sb1、Sb2)と、
前記第2演出発生判定手段においてリーチ演出が発生したと判定された回数を集計するリーチ演出発生回数集計手段(制御マイコン279、更新処理;S11)と、
前記リーチ演出発生回数集計手段にて集計された回数を表示するリーチ演出発生回数表示手段(液晶表示装置266、リーチデータ(本日)画面)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、演出時間が異なる短縮モード状態と通常モード状態とが発生する遊技機であっても、リーチに伴う演出表示がなされない通常演出となる通常演出よりもリーチに伴う演出表示がなされることで演出時間が長いリーチ演出が発生した回数であるリーチ演出発生回数を正確に集計、表示することができる。
【0007】
本発明の請求項2に記載の管理装置は、請求項1に記載の管理装置であって、
前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)にてリーチ演出が発生したと判定したときに、前記遊技機(パチンコ機2)においてリーチ演出が発生したことを報知する報知手段(制御マイコン279、リーチ報知処理;Sb6、LEDモジュール267)を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者や店員等は、リーチ演出の発生を容易に認識することができる。
【0008】
本発明の請求項3に記載の管理装置は、請求項2に記載の管理装置であって、
前記遊技機(パチンコ機2)は、前記リーチ演出として前記演出表示装置(108)における演出時間が短い通常リーチ演出と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出(スーパーリーチ)とを有し、
前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)は、前記計時時間が前記短縮モード状態或いは前記通常モード状態に対応する閾値時間(リーチ閾値時間)以上となったことを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された前記短縮モード状態或いは前記通常モード状態に対応する特別リーチ演出閾値時間(スーパーリーチ閾値時間)以上となったことを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記報知手段(制御マイコン279、リーチ報知処理、LEDモジュール267)は、前記リーチ演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定したときに該通常リーチ演出が発生したことを報知するとともに(Sb6)、前記特別リーチ演出が発生したと判定したときに該特別リーチ演出が発生したことを前記通常リーチ演出の報知態様とは異なる態様で報知する(Sb9)ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者や店員等は、通常リーチ演出の発生と特別リーチ演出の発生を容易に認識することができる。
【0009】
本発明の請求項4に記載の管理装置は、
所定の演出を表示可能な演出表示装置(108)を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い通常演出と、当該通常演出と比較して演出時間の長いリーチ演出(ノーマルリーチ、スーパーリーチのリーチ演出)とを行うとともに、前記演出表示装置における演出時間が短い短縮モード状態と、該短縮モード状態と比較して前記演出時間が長い通常モード状態とを有する複数の遊技機(パチンコ機2)に関する情報を集中管理する管理装置であって、
前記演出表示装置における前記演出の開始の契機となる始動入賞に伴って前記遊技機から出力される始動入賞信号を検出する始動入賞信号検出手段(信号入力部278、制御マイコン279、更新処理;S3)と、
前記演出表示装置において前記演出が終了したことに伴って前記遊技機から出力される演出終了信号を検出する演出終了信号検出手段(信号入力部278、制御マイコン279、更新処理;S2)と、
前記短縮モード状態と前記通常モード状態を識別可能な状態識別信号(大当り1信号、大当り2信号、時短信号)を検出する状態識別信号検出手段(信号入力部278)と、
前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号の検出に応じて、予め定められた上限値までの範囲内で検出数に1を加算するとともに、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号の検出に応じて、前記検出数から1を減算する始動入賞検出数演算手段(制御マイコン279、更新処理;S8、S15、S16)と、
前記検出数が0のときに前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号を検出したこと、および前記検出数が0でないときに前記演出終了信号検出手段における演出終了信号を検出したことに応じて計時を開始する計時開始手段(制御マイコン279、更新処理;S12、S13、S14)と、
前記計時開始手段により開始された計時の計時中に、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号を検出したことに応じて該計時中の計時を終了する計時終了手段(制御マイコン279、更新処理;S8)と、
前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて短縮モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始されて前記計時終了手段にて終了された計時時間が予め設定された短縮モード状態に対応する閾値時間(短縮モードに対応するリーチ閾値時間)以上であることを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定するとともに、前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて通常モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始されて前記計時終了手段にて終了された計時時間が予め設定された通常モード状態に対応する閾値時間(通常モードに対応するリーチ閾値時間)以上であることを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定するリーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)と、
前記リーチ演出発生判定手段においてリーチ演出が発生したと判定された回数を集計するリーチ演出発生回数集計手段(制御マイコン279)と、
前記リーチ演出発生回数集計手段にて集計された回数を表示するリーチ演出発生回数表示手段(液晶表示装置266、リーチデータ(本日)画面)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、演出時間が異なる短縮モード状態と通常モード状態とが発生する遊技機であっても、リーチに伴う演出表示がなされない通常演出よりもリーチに伴う演出表示がなされることで演出時間が長いリーチ演出が発生した回数であるリーチ演出発生回数を正確に集計、表示することができる。
【0010】
本発明の請求項5に記載の管理装置は、
所定の変動演出を表示可能な演出表示装置を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い通常演出と、当該通常演出と比較して演出時間の長いリーチ演出とを行うとともに、前記演出表示装置における演出時間が短い短縮モード状態と、該短縮モード状態と比較して前記演出時間が長い通常モード状態とを有する複数の遊技機に関する情報を集中管理する管理装置であって、
前記演出表示装置における前記変動演出の開始の契機となる始動入賞に伴って前記遊技機から出力される始動入賞信号を検出する始動入賞信号検出手段と、
前記演出表示装置において前記変動演出が終了したことに伴って前記遊技機から出力される演出終了信号を検出する演出終了信号検出手段と、
前記短縮モード状態と前記通常モード状態を識別可能な状態識別信号を検出する状態識別信号検出手段と、
前記始動入賞信号または前記演出終了信号の少なくとも一方の検出に基づいて前記変動演出の実行時間を計測するとともに、該計測した実行期間と、前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号により識別されるモード状態と、第1閾値時間または該第1閾値時間よりも長い第2閾値時間と、に基づいて、前記短縮モード状態及び前記通常モード状態におけるリーチ演出の発生を判定するリーチ演出発生判定手段と、
前記リーチ演出発生判定手段においてリーチ演出が発生したと判定された回数を集計するリーチ演出発生回数集計手段と、
前記リーチ演出発生回数集計手段にて集計された回数を表示するリーチ演出発生回数表示手段と、
を備え、
前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号の検出に応じて、予め定められた上限値までの範囲内で1が加算され、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号の検出に応じて1が減算される始動入賞検出数が、前記上限値までの範囲内であるときに前記始動入賞信号検出手段にて検出した始動入賞信号に対応する始動入賞を契機とする変動演出については前記リーチ演出発生回数集計手段による前記リーチ演出発生回数の集計対象に設定し、前記上限値に達しているときに前記始動入賞信号検出手段にて検出した始動入賞信号に対応する始動入賞を契機とする変動演出については前記リーチ演出発生回数集計手段による前記リーチ演出発生回数の集計対象に設定しない、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、演出時間が異なる短縮モード状態と通常モード状態とが発生する遊技機であっても、リーチに伴う演出表示がなされない通常演出よりもリーチに伴う演出表示がなされることで演出時間が長いリーチ演出が発生した回数であるリーチ演出発生回数を正確に集計、表示することができる。
【0011】
本発明の請求項6に記載の管理装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の管理装置であって、
前記通常モード状態において前記リーチ演出発生判定手段にてリーチ状態が発生したと判定された回数である通常モード状態リーチ演出発生回数(通常モードの全リーチ回数)と、前記短縮モード状態において前記リーチ演出発生判定手段にてリーチ演出が発生したと判定された回数である短縮モード状態リーチ演出発生回数(短縮モードの全リーチ回数)とを集計する状態別リーチ演出発生回数表示手段(制御マイコン279)と、
前記状態別リーチ演出発生回数集計手段にて集計された通常モード状態リーチ演出発生回数と短縮モード状態リーチ演出発生回数とを表示する状態別リーチ演出発生回数表示手段(液晶表示装置266、リーチデータ(本日)画面)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、短縮モード状態にて発生した短縮モード状態リーチ演出発生回数と、通常モード状態にて発生した通常モード状態リーチ演出発生回数の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0012】
本発明の請求項7に記載の管理装置は、請求項1〜6のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機(パチンコ機2)は、前記リーチ演出として前記演出表示装置(108)における演出時間が短い通常リーチ演出(ノーマルリーチ)と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出(スーパーリーチ)とを有し、
前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)は、前記計時時間が前記閾値時間(リーチ閾値時間)以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間(スーパーリーチ閾値時間)以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記リーチ演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定され且つ前記特別リーチ演出が発生したと判定されなかった回数である通常リーチ演出発生回数(ノーマルリーチ回数)、若しくは特別リーチ演出が発生したと判定された回数である特別リーチ演出発生回数(スーパーリーチ回数)の少なくともいずれか一方を集計するリーチ演出種別発生回数集計手段(制御マイコン279)と、
前記リーチ演出種別発生回数集計手段にて集計された通常リーチ演出発生回数若しくは特別リーチ演出発生回数の少なくとも一方を表示するリーチ演出種別発生回数表示手段(液晶表示装置266、リーチデータ(本日)画面)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、通常リーチ演出発生回数若しくは特別リーチ演出発生回数の少なくとも一方の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0013】
本発明の請求項8に記載の管理装置は、請求項1〜7のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機(パチンコ機2)は、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態(大当り状態)を有し、
前記遊技機における遊技状態が前記特定遊技状態であるときに出力される特定遊技状態信号(大当り1信号)を検出する特定遊技状態信号検出手段(信号入力部278)と、
前記特定遊技状態信号検出手段における特定遊技状態信号の検出が終了してから次に特定遊技状態信号を検出するまでの遊技期間(リーチ履歴テーブルの「結果」に「1」が登録されているリーチ履歴間)において、前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)によってリーチ演出が発生したと判定した回数である特定遊技状態間リーチ演出発生回数(総リーチ発生回数の大当り間リーチ回数)を集計する特定遊技状態間リーチ演出発生回数集計手段(制御マイコン279)と、
前記特定遊技状態間リーチ演出発生回数集計手段にて集計された特定遊技状態間リーチ演出発生回数を表示する特定遊技状態間リーチ演出発生回数表示手段(液晶表示装置266、大当り間リーチ回数(本日)画面)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、特定遊技状態間リーチ演出発生回数の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0014】
本発明の請求項9に記載の管理装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機(パチンコ機2)は、前記リーチ演出として前記演出表示装置(108)における演出時間が短い通常リーチ演出(ノーマルリーチ)と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出(スーパーリーチ)とを有するとともに、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態(大当り状態)を有し、
前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)は、前記計時時間が前記閾値時間(リーチ閾値時間)以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間(スーパーリーチ閾値時間)以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記遊技機における遊技状態が前記特定遊技状態であるときに出力される特定遊技状態信号(大当り1信号)を検出する特定遊技状態信号検出手段(信号入力部278)と、
前記特定遊技状態信号検出手段における特定遊技状態信号の検出が終了してから次に特定遊技状態信号を検出するまでの遊技期間において、前記リーチ演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定され且つ前記特別リーチ演出が発生したと判定されなかった回数である特定遊技状態間通常リーチ演出発生回数(大当り間ノーマルリーチ回数)、若しくは、前記リーチ演出発生判定手段によって特別リーチ演出が発生したと判定された回数である特定遊技状態間特別リーチ演出発生回数(大当り間スーパーリーチ回数)の少なくとも一方を集計する特定遊技状態間リーチ演出種別発生回数集計手段(制御マイコン279)と、
前記特定遊技状態間リーチ演出種別発生回数集計手段にて集計された特定遊技状態間通常リーチ演出発生回数若しくは特定遊技状態間特別リーチ演出発生回数の少なくとも一方を表示する特定遊技状態間リーチ演出種別発生回数表示手段(液晶表示装置266、大当り間リーチ回数(本日)画面)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、特定遊技状態間通常リーチ演出発生回数若しくは特定遊技状態間特別リーチ演出発生回数の少なくとも一方の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0015】
本発明の請求項10に記載の管理装置は、請求項1〜9のいずれかに記載の管理装置であって、
前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)にてリーチ演出が発生したと判定してから、次にリーチ演出が発生したと再度判定するまでの遊技期間において、前記演出終了信号検出手段(信号入力部278、制御マイコン279、更新処理;S2)によって前記演出終了信号を検出した回数であるリーチ演出間始動回数(リーチ間スタート回数)を集計するリーチ演出間始動回数集計手段(制御マイコン279)と、該リーチ演出間始動回数集計手段にて集計されたリーチ演出間始動回数を表示するリーチ演出間始動回数表示手段(液晶表示装置266、リーチデータ(本日)画面)とを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、リーチ演出間始動回数の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0016】
本発明の請求項11に記載の管理装置は、請求項1〜10のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機(パチンコ機2)は、前記リーチ演出として前記演出表示装置(108)における演出時間が短い通常リーチ演出(ノーマルリーチ)と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出(スーパーリーチ)とを有し、
前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)は、前記計時時間が前記閾値時間(リーチ閾値時間)以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間(スーパーリーチ閾値時間)以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記リーチ演出発生判定手段にて特別リーチ演出が発生したと判定してから、次に特別リーチ演出が発生したと再度判定するまでの遊技期間において、前記演出終了信号検出手段(信号入力部278、制御マイコン279、更新処理;S3)によって前記演出終了信号を検出した回数である特別リーチ演出間始動回数(スーパーリーチ間スタート回数)を集計する特別リーチ演出間始動回数集計手段(制御マイコン279)と、該特別リーチ演出間始動回数集計手段にて集計された特別リーチ演出間始動回数を表示する特別リーチ演出間始動回数表示手段(液晶表示装置266、大当り間リーチ回数(本日)画面)とを備えることを特徴としている。
この特徴によれば、特別リーチ演出間始動回数の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0017】
本発明の請求項12に記載の管理装置は、請求項1〜11のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機(パチンコ機2)は、前記リーチ演出として前記演出表示装置(108)における演出時間が短い通常リーチ演出(ノーマルリーチ)と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出(スーパーリーチ)とを有するとともに、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態(大当り状態)を有し、
前記リーチ演出発生判定手段(制御マイコン279)は、前記計時時間が前記閾値時間(リーチ閾値時間)以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間(スーパーリーチ閾値時間)以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記遊技機における遊技状態が前記特定遊技状態であるときに出力される特定遊技状態信号(大当り1信号)を検出する特定遊技状態信号検出手段(信号入力部278)と、
前記第2演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定された後、前記計時開始手段(更新処理;S13)により次の計時が開始されるまでの間に、前記特別リーチ演出が発生したと判定されることなく前記特定遊技状態信号検出手段によって前記特定遊技状態信号の検出があった回数である通常リーチ演出特定遊技状態発生回数(営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数)を集計する通常リーチ演出特定遊技状態発生回数集計手段(制御マイコン279)と、
前記通常リーチ演出特定遊技状態発生回数集計手段にて集計された通常リーチ演出特定遊技状態発生回数を表示する通常リーチ演出特定遊技状態発生回数表示手段(液晶表示装置266、リーチ履歴(本日)画面)と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、通常リーチ演出特定遊技状態発生回数の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0018】
