調整可能壁掛食器棚ホルダー
食器棚(11)を壁面に固定するための調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)は、前記壁掛食器棚ホルダー群(10)の食器棚の肩への安定した位置決めのための固定手段(19)と共同して働く、少なくとも一つのせん断力抵抗要素(20)を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器棚を壁面に固定するために調整可能な、同一の食器棚の肩に固定する完成された手段を備えた、目に見える壁掛食器棚ホルダー群に関する。特に、この壁掛食器棚ホルダーは、壁掛食器棚の内側に組み立てられるようになっているので、目に見えると定義されている。
【背景技術】
【0002】
プラスチック材料で作られた箱型本体から外部へ延びるアームの自由端にフックが配置された壁掛食器棚ホルダーがこの分野の熟練者に良く知られている。
前記箱型本体は、壁面支持体、付形金属部品、ペグ又は他の同様の部品に引っ掛けられるようになったフックの深さ及び高さ位置を調整する機構を含む。
【0003】
このように構成された壁掛食器棚ホルダーは、肩、カバー、又はトップにより画成される食器棚の上縁部に対応して、タッピングねじ、又は鋸歯輪郭を有し、プラスチック材料で作られた圧力降伏プラグによって食器棚の肩に固定される。
【0004】
ねじは貫通、すなわち、箱型本体を貫通し、食器棚の肩へ直接ねじ込まれ、これに対して、プラグは、プラスチック材料で作られた箱型本体から、一体に、且つ、側方へ延び、肩の対応する座部へ圧入される。
【0005】
上に簡潔に記載した型の壁掛食器棚ホルダーは、例えば、欧州特許第0033179B1号明細書及び欧州特許第0632979A1号明細書に記載され、且つ、例示されている。
【0006】
また、食器棚ホルダーを食器棚に固定する支持体、及び、後フックの深さ及び高さ(傾斜)位置を調整することができる手段が、実質的に異なる他の型の壁掛食器棚ホルダーもある。
【0007】
例えば、欧州特許1228720B1号明細書に記載されている、これらの壁掛食器棚ホルダーは、現在、一般的に、サイドフランジを備えた板状要素を備え、サイドフランジは、組立状態で、通常、壁掛食器棚の肩に位置する孔のねじ又は拡張ペグにより固定される。
【0008】
上述の通り、上記の周知の食器棚ホルダーは、食器棚を壁面に固定するための可動フック要素を備え、このフック要素は、欧州特許1228720B1号明細書に記載されているように、支持フックの後方位置の調整を許すことのできる角形の中間軸をおそらく備えた雌ねじ機構により駆動される(欧州特許第0033179B1号明細書及び欧州特許第0632979A1号明細書も参照)。
【0009】
これらの周知の壁掛食器棚ホルダーは、現在、機能的であり、吊り家具の分野で適用されている安全規則を満たすが、壁掛食器棚を形成するパネルの厚さを減らす現在の傾向と、しばしば過負荷がかけられる家具のこれらの部品の普及を増やすことを考慮して、この食器棚と食器棚ホルダーとの結合が、必ずしも効果的で、長い耐久力、とりわけ安全であるわけではないということが不幸にしてありうる。
【0010】
壁掛食器棚の安定性はこの制約によるため、不幸にして、壁掛食器棚はしばしば危険に落ち、且つ/又は、食器棚に荷重が加えられる時に生じる、壁掛食器棚ホルダーの結合で作用するせん断力の結果として、破壊する。
【0011】
上述の問題は、主に、プラスチック材料製の箱型本体を用いると、欧州特許第0033179B1号明細書及び欧州特許第0632979A1号明細書の壁掛食器棚ホルダーで生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の概略的な目的は、非常に単純で、経済的で、特に機能的な手法で、上記の公知技術の欠点を解決することにある。
【0013】
さらなる目的は、全ての型の壁掛食器棚の容易且つ堅固な組み立てを保証する、壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える食器棚ホルダー群を提供することにある。
【0014】
他の目的は、食器棚に荷重が加えられると、食器棚/壁の食器棚ホルダーの結合部にかかる高いせん断力に抵抗することができる、壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える食器棚ホルダー群を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的に鑑み、本発明によれば、目に見える食器棚ホルダー群が、壁掛食器棚を壁面に固定するために考え出され、メインクレーム及び付随するサブクレームに明記される特徴を有する。
【0016】
本発明の構造的特徴及び機能的特徴と、公知技術に関する効果が、同発明の革新的な原理により生産された壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える壁掛食器棚ホルダー群の例を例示する添付の概略図を参照して以下の記載からより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明による壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える壁掛食器棚ホルダー群の分解図である。
