背もたれ角度調整可能な椅子
本発明は椅子に関し、特に使用者がより楽に使用することができるように背もたれが連結される支持部に対して背もたれの角度が変更されることができるように構成される椅子において、背もたれの左右側に回転軸と変位軸が備えられる背もたれと;前記支持部に固定設置され、回転軸が結合される回転軸連結孔が備えられるハウジングと;前記ハウジングの内部に形成され、前記変位軸と連結されて直線にスライド運動しながら背もたれの角度を変化させることができる可動ブロックを含む変位アセンブリと;前記可動ブロックの位置を選択的に固定させることができるロックキング手段と;を含むことを特徴とする技術である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は椅子に関し、特に使用者がより楽に使用可能になるように背もたれ角度を簡便に調整することができるようにする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
直立歩行をする人にとってなによりも重要な部位が脊椎であり、脊椎に異常が生じると、体全般に諸影響を与えて正常な生活をするのに大きな支障を誘発する。
【0003】
年をとるほど自然に骨密度が低下して脊椎が曲がるが、若い年代の人々の場合にも脊椎異常で苦労する場合が数多い。代表的な脊椎疾患としては腰ディスクがあり、その発病原因は多様である。特に、近来には大部分の人が椅子に座って仕事をしたり、家庭では読書をしたりするので歩く時間よりは椅子に座って過ごす時間が顕著に多い。
【0004】
椅子に座る場合、腰をまっすぐ立てて正しい姿勢で座らなければならない。しかし誤った習慣によって多くの人が腰を前に曲げたまま仕事をする場合が多い。また休息のために椅子の背もたれに腰を寄りかけて後に横たわる場合が多いが、大部分の椅子は背もたれが腰椎部位を確かに支えることができないように設計されているので腰椎部位にたくさん無理を与える。
【0005】
このような問題点を鑑みて、複数の従来技術が提案された。以下、従来技術に対して概略的に説明する。
【0006】
図1は大韓民国実用新案登録番号第336016号の「椅子」(以下従来技術1と言う)に対する作動状態図を示し、図示したように、着席台30が結合される下部支持体60を備え、前記下部支持体60の上端部に形成されるヒンジ軸102によって回動可能に結合される上部支持体50及び弾性結合手段としてトーションスプリング80で構成される技術である。
【0007】
前記技術では、使用者がまっすぐ座った姿勢から腰を反らすと、前記上部支持体50が回動されて横たえることができる構造を有する。しかし上部支持体50を固定させることができないという短所があった。また、構造的側面から見ると、大きい荷重を支えることができなくて耐久性が劣り、従って高価の事務用椅子のようなものに適用されるのに限界があった。
【0008】
その他に日本公開特許番号2003−061777号に「シートフレーム」(以下、従来技術2と言う)に関する技術がある。図2はこれに対する概略的な斜視図であり、図3は部分分解斜視図である。
【0009】
従来技術2は、車両用シートフレームに関し、シートバックフレーム2とシートクッションフレーム3とを備える。前記シートバックフレーム2とシートクッションフレーム3の間に前記シートバックフレーム2の角度調整のためのリクライニング装置8が備えられる。前記リクライニング装置8の外形は円形で、ロック(lock)器具を内装している。
【0010】
また、レバー82を操作することによってレバー82に一体に固定されたシャフト81が回転されてロック機構を解除させる。このような構造のリクライニング装置8は既に車両用椅子として公知された技術である。
【0011】
しかし、従来技術2のような複雑なフレーム構造の椅子を事務用椅子のような製品に適用することは費用の面で好ましくないという問題点があった。また、従来技術2は必ずまずレバー82を回転させてシートバックフレーム2の角度を調整することができ、最小限の回転角度が決められているので微細な角度調整が不可能であるという問題点もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】日本公開特許番号2003−061777号
【特許文献2】大韓民国実用新案登録番号第336016号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は事務用椅子などに適合するもので、使用者が背もたれに寄りかかって後方に力を入れると、前記背もたれが傾くことができ、適当な位置で傾いた角度を保持することができるようにする背もたれ角度調整可能な椅子を提供することをその目的とする。
【0014】
また、背もたれを傾ける時、背もたれの反発力を使用者に合わせて適切に調整することができるようにする背もたれ角度調整可能な椅子を提供することをその目的とする。
【0015】
また、本発明の椅子は保管や運送が容易になるように、背もたれが完全に水平に横たえられることができるように構成されて、運送費用及び保管費用などを節減させることができるようにする椅子を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記のような課題を達成するための本発明は、背もたれが連結される支持部に対して背もたれの角度が変更されることができるように構成される椅子において、背もたれの左右側に回転軸と変位軸が備えられる背もたれと;前記支持部に固定設置され、回転軸が結合される回転軸連結孔が備えられるハウジングと;前記ハウジングの内部に形成され、前記変位軸と連結されて直線にスライド運動されながら背もたれの角度が変化されることができるようにする可動ブロックを含む変位アセンブリと;前記可動ブロックの位置を選択的に固定させることができるロックキング手段と;を含むことを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0017】
好ましくは、前記変位アセンブリは、ハウジング内部のスライド溝に沿って移動する可動ブロックと;一端部は可動ブロックに連結され、他端部はその外面にねじ山が形成され、そのねじ山が固定される支持シャフトを囲む形態に設置される可動バーと;前記可動バーの外面に挿入される弾性体と;前記可動バーのねじ山に結合され、歯車の歯が形成される移動ギアと;前記移動ギアと噛み合うギア部が備えられ、前記ギア部と連結されてハウジングの外側に突出される調整レバーからなる操作部と;で構成されることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0018】
好ましくは、前記ロックキング手段は、前記操作部の調整レバーの反対側の端部近くに嵌められて回動動作され、前記ハウジングの外側に突出される回動突起が形成されることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0019】
好ましくは、前記ロックキング手段は、前記可動ブロックと結合されることができるように一部分にタップが形成され、前記ロックキング手段と対向する前記可動ブロックの一側面にも対応するタップが形成されることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0020】
好ましくは、前記ロックキング手段は、「└」字状に折曲されて、一端部はハウジングの外側に突出されて回動動作可能なロックスイッチと;前記ロックスイッチの他端部に嵌められる嵌合溝が設けられ、前記可動ブロックと噛み合う歯形部が形成されるロックブロックと;前記ロックブロックを弾力的に支持する支持体と;を含むことを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0021】
好ましくは、前記弾性体は、スプリング、ゴム材、油空圧スプリングの中の何れか一つであることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0022】
