記録再生装置およびデータ記録方法
【課題】RSS文書に関連する番組の映像を簡易に再生できるようにした記録再生装置および記録再生装置におけるデータ記録方法を提供する。
【解決手段】録画再生装置1は、映像データを記録する記録手段と、記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを有する。録画再生装置1は、記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段と、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得する取得手段と、取得したRSS文書に対し、タイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加する位置情報追加手段とを有している。
【解決手段】録画再生装置1は、映像データを記録する記録手段と、記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを有する。録画再生装置1は、記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段と、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得する取得手段と、取得したRSS文書に対し、タイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加する位置情報追加手段とを有している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像データを記録する記録再生装置および記録再生装置におけるデータ記録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ハードディスクやDVD−RAM,DVD−R等の記録媒体を用いて映像データや音声データを記録する記録再生装置が知られている。この種の記録再生装置は従来様々なタイプの装置が知られている。
【0003】
一方、RSS(Rich Site Summary)リーダと呼ばれるソフトウェアを用いてRSSで記述される文書(RSS文書)を閲覧する装置が知られている。
【0004】
RSSは、Webサイトの見出しや要約といったメタデータを構造化して記述するXML(eXtensible Markup Language)ベースのフォーマットであり、主にWebサイトの更新情報を公開するのに使用されている。
【0005】
RSS文書の閲覧に関しては、例えば特許文献1には、RSS文書に記述、指定されるテキストや画像と、添付される画像データとを連動して閲覧する閲覧方法が開示されている。
【特許文献1】特開2007−11893号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、従来の記録再生装置は、録画および再生に用いられる他、RSSリーダを用いたRSS文書の閲覧に用いられることもある。
【0007】
しかし、従来の記録再生装置では、記録した映像データと、RSS文書とを対応付けることができなかったため、更新されたRSS文書に関連した番組を録画していても、その番組の映像を再生するときは、ユーザが記録した映像データの中から該当する映像データを探し出さねばならなかった。
【0008】
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、RSS文書に関連する番組の映像を簡易に再生できるようにした記録再生装置および記録再生装置におけるデータ記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、映像データを記録する記録手段と、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置であって、記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段と、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得する取得手段と、その取得手段が取得したRSS文書に対し、タイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加する位置情報追加手段とを有する記録再生装置を提供する。
【0010】
また、本発明は、映像データを記録する記録手段、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段を備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行う通信手段と、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得する取得手段と、その取得手段が取得したRSS文書に対し、通信手段を用いて他の記録再生装置から取得したタイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加する位置情報追加手段とを有する記録再生装置を提供する。
【0011】
さらに本発明は、映像データを記録する記録手段と、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成し、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得し、その取得したRSS文書に対し、タイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加するデータ記録方法を提供する。
【0012】
また、本発明は映像データを記録する記録手段と、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、映像データを記録する記録手段、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段とを備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行い、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得し、その取得したRSS文書に対し、他の記録再生装置から取得したタイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加するデータ記録方法を提供する。
【発明の効果】
【0013】
以上詳述したように、本発明によれば、RSS文書に関連する番組の映像を簡易に再生できるようにした記録再生装置および記録再生方法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態に係る記録再生装置としての録画再生装置1およびコンピュータ100を備えた記録再生システムの構成を示すブロック図である。記録再生システムでは、Ethernet(登録商標)や無線LANなどのネットワーク150を用いて録画再生装置1とコンピュータ100とが接続されている。
【0016】
また、録画再生装置1はインターネット151を介して、RSS文書を配信する複数のRSS配信サーバ(図1では、RSS配信サーバ201,202,203の3台)に接続されている。
【0017】
録画再生装置1は、詳しくは後述するが、HDD6とDVDドライブ(ディスクドライブ)7を内蔵しており、放送波を受信して、図1には図示しないHDD6または光ディスクD(例えば、DVD−RAMやDVD−R等)に、例えばMPEG(Moving Picture Image Coding Experts Group)−2形式の映像データや、音声データ等のデジタルデータを記録する録画、録音が行える記録装置としての機能を有している。また、記録したMPEG−2形式のデジタルデータを読み取り、映像信号、音声信号を再生する再生装置としての機能も有している。
【0018】
図2は録画再生装置1の内部構成を示すブロック図である。TVチューナ2には図示されていないアンテナが受け取った放送波の信号が入力される。TVチューナ2は入力される信号について復調等を行ってアナログ映像信号を出力する。このアナログ映像信号は、ADC(Analog To Digital Converter)3によって例えばサンプリング周波数13.5MHz、量子化ビット数8ビットで量子化される。同様にアナログ音声信号についてもADC3によって、例えばサンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビットで量子化される。
【0019】