本発明の請求項13に記載の管理装置は、請求項1〜12のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機における遊技に関連して発生した過去所定日数分の遊技情報を蓄積記憶する遊技情報蓄積記憶手段と、
前記遊技情報蓄積記憶手段に記憶されている過去1日分の単日遊技情報を表示するとともに、前記遊技情報蓄積記憶手段に記憶されている連続する過去複数日分の連日遊技情報を表示する遊技情報表示手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、連日遊技情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0019】
本発明の請求項14に記載の管理装置は、請求項1〜13のいずれかに記載の管理装置であって、
前記遊技機の近傍位置に該遊技機と1対1に対応して設けられた情報表示装置を備え、
前記各表示手段が前記情報表示装置にて形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、各表示手段による情報を情報表示装置にて提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施例の呼び出しランプ装置200が適用された遊技島を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例の呼び出しランプ装置200を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例の呼び出しランプ装置200の構造を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例の呼び出しランプ装置200に入力される各種信号並びにデータの流れを示す図である。
【図5】本実施例に用いた遊技情報テーブルを示す図である。
【図6】本実施例に用いた遊技状態履歴テーブルを示す図である。
【図7】本実施例に用いたリーチ履歴テーブルを示す図である。
【図8】(a)は、本実施例に用いた設定情報テーブルを示す図であり、(b)は、本実施例に用いた変動表示データテーブルを示す図である。
【図9】本実施例に用いた表示態様設定テーブルを示す図である。
【図10】本実施例のホールコンピュータ100において呼び出しランプ装置200の設定を行うための呼び出しランプ設定画面を示す図である。
【図11】本実施例の制御マイコン279が実行する更新処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】本実施例の制御マイコン279が実行するリーチ報知の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】(a)、(b)は、本実施例の呼び出しランプ装置200における表示状態を示す図である。
【図14】(a)〜(c)は、本実施例の呼び出しランプ装置200における表示状態を示す図である。
【図15】(a)〜(c)は、本実施例の呼び出しランプ装置200における表示状態を示す図である。
【図16】(a)〜(c)は、本実施例の呼び出しランプ装置200における表示状態を示す図である。
【図17】(a)〜(c)は、本実施例の呼び出しランプ装置200における表示状態を示す図である。
【図18】本発明の実施例に用いたパチンコ機2から出力される信号の出力形態を示す図である。
【図19】(a)〜(c)は、本実施例の制御マイコン279が実行する実施例2の更新処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図20】その他の形態の呼び出しランプ装置200における表示状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例1】
【0022】
本発明の請求項1に対応する実施例1を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本実施例における遊技情報表示装置である呼び出しランプ装置200が適用された遊技島を示す正面図であり、本実施例1の遊技島には、図1に示すように、その側面に複数の本発明の遊技機であるパチンコ機2と、該パチンコ機2においてプリペイドカードによる遊技を可能とするためのカードユニット3とが並設されており、これら並設された各パチンコ機2に1対1に対応して本発明の情報表示装置となる呼び出しランプ装置200が、対応するパチンコ機2の上方位置に、該パチンコ機2と接続されて設けられている。
【0023】
まず、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について説明すると、該パチンコ機2は、本発明における特定遊技状態である大当り状態が発生するとともに、該大当り状態の発生後に、該大当り状態とするか否かの抽選における当選確率の高い後述する確率変動状態(確変状態)が発生する、現行において既に遊技場に設置されているいわゆる確変機である。
【0024】
これらパチンコ機2は、図1に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠102を有し、ガラス扉枠102の下部表面には打球供給皿103が設けられている。打球供給皿103の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿103の下部には、打球供給皿103から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿104と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)105とが設けられている。
【0025】
操作部14の上面には、図4に示すように、並設されるカードユニット3(図1参照)においてプリペイドカードより読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または打球供給皿103に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出スイッチ16と、遊技の終了時にてカードユニット3に受付中のプリペイドカードを返却させるための返却スイッチ15と、が設けられている。
【0026】
ガラス扉枠102の後方には、図1に示すように、遊技盤106が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤106の前面には遊技領域107が設けられている。この遊技領域107の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示されるともに各種の演出表示がなされる演出表示部109と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が変動表示される普通変動表示部110とを有する演出表示装置108が設けられている。
【0027】
演出表示部109はLCD表示器(液晶表示器)にて形成されており、特別図柄である「1」〜「9」の数字を変動表示可能とされているとともに、所定の各種演出映像を表示可能とされている。具体的に、演出表示部109の表示エリアにおいては、横方向に並ぶ態様で3つの変動表示エリアを表示上形成し、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中図柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が個々に独立して変動表示できるようになっている。普通変動表示部110は、7セグメントLEDよりなる1つの図柄表示エリアに、前記普通図柄が変動表示される。
【0028】
また遊技盤106には、複数の入賞口124や通過ゲート111、始動入賞口114と可動片115から構成された可変始動入賞球装置113、大当り状態において開成する開閉板120を備える可変入賞球装置116が設けられているとともに、遊技領域107の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口126が形成されている。
【0029】
打球操作ノブ105の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域107に入り、その後、遊技領域107を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域107に達しなかったパチンコ玉は、図示しない環流経路を通じて余剰玉受皿104に環流されるようになっている。
【0030】
また、遊技領域107に打ち込まれた打込玉が通過ゲート111を通過すると、普通変動表示部110に停止表示されている普通図柄が可変開始する。尚、普通変動表示部110の変動表示中に打球が通過ゲート111を通過した場合にはその通過が記憶され、普通変動表示部110が停止して再度変動を開始可能な状態になってから通過記憶を「1」減算して普通変動表示部110が変動表示制御される。この通過記憶の上限は例えば「4」に定められており、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示される。
【0031】
普通変動表示部110の変動表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば「7」)となった場合に、可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって不利な閉状態から所定時間(本実施例では0.5秒間)開成して遊技者にとって有利な状態となる。
【0032】
また、打球が始動入賞口114に入賞すると、演出表示部109の特別図柄の変動を開始できる状態であれば、演出表示部109に表示される特別図柄がスクロールを始める。例えば、すでに変動表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できない状態でなければ、演出表示部109の下部に設けられている、始動入賞口114に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器118における始動入賞記憶を一つ増やす。本実施例では、4個を上限として、始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器118のLEDが1つ追加して点灯する。そして、演出表示部109において特別図柄の変動表示が開始される毎に、LEDが1つ消灯する。
【0033】
始動入賞記憶表示器118にLEDが1つも点灯されていない状態で始動入賞口114にパチンコ玉が入賞するか、或いは始動入賞記憶表示器118にLEDが1つ以上点灯しているときに前回の変動表示並びに演出表示が終了すると、パチンコ機2の内部に設けられている後述する遊技制御基板231において大当り状態とするか否かの大当り抽選と、リーチ演出をするか否並びにどの種類のリーチ演出を実施するかのリーチ抽選が実施される。そして、演出表示部109においてリーチ抽選結果に応じた態様の表示演出による全特別図柄の変動表示並びに演出表示が開始される。
【0034】
そして、パチンコ機2において大当り抽選の結果が特定遊技状態である大当り状態に当選している場合には、予め定められた特定の表示態様(例えば「777」や「444」)となるように、左、中、右の特別図柄の表示結果が導出されるように制御される。そして、これら特定の表示態様となった場合に、多量のパチンコ玉(遊技媒体)を遊技者が獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である大当り状態(特定遊技状態)が発生する。大当り状態(特定遊技状態)が発生した場合には、可変入賞球装置116に設けられた開閉板120が開成して遊技者にとって有利な有利状態となる。この有利状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過または打玉の所定個数(例えば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了した後、開閉板120が閉じた遊技者にとって不利な不利状態となる。その後、不利状態から有利状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0035】
また、本発明における予め定められた抽選条件の成立となる前記始動入賞口114への入賞に応じて実施される大当り抽選においては、特定遊技状態(大当り状態)のみを発生させる抽選とともに、特定遊技状態(大当り状態)に続いて、該特定遊技状態(大当り状態)となる可能性が低い遊技状態である通常遊技状態における抽選での当選確率よりも高くなることで、該通常遊技状態と比較して特定遊技状態(大当り状態)が発生する可能性が高い確率変動状態を発生させる抽選も実施され、前記抽選結果が確率変動状態を発生させる抽選に当選している抽選結果である場合には、その停止表示結果が予め定められた確率変動図柄に一致した大当り図柄の組合せ(たとえば777や333)となるように、左、中、右の特別図柄が停止するように変動表示が停止される演出制御が実施され、該演出制御後において当該抽選結果に応じた遊技状態である大当りとするための遊技状態制御、具体的には、前記繰返し継続制御による「大当り状態」とされるとともに、該「大当り状態」の終了後に、次の大当りが発生するまでの間において再度大当りとなる当選確率が通常遊技状態の当選確率よりも高い確率状態となる確率変動状態(確変状態)となる。
【0036】
この確率変動状態中においては、大当りの当選確率を高める制御とともに、さらに、後述するように、次回の大当り発生時まで普通変動表示部110の1回の変動表示時間や、演出表示部109における変動表示時間を通常遊技状態中よりも短縮制御するとともに、可動片115の開成制御や開成時間の延長制御等が実施される後述の時短状態にもなり、本実施例では、これら確変状態と時短状態が同時発生している状態も確率変動状態とし、これら短縮制御されている遊技状態を短縮モードと呼称し、これら短縮制御されていない遊技状態、具体的には、通常遊技状態と大当り状態とを通常モードと呼称する。尚、これら確率変動図柄での大当りを、前記確率変動図柄以外(たとえば444や888)の「通常大当り」と区別して「確変大当り」と呼称し、これら大当り状態中において後述する大当り1信号と大当り2信号とが外部出力され、確率変動状態中において後述する大当り2信号が外部に出力される(図18参照)。
【0037】
つまり、本実施例のパチンコ機2は、演出表示装置108における演出時間が短い本発明における第1の状態となる短縮モードと、該第1の状態と比較して演出時間が長い第2の状態となる通常モードとを有する遊技機である。
【0038】
確率変動状態においては、確率変動状態であることがパチンコ機2の前面に設けられている遊技効果ランプ等の点灯態様が確率変動状態に対応した態様に変更されることで報知されるとともに、前述したように、次の大当りが発生するまでの間において、前記可変始動入賞球装置113に設けられた可動片115が遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記変動表示装置110の普通図柄の変動表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)される時短状態にもなることで、前記演出表示部109での変動表示が開始される始動入賞がし易い状態が保持されるとともに、該始動入賞に伴う賞球が払い出されることで、確率変動状態中において、遊技者の持ち玉が大きく減少しないようになっている。
【0039】
つまり、本実施例のパチンコ機2は、予め定められた抽選条件の成立となる始動入賞に応じて、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態となる大当り状態を発生させるか否かの抽選を行い、当該抽選における当選に応じて前記特定遊技状態に制御するとともに、前記抽選における当選確率の低い低確状態となる確率変動状態以外の遊技状態(通常遊技状態、時短状態、大当り状態)と、該低確状態と比較して前記抽選における当選確率の高い高確状態となる確変状態とを有する遊技機である。
【0040】
そして、確率変動状態中において発生した大当りが、再度、確率変動図柄による「確変大当り」である場合には、該大当り状態の終了後に再度確率変動状態となるため、「確変大当り」が連続して発生することで大当り状態の連荘が継続する。
【0041】
また、確率変動状態中において発生した大当りが、前記確率変動図柄以外の「通常大当り」であった場合には、確率変動状態が終了するとともに、該大当り状態の終了後に前記確率変動状態とならずに、前記演出表示部109が変動表示動作を所定回数(例えば100回)行うか或いは前記大当り状態が発生するかいずれかの条件が成立するまでの間、前記始動入賞口114に設けられた可動片115が、遊技者にとって有利な開成状態となる頻度が、前記変動表示装置110の普通図柄の変動表示開始から停止表示までの時間が通常の遊技状態よりも短縮されることで向上されるとともに、前記可動片115が開成している期間が通常遊技状態よりも延長(例えば0.5秒が3秒に延長)されることで向上することにより、遊技者の持ち玉が大きく減少しないように制御されるとともに、演出表示部109における変動表示時間が通常遊技状態(通常モード)中よりも短縮制御され、再度大当りとなる抽選確率は通常の確率状態と同じ低い確率状態となる時短状態が発生する。尚、この時短状態中において、大当り2信号並びに時短信号が外部出力される(図18参照)。
【0042】
つまり、本実施例のパチンコ機2においては、図18に示すように、大当り1信号と大当り2信号がともに出力状態であって時短信号が非出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が大当り状態であると判定でき、大当り1信号と時短信号が非出力状態であって、大当り2信号のみが出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が確変状態であると判定でき、大当り1信号が非出力状態であって大当り2信号と時短信号が出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が時短状態であると判定でき、いずれの信号も非出力状態であればパチンコ機2の遊技状態が通常遊技状態であると判定できる。
【0043】
また、本実施例のパチンコ機2では、図18に示すように、時短状態並びに確変状態において前述の短縮制御が実施されるので、これら時短状態並びに確変状態が本発明における第1の状態となる短縮モードに該当し、これら短縮制御が実施されない通常遊技状態並びに大当り状態が本発明における第2の状態である通常モードに該当する。
【0044】
つまり、これら端子1〜端子3に入力される大当り1信号と大当り2信号並びに時短信号により、本発明における第2の状態となる通常モードに該当する通常遊技状態と大当り状態と、本発明における第1の状態となる時短モードに該当する確変状態並びに時短状態とを識別することができるので、これら大当り1信号と大当り2信号並びに時短信号が本発明における状態識別信号に該当し、これら大当り1信号と大当り2信号並びに時短信号が入力される信号入力部278が本発明における状態識別信号検出手段を構成する。
【0045】
また、信号入力部278の端子1においては、パチンコ機2における遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)であるときに該パチンコ機2から出力される大当り1信号(特定遊技状態信号)を検出しており、該信号入力部278によって本発明における特定遊技状態信号検出手段が構成されている。
【0046】
また、信号入力部278の端子3においては、前記演出表示装置108において各種の演出を伴う通常変動を含む変動表示、つまり演出が終了したことに伴ってパチンコ機2から出力される演出終了信号を検出しており、該信号入力部278によって本発明における演出終了信号検出手段が構成されている。
【0047】
また、信号入力部278の端子4においては、前記演出表示装置108において各種の演出を伴う通常変動の開始、つまり演出の契機となる始動入賞に伴ってパチンコ機2から出力される始動入賞信号を検出しており、該信号入力部278によって本発明における始動入賞信号検出手段が構成されている。
【0048】
演出表示部109の変動表示においては、前述のリーチ抽選の抽選結果に基づいて、抽選に当選していないときには、リーチ演出のない所定の変動表示のみが実施される通常変動が表示され、ノーマルリーチに当選しているときには、本発明における通常第2演出となる通常リーチ状態(ノーマルリーチ)のリーチ演出を伴う変動表示が表示され、更に、スーパーリーチに当選しているときには、本発明における特別第2演出となる特別リーチ状態(スーパーリーチ)のリーチ演出を伴う変動表示が表示される。
【0049】
つまり、本実施例のパチンコ機2は、本発明における第2の演出となるリーチ状態として、演出表示装置108における演出時間が短いノーマルリーチ(通常第2演出)と、当該ノーマルリーチ(通常第2演出)と比較して演出時間が長いスーパーリーチ(特別第2演出)とを有する遊技機である。
【0050】
尚、本実施例のパチンコ機2には、A〜Dの複数種類のスーパーリーチを有しており、これらのスーパーリーチの内、どのスーパーリーチのリーチ演出を実施するかの抽選も、リーチ抽選において実施され、該リーチ抽選において抽選された種類のスーパーリーチのリーチ演出を伴う変動表示が演出表示部109に表示される。
【0051】
具体的に、これらリーチ演出の演出表示の内、ノーマルリーチの演出表示としては、演出表示部109の変動表示が開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、大当りの表示態様となる表示条件から外れていない表示態様となるように演出表示される。すなわち、リーチ状態においては、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が特定の表示態様の組合せとなる条件を満たしている表示状態となるように演出表示される。
【0052】
つまり、本実施例のパチンコ機2であれば、左右(左中又は中右)の特別図柄が同一の特別図柄で停止した状態において、中(左または右)の特別図柄が変動している状態や、前記した左、中、右の特別図柄の内、いずれか1つが停止した状態で、残りの2つの特別図柄の組み合わせが揃った状態を維持しながら変動表示させる等の、遊技者を盛り上げる演出を行う状態も、リーチ状態に含まれる。
