説明

給油所システム

【課題】 給油所システムにおいて、クレジットカードによる給油料金の決済を行う場合であっても、割安な給油単価を適用できるようにする。
【解決手段】 燃料油の購入について、クレジットカードで決済して代金を支払う精算と、給油カードPの残高で代金を支払う精算と、を制御する制御装置11と、クレジットカードに対応するクレジットカード精算単価と給油カードに対応する給油カード精算単価とを記憶する単価記憶部30と、個々のクレジットカードの給油情報を記憶する顧客情報記憶部31とを備え、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、所定の条件を満たす場合には、前記両精算単価を比較することで、当該読み出された両精算単価のうちいずれか安い方に基づいて支払金額を算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給油所システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、いわゆる給油カードで給油することでクレジットカード用の給油単価よりも安い給油カード用の給油単価で給油することができることがあり、更にポイントを貯めることでキャッシュバック、景品の交換、単価の値引きなどの特典を受けることができる。クレジットカードによる決済の場合であっても、例えばリピート客などに対して、給油カードで給油した場合と同様の割安の給油単価やポイント付与などのサービスを行いたいという要望がある。
【0003】
給油単価の算出については、下記の先行技術がある。
特開平10−329896号には、顧客が、掛売、前売又は現金のうちのいずれかの支払方法を選択し、その支払方法に対応する販売単価を単価記憶手段から読み出すシステムが開示されている。
特開平9−86569号には、給油カードに単価ランクが記録され、給油カードの単価ランクに応じて単価テーブルから単価を読み出すシステムが開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平10−329896号(特許請求の範囲)
【特許文献2】特開平9−86569号(特許請求の範囲)
【0005】
しかし、前記先行技術では、給油料金の支払手段に応じて、一律に給油単価が決定されている。すなわち、給油所でガソリンや軽油等の油液を車両に給油する際に、給油料金の決済をクレジットカードで行うと、予めPOS等に登録されているクレジットカード用の給油単価で給油することになる。したがって、給油カード用の給油単価がクレジットカード用の給油単価より安い場合は、クレジットカード顧客は割高な単価で支払を行わなければならないことになる。
【発明の開示】
【0006】
本発明の主目的は、給油所システムにおいて、クレジットカードによる給油料金の決済を行う場合であっても、割安な給油単価を適用できるようにすることである。
また、本発明の他の目的は、クレジットカードによる給油料金の決済を行う場合であっても、給油カードにポイントを貯められ、顧客が種々の特典を受けられるようにすることである。
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の給油所システムは、給油用のポンプと、給油量を計量する流量計と、給油用の給油ノズルとを有する給油装置を備えた給油所システムであって、給油量又は給油金額を含む給油予定情報を入力するための給油予定情報入力手段と、投入された貨幣を識別するための貨幣識別手段と、予め入金された予納額および/または貨幣の金額から購入金額を減算した残高を記憶可能な給油カードの情報の読み取りおよび書き込みを行う給油カードリーダ・ライタと、クレジットカードの情報を読み取るクレジットカードリーダと、燃料油の購入について、少なくとも、クレジットカードで決済して代金を支払う精算と、給油カードの残高で代金を支払う精算と、を制御する制御装置と、クレジットカードに対応するクレジットカード精算単価を、前記燃料油の油種ごとに記憶すると共に、給油カードに対応する給油カード精算単価を、前記燃料油の油種ごとに記憶する単価記憶部と、個々のクレジットカードを識別する識別コードと、当該クレジットカードでの決済で給油を行った給油回数、給油金額の累計および給油量の累計のうちの少なくとも1つとを、互いに関連づけて、記憶する顧客情報記憶部とを備え、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記顧客情報記憶部に記憶された当該クレジットカードでの決済での給油回数および/または給油金額の累計および/または給油量の累計が所定の条件を満たす場合には、前記クレジットカード精算単価と前記給油カード精算単価とを前記単価記憶部から読み出して、該読み出された両精算単価を比較することで、当該読み出された両精算単価のうちいずれか安い方に基づいて支払金額を算出し、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記所定の条件が満たされない場合には、前記クレジットカード精算単価を前記単価記憶部から読み出して、当該読み出されたクレジットカード精算単価に基づいて支払金額を算出するように、前記制御装置により制御する。
