説明

車両の車軸の近傍に配設された電動パワートレーンおよびその電源モジュールを備える自動車車両

本発明は、少なくとも1つの電気駆動パワートレーン(23)および電気駆動パワートレーン(23)への給電に適した電源モジュール(37)と、電動パワートレーン(23)に機械的に結合された車軸(5)と、車軸(5)の近傍で車両(2)のボディシェル(1)に取り付けられたフレーム(18)であって、電動パワートレーン(23)および電源モジュール(37)を取り付けたフレーム(18)とを備える車両(2)であって、フレーム(18)が、車両(2)のボディシェル(1)と、客室の一部をなす、または客室に隣接する車両(2)の有効容積を区切るフロア(P)との間で、車両(2)のボディシェル(1)の下に取り付けられたプラットフォームを画定すること、ならびに、フレーム(18)が電動パワートレーン(23)と電源モジュール(37)とを受けて支えるのに適しており、電動パワートレーン(23)および電源モジュール(37)はフレーム(18)の両側に配設されることを特徴とする車両(2)、とりわけ自動車車両に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電可能または不可能な熱/電気ハイブリッドまたは全電気式自動車車両に関する。
【背景技術】
【0002】
かかる車両は、電源モジュールによる給電を受ける駆動用電気機械であって、車軸の車輪を駆動するためにその車軸の近傍に配設される少なくとも1つの機械を備える。
【0003】
電動パワートレーンとは、電気機械、および電気機械の回転子と一体をなす機械の出力軸に結合された減速装置によって構成されるアセンブリをいう。
【0004】
減速装置は、電気機械の速度を、車両の車輪に要求されるトルクに適合させることを可能にする。
【0005】
電源モジュールとは、蓄電池バッテリブロックおよび出力電子ユニットによって構成されるアセンブリをいう。かかる出力ユニットはとりわけ、バッテリブロックから供給される電圧を車載回路網が受け入れることのできる一般に12V前後の電圧に適合させるDC/DC直流電圧変換回路と、機械が発電機モードで動作しているときにバッテリブロックから供給される直流電圧を交流電圧に変換することができるインバータ回路とを備える。出力ユニットはバッテリブロックと一体であっても、バッテリブロックから離れていてもよい。
【0006】
前輪駆動と称される車両、すなわち、車両の駆動のために熱機関が前車軸に結合されている車両の場合は、荷室は当然のことながら、車両後方の、車両の最終座席列の背後に配設される。
【0007】
荷室は、車両の屋根の後部と、車両の後車軸を支える車体から荷室を隔離する、一般的に荷室フロアと呼ばれるフロアとによって画定される。
【0008】
この部位のボディシェルは、マフラーも、さらにはガソリンタンクまたはタンクの一部までも支える。
【0009】
そのため、車両を空間内に位置づけるために通常使用される三次元座標系のZ方向軸沿いの荷室の高さを規定する荷室フロアから車両の屋根後部までの荷室の高さは、荷室フロア直下に位置する上述の機器の外形寸法しだいである。
【0010】
後車軸は、例えば、変形可能なビーム式の後車軸でありうることが想起される。
【0011】
この形式の車軸は、「H」形の全体形状と、それぞれが長手方向のアームを規定するそのHの平行な2つの縦棒と、スタビライザーと呼ばれるバーで、アンチロールバーとも別称されるバーを組み込んだ変形可能なビームと呼ばれる横架トーションバーを規定するHの中央のバーとを有する。
【0012】
長手方向の各アームの第1端部は、回転軸を形成する連結部を介してそれぞれ車両の後輪に接続され、第2端部は、車両のボディシェルに対して同じく回転連結部を形成する弾性連結部を介してボディシェルに接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】欧州特許第1266783号明細書
【特許文献2】仏国特許第0956234号明細書
【発明の概要】
【0014】
本発明の目的は、電動パワートレーンおよびその電源モジュールを、車両車軸のうちの片方の近傍、とりわけ車両の後車軸近傍の荷室下に、客室または荷室の有効容積に対するその外形寸法の影響が限定されるように、Z方向の外形寸法を抑えて収容することにある。
【0015】