好ましくは、前記回転軸は、前記ハウジングの外側で前記回転軸連結孔を通じて前記背もたれと連結されるように挿入され、前記背もたれを水平に折る時には前記回転軸は前記ハウジングの外側で抜き取って分離させることができることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0023】
好ましくは、前記回転軸は、Oリングが結合されるOリング溝が設けられ、前記回転軸連結孔を通じて挿入される時、前記Oリングは圧縮されてから前記回転軸連結孔の端部に形成される係止突起を通過すれば原状態に回復して結合を形成することを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0024】
好ましくは、前記弾性体は、前記調整レバーの操作によって前記移動ギアが前記可動バーに付いて移動するようになり、これにより前記弾性体の圧縮程度が変化されることによって背もたれを傾ける時要求される加圧力に変化を与えることができることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【発明の効果】
【0025】
本発明による背もたれ角度調整可能な椅子は背もたれのみを独立的に回動させることができ、所望の角度で位置を保持することができるので、楽に休むことができる椅子を提供することができるという效果を奏する。
【0026】
また、背もたれの反発力を調整することができるという長所があり、背もたれの回転軸を腰椎付近に設けて背もたれが後方に傾いても腰椎部分を安定的に支持することができるという效果を奏する。
【0027】
また、保管や運送の時には背もたれを水平に倒することができて占有空間を最小化することによって費用を節減する效果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】従来技術1に対する作動状態図である。
【図2】従来技術2に対する概略的な斜視図である。
【図3】従来技術2に対する部分分解斜視図である。
【図4】本発明の好ましい一実施形態によって構成される背もたれ角度調整可能な椅子の主要部に対する側面図である。
【図5】背もたれが水平に折り畳まれた状態を示す側面図である。
【図6】主要部に対する分解斜視図である。
【図7】主要部に対する組み立て状態の斜視図である。
【図8】回転軸に対する概略的な断面図である。
【図9】回転軸のまた他の実施可能な例に対する断面図である。
【図10】第2実施形態による椅子の主要部に対する側面図である。
【図11】第2実施形態の背もたれが折り畳まれた状態を示す側面図である。
【図12】第2実施形態の主要部に対する分解斜視図である。
【図13】第2実施形態の主要部を示す結合斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
(第1実施形態)
本発明の技術的思想に基づいたより具体的な実施形態について説明する。より分かりやすくするための手段として添付される図面を参照する。添付図面は本発明の技術的思想によって実施されることができる一例を示すものであり、図面自体に本発明の技術的範囲が限定されるのではない。
【0030】
添付される図4は本発明の好ましい一実施形態によって構成される背もたれ角度調整可能な椅子の主要部に対する側面図であり、図5は背もたれが水平に折り畳まれた状態を示す側面図であり、図6は主要部に対する分解斜視図であり、図7は主要部に対する組み立て状態の斜視図を示す。
【0031】
図示したように、本発明の椅子は背もたれの角度を使用者の選択によって適当な傾きに調整することができるようにすることを特徴とし、このための具体的な構成として、大体回転軸110と変位軸(図示しない)を有する背もたれ100、ハウジング200、変位アセンブリ300、ロックキング手段400を含む。
【0032】
本発明で背もたれ角度調整の可能な椅子は、基本的に使用者の背中部分を支えることができる背もたれ100が備えられ、前記背もたれ100は支持部90に連結される。前記支持部90は椅子の一部を構成するもので、シート部の左右側上部に突出されるものを意味する。肘掛部の一部分になることもでき、若しくは肘掛部とは別途の部材で、肘掛部に連結されるものであってもよい。
【0033】
背もたれ100の左右側下端付近に回転軸110と変位軸(図示しない)が突出して結合されることができ、前記回転軸110と変位軸は背もたれ100に対して着脱されることができることが好ましい。また、前記回転軸110と変位軸は互いに隣接して位置され、前記回転軸110はハウジング200の回転軸連結孔210に結合され、変位軸は可動ブロック310と連結される。
【0034】
本発明におけるハウジング200は支持部90に結合されるもので、略四角形のボックス形態に形成され、ハウジング本体200aとハウジング蓋200bとで構成される。また、前記ハウジング200には回転軸連結孔210が備えられ、特に本実施形態の場合、ハウジング本体200aの一側面に突出された形態に設けられる。
【0035】
より好ましくは、本発明で前記回転軸110は前記ハウジング本体200aの外側で回転軸連結孔210を通じて前記背もたれ100と連結されるように挿入され、背もたれ100を水平に折る時には、前記回転軸110は前記ハウジング本体200aの外側で抜き取って分離させることができる構造を有する。
【0036】
前記回転軸連結孔210を通じて前記回転軸110が挿入されると、前記回転軸110は背もたれ100と連結されて、前記背もたれが回動されることができるように機能する。前記回転軸110を取り除くと、前記変位軸のみを通じて背もたれ100がハウジング200と連結される状態になり、この時には前記変位軸が回転軸の機能をする。
【0037】
本発明では、前記ハウジング本体200aの外部から前記回転軸連結孔210を通じて回転軸110を挿入させて背もたれ100と連結されるようにすることもでき、反対に背もたれ100と連結された回転軸110を前記ハウジング本体200aの外部で抜き取って背もたれ100を用いる折ることができるようにする。
【0038】
一方、前記回転軸110は、使用者が意図しない状況では前記回転軸連結孔210から抜けてはいけない。即ち、背もたれ100の左右両側で一つずつの回転軸110が前記回転軸連結孔210を通じて挿入されて前記背もたれ100と連結されるため、椅子を長期間使用すると、前記回転軸110が少しずつ抜ける可能性がある。それは背もたれの製造または組み立てにおいていくら精緻にしても誤差が発生するしかないからであり、背もたれの角度を頻繁に変更したり、背もたれに寄りかかったりきちんと座ったりする過程で背もたれの左右両側の各回転軸110に非対称的な力がかかるからである。
【0039】
従って、本発明で前記回転軸110が不注意に前記回転軸連結孔210から抜けないようにするために前記回転軸110上にOリングOが結合されることができるOリング溝111を形成する。添付される図8は前記回転軸に対する概略的な断面図を示し、前記回転軸110の略中間付近にOリング溝111を形成してゴム材質のOリングOを前記Oリング溝111に嵌める。
【0040】
前記Oリング溝111にOリングOが結合された状態で、前記回転軸110を前記回転軸連結孔210を通じて挿入すると前記OリングOは圧縮されながら前記回転軸連結孔210に挿入され、前記回転軸連結孔210の端部に到達されると前記OリングOは再び元々の形態に復元される。前記回転軸連結孔210の端部には係止突起220が形成され、前記OリングOは前記係止突起220を通過する時圧縮が解除されて元の形態に復元される。
【0041】
前記回転軸110に結合されたOリングOが回転軸連結孔210の係止突起220を通過すると、前記OリングOの外径が回転軸連結孔210の内径より大きいので、前記OリングOがストッパ作用をして、前記回転軸110は使用者が意図しない状況で簡単に抜けない。
【0042】
