説明

自動車の後部車体構造

【課題】スペアタイヤ配置を損ねることなくリヤフロアパネルを利便性、多様性に優れたフラットパネル構成にし、併せて後突荷重を車体後部よりフロントフロアパネル側に効率よく伝達できるようにすること。
【解決手段】フロントフロアパネル1より一段高い位置にあるリヤフロアパネル3は車外下方にスペアタイヤ収納部Sを構成し、リヤフロアパネル3をフラットパネル構造のものとする。車幅方向中央部にはセンタフレーム31が車体前後方向に延在しており、フロントフロアパネル1とリヤフロアパネル3とが段違いになってもセンタフレーム31によって後突荷重が車体後部よりフロントフロアパネル1側に効率よく伝達される構造とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の後部車体構造に関し、特に、スペアタイヤの収納部を有する後部車体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来例1の後部車体構造として、左右のリヤサイドメンバとサスペンション取付用クロスメンバ及びシートキャッチャー用クロスメンバとリヤフロアパネルとで強度の高い変形阻止部を構成し、当該変形阻止部とスペアタイヤ格納用の凹部(スペアタイヤパン)との間に、前記変形阻止部より強度が低い変形許容部を設け、車体後部からの衝突荷重により変形許容部を変形させてスペアタイヤ格納用凹部を車体下方へ回転移動させる構造とし、更に、前記サスペンション取付用クロスメンバを、車両後部から衝突荷重が入力されたときに前記凹部の前端が突き当たる位置に配設した後部車体構造が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この後部車体構造では、変形許容部の変形によってスペアタイヤ格納用の凹部を車体下方へ回転移動させることにより、エネルギ吸収が行われる。
【0004】
従来例2の後部車体構造として、リヤフロアパネルのスペアタイヤパンよりも車両前方位置から車両後方かつ下方に向けて傾斜板を垂設し、この傾斜板の下端部をスペアタイヤパンの前側縦壁に結合し、これら傾斜板とスペアタイヤパンの前側縦壁とリヤフロアパネルとの間に第1閉断面部を形成した後部車体構造が知られている(例えば、特許文献2)。
【0005】
この後部車体構造では、第1閉断面部によってスペアタイヤパンの前側縦壁のねじり剛性を増大して後面衝突のエネルギ吸収に必要な圧潰スペースを確保しつつ、燃料タンクへの干渉を防止することができ、燃料タンクの容量を確保するとともに、車体の大型化を避けつつ、補助タイヤの収納スペースを確保できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3620288号公報
【特許文献2】特開2004−314673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述したような従来例の後部車体構造では、リヤフロアパネルの車室内側にスペアタイヤを配置するために、リヤフロアパネルにスペアタイヤ配置用の凹部を設ける必要がある。このため、リヤフロアパネルを、スペアタイヤ配置用凹部がなく、利便性、多様性に優れたフラットパネル構成にすることができない。
【0008】
また、自動車の更なる衝突性能の向上のために、従来のものに増して、後突荷重を車体後部よりフロントフロアパネル側に効率よく伝達する後部車体構造の開発の要求がある。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、自動車の後部車体構造において、スペアタイヤ配置を損ねることなくを利便性、多様性に優れたフラットパネル構成にすることができ、併せて従来のものにリヤフロアパネル増して、後突荷重を車体後部よりフロントフロアパネル側に効率よく伝達できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による自動車の後部車体構造は、フロントフロアパネルの車体後方に、当該フロントフロアパネルより一段高い位置に配置されて車外下方にスペアタイヤ収納部を構成するフラットパネル構造のリヤフロアパネルと、前記リヤフロアパネルの車幅方向両側を車体前後方向に延在する左右のリヤサイドフレームと、車幅方向に延在して左右両端を前記左右のリヤサイドフレームの後端を結合されたリヤエンドクロスメンバと、車幅方向中央部を車体前後方向に延在し、後端を前記リヤエンドクロスメンバに結合され、前端を前記フロントフロアパネルの車幅方向中央部を車体前後方向に延在するトンネル部あるいは前記フロントフロアパネルに結合されて車幅方向中央部を車体前後方向に延在するフロントセンタフレームに荷重伝達関係で接続されたセンタフレームとを有する。