【0053】
また、これらリーチ演出の演出表示の内、スーパーリーチの演出表示としては、例えば、特定の表示態様の特定図柄の組合せが揃った状態を維持しながら変動表示を行う状態、具体的には同一の特定図柄が揃って回転する全回転表示状態となるように演出表示される。
【0054】
更に、リーチ抽選においては、ノーマルリーチとスーパーリーチで当選確率に差が設けられており、ノーマルリーチの当選確率はスーパーリーチの当選確率に比較して高く設定されていることから、本実施例のパチンコ機2においては、ノーマルリーチの出現頻度は高く、スーパーリーチの出現頻度は低くなる。
【0055】
これらリーチ状態においては、通常の演出表示部109の変動表示である通常変動(第1の演出)に加えて、第2の演出となるリーチ演出表示がなされるので、図8に示すように、前述の通常モードにおいても短縮モードにおいても、ノーマルリーチとならない通常変動表示の変動表示時間よりも長く変動表示が実施されるので、通常の変動表示の変動表示時間の上限値と、ノーマルリーチの変動時間の下限値までの間の時間を閾値時間とすることで、リーチ状態の発生の有無を判別することができる。
【0056】
また、本実施例のパチンコ機2は、図8に示すように、スーパーリーチとしてA〜Dまでの4種類のスーパーリーチを有している機種とされており、これら各スーパーリーチにおける変動表示時間が、各々、重複することのない変動表示時間とされているので、これら変動表示時間を計時して、図8に示す変動表示データテーブルのデータと計時時間を照合することで、スーパーリーチが発生したか否か、並びに、どのスーパーリーチが発生したかを特定できるようになっている。
【0057】
パチンコ機2には、図4におけるブロック図に示すように、演出表示部109の表示制御を行う表示制御基板280と、打球操作ハンドル105の操作に基づき打球供給皿103に払い出されたパチンコ玉を遊技領域107に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231からの払出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる払出制御及び並設されるカードユニット3からの貸出要求に基づいて玉払出装置297からパチンコ玉を払い出させる貸出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の出力制御を行う音声制御基板270と、遊技状態などを示す外部出力信号を出力する情報出力基板298と、これら各部の制御や前述の抽選などを含む遊技の制御を行う遊技制御基板231と、が搭載されている。
【0058】
また、賞球制御基板237は、図4に示すように、信号ケーブル9の一部を通じて呼び出しランプ装置200に接続されており、賞球制御基板237からは、玉払出装置297から払い出された賞球数が所定球数(例えば10個毎)に達する毎に所定時間幅のパルスとして賞球信号が出力され、信号ケーブル9を介して呼び出しランプ装置200に入力される。
【0059】
また、信号ケーブル9の一部は、パチンコ機2の下方に、パチンコ機2において遊技に使用されたパチンコ玉を計数するために設けられているアウト球計数器26(図2参照)にも接続されており、アウト球計数器26において所定球数(本実施例では10玉)のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号が出力され、信号ケーブル9を介して呼び出しランプ装置200に入力される。
【0060】
情報出力基板298は、図4に示すように、信号ケーブル9を介して呼び出しランプ装置200に接続されており、情報出力基板298からは、図18に示すように、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、始動入賞信号、演出終了信号からなる外部出力信号が出力され、これらの外部出力信号が信号ケーブル9を介して呼び出しランプ装置200に入力される。
【0061】
具体的に、本実施例のパチンコ機2に搭載された情報出力基板298からは、図18に示すように、大当り1信号は大当り状態の期間中において出力状態とされる信号であり、大当り2信号は大当り状態、確変状態、時短状態のいずれの期間中においても出力状態とされる信号であり、時短信号は時短状態の期間中においてのみ出力状態とされる信号であり、始動入賞信号は、始動入賞口114への始動入賞が検出されたときに出力される所定幅のパルス信号であり、演出終了信号は、演出表示部109の表示結果が全て導出表示されて変動表示が終了した際に出力される所定幅のパルス信号である。
【0062】
次に、本実施例に用いた呼び出しランプ装置200について説明すると、本実施例の呼び出しランプ装置200は、図1並びに図2に示すように、遊技島の側面上部位置に開閉可能に設けられているランプ板に取付けられる表示ユニット209と、該表示ユニット209と別体とされ、接続ケーブル271にて表示ユニット209と接続された制御基板270を内在する制御ユニット300とから構成されている。
【0063】
この本実施例に用いた表示ユニット209の構成は図2に示すように、基体280と該基体280の上部を覆うカバー体250とから成る筐体内に、表示基板260が収容された構成とされており、前記カバー体250は、基体280の両側端部位置に立設された係合爪部281が、カバー体250の側面に形成された係合孔254と係合することにより一体化されるようになっていて、図中の282は、前記表示基板260の四隅をねじ固定するための柱状突起である。
【0064】
前記カバー体250の前面には、前記表示基板260上に実装された液晶表示装置266の前面が外部より目視可能なように開口251が形成されている。また、該開口251の外周における下方近傍には、遊技者が操作可能とされた入力ボタン255a〜dと、対応するリモコン(図示せず)からの赤外線を透過する受信窓257と、が形成され、前記表示基板260の上面260aには、前記入力ボタン255a〜dに対応する入力スイッチ262a〜dと、前記リモコンよりの赤外線信号を受信する受信ユニット265と、が実装されている。
【0065】
また、カバー体250の左右両側には、透明樹脂材にて形成された報知ランプカバー部250aが形成され、前記表示基板260の上面260aには、各色の発光が可能なLEDモジュール267が左右対称に装着されており、これら報知ランプカバー部250aとLEDモジュール267とにより報知ランプが形成されている。
【0066】
この表示基板260に実装された液晶表示装置266は、平面ディスプレイである後述の液晶(LCD)パネル263がカバー体250の開口251に臨むように配置されて表示画面261が形成され、該表示画面261には、該呼び出しランプ装置200が接続されているパチンコ機2の大当り回数や始動(スタート)回数や連荘回数、リーチ回数、リーチ履歴等の各種の遊技情報が表示されるとともに、該表示画面261の遊技者側となる下方表示領域には、図13〜図15に示すように前記入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する入力メニューが、各入力ボタン255a〜dに臨むそれぞれの位置に表示されるようになっている。
【0067】
この本実施例に用いたLCDパネル263は、フルカラー表示が可能なドットマトリックスLCDパネルを用いており、各種の文字や数字やグラフ等を、多種の表示色にて表示できるようになっている。
【0068】
このように本実施例では、表示画面261を形成する表示パネルとしてドットマトリックスLCDパネルを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示画面261を、例えば、ELパネルや、LEDパネルや、蛍光管表示装置や、セグメント表示器としても良い。
【0069】
また、該LCDパネル263の下部には、ELバックライト295が配置され、該ELバックライト295に所定の高周波電源を供給するドライバ回路294を接続することにより面発光し、前記LCDパネル263を下方より照光するようになっており、前記LCDパネル263およびELバックライト295とは、表示基板260に設置される基台298上に配置され、該LCDパネル263の前面を覆う透明保護部材としてのポリカーボネート板290に設けられた係合突起291が前記基台298の4角に設けられた係合溝と係合することにより、LCDパネル263及びELバックライト295が挟持された形にて一体化されており、このように係合突起291を外すことによりポリカーボネート板290が容易に着脱できるようになっている。尚、ドライバ回路294は接続ポート272(図3参照)を介して制御マイコン279に接続され、制御マイコン279によりELバックライト295の点灯が制御される。
【0070】
このLCDパネル263は、表示基板260の下面260bに実装されたLCDドライバ264並びに接続ポート272(図3参照)を介して制御マイコン279に接続され、該制御マイコン279より出力される表示データに基づく表示がLCDパネル263に表示されるようになっている。
【0071】
また、該制御マイコン279には前記入力スイッチ262a〜dが接続ポート272を介して接続されており、入力ボタン255a〜dが操作され入力スイッチ262a〜dからのオン信号が入力されると、前記制御マイコン279において、各画面での各入力スイッチ262a〜dに該当する処理が実施される。
【0072】
また、前記受信ユニット265は、店員等により操作されるリモコン(図示せず)より送信される赤外線信号、例えば「決定(OK)」や、「不可(NG)」等に対応する所定信号を受信し、該受信信号を所定のデータ列に変換して後述する制御マイコン279に出力することで、該制御マイコン279が前記リモコンにて選択操作された「決定(OK)」や、「不可(NG)」等の操作内容を把握できるようになっている。
【0073】
また、表示基板264の下面260bには、LEDモジュール267の点灯や消灯や点灯色等の点灯制御を行う点灯制御回路268が実装されており、該点灯制御回路268も接続ポート272(図3参照)を介して制御マイコン279に接続されていて、該制御マイコン279の指示データに基づいて点灯制御回路268が各LEDモジュール267を個別に点灯制御することで、制御マイコン279が左右各色の点灯や点灯色や消灯を制御することができる。尚、本実施例では、制御マイコン279は、各LEDモジュール267の点灯や消灯、並びに繰り返しタイミング等の状態を示す所定フォーマットの点灯制御データを点灯制御回路268に出力することで、点灯制御回路268が該点灯制御データに合致した点灯色の点灯や消灯を実施する。
【0074】
これら表示ユニット209に設けられている、LCDドライバ264、点灯制御回路268、ドライバ回路294、入力スイッチ262a〜dと、受信ユニット265とは、図2に示すように、表示基板260の下面260bより導出され、前記基体280の略中央部に形成された開口283を通じて外部に引き出された接続ケーブル271により前記制御基板270に接続されている。
【0075】
そして、この制御基板270には、図3に示すように、前記表示ユニット209に設けられている各種のデバイスや回路との各種信号の授受を実施するための接続ポート272や、当該遊技場のホールコンピュータ100(図4参照)との双方向のデータ通信を実施する通信部274と、呼び出しランプ装置200の表示動作や後述する各種の制御を行うためのプログラムが記憶され、該プログラムにより各種の制御を行う制御マイコン(MPU)279と、対応するパチンコ機2における各種の遊技情報が記憶される遊技情報テーブル(図5)や、各種の設定データが記憶される設定情報テーブル(図8(a))や、図8(b)に示す変動表示データテーブルや、図9に示す表示態様設定テーブル等を記憶するための不揮発性のEEPROM276と、対応するパチンコ機2における各種の遊技情報が記憶される図6に示す遊技状態履歴テーブルや、図7に示すリーチ履歴テーブルを記憶するとともに制御マイコン(MPU)279が実施する各種の制御処理における記憶に使用されるRAM275と、該呼び出しランプ装置200における初期設定の入力を行うためのディップスイッチ277と、その時点に時刻情報やカレンダ情報や計時情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)273とが設けられている。
【0076】
尚、制御基板270は、電源から入力される交流電源を直流の動作電源に変換して当該制御基板270や表示ユニット209に供給する電源回路や、制御マイコン(MPU)279に動作クロックを供給する動作クロック発生回路や、制御マイコン(MPU)279をリセットするためのリセット回路等を含む。
【0077】
更に制御基板270には、図3に示すように、端子1〜7の7本の入力端子を有する信号入力部278と、2つの信号入出力ポート278e、278fとを有する信号入出力部278’が設けられており、信号入力部278の端子1〜7対して、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、演出終了信号、始動入賞信号、賞球信号、アウト玉計数信号が順番に割り当てられており、各信号線が対応する入力端子に接続されることで、これら各信号の端子1〜7への入力が検出されて信号検出に応じた検出出力が制御マイコン(MPU)279に出力され、制御マイコン(MPU)279が、これら7種類の信号の出力状況を識別できるようになっている。
【0078】
一方、信号入出力ポート278e、278fには、隣接する呼び出しランプ装置200の各信号入出力ポート278e、278fが接続されて、遊技島の一面に設置されている全呼び出しランプ装置200が接続されており、これら信号入出力ポート278e、278fからは、大当りの発生時において、互いに接続されている遊技島の一面の呼び出しランプ装置200が連携して順次点灯状態となるランニング点灯が実施されるように、ランニング信号出力処理においてランニング信号が、信号入出力ポート278e、278fの双方(つまり左右両方)から出力されるとともに、隣接する呼び出しランプ装置200からランニング信号の入力があったときには、該ランニング信号の入力が検出されて信号検出に応じた出力が制御マイコン(MPU)279に出力されることで、制御マイコン(MPU)279が割込実施するランニング点灯処理において、全LEDモジュール267が1回点灯されるとともに、ランニング信号の入力側と反対側(終端設定が有るときは入力側)の信号入出力ポート278e、278fにランニング信号が出力される。
【0079】
また、本実施例の制御基板270には、前述のようにディップスイッチ277が実装されており、該ディップスイッチ277においては、ランニング信号を出力する回数、つまり、接続された各呼び出しランプ装置200にて連携してランニング点灯するランニング回数を設定できるようになっており、「0」に設定すれば、ランニング信号の出力が禁止されることで、ランニング点灯は実施されない。
【0080】
また、該ディップスイッチ277において、当該呼び出しランプ装置200が、接続される呼び出しランプ装置200の終端の呼び出しランプ装置200であるか否かの終端設定が可能とされており、該終端を設定することで、前述のように、ランニング信号の入力側と同じ側の信号入出力ポート278e、278fにランニング信号が出力され、該終端を設定しないこと(デフォルト)で、ランニング信号の入力側と反対側の信号入出力ポート278e、278fにランニング信号が出力される。
【0081】
制御マイコン(MPU)279は、EEPROM276に記憶されたプログラムに従って各種の処理を実行する。具体的には、起動時において、パチンコ機2と接続されている接続端子の接続状況を確認する接続確認処理、端子1〜7の入力状態に基づく遊技状態データを含む所定フォーマットの送信データ列をホールコンピュータ100に対して送信する送信データ列送信処理、営業時間帯において信号入力部278に入力される各種の信号に基づいて後述の遊技情報テーブルや遊技状態履歴テーブルやリーチ履歴テーブルのデータの更新、並びに遊技状態に応じた点灯態様に更新するデータ更新処理(図11)、リーチの発生状況を報知するリーチ報知処理(図12)、これら遊技情報テーブルや履歴テーブルのデータに基づいて必要なデータを算出するとともに、遊技情報テーブルや履歴テーブルのデータやこれらのデータから算出されたデータを表示画面261に表示出力する出力処理、ホールコンピュータ100から送信されてきた設定データに基づく設定内容を設定情報テーブル並びに変動表示データテーブルや表示態様設定テーブルに格納する処理、隣接する呼び出しランプ装置200に対してランニング信号の出力を実施するランニング点灯処理などを実行する。
【0082】
また、本実施例のRAM275には、変動表示が開始されてから終了するまでの変動表示時間を計時するためのタイマカウンタが記憶可能に設定されており、これらタイマカウンタの計時開始並びに計時終了が、図11に示す更新処理にて制御されるようになっている。
【0083】
EEPROM276に記憶されている設定情報テーブルには、図8(a)に示すように、対応するパチンコ機2の台番号に対応付けて、機種名、機種コード、リーチ発生を報知するか否かを設定するリーチ発生報知、スーパーリーチ発生を報知するか否かを設定するスーパー(S)リーチ発生報知等の各種の設定情報が格納されており、これら設定情報は、通信部274を介して接続されているホールコンピュータ100から送信される設定データに基づいて更新される。
【0084】
また、本実施例のRAM275に記憶されている遊技情報テーブルには、図5に示すように、本日を含む10日前までの11日間の遊技情報、つまり、本日データ、前日データ、前々日データ…10日前データが記憶されている。尚、前日データ〜10日前データは、EEPROM276にも記憶されているが、これら前日データ〜10日前データを表示する際に、EEPROM276から読み出すよりも高速に処理できるようにするために、本実施例では、予めEEPROM276より読み出した前日データ〜10日前データをRAM275に記憶されている遊技情報テーブルに記憶しておくようにしている。
【0085】
この本実施例の遊技情報テーブルには、図5に示すように、始動入賞信号並びに演出終了信号に基づき後述の更新処理にて更新される保留玉数(本日のみ)と、端子1〜端子3の入力状態に基づく現在の遊技状態(本日のみ)と、最新の遊技状態データ(左のビットから順に端子1〜端子3の入力状態、0:LOW/未接続、1:HIGH、本日のみ)並びに前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ、本日のみ)、営業開始時点からの総打込玉数、総賞球数、差玉数(総打込玉数−総賞球数)、総スタート回数、大当り状態の発生が識別される毎にリセットされて大当りの発生後からのスタート回数である大当り後スタート回数、営業開始時点からの大当りの発生回数である大当り回数、営業開始時点からの確変状態の発生回数である確変回数と、営業開始時点からの時短状態の発生回数である時短回数と、営業開始時点からのノーマルリーチの発生回数であるノーマルリーチ回数と、営業開始時点からのスーパーリーチの発生回数であるスーパーリーチ回数からなる遊技情報と、が格納されており、これら遊技情報は、信号入力部278に入力される各種の信号に基づいて最新の情報に更新される。
【0086】
また、EEPROM276に記憶されている遊技状態履歴テーブルには、図6に示すように、本日、前日、前々日、3日前、過去最高毎に、各遊技状態(通常:通常遊技状態、大当り:大当り状態、確変:確率変動状態、時短:時短状態)、当該遊技状態の発生時刻、当該遊技状態の発生時点の総スタート回数、当該遊技状態の期間中のスタート回数、当該遊技状態の発生時点の総打込玉数、当該遊技状態の期間中の打込玉数、当該遊技状態の発生時点の総賞球数、当該遊技状態の期間中の賞球数、当該遊技状態の期間中の差玉(賞球数−打込玉数)、からなる状態別データが、対応するパチンコ機にて発生した順に格納されるようになっており、これら状態別データのうち最新の遊技状態の状態別データが、信号入力部278に入力される各種の信号に基づいて最新の情報に更新される。
【0087】
また、EEPROM276に記憶されているリーチ履歴テーブルには、図7に示すように、本日、前日、前々日、3日前において対応するパチンコ機2において発生したリーチの発生履歴が記憶されている。具体的には、リーチが発生したスタート回数と、当該リーチが発生したときのモード種別(通常、短縮)と、発生したリーチ状態の種別(ノーマルリーチは「01」、スーパーリーチは「1X」)と、該リーチにより大当りとなったか否かの結果(ハズレ「0」、アタリ「1」)とが、各リーチ毎に発生順に記憶されている。
【0088】
このように、本実施例のEEPROM276に記憶されている遊技情報テーブル、遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルには、パチンコ機2における遊技に関連して発生した過去所定日数分の遊技情報が蓄積記憶されており、これら遊技情報テーブル、遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルを記憶するEEPROM276によって本発明の遊技情報蓄積記憶手段が形成されている。
【0089】
また、EEPROM276に記憶されている表示態様設定テーブルには、図9に示すように、各遊技状態、具体的には通常遊技状態、確率変動状態、時短状態、大当り状態に対応付けて、その遊技状態となったことが判定された場合におけるLEDモジュール267の点灯態様が記憶されている。
【0090】
また、EEPROM276に記憶されている本実施例の変動表示データテーブルには、図8(b)に示すように、各変動表示種別、具体的には、通常変動、ノーマルリーチ、スーパーリーチであるA〜Dの各リーチに対応付けて、当該変動表示の種別コード(リーチのみ)、通常モードにおける変動表示時間と、短縮モードにおける変動表示時間と、報知態様(リーチのみ)とが記憶されており、これら変動表示データテーブルに格納されるデータは、図10に示すホールコンピュータ100における呼び出しランプ設定画面にて設定されたデータが格納される。
【0091】
この本実施例のホールコンピュータ100における呼び出しランプ設定画面は、図10に示すように、設定対象台を選択する設定対象台選択部と、機種名を選択する機種名選択部と、リーチ発生報知の実施/非実施を選択するリーチ発生報知選択部と、スーパー(S)リーチ発生報知の実施/非実施を選択するスーパーリーチ発生報知選択部と、各種の変動表示の通常モードの変動表示時間と、短縮モードの変動表示時間と、報知態様を入力並びに選択する変動表示データ設定部と、キャンセルボタンと、設定ボタンと、が設けられている。