ADC3から出力されたデジタル映像信号とデジタル音声信号は、エンコーダ4に入力される。エンコーダ4は、入力されたデジタル映像信号をMPEG−2規格に基づいて圧縮し、圧縮された映像データを出力する。デジタル音声信号についても、例えばAC(Audio Compression)−3規格に基づいて圧縮し、圧縮した音声データに変換して出力する。
【0020】
エンコーダ4では、圧縮した映像データと音声データとを記録に適したフォーマットとなるよう信号処理を行ってデータプロセッサ5に出力する。エンコーダ4でエンコードされた映像データおよび音声データやコントローラ13で作成された管理情報は、データプロセッサ5を介して、後述するHDD6や、DVDドライブ(ディスクドライブ)7に挿入されているDVD−RAM等の光ディスクDに記録される。
【0021】
HDD6や、DVDドライブ7に挿入された光ディスクDに記録された映像データや音声データは、データプロセッサ5を介してデコーダ8に出力される。デコーダ8は入力されたデータから映像データと音声データとを分離し、それぞれをデコードして映像信号と音声信号を再生する再生手段としての機能を有している。デコーダ8から出力された映像信号はビデオミキサ9に入力される。
【0022】
ビデオミキサ9では、フレームメモリ10をバッファとして使用しながら、入力された映像信号とテキストデータや画像データとの合成が行われる。また、ビデオミキサ9の出力は、DAC11(Digital To Analog Converter)により、アナログ信号に変換された後に、外部に出力される。デコーダ8から出力された音声信号についても、同様にDAC12でアナログ信号に変換された後に外部に出力される。
【0023】
コントローラ13は、MPU(Micro Processing Unit)13aと、プログラムROM13bおよびRAM13cを有している。プログラムROM13bには、MPU13aが実行するプログラムや制御プログラム、後述するローカルRSSモジュール21が書き込まれている。RAM13cは、MPU13aによるプログラムの実行に必要なワークエリアを提供し得るようになっている。MPU13aはプログラムROM13bに記憶されている制御プログラムに従い前述の各部を制御して、録画や再生などのセット動作を統括する。
【0024】
また、コントローラ13は、ユーザの操作する図示しないリモコンの操作情報を図示しない赤外線受光部を介して受信し、その受信した情報に従って動作を制御する。さらに、コントローラ13は、ネットワーク150に接続されている他の記録再生装置(例えば、コンピュータ100)との通信を行うネットワークインタフェース(ネットワークI/F)14の動作を制御する。
【0025】
ネットワークI/F14はネットワーク150に接続されている他の記録再生装置(コンピュータ100)とメッセージを送受信するために用いられる。コントローラ13は、ネットワークI/F14を介して受信したメッセージを解釈するとともに、他の記録再生装置に送信するメッセージを生成し、そのメッセージをネットワークI/F14を介して送信する。
【0026】
次に、コンピュータ100は図3に示すように、マウス、タッチパッド、キーボードといったユーザによる入力操作が行われる操作入力部101を有している。
【0027】
コンピュータ100はチューナ102、ADC103、エンコーダ104を有し、CPU105、ROM106、RAM107と、表示部108とを有している。さらに、コンピュータ100は、スピーカ109と、通信I/F110と、HDD(Hard Disk Drive)111を有している。なお、本実施の形態では、コンピュータ100を携帯可能なノート型のコンピュータとしているが、本発明はノート型のコンピュータに限定されるものではない。
【0028】
チューナ102は、図示されていないアンテナが受け取った放送波の信号が入力される。そして、チューナ102は入力される信号について復調等を行ってアナログ映像信号を出力する。このアナログ映像信号は、ADC(Analog To Digital Converter)103によって量子化される。同様にアナログ音声信号についてもADC103によって量子化される。
【0029】
ADC103から出力されたデジタル形式の映像データと音声データは、エンコーダ104に入力される。エンコーダ104は入力された映像データをMPEG−2規格に基づいて圧縮し、圧縮された映像データを出力する。音声データについても圧縮し、圧縮した音声データを出力する。
【0030】
圧縮されたデジタル形式の映像データと音声データは、記録に適したフォーマットとなるようエンコーダ104で信号処理が行われた後、図示しないデータプロセッサを介してHDD110に記録される。
【0031】
CPU105はROM107に記憶されているプログラムにしたがいRAM106をワークエリアとして使用しながら作動して、コンピュータ100全体の制御を司る。
【0032】
ROM107には、起動プログラムなどのCPU105が実行するプログラムのほか、恒久的なデータなどが記憶されている。
【0033】
表示部108は液晶表示パネル等を備えた映像や画像を表示する表示手段であって、再生される映像や各種のグラフィック画像を表示する。スピーカ109は、各アプリケーションの動作に応じて音声を出力する。通信I/F110は録画再生装置1とのデータ通信を行う通信手段としての機能を有している。HDD111は、映像データや音声データを記録する記録手段を構成している。また、HDD111は、後述するRSSリーダ160が記録されている。
【0034】
次に、図4は記録再生システムを構成する録画再生装置1およびコンピュータ100の特徴となる機能の構成を示すブロック図である。
【0035】
録画再生装置1はローカルRSSモジュール21がプログラムROM13bに格納されている。ローカルRSSモジュール21はローカルRSS配信モジュール22と、ローカルRSSチェッカ23とを有し、コントローラ13を取得手段、比較手段、位置情報追加手段およびRSS文書提示手段として作動させる機能を有している。
【0036】
そして、録画再生装置1は録画データ30とアドレス登録部35がHDD6に記録されている。この録画データ30はコントローラ13によってタイトルメタデータが付与されている。
【0037】
タイトルメタデータは録画した番組の名称や出演者等を示すメタデータで、録画データ30を用いて再生される映像のタイトル(表題)として用いられる。このタイトルメタデータは、タイトルととともにURL(Uniform Resource Locator)を有している。URLは録画データ30の記録場所を特定する位置情報として用いられる。図4では、タイトルメタデータ31、32の2件のタイトルメタデータが示されている。タイトルメタデータ31、32はそれぞれURL33,34を有している。
【0038】
そして、コントローラ13は放送波に重畳されているデータや、ネットワーク介して外部のサーバから必要なデータを取得したり、録画データ30を解析するなどしてタイトルメタデータ生成手段としての動作を行い、タイトルメタデータを生成している。
【0039】
アドレス登録部35はRSS配信サーバ201,202,203のアドレス(URL)が登録され、位置情報登録手段としての機能を有している。
【0040】
一方、コンピュータ100はRSSリーダ160と、動画再生アプリケーション170がHDD110に記録されている。そのため、コンピュータ100はRSSリーダ160を作動させてRSS文書を閲覧でき、動画再生アプリケーション170を作動させて動画を再生し、再生した映像を表示部108に表示することができる。
【0041】
次に、図4とともに図5,図6および図7、図8を参照して、録画再生装置1およびコンピュータ100の動作内容について説明する。
【0042】
以下の説明では、ユーザが録画再生装置1を用いて番組を録画する一方、録画した番組の映像をコンピュータ100で再生し、また、録画再生装置1から提示されるRSS文書をコンピュータ100で閲覧する場合を想定している。
【0043】
まず、ユーザは録画再生装置1をRSS文書の配信サーバとするため、すなわち、録画再生装置1が提示するRSS文書をコンピュータ100を用いて閲覧するため、図5(a)に示すように、コンピュータ100において、録画再生装置1のRSS配信アドレスをRSSリーダ160に登録する(S1)。
【0044】
次に、ユーザはチェックしたいRSS配信サーバのアドレス、すなわち、閲覧を希望するRSS文書を配信するRSS配信サーバのアドレス(RSS配信アドレス)をリモコン操作を行うなどして録画再生装置1のアドレス登録部35に登録する(S2)。本実施の形態では、RSS配信サーバ201,202,203のアドレスが登録されている。
