説明

縦型射出成形機

【課題】成形体を繰り返し成形する際に作動される各種装置の作動に影響されずに、回転移動される金型へ常に電気を通電できるようにする。
【解決手段】上側金型17が取り付けられた保持プレート11、ヒータを備えた下側金型16が複数取り付けられたターンテーブル14、及びターンテーブル14を上部に載置した固定フレーム10を備え、固定フレーム10と一体に、ターンテーブル14の上方に延設した固定部材40を設け、この固定部材40にスリップリング42を装着する。縦型射出成形機1の稼働時に動くことのない固定部材40にスリップリング42を設け、このスリップリング42の外周面42aに対し、各下側金型16のヒータに接続した接続ケーブル44の電極を摺接させる。これにより、ターンテーブル14が回転された際、スリップリング42に摺接させた電極45を介して、各下側金型16のヒータに常に通電することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縦方向に金型の型開閉を行い成形体を成形する縦型射出成形機に関し、特に、金型の取り付けられるターンテーブルを備えた縦型射出成形機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ターンテーブルを回転させることにより、1つの上側金型に対して、ターンテーブルに取り付けた複数の下側金型のそれぞれを型開閉可能な対向する位置に移動させ、縦方向に型締めを行う縦型射出成形機が用いられている。例えば、ターンテーブルに2つの下側金型が固定されている、いわゆる2ステーション方式の縦型射出成形機においては、成形体を成形する型締め工程の間に、型締めされている下側金型の反対側に配置された下側金型にインサート成形用の金属製の部品を組み付け、その組み付け後にターンテーブルを所定位置に回転し、金属製の部品を組み付けた下側金型と上側金型とを型締めすることで、金属製のインサート部品と樹脂とを一体成形する製造方法が採られている。
【0003】
上記従来技術に関連するものとして、特許文献1及び特許文献2には、ターンテーブル上に複数の金型を固定した縦型射出成形機が開示されており、これらには、ターンテーブルに固定された金型を加熱するために、スリップリングとブラシとの組み合わせや、ソケットとプラグ等を用いて、ターンテーブルと共に回転される、金型に組み付けたヒータ等へ通電を行い、ヒータを介し金型を加熱する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平7−223235号公報
【特許文献2】実開平6−50817号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前述したような、回転されるターンテーブルに複数の金型が固定される縦型射出成形機等においては、金型のキャビティに供給される溶融樹脂を高温に保つ必要があるため、ターンテーブルに固定される下側金型の各々にヒータが組み付けられているものがあるのだが、そのヒータに通電を行なうには、ターンテーブルと共に金型が一定方向等で回転されるため、例えば、単に金型のヒータに電気を通電するために通電ケーブルを接続したとなると、ターンテーブルが多回転された際、ターンテーブルを回転自在に保持するタイバーなどの軸部に対し、通電ケーブルが巻き取られ絡んでしまう。そこで、回転されるものに対し常に電気を通電できるようにするため、スリップリングを用いることに考えが及ばないわけではないが、ターンテーブルに取り付けられることで回転される金型は、キャビティで成形体を成形するに際し、上下の何れかに配置された金型と型開閉されることから、金型を型開閉するためのトグル機構のほか、このトグル機構を作動させるモータやタイミングベルト等が、金型の取り付けられるターンテーブルの近傍に集中的に設けられおり、スリップリングを固定するにはスペース上の制限が生じ、しかも、スリップリングから通電されるブラシ等の電極へ常に通電できるようにするためには、電極をスリップリングの外周面に常に摺接可能に構成しなければならないことから、回転したり昇降するような作動が行なわれる部材にスリップリングを固定するとなると、スリップリングに電極を常に摺接させることが難しくなることから、回転される電極に対してスリップリングを静止状態で保持させる必要性があり、スリップリングを何れの部分に固定するべきかが重要な課題となる。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、成形体を繰り返し成形する際に作動される各種装置の作動に影響されずに、回転移動される金型へ常に電気を通電することが可能な縦型射出成形機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る縦型射出成形機は、下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型が複数取り付けられるターンテーブルと、該ターンテーブルを上部に載置した固定フレームと、該固定フレームに一体に設けられると共に前記ターンテーブルの上方に延設させた固定部材と、該固定部材に形成した挿通孔に昇降自在に挿通されると共に、型開閉方向に前記保持プレートを案内するタイバーと、前記ターンテーブルの下方に設けられると共に、屈曲