車両の電気駆動のために車両の前車軸の近傍に配設された電動パワートレーンは、欧州特許第1266783号において知られている。
【0016】
電動パワートレーンは電気機械およびその減速装置によって形成される。電動パワートレーンは、減速装置の中心軸が車輪の中心軸にほぼ相当するようにして、車両に対してほぼ横方向に配設される。
【0017】
電動パワートレーンは、2段式フレームの第1段に取り付けられ、フレームのその第1段は車両のボディシェルに取り付けられ、懸架される。
【0018】
フレームの第2段は、電動パワートレーンより上まで延びて、燃料電池および燃料電池の上に取り付けられる出力制御ユニットを支える働きをする。
【0019】
車両のZ方向軸沿いのこうした積層は比較的かさばるものであり、この積層を車体後部の後車軸の近傍に移すことは、客室または荷室の有効容積を最大限に保つという観点からすると、致命的な欠陥となる。
【0020】
本発明は、電動パワートレーンおよびその電源モジュールの外形寸法を最適化することができて、それによって客室または荷室の有効容積に対するその影響を制限するコンパクトな設置を提案することで、そうした欠点を解消することができる。
【0021】
本発明による設置によってもたらされるもう1つの利点は、ボディシェルの同じスペースに電動パワートレーンとその電源モジュール(バッテリブロック)を配置できることである。
【0022】
そのため、本発明は、少なくとも1つの電気駆動パワートレーンおよび電気駆動パワートレーンへの給電に適した電源モジュールと、電動パワートレーンに機械的に結合された車軸と、車軸の近傍で車両のボディシェルに取り付けられたフレームであって、電動パワートレーンおよび電源モジュールを取り付けたフレームとを備える車両、とりわけ自動車車両を提案する。
【0023】
車両は、フレームが、車両のボディシェルと、客室の一部をなす、または客室に隣接する車両の有効容積を区切るフロアとの間で、車両のボディシェルの下に取り付けられたプラットフォームを画定すること、ならびに、フレームが電動パワートレーンと電源モジュールとを受けて支えるのに適しており、電動パワートレーンおよび電源モジュールはフレームの両側に配設されることを特徴とする。
【0024】
1つの特徴によれば、フレームは、フレームの下に電動パワートレーンを懸架するのに適しかつ、フレームに対する電動パワートレーンの静定構造が保証されるように構成された3つの取付け手段を備える。
【0025】
もう1つの特徴によれば、フレームは、電源モジュールのための支承形成手段を備え、その支承形成手段はフレームと面一をなす。
【0026】
もう1つの特徴によれば、フレームは、電源ブロックの受け面を画定する四辺形を規定するように互いに組み合わされたパイプ部材をベースに形設される。
【0027】
もう1つの特徴によれば、電動パワートレーンの取付け手段および電源モジュールの支承形成手段はパイプ部材に対して一体をなすように付加される。
【0028】
1つの特徴によれば、車軸は、スタビライザーを組み込んだ変形可能なビーム式後車軸である。
【0029】
もう1つの特徴によれば、電動パワートレーンおよび電源モジュールを搭載したフレームは、変形可能なビームの後方直近に配設される。
【0030】
もう1つの特徴によれば、フレームは、電動パワートレーンおよび電源モジュールを搭載して、車両のフロア下および後車軸近傍への設置に適合した状態のままZ方向軸沿いの最小外形寸法を有する。
【0031】
1つの特徴によれば、フロアは車両の荷室のフロアに相当する。
【0032】
1つの特徴によれば、フロアは、3列目の座席を支えるのに適した客室のフロアに相当する。
【0033】
本発明のその他の特徴および利点は、添付の図面を参照しながら例として示す以下の説明を通して明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】電動パワートレーンおよびその電源モジュールを設置した本発明による自動車車両の後部の下面図である。
【図2】電動パワートレーンおよびその電源モジュールならびにそれらを支えるフレームが見えるようにした本発明による自動車車両の後方側面図である。
【図3】本発明による車両の電動パワートレーンおよび電源モジュールを支えるのに適したフレームの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