勿論、使用者が外力を加えて前記回転軸110を抜き取る場合には、前記回転軸110とOリングOは一緒に回転軸連結孔210を通じて抜けることができる。
【0043】
さらに好ましくは、前記回転軸110の図面上の左側端部は他の部位より直径が最も大きく形成され、この部位をヘッド112と呼ぶ。前記ヘッド112の反対端部から回転軸連結孔210に挿入され、前記ヘッド112はハウジングに形成される前記回転軸連結孔210の先端部に掛けられるように結合される。前記回転軸110にヘッド112を形成する理由は回転軸110が結合された状態で椅子を使用する場合、使用者が椅子の取っ手を取って外側に開く場合、回転軸110が回転軸連結孔210から離脱されることを防止するためである。
【0044】
一方、図9は前記回転軸のまた他の実施可能な例を示す。
【0045】
本発明の主な特徴は、回転軸110を必要によってハウジング200の外部で組み立てたり分離することができるようにすることにある。また他の実施可能な形態としては第一ボールストッパ方式や固定ボルト方式がある。
【0046】
図示したように、前記ボールストッパ方式は、回転軸110の外面にスプリングで支持されて出沒されるボールBを設け、回転軸連結孔210には前記ボールBが収納されることができるボール溝(図示しない)を形成して拘束が発生されるようにすることを意味する。また、固定ボルト方式は、前記回転軸110の外面に円を描きながら陷沒された陷沒部Gを形成して、ハウジングに前記回転軸連結孔210に連結されるボルト孔(図示しない)を形成させてボルト(図示しない)を締め付ければ、前記ボルトが前記陷沒部Gに嵌められて固定されるようになることを言う。
【0047】
前記ハウジング200の内部には可動ブロック310を含む変位アセンブリ300とロックキング手段400などが設置され、前記可動ブロック310には変位軸が連結されて直線にスライド運動することによって背もたれ100が回転軸110を基準に回転することができる。また、前記ロックキング手段400は背もたれ100を所望の地点で固定させることができるように拘束させる役割を果たす。
【0048】
より具体的に、前記変位アセンブリ300及びロックキング手段400について説明をする。前記変位アセンブリ300は可動ブロック310、可動バー320、弾性体330、移動ギア340及び操作部350で構成される。
【0049】
前記可動ブロック310はハウジング本体200aに形成されるスライド溝241に沿って直線運動することができるもので、変位軸(図示しない)が連結されることができる変位軸連結孔311が設けられる。また、前記可動ブロック310の一側面(ロックキング手段と対向する面)にはロックキング手段400との結合が可能になるようにタップ(図示しない)が形成され、前記スライド溝241は可動ブロック310が直線運動できるように相互結合されることができる形態であれば何れの形態でも構わない。特に、ロックキング手段400と可動ブロック310との間を拘束できるようにスライド溝241の一部区間には切開部を形成してロックキング手段による可動ブロック310の固定を可能にする。
【0050】
前記可動ブロック310は可動バー320に連結され、前記可動バー320は長い棒状部材で、その一端部が可動ブロック310と連結され、他端部は支持シャフト360に外接されながら挿入された形態に設置される。前記支持シャフト360はハウジング200に固定されるもので、可動バー320が支持シャフト360に挿入されたまま直線運動されることができる。特に前記可動バー320の他端部の所定領域の外面にはねじ山321が形成され、前記ねじ山321には移動ギア340が結合される。前記可動ブロック310の動きによって可動バー320も一緒に直線運動する。
【0051】
一方、前記可動バー320の外面には弾性体330が設置され、前記弾性体としては一般的なコイルスプリングを利用することができる。前記弾性体330としてコイルスプリングの他にゴム材や油空圧スプリングのようなものを利用することができる。
【0052】
本実施形態の場合、スプリングが利用される場合を示すが、前記弾性体330は調整レバー352を利用して移動ギア340を回転させて移動させることによって圧縮されることができるもので、背もたれ100を傾けて角度を調整する時、使用者が背もたれに加えるべき最小限の力を決める要素になり、また傾いた背もたれをまっすぐに立てる時には前記弾性材の反発力で容易に復帰されるようにする機能もする。
【0053】
また、前記可動バー320のねじ山321に移動ギア340が結合され、前記移動ギア340の外周面に歯車の歯が形成される。前記可動バー320に挿入される弾性体330は移動ギア340が可動バー320に連結されることで離脱されなくなり、前記移動ギア340は後述する操作部350の回転方向によって可動バー320のねじ山321に付いて移動する。即ち、前記移動ギア340の移動する方向にしたがって弾性体330を圧縮したり、また圧縮力を解除させることもできる。
【0054】
さらに好ましくは、前記弾性体330及び移動ギア340を設置する際には、弾性体330が直接移動ギア340と接触されて摩耗されることを防止することができるように、前記移動ギア340と前記弾性体330との間には接触防止体335を設ける。前記接触防止体335 も前記可動バー320に挿入される。
【0055】
次に、操作部350について説明する。前記操作部350も変位アセンブリ300を構成する一要素で、前記ハウジング200の内部に設置される長い棒状部材で、移動ギア340と噛み合うギア部351が一部領域に形成され、前記ギア部351と連結されてハウジング200の外側に突出される調整レバー352を有する。また、前記調整レバー352が連結される操作部の反対側の端部付近にはロックキング手段400が挿入されて回転されることができるように設置され、前記調整レバー352を回転させるとギア部351を含む操作部350は自転し、ギア部351に噛み合う移動ギア340は回転されながら可動バー320のねじ山321に付いて移動する。
【0056】
前記ロックキング手段400は可動ブロック310の位置を固定させることができるもので、前記ハウジング200 外側に突出される回動突起410が備えられて簡単に操作することができ、本実施形態の場合、操作部350の一側端部付近に挿入されたまま回転されることによって前記可動ブロック310と連結されたり、連結が解除されることができる。
【0057】
即ち、ロックキング手段400には外周面に部分的にタップ420が形成され、タップのない領域は滑らかな平面を成すようにして、タップ420の領域のみで前記可動ブロック310に形成されたタップ部位と結合されるようにする。
【0058】
本発明で前記弾性体330は調整レバー352の操作によって弾性体330の圧縮程度が変化される。前記弾性体330の圧縮程度を高めるほど背もたれ100を傾ける時より大きい力が要求され、圧縮程度を減らせばより容易に前記背もたれを傾けることができる。即ち、使用者の年や体の特性などを考慮して前記弾性体330の圧縮程度を変化させれば良い。
【0059】
一方、前記ハウジング200を構成するハウジング蓋200bには曲線形態の案内孔250が形成され、これを通じて変位軸(図示しない)が前記可動ブロック310の変位軸連結孔311に連結されることができ、前記背もたれ100が傾く時前記変位軸が曲線の案内孔250に沿って移動されながら背もたれ100が順調に傾くようになる。
【0060】
図4は前記背もたれ100が直立状態に立てられたことを示し、使用者が前記背もたれ100を後方に傾けようとする時には、前記ロックキング手段400を回転させて前記可動ブロック310との連結が切られるようにし、前記背もたれ100に後方への力を加えれば前記背もたれを所定の角度範囲内で傾けることができる。前記背もたれ100を所望の角度になるように傾けた後前記ロックキング手段400を再び回動させて前記可動ブロック310と連結させればその位置を保持することができる。