【図2】組み立てられた図1の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図2b】図2の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図2c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図2−2bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図3】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図3b】図3の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図3c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図3−3bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図4】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図4b】図4の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図4c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図4−4bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図5】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図5b】図3の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図5c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図5−5bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図6】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図6b】図3の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図6c】関連するウォール壁掛食器棚に組み立てられた図6−6bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図7】関連する壁掛食器棚に組み付けられた状態の本発明による壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図7b】関連する壁掛食器棚に組み付けられた図5の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面を参照すると、この壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える壁掛食器棚ホルダー群の全体が10で示されている。
図1に分解形態で示されている前記壁掛食器棚ホルダー群10は、壁掛食器棚11の壁面への固定を行うのに適しており、使用中、一方の側で、対応する壁掛食器棚11の肩部12に固定され、同じ食器棚の後カバー13に位置する孔40から、外部へ少なくとも部分的に突出する他方の側で、壁面(一般的に金属部分)に固定された支持体(一般的に金属部分)に固定される。
【0019】
後孔40と壁掛食器棚11の側孔41での壁掛食器棚ホルダーの関連する結合とともに、この組み立て段階を図7及び8に示し、図7b及び8bは、関連する後部分15が壁掛食器棚11のカバー13を超えて突出している、組み立て終わりでの同じ壁掛食器棚ホルダー10を示す。
【0020】
容易にわかるように、本発明の実施形態によれば、壁掛食器棚ホルダー10の全体がプラスチックで作られたカバートップ100でもよい。
【0021】
詳細には、図1に明確に示されているように、本発明による食器棚ホルダー10は、壁面に固定された支持要素へのフック要素14を含み、前記フック14は、第1の端15’が板状要素の中央部分16へ結合され、中央部分16を越えて自由に突出する第2の端には、上記支持体とのフック状の固定部分15がある。調整を可能とするために、フック要素14の中央部分16との連結は、深さF及び傾きAが調整可能なタイプのものである。
【0022】
この目的のため、フック要素14の深さF及び傾きAの調整手段17、17’が考え出され、前記手段17、17’は中央部分16と関連し、かつ、正面で中央部分16に容易にアクセスできる。
【0023】
本発明によれば、上記の壁掛食器棚ホルダー10は、中央部分16から延びるサイドフランジ18を更に含み、ここで、壁掛食器棚ホルダー10が組み立てられた時、及び、壁掛食器棚に荷重が加えられた時に発生するせん断力に抵抗する少なくとも一つの要素20があることに加えて、サイドフランジ18は、壁掛食器棚11の内部側壁12と壁掛食器棚ホルダー群10との固定手段19を含む。
【0024】
前記少なくとも一つのせん断力抵抗要素20は、壁掛食器棚11の内部側壁12に面する側でサイドフランジ18から突出し、且つ、壁掛食器棚11の内壁12での壁掛食器棚ホルダー10の安定した位置決めのために、前記固定手段19と共同して働く。
【0025】
図1に指滅されているように、上述のように中央部分16と関連し、正面で中央部分16にアクセスできるフック要素14の深さF及び傾きAの調整手段17、17’は、二つのねじ‐雌ねじ機構からなる。
【0026】
これらの機構には、第1の調整ねじ30があり、該調整ねじは、第1の部分16に位置する逆形態31内にしっかりと収容/捕捉された頭部と、フック15と反対の端部15’と対応してフック要素14の雌ねじ座部に長手方向に関連したねじ山と、を備える。
前記第1の調整ねじ30は、フック要素14の長手方向の移動(深さ)を調整することを可能にする。
【0027】
本発明によれば、第1の調整ねじ30に対して、平行かつ上方の位置で第1の中央部分16と関連した第2の調整ねじ31も考えられる。
前記第2の調整ねじ31は、リベットピンを中心にフック要素14の回転をさせるために可動円形ルネット33に作用する。可動円形ルネット33は、第2の調整ねじ31の頭部に対して反対側に位置し、特に第2の調整ねじ31の影響により移動させることができる。
【0028】
図2−2cに示す実施形態によれば、せん断力に対する抵抗要素20は、少なくとも一つの、壁掛食器棚11(肩)の内部側壁12に位置する孔41と、必ずしも無理にではなく、結合された、サイドフランジ18から突出するプラグ要素20を含む。
【0029】
図2cに示すように、前記プラグ20は、壁掛食器棚11の内部側壁12に壁掛食器棚ホルダー10の安定した位置決めのため、前記固定手段19、例えば、ねじと共同して働き、関連する壁掛食器棚11に関して壁掛食器棚ホルダー10の取り付け不良を完全に防止する。
