説明

車両に搭載する認証装置、通行管理システム、通行管理方法及びプログラム

【課題】セキュリティの強化とスムーズな通行管理を実現する。
【解決手段】車両120は、車両120の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取り、この個人認証情報に基づいた認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合にETC車載器50を活性化させる活性化信号を送る個人情報読取装置60と、車両120を認証するための車両認証情報を有し、活性化信号を受信した場合に通行管理装置110から車両認証情報の送信要求を受けると、車両認証情報を送信するETC車載器50と、を備える。通行管理装置110は、車両認証情報を用いて車両の認証を行う管理サーバ40と、管理サーバ40による車両認証結果に基づいて通行ゲート30の開閉制御を行う通行ゲート制御装置20と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載する認証装置、通行管理システム、通行管理方法及びプログラムに関し、特に、車両及び搭乗者の認証技術に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に関連する技術を記載した文献を2つ挙げる。特許文献1は、例えば段落0016ないし0018を参照すると、生体認証を用いて認証を行い、本人と認証できた場合にエンジン始動許可を行うドライバー認証装置について記載がある。
【0003】
一方、特許文献2は、例えば段落0022ないし0024を参照すると、駐車場管理システムにおいて、入庫しようとする車両が搭載するETC車載器からWCN(Wireless Call Number:無線呼出番号)を受信し、得たWCNを顧客データベースに照合してゲートの開閉の可否について判断することについて記載がある。
【特許文献1】特開2006−103387号公報
【特許文献2】特開2007−141045号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術のように車両の認証のみにより入場ゲートを通過させてしまうと、個人の特定ができず、セキュリティ上問題があった。また、人と車両の両方を認証しようとする場合、それぞれ別々に認証しなければならず、運転者は入場ゲートで一旦、降車するなどの手間があり、入場ゲート近隣への渋滞の延伸の問題もあった。
【0005】
すなわち、ETC車載器の持つ車載器IDを利用した認証のみにより入退出管理を実施する場合、車両のみの認証で入場ゲートを通過させてしまうと、車両の搭乗者が如何なる人であっても入場することが可能であり、セキュリティ上問題があった。さらに、人の認証をする場合は、運転者が降車するなどして別途認証を実施しなければならず、入場ゲートをノンストップで通過することができないという問題があった。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、セキュリティの強化とスムーズな通行管理を実現する車両に搭載する認証装置、通行管理システム、通行管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために以下の構成を特徴とする発明を提供する。
【0008】
本発明に係る車両に搭載する認証装置は、個人認証情報読取手段と、車載器と、を備え、前記個人認証情報読取手段は、前記車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報に基づいた認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合に前記車載器を活性化させる活性化信号を送り、前記車載器は、前記車両を認証するための車両認証情報を有し、前記活性化信号を受信した場合に外部の通行管理装置から前記車両認証情報の送信要求を受けると、前記車両認証情報を送信することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る通行管理システムは、車両に搭載する認証装置と、前記車両の通行を管理する通行管理装置と、を含む通行管理システムであって、前記認証装置は、個人認証情報読取手段と、車載器と、を備え、前記個人認証情報読取手段は、前記車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報に基づいた認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合に前記車載器を活性化させる活性化信号を送り、前記車載器は、前記車両を認証するための車両認証情報を有し、前記活性化信号を受信した場合に前記通行管理装置から前記車両認証情報の送信要求を受けると、前記車両認証情報を送信し、前記通行管理装置は、前記車両認証情報を用いて前記車両の認証を行う認証サーバと、前記認証サーバによる認証結果に基づいて通行ゲートの開閉制御を行うゲート制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る通行管理方法は、車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取る工程と、読み取った前記個人認証情報に基づいて認証を行う個人認証工程と、認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合に、前記車両を認証するための情報である車両認証情報を送信するための車載器を活性化させる活性化信号を送る工程と、前記活性化信号を受信した場合に前記車載器を活性化させる工程と、活性化した前記車載器が前記車両認証情報の送信要求を受けて前記車両認証情報を送信する工程と、送信された前記車両認証情報に基づき前記車両の認証を行う車両認証工程と、前記