説明

車両用シート

【課題】ラップベルトから展開させるエアバック袋がコンパクトなサイズであっても、車両の衝突によって乗員にかかる衝撃を確実に緩和できる車両用シートを提供すること。
【解決手段】車両用シート1は、車両に衝突が発生したことを検出すると、ラップベルト22に備えられたエアバック袋50が展開する構造となっている。エアバック袋50とショルダーベルト26との間には、展開したエアバック袋50の移動量を規制する拘束紐60がタングプレート10に引っ掛けられた状態で掛け渡されている。このタングプレート10は、エアバック袋50が展開したとき、拘束紐60を引っ掛けた状態を解消可能に構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、車両に衝突が発生したことを検出すると、ラップベルトに備えられたエアバック袋が展開する車両用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に衝突が発生したことを検出すると、車両の内部に備えられているエアバック袋を展開させることで、この衝突によって乗員にかかる衝撃を緩和できる技術が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、シートベルトのラップベルトからエアバック袋を展開させる技術が開示されている。これにより、例えば、運転席の場合、ハンドルにエアバック袋を備える必要がなくなるため、ハンドルを小型化できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第5062662号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、車両の衝突によって乗員にかかる衝撃を確実に緩和させる観点から、助手席側や窓側にズレることがないようにエアバック袋を展開させなければいけなかった。そのため、運転席の車内空間を全て覆いつくすような大きなサイズのエアバック袋が必要となっていた。
【0005】
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ラップベルトから展開させるエアバック袋がコンパクトなサイズであっても、車両の衝突によって乗員にかかる衝撃を確実に緩和できる車両用シートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、ラップベルトとショルダーベルトとから成るシートベルトに引っ掛けられたタングプレートをシートクッションに取り付けられたバックルに差し込むことで、シートクッションに着座した乗員をシートクッションと共にシートバックに拘束するシートベルト装置を備え、車両に衝突が発生したことを検出すると、ラップベルトに備えられたエアバック袋が展開する車両用シートであって、エアバック袋とショルダーベルトとの間には、展開したエアバック袋の移動量を規制する拘束紐がタングプレートに引っ掛けられた状態で掛け渡されており、タングプレートは、エアバック袋が展開したとき、拘束紐を引っ掛けた状態を解消可能に構成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、隣の座席や窓側にズレることがないようにエアバック袋を展開させることができる。そのため、大きなサイズのエアバック袋を必要とすることなく、車両の衝突によって乗員にかかる衝撃を確実に緩和できる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、拘束紐は、ラップベルトとショルダーベルトとの表面に沿って縫い付けられており、この縫い付けは、エアバック袋が展開するときの展開力によって破かれることを特徴とする構成である。
この構成によれば、常時、すなわち、車両に衝突が発生していないとき、乗員にとって拘束紐が邪魔になることがない。そのため、シートベルト装置の使用性の悪化を防止できる。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1〜2のいずれか1項に記載の車両用シートであって、拘束紐がタングプレートに引っ掛けられた状態は、タングプレートに形成されたスリットを介して行われており、このスリットの幅長は、シートベルトの幅長より狭く、且つ、拘束紐の幅長より広く形成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、タングプレートにおいても、拘束紐をシートベルトに密着させることができるため、さらに、乗員にとって拘束紐が邪魔になることがない。そのため、シートベルト装置の使用性の悪化をより防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の実施例1に係る後部座席の全体斜視図である。
【図2】図2は、図1の後部座席の乗員がシートベルトを装着した状態を示す図である。
【図3】図3は、図2におけるタングプレートとバックルとの拡大図である
【図4】図4は、図2におけるラップベルトの主要部の拡大図である。
【図5】図5は、図2において、エアバック袋が作動した状態を示す図である。
【図6】図6は、本発明の実施例2に係るタングプレートとバックルとの拡大図である。
【図7】図7は、本発明の実施例3に係るタングプレートとバックルとの拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、「車両用シート」の例として、「右側の後部座席1(運転席の後ろの座席であり、以下、単に、「後部座席1」と記す)」を例に説明していく。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、後部座席1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