【0061】
図5は背もたれを水平に倒した状態を示し、前記回転軸110を分離することによって前記背もたれ100は変位軸を通じてハウジング200と連結されたまま水平に完全に倒されることができる。このように、必要によって前記背もたれを水平方向に倒すことができるので、運送や保管の時に空間占有を最小化して費用を低減することができる。
【0062】
(第2実施形態)
次に、本発明の好ましい第2実施形態について説明する。図10は第2実施形態による椅子の主要部に対する側面図であり、図11は背もたれが折り畳まれた状態を示す側面図であり、図12は主要部に対する分解斜視図であり、図13は主要部を示す結合斜視図である。
【0063】
本第2実施形態は、上述した第1実施形態と基本的に同一であり、構成要素における変位アセンブリとロックキング手段の具体的な形態に差異がある。本第2実施形態で第1実施形態と重複される部分に対してはその説明を省略する。
【0064】
本発明の第2実施形態で、前記ロックキング手段400はロックスイッチ430、ロックブロック440及び支持体450を含むことが好ましい。前記ロックスイッチ430は図示したように、略「└」字状に形成され、ハウジング200に対して回動動作されるように結合され、前記ハウジングの外側に一端部が突出される。前記ロックスイッチ430の両面には回動動作のための突出された回動軸431が設けられて、前記ハウジング200の内部で前記回動軸431は回転可能に支持される。
【0065】
前記可動ブロック310の一側面には歯形部312が設けられ、前記可動ブロック310の歯形部312と噛み合うまた他の歯形部441を有するロックブロック440が前記可動ブロック310と対向するように配置される。また前記ロックブロック440には前記ロックスイッチ430の他端部が嵌められることができる嵌合溝442が設けられ、前記ロックスイッチ430の操作によって前記ロックブロック440は前記可動ブロック310と結合されることもでき、分離されることもできる。
【0066】
また、前記ロックブロック440は支持体450によって支持され、前記支持体450はスプリングのようなもので、前記支持体450はハウジング200とロックブロック440との間に位置されて、前記ロックブロック440を前記可動ブロック310の側に加圧する状態を保持する。従って、前記可動ブロック310とロックブロック440との間の結合を解除させたい場合には前記ロックスイッチ430を回動させて前記ロックブロック440を後退させれば前記支持体450は圧縮されて、可動ブロック310との結合が解除される。しかし、前記ロックスイッチ430に加えた力を解除すれば支持体450は元のどおり伸びながら前記ロックブロック440を押して可動ブロック310と結合されるように作用する。
【0067】
以上説明したように、本発明の背もたれ角度調整可能な椅子は容易に背もたれの角度を調整することができるように構成されており、多様な椅子に適用されて使用者に便宜を提供することができることと期待され、一般的な椅子の外にも人が座ることができるソファ−のような家具にも適用されることができる。
(産業上の利用の可能性)
【0068】
本発明は背もたれの角度調節を便利にすることができ、背もたれが完全に折り畳まれることができる構造の椅子に関し、各家庭や事務室などの椅子に適用する場合、使用者の脊椎健康に役に立り、椅子の使用、保管や移動が便利であるという長所がある。従って、家庭用や事務用家具の製造、流通及び消費分野で広く採択される必要があると思う。
【技術分野】
【0001】
本発明は椅子に関し、特に使用者がより楽に使用可能になるように背もたれ角度を簡便に調整することができるようにする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
直立歩行をする人にとってなによりも重要な部位が脊椎であり、脊椎に異常が生じると、体全般に諸影響を与えて正常な生活をするのに大きな支障を誘発する。
【0003】
年をとるほど自然に骨密度が低下して脊椎が曲がるが、若い年代の人々の場合にも脊椎異常で苦労する場合が数多い。代表的な脊椎疾患としては腰ディスクがあり、その発病原因は多様である。特に、近来には大部分の人が椅子に座って仕事をしたり、家庭では読書をしたりするので歩く時間よりは椅子に座って過ごす時間が顕著に多い。
【0004】
椅子に座る場合、腰をまっすぐ立てて正しい姿勢で座らなければならない。しかし誤った習慣によって多くの人が腰を前に曲げたまま仕事をする場合が多い。また休息のために椅子の背もたれに腰を寄りかけて後に横たわる場合が多いが、大部分の椅子は背もたれが腰椎部位を確かに支えることができないように設計されているので腰椎部位にたくさん無理を与える。
【0005】
このような問題点を鑑みて、複数の従来技術が提案された。以下、従来技術に対して概略的に説明する。
【0006】
図1は大韓民国実用新案登録番号第336016号の「椅子」(以下従来技術1と言う)に対する作動状態図を示し、図示したように、着席台30が結合される下部支持体60を備え、前記下部支持体60の上端部に形成されるヒンジ軸102によって回動可能に結合される上部支持体50及び弾性結合手段としてトーションスプリング80で構成される技術である。
【0007】
前記技術では、使用者がまっすぐ座った姿勢から腰を反らすと、前記上部支持体50が回動されて横たえることができる構造を有する。しかし上部支持体50を固定させることができないという短所があった。また、構造的側面から見ると、大きい荷重を支えることができなくて耐久性が劣り、従って高価の事務用椅子のようなものに適用されるのに限界があった。
【0008】
その他に日本公開特許番号2003−061777号に「シートフレーム」(以下、従来技術2と言う)に関する技術がある。図2はこれに対する概略的な斜視図であり、図3は部分分解斜視図である。
【0009】
従来技術2は、車両用シートフレームに関し、シートバックフレーム2とシートクッションフレーム3とを備える。前記シートバックフレーム2とシートクッションフレーム3の間に前記シートバックフレーム2の角度調整のためのリクライニング装置8が備えられる。前記リクライニング装置8の外形は円形で、ロック(lock)器具を内装している。
【0010】
また、レバー82を操作することによってレバー82に一体に固定されたシャフト81が回転されてロック機構を解除させる。このような構造のリクライニング装置8は既に車両用椅子として公知された技術である。
【0011】
しかし、従来技術2のような複雑なフレーム構造の椅子を事務用椅子のような製品に適用することは費用の面で好ましくないという問題点があった。また、従来技術2は必ずまずレバー82を回転させてシートバックフレーム2の角度を調整することができ、最小限の回転角度が決められているので微細な角度調整が不可能であるという問題点もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】日本公開特許番号2003−061777号
【特許文献2】大韓民国実用新案登録番号第336016号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は事務用椅子などに適合するもので、使用者が背もたれに寄りかかって後方に力を入れると、前記背もたれが傾くことができ、適当な位置で傾いた角度を保持することができるようにする背もたれ角度調整可能な椅子を提供することをその目的とする。
【0014】
また、背もたれを傾ける時、背もたれの反発力を使用者に合わせて適切に調整することができるようにする背もたれ角度調整可能な椅子を提供することをその目的とする。
【0015】