【0092】
設定対象台選択部では、島単位で選択するか、台単位で選択するか、を指定できるようになっており、島単位で選択する場合には、島単位を指定し、島番号を入力すれば良く、台単位で選択する場合には、台単位を指定し、台番号を入力すれば良い。尚、ホールコンピュータ100には、呼び出しランプ装置200に固有に付与されたユニットIDに対応付けて島番号並びに台番号が予め記憶されている。
【0093】
機種名選択部においては、設定対象台選択部で設定対象とした呼び出しランプ装置200が対応する共通の機種名を選択する。
【0094】
また、リーチ発生報知選択部では、リーチ発生の報知を実施する場合には「する」を選択してチェックし、リーチ発生の報知を実施しない場合には「しない」を選択してチェックすれば良い。
【0095】
同様に、スーパーリーチ発生報知選択部では、スーパーリーチ発生の報知を実施する場合には「する」を選択してチェックし、スーパーリーチ発生の報知を実施しない場合には「しない」を選択してチェックすれば良い。
【0096】
また、変動表示データ設定部には、図10に示すように、機種名選択部において選択した機種における各種の変動表示を選択する変動表示選択部と、該変動表示選択部にて選択された変動表示における通常モードの変動表示時間(終了下限時間と終了上限時間)を入力するための通常モード変動時間入力部と、該変動表示選択部にて選択された変動表示における短縮モードの変動表示時間(終了下限時間と終了上限時間)を入力するための短縮モード変動時間入力部と、該変動表示選択部にて選択された変動表示がリーチ状態である場合に、該リーチ状態を報知する報知色を選択するための報知色選択部とが設けられており、具体的には、変動表示選択部において通常変動、ノーマルリーチ、A〜Dの各スーパーリーチを選択するとともに、これら選択した各変動表示の通常モード変動時間並びに短縮モード変動時間と、報知色(リーチのみ)を入力並びに選択すれば良い。
【0097】
そして、これら各設定項目を全て入力した後、該呼び出しランプ設定画面の下方に設けられている設定ボタンを入力することにより、当該呼び出しランプ設定画面にて設定された内容を含む設定データが、設定対象の呼び出しランプ装置200に送信されることで、該設定データを受信した呼び出しランプ装置200の制御マイコン(MPU)279は、受信した設定データに基づいて設定情報テーブルの設定情報、並びに変動表示データテーブルのデータを更新する。
【0098】
具体的に設定情報テーブルには、機種名選択部において選択された機種名が「機種名」の項目に格納され、リーチ発生報知選択部並びにスーパーリーチ発生報知選択部にて選択された設定内容がリーチ発生報知並びにスーパーリーチ発生報知の項目に「01(報知)」、「00(非報知)」のデータとして格納される。
【0099】
また、変動表示データテーブルには、変動表示データ設定部において入力並びに選択された設定内容が、図8(b)に示すように対応する各項目のデータとして格納される。
【0100】
次に、制御マイコン(MPU)279が、遊技情報テーブルの本日のデータ及び履歴テーブルの状態別データ並びにリーチ履歴テーブルのデータを更新するための更新処理について説明する。
【0101】
本実施例の更新処理では、図11に示すように、まず、信号入力部278の端子1〜3の入力状態が変化したか、つまり、対応する遊技機における遊技状態が変化したか否かを、前回の遊技状態の変化時点において更新した遊技情報テーブルの遊技状態データ(現在)の項目に格納されている状態データに基づく入力状態と比較することにより判定する(S1)。
【0102】
つまり、更新処理のS1のステップにおいては、パチンコ機2から出力される短縮モード(第1の状態)と通常モード(第2の状態)を識別可能な状態識別信号となる大当り1信号、大当り2信号、時短信号を検出しており、該更新処理のS1のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における状態識別信号検出手段が構成されている。
【0103】
そして入力状態が変化がない、つまり遊技状態に変化がない場合にはS2のステップに進んで、端子4における演出終了信号の入力が有るか否かを判定し、該判定において演出終了信号の入力がない場合にはS3のステップに進み、端子5における始動入賞信号の入力が有るか否かを判定し、該判定において始動入賞信号の入力がない場合にはS4のステップに進み、端子6における賞球信号または端子7におけるアウト玉計数信号の入力が有るか否かを判定し、入力がない場合にはS1のステップに戻ることで、端子1〜端子7の各入力状態の変化を監視する待機状態となる。
【0104】
このS1〜S4の待機状態において、対応するパチンコ機2において遊技状態が変化、具体的には、大当りの発生(通常遊技状態、確変状態または時短状態の終了)、大当りの終了(確変状態または時短状態の発生)、時短状態の終了(通常遊技状態の発生)したときには、対応するパチンコ機2から出力される大当り1信号、大当り2信号、時短信号の出力状態が、図18に示すように変化するので、これら大当り1信号、大当り2信号、時短信号が入力される端子1〜端子3の入力状態の変化がS1のステップにて検知されてS5のステップに進み、該新たな端子1〜端子3の入力状態に該当する遊技状態を特定する遊技状態特定処理を実施する。
【0105】
具体的には、前述したように、大当り1信号(端子1)と大当り2信号(端子2)と時短信号(端子3)の全てが非出力状態「0」である状態データが「000」の状態であれば通常遊技状態であると判定し、大当り1信号(端子1)と大当り2信号(端子2)がともに出力状態「1」であって時短信号(端子3)が非出力状態「0」である状態データが「110」の状態であれば大当り状態であると判定し、大当り1信号(端子1)と時短信号(端子3)が非出力状態「0」であって、大当り2信号のみが出力状態「1」である状態データが「010」の状態であれば確変状態であると判定し、大当り1信号(端子1)が非出力状態「0」であって大当り2信号(端子2)と時短信号(端子3)が出力状態「1」である状態データが「011」の状態であれば時短状態であると判定する。
【0106】
そして、これら遊技状態特定処理にて新たに発生した遊技状態を特定した後、該遊技状態のその当日の発生回数(何回目か)を特定するとともに、状態別データを新規に追加登録し、該追加登録した状態別データの遊技状態として、特定した新たな遊技状態とその回数、並びにその時点の時刻を登録(格納)し、総スタート回数、総打込玉数、総賞球数のデータとして、その時点において遊技情報テーブル(本日)に記憶されている総スタート回数(その時点における総スタート回数に相当)、総打込玉数(その時点における総打込玉数に相当)、総賞球数(その時点における総賞球数に相当)、をそれぞれ登録(格納)し、スタート回数、打込玉数、賞球数、差玉には、初期値である「0」をそれぞれ登録(格納)する。
【0107】
そして、該新規登録した状態別データの総スタート回数、総打込玉数、総賞球数の値から、該新規登録する前において最新の状態別データであった直近の状態別データの総スタート回数、総打込玉数、総賞球数の値をそれぞれ減算して、変更前の遊技状態中において発生したスタート回数、打込玉数、賞球数、並びに打込玉数と賞球数との差である差玉数をそれぞれ算出し、該変更前の遊技状態の状態別データである新規登録した状態別データの直近の状態別データにおけるスタート回数、打込玉数、賞球数、差玉の各項目に登録(格納)して該状態別データを確定して、遊技状態履歴テーブルを更新する(S6)。
【0108】
更に、遊技情報テーブルの遊技状態データ(前回)の項目に、遊技状態データ(現在)のデータを移行するとともに遊技状態データ(現在)のデータに、変更後の遊技状態を示す3桁の状態データを格納し、該当するデータ、具体的には、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が大当り状態であれば大当り回数に1を加算更新し、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が確変状態であれば確変回数に1を加算更新し、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が時短状態であれば時短回数に1を加算更新する。
【0109】
そして、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態が大当り状態である場合には、リーチ履歴テーブルにおいて、その時点において遊技情報テーブルの総スタート回数(本日)の項目に格納されている回数と同じ回数がスタート回数に格納されているリーチ履歴が存在する場合において、該リーチ履歴の結果をハズレである「0」から大当りである「1」に更新するとともに、その時点においてS13のステップにて計時が開始されている場合には、該計時を中止する。
【0110】
そしてS7のステップに進み、S5のステップにおける遊技状態特定処理にて特定した遊技状態に対応する点灯態様を、図9に示す表示態様設定テーブルの記憶データから特定し、該特定した点灯態様にLEDモジュール267の点灯状態を更新した後、S1のステップに戻る。
【0111】
また、S1〜S4の待機状態において、賞球信号またはアウト玉計数信号が入力された場合には、該賞球信号またはアウト玉計数信号の入力がS4のステップにて検知されてS17のステップに進み、遊技情報テーブルと遊技状態履歴テーブルにおける最新の状態別データを更新した後、S1のステップに戻る。
【0112】
具体的には、賞球信号の入力があった場合には、遊技情報テーブルの総賞球数(本日)に所定数(本実施例では、10球のカウント毎に賞球信号が出力されるので10)を加算するとともに、加算後の総賞球数(本日)に基づいて差玉数を更新する。
【0113】
また、遊技状態履歴テーブルにおいては、最新の状態別データにおける総賞球数、賞球数に所定数である10を加算するとともに、遊技情報テーブルと同様に、該状態別データにおける打込玉数と加算後の賞球数とに基づいて差玉を更新する。
【0114】
また、アウト玉計数信号の入力があった場合には、遊技情報テーブルの総打込玉数(本日)に所定数(本実施例では、10球のカウント毎にアウト玉計数信号が出力されるので10)を加算するとともに、加算後の総打込玉数(本日)に基づいて差玉数を更新する。
【0115】
また、遊技状態履歴テーブルにおいては、最新の状態別データにおける総打込玉数、打込玉数に所定数である10を加算するとともに、遊技情報テーブルと同様に、該状態別データにおける加算後の打込玉数と賞球数とに基づいて差玉を更新する。
【0116】
また、S1〜S4の待機状態において、対応するパチンコ機2において変動表示が終了して演出終了信号が端子4に入力された場合には、該演出終了信号の入力がS2のステップにて検出されてS8のステップに進み、対応するパチンコ機2において該終了した変動表示の開始時において計時を開始されたタイマの計時を終了するとともに、遊技情報テーブルの保留玉数の数値から1を減算更新した後、当該更新処理と並列実施されている後述するリーチ報知処理(図12)によりリーチ報知が実施されている場合には、該実施されているリーチ報知を終了する。
【0117】
つまり、更新処理のS2のステップにおいては、前記演出表示装置108において各種の演出を伴う通常変動を含む変動表示、つまり演出が終了したことに伴ってパチンコ機2から出力される演出終了信号を検出しており、該更新処理のS2のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における演出終了信号検出手段が構成されている。
【0118】
また、更新処理のS8のステップにおいては、演出終了信号検出手段となるS2のステップにおける演出終了信号の検出に応じて、本発明の検出数となる遊技情報テーブルの保留玉数の数値から1を減算しており、該更新処理のS8のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における始動入賞検出数演算手段が構成されている。
【0119】
そして、S10のステップに進んで、S8のステップにて計時を終了したタイマの計時時間に基づいて、対応するパチンコ機2において終了した変動表示の変動表示状態が、通常変動状態であるか、ノーマルリーチ状態であるか、A〜Dのいずれのスーパーリーチ状態であるかを特定する変動表示状態特定処理を実施する。
【0120】
具体的には、その時点における遊技状態が、通常モードとなる通常遊技状態であるか、或いは短縮モードとなる確変状態または時短状態であるかを判定するとともに、通常モードである場合には変動表示データテーブルの通常モード変動時間においてS8のステップにて計時を終了したタイマの計時時間が該当する変動表示種別を特定し、短縮モードである場合には変動表示データテーブルの短縮モード変動時間においてS8のステップにて計時を終了したタイマの計時時間が該当する変動表示種別を、対応するパチンコ機2における変動表示の変動表示状態として特定する。
【0121】
そしてS11のステップに進み、S10のステップにて特定した変動表示状態が通常変動の変動表示状態である場合には、遊技情報テーブルの総スタート回数、当り後スタート回数に1を加算更新するとともに、遊技状態履歴テーブルの最新の状態データの総スタート回数並びにスタート回数に1を加算更新した後、S12のステップに進む一方、S10のステップにて特定した変動表示状態が通常変動以外の変動表示状態、つまり、ノーマルリーチまたはA〜Dのいずれのスーパーリーチ状態である場合には、遊技情報テーブルの総スタート回数、当り後スタート回数、並びに遊技状態履歴テーブルの最新の状態データの総スタート回数並びにスタート回数に1を加算更新するとともに、該リーチ履歴をリーチ履歴テーブルに追加登録し、その時点における遊技情報テーブルの総スタート回数を該追加登録したリーチ履歴におけるスタート回数として格納するとともに、その時点のモード状態(通常または短縮)の種別を遊技状態の項目に格納し、更に、S10のステップにて特定した変動表示状態のリーチ種別コードを種別の項目に格納し、結果の項目にハズレを示す「0」を格納する。尚、この結果の項目のデータは、該リーチの終了後に大当りが発生した場合には、前述したS6のステップにおいて大当りである「1」に更新されることになる。
【0122】
また、S10のステップにて特定した変動表示状態がノーマルリーチである場合には、遊技情報テーブルの本日の総リーチ発生回数とノーマルリーチ回数に1を加算更新するとともに、S10のステップにて特定した変動表示状態がA〜Dのいずれかのスーパーリーチ状態である場合には、遊技情報テーブルの本日の総リーチ発生回数とスーパーリーチ回数に1を加算更新する。
【0123】
つまり、更新処理のS11のステップにおいて、本発明の第2演出発生判定手段となる後述するリーチ報知処理において第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチまたはスーパーリーチが発生したと判定された回数、つまり、総リーチ発生回数を集計しており、該S11のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における第2演出発生回数集計手段が構成されている。
【0124】
次に、S12のステップに進み、その時点の保留玉数を遊技情報テーブルの保留玉数(現在)のデータに基づいて特定し、該特定した保留玉数が0であるか否かを判定する。
【0125】
そして、保留玉数が0である場合には、対応するパチンコ機2においては、新たに変動表示が開始されることはないので新たな計時を開始することなくS1のステップに戻る一方、保留玉数が0でない場合、つまり保留玉数1〜4である場合にはS13のステップに進み、新たにタイマの計時を開始するとともに、図12のリーチ報知処理においてリーチ状態の発生並びにスーパーリーチ状態の発生を検知するための、その時点のモード状態(通常または短縮)に応じた(スーパー)リーチ閾値時間をセットした後、S1のステップに戻る。
【0126】
つまり、更新処理のS12並びにS13のステップにおいては、本発明の検出数となる保留玉数が0でないときに、本発明の演出終了信号検出手段となるS2のステップにおいて演出終了信号を検出したことに応じて計時を開始しており、該更新処理のS12並びにS13のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における計時開始手段が構成されている。
【0127】
具体的にリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間としては、その時点の遊技状態が通常モードとなる通常遊技状態であれば、変動表示データテーブルのノーマルリーチ並びにAリーチに対応する通常モード変動時間の下限値をそれぞれセットし、短縮モードとなる確変状態または時短状態であれば、変動表示データテーブルのノーマルリーチ並びにAリーチに対応する短縮モード変動時間の下限値をそれぞれセットする。
【0128】
また、S1〜S4の待機状態において、対応するパチンコ機2において始動入賞口114への入賞により始動入賞信号が端子5に入力された場合には、該始動入賞信号の入力がS3のステップにて検出されてS14のステップに進み、その時点の保留玉数を遊技情報テーブルの保留玉数(現在)のデータに基づいて特定し、該特定した保留玉数が0であるか否かを判定する。
【0129】
つまり、更新処理のS3のステップにおいては、前記演出表示装置108において各種の演出を伴う通常変動の開始、つまり演出の契機となる始動入賞に伴ってパチンコ機2から出力される始動入賞信号を検出しており、該更新処理のS3のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における始動入賞信号検出手段が構成されている。
【0130】
そして、保留玉数が0である場合には、S13のステップに進んで、前述したように、新たにタイマの計時を開始するとともに、モード状態(通常または短縮)に応じたリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間をそれぞれセットした後、S1のステップに戻る。
【0131】
つまり、更新処理のS14並びにS13のステップにおいては、本発明の検出数となる保留玉数が0のときに本発明の始動入賞信号検出手段となるS3のステップにおいて始動入賞信号を検出したときに計時を開始しており、該更新処理のS14並びにS13のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における計時開始手段が構成されている。
【0132】
一方、保留玉数が0でない場合にはS15のステップに進んで、保留玉数が4未満であるか否かを判定し、保留玉数が4である場合には、既に上限に達しているので加算を実施することなくS1のステップに戻り、保留玉数が4でない場合、つまり1〜3の値である場合には、S16のステップに進んで、遊技情報テーブルの保留玉数(現在)のデータに1を加算更新することで、保留玉数に1を加算してS1のステップに戻る。
【0133】
つまり、更新処理のS15並びにS16のステップにおいては、始動入賞信号検出手段となるS3のステップにおける始動入賞信号の検出に応じて、予め定められた上限値である4までの範囲内で検出数に1を加算しており、該更新処理のS15並びにS16のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における始動入賞検出数演算手段が構成されている。
【0134】
次に、本実施例の制御マイコン(MPU)279において前述の更新処理と並行して実施されるリーチ報知処理について、図12に基づいて説明する。
【0135】
まず、Sb1のステップにおいては、前述の更新処理におけるS13のステップにて計時が開始された計時時間が、該S13のステップにてセットされたリーチ閾値時間に到達しているか否かを判定し、リーチ閾値時間に到達していないときには、再度Sb1のステップに戻ることで、計時時間のリーチ閾値時間への到達待ち状態となる。
【0136】
この状態において、対応するパチンコ機2においてリーチ状態が発生した場合には、該パチンコ機2において変動表示が継続して実施されて演出終了信号が出力されないので、計時時間がリーチ閾値時間に到達することになり、これら計時時間のリーチ閾値時間への到達がSb1のステップにて検知されてSb2のステップに進み、対応するパチンコ機2においてノーマルリーチ状態が発生したと判定する。
【0137】
つまり、リーチ報知処理のSb1並びにSb2のステップにおいては、本発明の計時開始手段となる更新処理のS13のステップにて開始された計時時間が、予め設定された閾値時間であるリーチ閾値時間以上となったことを条件に、対応するパチンコ機2において本発明における第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチが発生したと判定しており、該リーチ報知処理のSb1並びにSb2を実施する制御マイコン279によって本発明における第2演出発生判定手段が構成されている。
【0138】
そして、Sb3のステップに進み、該計時時間が、該S13のステップにてセットされたスーパーリーチ閾値時間に到達しているか否かを判定する。
【0139】
対応するパチンコ機2においてノーマルリーチが発生している場合には、このSb3の判定において、スーパーリーチ閾値時間に到達していないと判定されてSb4のステップに進み、既にノーマルリーチの発生報知を実施中であるか否かを判定し、ノーマルリーチの発生報知を実施中でない場合には、Sb5のステップに進んで、リーチ報知設定が設定情報テーブルにおいて設定されているかを判定する。
【0140】
このSb5の判定においてリーチ報知設定が設定されている場合には、Sb6のステップに進んで、変動表示データテーブルのノーマルリーチの報知態様、具体的には白色の点灯態様にLEDモジュール267の点灯状態を更新して、対応するパチンコ機2においてノーマルリーチが発生したことを報知した後、Sb1の待機状態に戻る一方、リーチ報知設定が設定されていない場合には、Sb6のステップを実施することなくSb1の待機状態に戻ることで、ノーマルリーチの発生は報知されない。
【0141】
つまり、リーチ報知処理におけるSb6のステップにおいて、本発明における第2演出発生判定手段となるSb2のステップにおいて本発明における第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチが発生したと判定したときに、対応するパチンコ機2においてノーマルリーチが発生したことを報知しており、該Sb6のステップを実施する制御マイコン279並びにLEDモジュール267とにより、本発明における報知手段が形成されている。