【0030】
上記実施形態では、プラグ要素20を、壁掛食器棚ホルダー10の製造中、サイドフランジ18、18’に直接、位置決めすることができるが、変形実施形態では、図4−4cの実施形態に示すように、プラグ要素20を、別体に製造し、次いで、サイドフランジ18、に溶接してもよい。
【0031】
ここまでに記載されたプラグ要素は、好ましくは、円形断面の中空の円筒形プラグであるが、変形実施形態では、壁掛食器棚ホルダー10と結合されるべき食器棚の型及び予測された積載量に関連して、図3−3cの実施形態に示すように、非円形であるが円弧断面を有する中空の円筒状のプラグであってもよい。
【0032】
すでに明記したように、固定手段19は、フランジ18を壁掛食器棚11の内部側壁12に固定する少なくとも一つの固定ねじ19を含むことができ、ここで、前記少なくとも一つの固定ねじ19は、関連する孔44を通る少なくとも一つのプラグ要素20に関して、異なる位置で関連するサイドフランジ18と結合されてもよい。
【0033】
変形実施形態では、上記ねじ19は、プラグ要素20の内側でサイドフランジ18と結合されてもよい。
【0034】
他の実施形態によれば、壁掛食器棚ホルダー群10は、固定手段19として、把持歯を備え、ねじ19により駆動できる少なくとも一つの拡張ペグ21を含むことができ、このペグ21が、上述したねじ19のように、サイドフランジ18を壁掛食器棚11の内部側壁12に固定する。
【0035】
前記ペグ21は、少なくとも一つのプラグ要素20に対して異なる位置で、又は、図5−5cに示すように、少なくとも一つのプラグ要素20と同軸で、サイドフランジ18と結合させることができる。
【0036】
最後に、最終実施形態によれば、固定手段は、前記ペグと同様に、サイドフランジ18を壁掛食器棚11の内部側壁12に固定する、付形頭部付きのカーソル22により駆動される少なくとも一つの拡張ペグ21からなる。
【0037】
これらのペグ21もまた、異なる場所で、又は、図6−6cに示すように、少なくとも一つのプラグ要素20と同軸に、サイドフランジ18と結合させることができる。
【0038】
上記の記載及び図面の参照から、いかに本発明による壁掛食器棚を壁面に固定するための目に見える壁掛食器棚ホルダー群が、特に有用で効果的であるかが明らかである。本発明の序文で示した目的がここで達成された。
【0039】
本発明による壁面への壁掛食器棚の取り付けのための目に見える調整可能な壁掛食器棚ホルダー10は、あらゆる型の壁掛食器棚への容易且つ強固な組み立てを確実にし、食器棚に荷重が加えられたときにも関連する食器棚に関して、壁掛食器棚ホルダー10それ自体の起こりうるいかなる取り付け不良をも防止する。
【0040】
この強固な位置決めは、壁掛食器棚11の内部側壁12に向かって、サイドフランジ18、から突出するせん断力抵抗要素20の存在により得られ、ここで、壁掛食器棚11の内壁12に壁掛食器棚ホルダー10の安定した位置決めを確実にするため、例えば、円筒状のプラグのような前記せん断力抵抗要素20は、例えば、可能ならば把持歯を備えたねじ又は拡張ペグのような固定手段19と共同して働く。
【0041】
本発明の、壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える食器棚ホルダー群10の形態は、材料も同様に、純粋に例示かつ目的を限定せずに図に示されたものと明らかに異なることができる。
したがって、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲により定められる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器棚を壁面に固定するために調整可能な、同一の食器棚の肩に固定する完成された手段を備えた、目に見える壁掛食器棚ホルダー群に関する。特に、この壁掛食器棚ホルダーは、壁掛食器棚の内側に組み立てられるようになっているので、目に見えると定義されている。
【背景技術】
【0002】
プラスチック材料で作られた箱型本体から外部へ延びるアームの自由端にフックが配置された壁掛食器棚ホルダーがこの分野の熟練者に良く知られている。
前記箱型本体は、壁面支持体、付形金属部品、ペグ又は他の同様の部品に引っ掛けられるようになったフックの深さ及び高さ位置を調整する機構を含む。
【0003】
このように構成された壁掛食器棚ホルダーは、肩、カバー、又はトップにより画成される食器棚の上縁部に対応して、タッピングねじ、又は鋸歯輪郭を有し、プラスチック材料で作られた圧力降伏プラグによって食器棚の肩に固定される。
【0004】
ねじは貫通、すなわち、箱型本体を貫通し、食器棚の肩へ直接ねじ込まれ、これに対して、プラグは、プラスチック材料で作られた箱型本体から、一体に、且つ、側方へ延び、肩の対応する座部へ圧入される。
【0005】
上に簡潔に記載した型の壁掛食器棚ホルダーは、例えば、欧州特許第0033179B1号明細書及び欧州特許第0632979A1号明細書に記載され、且つ、例示されている。
【0006】
また、食器棚ホルダーを食器棚に固定する支持体、及び、後フックの深さ及び高さ(傾斜)位置を調整することができる手段が、実質的に異なる他の型の壁掛食器棚ホルダーもある。
【0007】
例えば、欧州特許1228720B1号明細書に記載されている、これらの壁掛食器棚ホルダーは、現在、一般的に、サイドフランジを備えた板状要素を備え、サイドフランジは、組立状態で、通常、壁掛食器棚の肩に位置する孔のねじ又は拡張ペグにより固定される。
【0008】
上述の通り、上記の周知の食器棚ホルダーは、食器棚を壁面に固定するための可動フック要素を備え、このフック要素は、欧州特許1228720B1号明細書に記載されているように、支持フックの後方位置の調整を許すことのできる角形の中間軸をおそらく備えた雌ねじ機構により駆動される(欧州特許第0033179B1号明細書及び欧州特許第0632979A1号明細書も参照)。
【0009】