【0045】
こうすることにより、ローカルRSSモジュール21がコンピュータ100のRSSリーダ160の代わりにRSS配信サーバ201,202,203を巡回してRSS文書をチェックし、チェックして得られるRSS文書をコンピュータ100に提示する。
【0046】
一方、図6に示すように、録画再生装置1では、登録されたRSS配信アドレスをアドレス登録部35に保持している(S21)。そして、ローカルRSSモジュール21のローカルRSSチェッカ23がアドレス登録部35に登録されているアドレスにしたがい、各RSS配信サーバ201,202,203への定期的なアクセスr1を行い、それぞれから提示されるRSS文書の中で更新のあったRSS文書の取得r2を行う(S22)。
【0047】
この場合、RSS配信サーバ201,202,203が提示するRSS文書は例えば図7に示したRSS文書170のようになっている。RSS文書170はXML形式で記述されている。
【0048】
このRSS文書170はスポーツニュースを配信するRSS配信サーバ201から取得したもので、<title>と</title>で囲まれる文字列と、<description>と</description>で囲まれる文字列といった複数の文字列を含むタグ171を有している。
【0049】
次に、図4に示すように、取得したRSS文書170に含まれる文字列と、タイトルメタデータとをローカルRSSチェッカ23が比較する比較処理u1を行い、取得したRSS文書に関連するタイトルメタデータ(関連タイトルメタデータ)を検索する。また、ローカルRSSチェッカ23は関連タイトルメタデータが見つかると、取得したRSS文書にその関連タイトルメタデータに含まれるURLを追加する(S23)。
【0050】
ここで、RSS文書170にはタグ171が含まれており、このタグ171は<title>と</title>で囲まれる文字列の中に“東西交流戦第3戦は大混戦”といった文字列を含み、<description>と、</description>で囲まれる文字列の中にも“東西交流戦第3戦”といった文字列が含まれている。
【0051】
また、タイトルメタデータ31にも、“東西交流戦第3戦”との文字列が含まれており、したがって、RSS文書170と、タイトルメタデータ31とは互いに完全一致する文字列を有している。
【0052】
そのため、ローカルRSSチェッカ23はタイトルメタデータ31を関連タイトルメタデータと判定し、そのタイトルメタデータ31のURL33をRSS文書170に追加する。
【0053】
すると、図8に示すように、URL33が追加されたRSS文書180が生成される。このRSS文書180はURL33が追加されたことによって、“URL:http://192.168.0.5/1.mpg”との文字列を含んだタグ173を有している。RSS文書180はこのURL33が追加されたことによって、映像データへのリンクが張られたリンク付きRSS文書となっている。
【0054】
一方、図5(b)に示すように、コンピュータ1では、ユーザがRSSリーダ160を作動させることによって、RSSリーダ160が定期的に図4に示す更新確認w1を行いローカルRSS配信モジュール22をチェックしている(S11)。
【0055】
これと相前後して、録画再生装置1では、ローカルRSSチェッカ23がRSS文書180をローカルRSS配信モジュール22に引き渡す出力v1を行う。そして、ローカルRSS配信モジュール22はコンピュータ1からの更新確認w1に応じて、RSS文書180など、RSS配信サーバ201から取得したRSS文書をコンピュータ100に提示する提示w2を行う(S24)。
【0056】
すると、コンピュータ1では、図5(b)に示すようにRSSリーダ160によって、RSS文書180を含むRSS配信サーバ201から取得したRSS文書がコンピュータ100に表示される(S12)。
【0057】
こうして、コンピュータ100の表示部108には、“スポーツニュース”との文字列161に続いて、“New 東西交流戦第3戦は大混戦 *映像”の文字列162、“New NM第2号ホームラン”の文字列163、“女子フィギア決勝”の文字列164、“自動車レース開幕”の文字列165などが表示される。ただし、図示した内容は一例であり、表示形式はRSSリーダ160の仕様によって異なったものとなりえる。
【0058】
このうち、文字列162は、録画データへのリンク付きであることを示す“*映像”との表示が含まれている。ユーザがこの“*映像”との表示にカーソルを合わせてクリックすると、コンピュータ100の通信I/F110が録画再生装置1との通信を行いURL33に対応した録画データの取得要求t2を行うとともに、取得した録画データを用いて動画再生アプリケーション170が録画した番組の映像を再生し、その映像がコンピュータ100の表示部108に表示される。
【0059】
このように、本実施の形態では、録画再生装置1において、RSS配信サーバ201から取得したRSS文書170に対し、関連タイトルメタデータ31に含まれるURL33を追加しているため、コンピュータ100に提示されるRSS文書180は映像データへのリンクが自動的に張られたRSS文書になっている。
【0060】
追加されるURL33は関連タイトルメタデータ31と対応している録画データのネットワーク上の格納場所を特定するための位置情報なので、このURL33を用いることによって、コンピュータ100は対応する録画データのネットワーク上の格納場所を迅速に割り出すことができる。
【0061】
そのため、ユーザは、サーバから提供されるwebサイトの更新情報などを含むRSS文書を閲覧している場合において、それに関連している番組を録画しているときは、その映像の再生に必要な映像データを探し出す手間を省けるようになり、録画した番組の映像を簡単に再生することができる。
【0062】
(変形例1)
図9は、録画データが異なった複数のシーンに分けられている場合を模式的に示した図である。録画再生装置1において、インターネット151を介して外部の装置から取得できる情報や映像解析によって録画データのシーンを判別できることがある。このような録画再生装置1では、図9に示すように、“今日のニュース”というタイトルの録画データ40について、“少子化問題”のシーン41、“NM第2号ホームラン”のシーン42、“株式市場”のシーン43、“天気予報”のシーン44といった複数のシーンに分け、各シーンにそのシーンの表題としてのタイトルメタデータをつけることができる。
【0063】
以上の実施の形態では、RSS文書に録画データ全体に対応したURLを追加して録画データ全体に対するリンクを張る場合を示していたが、録画データに複数のタイトルメタデータをつけることによって、録画データのシーンごとにリンクを張り、録画データの一部だけにリンクを張ることができる。
【0064】
そのため、録画再生装置1が録画データを複数のシーンに分け、各シーンにそれぞれのURLを備えたタイトルメタデータをつけることができる場合は、各タイトルメタデータをRSS配信サーバ201,202,203から取得したRSS文書と比較して、関連するシーンをリンクさせることができる。
【0065】
(変形例2)
以上の説明では、ローカルRSSモジュール21が録画再生装置1に備えられている場合、すなわち、図10(a)の場合を例にとって説明している。ローカルRSSモジュール21は図10(b)に示すように、コンピュータ100のRSSリーダ160に組み込まれていてもよい。
【0066】
この場合、録画データは録画再生装置1のHDD6に記録されており、録画再生装置1は、コンピュータ100からみて他の記録再生装置として作動する。
【0067】
そして、コンピュータ100の通信手段としての通信I/F110が録画再生装置1との通信を行い、録画再生装置1からタイトルメタデータを取得する。そして、ローカルRSSモジュール21がRSS配信サーバ201,202,203からRSS文書を取得し、その取得したRSS文書に対し、関連タイトルメタデータに含まれるURLを追加することになる。
【0068】
また、例えば、録画再生装置1では、ネットワークI/F14がUPnP(Universal Plug And Play)規格を用いてコンピュータ100と通信を行い、コンピュータ100からのタイトルメタデータの取得要求に対してタイトルメタデータを送信する。そのため、録画再生装置1は外部からの取得要求を受けてタイトルメタデータを提示する機能を有している。
【0069】
さらに、図11(a)に示すように、ローカルRSSモジュール21がコンピュータ100とは別のコンピュータ180に組み込まれていてもよい。このコンピュータ180はRSSリーダ160の代わりにローカルRSSモジュール21が組み込まれている点でコンピュータ100と相違している。