【0008】
本発明によれば、クレジットカード決済による支払でも、前記所定の条件を満たす場合、いわゆるリピート客と判断可能であり、そのような客にも対して割安な単価を適用し得る。すなわち、給油カード精算単価がクレジット精算単価よりも安い場合、クレジットカード顧客でも割安な給油カード精算単価を適用することができる。この場合、給油カードを用いずにリピート客の判断を行えるので、顧客が給油カードを持ち歩く必要がなくなる。
【0009】
前記所定の条件としては、たとえば、給油回数が所定の回数以上であることや、給油金額の累計が所定の額以上であることや、給油量の累計が所定の量以上であることなどを条件とし得る他、給油回数、給油金額の累計および給油量の累計のうちの1以上の数値に基づく値を基準とする種々の条件を採用することが可能である。
【0010】
なお、本発明において、給油カードとは、予め入金された予納額および/または貨幣の金額から購入金額を減算した残高を記憶し該残高を用いて給油料金の支払が可能ないわゆるプリペイドカードや、給油量や給油金額に応じてポイントを印字・記憶するポイントカードや、その双方の機能を含むカードを含み、たとえば、給油ごとに印字を追加していく印字の書換が不可能なカードや、給油ごとに印字を書き換えることができるリライトカードなどの板状記憶媒体を用いることができる。
【0011】
本発明のある態様の給油所システムにおいては、前記単価記憶部には、前記給油カード精算単価として、第1の給油カード精算単価と前記第1の給油カード精算単価よりも安い第2の給油カード精算単価とが記憶されており、前記顧客情報記憶部には、両給油カード精算単価のいずれを適用するかの単価適用情報が前記識別コードと互いに関連付けられて記憶されており、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記所定の条件が満たされる場合には、前記クレジットカード精算単価と投入されたクレジットカードの単価適用情報に対応する第1もしくは第2の給油カード精算単価とを前記単価記憶部から読み出して、当該読み出された両精算単価を比較することで、当該読み出された両精算単価のうちいずれか安い方に基づいて支払金額を算出するように、制御される。
【0012】
この場合、給油カード精算単価が複数設けられているので、単価間の上下関係が更に複雑になる。例えば、第1の給油カード精算単価はクレジットカード精算単価よりも高いが、第2の給油カード精算単価はクレジットカード精算単価よりも安いという場合があり得る。その場合、顧客により、給油カード精算単価およびクレジットカード精算単価のいずれが安いかが異なるが、両精算単価を比較して安いほうを適用することで、常に割安な精算単価を適用できる。
【0013】
本発明の給油所システムにおいては、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われる場合であっても、給油量または支払金額に応じたポイントが、前記識別コードと互いに関連付けられて、前記顧客情報記憶部に記憶されるように制御されるのが好ましい。
【0014】
このようにすれば、クレジットカード決済による支払で給油カードを発行しなくてもポイントを付与でき、クレジットの利用者にも種々の特典が可能となるので、次回以降の来店を期待できる。また、顧客は、給油カードを持ち歩かなくてもポイントを貯めることができる。
【0015】
また、本発明の給油所システムにおいては、表示手段を更に備え、給油の際に、投入されたクレジットカードの識別コードに対応する単価適用情報が前記顧客情報記憶部から読み出されて前記表示手段に表示されるのが好ましい。
このようにすれば、表示を視認することで、給油の際に、顧客が単価の値引きの有無を確認できる。
【0016】
また、本発明の給油所システムにおいては、表示手段を更に備え、給油の際に、投入されたクレジットカードの識別コードに対応するポイントが前記顧客情報記憶部から読み出されて前記表示手段に表示されるのが好ましい。
このようにすれば、表示を視認することで、給油の際に、顧客がポイント数を確認できる。
【0017】
また、本発明の給油所システムにおいては、前記制御装置は、燃料油の購入について、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算、ならびに、前記給油カードの前記残高で代金を支払う精算に加え、少なくとも、貨幣で代金を支払う精算と、給油カードの前記残高と貨幣との双方で代金を支払う精算と、を制御し、前記単価記憶部には、複数種類のクレジットカードの種別情報と当該複数種類のクレジットカードに対応する複数のクレジットカード精算単価とが、互いに関連付けられて、記憶されており、前記給油カードの前記残高で代金を支払う精算、ならびに、給油カードの前記残高と貨幣との双方で代金を支払う精算を行う場合、前記給油カード精算単価を前記単価記憶部から読み出して、当該読み出された給油カード精算単価に基づいて支払金額を算出し、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記顧客情報記憶