これらの周知の壁掛食器棚ホルダーは、現在、機能的であり、吊り家具の分野で適用されている安全規則を満たすが、壁掛食器棚を形成するパネルの厚さを減らす現在の傾向と、しばしば過負荷がかけられる家具のこれらの部品の普及を増やすことを考慮して、この食器棚と食器棚ホルダーとの結合が、必ずしも効果的で、長い耐久力、とりわけ安全であるわけではないということが不幸にしてありうる。
【0010】
壁掛食器棚の安定性はこの制約によるため、不幸にして、壁掛食器棚はしばしば危険に落ち、且つ/又は、食器棚に荷重が加えられる時に生じる、壁掛食器棚ホルダーの結合で作用するせん断力の結果として、破壊する。
【0011】
上述の問題は、主に、プラスチック材料製の箱型本体を用いると、欧州特許第0033179B1号明細書及び欧州特許第0632979A1号明細書の壁掛食器棚ホルダーで生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の概略的な目的は、非常に単純で、経済的で、特に機能的な手法で、上記の公知技術の欠点を解決することにある。
【0013】
さらなる目的は、全ての型の壁掛食器棚の容易且つ堅固な組み立てを保証する、壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える食器棚ホルダー群を提供することにある。
【0014】
他の目的は、食器棚に荷重が加えられると、食器棚/壁の食器棚ホルダーの結合部にかかる高いせん断力に抵抗することができる、壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える食器棚ホルダー群を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的に鑑み、本発明によれば、目に見える食器棚ホルダー群が、壁掛食器棚を壁面に固定するために考え出され、メインクレーム及び付随するサブクレームに明記される特徴を有する。
【0016】
本発明の構造的特徴及び機能的特徴と、公知技術に関する効果が、同発明の革新的な原理により生産された壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える壁掛食器棚ホルダー群の例を例示する添付の概略図を参照して以下の記載からより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明による壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える壁掛食器棚ホルダー群の分解図である。
【図2】組み立てられた図1の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図2b】図2の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図2c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図2−2bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図3】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図3b】図3の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図3c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図3−3bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図4】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図4b】図4の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図4c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図4−4bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図5】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図5b】図3の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図5c】関連する壁掛食器棚に組み立てられた図5−5bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図6】本発明による他の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図6b】図3の壁掛食器棚ホルダー群の他の斜視図である。
【図6c】関連するウォール壁掛食器棚に組み立てられた図6−6bの壁掛食器棚ホルダー群の詳細拡大図である。
【図7】関連する壁掛食器棚に組み付けられた状態の本発明による壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【図7b】関連する壁掛食器棚に組み付けられた図5の壁掛食器棚ホルダー群の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図面を参照すると、この壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える壁掛食器棚ホルダー群の全体が10で示されている。
図1に分解形態で示されている前記壁掛食器棚ホルダー群10は、壁掛食器棚11の壁面への固定を行うのに適しており、使用中、一方の側で、対応する壁掛食器棚11の肩部12に固定され、同じ食器棚の後カバー13に位置する孔40から、外部へ少なくとも部分的に突出する他方の側で、壁面(一般的に金属部分)に固定された支持体(一般的に金属部分)に固定される。
【0019】
後孔40と壁掛食器棚11の側孔41での壁掛食器棚ホルダーの関連する結合とともに、この組み立て段階を図7及び8に示し、図7b及び8bは、関連する後部分15が壁掛食器棚11のカバー13を超えて突出している、組み立て終わりでの同じ壁掛食器棚ホルダー10を示す。
【0020】
容易にわかるように、本発明の実施形態によれば、壁掛食器棚ホルダー10の全体がプラスチックで作られたカバートップ100でもよい。