車両認証工程における認証結果に基づいて通行ゲートの開閉制御を行う工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明に係るプログラムは、車両に搭載する認証装置を、前記車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報に基づいた認証の結果、搭乗者が正当であるか否かを判断する個人認証情報読取手段と、搭乗者が正当であると判断された場合に前記車両を認証するための車両認証情報を送信する機能を活性化させて、前記車両認証情報を送信する車両認証情報送信手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、セキュリティの強化とスムーズな通行管理を実現する車両に搭載する認証装置、通行管理システム、通行管理方法及びプログラムを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】
<第1の実施形態>
図1を参照すると、本実施形態に係る通行管理システム100の構成が示されている。通行管理システム100は、駐車場等の施設への入退出を管理するシステムであって、施設側に設置する通行管理装置110と、施設へ入場しようとする車両120に搭載される機器によって構成される。なお、上記の車両120が施設へ入場しようとしているという状況設定は、説明のための例であって、本実施形態に係る通行管理は、入場/退場/入退場の両方のいずれをも対象としうる通行管理である。
【0015】
通行管理装置110は、施設入口に設置された通行ゲート用通信装置10、通行ゲート制御装置20、通行ゲート30、管理サーバ装置40を備える。また、車両120にはETC車載器50、個人認証情報読取装置60が搭載される。
【0016】
記録媒体70は、車両120の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を記録したものである。限定するものではないが、例えば、ICチップに個人認証情報を記録したものを用いて、RFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)により情報を読み取らせるものを採用することができる。
【0017】
個人認証情報読取装置60は、記録媒体70から個人認証情報を読み取る。また、個人認証情報読取装置60は、通行管理システム100を適用した施設への通行許可者情報データベースを保持する。そして、読み取った個人認証情報を用いて通行許可者であるか否かを判別し、通行許可者である場合、ETC車載器50の活性化を行う。
【0018】
ここで、個人認証の方法としては、RFID方式のIDカードやICカードによる認証の他の方法としては、搭乗者個人の生体情報を利用したバイオメトリクス認証を用いる方法がある。生体情報を利用する認証によれば、本実施形態の記録媒体70が不要になるというメリットがあるが、本実施形態においては、以下、RFID方式のIDカードを個人認証情報読取装置60の読取部にかざしてICチップに埋め込まれた個人認証情報を読み取らせる方法を用いることとする。
【0019】
また、ETC車載器50の活性化方法として、車載器電源のON/OFF制御、電波の出力/停止などの方法を用いるとよい。本実施形態においては、以下、車載器電源のON/OFF制御を用いることとする。
【0020】
通行ゲート用通信装置10は、ETC車載器50と無線通信を行い車載器固有の車載器IDを取得する。取得した車載器IDは通行ゲート制御装置20へ出力される。
【0021】
ここで、通行ゲート用通信装置10が取得する情報は、通行管理装置110が車両120を他と区別して認証できれば足りるため車載器IDに限定する必要はなく、車両認証のためのIDであればよい。車両認証のIDとしては、WCN(Wireless Call Number:無線呼出番号)、車載器管理番号、機器番号、利用者番号など車載器固有のIDを用いるとよい。
【0022】
通行ゲート制御装置20は通行ゲート用通信装置10から車載器IDが入力されると、管理サーバ装置40へ出力する。また、管理サーバ装置40から車両認証完了情報のレスポンスを受けると通行ゲート30の開閉を行う。
【0023】
管理サーバ装置40は通行ゲート制御装置20から車載器IDが入力されると、通行許可車両として予め登録された車載器IDデータベースと照合する。通行許可車両と判断すると通行を許可する旨の車両認証完了情報を通行ゲート制御装置20へ車載器ID入力のレスポンスとして出力する。
【0024】
以下、本実施形態の動作についてより詳細に説明する。
図2は、車両120内に設置する装置により個人認証を実施し、ETC車載器50を活性化しようとする場合の動作シーケンスである。
【0025】
車両120のエンジン停止中はETC車載器50と個人認証情報読取装置60の電源はOFFである。車両120のエンジンを始動すると個人認証情報読取装置60の電源がONになる(ステップS101)。
【0026】
ユーザは、エンジン始動後に個人認証情報読取装置60にIDカードをかざすなどして記録媒体70から個人認証情報を読み取らせる。個人認証情報読取装置60は、記録媒体70から個人認証情報の読み取りを行う(ステップS102、S103)。
【0027】
本実施形態に係る通行管理システム100を適用した施設への通行許可者情報データベースを保持する個人認証情報読取装置60は、読み取った個人認証情報とデータベースの情報を照合し(ステップS104)、通行許可者であればETC車載器50の電源をONするための活性化信号を送信する(ステップS105)など、ETC車載器50の活性化の制御を行う。データベースと照合し、通行許可者ではないと判断すれば(ステップS104/No)、ETC車載器50は活性化されない、つまりETC車載器50は利用できない。
【0028】