部に記憶された当該クレジットカードでの決済での給油回数および/または給油金額の累計および/または給油量の累計が所定の条件を満たす場合には、投入されたクレジットカードの種別に対応するクレジットカード精算単価と前記給油カード精算単価とを前記単価記憶部から読み出して当該読み出された両精算単価を比較することで、当該読み出された両精算単価のうちいずれか安い方に基づいて支払金額を算出し、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記所定の条件が満たされない場合には、投入されたクレジットカードの種別に対応するクレジットカード精算単価を前記単価記憶部から読み出して、当該読み出されたクレジットカード精算単価に基づいて支払金額を算出するように、前記制御装置により制御するようにしてもよい。
【0018】
このように、複数種類のクレジットカードがある場合は、その種類ごとに複数のクレジットカード精算単価がある場合、クレジットカード精算単価よりも給油カード精算単価の方が安い場合もあれば、クレジットカード精算単価よりも給油カード精算単価の方が高い場合もある。この態様では、両精算単価を比較して安い方を適用することで、クレジット顧客に常に割安な単価を適用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
全体構成:
図1(a)に示すように、本実施形態の給油所システムは、POS端末(管理装置)20を備えている。該POS端末20には、複数台の給油装置9や精算装置10などが、図示しないインターフェイスを介して、たとえば、ethernetや業界標準のSS-LANなどにより互いに接続されている。給油装置9には、それぞれ、精算装置10が接続されている。前記POS端末20は、給油所内に設けられた給油装置9や、精算装置10などの管理を行うものであり、たとえばパソコンで構成されている。なお、図1(a)および図2において、ethernetによる接続は実線で示し、SS-LANによる接続は一点鎖線で示している。
【0020】
一方、POS端末20は、たとえば電話回線などにより、給油所から離れた場所に存在するクレジットセンター50に接続されている。また、図2に示すように、POS端末20には、単価テーブルを記憶する単価記憶部30およびクレジットカードごとの給油情報などを記憶する顧客情報記憶部31が設けられている。
【0021】
図1(b)は、前記精算装置10の正面図である。図1(b)に示すように、精算装置10の正面に設けられた操作パネル10Aには、表示器12、貨幣投入口13A、給油カード投入口14A、クレジットカード投入口16A、レシート発行口19A、人検知センサ18およびスピーカー17などが設けられている。
【0022】
後述するように、顧客は、図1(a)の精算装置10に、クレジットカードや、給油カード、貨幣などを投入した後に給油装置9から給油を行い、該給油後に精算装置10から返却された給油カードやクレジットカード、領収書などを受け取る。
【0023】
給油装置9:
図2に示すように、前記給油装置9には、たとえばマイコンなどからなる給油機制御手段91が設けられている。給油機制御手段91には、たとえば、「レギュラー」、「ハイオク」および「軽油」などの油種別に給油機93および給油ノズル92が接続されている。給油機93は、それぞれ、油送用のポンプ(図示せず)および給油量を計量する流量計(図示せず)を備えており、給油用の給油ノズル92に接続されている。
【0024】
給油機制御手段91は給油機93の制御を行うものであり、後述する給油予定情報に従って、所定の油種の給油ノズル92からの給油を可能とすると共に、給油量のカウントを行い精算装置10や前記POS端末20(図1(a))に油種および給油量などからなる給油実績を送信する。
【0025】
精算装置10:
精算装置10はマイコン(制御装置)11を備えている。マイコン11は、CPU11aおよび記憶部11bを備えている。
マイコン11は、前記給油装置9から受信した給油実績(油種および給油量)と前記単価記憶部30に記憶された精算単価とに基づいて給油金額(支払金額)を算出し、前記給油が行われる毎に、当該給油時の年月日、時刻、給油量、油種、投入金額、買上金額および釣銭などの給油情報を前記POS端末20(図1(a))に送信する。
【0026】
前記マイコン11には、表示器12、貨幣(紙幣)識別機13、給油カードリーダ・ライタ14、カードストッカ15、クレジットカードリーダ(以下、「クレジットリーダ」という)16、スピーカー17、人検知センサ18およびプリンタ19が図示しないインターフェイスを介して互いに接続されている。
【0027】
前記表示器12は、たとえば、液晶表示器を備えたタッチスクリーンからなり、たとえば、図7(a)などの表示画面を表示させる表示手段を構成していると共に、表示画面に表示された確認ボタン12a〜12cや選択スイッチ(図示せず)などにタッチすることで入力を行う入力手段を構成している。この入力手段には、たとえば、油種と給油量または給油金額を含む給油予定情報を入力するための図示しない表示やスイッチ(給油予定情報入力手段)などが含まれる。また、この表示器12には、クレジットカードごとのポイントや単価適用情報などを表示することができる。