図面上、同じ要素には同じ符号が与えられている。
【0036】
図面で使用している座標系は、空間内で車両を表すために当業者が通常用いるXYZの三次元座標系である。
【0037】
かかる座標系はとりわけ仏国特許第0956234号で使用されている。
【0038】
車両前部には文字AVを、車両後部には文字ARを目印としてつける。
【0039】
図1には、充電式または非充電式のハイブリッド(熱/電気)または全電気式自動車であることが可能な車両2のボディシェル1の後部の下を示した。
【0040】
ボディシェル1下部は、以下に説明する様々な機器を支える。
【0041】
バンパは図示しておらず、ボディシェル1構造の小フレームサイドメンバからそれぞれ延びるリアショックアブソーバ3および4を識別できる。
【0042】
この図では、車両2の後車軸5がわかる。この車軸5は、「H」形の変形可能なビーム式後車軸である。この車軸は、前方長手方向アーム8および9の2つの端部とそれぞれ一体をなす2つの回転連結部6および7を介して車両2のボディシェル1に取り付けられる。一方、2つの後方アーム10および11の端部は、右後輪ARDおよび左後輪ARGの両後輪にそれぞれ接続されるが、図には右後輪ARDの1つだけを示してある。これらの端部は、後車軸5のショックアブソーバ(図では見えない)を受ける2つのカップ12および13もそれぞれ支える。U字形断面の変形可能なビーム14は、2つの長手方向アーム6、10と7、11とを接続する。ビーム14にはスタビライザー15が組み込まれている。
【0043】
車軸5の前方に、燃料タンク16の一部をボディシェル1へのその取付けシステム17とともに認識する。
【0044】
さらに、変形可能なビーム14の後方に、4つの弾性取付け部19〜22によってボディシェル1に取り付けられた長方形の全体形状のパイプフレーム18を認識する。
【0045】
フレーム18は、電気機械24と、電気機械24の回転子に結合された減速装置25とを備える電動パワートレーン23を支える。
【0046】
フレーム18について、以下に図3を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0047】
後輪ARG、ARDは、減速装置25の出力側に結合された差動装置26を介して減速装置25に機械的に接続される。その差動装置26自体は、2つの伝動軸27、28と、ユニバーサルジョイントとも呼ばれるそれぞれの等速ジョイント29、30とに結合されている。
【0048】
電動パワートレーン23は、フレーム18に対する電動パワートレーン23の静定構造が保証されるように構成された3つの弾性連結手段31〜33を介してフレーム18に取り付けられる。
【0049】
図1ではさらに、フレーム18の背後に、フレーム18と一体をなす板材34〜36を形成する3つの平らな支持体があるのがわかる。
【0050】
この3つの板材34〜36は、ここでは蓄電池バッテリブロックからなる電源モジュール37を受ける。出力電子ユニット38は、フレーム18の後方、したがってバッテリブロック37の後方でボディシェル1に直接取り付けられる。この設置では、出力電子ユニット38はバッテリブロック37から引き離されている。
【0051】
マフラー39も、ゼロY平面とも呼ばれる車両の中心面を通る車両の長手方向軸XX’に対して側方に脇に寄せて、パイプフレーム18後方のボディシェル1下に配置して、取り付けられる。
【0052】
引き続き図1を使って説明すると、排気ラインは車両2の長手方向軸XX’とほぼ平行に延び、車両2の前部AVから後部ARの方へ順に、ビーム14と長手方向アーム8が交差するあたりで変形可能なビーム14の上を通過し、そこから下降して伝動軸27の下を通った後、再びフレーム18まで上昇してマフラー39に至る。排気ライン40は、車両2のボディシェル1の下に最も突出する部分で電動パワートレーン23の底部とほぼ同じレベルに位置する。
【0053】
車両2の後部を側面図で示した図2では、Z方向の外形寸法hに直接影響する上述の機器だけが見えるようにしてある。
【0054】
車両2の車体および車両2の右後輪ARDの輪郭を、図が煩雑にならないように「ゴースト」線で表した。3列目の座席およびその着座者の下に描かれたフロアPは太線で示されている。