また、本発明の椅子は保管や運送が容易になるように、背もたれが完全に水平に横たえられることができるように構成されて、運送費用及び保管費用などを節減させることができるようにする椅子を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記のような課題を達成するための本発明は、背もたれが連結される支持部に対して背もたれの角度が変更されることができるように構成される椅子において、背もたれの左右側に回転軸と変位軸が備えられる背もたれと;前記支持部に固定設置され、回転軸が結合される回転軸連結孔が備えられるハウジングと;前記ハウジングの内部に形成され、前記変位軸と連結されて直線にスライド運動されながら背もたれの角度が変化されることができるようにする可動ブロックを含む変位アセンブリと;前記可動ブロックの位置を選択的に固定させることができるロックキング手段と;を含むことを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0017】
好ましくは、前記変位アセンブリは、ハウジング内部のスライド溝に沿って移動する可動ブロックと;一端部は可動ブロックに連結され、他端部はその外面にねじ山が形成され、そのねじ山が固定される支持シャフトを囲む形態に設置される可動バーと;前記可動バーの外面に挿入される弾性体と;前記可動バーのねじ山に結合され、歯車の歯が形成される移動ギアと;前記移動ギアと噛み合うギア部が備えられ、前記ギア部と連結されてハウジングの外側に突出される調整レバーからなる操作部と;で構成されることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0018】
好ましくは、前記ロックキング手段は、前記操作部の調整レバーの反対側の端部近くに嵌められて回動動作され、前記ハウジングの外側に突出される回動突起が形成されることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0019】
好ましくは、前記ロックキング手段は、前記可動ブロックと結合されることができるように一部分にタップが形成され、前記ロックキング手段と対向する前記可動ブロックの一側面にも対応するタップが形成されることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0020】
好ましくは、前記ロックキング手段は、「└」字状に折曲されて、一端部はハウジングの外側に突出されて回動動作可能なロックスイッチと;前記ロックスイッチの他端部に嵌められる嵌合溝が設けられ、前記可動ブロックと噛み合う歯形部が形成されるロックブロックと;前記ロックブロックを弾力的に支持する支持体と;を含むことを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0021】
好ましくは、前記弾性体は、スプリング、ゴム材、油空圧スプリングの中の何れか一つであることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0022】
好ましくは、前記回転軸は、前記ハウジングの外側で前記回転軸連結孔を通じて前記背もたれと連結されるように挿入され、前記背もたれを水平に折る時には前記回転軸は前記ハウジングの外側で抜き取って分離させることができることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0023】
好ましくは、前記回転軸は、Oリングが結合されるOリング溝が設けられ、前記回転軸連結孔を通じて挿入される時、前記Oリングは圧縮されてから前記回転軸連結孔の端部に形成される係止突起を通過すれば原状態に回復して結合を形成することを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【0024】
好ましくは、前記弾性体は、前記調整レバーの操作によって前記移動ギアが前記可動バーに付いて移動するようになり、これにより前記弾性体の圧縮程度が変化されることによって背もたれを傾ける時要求される加圧力に変化を与えることができることを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子を提案する。
【発明の効果】
【0025】
本発明による背もたれ角度調整可能な椅子は背もたれのみを独立的に回動させることができ、所望の角度で位置を保持することができるので、楽に休むことができる椅子を提供することができるという效果を奏する。
【0026】
また、背もたれの反発力を調整することができるという長所があり、背もたれの回転軸を腰椎付近に設けて背もたれが後方に傾いても腰椎部分を安定的に支持することができるという效果を奏する。
【0027】
また、保管や運送の時には背もたれを水平に倒することができて占有空間を最小化することによって費用を節減する效果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】従来技術1に対する作動状態図である。
【図2】従来技術2に対する概略的な斜視図である。
【図3】従来技術2に対する部分分解斜視図である。
【図4】本発明の好ましい一実施形態によって構成される背もたれ角度調整可能な椅子の主要部に対する側面図である。
【図5】背もたれが水平に折り畳まれた状態を示す側面図である。
【図6】主要部に対する分解斜視図である。
【図7】主要部に対する組み立て状態の斜視図である。
【図8】回転軸に対する概略的な断面図である。
【図9】回転軸のまた他の実施可能な例に対する断面図である。
【図10】第2実施形態による椅子の主要部に対する側面図である。
【図11】第2実施形態の背もたれが折り畳まれた状態を示す側面図である。
【図12】第2実施形態の主要部に対する分解斜視図である。
【図13】第2実施形態の主要部を示す結合斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
(第1実施形態)
本発明の技術的思想に基づいたより具体的な実施形態について説明する。より分かりやすくするための手段として添付される図面を参照する。添付図面は本発明の技術的思想によって実施されることができる一例を示すものであり、図面自体に本発明の技術的範囲が限定されるのではない。
【0030】
添付される図4は本発明の好ましい一実施形態によって構成される背もたれ角度調整可能な椅子の主要部に対する側面図であり、図5は背もたれが水平に折り畳まれた状態を示す側面図であり、図6は主要部に対する分解斜視図であり、図7は主要部に対する組み立て状態の斜視図を示す。
【0031】
図示したように、本発明の椅子は背もたれの角度を使用者の選択によって適当な傾きに調整することができるようにすることを特徴とし、このための具体的な構成として、大体回転軸110と変位軸(図示しない)を有する背もたれ100、ハウジング200、変位アセンブリ300、ロックキング手段400を含む。
【0032】
本発明で背もたれ角度調整の可能な椅子は、基本的に使用者の背中部分を支えることができる背もたれ100が備えられ、前記背もたれ100は支持部90に連結される。前記支持部90は椅子の一部を構成するもので、シート部の左右側上部に突出されるものを意味する。肘掛部の一部分になることもでき、若しくは肘掛部とは別途の部材で、肘掛部に連結されるものであってもよい。
【0033】
背もたれ100の左右側下端付近に回転軸110と変位軸(図示しない)が突出して結合されることができ、前記回転軸110と変位軸は背もたれ100に対して着脱されることができることが好ましい。また、前記回転軸110と変位軸は互いに隣接して位置され、前記回転軸110はハウジング200の回転軸連結孔210に結合され、変位軸は可動ブロック310と連結される。
【0034】
本発明におけるハウジング200は支持部90に結合されるもので、略四角形のボックス形態に形成され、ハウジング本体200aとハウジング蓋200bとで構成される。また、前記ハウジング200には回転軸連結孔210が備えられ、特に本実施形態の場合、ハウジング本体200aの一側面に突出された形態に設けられる。
【0035】