【0142】
また、対応するパチンコ機2においてスーパーリーチが発生している場合には、計時時間がスーパーリーチ閾値時間に到達することになるので、該スーパーリーチ閾値時間への到達がSb3のステップにて「Yes」として検知されてSb7のステップに進み、対応するパチンコ機2においてスーパーリーチ状態が発生したと判定する。
【0143】
そして、Sb8のステップに進んで、スーパーリーチ報知設定が設定情報テーブルにおいて設定されているかを判定し、スーパーリーチ報知設定が設定されている場合には、Sb9のステップに進んで、変動表示データテーブルにおいてその時点における計時時間並びにモード状態(通常または短縮)が該当するスーパーリーチの種別の報知色を特定し、該特定した報知色、例えば、計時時間が40秒であって、その時の遊技状態が通常モードとなる通常遊技状態である場合には、Bリーチに対応する赤の報知色を特定し、該特定した報知色である赤色の点灯態様にLEDモジュール267の点灯状態を更新して、対応するパチンコ機2においてスーパーリーチであるBリーチが発生したことを報知した後、Sb1の待機状態に戻る一方、スーパーリーチ報知設定が設定されていない場合には、Sb9のステップを実施することなくSb1の待機状態に戻ることで、スーパーリーチの発生は報知されない。
【0144】
つまり、本実施例のリーチ報知処理においては、前記計時時間がリーチ閾値時間以上となったことを条件にノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定するとともに、計時時間がノーマルリーチ(通常第2演出)とスーパーリーチ(特別第2演出)とを識別するための予め設定されたスーパーリーチ閾値時間(特別第2演出閾値時間)以上となったことを条件にスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定しているとともに、ノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定したときに該ノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したことを報知するとともに(Sb6)、スーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定したときに該スーパーリーチ(特別第2演出)が発生したことを、図9の表示態様設定テーブルに示すように、前記ノーマルリーチ(通常第2演出)の報知態様とは異なる態様で報知している(Sb9)。
【0145】
また、本実施例のリーチ報知処理において本発明の第2演出発生判定手段となる制御マイコン279は、本発明の状態識別信号検出手段となる信号入力部278にて第1の状態である短縮モードに該当する確変状態或いは時短状態を識別可能な状態識別信号、すなわち、確変状態である「010」或いは時短状態である「011」に該当する大当り1信号、大当り2信号、時短信号を検出しているときにはリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間として、S13のステップにおいてセットされた該短縮モードに対応するリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間に基づいてリーチの発生の有無を判定し、状態識別信号検出手段となる信号入力部278にて第2の状態である通常モードに該当する通常遊技状態或いは大当り状態(尚、通常モードには大当り状態中も該当するが、該大当り状態中には計時は開始されることがないので、事実上通常遊技状態のみ)を識別可能な状態識別信号、すなわち、通常遊技状態である「000」或いは大当り状態である「110」に該当する大当り1信号、大当り2信号、時短信号を検出しているときにはリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間として、S13のステップにおいてセットされた該通常モードに対応するリーチ閾値時間並びにスーパーリーチ閾値時間に基づいてリーチの発生の有無を判定している。
【0146】
上記した更新処理にて更新された遊技情報テーブル、遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルにて管理される、対応するパチンコ機2の各種の遊技情報は、図13(a)に示す台データ画面において表示される。
【0147】
具体的に台データ画面において制御マイコン279は、図13(a)に示すように、遊技情報テーブルに記憶している、本日データにおける大当り回数、確変回数、時短回数、総スタート回数を表示するとともに、大当り回数を総スタート回数で除した値(1/***)を算出して大当り確率として表示する。
【0148】
そして、本実施例の台データ画面には、図13(a)に示すように、その下部位置に、入力ボタン255a〜dにそれぞれ対応する入力メニュー、具体的には、入力ボタン255aに対応して「前日」のメニューが、入力ボタン255bに対応して「大当り履歴」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「リーチデータ」のメニューが、入力ボタン255cに対応して、各入力ボタン255a〜dに対応するメニュー内容を切り替るための「M(メニュー)切替」のメニューが表示されている。
【0149】
遊技者が、前日の台データを確認したい場合には、「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作すれば良く、該入力ボタン255aの操作により、制御マイコン279は、遊技情報テーブルにおいて前日データに対応して記憶されている遊技情報、具体的には、大当り回数、確変回数、時短回数、総スタート回数を読み出すとともに、大当り確率を算出し、これら読み出した前日データに基づく台データ画面(前日)を表示画面261に、図16に示すように表示することで、遊技者は、前日の台データを確認できる。
【0150】
また、遊技者が、前々日の台データを確認したい場合には、この台データ画面(前日)が表示されている段階で更に「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作すれば良く、該入力ボタン255aの操作により、制御マイコン279は、遊技情報テーブルにおいて前々日データに対応して記憶されている遊技情報、具体的には、大当り回数、確変回数、時短回数、総スタート回数を読み出すとともに、大当り確率を算出し、これら読み出した前々日データに基づく台データ画面(前々日)を表示画面261に表示することで、遊技者は、前々日の台データを確認できる。
【0151】
つまり、「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを順次操作していくことにより、3日前〜10日前の台データも同様に確認することができる。
【0152】
また、遊技者が、大当りの発生状況を確認したい場合には、「大当り履歴」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作すれば良く、該入力ボタン255bの操作により、制御マイコン279は、遊技状態履歴テーブルに記憶されている本日データ並びに過去最高連荘データに基づいて、図13(b)に示すように、本日と過去最高連荘回数の日の当り状況を、横軸を営業時間軸として表示するとともに、該時間軸上の各大当りの発生時刻に対応する位置に、各種の当り(通常中大当り、確変中大当り、時短中大当り)を示す棒状の表示を行うことで当り状況を表示し、それぞれの日の総大当り回数を右端部分に表示するようになっている。
【0153】
尚、これら大当り履歴画面にも、台データ画面と同様に、その下部位置に、入力ボタン255aに対応して「前日」のメニューが、入力ボタン255bに対応して「台データ」のメニューが、入力ボタン255cに対応して「リーチデータ」のメニューが、入力ボタン255dに対応して「M切替」のメニューが表示されており、入力ボタン255aが操作されたときには、遊技状態履歴テーブルに記憶されている「前日」、「前々日」または「3日前」の履歴に基づき、大当り履歴画面(本日)と同様の大当り履歴画面(前日)、大当り履歴画面(前々日)または大当り履歴画面(3日前)が表示される。
【0154】
また、遊技者が「M切替」のメニューに対応する入力ボタン255dを操作した場合には、該操作により、制御マイコン279は、各入力ボタン255a〜dに対応するメニュー内容を変更する。具体的には、「前日」、「大当り履歴」、「リーチデータ」、「M切替」の内容が表示されているときに入力ボタン255dが操作された場合には、図16(a)に示すように、「呼出し」、「スタート回数」、「期間」、「M切替」のメニュー項目表示に変更され、これら「呼出し」、「スタート回数」、「期間」、「M切替」の内容が表示されているときに入力ボタン255dが操作された場合には、「前日」、「大当り履歴」、「リーチデータ」、「M切替」の内容が表示される。
【0155】
また、遊技者が、リーチに関するリーチデータを確認したい場合には、「リーチデータ」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作すれば良く、該入力ボタン255cの操作により、制御マイコン279は、図14(a)に示すリーチデータ(本日)画面において、遊技情報テーブル並びにリーチ履歴テーブルのデータに基づいて、営業開始時点からの総リーチ発生回数、通常モードの全リーチ回数並びに該回数が総リーチ発生回数に占める割合(%)、短縮モードの全リーチ回数並びに該回数が総リーチ発生回数に占める割合(%)、営業開始時点からの総ノーマルリーチ回数、通常モードのノーマルリーチ回数並びに該回数が総ノーマルリーチ回数に占める割合(%)、短縮モードのノーマルリーチ回数並びに該回数が総ノーマルリーチ回数に占める割合(%)、営業開始時点からの総スーパーリーチ回数、通常モードのスーパーリーチ回数並びに該回数が総スーパーリーチ回数に占める割合(%)、短縮モードのスーパーリーチ回数並びに該回数が総スーパーリーチ回数に占める割合(%)を表示する。
【0156】
具体的に総リーチ発生回数、総ノーマルリーチ回数、総スーパーリーチ回数は、その時点において遊技情報テーブルの本日のデータとして総リーチ発生回数、ノーマルリーチ回数、スーパーリーチ回数にて集計されている回数から特定し、通常モードの全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの本日のデータ履歴の内、遊技状態として「通常」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、遊技状態として「通常」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、遊技状態として「通常」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出する。
【0157】
また、短縮モードの全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの本日のデータ履歴の内、遊技状態として「短縮」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、遊技状態として「短縮」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、遊技状態として「短縮」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出する。
【0158】
つまり、本実施例の制御マイコン279は、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、第2の状態である通常モードにおいて本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である通常モードの全リーチ回数(第2状態第2演出発生回数)と、本発明における第1の状態である短縮モードにおいて本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である短縮モードの全リーチ回数(第1状態第2演出発生回数)とを集計しており、これら制御マイコン279並びにリーチ履歴テーブルによって本発明における状態別第2演出発生回数集計手段が構成されているとともに、これら集計された通常モードの全リーチ回数(第2状態第2演出発生回数)並びに短縮モードの全リーチ回数(第1状態第2演出発生回数)とが、液晶表示装置266の本実施例のリーチデータ(本日)画面において表示されており、該リーチデータ(本日)画面を表示する液晶表示装置266によって本発明における状態別第2演出発生回数表示手段が構成されている。
【0159】
更に本実施例の制御マイコン279は、本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理にてノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定され且つスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定されなかった回数であるノーマルリーチ回数、並びにスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定された回数であるスーパーリーチ回数の双方と、短縮モード(第1の状態)において発生したノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数、通常モード(第1の状態)において発生したノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数とを集計しており、これら制御マイコン279並びにリーチ履歴テーブルによって本発明における第2演出種別発生回数集計手段が構成されているとともに、該集計された各ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数が、液晶表示装置266のリーチデータ(本日)画面において表示されており、該リーチデータ(本日)画面を表示する液晶表示装置266によって本発明における第2演出種別発生回数表示手段が構成されている。
【0160】
尚、本実施例では、ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数の双方を集計、表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみであっても良い。
【0161】
また、本実施例のリーチデータ(本日)画面において、本発明の第2演出発生回数集計手段となるS11のステップにて遊技情報テーブル並びにリーチ履歴テーブルにて集計された回数である、総リーチ発生回数が表示されており、該リーチデータ(本日)画面を表示する液晶表示装置266によって本発明における第2演出発生回数表示手段が構成されている。
【0162】
更に、リーチ履歴テーブルのデータに基づいて、リーチ履歴テーブルに記憶されている最新のリーチ履歴(ノーマル、スーパーのいずれでも良い)からのスタート回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新のリーチとその前のリーチ(前回)との間のスタート回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回のリーチとその前のリーチ(前々回)との間のスタート回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、4回前までのリーチ間スタート回数を、リーチ履歴テーブルにおいてこれらの各リーチ履歴に対応する総スタート回数の差(最新のリーチからのスタート回数はその時点の総スタート回数との差)から、それぞれ特定して、全リーチの項目表示に対応してリーチ間スタート回数として表示する。
【0163】
また、同様にリーチ履歴テーブルに記憶されている最新のスーパーリーチ履歴、つまり、種別の項目にスーパーリーチに該当するリーチ種別コードである「1X」のコードが記憶されている最新のリーチ履歴からのスタート回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新のスーパーリーチとその前のスーパーリーチ(前回)との間のスタート回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回のスーパーリーチとその前のスーパーリーチ(前々回)との間のスタート回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、4回前までのスーパーリーチ間スタート回数を、リーチ履歴テーブルにおいてこれらの各スーパーリーチの履歴に対応する総スタート回数の差(最新のリーチ履歴がスーパーリーチの履歴である場合には、該スーパーリーチからのスタート回数はその時点の総スタート回数との差)から、それぞれ特定して、スーパー(S)リーチの項目表示に対応してスーパーリーチ間スタート回数として表示する。
【0164】
つまり、本実施例の制御マイコン279は、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、本発明における第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理においてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定してから、次にリーチ状態(第2の演出)が発生したと再度判定するまでの遊技期間、すなわち、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴間において、演出終了信号検出手段となる更新処理のS2のステップにおいて演出終了信号を検出した回数であるリーチ間スタート回数(第2演出間始動回数)を集計しており、該制御マイコン279によって本発明における第2演出間始動回数集計手段が構成されているとともに、該集計されたリーチ間スタート回数(第2演出間始動回数)が、液晶表示装置266のリーチデータ(本日)画面に表示されており、該液晶表示装置266によって本発明における第2演出間始動回数表示手段が構成されている。
【0165】
また、本実施例の制御マイコン279は、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、本発明における第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理においてスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定してから、次にスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと再度判定するまでの遊技期間、すなわち、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴の内、種別としてスーパーリーチに該当するリーチ種別コードである「1X」のコードが記憶されている隣接するスーパーリーチ履歴間において、演出終了信号検出手段となる更新処理のS2のステップにおいて演出終了信号を検出した回数、つまり、隣接するスーパーリーチ履歴のスタート回数の差をスーパーリーチ間スタート回数(特別第2演出間始動回数)として集計しており、該制御マイコン279によって本発明における特別第2演出間始動回数集計手段が構成され、該集計されたスーパーリーチ間スタート回数(特別第2演出間始動回数)が、液晶表示装置266のリーチデータ(本日)画面に表示されており、該液晶表示装置266によって本発明における特別第2演出間始動回数表示手段が構成されている。
【0166】
尚、遊技者が、前日のリーチデータを確認したい場合には、前述の台データ画面の場合と同様に、リーチデータ(本日)画面の画面が表示されている段階で「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作すれば良く、更に、前々日のリーチデータを確認したい場合には、リーチデータ(前日)画面の画面が表示されている段階で「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作すれば良く、これら入力ボタン255aの操作により制御マイコン279は、前述したリーチデータ(本日)画面の場合と同様に、遊技情報テーブル並びにリーチ履歴テーブルのデータから、各表示内容のデータを取得、並びに演算して表示する。
【0167】
また、遊技者が、更にリーチに関する他の情報を確認したい場合には、「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作すれば良く、これら入力ボタン255bの操作により制御マイコン279は、図14(b)に示す大当り間リーチ回数(前日)画面において、リーチ履歴テーブルのデータに基づいて、各大当り間において発生した総リーチ、ノーマルリーチ、スーパーリーチのそれぞれの回数と、大当り間平均リーチ回数とを大当り間スタート回数とともに表示する。
【0168】
具体的に、総リーチの大当り間リーチ回数は、リーチ履歴テーブルの本日のリーチ履歴の内、結果として大当りを示す「1」が格納されている間(最新のリーチ履歴までは、最新の「1」が格納されているリーチ履歴から最新のリーチ履歴までの間)のリーチ履歴の数をカウントして、該カウント値に1を加えた数をリーチ回数としてそれぞれ算出し、リーチ履歴テーブルに記憶されている最新のリーチ履歴から結果として「1」が格納されている最新の大当りとなったリーチ履歴からの総リーチ発生回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前回)となったリーチ履歴間のリーチ回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前々回)となったリーチ履歴の間のリーチ回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、4回前までの大当り間リーチ回数を、それぞれ特定して表示する。
【0169】