ETC車載器50は、活性化信号を待ち受けており、活性化信号を検知すると(ステップS106/Yes)、電源を自動的にONする(ステップS107)。
【0029】
図3は、車両120が施設に入場しようとする場合の入口における動作シーケンスである。
【0030】
図2において活性化されたETC車載器50を搭載した車両120が通行ゲート30に差し掛かかると、通行ゲート用通信装置10は、ETC車載器50を捕捉し(ステップS201)、無線通信により車載器IDを読み出す(ステップS202)。読み出した車載器固有の車載器IDは、通行ゲート制御装置20を介して管理サーバ装置40へ送られる(ステップS203)。
【0031】
管理サーバ装置40は、送られた車載器ID情報と予め通行許可車両として登録された車載器IDデータベースの情報を照合し(ステップS204)、通行許可車両であれば通行ゲート制御装置20に通行ゲート30を開く旨の指令を発行し(ステップS205)、入庫時刻と車両IDを記録する(ステップS210)。
【0032】
通行ゲート制御装置20は、管理サーバ装置40から通行ゲート開指令を受け取ると通行ゲート30に開指令を発行する(ステップS206)。
【0033】
通行ゲート30は、開指令を受け取ると、ゲートを開け(ステップS207)、車両が通過したことを確認すると(ステップS208)、ゲートを閉める(ステップS209)。
【0034】
上記実施形態の構成及び動作について、さらに説明を加える。
搭乗者は車両120のエンジン始動後に車両120内に設置された個人認証情報読取装置60にIDカードをかざすなどして認証を実施する。該当施設への通行許可者情報データベースを保持する個人認証情報読取装置60は、読み取った個人認証情報とデータベースの情報を照合し、通行許可者であればETC車載器50の電源をONするなどETC車載器50の活性化の制御を行う。データベースと照合し、通行許可者ではないと判断すれば、ETC車載器50は活性化されない、つまりETC車載器50は利用できない。
【0035】
車両120が通行ゲート30に差し掛かかると、通行ゲート用通信装置10は車両120のETC車載器50が活性化されている場合、無線通信により車載器IDを読み出す。読み出した車載器固有の車載器IDは通行ゲート制御装置20を介して管理サーバ装置40へ送られる。管理サーバ装置40は送られた車載器ID情報と予め通行許可車両として登録された車載器IDデータベースの情報を照合し、通行許可車両であれば通行ゲート制御装置20を介して通行ゲート30を開く。車載器50が活性化されていない車両120が通行ゲート30に差し掛かった場合は、電波が出力されていないため通行ゲート用通信装置10と無線通信ができないため通行ゲート30が開かず車両120はゲートを通過することができない。
【0036】
上記実施形態によれば、次の2点の効果が奏せられる。
第1に、通行ゲートにおける車両の認証を行う時点で搭乗者の認証が完了しているため、通行ゲート通過の際に車両及び搭乗者の認証が可能になり、セキュリティを強化することができる。
第2に、通行ゲートでは無線通信により認証を実施するため、車両はノンストップで通行ゲートを通過することができ、近隣への渋滞の延伸を回避することが可能である。
【0037】
なお、上記実施形態においては、車両120が施設に入場することを例にして説明したが、出場についても同様である。
【0038】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0039】
<第1の実施形態の変形例>
上記実施形態で利用する個人認証情報読取装置として、RF−ID、ICカード、生体認証などを用いるとよい。ETC車載器の活性化方法として、車載器電源のON/OFF制御、電波の出力/停止などの方法を用いるとよい。また、車両認証のIDとして、WCN(Wireless Call Number)、車載器管理番号、機器番号、利用者番号など車載器固有のIDを用いるとよい。
【0040】
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態においては、個人認証情報読取装置60が通行管理システム100を適用した施設への通行許可者情報データベースを保持するとしたが、個人認証情報読取装置60が個人認証情報の読み取りを行ったあと、当該個人認証情報を自動的に外部の通行許可者を管理する認証サーバに送信し、認証サーバで認証を行ったあと、結果を個人認証情報読取装置60に返すように構成してもよい。
【0041】
図4に、本実施形態に係る通行管理システムの構成を示す。図1と同様の機能を有する部位には同じ符号を付して重複説明をしない。図示のように、本実施形態は、個人認証情報読取装置60が車両120の搭乗者の認証を行うための認証サーバ80を備える。個人認証情報読取装置60と認証サーバ80間の通信は、電波等の無線で行うことが好ましい。なお、本実施形態において、認証は生体情報の読み取りによるバイオメトリクス認証方式で行う。
【0042】
図5に、本実施形態の車両側(認証サーバ80を含む)の動作を示す。図示のように、本実施形態の動作はず2に示したものとほとんど同じであるが、個人認証の読取に成功したあと、外部の認証サーバ80に認証のための問い合わせを行う点が異なる。
【0043】
図5において、認証サーバ80は、個人認証情報読取装置60から個人認証情報を受信し、保持する通行許可者データベースと照合して通行を許可するか否かの判断を行い(ステップS301)、認証結果を個人認証情報読取装置60へ、問い合わせのレスポンスとして返す(ステップS302)。
【0044】
本実施形態によれば、第1の実施形態に比べて、個人情報読取装置60に要求されるハードウェアのスペックが低下するため、実装が容易になる。
【0045】
<第2の実施形態の変形例>
