説明

車両用パルス電源

【課題】本発明は、リセット電流を流しても消費電流を低減することができる、車両用パルス電源の提供を目的とする。
【解決手段】可飽和リアクトルによる磁気スイッチ動作をする磁気パルス圧縮手段2と、車載電源4をエネルギー源とするリセット電流を流して前記可飽和リアクトルの磁気リセットをするリセット手段3とを備える、車両用パルス電源であって、車両のエンジンの作動期間であって且つ磁気パルス圧縮手段2の動作が許可されている期間に限り、リセット手段3を有効にしてリセット電流が流れることを特徴とする、車両用パルス電源。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可飽和リアクトルによる磁気スイッチ動作をする磁気パルス圧縮手段と、車載電源をエネルギー源とするリセット電流を流して前記可飽和リアクトルの磁気リセットをするリセット手段とを備える、車両用パルス電源に関する。
【背景技術】
【0002】
可飽和リアクトルを磁気スイッチ手段とし、該可飽和リアクトルのリセット巻線にリセット電流を供給して可飽和リアクトルの鉄心を逆励磁しておく磁気リセット回路を設けたパルス電源が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−83052号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述の従来技術では、リセット電流が直流電源からリセット巻線に常時供給され続けるため、パルス電源全体としての消費電流が増大してしまう。
【0004】
そこで、本発明は、リセット電流を流しても消費電流を低減することができる、車両用パルス電源の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用パルス電源は、
可飽和リアクトルによる磁気スイッチ動作をする磁気パルス圧縮手段と、
車載電源をエネルギー源とするリセット電流を流して前記可飽和リアクトルの磁気リセットをするリセット手段とを備える、車両用パルス電源であって、
車両のエンジンの作動期間であって且つ前記磁気パルス圧縮手段の動作が許可されている期間に限り、前記リセット手段を有効にすることを特徴とする。
【0006】
ここで、前記リセット手段は、前記磁気スイッチ動作をさせるためのエネルギーの充電が終了してから前記リセット電流を流し始めると好適である。また、前記リセット手段は、前記磁気スイッチ動作をさせるためのエネルギーの放電による前記磁気スイッチ動作の終了後に前記リセット電流を流し終えると好適である。
【0007】
また、上記目的を達成するため、本発明に係る車両用パルス電源は、
可飽和リアクトルによる磁気スイッチ動作をする磁気パルス圧縮手段と、
車載電源をエネルギー源とするリセット電流を流して前記可飽和リアクトルの磁気リセットをするリセット手段とを備える、車両用パルス電源であって、
前記リセット手段は、車両のエンジンの作動期間であって且つ前記磁気パルス圧縮手段の作動が許可されている期間に限り、前記リセット電流が流れることが許可されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、リセット電流を流しても消費電流を低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明に係る車両用パルス電源の実施形態である排ガス浄化用システム100の全体構成図である。排ガス浄化用システム100は、高電圧パルス電源による高電圧放電によりオゾンを生成し、その生成されたオゾンの作用により車両の排ガスを浄化するシステムである。排ガス浄化用システム100の高電圧パルス電源は、磁気パルス圧縮式であって、コンデンサC0を高速に充電するための高速充電回路1と、コンデンサC0のエネルギーをコンデンサC1,C2,CPに転送してパルス圧縮する磁気パルス圧縮回路2と、可飽和リアクトルである磁気スイッチSW1,SW2及び可飽和トランスT3を磁気リセットするためのコアリセット用電源回路3とを構成している。
【0010】
高速充電回路1は、車載の直流電源であるバッテリ4の電源電圧から所定の高電圧に昇圧する昇圧手段(例えば、DC−DCコンバータ)によって構成される。高速充電回路1は、半導体デバイスであるスイッチング素子Q2のスイッチングによってトランスT2の1次側電流を制御することによりバッテリ4の電源電圧を昇圧して、トランスT2の2次側のダイオードD1を介してコンデンサC0を充電する。スイッチング素子Q2は、高速スイッチングのため、IGBTなどが好ましい。