されることにより前記タイバーを型開閉方向に昇降させ、前記保持プレートに取り付けられる上側金型と前記ターンテーブルに取り付けられる下側金型との型開閉を行うトグルリンク機構と、を備えた縦型射出成形機であって、前記タイバーを軸心として前記ターンテーブルを回転自在に設け、該ターンテーブルの上方に延設された前記固定部材を前記タイバーと同心円状に配設し、該タイバーと同心円状になるようにしてスリップリングを前記固定部材に装着したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る縦型射出成形機は、請求項1記載の縦型射出成形機において、前記ターンテーブルの上部に取り付けられる複数の下側金型の各々には、通電することで加熱されるヒータを備え、前記下側金型の各々に備えたヒータに前記スリップリングから接続ケーブルを介して通電させることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る縦型射出成形機は、請求項2記載の縦型射出成形機において、前記スリップリングを、前記タイバーと同心円状になるようにして円環状に形成し、該円環状のスリップリングの外周面と、前記ヒータに電気を通電するための接続ケーブルの一端に設けた電極とが、前記ターンテーブルの回転時に摺接されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の縦型射出成形機によれば、縦型射出成形機の稼働時に、タイバーを軸心としてターンテーブルに取り付けられた複数の下側金型が回転されても、固定フレームに一体に設けると共にターンテーブルの上方に延設され、昇降や回転等の作動の行なわれない固定部材に、円環状のスリップリングを装着したので、スリップリングが動くことがないよう静止状態で保持することができ、スリップリングの外周面に対し、各下側金型に備えたヒートの各々に接続させた接続ケーブルの電極を常に摺接させることができる。よって、ターンテーブルの回転時において、タイバーを軸心として回転される下側金型に組み付けたヒータへ常に通電し、加熱することができるから、下側金型を加熱することにより金型の温度調整を図ることができる。
【0011】
さらに、ターンテーブルの下方に、屈曲作動の行なわれるトグルリンク機構を設け、その一方で、その反対側に位置するターンテーブルの上方に固定部材を延設し、この固定部材にスリップリングを装着したことから、縦型射出成形機の稼働に伴い、型開閉のたびにトグルリンク機構が屈曲作動されても、こうした複雑な屈曲作動の行なわれるトグルリンク機構がスリップリングに接触されることがないよう防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜図4により以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
【0013】
図1は本発明の一例における縦型射出成形機を示す正面図、図2は縦型射出成形機を示す平面図、図3は縦型射出成形機の要部を上方から視た状態を示す断面図、図4は縦型射出成形機の要部を示す縦断面図である。
【0014】
図1に示す縦型射出成形機1は縦方向に金型を開閉させ、樹脂に金属部品などのインサート部品を一体成形することができるものであり、この縦型射出成形機1の床に設置された機台2には、固定フレーム10が固定されており、その上側には離間して保持プレート11を備え、保持プレート11と下側保持プレート12とに架設した3本の円柱形のタイバー13a,13b,13cが固定フレーム10に挿通され、保持プレート11と下側保持プレート12が縦方向(型開閉方向)に昇降可能に設けられている。なお、下側保持プレート12は、機台2に固定された固定フレーム10とターンテーブル14の下方に設けたトグルリンク機構15とで連結されており、図示しないモータなどの駆動手段によりトグルリンク機構15が屈曲されることにより下側保持プレート12は昇降され、上側金型17の取り付けられた保持プレート11がタイバー13a,13b,13cと共に昇降されることにより下側金型16に対し上側金型17の型開閉がなされる。
【0015】
図3に示すように、固定フレーム10には、その上部に回転可能な円盤状のターンテーブル14が載置されており、ターンテーブル14の上部に取り付けられた複数の下側金型16のそれぞれと、保持プレート11の下部に取り付けられた1つの上側金型17とを型閉じすることにより成形体を成形するためのキャビティが形成される。
【0016】
また、保持プレート11の上方には射出ユニット20を備えており、この射出ユニット20に構成される射出ノズル21の先端側が、保持プレート11に取り付けた上側金型17の樹脂注入口11aに押し付けた状態で、キャビティに溶融樹脂を供給する。なお、図1及び図4においては、射出ユニット20の射出ノズル21が樹脂注入口11aに接触されていない状態となっているが、射出時にはボールネジ機構25により図示しないモータの回転をネジ軸27に螺合した図示せぬナット体により直線運動に変換して射出ユニット20を下降させて、射出ノズル21の先端が樹脂注入口11aに当接される、いわゆるノズルタッチされるようになっていることは、言うまでもない。
【0017】