【0011】
本発明による自動車の後部車体構造は、好ましくは、前記センタフレームは、前端が前記リヤフロアパネルの前端に位置し、車幅方向に延在するミドルフロアクロスメンバに結合されて当該ミドルフロアクロスメンバを介して前記トンネル部あるいは前記フロントセンタフレームと結合されている。
【0012】
本発明による自動車の後部車体構造は、好ましくは、更に、前記センタフレームは、前記フロントフロアパネルとリヤフロアパネルとの段差部において、前記ミドルフロアクロスメンバの下方で、前記トンネル部あるいは前記フロントセンタフレームの後端に結合されたセンタフロアエクステンションメンバを有する。
【0013】
本発明による自動車の後部車体構造は、好ましくは、更に、前記リヤエンドクロスメンバより車体前側において車幅方向に延在して左右両端を前記左右のリヤサイドフレームを結合された少なくとも一つのフロアクロスメンバを有し、前記センタフレームは前記フロアクロスメンバにも結合されている。
【0014】
本発明による自動車の後部車体構造は、好ましくは、前記フロントフロアパネルと前記リヤフロアパネルとの段差部と前記スペアタイヤ収納部との間にリヤサスペンションビームが車幅方向に延在している。
【発明の効果】
【0015】
本発明による自動車の後部車体構造によれば、フロントフロアパネルより一段高い位置にあるリヤフロアパネルは車外下方にスペアタイヤ収納部を構成するから、リヤフロアパネルはフラットパネル構造を取ることができる。車幅方向中央部にはセンタフレームが車体前後方向に延在し、センタフレームは、後端をリヤエンドクロスメンバに結合され、前端をフロントフロアパネルの車幅方向中央部を車体前後方向に延在するトンネル部あるいはフロントセンタフレームに荷重伝達関係で接続されていることにより、フロントフロアパネルとリヤフロアパネルとが段違いになっても後突荷重が車体後部よりフロントフロアパネル側に効率よく伝達される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による自動車の後部車体構造の一つの実施例を示す底面図。
【図2】リヤサスペンション部材とスペアタイヤを取り付けられた本実施例による後部車体構造の底面図。
【図3】本実施例による後部車体構造における後突荷重の伝達経路を示す底面図。
【図4】図1の線A−Aに沿った断面図。
【図5】本実施例による後部車体構造における後突荷重の伝達経路を示す図1の線A−Aに沿った断面図。
【図6】図1の線B−Bに沿った断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明による自動車の後部車体構造の実施例を、図1〜図6を参照して説明する。
【0018】
これらの図において、1はフロントフロアパネルを、3はリヤフロアパネルを、5は左右の後輪(リヤタイヤ)を各々示している。
【0019】
フロントフロアパネル1の車幅方向の左右両側部には車体前後方向に延在する左右のサイドシル7が結合されている。フロントフロアパネル1の車幅方向中央部には車体前後方向に延在するドーム形断面のトンネル部9が形成されている。なお、トンネル部9の両側位置には車体前後方向に延在するトンネル部フレームを有していてもよい。
【0020】
トンネル部がないフロントフロアパネルの場合には、トンネル部と同等の作用を行う車体前後方向の荷重伝達経路部材として、車幅方向中央部を車体前後方向に延在する溝形断面のフロントセンタフレームがフロントフロアパネルに溶接等によって結合されればよい。フロントセンタフレームは、複数個あってもよく、車幅方向の中央近傍を車体前後方向に延在していてもよい。