【0011】
磁気パルス圧縮回路2の初段の充放電回路は、半導体デバイスであるスイッチング素子Q3によるスイッチングにより、コンデンサC0に充電された電荷を放電する。例えば、スイッチング素子Q3は、逆並列ダイオードによって構成される。この初段の充放電回路は、スイッチング素子Q3のオンによってコンデンサC0のパルス状の放電電流を可飽和トランスT3の一次側に供給し、可飽和トランスT3で昇圧したパルス電流で可飽和トランスT3の二次側の第1のコンデンサC1を充電する。そして、磁気パルス圧縮回路2は、コンデンサC1の充電電圧によって磁気スイッチSW1を飽和させる磁気スイッチ動作によって生成されて磁気パルス圧縮したパルス電流で第2のコンデンサC2を充電する。同様に、磁気パルス圧縮回路2は、コンデンサC2の充電電圧によって磁気スイッチSW2が磁気スイッチ動作することにより生成されて磁気パルス圧縮したパルス電流でピーキングコンデンサCPを充電する。ピーキングコンデンサCPのエネルギーは、オゾン生成器等の負荷に供給される。
【0012】
コアリセット用電源回路3は、バッテリ4の電源電圧から磁気リセットのためのリセット電圧に降圧する降圧手段(例えば、DC−DCコンバータ)によって構成される。コアリセット用電源回路3は、半導体デバイスであるスイッチング素子Q1のスイッチングによってトランスT1の1次側電流を制御することによりバッテリ4の電源電圧を降圧して、バッテリ4をエネルギー源とする磁気リセットするためのリセット電流を生成する。リセット用電源回路3は、スイッチング素子Q1のスイッチング動作により生成されたリセット電流を、磁気スイッチSW1,SW2及び可飽和トランスT3のリセット巻線に逆励磁電流として流すことによって、磁気スイッチSW1,SW2及び可飽和トランスT3を逆極性に飽和させる。スイッチング素子Q1のスイッチングの作動期間にリセット電流が流れ、スイッチング素子Q1のスイッチングの停止期間ではリセット電流が流れない。
【0013】
高速充電回路1,磁気パルス圧縮回路2,コアリセット用電源回路3の3つの回路は、磁気パルス圧縮制御回路5から出力される制御信号であるゲート信号G1,G2,G3によってそれぞれ制御される。ゲート信号G1はスイッチング素子Q1のスイッチングを制御し、ゲート信号G2はスイッチング素子Q2のスイッチングを制御し、ゲート信号G3はスイッチング素子Q3のスイッチングを制御する。磁気パルス圧縮制御回路5のゲート信号G1,G2,G3の出力制御は、エンジンの動作状態を示すエンジンの動作信号や排ガス浄化要求信号などのエンジンECU6からの出力信号に従って、行われる。磁気パルス圧縮制御回路5は、論理回路によって構成されてもよいし、マイクロコンピュータによって構成されてもよい。
【0014】
エンジンECU6は、エンジンを始動させるための信号(例えば、イグニッションスイッチのオン信号)に基づいて、エンジンを始動させるスタータモータにバッテリ4から電力を供給するように制御することによって、エンジンを始動させる。また、エンジンECU6は、エンジンを停止させるための信号(例えば、イグニッションスイッチのオフ信号)に基づいて、エンジンを停止させる。
【0015】
また、エンジンECU6は、センサや他の電子制御装置からの情報に基づいて、磁気パルス圧縮制御回路5に対して、エンジンの動作信号及び排ガス浄化要求信号を出力する電子制御装置である。車両の動力源であるエンジンを制御するエンジンECU6は、例えば、エンジンの制御を実行するための制御プログラムやその制御データを記憶するROM、制御プログラムの処理データなどを一時的に記憶するRAM、制御プログラムを処理するCPU、外部と情報をやり取りするための入出力インターフェースなどから構成される。
【0016】