ここで、さらにターンテーブル14について説明すると、このターンテーブル14は、制御手段たるマイクロコンピュータ28(以下、マイコンと称す)がサーボモータ29を駆動し、このサーボモータ29と連動して回転されるようになっている。本発明の一例では、ターンテーブル14の回転中心は3本の縦方向に配置されたタイバー13a,13b,13cのうち、縦型射出成形機1の正面側に配置された1つ(タイバー13a)を軸心としてターンテーブル14が回転されるようになっており、図3及び図4に示すようにターンテーブル14の孔部14aに、3本のタイバー13a,13b,13cのうちの1つ(タイバー13a)が挿通されており、サーボモータ29を駆動することにより、ターンテーブル14とサーボモータ29とに懸装したタイミングベルト30を介し、固定フレーム10の上部に載置されたターンテーブル14が、固定フレーム10の上面に一体に複数設けられたメタル部31に当接された状態で摺動されながら回転されるようになっている。
【0018】
また、下側金型16の取り付けられるターンテーブル14のその下面側には、図4に示すように、支持プレート32が固定フレーム10に一体に構成されており、ターンテーブル14の回転時にこのターンテーブル14と摺動される支持プレート32は、下側金型16に対し上側金型17が下降される型締め時に、その型締め力に耐え得るよう支持するものである。
【0019】
また、前記射出ユニット20の樹脂の計量時には、スクリュー35を所定方向に回転させることにより、加熱シリンダ36の上部の基端側に供給された樹脂原料を混練・可塑化しつつ、スクリュー35のネジ送り作用によってスクリュー35の先端側の射出ノズル21に樹脂を送り込み、スクリュー35の先端側に溶融樹脂が蓄えられるのに伴って、スクリュー35は背圧を制御されつつ後退され、スクリュー35の先端側に所定量の溶融樹脂が蓄えられた時点で、スクリュー35の回転を停止する。
【0020】
また、縦型射出成形機1の稼動時における、キャビティへの溶融樹脂の射出時には、図示しないボールネジ機構のネジ軸とそれと螺合する図示しないナット体により、ネジ軸の回転を直線運動に変換することにより、スクリュー35を前進駆動し、この駆動により、スクリュー35の先端側に蓄えられた溶融樹脂を上側金型17と下側金型16とで形成されたキャビティに、射出・充填を行なうことができる。
【0021】
また、保持プレート11の下部に上側金型17を取り付けると共に、この上側金型17と型締めされる4つの下側金型16をターンテーブル14に取り付けた、本実施例における4ステーション方式の縦型射出成形機1においては、図3に示すように、符号13aのタイバーを軸心として、各下側金型16が、ターンテーブル14上に90°の等間隔で取り付けられており、マイコン28の制御によりサーボモータ29が断続的に駆動されることで、ターンテーブル14を90°毎に一定方向に回転させ、上側金型17の下方に下側金型16の各々を繰り返し回転し停止させる。
【0022】
40は、固定フレーム10に一体に設けられた固定部材であり、この固定部材40には、タイバー13aと同心円状に挿通孔41が形成されており、この挿通孔41に、タイバー13aが型開閉方向に昇降自在に挿通されている。
【0023】
また、固定部材40は、図4に示すように、ターンテーブル14の孔部14aからターンテーブル14の上方に延設されており、この延設部分の外側には、図示しない絶縁体を介して、導電性を有する円環状のスリップリング42が取り付けられており、スリップリング42の外周面42aに対し、各下側金型16に備えられたヒータ(図示せず)が接続ケーブル44により接続されている。なお、接続ケーブル44の一端には、図4に示すように、電極(いわゆるブラシ)45が設けられており、縦型射出成形機1の稼働時にターンテーブル14が回転された際、電極45がスリップリング42の外周面42aに常に摺接されることで、ターンテーブル14と共に回転される各下側金型16のヒータに対し通電することができることから、縦型射出成形機1の稼働時において、ヒータを予め設定したタイミングで加熱し、下側金型16の温度を高温化することができる。
【0024】
以上のように本発明の縦型射出成形機1によれば、下部に上側金型17の取り付けられる保持プレート11、上部に上側金型17とキャビティを形成する下側金型16が複数取り付けられるターンテーブル14、このターンテーブル14を上部に載置した固定フレーム10、この固定フレーム10に一体に設けられると共にターンテーブル14の上方に延設させた固定部材40、この固定部材に形成した挿通孔41に昇降自在に挿通されると共に、型開閉方向に保持プレート11を案内するタイバー13a、及び、ターンテーブル14の下方に設けられると共に、屈曲されることによりタイバー13a,13b,13cを型開閉方向に昇降させ、保持プレート11に取り付けられた上側金型17とターンテーブル14に取り付けられた下側金型16との型開閉を行うトグルリンク機構15を備え、3本のタイバー13a,13b,13cのうちの1つのタイバー13aを軸心としてターンテーブル14を回転自在に設け、このターンテーブル14の上方に延設された固定部材40を前記タイバー13aと同心円状に配設し、このタイバー13aと同心円状になるようにして円環状のスリップリング42を固定部材40に装着したから、縦型射出成形機の稼働時に、タイバー13aを軸心としてターンテーブル14に取り付けられた複数の下側金型16が回転されても、固定フレーム10に一体に設けると共にターンテーブル14を上方に延設され、昇降や回転等の作動の行なわれない固定部材40に、スリップリング42を装着することでスリップリング42が動かくことがないよう静止状態で保持させることができる。よって、円環状のスリップリング42の外周面42aに対し、各下側金型16に備えたヒータの各々に接続させた接続ケーブル44の電極45を、ターンテーブル14の回転時に常に摺接させることができる。従って、タイバー13aを軸心として回転される下側金型のヒータを常に通電させ加熱することができ、下側金型16を加熱することで金型の温度調整(温度管理)を図ることができる。