【0011】
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜5を用いて説明する。はじめに、図1〜4を参照して、実施例1に係る後部座席1の構成を説明していく。この後部座席1は、主として、シートクッション2と、シートバック3と、シートベルト装置4とから構成されている(図1〜2参照)。これら構成部材2、3、4のうち、シートベルト装置4について説明していく。なお、シートクッション2とシートバック3とは、公知の構成で良いため、その詳細な説明は省略することとする。
【0012】
このシートベルト装置4は、主として、タングプレート10と、このタングプレート10に差し込まれたシートベルト20と、このタングプレート10を係合可能なバックル30とから構成されている。以下に、図3〜4を参照して、これらタングプレート10と、シートベルト20と、バックル30とを個別に説明していく。
【0013】
はじめに、タングプレート10から説明する。このタングプレート10は、後述するバックル30に係合可能なプレート状に形成された部材である。このタングプレート10には、後述するシートベルト20が差し込まれる第1の差込孔12が形成されている。また、このタングプレート10には、第1の差込孔12の内部と外部とを連通させる第1のスリット14が形成されている。
【0014】
この第1のスリット14の幅長は、シートベルトの幅長より狭く、且つ、拘束紐の幅長より広く形成されている。なお、この第1のスリット14は、タングプレート10のうち、第1の差込孔12に差し込んだシートベルト20の幅方向の中央に向かい合う(対応する)部位に形成されている(図3参照)。
【0015】
次に、シートベルト20を説明する。このシートベルト20は、略帯状に形成されたベルト部材である。このシートベルト20は、2枚のベルト部材を重ね合わせ、この重ね合わせた2枚のベルト部材の両縁が縫い合わされた二重構造となっている。これにより、このシートベルト20の内部に後述するエアバック袋50を収納するための収納部22aを確保できる(図4参照)。
【0016】
このシートベルト20は、上述したように、タングプレート10の第1の差込孔12に差し込まれている。そして、シートベルト20が後述するリトラクタ(図示しない)に巻き取られた状態にあるとき(図1の状態にあるとき)、このタングプレート10がシートバック3の肩口近辺に保持されるように、シートベルト20の表面には、タングプレート10を引っ掛ける突起(図示しない)が形成されている。
【0017】
このシートベルト20の一端は、シートクッション2の骨格を形成するクッションフレーム(図示しない)のアウタ側に締結されている。一方、このシートベルト20の他端は、シートバック3のアウタ側の肩口に備えられたショルダーアンカ40を介して、シートバック3の内部に備えられたリトラクタ(図示しない)に締結されている。これにより、シートクッション2に乗員が着座していないときでも、着座しているときでも、シートベルト20を張った状態にすることができる(図1、2参照)。
【0018】
なお、このシートベルト20のうち、その一端とタングプレート10との間を「ラップベルト22」と記すこととする。また、このシートベルト20のうち、タングプレート10とショルダーアンカ40との間を「ショルダーベルト26」と記すこととする。
【0019】
このラップベルト22の内部には、上述したように、エアバック袋50を収納するための収納部22aが形成されている(図4参照)。この収納部22aには、折り畳まれた状態のエアバック袋50が収納されている。このエアバック袋50は、ラップベルト22の内部に通されたエア管52を介してシートクッション2の内部に備えられたインフレータ54に接続されている。
【0020】
また、このラップベルト22の表面のうち、収納部22aが形成されている部位の表面には、切込24が形成されている。これにより、エアバック袋50を収納部22aから展開させることができる。もちろん、この切込24は、常時、すなわち、車両に衝突が発生していないとき、糸24aによって縫合された状態となっている。
【0021】
また、収納部22aに収納されているエアバック袋50と、ショルダーベルト26とは、拘束紐60によって締結されている(図2参照)。この拘束紐60の両端部のうち、エアバック袋50側の端(図2において、A点)は、このエアバック袋50が展開したときの先端(展開したエアバック袋50において、ラップベルト22側の端と反対側の端)となる部位に締結されている。
【0022】
一方、これとは逆に、ショルダーベルト26側の端(図2において、B点)は、このショルダーベルト26の長手方向の略中央部に締結されている。この拘束紐60の長さは、エアバック袋50が展開したとき、張った状態となるように設定されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「展開したエアバック袋の移動量を規制する拘束紐」に相当する。これらにより、左の後部座席や窓側(いずれも図示しない)にズレることがないようにエアバック袋50を展開させることができる。
【0023】