【0070】
この場合は、コンピュータ180の通信手段としての通信I/F110が録画再生装置1との通信を行い、録画再生装置1からタイトルメタデータを取得する。また、コンピュータ180に組み込まれているローカルRSSモジュール21がRSS配信サーバ201,202,203からRSS文書を取得し、そのRSS文書に対し、関連タイトルメタデータに含まれるURLを追加する。さらに、ローカルRSS配信モジュール22がリンク付きRSS文書をコンピュータ100に提示することになる。
【0071】
なお、一般に録画再生装置1よりもコンピュータ100,180の方がデータ処理の速度が速いので、図10(b)や図11(a)の場合が図10(a)の場合よりも動作が速くなる効果が得られる。
【0072】
(変形例3)
図10(a)では、RSSリーダ160がコンピュータ100に組み込まれていたが、図11(b)に示すように、RSSリーダ160がローカルRSSモジュール21とともに録画再生装置1に組み込まれていてもよい。
【0073】
この場合、録画データおよびタイトルメタデータは録画再生装置1のHDD6に記録されているので、位置情報はURLのようにネットワーク上の格納場所を示す位置情報でなくてよく、録画再生装置1内部の格納場所が特定できるデータを用いればよい。また、リンクが指定されたときは録画再生装置1自体で映像を再生することになる。
【0074】
なお、以上の説明では、RSS文書と、タイトルメタデータとは互いに完全一致の文字列を有する場合を関連する場合としていたが、例えば、一致する割合を70%などと定めて必ずしも完全一致としなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置としての録画再生装置およびコンピュータを備えた記録再生システムの構成を示すブロック図である。
【図2】録画再生装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】コンピュータの内部構成を示すブロック図である。
【図4】記録再生システムを構成する録画再生装置およびコンピュータの特徴となる機能を図示したブロック図である。
【図5】ユーザの行う操作またはコンピュータの手順を示すフローチャートで、(a)はユーザ行う操作の手順を示すフローチャート、(b)はコンピュータの手順を示すフローチャートである。
【図6】録画再生装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】RSS配信サーバから提示されるRSS文書の一例を示す図である。
【図8】URLの追加されたRSS文書の一例を示す図である。
【図9】録画データが異なった複数のシーンに分けられた場合を模式的に示した図である。
【図10】ローカルRSSモジュールの格納場所を示す図で、(a)は録画再生装置に格納されている場合、(b)はコンピュータに格納されている場合を示す図である。
【図11】ローカルRSSモジュールの図10とは別の格納場所を示す図で、(a)はRSSリーダとは別のコンピュータに格納されている場合、(b)は録画再生装置にRSSリーダとともに格納されている場合を示す図である。
【符号の説明】
【0076】
1…録画再生装置、6…HDD、8…デコーダ、13…コントローラ、13a…MPU,13b…プログラムROM,13c…RAM,14…ネットワークI/F
21…ローカルRSSモジュール、22…ローカルRSS配信モジュール、23…ローカルRSSチェッカ23、30…録画データ、31,32…タイトルメタデータ33,34…URL,35…アドレス登録部,105…CPU、106…ROM,110…通信I/F,111…HDD、201,202,203…RSS配信サーバ
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像データを記録する記録再生装置および記録再生装置におけるデータ記録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ハードディスクやDVD−RAM,DVD−R等の記録媒体を用いて映像データや音声データを記録する記録再生装置が知られている。この種の記録再生装置は従来様々なタイプの装置が知られている。
【0003】
一方、RSS(Rich Site Summary)リーダと呼ばれるソフトウェアを用いてRSSで記述される文書(RSS文書)を閲覧する装置が知られている。
【0004】
RSSは、Webサイトの見出しや要約といったメタデータを構造化して記述するXML(eXtensible Markup Language)ベースのフォーマットであり、主にWebサイトの更新情報を公開するのに使用されている。
【0005】
RSS文書の閲覧に関しては、例えば特許文献1には、RSS文書に記述、指定されるテキストや画像と、添付される画像データとを連動して閲覧する閲覧方法が開示されている。
【特許文献1】特開2007−11893号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、従来の記録再生装置は、録画および再生に用いられる他、RSSリーダを用いたRSS文書の閲覧に用いられることもある。
【0007】
しかし、従来の記録再生装置では、記録した映像データと、RSS文書とを対応付けることができなかったため、更新されたRSS文書に関連した番組を録画していても、その番組の映像を再生するときは、ユーザが記録した映像データの中から該当する映像データを探し出さねばならなかった。
【0008】
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、RSS文書に関連する番組の映像を簡易に再生できるようにした記録再生装置および記録再生装置におけるデータ記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、映像データを記録する記録手段と、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置であって、記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段と、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得する取得手段と、その取得手段が取得したRSS文書に対し、タイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加する位置情報追加手段とを有する記録再生装置を提供する。
【0010】
また、本発明は、映像データを記録する記録手段、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段を備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行う通信手段と、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得する取得手段と、その取得手段が取得したRSS文書に対し、通信手段を用いて他の記録再生装置から取得したタイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加する位置情報追加手段とを有する記録再生装置を提供する。
【0011】
さらに本発明は、映像データを記録する記録手段と、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成し、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得し、その取得したRSS文書に対し、タイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加するデータ記録方法を提供する。
【0012】
また、本発明は映像データを記録する記録手段と、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、映像データを記録する記録手段、その記録手段に記録されている映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および記録手段に記録されている映像データの位置情報を備え、その映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段とを備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行い、RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介してRSS文書を取得し、その取得したRSS文書に対し、他の記録再生装置から取得したタイトルメタデータのうちのRSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる位置情報を追加するデータ記録方法を提供する。