【0021】
リヤフロアパネル3は、フロントフロアパネル1より車体後方にあって、フロントフロアパネル1より一段高い位置に略水平に配置されている。リヤフロアパネル3は、実質的に平らな鋼板により構成されていてフラットパネル構造をなし、車外下方にスペアタイヤ収納部Sを構成する。
【0022】
このように、リヤフロアパネル3が、フラットパネル構造をなしていることにより、リヤフロアパネル3にスペアタイヤ配置用凹部が形成されている場合に比してリヤフロアパネル3、特に、リヤフロアパネル上部の利便性、多様性が優れたものになり、後部座席配置やリヤラゲッジスペースの設計の自由度、多様性が向上する。
【0023】
リヤフロアパネル3の後端にはリヤパネル13が、リヤパネル13にはリヤパネルスチフナ15が各々溶接等によって結合されている(図4参照)。
【0024】
リヤフロアパネル3の車幅方向の左右両側部には車体前後方向に延在する左右のリヤサイドフレーム11が溶接等によって結合されている。リヤサイドフレーム11は前端を左右のサイドシル7の後端に溶接等によって結合されている。リヤサイドフレーム11は、溝形断面部材11Aと、溝形断面部材11Aの溝開口を閉じるように溝形断面部材11A溶接等によって結合された蓋部材11Bとにより箱形断面をなしている(図6参照)。
【0025】
リヤフロアパネル3の後端近傍の下底面には車幅方向に延在するリヤエンドクロスメンバ17が溶接等によって結合されている。リヤエンドクロスメンバ17は、溝形断面をしていて、左右両端を左右のリヤサイドフレーム11の後端(後端近傍)に溶接等によって結合されている。
【0026】
左右のリヤサイドフレーム11の後端にはリヤバンパエクステンション19によってリヤバンパビーム21が取り付けられている。
【0027】
左右のリヤサイドフレーム11の前端近傍(サイドシル7との結合部近傍)には、車幅方向に延在するミドルフロアクロスメンバ23の左右端部が溶接等によって結合されている。ミドルフロアクロスメンバ23には車幅方向に延在するミドルフロアクロスメンバスチフナ25が溶接等によって結合され、ミドルフロアクロスメンバ23とミドルフロアクロスメンバスチフナ25とで箱形断面形状が構成されている。ミドルフロアクロスメンバ23とミドルフロアクロスメンバスチフナ25はリヤサイドフレーム11の前端に溶接等によって結合されている。ミドルフロアクロスメンバスチフナ25はフロントフロアパネル1の後端にも溶接等によって結合されている。
【0028】
リヤフロアパネル3の前端近傍の下底面には車幅方向に延在するリヤフロアクロスメンバ27が溶接等によって結合されている。リヤフロアクロスメンバ27は、溝形断面をしていて、左右両端を左右のリヤサイドフレーム11に溶接等によって結合されている。
【0029】
リヤフロアパネル3の車幅方向中央部には車体前後方向に延在するセンタフレーム31が設けられている。センタフレーム31は、本実施例では、車体前後方向全域に亘ってリヤフロアパネル3の下底面に溶接等によって結合され、後端をリヤエンドクロスメンバ17に、前端をリヤフロアクロスメンバ27に各々溶接等によって結合された溝形断面のリヤセンタフレーム31Aと、後端をリヤセンタフレーム31Aの前端に、前端をミドルフロアクロスメンバ23に各々溶接等によって結合された溝形断面のフロントセンタフレーム31Bと、車体前後方向全域に亘ってリヤフロアパネル3の上面に溶接等によって結合されて浅底の溝形断面の上側センタフレーム31Cにより構成されている。
【0030】
つまり、センタフレーム31は、前端がリヤフロアパネル3の前端に位置し、車幅方向に延在するミドルフロアクロスメンバ23に結合されて当該ミドルフロアクロスメンバ23を介してトンネル部9あるいは前記フロントセンタフレームと結合されている。
【0031】
フロントフロアパネル1とリヤフロアパネル3との段差部には、トンネル部9の後端に溶接等によって結合されたセンタフロアエクステンションメンバ33が設けられている。センタフロアエクステンションメンバ33は、箱形状をした2部品により構成され、トンネル部9の左右の側壁に各々対応する位置にある。センタフロアエクステンションメンバ33にはセンタフレーム31のフロントセンタフレーム31Bの前端が溶接等によって結合されている。