この拘束紐60は、シートベルト20と共に、その両端の途中部位が第1のスリット14を介してタングプレート10の第1の差込孔12に差し込まれている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「拘束紐がタングプレートに引っ掛けられた状態」に相当する。そして、この拘束紐60は、ラップベルト22とショルダーベルト26との表面における幅方向の中央に沿って、第1の拘束糸62と第2の拘束糸64とによってそれぞれ縫い付けられている。
【0024】
なお、この拘束紐60は、タングプレート10をバックル30に係合させるとき(図1に示す状態から図2に示す状態のとき)、タングプレート10がシートベルト20に対してスライド可能となるように(滑りのストロークを確保できるように)、両拘束糸62、64によって完全に縫い付けられることなく自由な部位を備えた状態となっている。図3において、拘束紐60におけるa―b間が自由な部位となっている。
【0025】
最後に、バックル30を説明する。このバックル30は、上述したように、タングプレート10を係合可能な受け状に形成された部材である。このバックル30は、シートクッション2の骨格を形成するクッションフレーム(図示しない)のインナ側に締結されている。
【0026】
上述したタングプレート10と、シートベルト20と、バックル30とからシートベルト装置4は構成されている。このように構成されたシートベルト装置4により、後部座席1の乗員は、タングプレート10を手に取った状態でショルダーベルト26をショルダーアンカ40から引き出しながら、このタングプレート10をバックル30に係合させると、自身をシートベルト20(ラップベルト22とショルダーベルト26)によって後部座席1(シートクッション2とシートバック3)に拘束することができる。
【0027】
続いて、図2、5を参照して、上述した構成から成る後部座席1の作用を説明する。図2に示す状態から、車両内に設けられたコンピュータであるECU(図示しない)が、車両に衝突が発生したことを検出すると、瞬時に、インフレータ54からエア管52を介してエアバック袋50へガスが送られる。これにより、エアバック袋50は、糸24aを破ってラップベルト22の切込24から展開していく(膨らんでいく)。
【0028】
すると、この展開に伴って、拘束紐60は、第1のスリット14を介して第1の差込孔12の外部へと引っ張られるため、自身をシートベルト20に縫い付けている両拘束糸62、64を破りはじめる。この記載が、特許請求の範囲に記載の「タングプレートは、エアバック袋が展開したとき、拘束紐の掛け留め状態を解消可能に構成されている」と、「この縫い付けは、エアバック袋が展開するときの展開力によって破かれる」とに相当する。
【0029】
やがて、エアバック袋50が完全に展開した状態になると、拘束紐60も完全に張った状態となるため、上述したように、左の後部座席や窓側にズレることがないようにエアバック袋50を展開させることができる。
【0030】
本発明の実施例1に係る後部座席1は、上述したように構成されている。この構成によれば、左の後部座席や窓側にズレることがないようにエアバック袋50を展開させることができる。そのため、大きなサイズのエアバック袋50を必要とすることなく、車両の衝突によって乗員にかかる衝撃を確実に緩和できる。
【0031】
また、この構成によれば、拘束紐60は、ラップベルト22とショルダーベルト26との表面における幅方向の中央に沿って、第1の拘束糸62と第2の拘束糸64とによってそれぞれ縫い付けられている。そして、エアバック袋50の展開に伴って、拘束紐60は、自身をシートベルト20に縫い付けている両拘束糸62、64を破っていく。そのため、常時、すなわち、車両に衝突が発生していないとき、乗員にとって拘束紐60が邪魔になることがない。したがって、シートベルト装置4の使用性の悪化を防止できる。
【0032】
また、この構成によれば、この拘束紐60は、その両端の途中部位が第1のスリット14を介してタングプレート10の第1の差込孔12に差し込まれている。そして、この第1のスリット14の幅長は、シートベルトの幅長より狭く、且つ、拘束紐の幅長より広く形成されている。そのため、タングプレート10においても、拘束紐60をシートベルト20に密着させることができるため、さらに、乗員にとって拘束紐60が邪魔になることがない。したがって、シートベルト装置4の使用性の悪化をより防止できる。
【0033】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図6を用いて説明する。この実施例2の後部座席101(図6において、図示しない)は、既に説明した実施例1の後部座席1と比較すると、タングプレート10に対するシートベルト20と拘束紐60との差し込みを個別に行った形態である。なお、この差し込みの構成以外の構成は、実施例2も実施例1と同一のため、図において、同一部材には、同一符号を付すことで、重複する説明は省略することとする。このことは、後述する実施例3においても同様である。
【0034】
実施例2のタングプレート110(以下、単に、「タングプレート110」と記す)には、実施例1のタングプレート10(以下、単に、「タングプレート10と記す」)と同様に、第1の差込孔12が形成されている。また、このタングプレート110には、拘束紐60を差し込むための第2の差込孔16が形成されている。
【0035】
また、このタングプレート110には、第1のスリット14と同様に、第2の差込孔16の内部と外部とを連通させる第2のスリット18が形成されている。なお、このタングプレート110には、タングプレート10と異なり、第1のスリット14は形成されていない。
【0036】