【0025】
さらに、ターンテーブル14の下方に、屈曲作動の行なわれるトグルリンク機構15を設けた一方で、その反対側に位置するターンテーブル14の上方に固定部材40を延設し、この固定部材40にスリップリング42を装着したことから、縦型射出成形機1の稼働に伴い、型開閉のたびにトグルリンク機構15が繰り返し屈曲作動されても、複雑な屈曲作動の行なわれるトグルリンク機構15がスリップリング42に接触されることがないよう防止することができる。
【0026】
以上、本実施例の一例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、4ステーション方式の縦型射出成形機1を示したが、4ステーションに限らず、前述した2ステーション、ターンテーブルに3つの下側金型を120°間隔で取り付け、一定方向に順次120°毎に回転して型締めする3ステーション、或いは、5ステーションや6ステーションなどの任意の複数ステーションに適用してもよい。また、下側金型16の各々に、金型の開閉状態を検知するための金型開閉センサー、金型温度センサー、型内圧センサー、エジェクト戻り確認センサー等を構成した際には、前述したヒータだけではなく、これら各種センサーに対しても、下側金型16がターンテーブル14と共に回転されているときに、スリップリング42から、接続ケーブル44、電極45等を介して常に通電し、前記各種センサーを機能させることができることから、これら各種センサーから得られたデータを効果的に利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一例における縦型射出成形機を示す正面図である。
【図2】同上、縦型射出成形機を示す平面図である。
【図3】同上、縦型射出成形機の要部を上方から視た状態を示す断面図である。
【図4】同上、縦型射出成形機の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 縦型射出成形機
10 固定フレーム
11 保持プレート
13a,13b,13c タイバー
14 ターンテーブル
15 トグルリンク機構
16 下側金型
17 上側金型
40 固定部材
41 挿通孔
42 スリップリング
42a 外周面
44 接続ケーブル
45 電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、
上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型が複数取り付けられるターンテーブルと、
該ターンテーブルを上部に載置した固定フレームと、
該固定フレームに一体に設けられると共に前記ターンテーブルの上方に延設
させた固定部材と、
該固定部材に形成した挿通孔に昇降自在に挿通されると共に、型開閉方向に前記保持プレートを案内するタイバーと、
前記ターンテーブルの下方に設けられると共に、屈曲されることにより前記タイバーを型開閉方向に昇降させ、前記保持プレートに取り付けられる上側金型と前記ターンテーブルに取り付けられる下側金型との型開閉を行うトグルリンク機構と、を備えた縦型射出成形機であって、
前記タイバーを軸心として前記ターンテーブルを回転自在に設け、該ターンテーブルの上方に延設された前記固定部材を前記タイバーと同心円状に配設し、該タイバーと同心円状になるようにしてスリップリングを前記固定部材に装着したことを特徴とする縦型射出成形機。
【請求項2】
前記ターンテーブルの上部に取り付けられる複数の下側金型の各々には、通電することで加熱されるヒータを備え、前記下側金型の各々に備えたヒータに前記スリップリングから接続ケーブルを介して通電させることを特徴とする請求項1記載の縦型射出成形機。
【請求項3】
前記スリップリングを、前記タイバーと同心円状になるようにして円環状に形成し、該円環状のスリップリングの外周面と、前記ヒータに電気を通電するための接続ケーブルの一端に設けた電極とが、前記ターンテーブルの回転時に摺接されることを特徴とする請求項2記載の縦型射出成形機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−99846(P2010−99846A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−270703(P2008−270703)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(000222587)東洋機械金属株式会社 (299)
【Fターム(参考)】