説明

自動車の前部車体構造

【課題】 歩行者保護対策の観点から従来よりも自動車の前部車体における衝撃吸収効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る自動車の前部車体構造では、カウル部材10は、フロントウインド3を支えるウインド支持部Uを備えるカウルアッパパネル12と、カウルインナパネル14と、ブレース15とを有しており、ウインド支持部Uに対して衝撃荷重Wが加わると、カウルアッパパネル12が衝撃荷重Wの方向に潰れる際に、衝撃荷重Wがそのカウルアッパパネル12の前端縁側と後端縁側とに分散され、前端縁側に分散された荷重はブレース15を前方に折り曲げ、また後端縁側に分散された荷重はカウルインナパネル14の上端部を後方に押圧しながらその折れ曲げ部14eをさらに折り曲げることで、カウルアッパパネル12が衝撃荷重の方向に変位する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室の内側と外側とを区分するダッシュパネル上に固定されたカウル部材によってフロントウインドの下端部を内側から支持する自動車の前部車体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の前部車体構造に関しては、いわゆる歩行者保護対策の観点から衝撃吸収の構造について様々な提案がなされている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、図6に示すように、フロントウインド102の下端部を支えるカウル部材100は、カウルロアパネル106の上面106uに前傾状態で立設されたカウルインナパネル103とカウルアウタパネル104とから構成されている。カウルアウタパネル104の先端部には、カウルインナパネル103の先端部が外側から固定されており、それらのパネル103,104とカウルロアパネル106の上面106uとによって略D字形の閉断面が形成される。そして、カウルアウタパネル104とカウルインナパネル103の先端部近傍に位置するウインド支持部Uによってフロントウインド102の下端部が支持されている。また、カウルアウタパネル104の中央部分には車幅方向に延びる折り曲げ部104wが形成されている。
【0003】
フロントウインド102の外側から衝撃荷重Wがウインド支持部Uに加わると、カウルアウタパネル104が折り曲げ部104wの位置で前下方に折り曲げられ、カウルインナパネル103もカウルアウタパネル104と共に前下方に曲げられる。即ち、カウル部材100は、ウインド支持部Uがカウルアウタパネル104の折り曲げ部104w近傍を中心にして前下方に回転するように潰れ、そのカウル部材100の潰れによって衝撃荷重Wが吸収される(二点鎖線参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2004−155351号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したように、カウル部材100は、ウインド支持部Uがカウルアウタパネル104の折り曲げ部104w近傍を中心にして前下方に回転するように潰れる構成のため、ウインド支持部Uを前下方(矢印Rの方向)に押圧する衝撃荷重Rに対しては潰れ易い。しかし、一般的に歩行者等からの衝撃荷重Wは、図6に示すように、フロントウインド102のほぼ直角方向からウインド支持部Uに加わって、そのウインド支持部Uを後下方に押圧する。このため、前記衝撃荷重Wに対してはカウル部材100が潰れ難く、前記衝撃荷重Wを効率的に吸収することはできないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、従来よりもカウル部材の衝撃吸収効率を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、車室の内側と外側とを区分するダッシュパネル上に固定されたカウル部材によってフロントウインドの下端部を内側から支持する自動車の前部車体構造であって、前記カウル部材は、前記フロントウインドを支えるウインド支持部を備えており、車幅方向に延設されたカウルアッパパネルと、前記カウルアッパパネルの後端縁に上端部が固定されて、下端部が前記ダッシュパネルの第1受け部に固定されており、途中部分に車幅方向に延びる折れ曲げ部が形成されているカウルインナパネルと、前記カウルアッパパネルの前端縁に上端部が固定されており、下端部が前記第1受け部より前側に位置する前記ダッシュパネルの第2受け部に固定されているブレースとを有しており、前記カウルインナパネルの折れ曲げ部は前記ブレース側に突出して、その折れ曲げ部と前記ブレースの下端部近傍とを最短で結ぶ仮想直線は前記フロントウインドとほぼ平行になるように構成されており、前記フロントウインドの外部から前記カウルアッパパネルのウインド支持部に対して衝撃荷重が加わると、前記カウルアッパパネルが前記衝撃荷重の方向に潰れる際に、前記衝撃荷重がそのカウルアッパパネルの前端縁側と後端縁側とに分散され、前端縁側に分散された荷重は前記ブレースを前方に折り曲げ、また後端縁側に分散された荷重は前記カウルインナパネルの上端部を後方に押圧しながらその折れ曲げ部をさらに折り曲げることで、前記カウルアッパパネルが衝撃荷重の方向に変位することを特徴とする。