本発明の実施例2に係る後部座席101は、上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1の後部座席1と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、タングプレート110に第1のスリット14が形成されていないため、シートベルト20が第1の差込孔12から第1のスリット14を介して脱落してしまうことを防止できる。
【0037】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3を、図7を用いて説明する。この実施例3の後部座席201(図7において、図示しない)は、既に説明した実施例2の後部座席101と比較すると、タングプレート10において、拘束紐60の差し込み部位がシートベルト20の差し込み部位に対して別体で構成された形態である。
【0038】
実施例3のタングプレート210(以下、単に、「タングプレート210」と記す)には、補助タング70が取り付けられている。この補助タング70には、タングプレート110の第2の差込孔16が形成されており、この第2の差込孔16には、拘束紐60が差し込まれている。
【0039】
また、この補助タング70には、係合凸部72が形成されている。これにより、補助タング70をタングプレート210に着脱させることができる。なお、この補助タング70には、タングプレート110と異なり、第2のスリット18は形成されていない。
【0040】
本発明の実施例3に係る後部座席201は、上述したように構成されている。この構成によれば、エアバック袋50の展開に伴って、拘束紐60は、補助タング70がタングプレート210から脱落する方向に引っ張られるため、自身をシートベルト20に縫い付けている両拘束糸62、64を破りはじめる。そのため、実施例2の後部座席101と同様の作用効果を得ることができる。また、この構成によれば、補助タング70には、第2のスリット18が形成されていないため、拘束紐60が第2の差込孔16から脱落してしまうことを防止できる。
【0041】
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
各実施例では、折り畳まれた展開前のエアバック袋50は、ラップベルト22の内部の収納部22aに収納されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、折り畳まれた展開前のエアバック袋50そのものが、ラップベルト22の一部を構成しても構わない。
【0042】
また、各実施例では、ラップベルト22を二重構造にすることで、その内部にエアバック袋50を収納する収納部22aを形成する例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、一重構造のラップベルト22の長手方向の一部に割り込む格好となるようにエアバック袋50を収納した収納体を設ける構成でも構わない。
【0043】
また、各実施例では、「車両用シート」の例として、「右側の後部座席1」を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「運転席」、「助手席」および「左側の後部座席」であっても構わない。
【符号の説明】
【0044】
1 後部座席(車両用シート)
2 シートクッション
3 シートバック
4 シートベルト装置
10 タングプレート
14 第1のスリット(スリット)
20 シートベルト
22 ラップベルト
26 ショルダーベルト
30 バックル
50 エアバック袋
60 拘束紐



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラップベルトとショルダーベルトとから成るシートベルトに引っ掛けられたタングプレートをシートクッションに取り付けられたバックルに差し込むことで、シートクッションに着座した乗員をシートクッションと共にシートバックに拘束するシートベルト装置を備え、車両に衝突が発生したことを検出すると、ラップベルトに備えられたエアバック袋が展開する車両用シートであって、
エアバック袋とショルダーベルトとの間には、展開したエアバック袋の移動量を規制する拘束紐がタングプレートに引っ掛けられた状態で掛け渡されており、
タングプレートは、エアバック袋が展開したとき、拘束紐を引っ掛けた状態を解消可能に構成されていることを特徴とする車両用シート。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用シートであって、
拘束紐は、ラップベルトとショルダーベルトとの表面に沿って縫い付けられており、
この縫い付けは、エアバック袋が展開するときの展開力によって破かれることを特徴とする車両用シート。
【請求項3】
請求項1〜2のいずれか1項に記載の車両用シートであって、
拘束紐がタングプレートに引っ掛けられた状態は、タングプレートに形成されたスリットを介して行われており、
このスリットの幅長は、シートベルトの幅長より狭く、且つ、拘束紐の幅長より広く形成されていることを特徴とする車両用シート。






【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−56345(P2012−56345A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−198737(P2010−198737)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】