図2は、エンジンの動作状態、ゲート信号などの制御信号、パルス電源の出力との関係を示したタイミングチャートである。エンジンの動作中に排ガス浄化要求信号がエンジンECU6から出力されると、パルス電源の作動が許可されたとして、ゲート信号である高速充電ドライブ信号G2が磁気パルス圧縮制御回路5から出力される。高速充電ドライブ信号G2により、コンデンサC0の充電の開始とともにコンデンサC0の電圧が上昇する。コンデンサC0の充電動作の停止時点t4から所定の待機時間Tonの経過時点t5でゲート信号であるリセット電源ドライブ信号G1が磁気パルス圧縮制御回路5から出力されることにより、磁気パルス圧縮回路2内の磁気スイッチSW1,SW2等にリセット電流が流れ、磁気スイッチSW1,SW2のコア及び可飽和トランスT3のコアがリセットされる。
【0017】
一方、リセット電流の通電開始時点t5から所定の遅延時間Tdelayの経過時t6にゲート信号である初段放電ドライブ信号G3が磁気パルス圧縮制御回路5から出力されることにより、コンデンサC0の充電エネルギーが磁気スイッチSW1,SW2の磁気スイッチ動作によってコンデンサC1,C2,CPを移転していくことでパルス圧縮され、オゾン生成器(放電リアクタ)に供給される。
【0018】
排ガス浄化要求信号が有効である区間は、繰り返し周期Tcycで、パルス電源から高電圧パルスが出力されてオゾン生成器に供給される。エンジンの停止期間は、排ガスが発生せず、排ガス浄化要求信号は出力されないため、パルス電源のゲート信号G1,G2,G3は全て出力オフとなる。
【0019】
図3は、本発明に係るパルス電源の制御フローである。図2を参照しながら、本フローについて説明する。
【0020】
エンジンECU6は、エンジンのイグニッションスイッチ(IGスイッチ)の動作信号に基づいて、IGスイッチがオン状態であるか否かを判断する(S020)。スタータによってエンジンが始動すると、イグニッションがオン状態になる。
【0021】
イグニッションがオン状態であれば、エンジンECU6は、エンジンが動作中であるか否かを判断する(S030)。アイドルストップ機能を備えた車両や、エンジンとモータを走行駆動源とするいわゆるハイブリッド車では、イグニッションがオン状態であっても、エンジンの動作が停止している場合がある。エンジンECU6は、エンジンの動作信号として、エンジンが作動中であることを表すエンジン作動中信号を出力する。
【0022】
また、エンジンECU6は、排ガスの浄化要求条件に従って、排ガスの浄化要求があるか否かを判断する(S040)。エンジンが作動している期間はその排ガスの状態に応じて、排ガスの浄化要求の有無が変化する。逆に、エンジンの非作動期間は、排ガスの新たな発生はないため、排ガスの浄化要求は無い。排ガスの浄化要求があると判断したエンジンECU6は、高速充電回路1、磁気パルス圧縮回路2、コアリセット用電源回路3の作動を許可するとして、排ガス浄化要求信号を出力する。特に、パルス電源の最終段の出力回路部である磁気パルス圧縮回路2における磁気スイッチ動作は、排ガス浄化要求信号が出力されている期間に許可される。排ガスの浄化要求がないと判断した場合には、たとえエンジンの動作期間であっても、排ガス浄化要求信号は出力されない。
【0023】
エンジン作動中信号と排ガス浄化要求信号とを受信した磁気パルス圧縮制御回路5は、タイマー(例えば、4msecタイマー)の起動を確認後に(S050)、コンデンサC0の充電が完了しているか否かを判断する(S060)。例えば、コンデンサC0の充電電圧を検出することによって、充電の完了有無を判断できる。所定の充電電圧に到達している場合には充電が完了していると判断できる。
【0024】
磁気パルス圧縮制御回路5は、コンデンサC0の充電が完了していない場合には、高速充電ドライブ信号G2を出力する(S075)。高速充電ドライブ信号G2の出力によって高速充電回路1の充電動作が有効となり、高速充電ドライブ信号G2に従ってスイッチング素子Q2がスイッチングすることにより、バッテリ4からの給電を受けてコンデンサC0の充電電圧が上昇する。
【0025】
一方、磁気パルス圧縮制御回路5は、コンデンサC0の充電が完了している場合には、タイミングt4において高速充電ドライブ信号G2の出力を停止する(S070)。高速充電ドライブ信号G2の出力の停止によって高速充電回路1の充電動作が無効となり、スイッチング素子Q2がオフすることによりバッテリ4からの給電は停止する。また、磁気パルス圧縮制御回路5は、コンデンサC0の充電が完了している場合には、上述の所定時間Tonを計測するためのタイマーを開始させるとともに、上述の所定時間Tdelayを計測するためのタイマーを開始させる(S070)。