【0008】
本発明によると、フロントウインドの外部からカウルアッパパネルのウインド支持部に対して衝撃荷重が加わると、前記カウルアッパパネルが前記衝撃荷重の方向に潰れる際に、前記衝撃荷重がそのカウルアッパパネルの前端縁側と後端縁側とに分散される。カウルアッパパネルの前端縁側に分散された荷重は前記ブレースを前方に折り曲げ、後端縁側に分散された荷重は前記カウルインナパネルの上端部を後方に押圧しながらその折れ曲げ部をさらに折り曲げる。これによって、衝撃荷重の方向に潰れたカウルアッパパネルはさらに衝撃荷重の方向に変位するようになる。
このように、フロントウインドの外部からカウルアッパパネルのウインド支持部に対して衝撃荷重が加わると、カウルアッパパネルが衝撃荷重の方向に潰れるとともに、その衝撃荷重の方向に変位するため、カウル部材で前記衝撃荷重を効率的に吸収できるようになる。
【0009】
請求項2の発明によると、カウルインナパネルの折れ曲げ部と前記ブレースの下端部近傍との間の距離は、フロントウインドに対して平行な方向におけるカウルアッパパネルの前端縁から後端縁までの距離よりも小さく設定されていることを特徴とする。
請求項3の発明によると、ブレースは車幅方向に複数本設けられており、各々の前記ブレース間には開口が形成されている。このため、ブレースの車幅方向の位置調整、及び開口の幅調整が容易であり、前記ブレースの前方の折り曲げ量と、カウルインナパネルの折れ曲げ量とのバランス調整が容易になる。
【0010】
請求項4の発明によると、カウル部材を構成するカウルアッパパネルとカウルインナパネルとブレースの厚み寸法は、ダッシュパネルの厚み寸法よりも小さく設定されている。このため、カウル部材で衝撃荷重の吸収を十分に確保しつつ、ダッシュパネルで自動車の前部車体の強度を確保できるようになる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、フロントウインドの外部からカウルアッパパネルのウインド支持部に対して衝撃荷重が加わると、カウルアッパパネルが衝撃荷重の方向に潰れるとともに、衝撃荷重の方向に変位(移動)するため、前記衝撃荷重を効率的に吸収できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
[実施形態1]
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の実施形態1に係る自動車の前部車体構造の説明を行う。ここで、図1、図2は本実施形態に係る自動車の前部車体構造を表す縦断面図、図3は自動車の前部車体に衝撃荷重が加わった状態を表す縦断面図である。また、図4は自動車のインストルメントパネル部分を表す斜視図、図5は自動車の正面図である。
なお、図中の前後左右及び上下は、自動車の前後左右及び上下に対応している。
【0013】
<自動車の前部車体構造>
自動車の前部には、車室HとエンジンルームEとの間を区分するダッシュパネル20(図1参照)が設けられており、そのダッシュパネル20の前端縁20wに棚状のダッシュフロントパネル23が連結されている。そして、ダッシュパネル20及びダッシュフロントパネル23上に、車室前面のフロントウインド3(図5参照)と車室H内のインストルメントパネル5(図4、図5参照)とを支持するカウル部材10が設置されている。
ここで、図1は図4におけるI-I矢視部分の縦断面図であり、図2はI-I矢視部分から車幅方向に若干ずれた位置(後記するブレースが存在しない位置 II-II矢視部分)の縦断面図である。
カウル部材10は、車幅方向に延設されたカウルアッパパネル12と、同じく車幅方向に延設されたカウルインナパネル14と、車幅方向に複数本設けられた板状のブレース15とを備えている。
カウルアッパパネル12は、図1に示すように、前板部12f、中板部12m、後板部12bによって断面略台形状に形成されており、その台形の上底に相当する中板部12mに、フロントウインド3を支持するウインド支持部Uが設けられている。また、カウルアッパパネル12の後板部12bの後端縁12xはフロントウインド3とほぼ平行な位置まで折り曲げられており、そのカウルアッパパネル12の後端縁12xにカウルインナパネル14の上端縁14xが溶接等により固定されている。
【0014】
そして、カウルアッパパネル12の後端縁12xとカウルインナパネル14の上端縁14xとがインストルメントパネル5の係合凹部5kに嵌め込まれるようになっている。