【0021】
詳細には、図1に明確に示されているように、本発明による食器棚ホルダー10は、壁面に固定された支持要素へのフック要素14を含み、前記フック14は、第1の端15’が板状要素の中央部分16へ結合され、中央部分16を越えて自由に突出する第2の端には、上記支持体とのフック状の固定部分15がある。調整を可能とするために、フック要素14の中央部分16との連結は、深さF及び傾きAが調整可能なタイプのものである。
【0022】
この目的のため、フック要素14の深さF及び傾きAの調整手段17、17’が考え出され、前記手段17、17’は中央部分16と関連し、かつ、正面で中央部分16に容易にアクセスできる。
【0023】
本発明によれば、上記の壁掛食器棚ホルダー10は、中央部分16から延びるサイドフランジ18を更に含み、ここで、壁掛食器棚ホルダー10が組み立てられた時、及び、壁掛食器棚に荷重が加えられた時に発生するせん断力に抵抗する少なくとも一つの要素20があることに加えて、サイドフランジ18は、壁掛食器棚11の内部側壁12と壁掛食器棚ホルダー群10との固定手段19を含む。
【0024】
前記少なくとも一つのせん断力抵抗要素20は、壁掛食器棚11の内部側壁12に面する側でサイドフランジ18から突出し、且つ、壁掛食器棚11の内壁12での壁掛食器棚ホルダー10の安定した位置決めのために、前記固定手段19と共同して働く。
【0025】
図1に指滅されているように、上述のように中央部分16と関連し、正面で中央部分16にアクセスできるフック要素14の深さF及び傾きAの調整手段17、17’は、二つのねじ‐雌ねじ機構からなる。
【0026】
これらの機構には、第1の調整ねじ30があり、該調整ねじは、第1の部分16に位置する逆形態31内にしっかりと収容/捕捉された頭部と、フック15と反対の端部15’と対応してフック要素14の雌ねじ座部に長手方向に関連したねじ山と、を備える。
前記第1の調整ねじ30は、フック要素14の長手方向の移動(深さ)を調整することを可能にする。
【0027】
本発明によれば、第1の調整ねじ30に対して、平行かつ上方の位置で第1の中央部分16と関連した第2の調整ねじ31も考えられる。
前記第2の調整ねじ31は、リベットピンを中心にフック要素14の回転をさせるために可動円形ルネット33に作用する。可動円形ルネット33は、第2の調整ねじ31の頭部に対して反対側に位置し、特に第2の調整ねじ31の影響により移動させることができる。
【0028】
図2−2cに示す実施形態によれば、せん断力に対する抵抗要素20は、少なくとも一つの、壁掛食器棚11(肩)の内部側壁12に位置する孔41と、必ずしも無理にではなく、結合された、サイドフランジ18から突出するプラグ要素20を含む。
【0029】
図2cに示すように、前記プラグ20は、壁掛食器棚11の内部側壁12に壁掛食器棚ホルダー10の安定した位置決めのため、前記固定手段19、例えば、ねじと共同して働き、関連する壁掛食器棚11に関して壁掛食器棚ホルダー10の取り付け不良を完全に防止する。
【0030】
上記実施形態では、プラグ要素20を、壁掛食器棚ホルダー10の製造中、サイドフランジ18、18’に直接、位置決めすることができるが、変形実施形態では、図4−4cの実施形態に示すように、プラグ要素20を、別体に製造し、次いで、サイドフランジ18、に溶接してもよい。
【0031】
ここまでに記載されたプラグ要素は、好ましくは、円形断面の中空の円筒形プラグであるが、変形実施形態では、壁掛食器棚ホルダー10と結合されるべき食器棚の型及び予測された積載量に関連して、図3−3cの実施形態に示すように、非円形であるが円弧断面を有する中空の円筒状のプラグであってもよい。
【0032】
すでに明記したように、固定手段19は、フランジ18を壁掛食器棚11の内部側壁12に固定する少なくとも一つの固定ねじ19を含むことができ、ここで、前記少なくとも一つの固定ねじ19は、関連する孔44を通る少なくとも一つのプラグ要素20に関して、異なる位置で関連するサイドフランジ18と結合されてもよい。
【0033】
変形実施形態では、上記ねじ19は、プラグ要素20の内側でサイドフランジ18と結合されてもよい。
【0034】
他の実施形態によれば、壁掛食器棚ホルダー群10は、固定手段19として、把持歯を備え、ねじ19により駆動できる少なくとも一つの拡張ペグ21を含むことができ、このペグ21が、上述したねじ19のように、サイドフランジ18を壁掛食器棚11の内部側壁12に固定する。
【0035】
前記ペグ21は、少なくとも一つのプラグ要素20に対して異なる位置で、又は、図5−5cに示すように、少なくとも一つのプラグ要素20と同軸で、サイドフランジ18と結合させることができる。
【0036】
最後に、最終実施形態によれば、固定手段は、前記ペグと同様に、サイドフランジ18を壁掛食器棚11の内部側壁12に固定する、付形頭部付きのカーソル22により駆動される少なくとも一つの拡張ペグ21からなる。
【0037】
これらのペグ21もまた、異なる場所で、又は、図6−6cに示すように、少なくとも一つのプラグ要素20と同軸に、サイドフランジ18と結合させることができる。
【0038】
上記の記載及び図面の参照から、いかに本発明による壁掛食器棚を壁面に固定するための目に見える壁掛食器棚ホルダー群が、特に有用で効果的であるかが明らかである。本発明の序文で示した目的がここで達成された。
【0039】
本発明による壁面への壁掛食器棚の取り付けのための目に見える調整可能な壁掛食器棚ホルダー10は、あらゆる型の壁掛食器棚への容易且つ強固な組み立てを確実にし、食器棚に荷重が加えられたときにも関連する食器棚に関して、壁掛食器棚ホルダー10それ自体の起こりうるいかなる取り付け不良をも防止する。
【0040】
この強固な位置決めは、壁掛食器棚11の内部側壁12に向かって、サイドフランジ18、から突出するせん断力抵抗要素20の存在により得られ、ここで、壁掛食器棚11の内壁12に壁掛食器棚ホルダー10の安定した位置決めを確実にするため、例えば、円筒状のプラグのような前記せん断力抵抗要素20は、例えば、可能ならば把持歯を備えたねじ又は拡張ペグのような固定手段19と共同して働く。