【0028】
図2に示すプリンタ19は、たとえば、サーマルプリンタやカッタなどを備えており、レシート発行口19A(図1(b))から、領収書や景品交換券などの発行を行う。
【0029】
前記貨幣識別機(貨幣識別手段)13は、貨幣投入口13A(図1(b))から投入された紙幣を識別するものであり、紙幣の種類や枚数(個数)の判別を行う。
【0030】
クレジットリーダ16は、前記クレジットカード投入口16A(図1(b))から挿入(投入)されたクレジットカードからクレジットカードの種別情報を含む登録情報を読み取り、前記マイコン11に当該クレジットカードの登録情報を送信する。マイコン11は、該登録情報をPOS端末20に送信し、POS端末20は前記登録情報を、図1(a)のクレジットセンター50に送信する。クレジットセンター30で該登録情報が確認されると、クレジットセンター50から正規の登録情報である旨の承認信号がPOS端末20に送られ、精算装置10での精算が可能となる。
【0031】
なお、「クレジットカード」とは、当該カード所有者の会計処理上必要な登録情報を提供するためのカードであり、当該カードとしては、たとえば、該カードの一部に設けた磁気面を備えた磁気カードや、カードに内蔵されたCPUおよび不揮発製メモリICを備えたICカードなどを用いることができる。
【0032】
図2に示すカード発行機15は、給油カードを未使用の状態でストックしており、新たな給油カードを発行可能である。
前記給油カードリーダ・ライタ14は、給油カード投入口(図1(b))14Aから挿入(投入)された給油カードの読み取り、書き込みおよび印字を行う。
【0033】
単価記憶部30:
単価記憶部30には、図3に示すような単価ランクテーブルが記憶されている。すなわち、前記単価記憶部30には、支払手段の種別情報ごとに(給油カード、現金、クレジットカードおよび掛けカード)ごとに、レギュラー給油の精算単価、ハイオク給油の精算単価および軽油給油の精算単価からなる単価情報などが、互いに関連付けられて記憶されている。
【0034】
給油カードに対応する給油カード精算単価は、複数設けられている(第1の給油カード精算単価、第2の給油カード精算単価、…)。種別情報“給油カード2”に対応する第2の給油カード精算単価は、種別情報“給油カード1”に対応する第1の給油カード精算単価よりも安くなっている。第1および第2の給油カード精算単価のうちいずれを適用するかは後述する顧客情報記憶部31に記憶されている単価適用情報によって決定される。
【0035】
クレジットカードに対応するクレジットカード精算単価は、複数設けられている(種別情報“クレジットカードA”に対応するクレジットカード精算単価A、種別情報“クレジットカードB”に対応するクレジットカード精算単価B、…)。クレジットカードの種別は、たとえば、クレジットカード発行会社ごとに異なる(たとえば、A社発行のクレジットカードは種別“クレジットカードA”、B社発行のクレジットカードは種別“クレジットカードB”)。この場合、複数のクレジットカード精算単価のうちいずれを適用するかは、クレジットカードの登録情報または顧客情報記憶部31に記憶されている情報により決定される。
【0036】
顧客情報記憶部31:
顧客情報記憶部31には、例えば、図4(a),(b)に示すデータテーブルが記憶されている。すなわち、顧客情報記憶部31には、クレジットカードNO.(識別コードの一例。以下、「クレジットNO.」という。)ごとに、当該クレジットカードを用いて行った前回の給油の際の給油量、給油額および給油年月日や、当該クレジットカードを用いて行った給油量の累計、給油金額の累計、ポイント数および給油回数や、次回の単価適用情報や、リピート適用情報などからなる情報が、クレジットNO.と互いに関連付けられて記憶されている。
【0037】
たとえば、クレジットNO.1234-6666 の給油履歴は図4(c)のとおりであり、第3回目の給油を終えた時点で、顧客情報記憶部31には図4(a)のように記憶されており、第4回目の給油を終えた時点では、顧客情報記憶部31には図4(b)のように記憶されている。第4回目の給油では、ポイントが所定のポイント数を越えたので、単価値下げの特典が選択適用されている。
【0038】
また、図4(a),(b)のリピート適用情報において、“Y”はリピート客として扱い(リピート適用され)後述する単価比較を行うことを示す情報であり、“N”はリピート客として扱わず(リピート適用せず)単価比較を行わないことを示す情報である。リピート適用情報は、前記顧客情報記憶部31に記憶されている給油回数および/または給油量の累計および/または給油金額の累計が所定の条件を満たすか否かで決定される。本実施形態では、給油回数が3回以上であれば、リピート適用を行うように設定されている。たとえば、図4(a)に示すように、給油回数が1回であるクレジットNO.1234-5555 のリピート適用情報は“N”となり、一方、給油回数が3回であるクレジットNO.1234-6666 のリピート適用情報は“Y”となる。
【0039】