つまり、本実施例の制御マイコン279は、特定遊技状態信号検出手段となる信号入力部278の端子1において大当り1信号(特定遊技状態信号)の検出が終了してから次に大当り1信号(特定遊技状態信号)を検出するまでの遊技期間、すなわち、信号入力部278の端子1において大当り1信号が検出されることによりリーチ履歴テーブルの「結果」に「1」が登録されているリーチ履歴間において、本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理においてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定した回数、すなわち、「結果」に「1」が登録されているリーチ履歴間に登録されているリーチ履歴の数に1を加算した回数である総リーチ発生回数の大当り間リーチ回数(特定遊技状態間第2演出発生回数)を集計しており、該制御マイコン279によって本発明における特定遊技状態間第2演出発生回数集計手段が構成されているとともに、これら集計された総リーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間第2演出発生回数)が、液晶表示装置266の大当り間リーチ回数(本日)画面に表示されており、該液晶表示装置266によって本発明における特定遊技状態間第2演出発生回数表示手段が構成されている。
【0170】
同様に、ノーマルリーチ回数の大当り間リーチ回数は、リーチ履歴テーブルの本日のリーチ履歴の内、結果として大当りを示す「1」が格納されている間(最新のリーチ履歴までは、最新の「1」が格納されているリーチ履歴から最新のリーチ履歴までの間)のノーマルリーチ履歴、つまり、種別の項目にノーマルリーチを示す「01」のリーチ種別コードが格納されているリーチ履歴の数をカウントし、新しい側の大当りとなったリーチ履歴がノーマルリーチの場合であるときには該カウント値に1を加えた数をノーマルリーチ回数としてそれぞれ算出し、リーチ履歴テーブルに記憶されている最新のリーチ履歴から結果として「1」が格納されている最新の大当りとなったリーチ履歴からのノーマルリーチ回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前回)となったリーチ履歴間のノーマルリーチ回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前々回)となったリーチ履歴の間のノーマルリーチ回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、4回前までの大当り間ノーマルリーチ回数を、それぞれ特定して表示する。
【0171】
さらに、スーパーリーチ回数の大当り間リーチ回数は、リーチ履歴テーブルの本日のリーチ履歴の内、結果として大当りを示す「1」が格納されている間(最新のリーチ履歴までは、最新の「1」が格納されているリーチ履歴から最新のリーチ履歴までの間)のスーパーリーチ履歴、つまり、種別の項目にスーパーリーチを示す「1X」のリーチ種別コードが格納されているリーチ履歴の数をカウントし、新しい側の大当りとなったリーチ履歴がスーパーリーチの場合であるときには該カウント値に1を加えた数をスーパーリーチ回数としてそれぞれ算出し、リーチ履歴テーブルに記憶されている最新のリーチ履歴から結果として「1」が格納されている最新の大当りとなったリーチ履歴からのスーパーリーチ回数を「スタート回数」に対応付けて、該最新の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前回)となったリーチ履歴間のスーパーリーチ回数を「1回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとなったリーチ履歴とその前の大当り(前々回)となったリーチ履歴の間のスーパーリーチ回数を「2回前」の表示に対応付けて、というように、4回前までの大当り間スーパーリーチ回数を、それぞれ特定して表示する。
【0172】
つまり、本実施例の制御マイコン279は、特定遊技状態信号検出手段となる信号入力部278の端子1において大当り1信号(特定遊技状態信号)の検出が終了してから次に大当り1信号(特定遊技状態信号)を検出するまでの遊技期間、すなわち、信号入力部278の端子1において大当り1信号が検出されることによりリーチ履歴テーブルの「結果」に「1」が登録されているリーチ履歴間において、本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理においてノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定され且つスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定されなかった回数であるノーマルリーチ回数の大当り間リーチ回数(特定遊技状態間通常第2演出発生回数)と、リーチ報知処理においてスーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定された回数であるスーパーリーチ回数の大当り間リーチ回数(特定遊技状態間特別第2演出発生回数)の双方を集計しており、該制御マイコン279によって本発明における特定遊技状態間第2演出種別発生回数集計手段が構成されているとともに、これら集計されたノーマルリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間通常第2演出発生回数)とスーパーリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間特別第2演出発生回数)の双方が、液晶表示装置266の大当り間リーチ回数(本日)画面に表示されており、該液晶表示装置266によって本発明における特定遊技状態間第2演出種別発生回数表示手段が構成されている。
【0173】
尚、本実施例では、大当り間リーチ回数(前日)画面において、ノーマルリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間通常第2演出発生回数)とスーパーリーチの大当り間リーチ回数(特定遊技状態間特別第2演出発生回数)の双方を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみを集計、表示するようにしても良い。
【0174】
更に、リーチデータ(前日)の画面において表示した営業開始時点からの総リーチ発生回数とノーマルリーチ回数とスーパーリーチ回数を、それぞれ、営業開始時点から発生した大当り回数で除した値である大当り間平均リーチ回数をそれぞれについて算出し、総リーチ、ノーマルリーチ、スーパーリーチに対応する位置にそれぞれ表示する。
【0175】
尚、遊技者が、さらに前々日以前の大当り間リーチ回数を確認したい場合には、前述のリーチデータ(本日)画面の場合と同様に、大当り間リーチ回数(前日)画面が表示されている段階で「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作すれば良く、更に、3日前の大当り間リーチ回数を確認したい場合には、リーチデータ(前々日)画面が表示されている段階で「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aをさらに操作すれば良く、これら入力ボタン255aの操作により制御マイコン279は、前述した大当り間リーチ回数(前日)画面の場合と同様に、リーチ履歴テーブルのデータから、各表示内容のデータを取得、並びに演算して表示する。
【0176】
また、遊技者が、更にリーチに関する他の情報、具体的には、その発生履歴を確認したい場合には、「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255bをさらに操作すれば良く、これら入力ボタン255bの操作により制御マイコン279は、図15(a)に示すリーチ履歴(前日)画面において、リーチ履歴テーブルのデータに基づいて、各リーチ履歴のスタート回数、種別(ノーマルかスーパー)、結果(ハズレかアタリ)を、通常モード中に発生したリーチ履歴である通常モード履歴と、短縮モード中に発生したリーチ履歴である短縮モード履歴とに分けて表示する。
【0177】
具体的に、これらの各リーチ履歴は、リーチ履歴テーブルに記憶されている前日のリーチ履歴の内、通常モード履歴としては遊技状態の項目に「通常」が格納されているリーチ履歴を全て抽出してスタート回数の若い順に配列表示し、短縮モード履歴としては遊技状態の項目に「短縮」が格納されているリーチ履歴を全て抽出してスタート回数の若い順に配列表示する。
【0178】
尚、本実施例では、表示画面261の表示面積があまり大きくないので、リーチ履歴を表示するデータ領域を設定し、このデータ領域にリーチ履歴を4件づつ表示するようにして、5件め以降のリーチ履歴を確認したい場合には、「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作することで、5つめ以降のリーチ履歴が4つ単位でデータ領域に更新表示される。
【0179】
また、本実施例では、リーチ履歴(前日)画面において、リーチ種別としてノーマルまたはスーパーの種別のみを表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらスーパーリーチの種別である、Aリーチ、Bリーチ、Cリーチ、Dリーチの名称等を表示するようにしても良い。
【0180】
また、前々日並びに3日前のリーチ履歴を表示したい場合には、前述した各画面の場合と同様に、「前日」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作することで、前日、または前々日のリーチ履歴が表示される。
【0181】
そして、データ領域に全てのリーチ履歴が表示された後、更に「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作した場合には図15(b)に示すように、営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数が合計の表示に対応して、通常モード中において大当りとなったノーマルリーチの回数が通常モードの表示に対応して、短縮モードにおいて大当りとなったノーマルリーチの回数が短縮モードの表示に対応して、それぞれ表示される。
【0182】
具体的に、これらの回数は、リーチ履歴テーブルにおける前日のリーチ履歴の内、種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴をカウントすることで営業開始時点から大当りとなったノーマルリーチ回数を集計し、これら種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴の内、更に遊技状態の項目に「通常」が格納されているリーチ履歴をカウントすることで営業開始時点から大当りとなった通常モード中のノーマルリーチ回数を集計し、これら種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴の内、更に遊技状態の項目に「短縮」が格納されているリーチ履歴をカウントすることで営業開始時点から大当りとなった短縮モード中のノーマルリーチ回数を集計する。
【0183】
つまり、本実施例の制御マイコン279は、本発明における第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理においてノーマルリーチ(通常第2演出)が発生したと判定された後、計時開始手段となるS13のステップにより次の計時が開始されるまでの間に、スーパーリーチ(特別第2演出)が発生したと判定されることなく、本発明の特定遊技状態信号検出手段となるS2のステップにおいて大当り1信号(特定遊技状態信号)が検出されることにより、種別の項目にノーマルリーチを示す「01」が格納され、且つ結果の項目に大当りを示す「1」が記憶されているリーチ履歴をカウントすることで、営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数(通常第2演出特定遊技状態発生回数)を集計しており、該制御マイコン279によって本発明における通常第2演出特定遊技状態発生回数集計手段が構成され、該集計された営業開始時点から大当りとなった全てのノーマルリーチ回数(通常第2演出特定遊技状態発生回数)が、液晶表示装置266のリーチ履歴(本日)画面に表示されており、該液晶表示装置266によって本発明における通常第2演出特定遊技状態発生回数表示手段が構成されている。
【0184】
そして、図15(b)のリーチ履歴(前日)の最終画面が表示されている段階で、更に「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作した場合には図15(c)に示すように、前日、前々日、3日前の連続する3日間のリーチ状況の推移グラフを含む連続リーチデータ(3日間)画面が表示される。
【0185】
具体的に、本実施例の連続リーチデータ(3日間)画面には、前日、前々日、3日前毎の総リーチ回数(T=***)と、その総リーチ回数に占めるスーパーリーチ回数(S=***)とノーマルリーチ回数(N=***)の内訳を棒状グラフとして表示するようになっており、これら各日の総リーチ回数(T=***)、スーパーリーチ回数(S=***)、ノーマルリーチ回数(N=***)は前日、前々日、3日前の遊技情報テーブルから特定する。
【0186】
尚、この図15(c)の連続リーチデータ(3日間)画面にも「次データ」のメニュー表示がなされているが、該「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作した場合には、前述した図14(b)のリーチデータ(前日)の画面に戻る。
【0187】
また、この図15(c)の連続リーチデータ(3日間)画面においては、「前日」のメニューに代えて、「期間」のメニュー項目が入力ボタン255aに対応するメニューとして表示されており、この段階で入力ボタン255aを操作した場合には、後述する図17(b)に示すように、「3日間」、「7日間」、「10日間」のメニューが入力ボタン255a〜入力ボタン255cに対応するメニューとして表示され、これら期間のメニューを適宜に選択することで、連続リーチデータ(7日間)画面や、連続リーチデータ(10日間)画面が表示される。
【0188】
また、遊技者が、例えば、前日におけるスタート回数に関する情報を確認したい場合には、台データ(本日)において「前日」に対応する入力ボタン255aを操作することにより表示画面261に台データ(前日)を表示させた段階にて、「M切替」に対応する入力ボタン255dを操作して、図16(a)に示すように、「呼出し」、「スタート回数」、「期間」、「M切替」のメニューを表示させ、該表示された「スタート回数」に対応する入力ボタン255bを操作する。
【0189】
この操作により、制御マイコン279は、前日における大当り間スタート回数の推移状況を示す図16(b)に示すスタート回数(前日)画面を表示する。
【0190】
具体的には、遊技状態履歴テーブルの前日データに基づいて、該前日において発生した各大当り間のスタート回数を、遊技状態として「大当り」が記憶されている近接する状態データの「総スタート回数」の差から特定し、これら特定した各大当り間のスタート回数に相当する棒状グラフを、該前日データに記憶されている最新の大当り(前日における最後の大当り)からの大当り間スタート回数の棒状グラフを「1回前」の表示に対応付けて、該最新の大当りとその前の大当り(前回)との間の大当り間スタート回数の棒状グラフを「2回前」の表示に対応付けて、該前回の大当りとその前の大当り(前々回)との間の大当り間スタート回数の棒状グラフを「3回前」の表示に対応付けて、というようにして、各大当り間スタート回数の棒状グラフを配列表示したスタート回数(前日)画面を生成して表示画面261に表示する。尚、棒状グラフを構成する1マスは、スタート回数50回に相当する。
【0191】
そして、更にスタート回数に関する他の情報を確認したい場合には、この図16(b)に示すスタート回数(前日)画面が表示されている段階において、「次データ」のメニューに対応する入力ボタン255bを操作すれば良く、該入力ボタン255bの操作により制御マイコン279は、連続する前日、前々日、3日前の大当り間スタート回数の推移状況である、図16(c)に示すスタート回数(3日分)画面を表示する。
【0192】
具体的に、これらスタート回数(3日分)画面は、スタート回数(前日)画面と同様にして、スタート回数(前々日)画面、スタート回数(3日前)画面を生成し、該生成したこれらの3画面を時系列に接続したものであり、例えば、前日の大当り回数が9回で、9回前までが前日の大当り間スタート回数であれば、前々日においては、9回前に続く「10回前」となるようにして、これら複数日のデータを連続したデータとして表示する。
【0193】
このように、これら3日間の大当り間スタート回数の推移状況を、連続的に且つ視覚的に表示することで、遊技者は、対応するパチンコ機2の好不調の変動状況を、比較的長い期間において把握することができ、パチンコ機2を選択する上での有用な情報を遊技者に提供できるとともに、遊技者が遊技を継続するか否かの判断情報として、これらの情報を資することができる。
【0194】
また、遊技者が、例えば、連続する複数日のデータを一度に確認したい場合には、台データ(本日)において「M切替」に対応する入力ボタン255dを操作して、図17(a)に示すように、「呼出し」、「スタート回数」、「期間」、「M切替」のメニューを表示させ、該表示された「期間」に対応する入力ボタン255cを操作すれば良く、これら入力ボタン255cの操作により、「3日間」、「7日間」、「10日間」のメニューが入力ボタン255a〜入力ボタン255cに対応するメニューとして表示され、これら期間のメニュー、例えば、「10日間」のメニューに対応する入力ボタン255cを操作することで、図17(c)に示す10日間連続データ画面が表示画面261に表示される。
【0195】
具体的に、本実施例の10日間連続データ画面には、図17(c)に示すように、前日(1日前)〜10日前までの各大当り回数と確変回数とが、遊技情報テーブルの前日データ〜10日前データに基づいて特定され、これら特定された各日の大当り回数と確変回数が、「1日前」、「2日前」、「3日前」…「10日前」の各表示に対応付けて表示されることにより、10日前から前日までの大当り回数と確変回数の推移状況を、1つの画面において把握することができる。
【0196】
尚、「3日間」に対応する入力ボタン255aを操作した場合には、前日から3日前までの3日間連続データ画面が表示され、「7日間」に対応する入力ボタン255bを操作した場合には、前日から7日前までの7日間連続データ画面が表示される。
【0197】
このように、本実施例の液晶表示装置266にて形成される表示画面261には、本発明の遊技情報蓄積記憶手段となるEEPROM276の遊技情報テーブル、遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルに記憶されている過去1日分の単日遊技情報である各種のデータ(前日)画面が表示されるとともに、該遊技情報テーブル、遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルに記憶されている連続する過去複数日分の連日遊技情報となる、連続リーチデータ(3日間)画面、スタート回数(3日分)画面、10日間連続データ画面等が表示されており、これらの画面を表示する表示画面261を構成する液晶表示装置266によって本発明の遊技情報表示手段が形成されている。
【0198】
また、遊技者が「呼出し」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作した場合には、該操作により、制御マイコン279は、再度入力ボタン255aが操作されるか或いは、リモコンに設けられている図示しない消灯ボタンが操作されるまで、全てのLEDモジュール267を、呼び出しを示す上方から順に赤、青、白の三色の連続点灯状態とする。尚、本実施例のその他の画面においても、「呼出」のメニューに対応する入力ボタン255aを操作した場合には、同様に赤、青、白の三色の点灯制御が実施される。
【実施例2】
【0199】
次に、本発明の請求項4に対応する実施例2に関して、図19を参照して説明する。尚、本実施例2の特徴としては、前記実施例1の呼び出しランプ装置200においては、ノーマルリーチの発生並びに各種のスーパーリーチの発生を、該発生の時点で報知するために、リーチ閾値時間並びに各種のスーパーリーチ閾値時間に計時時間が到達した時点においてノーマルリーチの発生やスーパーリーチの発生を判定しているのに対し、本実施例2においては、これらノーマルリーチの発生並びに各種のスーパーリーチの発生を、該発生の時点で報知しない場合において、対応するパチンコ機2の変動表示終了によって出力される演出終了信号の入力時に計時時間の計時を終了して、該終了した計時時間に基づいて対応するパチンコ機2におけるノーマルリーチまたはスーパーリーチの発生を判定する点、つまり、対応するパチンコ機2における変動表示の終了後においてノーマルリーチまたはスーパーリーチの発生を判定する点が異なり、その他の構成等は、前記実施例1の呼び出しランプ装置200と同一であることから、同一である部分の説明は省略するものとし、前記実施例1からの変更点となる本実施例2の特徴部分、つまり、更新処理の処理内容について以下に説明する。
【0200】
この本実施例2の更新処理では、図11に示すように、制御マイコン279は、実施例1と同様にS1〜S4を各ステップを巡回実施することで、端子1〜端子7の各入力状態の変化を監視する待機状態となっている。
【0201】
この状態で、遊技状態が変化して端子1〜端子3の入力状態に変化があった場合、並びに、端子5に始動入賞信号の入力があった場合、端子6または端子7に賞球信号またはアウト玉計数信号の入力があった場合には、実施例1と同じ処理が実施されるので、その処理の説明は省略し、端子4に演出終了信号の入力があった場合の処理内容について、以下に説明する。
【0202】
S1〜S4の待機状態において、対応するパチンコ機2において変動表示が終了して演出終了信号が端子4に入力された場合には、該演出終了信号の入力がS2のステップにて検出されてS8のステップに進み、対応するパチンコ機2において該終了した変動表示の開始時において計時を開始されたタイマの計時を終了するとともに、遊技情報テーブルの保留玉数の数値から1を減算更新する。
【0203】
つまり、本実施例2の更新処理のS8のステップにおいて、本発明の計時開始手段となるS13のステップにおいて開始された計時の計時中に、演出終了信号検出手段となるS2のステップにおいて演出終了信号を検出したことに応じて該計時中の計時を終了しており、該更新処理のS8のステップを実施する制御マイコン279によって本発明の計時終了手段が構成されている。
【0204】
そしてS9’のステップに進み、S8のステップにて計時を終了した計時時間が、S13のステップにて設定されているリーチ閾値時間未満であるか否かを判定する。