【0032】
換言すると、センタフレーム31は、フロントフロアパネル1とリヤフロアパネル3との段差部において、ミドルフロアクロスメンバ23の下方で、トンネル部9あるいは前記フロントセンタフレームの後端に結合されたセンタフロアエクステンションメンバ33を有する。
【0033】
これにより、センタフレーム31の前端は、センタフロアエクステンションメンバ33を介してフロントフロアパネル1のトンネル部9に荷重伝達関係で接続される。
【0034】
センタフレーム31のリヤセンタフレーム31Aはスペアタイヤ収納部Sを車体前後方向に横切って延在している。リヤセンタフレーム31Aの車体前後方向の中間部にはスペアタイヤTの取付座部をなすスペアタイヤアンカ部材35が溶接等によって結合されている。スペアタイヤアンカ部材35にはスペアタイヤTのホイール部Thがスペアタイヤ取付治具Tgによって取り外し可能に装着される。
【0035】
リヤセンタフレーム31Aのスペアタイヤアンカ部材35の前後には各々スペアタイヤブラケット37、39が溶接されている。スペアタイヤブラケット37、39はスペアタイヤTのタイヤ部Ttに当接する収納台座をなすものである。前側のスペアタイヤブラケット37は、図4に示されているように、後側のスペアタイヤブラケット39より背が高くなっている。これにより、スペアタイヤTは、スペアタイヤ収納部Sに後方上がりの搭載姿勢で、配置される。
【0036】
スペアタイヤ収納部Sに収納されるスペアタイヤTは、一端をスペアタイヤアンカ部材35に結合され、他端をスペアタイヤ取付治具Tgに結合された飛散防止紐(ワイヤ、ケーブル)38によって車体に繋がれている。
【0037】
左右のリヤサイドフレーム11にはブッシュ部43によって左右のトレーリングアーム41が枢動可能に取り付けられている。左右のトレーリングアーム41は、各々ブッシュ部43より車体後部側に延在し、左右の後輪5を支持している。左右のトレーリングアーム41は車幅方向に延在するリヤサスペンションビーム45によって互いに連結されている。
【0038】
リヤサスペンションビーム45は、フロントフロアパネル1とリヤフロアパネル3との段差部、本実施例ではセンタフロアエクステンションメンバ33と、スペアタイヤ収納部Sとの間ににあって車幅方向に延在している。この場合、センタフロアエクステンションメンバ33は、サスペンション動作によるリヤサスペンションビーム45の最大上下移動範囲の全域に亘る高さ寸法を有しており、リヤサスペンションビーム45が最大上昇位置にあっても最大降下位置にあっても、移動車体前後方向の投影面で見て、リヤサスペンションビーム45とセンタフロアエクステンションメンバ33とが重畳する配置になっている。
【0039】
次に、図3、図5を参照して上述の構成による後部車体構造における後突荷重の伝達経路について説明する。
【0040】
リヤバンパビーム21に作用する後突荷重Lの伝達経路とし、矢印a、bにより示されているように、リヤバンパビーム21より左右のリヤサイドフレーム11を通って左右のサイドシル7へ向かう経路と、矢印c、d、eにより示されているように、センタフレーム31からセンタフロアエクステンションメンバ33を通ってフロントフロアパネル1のトンネル部9へ向かう経路とがある。また、矢印f、gにより示されているように、センタフレーム31からリヤフロアクロスメンバ27、ミドルフロアクロスメンバ23によって左右の左右のリヤサイドフレーム11へ向かう経路がある。
【0041】
また、後突荷重によってスペアタイヤ収納部Sに収納されているスペアタイヤTが車体前側に移動したことにより、スペアタイヤTがリヤサスペンションビーム45に当たり、リヤサスペンションビーム45がセンタフロアエクステンションメンバ33に当たることにより、矢印h、i、jにより示されているように、スペアタイヤTからリヤサスペンションビーム45、センタフロアエクステンションメンバ33を介してフロントフロアパネル1のトンネル部9へ向かう荷重伝達経路が得られる。