前記単価適用情報とは、前記リピート適用情報が“Y”の場合は単価比較の際に前記複数の給油カード精算単価のいずれを適用するかの情報であり、前記リピート適用情報が“N”の場合は前記複数のクレジットカード精算単価のうちのいずれを適用するかの情報である。図4(a),(b)の単価適用情報において、“1”(図4(a)のクレジットNO.1234-6666 )は単価比較の際に前記単価記憶部に記憶された単価のうちの前記第1の給油カード精算単価を適用することを示す情報であり、“2”(図4(b)のクレジットNO.1234-6666 )は単価比較の際に前記第2の給油カード精算単価を適用することを示す情報である。一方、“B”(図4(a)のクレジットNO.1234-5555 )は前記クレジットカード精算単価Bを適用することを示す情報である。
【0040】
前記ポイント数は、支払金額の累計に基づいて定まる付与価値の数値であり、たとえば、前記累計に1/100を乗算し、小数点以下を四捨五入することで算出される。前記ポイント数は、後述する所定のトリガーに基づいて、前記所定の印字位置に印字される。一方、前記ポイント数は、所定の数以上になると、後述するように、キャッシュバックや、景品交換、単価の値下げなどの特典に用いられる。
【0041】
支払方法:
本システムは、クレジットカードのみで決済して代金を支払う精算(以下、「クレジット精算」という。)と、給油カードの残高のみで代金を支払う精算と、貨幣のみで代金を支払う精算と、給油カードの残高と貨幣との双方で代金を支払う精算とを可能としている。
【0042】
給油方法:
つぎに、図5および図6に示すフローチャートに従い、クレジットカード精算の場合の精算単価の算出方法、ポイント数の算出方法や給油カードにポイント数を付加するタイミング等を含む給油方法について具体的に説明する。
【0043】
顧客がクレジットカードをクレジット投入口16Aから挿入すると、図4に示すステップS1に進み、前記クレジットリーダ16がクレジットカードの挿入を検出して、ステップS2に進む。
【0044】
ステップS2では、クレジットリーダ16が当該クレジットカードから登録情報を読み取り、前記マイコン11に当該登録情報を送信して、ステップS3に進む。
ステップS3では、マイコン11が、該登録情報をPOS端末20に送信し、POS端末20は、該情報をクレジットセンター50に送信する。クレジットセンター50で該登録情報が確認されると、クレジットセンター50から正規の登録情報である旨の承認信号がPOS端末20に送られ、精算装置10での精算が可能となり、ステップS4に進む。一方、クレジットセンター50において、登録情報が承認されない場合には、ステップS9に進む。
ステップS9では、表示器12にクレジットカードを受け付けられない旨の表示を行うと共に、該クレジットカードをクレジット投入口16Aから排出する。
【0045】
ステップS4では、承認済のクレジットカードをクレジット投入口16Aから排出して顧客に返却し、ステップS5に進む。
ステップS5では、顧客情報記憶部31のデータテーブルを参照して、クレジットNO.の照合を行い、ステップS6に進む。
ステップS6では、前記クレジットNO.の照合の結果に基づいて、始めての給油客か否かの判断が行われる。投入されたクレジットカードのクレジットNO.が顧客情報記憶部31のデータテーブルにあれば、初めての給油客ではないと判断され、投入されたクレジットカードについて顧客情報記憶部31に記憶されている情報を読み出して、ステップS7に進む。一方、クレジットNO.が顧客情報記憶部31のデータテーブルになければ、初めての給油客であると判断され、ステップS10に進む。
【0046】
ステップS7では、顧客情報記憶部31に記憶されているリピート適用情報に基づいて、リピート適用を行うか否かの判断が行われる。前記リピート適用情報が“Y”であれば、リピート適用を行うと判断され、ステップS8に進む。一方、前記リピート適用情報が“N”であれば、リピート適用を行わないと判断され、ステップS11に進む。
【0047】
[初めての給油客でなく、かつ、リピート適用が行われる場合]
単価比較:
ステップS8では、前記顧客情報記憶部31に記憶されている単価適用情報に基づいて、前記単価記憶部30に記憶された複数の給油カード精算単価のうちの1つを読み出すと共に、前記読み出されたクレジットカードの登録情報に基づいて、前記単価記憶部30に記憶された複数のクレジットカード精算単価のうちの1つを読み出す。そして、マイコン11が、読み出された両精算単価の比較を行い、いずれか安いほうを選択して適用して、ステップS21に進む。
【0048】
たとえば、単価適用情報が“1”であり、クレジットカード種別が“クレジットカードA”であれば、第1の給油カード精算単価およびクレジットカード精算単価Aが単価記憶部30から読み出され、両精算単価を比較すると第1の給油カード精算単価の方が安いので(図3)、該第1の給油カード精算単価が適用される。
一方、たとえば、単価適用情報が“2”であり、クレジットカード種別が“クレジッドカードB”であれば、第2の給油カード精算単価およびクレジットカード精算単価Bが単価記憶部30から読み出され、両精算単価を比較するとクレジットカード精算単価Bの方が安いので(図3)、該クレジットカード精算単価Bが適用される。
