表示灯及び電子機器
【課題】全体の小型化、薄型化を図るとともに、発光素子による照光面積を広げる。
【解決手段】LED6と、このLED6からの出射光をLED6の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面7と、を備える。拡散面7は、LED6を間に挟んで対向する位置に、LED6の光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている。
【解決手段】LED6と、このLED6からの出射光をLED6の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面7と、を備える。拡散面7は、LED6を間に挟んで対向する位置に、LED6の光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば発光ダイオード等の発光素子の点灯及び消灯によって電子機器等の状態を示す表示灯、及び表示灯を備える電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器として、例えば携帯型電話機では、発光ダイオード(LED)の点灯、点滅、消灯等の状態によって、例えば着信等の各種状態を表示する表示灯を備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の表示灯は、図9及び図10に示すように、携帯型電話機の筐体103の内部に、回路基板110上に実装されたLED106が配置されている。そして、これら表示灯では、LED106からの出射光を、レンズ状の光学部材108を用いて光軸に直交する方向に拡散させることで、照光面積が確保されている。この光学部材108は、携帯型電話機の厚みt1方向に対して占める厚みt2が比較的厚く、かつ、外形寸法が比較的大きく形成されている。
【0004】
また、携帯型電話機の筐体の内部に、表示灯を配置するための充分なスペースを確保することが困難であり、上述のような光学部材108を使用することができない場合には、光学部品108の代わりに、比較的薄い板状の光透過板109によってLED106が覆われる構成が採られている。この表示灯は、図11に示すように、LED106からの出射光が、光透過板109を介して出射され、LED106の光軸上の近傍のみが照光されている。
【特許文献1】特開2002−57762号公報(図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図9及び図10に示した、上述の表示灯では、厚みt1が比較的大きな光学部材108を配置するために、筐体103の内部に、厚みt1方向のスペース、及びこの厚みt1方向に直交する平面的なスペースを充分に確保する必要がある。したがって、これら表示灯は、小型化、薄型化が要望されている携帯型電話機に適用された場合、携帯型電話機の厚みt1方向や外形寸法へ及ぼす影響が大きかった。
【0006】
また、図11に示した表示灯の構成では、LED106の光軸の上部付近のみにしか、照光面積を得ることができず、LED106による照光面積が非常に狭くなってしまう不都合がある。
【0007】
そして、携帯型電話機の薄型化、小型化が図られた場合には、筐体の内部に、表示灯を配置するスペースや厚みを充分に確保することが困難である。このため、特に携帯型電話機に適用される表示灯では、LEDによる照光範囲を広げることが難しくなっており、携帯電話機の外観デザインへの影響があるので、LEDによる照光性を向上し、照光範囲を広げることが求められている。
【0008】
一方で、携帯型電話機では、LEDの照光範囲を充分に確保した場合、携帯型電話機の大型化を招き、携帯型電話機の外観デザインの自由度が制限され、外観デザインを損なってしまう不都合があった。
【0009】
そこで、本発明は、上述した課題を解決し、全体の小型化、薄型化を図るとともに、発光素子による照光面積を広げることができる表示灯及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するため、本発明に係る表示灯は、発光素子と、この発光素子からの出射光を発光素子の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面と、を備える。また、拡散面は、発光素子を間に挟んで対向する位置に、光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている。
【0011】
また、本発明に係る電子機器は、上述した本発明に係る表示灯と、発光素子が配置される開口が設けられこの開口の縁部に拡散面が形成されている筐体と、を備える。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、発光素子からの出射光をこの発光素子の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面を備えることによって、全体の小型化、薄型化を図るとともに、発光素子からの出射光による照光面積を増やすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