【0041】
本発明の、壁掛食器棚を壁面に固定するための、目に見える食器棚ホルダー群10の形態は、材料も同様に、純粋に例示かつ目的を限定せずに図に示されたものと明らかに異なることができる。
したがって、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲により定められる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食器棚(11)を壁面に固定するためのものであり、一方の側で前記壁掛食器棚(11)の内部側壁(肩)(12)へ、前記壁掛食器棚(11)の後方壁面又はカバー(13)から少なくとも部分的に突出する他方の側で、前記壁面に固定された支持体と結合されるのに適した調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記壁掛食器棚ホルダー(10)は、壁面に固定された前記支持体とのフック要素(14)を含み、
該フック要素の深さと傾きが調整できるように、該フック要素は第1の端部が前記壁掛食器棚ホルダー(10)の中央部分(16)に結合され、且つ、前記中央部分(16)の後から突出する第2の自由端と、前記支持体に固定するためのフック形状(15)とを備え、
また、前記中央部分(16)と関連し、前記中央部分(16)に正面でアクセスできる、前記フック要素(14)の深さ及び傾きの調整手段(17、17’)があり、
前記壁掛食器棚ホルダー(10)は、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に、前記壁掛食器棚ホルダー群(10)を固定する手段と関連した前記中央部分(16)から延びるサイドフランジ(18)を含み、
前記壁掛食器棚ホルダー(10)は、前記サイドフランジ(18)から、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に向かって突出する少なくとも一つのせん断力抵抗要素(20)を含み、
前記少なくとも一つのせん断力抵抗要素(20)は、前記壁掛食器棚ホルダー群(10)の前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)への安定した位置決めのための前記固定手段(19)と共同して働くことを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項2】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記サイドフランジ(18)は前記中央部分(16)の上方から延びることを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項3】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記サイドフランジ(18)は前記中央部分(16)の下方から延びることを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項4】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記中央部分(16)と関連し、正面で前記中央部分(16)にアクセスできる前記フック要素(14)の深さ及び角度の調整手段(17、17’)は、二つのねじ‐雌ねじ機構を含み、
第1の調整ねじ(30)の頭部が前記第1の部分(16)に位置する逆形状(31)内にしっかりと収容され、前記第1の調整ねじ(30)は、前記フック要素(14)の長手方向の移動のために、前記フック(15)と反対の端部(15’)で、前記フック要素の雌ねじ座部に長手方向に関連され、前記第2の調整ねじがあり、該第2の調整ねじ(31)は、前記第1の調整ねじ(30)に対して、平行かつ上方の位置で前記中央部分(16)に関連され、
前記第2の調整ねじ(31)は、可動円形ルネッテ(33)に作用し、前記フック要素(14)をリベットピン(34)を中心に回転させることを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項5】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのせん断力抵抗要素(20)は、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に位置する孔と結合した、前記サイドフランジ(18)から突出する少なくとも一つのプラグ要素(20)からなることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項6】
請求項5記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20)は、前記サイドフランジ(18)と一体であることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項7】
請求項5記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20)は、前記サイドフランジ(18)に溶接されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項8】
請求項5から7の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20)は、円形断面を有する中空の円筒状プラグであることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項9】
請求項5から7の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20、20’)は、円弧状断面を有する中空の円筒状プラグであることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項10】
請求項5から9の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段(19)は、前記側方のフランジ(18)と前記壁掛食器棚(11)の内部側壁(12)との少なくとも一つの固定ねじを含み、