【0049】
ステップS21では、マイコン11が、前記選択された安いほうの精算単価を油種ごとに表示器12に表示させ、ステップS22に進む。ステップS22では、油種の設定画面を表示器12に表示させ、ステップS23に進む。
ステップS23では、油種(給油予定情報の一部)が指定されるとステップS24に進む。
ステップS24では、給油方法の設定画面を表示器12に表示させ、ステップS25に進む。ステップS25では、満タンや、給油量、金額指定などの給油方法(給油予定情報の一部)が指定されるとステップS26(図6)に進む。
【0050】
図6に示すステップS26では、給油が開始可能となり、ステップS27に進む。
ステップS27において、前記給油予定情報に基づいて給油が完了すると、マイコン11が、給油装置9から送信される給油実績および前記選択された精算単価に基づき今回給油を行った給油金額を算出して、ステップS28に進む。
【0051】
ステップS28では、マイコン11が今回給油した給油金額に基づき、今回のポイント数を算出してステップS29に進む。ステップS29では、初めての給油客でないことの確認がなされて、ステップS30に進む。
【0052】
ステップS30では、前回までのポイント数に今回算出したポイント数を加算し、新たなポイント数を算出して、ステップS31に進む。
ステップS31では、前記新たなポイント数が所定のポイント数(たとえば、100ポイント)以上であるか否かの判別を行い、所定ポイント数以上である場合には、ステップS32に進む。所定ポイント数未満である場合には、ステップS60に進む。
【0053】
所定ポイント数以上の場合:
ステップS32では、マイコン11が図7(a)に示すポイント使用の選択画面を表示器12に示す。前記選択画面には、カードにキャッシュバックするか、景品に交換するか、給油単価を値下げするかの特典選択項目が表示され、当該項目に対応する選択ボタン12a〜12cがそれぞれ表示されて、ステップS33に進む。
【0054】
ステップS33では、キャッシュバックか否かの判別が行われ、キャッシュバックに対応する確認ボタン12aがタッチされた場合には、ステップS34に進む。一方、他のボタンがタッチされた場合には、ステップS51に進む。
【0055】
〔特典選択:キャッシュバック〕
ステップS34では、当該所定ポイント数に対応するキャッシュバック額(例えば、100円)に換算され、前記ステップS27で算出された今回の給油金額からキャッシュバック額が減算されて、ステップS35に進む。
【0056】
ステップS35では、前記ステップS28で算出された新たなポイント数から前記所定ポイント数を減算したキャッシュバック適用後のポイント数を算出してステップS60に進む。
【0057】
〔特典選択:景品交換〕
図6のステップS51では、景品交換か否かの判別が行われ、景品交換に対応する確認ボタン12b(図7(a))がタッチされた場合には、ステップS52に進む。その他の場合、すなわち、単価値下げに対応する確認ボタン12cがタッチされた場合には、ステップS54に進む。
【0058】
ステップS52では、前記ステップS28で算出された新たなポイント数から、景品交換に対応する所定ポイント数を減算し、景品交換後のポイント数を算出して、ステップS53に進む。
ステップS53では、プリンタ19が図8(c)に示す景品交換券を印字してレシート発行口19Aから発行して、ステップS60に進む。
【0059】
〔特典選択:単価値下げ〕
ステップS54では、単価値下げの確認ボタン12c(図7(a))がタッチされると、ステップS55に進む。
ステップS55では、前記ステップS28で算出された新たなポイント数から単価値下げに対応するポイント数を減算して、単価値下げ適用後のポイント数を算出し、ステップS56に進む。
ステップS56では、マイコン11が次回からの単価値下げ処理を行う決定をし、ステップS60に進む。
【0060】
ステップS60以降の処理:
ステップS60では、今回の給油についての給油年月日、給油量および給油額などの今回給油情報や、今回の給油を含む給油量の累計、給油額の累計および給油回数などの累計給油情報や、次回の単価適用情報や、次回のリピート適用情報などが、必要に応じて、顧客情報記憶部31に更新記憶されて、ステップS61に進む。
なお、前記いずれかの特典が適用された場合は、ステップS28で算出されたポイント数が、ステップS60で記憶される。一方、特典が適用されなかった場合(ステップ31で所定ポイント数未満である場合)は、ステップS28で算出されたポイント数がステップS60で記憶される。
【0061】
なお、前記給油回数としては、前回までの給油回数に1を加算した新たな給油回数が記憶される。ここで、該新たな給油回数が所定のn回以上であれば、次回の給油でリピート適用が行われるので、次回のリピート適用情報として“Y”が記憶される(たとえば、図4(a)のクレジットNO.1234-6666 )。一方、前記新たな給油回数が所定のn回未満であれば、次回のリピート適用情報として“N”が記憶される(たとえば、図4(a)のクレジットNO.1234-5555 )。