【発明の効果】
【0013】
以上詳述したように、本発明によれば、RSS文書に関連する番組の映像を簡易に再生できるようにした記録再生装置および記録再生方法が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態に係る記録再生装置としての録画再生装置1およびコンピュータ100を備えた記録再生システムの構成を示すブロック図である。記録再生システムでは、Ethernet(登録商標)や無線LANなどのネットワーク150を用いて録画再生装置1とコンピュータ100とが接続されている。
【0016】
また、録画再生装置1はインターネット151を介して、RSS文書を配信する複数のRSS配信サーバ(図1では、RSS配信サーバ201,202,203の3台)に接続されている。
【0017】
録画再生装置1は、詳しくは後述するが、HDD6とDVDドライブ(ディスクドライブ)7を内蔵しており、放送波を受信して、図1には図示しないHDD6または光ディスクD(例えば、DVD−RAMやDVD−R等)に、例えばMPEG(Moving Picture Image Coding Experts Group)−2形式の映像データや、音声データ等のデジタルデータを記録する録画、録音が行える記録装置としての機能を有している。また、記録したMPEG−2形式のデジタルデータを読み取り、映像信号、音声信号を再生する再生装置としての機能も有している。
【0018】
図2は録画再生装置1の内部構成を示すブロック図である。TVチューナ2には図示されていないアンテナが受け取った放送波の信号が入力される。TVチューナ2は入力される信号について復調等を行ってアナログ映像信号を出力する。このアナログ映像信号は、ADC(Analog To Digital Converter)3によって例えばサンプリング周波数13.5MHz、量子化ビット数8ビットで量子化される。同様にアナログ音声信号についてもADC3によって、例えばサンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビットで量子化される。
【0019】
ADC3から出力されたデジタル映像信号とデジタル音声信号は、エンコーダ4に入力される。エンコーダ4は、入力されたデジタル映像信号をMPEG−2規格に基づいて圧縮し、圧縮された映像データを出力する。デジタル音声信号についても、例えばAC(Audio Compression)−3規格に基づいて圧縮し、圧縮した音声データに変換して出力する。
【0020】
エンコーダ4では、圧縮した映像データと音声データとを記録に適したフォーマットとなるよう信号処理を行ってデータプロセッサ5に出力する。エンコーダ4でエンコードされた映像データおよび音声データやコントローラ13で作成された管理情報は、データプロセッサ5を介して、後述するHDD6や、DVDドライブ(ディスクドライブ)7に挿入されているDVD−RAM等の光ディスクDに記録される。
【0021】
HDD6や、DVDドライブ7に挿入された光ディスクDに記録された映像データや音声データは、データプロセッサ5を介してデコーダ8に出力される。デコーダ8は入力されたデータから映像データと音声データとを分離し、それぞれをデコードして映像信号と音声信号を再生する再生手段としての機能を有している。デコーダ8から出力された映像信号はビデオミキサ9に入力される。
【0022】
ビデオミキサ9では、フレームメモリ10をバッファとして使用しながら、入力された映像信号とテキストデータや画像データとの合成が行われる。また、ビデオミキサ9の出力は、DAC11(Digital To Analog Converter)により、アナログ信号に変換された後に、外部に出力される。デコーダ8から出力された音声信号についても、同様にDAC12でアナログ信号に変換された後に外部に出力される。
【0023】
コントローラ13は、MPU(Micro Processing Unit)13aと、プログラムROM13bおよびRAM13cを有している。プログラムROM13bには、MPU13aが実行するプログラムや制御プログラム、後述するローカルRSSモジュール21が書き込まれている。RAM13cは、MPU13aによるプログラムの実行に必要なワークエリアを提供し得るようになっている。MPU13aはプログラムROM13bに記憶されている制御プログラムに従い前述の各部を制御して、録画や再生などのセット動作を統括する。
【0024】
また、コントローラ13は、ユーザの操作する図示しないリモコンの操作情報を図示しない赤外線受光部を介して受信し、その受信した情報に従って動作を制御する。さらに、コントローラ13は、ネットワーク150に接続されている他の記録再生装置(例えば、コンピュータ100)との通信を行うネットワークインタフェース(ネットワークI/F)14の動作を制御する。
【0025】
ネットワークI/F14はネットワーク150に接続されている他の記録再生装置(コンピュータ100)とメッセージを送受信するために用いられる。コントローラ13は、ネットワークI/F14を介して受信したメッセージを解釈するとともに、他の記録再生装置に送信するメッセージを生成し、そのメッセージをネットワークI/F14を介して送信する。
【0026】
次に、コンピュータ100は図3に示すように、マウス、タッチパッド、キーボードといったユーザによる入力操作が行われる操作入力部101を有している。
【0027】
コンピュータ100はチューナ102、ADC103、エンコーダ104を有し、CPU105、ROM106、RAM107と、表示部108とを有している。さらに、コンピュータ100は、スピーカ109と、通信I/F110と、HDD(Hard Disk Drive)111を有している。なお、本実施の形態では、コンピュータ100を携帯可能なノート型のコンピュータとしているが、本発明はノート型のコンピュータに限定されるものではない。
【0028】
チューナ102は、図示されていないアンテナが受け取った放送波の信号が入力される。そして、チューナ102は入力される信号について復調等を行ってアナログ映像信号を出力する。このアナログ映像信号は、ADC(Analog To Digital Converter)103によって量子化される。同様にアナログ音声信号についてもADC103によって量子化される。
【0029】
ADC103から出力されたデジタル形式の映像データと音声データは、エンコーダ104に入力される。エンコーダ104は入力された映像データをMPEG−2規格に基づいて圧縮し、圧縮された映像データを出力する。音声データについても圧縮し、圧縮した音声データを出力する。
【0030】
圧縮されたデジタル形式の映像データと音声データは、記録に適したフォーマットとなるようエンコーダ104で信号処理が行われた後、図示しないデータプロセッサを介してHDD110に記録される。
【0031】
CPU105はROM107に記憶されているプログラムにしたがいRAM106をワークエリアとして使用しながら作動して、コンピュータ100全体の制御を司る。
【0032】
ROM107には、起動プログラムなどのCPU105が実行するプログラムのほか、恒久的なデータなどが記憶されている。
【0033】
表示部108は液晶表示パネル等を備えた映像や画像を表示する表示手段であって、再生される映像や各種のグラフィック画像を表示する。スピーカ109は、各アプリケーションの動作に応じて音声を出力する。通信I/F110は録画再生装置1とのデータ通信を行う通信手段としての機能を有している。HDD111は、映像データや音声データを記録する記録手段を構成している。また、HDD111は、後述するRSSリーダ160が記録されている。
【0034】
次に、図4は記録再生システムを構成する録画再生装置1およびコンピュータ100の特徴となる機能の構成を示すブロック図である。
【0035】
録画再生装置1はローカルRSSモジュール21がプログラムROM13bに格納されている。ローカルRSSモジュール21はローカルRSS配信モジュール22と、ローカルRSSチェッカ23とを有し、コントローラ13を取得手段、比較手段、位置情報追加手段およびRSS文書提示手段として作動させる機能を有している。
【0036】
そして、録画再生装置1は録画データ30とアドレス登録部35がHDD6に記録されている。この録画データ30はコントローラ13によってタイトルメタデータが付与されている。