実施形態の表示灯を備える電子機器として、実施形態の携帯型電話機を説明する。図1に示すように、本実施形態の携帯型電話機1は、点灯や点滅等によって携帯型電話機1の各種状態を表示する表示灯2と、この表示灯2が設けられる筐体3とを備えている。
【0015】
筐体3には、文字等の情報を表示する液晶表示板4が配置されており、この液晶表示板4の近傍に、表示灯2が配置されている。
【0016】
表示灯2は、発光素子としての発光ダイオード(LED)6と、このLED6からの出射光をLED6の光軸に直交する方向に拡散させる一組の拡散面7と、LED6及び拡散面7を覆う光透過板9と、を備えている。
【0017】
また、筐体3には、表示灯2のLED6が配置される四角形状の開口5が設けられている。この開口5の縁部には、それぞれ対向する位置に、一組の拡散面7が形成されている。また、開口5の縁部の開口端は、長方形状に形成されており、拡散面7が開口端の短手方向に沿って配置されるとともに、LED6の光軸に平行な垂直面8が開口端の長手方向に沿って配置されている。
【0018】
LED6としては平面型のLEDが用いられている。LED6は、回路基板10上に実装されて配置されている。
【0019】
拡散面7は、LED6を間に挟んで対向する位置に、LED6の光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている。また、拡散面7は、下端が、LED6の出射面とほぼ等しい位置に形成されており、開口5の下端側の内壁面によって、出射面からの出射光を遮らないように形成されている。
【0020】
この拡散面7は、LED6の光軸に直交する平面に対する傾斜角θが、45度以上の場合には、LED6の光軸に直交する方向に良好に拡散されないので好ましくない。傾斜角θは、例えば開口5の長手方向に沿って照光させる長さ等の所望の照光範囲に応じて、45度未満の範囲内で、LED6の照射性能の許す限り自由に設定することができる。このとき、傾斜角θは、筐体3の拡散面7の強度を保てる範囲で設定される。本実施形態では、傾斜角θが6.5度に設定されている。
【0021】
また、筐体3は、樹脂材料によって成形金型を用いて成形されており、拡散面7が、成形金型による成形面によって構成されている。したがって、筐体3によれば、拡散面7を、製造コストの増加を招くことなく、簡素に構成することができる。
【0022】
光透過板9は、例えば樹脂材料によって比較的薄い板状に形成されている。光透過板9は、表示灯2と液晶表示板4とに跨って配置されて、筐体3に固定されている。
【0023】
以上のように構成された表示灯2について、LED6による照光面積が広げられる作用を説明する。
【0024】
表示灯2では、LED6からの出射光が光透過板9を介して筐体3の外部に出射されるとともに、この出射光の一部が拡散面7によって出射光の光軸に直交する方向に拡散される。そして、LED6からの出射光の一部が拡散面7によって拡散されることで、LED6による照光面積が開口5の長手方向に広げられ、光透過板9に入射される。このため、表示灯2では、光透過板9からの出射光による照光面積が増加される。したがって、表示灯2は、小型、薄型が図られているのに拘わらず、照光面積が広げられているので、点灯や点滅状態等を良好に視認することができる。
【0025】
上述したように、実施形態の表示灯2によれば、LED6からの出射光をこのLED6の光軸に直交する方向に拡散させる一組の拡散面7を備えることによって、LED6の光軸方向に対する厚みや、光軸に直交する方向に対する平面的なスペースが大きくなることが抑えられると共に、拡散面7でLED6による照光面積を増加させることができる。
【0026】
すなわち、表示灯2では、LED6の光軸上に、比較的厚みが大きいレンズのような光学部品を配置することなく、比較的薄い板状の光透過板9のみで、照光面積を充分に確保することが可能になる。したがって、表示灯2によれば、表示灯2を備える携帯型電話機1の小型化、薄型化を図ると共に、LED6からの出射光の視認性を向上することができる。
【0027】
(他の実施形態)
上述した実施形態の表示灯2では、長方形状をなす開口5の縁部に、一組の拡散面7が設けられた構成が採られたが、拡散面の形態が、この構成に限定されるものではない。
【0028】
例えば図5及び図6に示すように、拡散面17は、開口5の縁部に、LED6の光軸の周囲に亘って、対向する位置にそれぞれ配置されることで、開口5及び開口端が正方形状又は長方形状に形成される構成が採られてもよい。この拡散面17によれば、LED6による照光面積を正方形状又は長方形状に広げることが可能になる。
【0029】
また、図7に示すように、拡散面27は、開口5の縁部に、LED6の光軸の周囲に亘って円錐状に形成される構成が採られてもよい。この拡散面27によれば、LED6による照光面積を円形状に広げることが可能になる。
【0030】
また、図8に示すように、必要に応じて、拡散面7及び光透過板9の内面の上には、拡散膜11が設けられてもよく、LED6からの出射光を更に良好に拡散させることが可能になる。
【0031】