【0062】
図4(b)のクレジットNO.1234-6666 に示すように、特典として単価値下げが適用された場合は、単価値下げされた次回の単価適用情報が、ステップS60で記憶される。この例では、次回の単価適用情報が“2”となり、次回からは第1の給油カード精算単価より安い第2の給油カード精算単価が単価比較の際に適用されることになる。
【0063】
ステップS61では、表示器12に、前記今回給油情報、累計給油情報、次回の単価適用情報および次回のリピート適用情報などが、必要に応じて、表示される。
【0064】
ステップS62では、顧客が必要に応じて所定の操作を行うと、所定の領収書とポイント情報の伝票が発行されて、一連の給油処理が完了する。特典としてキャッシュバックが適用された場合は、たとえば、図7(b)に示す伝票が発行される。特典として景品交換が適用された場合は、たとえば、図8(a)に示す伝票が発行される。特典として単価値下げが適用された場合は、たとえば、図8(b)に示す伝票が発行される。
【0065】
[初めての給油客でなく、かつ、リピート適用が行われない場合]
前記ステップS7において、顧客情報記憶部31に記憶されたリピート適用情報が“N”であれば、リピート適用を行わないと判断され、ステップS11に進む。ステップS11では、前記顧客情報記憶部31に記憶されている単価適用情報(この場合、リピート適用情報が“N”であるので複数のクレジットカード精算単価のうちのいずれを適用するかの情報が記憶されている。)に基づいて、前記単価記憶部30に記憶された複数のクレジットカード精算単価のうちの1つを読み出して、該読み出されたクレジットカード精算単価を適用し、ステップS21に進む。たとえば、図4(a)のクレジットNO.1234-5555 では、単価適用情報が“B”なので、クレジット精算単価B(図3)が適用される。その後前述のステップS21〜S62までの動作が行われる。
【0066】
[初めての給油客である場合]
前記ステップS6において、投入されたクレジットカードのクレジットNO.が顧客情報記憶部31のデータテーブルになく、初めての給油客であると判断された場合、ステップS10に進む。
ステップS10では、前記読み出されたクレジットカードの登録情報に基づいて、前記単価記憶部30に記憶された複数のクレジットカード精算単価のうちの1つを読み出して、適用し、ステップS21に進む。その後、前述のステップS21〜S29までの動作が行われる。ステップS29では、初めての給油客であると判断されるので、ステップS41に進む。
【0067】
ステップS41では、投入されたクレジットカードのクレジットNO.、今回給油情報、累計給油情報、次回の単価適用情報および次回のリピート適用情報などが、必要に応じて、顧客情報記憶部31に記憶され(たとえば、図4(a)のクレジットNO.1234-5555 )、ステップS42に進む。
ステップS42では、所定の領収書とポイント情報の伝票が発行されて、一連の給油処理が完了する。
【0068】
なお、クレジットカードを用いた給油では、給油金額をクレジットセンター50に送信し、クレジットセンター50において、当該金額の引き落としが行われるが、該送信は給油金額が確定するステップS27以降のいずれの時点で行われてもよく、たとえば、ステップS62の後に行われてもよい。
【0069】
以上のとおり、図面を参照しながら、好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書をみて、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、クレジットカード精算単価は必ずしも複数設ける必要はなく、クレジット精算であれば、一律に1のクレジット精算単価を適用するようにしてもよい。
また、掛けカードでの決済による代金の支払いの場合もクレジットカードと同様に、顧客情報記憶部にテーブルを設けてもよいし、掛けカード精算単価と給油カード精算単価を比較して、いずれか安いほうを選択するようにしてもよい。また、掛けカード精算単価も顧客ごとに複数設けてもよい。
また、クレジットカード精算単価や給油カード精算単価を3以上設けてもよい。
また、単価記憶部の各単価は日毎に変更できるようにしてもよい。
また、一定期間利用されていないクレジットカードについては、顧客情報記憶部のデータを削除するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明は、給油所システムなどに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】(a)は本発明の実施形態にかかる給油所システムを示す概略構成図、(b)は同システムにおける精算装置の正面図である。
【図2】(a)は精算装置、給油装置およびPOS端末を示す概略構成図である。
【図3】支払方法および油種ごとの単価を示す単価テーブルである。
【図4】(a)および(b)は顧客情報記憶部の記憶内容を示すデータテーブル、(c)はあるクレジットカードの給油履歴を示す図表である。
【図5】給油方法を示すフローチャートである。
【図6】給油方法を示すフローチャートである。