【0037】
タイトルメタデータは録画した番組の名称や出演者等を示すメタデータで、録画データ30を用いて再生される映像のタイトル(表題)として用いられる。このタイトルメタデータは、タイトルととともにURL(Uniform Resource Locator)を有している。URLは録画データ30の記録場所を特定する位置情報として用いられる。図4では、タイトルメタデータ31、32の2件のタイトルメタデータが示されている。タイトルメタデータ31、32はそれぞれURL33,34を有している。
【0038】
そして、コントローラ13は放送波に重畳されているデータや、ネットワーク介して外部のサーバから必要なデータを取得したり、録画データ30を解析するなどしてタイトルメタデータ生成手段としての動作を行い、タイトルメタデータを生成している。
【0039】
アドレス登録部35はRSS配信サーバ201,202,203のアドレス(URL)が登録され、位置情報登録手段としての機能を有している。
【0040】
一方、コンピュータ100はRSSリーダ160と、動画再生アプリケーション170がHDD110に記録されている。そのため、コンピュータ100はRSSリーダ160を作動させてRSS文書を閲覧でき、動画再生アプリケーション170を作動させて動画を再生し、再生した映像を表示部108に表示することができる。
【0041】
次に、図4とともに図5,図6および図7、図8を参照して、録画再生装置1およびコンピュータ100の動作内容について説明する。
【0042】
以下の説明では、ユーザが録画再生装置1を用いて番組を録画する一方、録画した番組の映像をコンピュータ100で再生し、また、録画再生装置1から提示されるRSS文書をコンピュータ100で閲覧する場合を想定している。
【0043】
まず、ユーザは録画再生装置1をRSS文書の配信サーバとするため、すなわち、録画再生装置1が提示するRSS文書をコンピュータ100を用いて閲覧するため、図5(a)に示すように、コンピュータ100において、録画再生装置1のRSS配信アドレスをRSSリーダ160に登録する(S1)。
【0044】
次に、ユーザはチェックしたいRSS配信サーバのアドレス、すなわち、閲覧を希望するRSS文書を配信するRSS配信サーバのアドレス(RSS配信アドレス)をリモコン操作を行うなどして録画再生装置1のアドレス登録部35に登録する(S2)。本実施の形態では、RSS配信サーバ201,202,203のアドレスが登録されている。
【0045】
こうすることにより、ローカルRSSモジュール21がコンピュータ100のRSSリーダ160の代わりにRSS配信サーバ201,202,203を巡回してRSS文書をチェックし、チェックして得られるRSS文書をコンピュータ100に提示する。
【0046】
一方、図6に示すように、録画再生装置1では、登録されたRSS配信アドレスをアドレス登録部35に保持している(S21)。そして、ローカルRSSモジュール21のローカルRSSチェッカ23がアドレス登録部35に登録されているアドレスにしたがい、各RSS配信サーバ201,202,203への定期的なアクセスr1を行い、それぞれから提示されるRSS文書の中で更新のあったRSS文書の取得r2を行う(S22)。
【0047】
この場合、RSS配信サーバ201,202,203が提示するRSS文書は例えば図7に示したRSS文書170のようになっている。RSS文書170はXML形式で記述されている。
【0048】
このRSS文書170はスポーツニュースを配信するRSS配信サーバ201から取得したもので、<title>と</title>で囲まれる文字列と、<description>と</description>で囲まれる文字列といった複数の文字列を含むタグ171を有している。
【0049】
次に、図4に示すように、取得したRSS文書170に含まれる文字列と、タイトルメタデータとをローカルRSSチェッカ23が比較する比較処理u1を行い、取得したRSS文書に関連するタイトルメタデータ(関連タイトルメタデータ)を検索する。また、ローカルRSSチェッカ23は関連タイトルメタデータが見つかると、取得したRSS文書にその関連タイトルメタデータに含まれるURLを追加する(S23)。
【0050】
ここで、RSS文書170にはタグ171が含まれており、このタグ171は<title>と</title>で囲まれる文字列の中に“東西交流戦第3戦は大混戦”といった文字列を含み、<description>と、</description>で囲まれる文字列の中にも“東西交流戦第3戦”といった文字列が含まれている。
【0051】
また、タイトルメタデータ31にも、“東西交流戦第3戦”との文字列が含まれており、したがって、RSS文書170と、タイトルメタデータ31とは互いに完全一致する文字列を有している。
【0052】
そのため、ローカルRSSチェッカ23はタイトルメタデータ31を関連タイトルメタデータと判定し、そのタイトルメタデータ31のURL33をRSS文書170に追加する。
【0053】
すると、図8に示すように、URL33が追加されたRSS文書180が生成される。このRSS文書180はURL33が追加されたことによって、“URL:http://192.168.0.5/1.mpg”との文字列を含んだタグ173を有している。RSS文書180はこのURL33が追加されたことによって、映像データへのリンクが張られたリンク付きRSS文書となっている。
【0054】
一方、図5(b)に示すように、コンピュータ1では、ユーザがRSSリーダ160を作動させることによって、RSSリーダ160が定期的に図4に示す更新確認w1を行いローカルRSS配信モジュール22をチェックしている(S11)。
【0055】
これと相前後して、録画再生装置1では、ローカルRSSチェッカ23がRSS文書180をローカルRSS配信モジュール22に引き渡す出力v1を行う。そして、ローカルRSS配信モジュール22はコンピュータ1からの更新確認w1に応じて、RSS文書180など、RSS配信サーバ201から取得したRSS文書をコンピュータ100に提示する提示w2を行う(S24)。
【0056】
すると、コンピュータ1では、図5(b)に示すようにRSSリーダ160によって、RSS文書180を含むRSS配信サーバ201から取得したRSS文書がコンピュータ100に表示される(S12)。
【0057】
こうして、コンピュータ100の表示部108には、“スポーツニュース”との文字列161に続いて、“New 東西交流戦第3戦は大混戦 *映像”の文字列162、“New NM第2号ホームラン”の文字列163、“女子フィギア決勝”の文字列164、“自動車レース開幕”の文字列165などが表示される。ただし、図示した内容は一例であり、表示形式はRSSリーダ160の仕様によって異なったものとなりえる。
【0058】
このうち、文字列162は、録画データへのリンク付きであることを示す“*映像”との表示が含まれている。ユーザがこの“*映像”との表示にカーソルを合わせてクリックすると、コンピュータ100の通信I/F110が録画再生装置1との通信を行いURL33に対応した録画データの取得要求t2を行うとともに、取得した録画データを用いて動画再生アプリケーション170が録画した番組の映像を再生し、その映像がコンピュータ100の表示部108に表示される。
【0059】
このように、本実施の形態では、録画再生装置1において、RSS配信サーバ201から取得したRSS文書170に対し、関連タイトルメタデータ31に含まれるURL33を追加しているため、コンピュータ100に提示されるRSS文書180は映像データへのリンクが自動的に張られたRSS文書になっている。
【0060】
追加されるURL33は関連タイトルメタデータ31と対応している録画データのネットワーク上の格納場所を特定するための位置情報なので、このURL33を用いることによって、コンピュータ100は対応する録画データのネットワーク上の格納場所を迅速に割り出すことができる。
【0061】
そのため、ユーザは、サーバから提供されるwebサイトの更新情報などを含むRSS文書を閲覧している場合において、それに関連している番組を録画しているときは、その映像の再生に必要な映像データを探し出す手間を省けるようになり、録画した番組の映像を簡単に再生することができる。
【0062】
(変形例1)
図9は、録画データが異なった複数のシーンに分けられている場合を模式的に示した図である。録画再生装置1において、インターネット151を介して外部の装置から取得できる情報や映像解析によって録画データのシーンを判別できることがある。このような録画再生装置1では、図9に示すように、“今日のニュース”というタイトルの録画データ40について、“少子化問題”のシーン41、“NM第2号ホームラン”のシーン42、“株式市場”のシーン43、“天気予報”のシーン44といった複数のシーンに分け、各シーンにそのシーンの表題としてのタイトルメタデータをつけることができる。