【0055】
この図では、ボディシェル1の底とフロアPの間に、Z方向軸に沿って下から上に、車両のボディシェル1の底部の電動パワートレーン23、電動パワートレーン23を支えるパイプフレーム18、およびバッテリブロックからなる電源モジュール37を識別できる。
【0056】
従って、パイプフレーム18は、電動パワートレーン23をその下に吊り下げて取り付けるプラットフォームを規定し、そのプラットフォームの上部はバッテリブロック37を支える。バッテリブロック37は、平行六面体の全体形状を有しており、その長方形の基部が、フレーム18の上面41であって、パイプ組立てが、例えば、機械溶接組立てによって、この上面41を画定する四辺形を規定する上面41と協働する。
【0057】
図3は、電動パワートレーン23およびその電源モジュール37を受けて支えるのに適したパイプフレーム18を示す。
【0058】
すでに紹介したように、フレーム18は、円形またはほぼ円形の断面を有するパイプ部材組立てを備える。
【0059】
4つのパイプ部材42〜45が互いに組み合わされ、それによって、電動パワートレーン23およびその電源モジュール37を受けて支えるのに適したプラットフォームが規定される。
【0060】
これらのパイプ42〜45は2本ずつが平行をなす。4つのパイプ部材42〜45のうち、互いに平行をなす2つの部材43、45は、長さがほぼ同一であり、長手方向パイプ部材と称する2つのパイプ部材、すなわち左パイプ部材45と右パイプ部材43をそれぞれ規定する。
【0061】
他の2つのパイプ部材42、44は、横方向パイプ部材と称する2つのパイプ部材、すなわち前パイプ部材44と後パイプ部材42をそれぞれ規定する。
【0062】
後パイプ部材42は前パイプ部材44よりも長く、その端部の1つはそれに対応する前パイプ部材44の端部より先まで延びる。
【0063】
パイプ部材42〜45の各端部は、回転軸がZ方向軸に沿って延びる弾性回転連結型取付け部19〜22を支える。
【0064】
前パイプ部材44の1つの端部は右パイプ部材43の1つの端部と一致する。
【0065】
後パイプ部材42の延長部46は、取付け部19をマフラー39の先までずらして、車両2のボディシェル1に取付けることができる。説明した設置において、マフラー39がXX‘軸に対して側方にずらされていたことをここで想起する。
【0066】
また、フレーム18は、フレーム18のボディシェル1への柔軟な取付け、つまり、電動パワートレーン23/電源モジュール37アセンブリグループの柔軟な取付けを保証する4つの取付け部19〜22を備える。
【0067】
パイプフレーム18は、電動パワートレーン23を静定的に支えるのに適した3つの取付け手段47〜49をさらに備える。これらの取付け手段47〜49は、1つ1つが軸連結部32、31、33をそれぞれ受けるのに適したカバーを規定し、そのうちの2つ48および49はY方向軸に沿って延びる回転軸を、3番目の47はX方向軸に沿って延びる回転軸を有する。
【0068】
パイプフレーム18は、パイプ部材42〜45と一体をなすように取り付けられた3つの板材34〜36をさらに備える。最も長い第1の板材36は、左パイプ部材45および右パイプ部材43の2つのパイプ部材を前パイプ部材44沿いにつなぐ。第2および第3の板材34および35は、左パイプ部材45および後パイプ部材42によって形成される角、ならびに右パイプ部材43および後パイプ部材42によって形成される角の中にそれぞれ配設される。板材34〜36は幅がほぼ同じであり、パイプ部材42〜45の上部と面一であることによって、電気モジュール37の基部のための受け面41をなす。この受け面41は、点線による囲い線で象徴的に示されている。
【0069】
板材34〜36の長さおよび幅は、電源モジュール37のための最適な座が提供されるように決定される。
【0070】
電動パワートレーンおよび電源モジュールを搭載したフレームによって構成されるアセンブリは、Z方向軸沿いの寸法hが車軸と車両のフロアの間におけるボディシェル下への設置に適応したものとなるように最適化された、コンパクトでモジュール型のアセンブリを規定する。フロアは、車両の有効容積を、客室の一部をなすものとして、または客室に隣接するものとして区切ることができる。
【0071】