なお、本発明に係る表示灯は、携帯型電話機に適用される構成を挙げたが、例えばパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Data Assistant)、携帯型ビデオゲーム機等の他の電子機器や、各種装置の操作パネル等に配置される構成に適用されて好適である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施形態の携帯型電話機を背面側から示す平面図である。
【図2】実施形態の表示灯を示す斜視図である。
【図3】前記表示灯を示す平面図である。
【図4】前記表示灯を示す縦断面図である。
【図5】他の実施形態の表示灯を示す平面図である。
【図6】前記他の実施形態の表示灯を示す斜視図である。
【図7】更に他の実施形態の表示灯を示す平面図である。
【図8】実施形態の表示灯の構成例を示す縦断面図である。
【図9】本発明に関連する表示灯を示す縦断面図である。
【図10】本発明に関連する他の表示灯を示す縦断面図である。
【図11】本発明に関連する更に他の表示灯を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 携帯型電話機
2 表示灯
3 筐体
5 開口
6 LED(発光素子)
7 拡散面
9 光透過板
11 拡散膜
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば発光ダイオード等の発光素子の点灯及び消灯によって電子機器等の状態を示す表示灯、及び表示灯を備える電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器として、例えば携帯型電話機では、発光ダイオード(LED)の点灯、点滅、消灯等の状態によって、例えば着信等の各種状態を表示する表示灯を備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の表示灯は、図9及び図10に示すように、携帯型電話機の筐体103の内部に、回路基板110上に実装されたLED106が配置されている。そして、これら表示灯では、LED106からの出射光を、レンズ状の光学部材108を用いて光軸に直交する方向に拡散させることで、照光面積が確保されている。この光学部材108は、携帯型電話機の厚みt1方向に対して占める厚みt2が比較的厚く、かつ、外形寸法が比較的大きく形成されている。
【0004】
また、携帯型電話機の筐体の内部に、表示灯を配置するための充分なスペースを確保することが困難であり、上述のような光学部材108を使用することができない場合には、光学部品108の代わりに、比較的薄い板状の光透過板109によってLED106が覆われる構成が採られている。この表示灯は、図11に示すように、LED106からの出射光が、光透過板109を介して出射され、LED106の光軸上の近傍のみが照光されている。
【特許文献1】特開2002−57762号公報(図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図9及び図10に示した、上述の表示灯では、厚みt1が比較的大きな光学部材108を配置するために、筐体103の内部に、厚みt1方向のスペース、及びこの厚みt1方向に直交する平面的なスペースを充分に確保する必要がある。したがって、これら表示灯は、小型化、薄型化が要望されている携帯型電話機に適用された場合、携帯型電話機の厚みt1方向や外形寸法へ及ぼす影響が大きかった。
【0006】
また、図11に示した表示灯の構成では、LED106の光軸の上部付近のみにしか、照光面積を得ることができず、LED106による照光面積が非常に狭くなってしまう不都合がある。
【0007】
そして、携帯型電話機の薄型化、小型化が図られた場合には、筐体の内部に、表示灯を配置するスペースや厚みを充分に確保することが困難である。このため、特に携帯型電話機に適用される表示灯では、LEDによる照光範囲を広げることが難しくなっており、携帯電話機の外観デザインへの影響があるので、LEDによる照光性を向上し、照光範囲を広げることが求められている。
【0008】
一方で、携帯型電話機では、LEDの照光範囲を充分に確保した場合、携帯型電話機の大型化を招き、携帯型電話機の外観デザインの自由度が制限され、外観デザインを損なってしまう不都合があった。
【0009】
そこで、本発明は、上述した課題を解決し、全体の小型化、薄型化を図るとともに、発光素子による照光面積を広げることができる表示灯及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するため、本発明に係る表示灯は、発光素子と、この発光素子からの出射光を発光素子の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面と、を備える。また、拡散面は、発光素子を間に挟んで対向する位置に、光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている。
【0011】