【0063】
以上の実施の形態では、RSS文書に録画データ全体に対応したURLを追加して録画データ全体に対するリンクを張る場合を示していたが、録画データに複数のタイトルメタデータをつけることによって、録画データのシーンごとにリンクを張り、録画データの一部だけにリンクを張ることができる。
【0064】
そのため、録画再生装置1が録画データを複数のシーンに分け、各シーンにそれぞれのURLを備えたタイトルメタデータをつけることができる場合は、各タイトルメタデータをRSS配信サーバ201,202,203から取得したRSS文書と比較して、関連するシーンをリンクさせることができる。
【0065】
(変形例2)
以上の説明では、ローカルRSSモジュール21が録画再生装置1に備えられている場合、すなわち、図10(a)の場合を例にとって説明している。ローカルRSSモジュール21は図10(b)に示すように、コンピュータ100のRSSリーダ160に組み込まれていてもよい。
【0066】
この場合、録画データは録画再生装置1のHDD6に記録されており、録画再生装置1は、コンピュータ100からみて他の記録再生装置として作動する。
【0067】
そして、コンピュータ100の通信手段としての通信I/F110が録画再生装置1との通信を行い、録画再生装置1からタイトルメタデータを取得する。そして、ローカルRSSモジュール21がRSS配信サーバ201,202,203からRSS文書を取得し、その取得したRSS文書に対し、関連タイトルメタデータに含まれるURLを追加することになる。
【0068】
また、例えば、録画再生装置1では、ネットワークI/F14がUPnP(Universal Plug And Play)規格を用いてコンピュータ100と通信を行い、コンピュータ100からのタイトルメタデータの取得要求に対してタイトルメタデータを送信する。そのため、録画再生装置1は外部からの取得要求を受けてタイトルメタデータを提示する機能を有している。
【0069】
さらに、図11(a)に示すように、ローカルRSSモジュール21がコンピュータ100とは別のコンピュータ180に組み込まれていてもよい。このコンピュータ180はRSSリーダ160の代わりにローカルRSSモジュール21が組み込まれている点でコンピュータ100と相違している。
【0070】
この場合は、コンピュータ180の通信手段としての通信I/F110が録画再生装置1との通信を行い、録画再生装置1からタイトルメタデータを取得する。また、コンピュータ180に組み込まれているローカルRSSモジュール21がRSS配信サーバ201,202,203からRSS文書を取得し、そのRSS文書に対し、関連タイトルメタデータに含まれるURLを追加する。さらに、ローカルRSS配信モジュール22がリンク付きRSS文書をコンピュータ100に提示することになる。
【0071】
なお、一般に録画再生装置1よりもコンピュータ100,180の方がデータ処理の速度が速いので、図10(b)や図11(a)の場合が図10(a)の場合よりも動作が速くなる効果が得られる。
【0072】
(変形例3)
図10(a)では、RSSリーダ160がコンピュータ100に組み込まれていたが、図11(b)に示すように、RSSリーダ160がローカルRSSモジュール21とともに録画再生装置1に組み込まれていてもよい。
【0073】
この場合、録画データおよびタイトルメタデータは録画再生装置1のHDD6に記録されているので、位置情報はURLのようにネットワーク上の格納場所を示す位置情報でなくてよく、録画再生装置1内部の格納場所が特定できるデータを用いればよい。また、リンクが指定されたときは録画再生装置1自体で映像を再生することになる。
【0074】
なお、以上の説明では、RSS文書と、タイトルメタデータとは互いに完全一致の文字列を有する場合を関連する場合としていたが、例えば、一致する割合を70%などと定めて必ずしも完全一致としなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置としての録画再生装置およびコンピュータを備えた記録再生システムの構成を示すブロック図である。
【図2】録画再生装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】コンピュータの内部構成を示すブロック図である。
【図4】記録再生システムを構成する録画再生装置およびコンピュータの特徴となる機能を図示したブロック図である。
【図5】ユーザの行う操作またはコンピュータの手順を示すフローチャートで、(a)はユーザ行う操作の手順を示すフローチャート、(b)はコンピュータの手順を示すフローチャートである。
【図6】録画再生装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】RSS配信サーバから提示されるRSS文書の一例を示す図である。
【図8】URLの追加されたRSS文書の一例を示す図である。
【図9】録画データが異なった複数のシーンに分けられた場合を模式的に示した図である。
【図10】ローカルRSSモジュールの格納場所を示す図で、(a)は録画再生装置に格納されている場合、(b)はコンピュータに格納されている場合を示す図である。
【図11】ローカルRSSモジュールの図10とは別の格納場所を示す図で、(a)はRSSリーダとは別のコンピュータに格納されている場合、(b)は録画再生装置にRSSリーダとともに格納されている場合を示す図である。
【符号の説明】
【0076】
1…録画再生装置、6…HDD、8…デコーダ、13…コントローラ、13a…MPU,13b…プログラムROM,13c…RAM,14…ネットワークI/F
21…ローカルRSSモジュール、22…ローカルRSS配信モジュール、23…ローカルRSSチェッカ23、30…録画データ、31,32…タイトルメタデータ33,34…URL,35…アドレス登録部,105…CPU、106…ROM,110…通信I/F,111…HDD、201,202,203…RSS配信サーバ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置であって、
前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段と、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得する取得手段と、
該取得手段が取得した前記RSS文書に対し、前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加する位置情報追加手段とを有することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置であって、
映像データを記録する記録手段、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段を備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行う通信手段と、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得する取得手段と、
該取得手段が取得した前記RSS文書に対し、前記通信手段を用いて前記他の記録再生装置から取得した前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加する位置情報追加手段とを有することを特徴とする記録再生装置。
【請求項3】
前記取得手段が取得した前記RSS文書に含まれる文字列と、前記タイトルメタデータ生成手段が生成した前記タイトルメタデータに含まれるメタデータとを比較する比較手段を更に有し、
前記位置情報追加手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記位置情報を追加することを特徴とする請求項1または2記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記位置情報追加手段が前記位置情報を追加したリンク付きRSS文書をネットワークを介して他の記録再生装置に提示するRSS文書提示手段を更に有することを特徴とする請求項1または3記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記RSS文書提示手段は、前記他の記録再生装置からネットワークを介して前記RSS文書の更新確認を受けたときに前記リンク付きRSS文書を提示することを特徴とする請求項4記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記タイトルメタデータ生成手段は、前記映像データについて前記タイトルメタデータを複数生成し、