より好ましくは、本発明で前記回転軸110は前記ハウジング本体200aの外側で回転軸連結孔210を通じて前記背もたれ100と連結されるように挿入され、背もたれ100を水平に折る時には、前記回転軸110は前記ハウジング本体200aの外側で抜き取って分離させることができる構造を有する。
【0036】
前記回転軸連結孔210を通じて前記回転軸110が挿入されると、前記回転軸110は背もたれ100と連結されて、前記背もたれが回動されることができるように機能する。前記回転軸110を取り除くと、前記変位軸のみを通じて背もたれ100がハウジング200と連結される状態になり、この時には前記変位軸が回転軸の機能をする。
【0037】
本発明では、前記ハウジング本体200aの外部から前記回転軸連結孔210を通じて回転軸110を挿入させて背もたれ100と連結されるようにすることもでき、反対に背もたれ100と連結された回転軸110を前記ハウジング本体200aの外部で抜き取って背もたれ100を用いる折ることができるようにする。
【0038】
一方、前記回転軸110は、使用者が意図しない状況では前記回転軸連結孔210から抜けてはいけない。即ち、背もたれ100の左右両側で一つずつの回転軸110が前記回転軸連結孔210を通じて挿入されて前記背もたれ100と連結されるため、椅子を長期間使用すると、前記回転軸110が少しずつ抜ける可能性がある。それは背もたれの製造または組み立てにおいていくら精緻にしても誤差が発生するしかないからであり、背もたれの角度を頻繁に変更したり、背もたれに寄りかかったりきちんと座ったりする過程で背もたれの左右両側の各回転軸110に非対称的な力がかかるからである。
【0039】
従って、本発明で前記回転軸110が不注意に前記回転軸連結孔210から抜けないようにするために前記回転軸110上にOリングOが結合されることができるOリング溝111を形成する。添付される図8は前記回転軸に対する概略的な断面図を示し、前記回転軸110の略中間付近にOリング溝111を形成してゴム材質のOリングOを前記Oリング溝111に嵌める。
【0040】
前記Oリング溝111にOリングOが結合された状態で、前記回転軸110を前記回転軸連結孔210を通じて挿入すると前記OリングOは圧縮されながら前記回転軸連結孔210に挿入され、前記回転軸連結孔210の端部に到達されると前記OリングOは再び元々の形態に復元される。前記回転軸連結孔210の端部には係止突起220が形成され、前記OリングOは前記係止突起220を通過する時圧縮が解除されて元の形態に復元される。
【0041】
前記回転軸110に結合されたOリングOが回転軸連結孔210の係止突起220を通過すると、前記OリングOの外径が回転軸連結孔210の内径より大きいので、前記OリングOがストッパ作用をして、前記回転軸110は使用者が意図しない状況で簡単に抜けない。
【0042】
勿論、使用者が外力を加えて前記回転軸110を抜き取る場合には、前記回転軸110とOリングOは一緒に回転軸連結孔210を通じて抜けることができる。
【0043】
さらに好ましくは、前記回転軸110の図面上の左側端部は他の部位より直径が最も大きく形成され、この部位をヘッド112と呼ぶ。前記ヘッド112の反対端部から回転軸連結孔210に挿入され、前記ヘッド112はハウジングに形成される前記回転軸連結孔210の先端部に掛けられるように結合される。前記回転軸110にヘッド112を形成する理由は回転軸110が結合された状態で椅子を使用する場合、使用者が椅子の取っ手を取って外側に開く場合、回転軸110が回転軸連結孔210から離脱されることを防止するためである。
【0044】
一方、図9は前記回転軸のまた他の実施可能な例を示す。
【0045】
本発明の主な特徴は、回転軸110を必要によってハウジング200の外部で組み立てたり分離することができるようにすることにある。また他の実施可能な形態としては第一ボールストッパ方式や固定ボルト方式がある。
【0046】
図示したように、前記ボールストッパ方式は、回転軸110の外面にスプリングで支持されて出沒されるボールBを設け、回転軸連結孔210には前記ボールBが収納されることができるボール溝(図示しない)を形成して拘束が発生されるようにすることを意味する。また、固定ボルト方式は、前記回転軸110の外面に円を描きながら陷沒された陷沒部Gを形成して、ハウジングに前記回転軸連結孔210に連結されるボルト孔(図示しない)を形成させてボルト(図示しない)を締め付ければ、前記ボルトが前記陷沒部Gに嵌められて固定されるようになることを言う。
【0047】
前記ハウジング200の内部には可動ブロック310を含む変位アセンブリ300とロックキング手段400などが設置され、前記可動ブロック310には変位軸が連結されて直線にスライド運動することによって背もたれ100が回転軸110を基準に回転することができる。また、前記ロックキング手段400は背もたれ100を所望の地点で固定させることができるように拘束させる役割を果たす。
【0048】
より具体的に、前記変位アセンブリ300及びロックキング手段400について説明をする。前記変位アセンブリ300は可動ブロック310、可動バー320、弾性体330、移動ギア340及び操作部350で構成される。
【0049】
前記可動ブロック310はハウジング本体200aに形成されるスライド溝241に沿って直線運動することができるもので、変位軸(図示しない)が連結されることができる変位軸連結孔311が設けられる。また、前記可動ブロック310の一側面(ロックキング手段と対向する面)にはロックキング手段400との結合が可能になるようにタップ(図示しない)が形成され、前記スライド溝241は可動ブロック310が直線運動できるように相互結合されることができる形態であれば何れの形態でも構わない。特に、ロックキング手段400と可動ブロック310との間を拘束できるようにスライド溝241の一部区間には切開部を形成してロックキング手段による可動ブロック310の固定を可能にする。
【0050】
前記可動ブロック310は可動バー320に連結され、前記可動バー320は長い棒状部材で、その一端部が可動ブロック310と連結され、他端部は支持シャフト360に外接されながら挿入された形態に設置される。前記支持シャフト360はハウジング200に固定されるもので、可動バー320が支持シャフト360に挿入されたまま直線運動されることができる。特に前記可動バー320の他端部の所定領域の外面にはねじ山321が形成され、前記ねじ山321には移動ギア340が結合される。前記可動ブロック310の動きによって可動バー320も一緒に直線運動する。
【0051】
一方、前記可動バー320の外面には弾性体330が設置され、前記弾性体としては一般的なコイルスプリングを利用することができる。前記弾性体330としてコイルスプリングの他にゴム材や油空圧スプリングのようなものを利用することができる。
【0052】
本実施形態の場合、スプリングが利用される場合を示すが、前記弾性体330は調整レバー352を利用して移動ギア340を回転させて移動させることによって圧縮されることができるもので、背もたれ100を傾けて角度を調整する時、使用者が背もたれに加えるべき最小限の力を決める要素になり、また傾いた背もたれをまっすぐに立てる時には前記弾性材の反発力で容易に復帰されるようにする機能もする。
【0053】
また、前記可動バー320のねじ山321に移動ギア340が結合され、前記移動ギア340の外周面に歯車の歯が形成される。前記可動バー320に挿入される弾性体330は移動ギア340が可動バー320に連結されることで離脱されなくなり、前記移動ギア340は後述する操作部350の回転方向によって可動バー320のねじ山321に付いて移動する。即ち、前記移動ギア340の移動する方向にしたがって弾性体330を圧縮したり、また圧縮力を解除させることもできる。
【0054】
さらに好ましくは、前記弾性体330及び移動ギア340を設置する際には、弾性体330が直接移動ギア340と接触されて摩耗されることを防止することができるように、前記移動ギア340と前記弾性体330との間には接触防止体335を設ける。前記接触防止体335 も前記可動バー320に挿入される。