また、本発明に係る電子機器は、上述した本発明に係る表示灯と、発光素子が配置される開口が設けられこの開口の縁部に拡散面が形成されている筐体と、を備える。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、発光素子からの出射光をこの発光素子の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面を備えることによって、全体の小型化、薄型化を図るとともに、発光素子からの出射光による照光面積を増やすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
実施形態の表示灯を備える電子機器として、実施形態の携帯型電話機を説明する。図1に示すように、本実施形態の携帯型電話機1は、点灯や点滅等によって携帯型電話機1の各種状態を表示する表示灯2と、この表示灯2が設けられる筐体3とを備えている。
【0015】
筐体3には、文字等の情報を表示する液晶表示板4が配置されており、この液晶表示板4の近傍に、表示灯2が配置されている。
【0016】
表示灯2は、発光素子としての発光ダイオード(LED)6と、このLED6からの出射光をLED6の光軸に直交する方向に拡散させる一組の拡散面7と、LED6及び拡散面7を覆う光透過板9と、を備えている。
【0017】
また、筐体3には、表示灯2のLED6が配置される四角形状の開口5が設けられている。この開口5の縁部には、それぞれ対向する位置に、一組の拡散面7が形成されている。また、開口5の縁部の開口端は、長方形状に形成されており、拡散面7が開口端の短手方向に沿って配置されるとともに、LED6の光軸に平行な垂直面8が開口端の長手方向に沿って配置されている。
【0018】
LED6としては平面型のLEDが用いられている。LED6は、回路基板10上に実装されて配置されている。
【0019】
拡散面7は、LED6を間に挟んで対向する位置に、LED6の光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている。また、拡散面7は、下端が、LED6の出射面とほぼ等しい位置に形成されており、開口5の下端側の内壁面によって、出射面からの出射光を遮らないように形成されている。
【0020】
この拡散面7は、LED6の光軸に直交する平面に対する傾斜角θが、45度以上の場合には、LED6の光軸に直交する方向に良好に拡散されないので好ましくない。傾斜角θは、例えば開口5の長手方向に沿って照光させる長さ等の所望の照光範囲に応じて、45度未満の範囲内で、LED6の照射性能の許す限り自由に設定することができる。このとき、傾斜角θは、筐体3の拡散面7の強度を保てる範囲で設定される。本実施形態では、傾斜角θが6.5度に設定されている。
【0021】
また、筐体3は、樹脂材料によって成形金型を用いて成形されており、拡散面7が、成形金型による成形面によって構成されている。したがって、筐体3によれば、拡散面7を、製造コストの増加を招くことなく、簡素に構成することができる。
【0022】
光透過板9は、例えば樹脂材料によって比較的薄い板状に形成されている。光透過板9は、表示灯2と液晶表示板4とに跨って配置されて、筐体3に固定されている。
【0023】
以上のように構成された表示灯2について、LED6による照光面積が広げられる作用を説明する。
【0024】
表示灯2では、LED6からの出射光が光透過板9を介して筐体3の外部に出射されるとともに、この出射光の一部が拡散面7によって出射光の光軸に直交する方向に拡散される。そして、LED6からの出射光の一部が拡散面7によって拡散されることで、LED6による照光面積が開口5の長手方向に広げられ、光透過板9に入射される。このため、表示灯2では、光透過板9からの出射光による照光面積が増加される。したがって、表示灯2は、小型、薄型が図られているのに拘わらず、照光面積が広げられているので、点灯や点滅状態等を良好に視認することができる。
【0025】
上述したように、実施形態の表示灯2によれば、LED6からの出射光をこのLED6の光軸に直交する方向に拡散させる一組の拡散面7を備えることによって、LED6の光軸方向に対する厚みや、光軸に直交する方向に対する平面的なスペースが大きくなることが抑えられると共に、拡散面7でLED6による照光面積を増加させることができる。
【0026】
すなわち、表示灯2では、LED6の光軸上に、比較的厚みが大きいレンズのような光学部品を配置することなく、比較的薄い板状の光透過板9のみで、照光面積を充分に確保することが可能になる。したがって、表示灯2によれば、表示灯2を備える携帯型電話機1の小型化、薄型化を図ると共に、LED6からの出射光の視認性を向上することができる。
【0027】
(他の実施形態)
上述した実施形態の表示灯2では、長方形状をなす開口5の縁部に、一組の拡散面7が設けられた構成が採られたが、拡散面の形態が、この構成に限定されるものではない。
【0028】
例えば図5及び図6に示すように、拡散面17は、開口5の縁部に、LED6の光軸の周囲に亘って、対向する位置にそれぞれ配置されることで、開口5及び開口端が正方形状又は長方形状に形成される構成が採られてもよい。この拡散面17によれば、LED6による照光面積を正方形状又は長方形状に広げることが可能になる。
【0029】
また、図7に示すように、拡散面27は、開口5の縁部に、LED6の光軸の周囲に亘って円錐状に形成される構成が採られてもよい。この拡散面27によれば、LED6による照光面積を円形状に広げることが可能になる。