前記位置情報追加手段は、前記タイトルメタデータ生成手段が生成するそれぞれの前記タイトルメタデータごとに前記位置情報を追加することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記配信サーバの位置情報を登録する位置情報登録手段を更に有し、
前記取得手段は、前記配信サーバのうち、前記位置情報登録手段に前記位置情報が登録されている登録配信サーバから前記RSS文書を取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の記録再生装置。
【請求項8】
前記RSS文書を閲覧する閲覧手段を更に有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の記録再生装置。
【請求項9】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、
前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成し、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得し、
該取得した前記RSS文書に対し、前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加することを特徴とするデータ記録方法。
【請求項10】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、
映像データを記録する記録手段、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段とを備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行い、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得し、
その取得した前記RSS文書に対し、前記他の記録再生装置から取得した前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加することを特徴とするデータ記録方法。
【請求項1】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置であって、
前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段と、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得する取得手段と、
該取得手段が取得した前記RSS文書に対し、前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加する位置情報追加手段とを有することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置であって、
映像データを記録する記録手段、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段を備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行う通信手段と、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得する取得手段と、
該取得手段が取得した前記RSS文書に対し、前記通信手段を用いて前記他の記録再生装置から取得した前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加する位置情報追加手段とを有することを特徴とする記録再生装置。
【請求項3】
前記取得手段が取得した前記RSS文書に含まれる文字列と、前記タイトルメタデータ生成手段が生成した前記タイトルメタデータに含まれるメタデータとを比較する比較手段を更に有し、
前記位置情報追加手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記位置情報を追加することを特徴とする請求項1または2記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記位置情報追加手段が前記位置情報を追加したリンク付きRSS文書をネットワークを介して他の記録再生装置に提示するRSS文書提示手段を更に有することを特徴とする請求項1または3記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記RSS文書提示手段は、前記他の記録再生装置からネットワークを介して前記RSS文書の更新確認を受けたときに前記リンク付きRSS文書を提示することを特徴とする請求項4記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記タイトルメタデータ生成手段は、前記映像データについて前記タイトルメタデータを複数生成し、
前記位置情報追加手段は、前記タイトルメタデータ生成手段が生成するそれぞれの前記タイトルメタデータごとに前記位置情報を追加することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記配信サーバの位置情報を登録する位置情報登録手段を更に有し、
前記取得手段は、前記配信サーバのうち、前記位置情報登録手段に前記位置情報が登録されている登録配信サーバから前記RSS文書を取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の記録再生装置。
【請求項8】
前記RSS文書を閲覧する閲覧手段を更に有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の記録再生装置。
【請求項9】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、
前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成し、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得し、
該取得した前記RSS文書に対し、前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加することを特徴とするデータ記録方法。
【請求項10】
映像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段とを備えた記録再生装置におけるデータ記録方法であって、
映像データを記録する記録手段、該記録手段に記録されている前記映像データを用いて映像信号を再生する再生手段および前記記録手段に記録されている前記映像データの位置情報を備え、該映像データのタイトルとして用いられるタイトルメタデータを生成するタイトルメタデータ生成手段とを備えた他の記録再生装置とネットワークを介して通信を行い、
RSS文書を配信する配信サーバから、ネットワークを介して前記RSS文書を取得し、
その取得した前記RSS文書に対し、前記他の記録再生装置から取得した前記タイトルメタデータのうちの前記RSS文書に関連する関連タイトルメタデータに含まれる前記位置情報を追加することを特徴とするデータ記録方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
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【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−4060(P2009−4060A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−166812(P2007−166812)
【出願日】平成19年6月25日(2007.6.25)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月25日(2007.6.25)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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