【図7】(a)は表示器の表示画面を示す正面図、(b)はプリンタにより印字されたポイント情報および領収書の一例を示す正面図である。
【図8】(a)および(b)はプリンタにより印字されたポイント情報および領収書の一例を示す正面図、(c)はプリンタにより印字された景品交換券の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0072】
11:マイコン(制御装置)
12:表示器
13:貨幣識別機(貨幣識別手段)
14:給油カードリーダ・ライタ
16:クレジットカードリーダ(クレジットリーダ)
30:単価記憶部
31:顧客情報記憶部
9:給油装置
91:給油機制御手段
92:給油ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給油用のポンプと、給油量を計量する流量計と、給油用の給油ノズルとを有する給油装置を備えた給油所システムであって、
給油量又は給油金額を含む給油予定情報を入力するための給油予定情報入力手段と、
投入された貨幣を識別するための貨幣識別手段と、
予め入金された予納額および/または貨幣の金額から購入金額を減算した残高を記憶可能な給油カードの情報の読み取りおよび書き込みを行う給油カードリーダ・ライタと、
クレジットカードの情報を読み取るクレジットカードリーダと、
燃料油の購入について、少なくとも、クレジットカードで決済して代金を支払う精算と、給油カードの残高で代金を支払う精算と、を制御する制御装置と、
クレジットカードに対応するクレジットカード精算単価を、前記燃料油の油種ごとに記憶すると共に、給油カードに対応する給油カード精算単価を、前記燃料油の油種ごとに記憶する単価記憶部と、
個々のクレジットカードを識別する識別コードと、当該クレジットカードでの決済で給油を行った給油回数、給油金額の累計および給油量の累計のうちの少なくとも1つとを、互いに関連づけて、記憶する顧客情報記憶部とを備え、
前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記顧客情報記憶部に記憶された当該クレジットカードでの決済での給油回数および/または給油金額の累計および/または給油量の累計が所定の条件を満たす場合には、前記クレジットカード精算単価と前記給油カード精算単価とを前記単価記憶部から読み出して、該読み出された両精算単価を比較することで、当該読み出された両精算単価のうちいずれか安い方に基づいて支払金額を算出し、
前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記所定の条件が満たされない場合には、前記クレジットカード精算単価を前記単価記憶部から読み出して、当該読み出されたクレジットカード精算単価に基づいて支払金額を算出するように、
前記制御装置により制御することを特徴とする給油所システム。
【請求項2】
請求項1において、前記単価記憶部には、前記給油カード精算単価として、第1の給油カード精算単価と前記第1の給油カード精算単価よりも安い第2の給油カード精算単価とが記憶されており、
前記顧客情報記憶部には、両給油カード精算単価のいずれを適用するかの単価適用情報が前記識別コードと互いに関連付けられて記憶されており、
前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われ、かつ、前記所定の条件が満たされる場合には、前記クレジットカード精算単価と投入されたクレジットカードの単価適用情報に対応する第1もしくは第2の給油カード精算単価とを前記単価記憶部から読み出して、当該読み出された両精算単価を比較することで、当該読み出された両精算単価のうちいずれか安い方に基づいて支払金額を算出するように、制御される給油所システム。
【請求項3】
請求項1もしくは2において、前記クレジットカードで決済して代金を支払う精算が行われる場合であっても、給油量または支払金額に応じたポイントが、前記識別コードと互いに関連付けられて、前記顧客情報記憶部に記憶されるように制御される給油所システム。
【請求項4】
請求項2もしくは3において、表示手段を更に備え、
給油の際に、投入されたクレジットカードの識別コードに対応する単価適用情報が前記顧客情報記憶部から読み出されて前記表示手段に表示される給油所システム。
【請求項5】
請求項3において、表示手段を更に備え、
給油の際に、投入されたクレジットカードの識別コードに対応するポイントが前記顧客情報記憶部から読み出されて前記表示手段に表示される給油所システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−341867(P2006−341867A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−167786(P2005−167786)
【出願日】平成17年6月8日(2005.6.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ETHERNET
【出願人】(000154152)株式会社富永製作所 (44)
【Fターム(参考)】