【0205】
該判定においてリーチ閾値時間未満である場合には、S11’やS11’+のステップを実施することなく、遊技情報テーブルの総スタート回数、当り後スタート回数、並びに遊技状態履歴テーブルの最新の状態データの総スタート回数並びにスタート回数に1を加算更新した後、S12のステップに進む。
【0206】
一方、S8のステップでの判定においてリーチ閾値時間未満でない場合、つまり、計時時間がリーチ閾値時間以上である場合にはS10’のステップに進んで、該計時時間がスーパーリーチ閾値時間未満であるか否かを判定する。
【0207】
そして、該判定において計時時間がスーパーリーチ閾値時間未満である場合には、S11’のステップに進み、対応するパチンコ機2において、ノーマルリーチが発生したと判定し、該リーチ履歴をリーチ履歴テーブルに追加登録し、その時点における遊技情報テーブルの総スタート回数を該追加登録したリーチ履歴におけるスタート回数として格納するとともに、その時点のモード状態(通常または短縮)の種別を遊技状態の項目に格納し、更に、ノーマルリーチのリーチ種別コードを種別の項目に格納し、結果の項目にハズレを示す「0」を格納するとともに、遊技情報テーブルの本日の総リーチ発生回数とノーマルリーチ回数に1を加算更新する。尚、この結果の項目のデータは、該リーチの終了後に大当りが発生した場合には、前述したS6のステップにおいて大当りである「1」に更新されることになる。
【0208】
一方、S10’のステップでの判定においてスーパーリーチ閾値時間未満でない場合、つまり、計時時間がスーパーリーチ閾値時間以上である場合にはS11’+のステップに進み、対応するパチンコ機2において、スーパーリーチが発生したと判定するとともに、A〜Dのいずれのスーパーリーチ状態であるかを該計時時間と変動表示データテーブルに記憶されているデータから特定する。そして、該リーチ履歴をリーチ履歴テーブルに追加登録し、その時点における遊技情報テーブルの総スタート回数を該追加登録したリーチ履歴におけるスタート回数として格納するとともに、その時点のモード状態(通常または短縮)の種別を遊技状態の項目に格納し、更に、特定したA〜Dのいずれのスーパーリーチ状態のリーチ種別コードを種別の項目に格納し、結果の項目にハズレを示す「0」を格納するとともに、遊技情報テーブルの本日の総リーチ発生回数とスーパーリーチ回数に1を加算更新する。尚、この結果の項目のデータは、該リーチの終了後に大当りが発生した場合には、前述したS6のステップにおいて大当りである「1」に更新されることになる。
【0209】
つまり、本実施例2の更新処理におけるS9’〜S11’+のステップにおいては、本発明の計時開始手段となるS13のステップにて開始され、本発明の計時終了手段となるS8のステップにて終了された計時時間が、予め設定された閾値時間となるリーチ閾値時間以上であることを条件に、対応するパチンコ機2において本発明における第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチまたはスーパーリーチが発生したと判定しており、これらS9’〜S11’+のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における第2演出発生判定手段が形成されている。
【0210】
また、本実施例2の更新処理のS11’並びにS11’+のステップにおいて、本発明の第2演出発生判定手段となるS9’〜S11’+のステップにおいて第2の演出であるリーチ演出が実施されるノーマルリーチまたはスーパーリーチが発生したと判定された回数を集計しており、該S11’並びにS11’+のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における第2演出発生回数集計手段が構成されている。
【0211】
次に、S12のステップに進み、その時点の保留玉数を遊技情報テーブルの保留玉数(現在)のデータに基づいて特定し、該特定した保留玉数が0であるか否かを判定する。
【0212】
そして、保留玉数が0である場合には、対応するパチンコ機2においては、新たに変動表示が開始されることはないので新たな計時を開始することなくS1のステップに戻る一方、保留玉数が0でない場合、つまり保留玉数1〜4である場合にはS13のステップに進み、新たにタイマの計時を開始するとともに、S9’並びにS10’においてリーチ状態の発生並びにスーパーリーチ状態の発生を判定するための、その時点のモード状態(通常または短縮)に応じた(スーパー)リーチ閾値時間をセットした後、S1のステップに戻る。
【0213】
つまり、本実施例2の更新処理のS12並びにS13のステップにおいては、本発明の検出数となる保留玉数が0でないときに、本発明の演出終了信号検出手段となるS2のステップにおいて演出終了信号を検出したことに応じて計時を開始しており、該更新処理のS12並びにS13のステップを実施する制御マイコン279によって本発明における計時開始手段が構成されている。
【0214】
以上、前記各実施例によれば、演出時間が異なる第1の状態である短縮モードと第2の状態である通常モードとが発生するパチンコ機2であっても、リーチに伴う演出表示がなされない通常演出となる第1の演出よりも、リーチに伴う演出表示がなされることで演出時間が長い第2の演出であるノーマルリーチ、スーパーリーチが発生した回数である総リーチ回数や、ノーマルリーチ回数、スーパーリーチ回数等の第2演出発生回数を正確に集計、表示することができる。
【0215】
また、前記各実施例によれば、第1の状態となる短縮モードにて発生した短縮モードの全リーチ回数(第1状態第2演出発生回数)と、第2の状態となる通常モードにて発生した通常モードの全リーチ回数(第2状態第2演出発生回数)の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0216】
また、前記各実施例によれば、ノーマルリーチ回数(通常第2演出発生回数)とスーパーリーチ回数(特別第2演出発生回数)の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0217】
また、前記各実施例によれば、特定遊技状態間第2演出発生回数である大当り間リーチ発生回数(図14(b)の総リーチの回数)の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0218】
また、前記各実施例によれば、図14(a)に示すように、通常第2演出発生回数となる営業開始時点からのノーマルリーチ発生回数と特別第2演出発生回数となる営業開始時点からのスーパーリーチ発生回数の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0219】
また、前記各実施例によれば、図14(a)に示すように、第2演出間始動回数となるリーチ間スタート回数(全リーチ)の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0220】
また、前記各実施例によれば、図14(a)に示すように、特別第2演出間始動回数となるリーチ間スタート回数(Sリーチ)の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0221】
また、前記各実施例によれば、図15(b)に示すように、通常第2演出特定遊技状態発生回数となる、ノーマルリーチで当たった回数の情報を遊技者や店員等に提供することができる。
【0222】
また、前記実施例1によれば、遊技者や店員等は、第2の演出であるリーチ状態の発生を容易に認識することができる。
【0223】
また、前記実施例1によれば、遊技者や店員等は、ノーマルリーチ(通常第2演出)の発生とスーパーリーチ(特別第2演出)の発生を容易に認識することができる。
【0224】
また、前記各実施例によれば、前日や前々日等の過去1日分の遊技データを把握できるとともに、過去3日間、7日間、10日間等、過去複数日の連続した遊技データの推移を把握できるので、比較的長期間での遊技台の好不調の推移を把握し、台選択の参考にできる。
【0225】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0226】
例えば、前記実施例では、特別図柄の変動表示とリーチ演出表示の双方を同一の演出表示部109に表示する遊技機を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、特別図柄の変動表示が遊技領域107の下方側部位置に設けられた特別変動表示部において表示され、演出表示部109においては、通常変動に該当する演出表示や、リーチ演出表示のみが表示されるもの、すなわち、特別図柄の変動表示とリーチ演出表示とが個別の表示部で表示されるものであっても良い。具体的には、遊技領域107の下方側部位置に設けられた特別変動表示部においては、前記実施例の演出表示装置108における普通図柄の表示と同様に、1桁乃至3桁の7セグメント表示による特別図柄が変動表示されるとともに、この変動表示と共に、前記実施例のパチンコ機2における演出表示部109と同様に、遊技領域107の中央部に設けられた種々の演出表示が可能な、フルカラー液晶等から成る演出表示部において、前述のリーチ抽選に当選していない場合には、通常変動に伴う演出表示、例えば、格闘家のキャラクターが対戦する演出表示において、互いに1回のみパンチングを実施する演出表示が表示され、リーチ抽選において当選している場合には、表示されている格闘家のキャラクターが、2発以上パンチングを実施する演出表示が実施され、更にリーチ抽選においてスーパーリーチに当選している場合には、表示されている格闘家のキャラクターが、その得意技による攻撃をする等の演出表示が実施されるものであっても良い。
【0227】
また、特別図柄が変動表示される特別変動表示部を有せず、特別図柄が変動表示されないリーチ演出のみが実施される演出表示装置108のみを有する遊技機であっても良い。
【0228】
尚、特別変動表示部において2桁の7セグメント表示により特別図柄が変動表示される場合には、停止した1つ目の図柄が特定の種類(例えば3や7)の場合において、演出表示部109においてリーチ演出が実施されるので、これら停止した1つ目の図柄が特定の種類(例えば3や7)である場合もリーチ状態に含まれる。また、これら特別変動表示部において1桁の7セグメント表示により特別図柄が変動表示される場合には、これら変動表示が停止されることなく演出表示部109においてリーチ演出が実施されて変動表示が継続されるので、該特別図柄の変動表示の変動時間が通常の変動表示時間よりも長い場合もリーチ状態に含まれる。
【0229】
また、これら格闘家のキャラクターが対戦する演出表示以外に、例えば、通常変動に伴う演出表示がジェット機同士がミサイルを単発にて発射して戦闘する演出表示が実施され、リーチ抽選において当選している場合には、複数のミサイルが発射されて、該ミサイルが敵機を追跡する演出表示が実施され、更にリーチ抽選においてスーパーリーチに当選している場合には、発射して敵機を追跡しているミサイルが、該敵機をロックオンする演出表示が実施される遊技機であっても良い。
【0230】
つまり、本発明の遊技情報表示装置が対応する遊技機としては、演出表示部109においてリーチ演出の演出表示のみを行う遊技機、すなわち、所定の演出を表示可能な演出表示装置を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い第1の演出(通常変動)と、当該第1の演出と比較して演出時間の長い第2の演出(ノーマルリーチ、スーパーリーチのリーチ演出)とを行う遊技機であれば良い。
【0231】
また、前記実施例では、演出表示部109において3列の特別図柄が変動表示するパチンコ機2を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら特別図柄が2列にて変動表示するものであって、始動口1には図柄1が対応し、始動口2には図柄2が対応するものであっても良く、この場合にあっても、始動口1への始動入賞により出力される始動入賞信号1と、図柄1の変動表示の終了により出力される演出終了信号1に基づいてリーチ状態の発生を判定するとともに、始動口2への始動入賞により出力される始動入賞信号2と、図柄2の変動表示の終了により出力される演出終了信号2に基づいてリーチ状態の発生を判定するようにすれば良い。
【0232】
また、前記実施例では、保留玉の減算を演出終了信号の入力時において計時を終了する際に減算更新するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの減算更新を、計時の開始時において実施するようにしても良い。
【0233】
また、前記実施例では、ホールコンピュータ100において、各呼び出しランプ装置200の設定情報テーブルに設定されている設定データや、変動表示データテーブルにおける通常モード変動時間や短縮モード変動時間や報知態様の各データを変更できるようにしており、このようにすることは、個々の呼び出しランプ装置200に出向いてこれらの設定変更を実施する必要がなく、簡便且つ迅速に設定変更を実施できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの設定変更を、呼び出しランプ装置200のディップスイッチや、リモコンを使用して実施するようにしても良い。
【0234】
また、前記実施例では、遊技情報表示装置として呼び出しランプ装置200を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技情報表示装置としては、カードユニット3に遊技情報を表示するための表示パネルを設けて、該表示パネルに前記実施例におけるリーチデータ等の各種のデータを表示するものとしても良いし、更には、これらプリペイドカードを受け付けてパチンコ玉の貸出を実施するものではなく、会員カードのみを受付けて貯玉による再プレイを可能とするための会員用再プレイ装置に表示パネルを設けたものであっても良いし、いずれのカードも受付けることなく、単純に遊技情報を表示するための表示パネルを備える情報提供装置であっても良い。
【0235】
また、前記実施例において用いたパチンコ機2においては、確率変動状態中も時短状態になるように構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、確率変動状態中は時短状態とならないパチンコ機であっても良い。
【0236】
また、前記実施例における図14(a)に示すリーチデータ(本日)画面においては、前述したように、通常モードの総リーチ回数並びに短縮モードの総リーチ回数と、通常モードのノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数、更に、短縮モードのノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数を表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図20に示すように、これら通常モードや短縮モードに代えて、大当り状態となる抽選確率の低い低確率状態となる通常遊技状態と時短状態と大当り状態において発生したリーチ回数である低確率中の総リーチ回数、ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数と、大当り状態となる抽選確率の高い高確率状態となる確変状態において発生したリーチ回数である高確率中の総リーチ回数、ノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数とを、その比率とともに表示するようにしても良く、このようにした場合には、前記本実施例に示した確率変動中(確変中)において時短状態となるパチンコ機と、確率変動中(確変中)において時短状態とならないパチンコ機、のいずれのパチンコ機であっても確変中のリーチ回数と確変中以外のリーチ回数を表示することができ、遊技者に興味深いデータを提供することができる。
【0237】
また、通常遊技状態では、スーパーリーチの種別としてA,B,Cが存在し、確変状態においてはスーパーリーチの種別としてA,B,C、Dが存在する(E,F、Gでも良い)ようなパチンコ機であれば、図15(a)に示す種別の欄に、スーパーリーチの種別(例えば、スーパーリーチD)を表示することによって、より遊技者にとって興味深いデータを提供することが可能となる。
【0238】
具体的に、これら低確率中並びに高確率中の表示を実施する場合において制御マイコン279は、図7に示すリーチ履歴テーブルにおける遊技状態に代えて、その時点の確率状態、つまり、その時点の遊技状態が低確率状態となる通常遊技状態と時短状態と大当り状態であれば「低確」を格納し、その時点の遊技状態が高確率状態となる確変状態であれば「高確」を格納するようにしておくとともに、図14(a)のリーチデータ(本日)画面の表示における処理と同様に、総リーチ発生回数、総ノーマルリーチ回数、総スーパーリーチ回数は、その時点において遊技情報テーブルの本日のデータとして総リーチ発生回数、ノーマルリーチ回数、スーパーリーチ回数にて集計されている回数から特定し、低確率の全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの本日のデータ履歴の内、確率状態として「低確」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、確率状態として「低確」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、確率状態として「低確」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出する。
【0239】
また、高確率の全リーチ回数とノーマルリーチ回数並びにスーパーリーチ回数は、リーチ履歴テーブルの本日のデータ履歴の内、確率状態として「高確」が格納されているリーチ履歴の数(全リーチ回数)、確率状態として「高確」が格納され且つ種別としてノーマルリーチを示す「01」が格納されているリーチ履歴の数(ノーマルリーチ回数)、確率状態として「高確」が格納され且つ種別としてスーパーリーチを示す「1X」が格納されているリーチ履歴の数(スーパーリーチ回数)、をそれぞれカウントすることで特定し、これら特定した回数から各割合(%)を算出するようにすれば良い。
【0240】
つまり、リーチ履歴テーブルに記憶されているリーチ履歴のデータに基づいて、低確状態において本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である低確中の全リーチ回数(低確状態第2演出発生回数)と、本発明における高確状態において本発明の第2演出発生判定手段となるリーチ報知処理にてリーチ状態(第2の演出)が発生したと判定された回数である高確中の全リーチ回数(高確状態第2演出発生回数)とを集計して状態別第2演出発生回数集計手段を形成し、これら集計された低確中の全リーチ回数(低確状態第2演出発生回数)並びに高確中の全リーチ回数(高確状態第2演出発生回数)とを、液晶表示装置266のリーチデータ(本日)画面において表示して状態別第2演出発生回数表示手段を形成しても良い。
【0241】
また、前記実施例においては、連日遊技情報となる連続リーチデータ、スタート回数(○日分)、○日間連続データの期間種別を、3日間、7日間、10日間としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、○日間連続データであれば、これらの期間を最大となる10日間以内において数値により遊技者が指定できるようにしても良いし、遊技場側が、ホールコンピュータ100において、対応するパチンコ機2の機種等に応じて、選択可能な期間を、例えば、2日間、4日間、6日間のように、適宜に変更設定できるようにしても良い。
【0242】
また、前記実施例においては、遊技情報を蓄積記憶する過去複数日分として10日間を最大としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの期間を、例えば2週間や一ヶ月間として長くしても良いし、逆に1週間として短くしても良く、遊技情報を蓄積記憶する期間は適宜に選択すれば良い。
【0243】
また、前記実施例では、遊技情報表示装置を呼び出しランプ装置200単体にて構成する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各パチンコ機2の遊技情報テーブル、遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルを、各パチンコ機2の台番号に対応付けてホールコンピュータ100に記憶しておき、該ホールコンピュータ100が遊技情報蓄積記憶手段を構成するようにして、呼び出しランプ装置200とホールコンピュータ100にて遊技情報表示装置を形成するようにしても良い。
【0244】
尚、これら遊技情報テーブル、遊技状態履歴テーブル、リーチ履歴テーブルをホールコンピュータ100に記憶する場合においては、呼び出しランプ装置200の表示画面261に表示する各データ画面を、ホールコンピュータ100にて生成し、呼び出しランプ装置200は、これら生成された各データ画面の表示のみを行うようにしても良い。
【0245】
また、同様に、本発明における第2演出発生回数表示手段、遊技情報表示手段以外の各手段を、ホールコンピュータ100にて形成するようにしても良い。
【0246】
また、前記実施例においては、遊技情報表示装置である呼び出しランプ装置200を、パチンコ機2に対して1対1に対応して設けた形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技情報表示装置として、遊技島の島端等の遊技場内の所定位置に設けられ、対応する島、或いは遊技場に設置された各遊技機に関するリーチデータや台データ等を表示するものであっても良い。
【0247】
また、前記実施例においては、通常遊技状態と時短状態とで別々にノーマルリーチ回数やスーパーリーチ回数を集計するとともに、ノーマルリーチやスーパーリーチの総回数も集計しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、通常遊技状態と時短状態の状態別のノーマルリーチ回数やスーパーリーチ回数のみを集計しても良いし、状態別のノーマルリーチ回数やスーパーリーチ回数を集計せずにノーマルリーチやスーパーリーチの総回数のみを集計するようにしても良い。
【0248】