前記少なくとも一つのねじは、少なくとも一つのプラグ要素(20)に対して、異なる位置で前記側方のフランジ(18)と結合されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項11】
請求項5から9の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段(19)は、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に前記サイドフランジ(18)を固定するための把持歯を備えたねじ(19)による少なくとも一つの拡張ペグ(21)からなり、
前記少なくとも一つのペグ(21)は、少なくとも一つのプラグ要素(20)に対して異なる位置で前記サイドフランジ(18)と結合されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項12】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段(19)は、前記サイドフランジ(18)と、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)との固定ねじ(19)による少なくとも一つの拡張ペグ(21)からなり、
前記少なくとも一つのペグ(21)は、少なくとも一つのプラグ要素(20)及び前記少なくとも一つのプラグ要素(20)の内側の前記ねじと同軸に、前記サイドフランジ(18)と結合されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項13】
請求項5から9の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段は、前記サイドフランジ(18)と前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)との成形固定頭部付きのカーソル(22)による少なくとも一つの拡張ペグ(21、21’)からなり、
前記少なくとも一つのペグ(21)は、前記少なくとも一つのプラグ要素(20)及び前記少なくとも一つのプラグ要素(20)の内部の前記カーソル(22)と同軸に、前記サイドフランジ(18)と結合していることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項1】
食器棚(11)を壁面に固定するためのものであり、一方の側で前記壁掛食器棚(11)の内部側壁(肩)(12)へ、前記壁掛食器棚(11)の後方壁面又はカバー(13)から少なくとも部分的に突出する他方の側で、前記壁面に固定された支持体と結合されるのに適した調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記壁掛食器棚ホルダー(10)は、壁面に固定された前記支持体とのフック要素(14)を含み、
該フック要素の深さと傾きが調整できるように、該フック要素は第1の端部が前記壁掛食器棚ホルダー(10)の中央部分(16)に結合され、且つ、前記中央部分(16)の後から突出する第2の自由端と、前記支持体に固定するためのフック形状(15)とを備え、
また、前記中央部分(16)と関連し、前記中央部分(16)に正面でアクセスできる、前記フック要素(14)の深さ及び傾きの調整手段(17、17’)があり、
前記壁掛食器棚ホルダー(10)は、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に、前記壁掛食器棚ホルダー群(10)を固定する手段と関連した前記中央部分(16)から延びるサイドフランジ(18)を含み、
前記壁掛食器棚ホルダー(10)は、前記サイドフランジ(18)から、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に向かって突出する少なくとも一つのせん断力抵抗要素(20)を含み、
前記少なくとも一つのせん断力抵抗要素(20)は、前記壁掛食器棚ホルダー群(10)の前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)への安定した位置決めのための前記固定手段(19)と共同して働くことを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項2】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記サイドフランジ(18)は前記中央部分(16)の上方から延びることを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項3】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記サイドフランジ(18)は前記中央部分(16)の下方から延びることを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項4】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記中央部分(16)と関連し、正面で前記中央部分(16)にアクセスできる前記フック要素(14)の深さ及び角度の調整手段(17、17’)は、二つのねじ‐雌ねじ機構を含み、
第1の調整ねじ(30)の頭部が前記第1の部分(16)に位置する逆形状(31)内にしっかりと収容され、前記第1の調整ねじ(30)は、前記フック要素(14)の長手方向の移動のために、前記フック(15)と反対の端部(15’)で、前記フック要素の雌ねじ座部に長手方向に関連され、前記第2の調整ねじがあり、該第2の調整ねじ(31)は、前記第1の調整ねじ(30)に対して、平行かつ上方の位置で前記中央部分(16)に関連され、