【0055】
次に、操作部350について説明する。前記操作部350も変位アセンブリ300を構成する一要素で、前記ハウジング200の内部に設置される長い棒状部材で、移動ギア340と噛み合うギア部351が一部領域に形成され、前記ギア部351と連結されてハウジング200の外側に突出される調整レバー352を有する。また、前記調整レバー352が連結される操作部の反対側の端部付近にはロックキング手段400が挿入されて回転されることができるように設置され、前記調整レバー352を回転させるとギア部351を含む操作部350は自転し、ギア部351に噛み合う移動ギア340は回転されながら可動バー320のねじ山321に付いて移動する。
【0056】
前記ロックキング手段400は可動ブロック310の位置を固定させることができるもので、前記ハウジング200 外側に突出される回動突起410が備えられて簡単に操作することができ、本実施形態の場合、操作部350の一側端部付近に挿入されたまま回転されることによって前記可動ブロック310と連結されたり、連結が解除されることができる。
【0057】
即ち、ロックキング手段400には外周面に部分的にタップ420が形成され、タップのない領域は滑らかな平面を成すようにして、タップ420の領域のみで前記可動ブロック310に形成されたタップ部位と結合されるようにする。
【0058】
本発明で前記弾性体330は調整レバー352の操作によって弾性体330の圧縮程度が変化される。前記弾性体330の圧縮程度を高めるほど背もたれ100を傾ける時より大きい力が要求され、圧縮程度を減らせばより容易に前記背もたれを傾けることができる。即ち、使用者の年や体の特性などを考慮して前記弾性体330の圧縮程度を変化させれば良い。
【0059】
一方、前記ハウジング200を構成するハウジング蓋200bには曲線形態の案内孔250が形成され、これを通じて変位軸(図示しない)が前記可動ブロック310の変位軸連結孔311に連結されることができ、前記背もたれ100が傾く時前記変位軸が曲線の案内孔250に沿って移動されながら背もたれ100が順調に傾くようになる。
【0060】
図4は前記背もたれ100が直立状態に立てられたことを示し、使用者が前記背もたれ100を後方に傾けようとする時には、前記ロックキング手段400を回転させて前記可動ブロック310との連結が切られるようにし、前記背もたれ100に後方への力を加えれば前記背もたれを所定の角度範囲内で傾けることができる。前記背もたれ100を所望の角度になるように傾けた後前記ロックキング手段400を再び回動させて前記可動ブロック310と連結させればその位置を保持することができる。
【0061】
図5は背もたれを水平に倒した状態を示し、前記回転軸110を分離することによって前記背もたれ100は変位軸を通じてハウジング200と連結されたまま水平に完全に倒されることができる。このように、必要によって前記背もたれを水平方向に倒すことができるので、運送や保管の時に空間占有を最小化して費用を低減することができる。
【0062】
(第2実施形態)
次に、本発明の好ましい第2実施形態について説明する。図10は第2実施形態による椅子の主要部に対する側面図であり、図11は背もたれが折り畳まれた状態を示す側面図であり、図12は主要部に対する分解斜視図であり、図13は主要部を示す結合斜視図である。
【0063】
本第2実施形態は、上述した第1実施形態と基本的に同一であり、構成要素における変位アセンブリとロックキング手段の具体的な形態に差異がある。本第2実施形態で第1実施形態と重複される部分に対してはその説明を省略する。
【0064】
本発明の第2実施形態で、前記ロックキング手段400はロックスイッチ430、ロックブロック440及び支持体450を含むことが好ましい。前記ロックスイッチ430は図示したように、略「└」字状に形成され、ハウジング200に対して回動動作されるように結合され、前記ハウジングの外側に一端部が突出される。前記ロックスイッチ430の両面には回動動作のための突出された回動軸431が設けられて、前記ハウジング200の内部で前記回動軸431は回転可能に支持される。
【0065】
前記可動ブロック310の一側面には歯形部312が設けられ、前記可動ブロック310の歯形部312と噛み合うまた他の歯形部441を有するロックブロック440が前記可動ブロック310と対向するように配置される。また前記ロックブロック440には前記ロックスイッチ430の他端部が嵌められることができる嵌合溝442が設けられ、前記ロックスイッチ430の操作によって前記ロックブロック440は前記可動ブロック310と結合されることもでき、分離されることもできる。
【0066】
また、前記ロックブロック440は支持体450によって支持され、前記支持体450はスプリングのようなもので、前記支持体450はハウジング200とロックブロック440との間に位置されて、前記ロックブロック440を前記可動ブロック310の側に加圧する状態を保持する。従って、前記可動ブロック310とロックブロック440との間の結合を解除させたい場合には前記ロックスイッチ430を回動させて前記ロックブロック440を後退させれば前記支持体450は圧縮されて、可動ブロック310との結合が解除される。しかし、前記ロックスイッチ430に加えた力を解除すれば支持体450は元のどおり伸びながら前記ロックブロック440を押して可動ブロック310と結合されるように作用する。
【0067】
以上説明したように、本発明の背もたれ角度調整可能な椅子は容易に背もたれの角度を調整することができるように構成されており、多様な椅子に適用されて使用者に便宜を提供することができることと期待され、一般的な椅子の外にも人が座ることができるソファ−のような家具にも適用されることができる。
(産業上の利用の可能性)
【0068】
本発明は背もたれの角度調節を便利にすることができ、背もたれが完全に折り畳まれることができる構造の椅子に関し、各家庭や事務室などの椅子に適用する場合、使用者の脊椎健康に役に立り、椅子の使用、保管や移動が便利であるという長所がある。従って、家庭用や事務用家具の製造、流通及び消費分野で広く採択される必要があると思う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
背もたれが連結される支持部に対して背もたれの角度が変更されることができるように構成される椅子において、背もたれの左右側に回転軸と変位軸が備えられる背もたれと;前記支持部に固定設置されて回転軸が結合される回転軸連結孔が備えられるハウジングと;前記ハウジングの内部に形成され、前記変位軸と連結されて直線にスライド運動しながら背もたれの角度を変化させることができる可動ブロックを含む変位アセンブリと;前記可動ブロックの位置を選択的に固定させることができるロックキング手段と;を含むことを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項2】
前記変位アセンブリは、ハウジング内部のスライド溝に沿って移動する可動ブロックと;一端部は可動ブロックに連結され、他端部はその外面にねじ山が形成され、そのねじ山が固定される支持シャフトを囲む形態に設置される可動バーと;前記可動バーの外面に挿入される弾性体と;前記可動バーのねじ山に結合され、歯車の歯が形成される移動ギアと;前記移動ギアと噛み合うギア部が備えられ、前記ギア部と連結されてハウジングの外側に突出される調整レバーからなる操作部と;で構成されることを特徴とする請求項1に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項3】
前記ロックキング手段は、前記操作部の調整レバーの反対側端部付近に挿入されて回動動作され、前記ハウジングの外側に突出される回動突起が形成されることを特徴とする請求項2に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項4】