認証サーバ80を別途用意せず、図1と図4に示した管理サーバ40に認証サーバ80の備える機能を備えさせることとしてもよい。この構成によれば、通行許可者の管理と車両の認証及び管理とを一括して行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明による第1の実施形態に係る通行管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による第1の実施形態の車両側の動作を示すシーケンス図である。
【図3】本発明による第1の実施形態の通行ゲート側の動作を示すシーケンス図である。
【図4】本発明による第2の実施形態に係る通行管理システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明による第2の実施形態の車両側の動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
【0047】
100 通行管理システム
110 通行管理装置
120 車両
10 通行ゲート用通信装置
20 通行ゲート制御装置
30 通行ゲート
40 管理サーバ装置
50 ETC車載器
60 個人認証情報読取装置
70 記録媒体
80 認証サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載する認証装置であって、
個人認証情報読取手段と、車載器と、を備え、
前記個人認証情報読取手段は、
前記車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報に基づいた認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合に前記車載器を活性化させる活性化信号を送り、
前記車載器は、
前記車両を認証するための車両認証情報を有し、前記活性化信号を受信した場合に外部の通行管理装置から前記車両認証情報の送信要求を受けると、前記車両認証情報を送信することを特徴とする、車両に搭載する認証装置。
【請求項2】
前記個人認証読取手段は、読み取った前記個人認証情報を外部の認証サーバへ送信し、前記認証サーバによる認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合に前記車載器を活性化させる活性化信号を送ることを特徴とする、請求項1記載の車両に搭載する認証装置。
【請求項3】
前記個人認証情報が、搭乗者の生体情報であることを特徴とする、請求項1又は2記載の車両に搭載する認証装置。
【請求項4】
前記個人認証情報が、記録媒体に記録されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の車両に搭載する認証装置。
【請求項5】
前記車載器は、前記活性化信号を受信して初めて前記通行管理装置への前記車両認証情報の送信が可能になることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項記載の車両に搭載する認証装置。
【請求項6】
車両に搭載する認証装置と、前記車両の通行を管理する通行管理装置と、を含む通行管理システムであって、
前記認証装置は、個人認証情報読取手段と、車載器と、を備え、
前記個人認証情報読取手段は、
前記車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報に基づいた認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合に前記車載器を活性化させる活性化信号を送り、
前記車載器は、
前記車両を認証するための車両認証情報を有し、前記活性化信号を受信した場合に前記通行管理装置から前記車両認証情報の送信要求を受けると、前記車両認証情報を送信し、
前記通行管理装置は、
前記車両認証情報を用いて前記車両の認証を行う認証サーバと、
前記認証サーバによる認証結果に基づいて通行ゲートの開閉制御を行うゲート制御手段と、を備えることを特徴とする、通行管理システム。
【請求項7】
車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取る工程と、
読み取った前記個人認証情報に基づいて認証を行う個人認証工程と、
認証の結果、搭乗者が正当であると判断した場合に、前記車両を認証するための情報である車両認証情報を送信するための車載器を活性化させる活性化信号を送る工程と、
前記活性化信号を受信した場合に前記車載器を活性化させる工程と、
活性化した前記車載器が前記車両認証情報の送信要求を受けて前記車両認証情報を送信する工程と、
送信された前記車両認証情報に基づき前記車両の認証を行う車両認証工程と、
前記車両認証工程における認証結果に基づいて通行ゲートの開閉制御を行う工程と、
を含むことを特徴とする、通行管理方法。
【請求項8】
前記個人認証工程は、読み取った前記個人認証情報を外部の認証サーバへ送信する工程と、前記認証サーバにて搭乗者が正当であるか否かを判断する工程と、
を含むことを特徴とする、通行管理方法。
【請求項9】
車両に搭載する認証装置を、
前記車両の搭乗者を認証するための情報である個人認証情報を読み取り、前記個人認証情報に基づいた認証の結果、搭乗者が正当であるか否かを判断する個人認証情報読取手段と、
搭乗者が正当であると判断された場合に前記車両を認証するための車両認証情報を送信する機能を活性化させて、前記車両認証情報を送信する車両認証情報送信手段として機能させることを特徴とする、プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−144485(P2010−144485A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−326272(P2008−326272)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】