カウルインナパネル14は、車幅方向に延びる折り曲げ部14eを境にして上側の上板部14uと下側の下板部14dとから構成されており、断面略く字形、即ち、前下方に突出する山形に形成されている。そして、カウルインナパネル14の上板部14uの上端縁14xがフロントウインド3とほぼ平行な位置まで折り曲げられており、その上端縁14xに前述のカウルアッパパネル12の後端縁12xが固定されている。
即ち、カウルアッパパネル12の後板部12bと、カウルインナパネル14の上板部14u、下板部14dとは略ジャバラ状につなげられている。
カウルインナパネル14の下板部14dの下端縁14yは、ダッシュパネル20の前端縁20wに溶接等により固定されている。
【0015】
ダッシュパネル20の前端縁20wには、カウルインナパネル14の下端縁14yを挟んで、ダッシュフロントパネル23の後端縁23bが溶接等により固定されている。ダッシュフロントパネル23は、ダッシュパネル20の前側で車幅方向に延設された棚状のパネルであり、カウル部材10のブレース15とカウルフロントパネル18を支持している。ダッシュフロントパネル23の先端近傍は、前下方に浅い角度で折り曲げられており、その折り曲げ部23eの後側にはカウル部材10のブレース15が固定されるブレース固定部23fが設けられている。また、ダッシュフロントパネル23の先端にはカウルフロントパネル18の後端縁18bが固定されるカウル固定部23xが設けられている。
【0016】
前述のように、ブレース15は車幅方向に複数本設けられており、そのブレース15の上端部15xがカウルアッパパネル12の前板部12fの内側に溶接等により固定されている。また、ブレース15の下端縁15yがダッシュフロントパネル23のブレース固定部23fに溶接等により固定されている。ここで、ダッシュフロントパネル23のブレース固定部23fは、ブレース15の下端縁15yの近傍Nとカウルインナパネル14の折り曲げ部14eとを最短で結ぶ仮想直線Lがフロントウインド3とほぼ平行になるように位置決めされている。
ここで、カウル部材10を構成するカウルアッパパネル12及びカウルインナパネル14の材料には厚み寸法が約0.65mmの鋼板が使用され、ブレース15の材料には厚み寸法が約0.6mmの鋼板が使用される。
また、ダッシュパネル20の材料には厚み寸法が約1.0mmの鋼板が使用され、ダッシュフロントパネル23の材料には厚み寸法が約0.7mmの鋼板が使用される。さらに、カウルフロントパネル18の材料には厚み寸法が約0.7mmの鋼板が使用される。
以上説明したように、ダッシュフロントパネル23とダッシュパネル20とが本発明のダッシュパネルに相当する。また、ダッシュパネル20の前端縁20wが本発明のダッシュパネルにおける第1受け部に相当し、ダッシュフロントパネル23のブレース固定部23fが本発明のダッシュパネルにおける第2受け部に相当する。
【0017】
<本実施形態に係る自動車の前部車体構造の作用>
次に、図3に基づいて、フロントウインド3の外部から衝撃荷重Wが加わった場合にカウル部材10等が変形する様子について説明する。
フロントウインド3に対してほぼ直角方向から衝撃荷重Wがカウル部材10のウインド支持部Uに加わると、カウルアッパパネル12の中板部12mが矢印方向に変位する。即ち、断面略台形状のカウルアッパパネル12が板状に押し潰され(二点鎖線参照)、その押し潰される過程で前記衝撃荷重Wがカウルアッパパネル12の前板部12f側と後板部12b側とに分散される。カウルアッパパネル12の前板部12f側に分散された荷重は、ブレース15を下端縁15yの近傍Nから前方に折り曲げるとともに、前記衝撃荷重Wの方向に押圧する。また、カウルアッパパネル12の後板部12b側に分散された荷重は、カウルインナパネル14の上端縁14xを後方に押圧しながらそのカウルインナパネル14の折れ曲げ部14eをさらに折り曲げ、前記衝撃荷重Wの方向に変形させる(二点鎖線参照)。
これによって、衝撃荷重Wの方向に潰れたカウルアッパパネル12はさらに衝撃荷重Wの方向に変位するようになり、衝撃荷重Wを効率的に吸収できるようになる。
【0018】
ここで、衝撃荷重Wによって折り曲げられるブレース15の下端縁15yの近傍Nとカウルインナパネル14の折れ曲げ部14eとはフロントウインド3とほぼ平行な仮想直線L上に位置している。このため、カウル部材10は衝撃荷重Wによってフロントウインド3とほぼ平行に潰れるようになり、フロントウインド3に対してほぼ直角方向から加わる衝撃荷重Wを効率的に吸収できるようになる。
また、ブレース15は車幅方向に複数本設けられており、各々のブレース15間には開口が形成されている(図2参照)。このため、ブレース15の車幅方向の位置調整、及び開口の幅調整が容易であり、前記ブレース15の前方の折り曲げ量と、カウルインナパネル14の折れ曲げ量とのバランス調整が容易になる。