このアセンブリをモジュール型と称するのは、このアセンブリが、ボディシェルの下に迅速に組み立てることができ、車両の後輪を駆動するために駆動用電気機械を支えるようにあらかじめ用意されたものでない車両のボディシェルの下に十分容易に適合することができるからである。
【0072】
本発明は、この設置を最適化するために変形可能なビーム式後車軸の形状を有利に活用する。しかし、これ以外のあらゆる車軸の構造も、この構造のもとでのコンパクトな電動パワートレーン/フレーム/電源モジュールのアセンブリの設置がZ方向の最小外形寸法に適応できるものである限りは、本発明の枠組みから外れることなく考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの電気駆動パワートレーン(23)および電気駆動パワートレーン(23)への給電に適した1つの電源モジュール(37)と、電動パワートレーン(23)に機械的に結合された車軸(5)と、車軸(5)の近傍で車両(2)のボディシェル(1)に取り付けられた長方形の全体形状のパイプフレーム(18)であって、電動パワートレーン(23)および電源モジュール(37)をその両側に取り付けたフレーム(18)とを備え、フレーム(18)の上部が電源モジュール(37)を支えるプラットフォームを規定する車両であって、車軸(5)が、スタビライザー(15)を組み込んだ変形可能なビーム(14)式後車軸であり、電動パワートレーン(23)および電源モジュール(37)を搭載したフレーム(18)が車軸(5)と車両(2)のフロア(P)の間でボディシェル(1)の下に設置され、変形可能なビーム(14)の後方直近に配設されることを特徴とする車両(2)とりわけ自動車車両。
【請求項2】
フレーム(18)が、電動パワートレーン(23)をフレーム(18)の下に懸架するのに適しており、フレーム(18)に対して電動パワートレーン(23)の静定構造が保証されるように構成された三つの取付け手段(47〜49)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の車両(2)。
【請求項3】
フレーム(18)が、電源モジュール(37)のための支承形成手段(34〜36)を備え、支承形成手段(34〜36)がフレーム(18)と面一をなすことを特徴とする、請求項1または2に記載の車両(2)。
【請求項4】
フレーム(18)が、電源ブロック(37)の受け面(41)を画定する四辺形を規定するように互いに組み合わされたパイプ部材(42〜45)をベースに形設されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の車両(2)。
【請求項5】
電動パワートレーン(23)の取付け手段(47〜49)および電源モジュール(37)のための支承形成手段(34〜36)がパイプ部材(42〜45)に対して一体をなすように付加されることを特徴とする、請求項4に記載の車両(2)。
【請求項6】
フレーム(18)が、電動パワートレーン(23)および電源モジュール(37)を搭載してなお、車両(2)のフロア(P)下の後車軸(5)近傍への設置に適応するZ方向軸沿いの最小外形寸法(h)を有することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の車両(2)。
【請求項7】
フロア(P)が車両(2)の荷室のフロアに対応することを特徴とする、請求項6に記載の車両(2)。
【請求項8】
フロア(P)が、3列目の座席を支えるのに適した客室のフロアに対応することを特徴とする、請求項6に記載の車両(2)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2013−514940(P2013−514940A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545372(P2012−545372)
【出願日】平成22年12月6日(2010.12.6)
【国際出願番号】PCT/FR2010/052617
【国際公開番号】WO2011/083224
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(507274799)プジョー シトロエン オートモビル エス アー (72)
【Fターム(参考)】