前記ロックキング手段は、前記可動ブロックと結合されることができるように一部分にタップが形成され、前記ロックキング手段と対向する前記可動ブロックの一側面にも対応するタップが形成されることを特徴とする請求項3に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項5】
前記ロックキング手段は、「└」字状に折曲されて一端部はハウジングの外側に突出されて、回動動作可能なロックスイッチと;前記ロックスイッチの他端部に嵌められる嵌合溝が設けられ、前記可動ブロックと噛み合う歯形部が形成されるロックブロックと;前記ロックブロックを弾力的に支持する支持体と;を含むことを特徴とする請求項2に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項6】
前記弾性体は、スプリング、ゴム材、油空圧スプリングの中の何れか一つであることを特徴とする請求項2に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項7】
前記回転軸は、前記ハウジングの外側で前記回転軸連結孔を通じて前記背もたれと連結されるように挿入され、前記背もたれを水平に畳む時には、前記回転軸は前記ハウジングの外側で抜き取って分離させることができることを特徴とする請求項1〜6の中の何れか一項に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項8】
前記回転軸は、Oリングが結合されるOリング溝が設けられ、前記回転軸連結孔を通じて挿入される時、前記Oリングは圧縮されてから前記回転軸連結孔の端部に形成される係止突起を通過すれば原状態に回復されて結合を形成することを特徴とする請求項7に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項9】
前記弾性体は、前記調整レバーの操作によって前記移動ギアが前記可動バーに付いて移動し、それにより前記弾性体の圧縮程度が変化されることで背もたれを傾ける時要求される加圧力に変化を与えることができることを特徴とする請求項2〜6の中の何れか一項に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項1】
背もたれが連結される支持部に対して背もたれの角度が変更されることができるように構成される椅子において、背もたれの左右側に回転軸と変位軸が備えられる背もたれと;前記支持部に固定設置されて回転軸が結合される回転軸連結孔が備えられるハウジングと;前記ハウジングの内部に形成され、前記変位軸と連結されて直線にスライド運動しながら背もたれの角度を変化させることができる可動ブロックを含む変位アセンブリと;前記可動ブロックの位置を選択的に固定させることができるロックキング手段と;を含むことを特徴とする背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項2】
前記変位アセンブリは、ハウジング内部のスライド溝に沿って移動する可動ブロックと;一端部は可動ブロックに連結され、他端部はその外面にねじ山が形成され、そのねじ山が固定される支持シャフトを囲む形態に設置される可動バーと;前記可動バーの外面に挿入される弾性体と;前記可動バーのねじ山に結合され、歯車の歯が形成される移動ギアと;前記移動ギアと噛み合うギア部が備えられ、前記ギア部と連結されてハウジングの外側に突出される調整レバーからなる操作部と;で構成されることを特徴とする請求項1に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項3】
前記ロックキング手段は、前記操作部の調整レバーの反対側端部付近に挿入されて回動動作され、前記ハウジングの外側に突出される回動突起が形成されることを特徴とする請求項2に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項4】
前記ロックキング手段は、前記可動ブロックと結合されることができるように一部分にタップが形成され、前記ロックキング手段と対向する前記可動ブロックの一側面にも対応するタップが形成されることを特徴とする請求項3に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項5】
前記ロックキング手段は、「└」字状に折曲されて一端部はハウジングの外側に突出されて、回動動作可能なロックスイッチと;前記ロックスイッチの他端部に嵌められる嵌合溝が設けられ、前記可動ブロックと噛み合う歯形部が形成されるロックブロックと;前記ロックブロックを弾力的に支持する支持体と;を含むことを特徴とする請求項2に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項6】
前記弾性体は、スプリング、ゴム材、油空圧スプリングの中の何れか一つであることを特徴とする請求項2に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項7】
前記回転軸は、前記ハウジングの外側で前記回転軸連結孔を通じて前記背もたれと連結されるように挿入され、前記背もたれを水平に畳む時には、前記回転軸は前記ハウジングの外側で抜き取って分離させることができることを特徴とする請求項1〜6の中の何れか一項に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項8】
前記回転軸は、Oリングが結合されるOリング溝が設けられ、前記回転軸連結孔を通じて挿入される時、前記Oリングは圧縮されてから前記回転軸連結孔の端部に形成される係止突起を通過すれば原状態に回復されて結合を形成することを特徴とする請求項7に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【請求項9】
前記弾性体は、前記調整レバーの操作によって前記移動ギアが前記可動バーに付いて移動し、それにより前記弾性体の圧縮程度が変化されることで背もたれを傾ける時要求される加圧力に変化を与えることができることを特徴とする請求項2〜6の中の何れか一項に記載の背もたれ角度調整可能な椅子。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9(a)】
【図9(b)】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9(a)】
【図9(b)】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2012−527945(P2012−527945A)
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512956(P2012−512956)
【出願日】平成22年5月24日(2010.5.24)
【国際出願番号】PCT/KR2010/003241
【国際公開番号】WO2010/137830
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(512173911)エーフォー ワールド カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月24日(2010.5.24)
【国際出願番号】PCT/KR2010/003241
【国際公開番号】WO2010/137830
【国際公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(512173911)エーフォー ワールド カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
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