【0042】
この荷重伝達経路を如何なるサスペンション状態でも確保するために、リヤサスペンションビーム45が最大上昇位置にあっても最大降下位置にあっても、移動車体前後方向の投影面で見て、リヤサスペンションビーム45とセンタフロアエクステンションメンバ33とが重畳する配置になっている。
【0043】
また、スペアタイヤ収納部Sに収納されているスペアタイヤTの搭載角度が後方上がりの角度であることにより、スペアタイヤTによるフロントフロアパネル1へ向けての荷重伝達が良好に行われ、しかもスペアタイヤTが脱落してもフロントフロアパネル1との干渉を避けることができる。なお、脱落したスペアタイヤTは、飛散防止紐38によって車体に繋ぎ止められる。
【0044】
本実施例の後部車体構造はセンタフレーム31が設けられていることにより、剛性が向上すると共に、上述の荷重伝達経路が得られ、フロントフロアパネル1とリヤフロアパネル3とが段違いになっても後突荷重Lが車体後部よりフロントフロアパネル1側に効率よく伝達される。
【符号の説明】
【0045】
1 フロントフロアパネル
3 リヤフロアパネル
5 後輪
7 サイドシル
9 トンネル部
11 リヤサイドフレーム
17 リヤエンドクロスメンバ
21 リヤバンパビーム
23 ミドルフロアクロスメンバ
27 リヤフロアクロスメンバ
31 センタフレーム
33 センタフロアエクステンションメンバ
45 リヤサスペンションビーム
S スペアタイヤ収納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロントフロアパネルの車体後方に、当該フロントフロアパネルより一段高い位置に配置されて車外下方にスペアタイヤ収納部を構成するフラットパネル構造のリヤフロアパネルと、
前記リヤフロアパネルの車幅方向両側を車体前後方向に延在する左右のリヤサイドフレームと、
車幅方向に延在して左右両端を前記左右のリヤサイドフレームの後端を結合されたリヤエンドクロスメンバと、
車幅方向中央部を車体前後方向に延在し、後端を前記リヤエンドクロスメンバに結合され、前端を前記フロントフロアパネルの車幅方向中央部を車体前後方向に延在するトンネル部あるいは前記フロントフロアパネルに結合されて車幅方向中央部を車体前後方向に延在するフロントセンタフレームに荷重伝達関係で接続されたセンタフレームと、
を有する自動車の後部車体構造。
【請求項2】
前記センタフレームは、前端が前記リヤフロアパネルの前端に位置し、車幅方向に延在するミドルフロアクロスメンバに結合されて当該ミドルフロアクロスメンバを介して前記トンネル部あるいは前記フロントセンタフレームと結合されている請求項1に記載の自動車の後部車体構造。
【請求項3】
前記センタフレームは、前記フロントフロアパネルとリヤフロアパネルとの段差部において、前記ミドルフロアクロスメンバの下方で、前記トンネル部あるいは前記フロントセンタフレームの後端に結合されたセンタフロアエクステンションメンバを有する請求項2に記載の自動車の後部車体構造。
【請求項4】
前記リヤエンドクロスメンバより車体前側において車幅方向に延在して左右両端を前記左右のリヤサイドフレームを結合された少なくとも一つのフロアクロスメンバを有し、
前記センタフレームは前記フロアクロスメンバにも結合されている請求項1から3の何れか一項に記載の自動車の後部車体構造。
【請求項5】
前記フロントフロアパネルと前記リヤフロアパネルとの段差部と前記スペアタイヤ収納部との間にリヤサスペンションビームが車幅方向に延在している請求項1から4の何れか一項に記載の自動車の後部車体構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−241393(P2010−241393A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−95522(P2009−95522)
【出願日】平成21年4月10日(2009.4.10)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】