さらに、カウル部材10を構成するカウルアッパパネル12とカウルインナパネル14とブレース15の厚み寸法は、ダッシュパネル20及びダッシュフロントパネル23の厚み寸法よりも小さく設定されている。これにより、カウル部材10で衝撃荷重Wの吸収を十分に確保しつつ、ダッシュパネル20及びダッシュフロントパネル23で自動車の前部車体の強度を確保できるようになる。
【0019】
<自動車の前部車体構造の変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、ブレース15の下端縁15yの近傍Nに、特に折れ曲げ線等を形成しなかったが、折れ曲げ線等を形成して折り曲げ部分を明確にすることも可能である。また、カウルアッパパネル12やカウルインナパネル14の断面形状は適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施形態1に係る自動車の前部車体構造を表す縦断面図(図4のI-I矢視断面図)である。
【図2】本発明の実施形態1に係る自動車の前部車体構造を表す縦断面図(図4のII-II矢視断面図)である。
【図3】自動車の前部車体に衝撃荷重が加わった状態を表す縦断面図である。
【図4】自動車のインストルメントパネル部分を表す斜視図である。
【図5】自動車の正面図である。
【図6】従来の自動車の前部車体構造を表す縦断面図である。
【符号の説明】
【0021】
H 車室
U ウインド支持部
W 衝撃荷重
3 フロントウインド
10 カウル部材
12 カウルアッパパネル
14 カウルインナパネル
14e 折れ曲げ部
15 ブレース
N 下端部近傍
20 ダッシュパネル
20w 前端縁(第1受け部)
23 ダッシュフロントパネル(ダッシュパネル)
23f ブレース固定部(第2受け部)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室の内側と外側とを区分するダッシュパネル上に固定されたカウル部材によってフロントウインドの下端部を内側から支持する自動車の前部車体構造であって、
前記カウル部材は、
前記フロントウインドを支えるウインド支持部を備えており、車幅方向に延設されたカウルアッパパネルと、
前記カウルアッパパネルの後端縁に上端部が固定されて、下端部が前記ダッシュパネルの第1受け部に固定されており、途中部分に車幅方向に延びる折れ曲げ部が形成されているカウルインナパネルと、
前記カウルアッパパネルの前端縁に上端部が固定されており、下端部が前記第1受け部より前側に位置する前記ダッシュパネルの第2受け部に固定されているブレースとを有しており、
前記カウルインナパネルの折れ曲げ部は前記ブレース側に突出して、その折れ曲げ部と前記ブレースの下端部近傍とを最短で結ぶ仮想直線は前記フロントウインドとほぼ平行になるように構成されており、
前記フロントウインドの外部から前記カウルアッパパネルのウインド支持部に対して衝撃荷重が加わると、前記カウルアッパパネルが前記衝撃荷重の方向に潰れる際に、前記衝撃荷重がそのカウルアッパパネルの前端縁側と後端縁側とに分散され、前端縁側に分散された荷重は前記ブレースを前方に折り曲げ、また後端縁側に分散された荷重は前記カウルインナパネルの上端部を後方に押圧しながらその折れ曲げ部をさらに折り曲げることで、前記カウルアッパパネルが衝撃荷重の方向に変位することを特徴とする自動車の前部車体構造。
【請求項2】
請求項1に記載された自動車の前部車体構造であって、
カウルインナパネルの折れ曲げ部と前記ブレースの下端部近傍との間の距離は、フロントウインドに対して平行な方向におけるカウルアッパパネルの前端縁から後端縁までの距離よりも小さく設定されていることを特徴とする自動車の前部車体構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載された自動車の前部車体構造であって、
前記ブレースは車幅方向に複数本設けられており、各々の前記ブレース間には開口が形成されていることを特徴とする自動車の前部車体構造。
【請求項4】
請求項1から請求項2のいずれかに記載された自動車の前部車体構造であって、
前記カウル部材を構成する前記カウルアッパパネルと前記カウルインナパネルと前記ブレースの厚み寸法は、前記ダッシュパネルの厚み寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする自動車の前部車体構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−22199(P2007−22199A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−204377(P2005−204377)
【出願日】平成17年7月13日(2005.7.13)
【出願人】(000110321)トヨタ車体株式会社 (1,272)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】