また、前記実施例においては、大当り1信号、大当り2信号、時短信号、始動入賞信号並びに演出終了信号の各信号が、遊技機から出力される形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各信号が、遊技機以外の装置、例えば、大当り状態や、時短状態、確変状態等の各遊技状態においてのみ点灯される報知ランプや、始動入賞や演出終了時においてのみ点灯される報知ランプの点灯を検知して信号を出力する検知装置等から出力される信号であっても良い。
【0249】
また、前記実施例においては、前日の遊技情報(単日遊技情報)並びに過去複数日分の遊技情報(連日遊技情報)として、リーチに関わる遊技情報である図15(a)に示すリーチ履歴(前日)並びに図15(c)に示す連続リーチデータ(3日間)や、リーチに関わらない遊技情報である図16(b)に示すスタート回数(前日)並びに図16(c)に示すスタート回数(3日分)を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら単日遊技情報並びに連日遊技情報としては、リーチに関わる遊技情報のみでも良いし、リーチに関わらない遊技情報のみでも良い。
【0250】
また、前記実施例では、過去複数日分の遊技情報(連日遊技情報)として、図16(c)に示すスタート回数(3日分)や、図17(c)に示す大当り回数や確変回数の10日連続データを表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら連日遊技情報として、過去複数日(例えば3日間)の所定時間毎の差玉(賞球数−打込玉数)がプロットされた差玉推移グラフを表示しても良い。具体的に、この差玉推移グラフとしは、本日並びに前日、前々日、3日前までの、例えば1時間毎の営業開始時点からの差玉数を差玉推移データとして記憶しておく。そして、3日前の営業開始時点の差玉数を「0」として3日前の各1時間毎の差玉を順次プロットする。そして、最後にプロットした3日前の最終の差玉数E(3)の値を始点として、前々日の各1時間毎の差玉を順次プロットする。具体的には、前々日の各1時間毎の差玉にE(3)の値を加算して順次プロットすれば良い。そして、最後にプロットした前々日の最終の差玉数E(2)にE(3)の値を加算した値をさらに始点として、前日の各1時間毎の差玉を順次プロットする。具体的には、前日の各1時間毎の差玉にE(2)+E(3)の値を加算して順次プロットすれば良い。そして、最後にプロットした前日の最終の差玉数E(1)にE2並びにE3の値を加算した値をさらに始点として、本日の各1時間毎の差玉を順次プロットする。具体的には、本日の各1時間毎の差玉にE(1)、E(2)、E(3)の値を加算して順次プロットすれば良く、このようにすることで、各日のグラフが繋がるようになる。具体的には、これら各時間毎の値を、3日前の営業開始時点の差玉数を±0の基準とし、その上方側が+の領域で、その下方側が−の領域としたグラフにプロットし、各プロット点を繋ぐことにより、3日前の営業開始時点から現在までの連続する差玉推移グラフ画面を生成して表示画面261に表示する。尚、この表示において、本日の差玉に基づくグラフ線分と、前日の差玉に基づくグラフ線分と、前々日の差玉に基づくグラフ線分と、3日前の差玉に基づくグラフ線分とを、個別の色とすることで、どの部分が本日で、どの部分が前日で、どの部分が前々日で、どの部分が3日前であるかを識別できるようにする。また、+の領域と−の領域の差玉のレンジは、所定の数値、例えば、+20000や−20000のように固定の数値としても良いし(この場合には、算出された値がレンジをオーバーする場合もある)、算出された各1時間毎の値の最大または最小値から、これらレンジを自動的に決定し、該決定したレンジによる差玉推移グラフ画面を生成しても良い。
【符号の説明】
【0251】
2 パチンコ機
3 カードユニット
100 ホールコンピュータ
108 演出表示装置
200 呼び出しランプ装置
261 表示画面
270 制御基板
273 RTC
274 通信部
275 RAM
276 EEPROM
278 信号入力部
279 制御マイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の演出を表示可能な演出表示装置を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い通常演出と、当該通常演出と比較して演出時間の長いリーチ演出とを行うとともに、前記演出表示装置における演出時間が短い短縮モード状態と、該短縮モード状態と比較して前記演出時間が長い通常モード状態とを有する複数の遊技機に関する情報を集中管理する管理装置であって、
前記演出表示装置における前記演出の開始の契機となる始動入賞に伴って前記遊技機から出力される始動入賞信号を検出する始動入賞信号検出手段と、
前記演出表示装置において前記演出が終了したことに伴って前記遊技機から出力される演出終了信号を検出する演出終了信号検出手段と、
前記短縮モード状態と前記通常モード状態を識別可能な状態識別信号を検出する状態識別信号検出手段と、
前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号の検出に応じて、予め定められた上限値までの範囲内で検出数に1を加算するとともに、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号の検出に応じて、前記検出数から1を減算する始動入賞検出数演算手段と、
前記検出数が0のときに前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号を検出したこと、および前記検出数が0でないときに前記演出終了信号検出手段における演出終了信号を検出したことに応じて計時を開始する計時開始手段と、
前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて短縮モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始された計時時間が予め設定された短縮モード状態に対応する閾値時間以上となったことを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定するとともに、前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて通常モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始された計時時間が予め設定された通常モード状態に対応する閾値時間以上となったことを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定するリーチ演出発生判定手段と、
前記リーチ演出発生判定手段においてリーチ演出が発生したと判定された回数を集計するリーチ演出発生回数集計手段と、
前記リーチ演出発生回数集計手段にて集計された回数を表示するリーチ演出発生回数表示手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項2】
前記リーチ演出発生判定手段にてリーチ演出が発生したと判定したときに、前記遊技機においてリーチ演出が発生したことを報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記遊技機は、前記リーチ演出として前記演出表示装置における演出時間が短い通常リーチ演出と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出とを有し、
前記リーチ演出発生判定手段は、前記計時時間が前記短縮モード状態或いは前記通常モード状態に対応する閾値時間以上となったことを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された前記短縮モード状態或いは前記通常モード状態に対応する特別リーチ演出閾値時間以上となったことを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記報知手段は、前記リーチ演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定したときに該通常リーチ演出が発生したことを報知するとともに、前記特別リーチ演出が発生したと判定したときに該特別リーチ演出が発生したことを前記通常リーチ演出の報知態様とは異なる態様で報知することを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
【請求項4】
所定の演出を表示可能な演出表示装置を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い通常演出と、当該通常演出と比較して演出時間の長いリーチ演出とを行うとともに、前記演出表示装置における演出時間が短い短縮モード状態と、該短縮モード状態と比較して前記演出時間が長い通常モード状態とを有する複数の遊技機に関する情報を集中管理する管理装置であって、
前記演出表示装置における前記演出の開始の契機となる始動入賞に伴って前記遊技機から出力される始動入賞信号を検出する始動入賞信号検出手段と、
前記演出表示装置において前記演出が終了したことに伴って前記遊技機から出力される演出終了信号を検出する演出終了信号検出手段と、
前記短縮モード状態と前記通常モード状態を識別可能な状態識別信号を検出する状態識別信号検出手段と、
前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号の検出に応じて、予め定められた上限値までの範囲内で検出数に1を加算するとともに、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号の検出に応じて、前記検出数から1を減算する始動入賞検出数演算手段と、
前記検出数が0のときに前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号を検出したこと、および前記検出数が0でないときに前記演出終了信号検出手段における演出終了信号を検出したことに応じて計時を開始する計時開始手段と、
前記計時開始手段により開始された計時の計時中に、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号を検出したことに応じて該計時中の計時を終了する計時終了手段と、
前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて短縮モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始されて前記計時終了手段にて終了された計時時間が予め設定された短縮モード状態に対応する閾値時間以上であることを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定するとともに、前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号に基づいて通常モード状態が識別されているときには、前記計時開始手段にて開始されて前記計時終了手段にて終了された計時時間が予め設定された通常モード状態に対応する閾値時間以上であることを条件に、前記遊技機においてリーチ演出が発生したと判定するリーチ演出発生判定手段と、
前記リーチ演出発生判定手段においてリーチ演出が発生したと判定された回数を集計するリーチ演出発生回数集計手段と、
前記リーチ演出発生回数集計手段にて集計された回数を表示するリーチ演出発生回数表示手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項5】
所定の変動演出を表示可能な演出表示装置を有するとともに、該演出表示装置において演出時間が短い通常演出と、当該通常演出と比較して演出時間の長いリーチ演出とを行うとともに、前記演出表示装置における演出時間が短い短縮モード状態と、該短縮モード状態と比較して前記演出時間が長い通常モード状態とを有する複数の遊技機に関する情報を集中管理する管理装置であって、
前記演出表示装置における前記変動演出の開始の契機となる始動入賞に伴って前記遊技機から出力される始動入賞信号を検出する始動入賞信号検出手段と、
前記演出表示装置において前記変動演出が終了したことに伴って前記遊技機から出力される演出終了信号を検出する演出終了信号検出手段と、
前記短縮モード状態と前記通常モード状態を識別可能な状態識別信号を検出する状態識別信号検出手段と、
前記始動入賞信号または前記演出終了信号の少なくとも一方の検出に基づいて前記変動演出の実行時間を計測するとともに、該計測した実行期間と、前記状態識別信号検出手段にて検出された状態識別信号により識別されるモード状態と、第1閾値時間または該第1閾値時間よりも長い第2閾値時間と、に基づいて、前記短縮モード状態及び前記通常モード状態におけるリーチ演出の発生を判定するリーチ演出発生判定手段と、
前記リーチ演出発生判定手段においてリーチ演出が発生したと判定された回数を集計するリーチ演出発生回数集計手段と、
前記リーチ演出発生回数集計手段にて集計された回数を表示するリーチ演出発生回数表示手段と、
を備え、
前記始動入賞信号検出手段における始動入賞信号の検出に応じて、予め定められた上限値までの範囲内で1が加算され、前記演出終了信号検出手段における演出終了信号の検出に応じて1が減算される始動入賞検出数が、前記上限値までの範囲内であるときに前記始動入賞信号検出手段にて検出した始動入賞信号に対応する始動入賞を契機とする変動演出については前記リーチ演出発生回数集計手段による前記リーチ演出発生回数の集計対象に設定し、前記上限値に達しているときに前記始動入賞信号検出手段にて検出した始動入賞信号に対応する始動入賞を契機とする変動演出については前記リーチ演出発生回数集計手段による前記リーチ演出発生回数の集計対象に設定しない、
ことを特徴とする管理装置。
【請求項6】
前記通常モード状態において前記リーチ演出発生判定手段にてリーチ演出が発生したと判定された回数である通常モード状態リーチ演出発生回数と、前記短縮モード状態において前記リーチ演出発生判定手段にてリーチ演出が発生したと判定された回数である短縮モード状態リーチ演出発生回数とを集計する状態別リーチ演出発生回数集計手段と、
前記状態別リーチ演出発生回数集計手段にて集計された通常モード状態リーチ演出発生回数と短縮モード状態リーチ演出発生回数とを表示する状態別リーチ演出発生回数表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の管理装置。
【請求項7】
前記遊技機は、前記リーチ演出として前記演出表示装置における演出時間が短い通常リーチ演出と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出とを有し、
前記リーチ演出発生判定手段は、前記計時時間が前記閾値時間以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記リーチ演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定され且つ前記特別リーチ演出が発生したと判定されなかった回数である通常リーチ演出発生回数、若しくは特別リーチ演出が発生したと判定された回数である特別リーチ演出発生回数の少なくともいずれか一方を集計するリーチ演出種別発生回数集計手段と、
前記リーチ演出種別発生回数集計手段にて集計された通常リーチ演出発生回数若しくは特別リーチ演出発生回数の少なくとも一方を表示するリーチ演出種別発生回数表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の管理装置。
【請求項8】
前記遊技機は、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態を有し、
前記遊技機における遊技状態が前記特定遊技状態であるときに出力される特定遊技状態信号を検出する特定遊技状態信号検出手段と、
前記特定遊技状態信号検出手段における特定遊技状態信号の検出が終了してから次に特定遊技状態信号を検出するまでの遊技期間において、前記リーチ演出発生判定手段によってリーチ演出が発生したと判定した回数である特定遊技状態間リーチ演出発生回数を集計する特定遊技状態間リーチ演出発生回数集計手段と、
前記特定遊技状態間リーチ演出発生回数集計手段にて集計された特定遊技状態間リーチ演出発生回数を表示する特定遊技状態間リーチ演出発生回数表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の管理装置。
【請求項9】
前記遊技機は、前記リーチ演出として前記演出表示装置における演出時間が短い通常リーチ演出と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出とを有するとともに、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態を有し、
前記リーチ演出発生判定手段は、前記計時時間が前記閾値時間以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記遊技機における遊技状態が前記特定遊技状態であるときに出力される特定遊技状態信号を検出する特定遊技状態信号検出手段と、
前記特定遊技状態信号検出手段における特定遊技状態信号の検出が終了してから次に特定遊技状態信号を検出するまでの遊技期間において、前記リーチ演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定され且つ前記特別リーチ演出が発生したと判定されなかった回数である特定遊技状態間通常リーチ演出発生回数、若しくは、前記リーチ演出発生判定手段によって特別リーチ演出が発生したと判定された回数である特定遊技状態間特別リーチ演出発生回数の少なくとも一方を集計する特定遊技状態間リーチ演出種別発生回数集計手段と、
前記特定遊技状態間リーチ演出種別発生回数集計手段にて集計された特定遊技状態間通常リーチ演出発生回数若しくは特定遊技状態間特別リーチ演出発生回数の少なくとも一方を表示する特定遊技状態間リーチ演出種別発生回数表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の管理装置。
【請求項10】
前記リーチ演出発生判定手段にてリーチ演出が発生したと判定してから、次にリーチ演出が発生したと再度判定するまでの遊技期間において、前記演出終了信号検出手段によって前記演出終了信号を検出した回数であるリーチ演出間始動回数を集計するリーチ演出間始動回数集計手段と、該リーチ演出間始動回数集計手段にて集計されたリーチ演出間始動回数を表示するリーチ演出間始動回数表示手段とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の管理装置。
【請求項11】
前記遊技機は、前記リーチ演出として前記演出表示装置における演出時間が短い通常リーチ演出と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出とを有し、
前記リーチ演出発生判定手段は、前記計時時間が前記閾値時間以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記リーチ演出発生判定手段にて特別リーチ演出が発生したと判定してから、次に特別リーチ演出が発生したと再度判定するまでの遊技期間において、前記演出終了信号検出手段によって前記演出終了信号を検出した回数である特別リーチ演出間始動回数を集計する特別リーチ演出間始動回数集計手段と、該特別リーチ演出間始動回数集計手段にて集計された特別リーチ演出間始動回数を表示する特別リーチ演出間始動回数表示手段とを備えることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の管理装置。
【請求項12】
前記遊技機は、前記リーチ演出として前記演出表示装置における演出時間が短い通常リーチ演出と、当該通常リーチ演出と比較して前記演出時間が長い特別リーチ演出とを有するとともに、遊技者が多量の遊技媒体を獲得可能な遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態を有し、
前記リーチ演出発生判定手段は、前記計時時間が前記閾値時間以上であることを条件に前記通常リーチ演出が発生したと判定するとともに、前記計時時間が前記通常リーチ演出と前記特別リーチ演出とを識別するための予め設定された特別リーチ演出閾値時間以上であることを条件に前記特別リーチ演出が発生したと判定し、
前記遊技機における遊技状態が前記特定遊技状態であるときに出力される特定遊技状態信号を検出する特定遊技状態信号検出手段と、
前記リーチ演出発生判定手段にて通常リーチ演出が発生したと判定された後、前記計時開始手段により次の計時が開始されるまでの間に、前記特別リーチ演出が発生したと判定されることなく前記特定遊技状態信号検出手段によって前記特定遊技状態信号の検出があった回数である通常リーチ演出特定遊技状態発生回数を集計する通常リーチ演出特定遊技状態発生回数集計手段と、
前記通常リーチ演出特定遊技状態発生回数集計手段にて集計された通常リーチ演出特定遊技状態発生回数を表示する通常リーチ演出特定遊技状態発生回数表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の管理装置。
【請求項13】
前記遊技機における遊技に関連して発生した過去所定日数分の遊技情報を蓄積記憶する遊技情報蓄積記憶手段と、
前記遊技情報蓄積記憶手段に記憶されている過去1日分の単日遊技情報を表示するとともに、前記遊技情報蓄積記憶手段に記憶されている連続する過去複数日分の連日遊技情報を表示する遊技情報表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の管理装置。
【請求項14】
前記遊技機の近傍位置に該遊技機と1対1に対応して設けられた情報表示装置を備え、
前記各表示手段が前記情報表示装置にて形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の管理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate


【公開番号】特開2013−13819(P2013−13819A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−236209(P2012−236209)
【出願日】平成24年10月26日(2012.10.26)
【分割の表示】特願2007−262418(P2007−262418)の分割
【原出願日】平成19年10月5日(2007.10.5)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】