【0030】
また、図8に示すように、必要に応じて、拡散面7及び光透過板9の内面の上には、拡散膜11が設けられてもよく、LED6からの出射光を更に良好に拡散させることが可能になる。
【0031】
なお、本発明に係る表示灯は、携帯型電話機に適用される構成を挙げたが、例えばパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Data Assistant)、携帯型ビデオゲーム機等の他の電子機器や、各種装置の操作パネル等に配置される構成に適用されて好適である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施形態の携帯型電話機を背面側から示す平面図である。
【図2】実施形態の表示灯を示す斜視図である。
【図3】前記表示灯を示す平面図である。
【図4】前記表示灯を示す縦断面図である。
【図5】他の実施形態の表示灯を示す平面図である。
【図6】前記他の実施形態の表示灯を示す斜視図である。
【図7】更に他の実施形態の表示灯を示す平面図である。
【図8】実施形態の表示灯の構成例を示す縦断面図である。
【図9】本発明に関連する表示灯を示す縦断面図である。
【図10】本発明に関連する他の表示灯を示す縦断面図である。
【図11】本発明に関連する更に他の表示灯を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 携帯型電話機
2 表示灯
3 筐体
5 開口
6 LED(発光素子)
7 拡散面
9 光透過板
11 拡散膜
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子と、前記発光素子からの出射光を前記発光素子の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面と、を備え、
前記拡散面は、前記発光素子を間に挟んで対向する位置に、前記光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている、表示灯。
【請求項2】
前記拡散面には、前記発光素子からの出射光を拡散させる光拡散膜が設けられている、請求項1に記載の表示灯。
【請求項3】
前記拡散面は、前記光軸に直交する平面に対する傾斜角が45度未満である、請求項1又は2に記載の表示灯。
【請求項4】
前記発光素子及び前記拡散面を覆う光透過板を備え、
前記光透過板には、前記発光素子及び前記拡散面からの光を拡散させる光拡散膜が設けられている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示灯。
【請求項5】
前記拡散面は、前記発光素子の光軸の周囲に亘って設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示灯。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の表示灯と、
前記発光素子が配置される開口が設けられ該開口の縁部に前記拡散面が形成されている筐体と、
を備える電子機器。
【請求項1】
発光素子と、前記発光素子からの出射光を前記発光素子の光軸に直交する方向に拡散させる拡散面と、を備え、
前記拡散面は、前記発光素子を間に挟んで対向する位置に、前記光軸に直交する平面に対して傾斜されて設けられている、表示灯。
【請求項2】
前記拡散面には、前記発光素子からの出射光を拡散させる光拡散膜が設けられている、請求項1に記載の表示灯。
【請求項3】
前記拡散面は、前記光軸に直交する平面に対する傾斜角が45度未満である、請求項1又は2に記載の表示灯。
【請求項4】
前記発光素子及び前記拡散面を覆う光透過板を備え、
前記光透過板には、前記発光素子及び前記拡散面からの光を拡散させる光拡散膜が設けられている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の表示灯。
【請求項5】
前記拡散面は、前記発光素子の光軸の周囲に亘って設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の表示灯。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の表示灯と、
前記発光素子が配置される開口が設けられ該開口の縁部に前記拡散面が形成されている筐体と、
を備える電子機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−109740(P2009−109740A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−281879(P2007−281879)
【出願日】平成19年10月30日(2007.10.30)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月30日(2007.10.30)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】
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