前記第2の調整ねじ(31)は、可動円形ルネッテ(33)に作用し、前記フック要素(14)をリベットピン(34)を中心に回転させることを特徴とする壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項5】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのせん断力抵抗要素(20)は、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に位置する孔と結合した、前記サイドフランジ(18)から突出する少なくとも一つのプラグ要素(20)からなることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項6】
請求項5記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20)は、前記サイドフランジ(18)と一体であることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項7】
請求項5記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20)は、前記サイドフランジ(18)に溶接されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項8】
請求項5から7の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20)は、円形断面を有する中空の円筒状プラグであることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項9】
請求項5から7の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記少なくとも一つのプラグ要素(20、20’)は、円弧状断面を有する中空の円筒状プラグであることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項10】
請求項5から9の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段(19)は、前記側方のフランジ(18)と前記壁掛食器棚(11)の内部側壁(12)との少なくとも一つの固定ねじを含み、
前記少なくとも一つのねじは、少なくとも一つのプラグ要素(20)に対して、異なる位置で前記側方のフランジ(18)と結合されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項11】
請求項5から9の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段(19)は、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)に前記サイドフランジ(18)を固定するための把持歯を備えたねじ(19)による少なくとも一つの拡張ペグ(21)からなり、
前記少なくとも一つのペグ(21)は、少なくとも一つのプラグ要素(20)に対して異なる位置で前記サイドフランジ(18)と結合されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項12】
請求項1記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段(19)は、前記サイドフランジ(18)と、前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)との固定ねじ(19)による少なくとも一つの拡張ペグ(21)からなり、
前記少なくとも一つのペグ(21)は、少なくとも一つのプラグ要素(20)及び前記少なくとも一つのプラグ要素(20)の内側の前記ねじと同軸に、前記サイドフランジ(18)と結合されていることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【請求項13】
請求項5から9の何れか1項に記載の調整可能な壁掛食器棚ホルダー群(10)であって、
前記固定手段は、前記サイドフランジ(18)と前記壁掛食器棚(11)の前記内部側壁(12)との成形固定頭部付きのカーソル(22)による少なくとも一つの拡張ペグ(21、21’)からなり、
前記少なくとも一つのペグ(21)は、前記少なくとも一つのプラグ要素(20)及び前記少なくとも一つのプラグ要素(20)の内部の前記カーソル(22)と同軸に、前記サイドフランジ(18)と結合していることを特徴とする調整可能な壁掛食器棚ホルダー群。
【図1】
【図2】
【図2b】
【図2c】
【図3】
【図3b】
【図3c】
【図4】
【図4b】
【図4c】
【図5】
【図5b】
【図5c】
【図6】
【図6b】
【図6c】
【図7】
【図7b】
【図2】
【図2b】
【図2c】
【図3】
【図3b】
【図3c】
【図4】
【図4b】
【図4c】
【図5】
【図5b】
【図5c】
【図6】
【図6b】
【図6c】
【図7】
【図7b】
【公表番号】特表2011−529558(P2011−529558A)
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−520390(P2011−520390)
【出願日】平成21年7月24日(2009.7.24)
【国際出願番号】PCT/EP2009/005628
【国際公開番号】WO2010/012504
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(510203359)レオナルド ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月24日(2009.7.24)
【国際出願番号】PCT/EP2009/005628
【国際公開番号】WO2010/012504
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(510203359)レオナルド ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ (3)
【Fターム(参考)】
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