【0026】
磁気パルス圧縮制御回路5は、コンデンサC0の充電停止時点t4から待機時間Tonの経過時にリセット電源ドライブ信号G1の出力を開始する(S080,S090)。リセット電源ドライブ信号G1の出力によってコアリセット用電源回路3からリセット電流を流して磁気リセットする動作が有効となり、リセット電源ドライブ信号G1に従ってスイッチング素子Q1がスイッチングすることにより、バッテリ4からの給電を受けてリセット電流が流れる。
【0027】
そして、磁気パルス圧縮制御回路5は、リセット電源ドライブ信号G1の出力開始時点t5から遅延時間Tdelay経過時(タイミングt6)に初段放電ドライブ信号G3の出力を開始する(S100,S110)。初段放電ドライブ信号G3の出力によって磁気パルス圧縮回路2の磁気スイッチ動作が有効となり、初段放電ドライブ信号G3に従ってスイッチング素子Q3がスイッチングすることにより、磁気スイッチ動作による高圧パルスがオゾン生成器に出力される。
【0028】
初段放電ドライブ信号G3を出力後、磁気パルス圧縮制御回路5は、磁気スイッチ動作の終了により高圧パルスの出力が終了する時点t8から所定のオフ待機時間Toffの経過時(タイミングt9)にリセット電源ドライブ信号G1の出力を停止する(S120,S130)。リセット電源ドライブ信号G1の出力の停止によってコアリセット用電源回路3からリセット電流を流して磁気リセットする動作が無効となり、スイッチング素子Q1がオフすることによりバッテリ4からの給電の停止とともに、リセット電流の流れも停止する。リセット電流が流れなくなることにより磁気リセット動作が停止し、次回の磁気スイッチ動作に備える。
【0029】
したがって、上述の実施例によれば、磁気パルス圧縮回路2の磁気スイッチSW1,SW2及び可飽和トランスT3のリセットをするためのリセット電流は、エンジンの作動期間であって磁気パルス圧縮回路2の磁気スイッチ動作が許可されている期間に限って流れるので、バッテリ4からリセット電流が常時流れる場合に比べ、確実な磁気リセットを行いつつパルス電源の全体としての消費電流の低減を実現することができる。特に、充電完了時点から待機時間Ton経過時にリセット電流の通電を開始し、初段放電ドライブ信号の出力後の所定時間Toff経過時にリセット電流の通電を終了させることによって、必要最小限の電気エネルギーの消費により、磁気スイッチ動作を確実に動作させながら消費電流を抑えることができる。また、エンジンの動作期間であっても磁気パルス圧縮回路2の磁気スイッチ動作の許可期間でなければリセット電流は流れないので、エンジンの動作期間に限りリセット電流を流すことを許可する場合に比べ、消費電流を一層抑えることができる。
【0030】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0031】
例えば、本発明は、排ガス浄化用システムに限らす、他のシステムの車載負荷にパルス出力を与えるパルス電源に適用することも可能である。
【0032】
また、リセット電流とパルス電流のエネルギー源を同一の電源装置であるバッテリ4で共通化しているが、これらのエネルギー源は、互いに異なる車載電源であってもよい。
【0033】
また、図3に示したステップにおいて、S020,S030,S040,S050の順番は互いに入れ替えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る車両用パルス電源の実施形態である排ガス浄化用システム100の全体構成図である。
【図2】エンジンの動作状態、ゲート信号などの制御信号、パルス電源の出力との関係を示したタイミングチャートである。
【図3】本発明に係るパルス電源の制御フローである。
【符号の説明】
【0035】
1 高速充電回路
2 磁気パルス圧縮回路2
3 コアリセット用電源回路
4 バッテリ
5 磁気パルス圧縮制御回路
6 エンジンECU
100 排ガス浄化用システム
Q1,Q2,Q3 スイッチング素子
SW1,SW2 磁気スイッチ
T3 可飽和トランス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可飽和リアクトルによる磁気スイッチ動作をする磁気パルス圧縮手段と、
車載電源をエネルギー源とするリセット電流を流して前記可飽和リアクトルの磁気リセットをするリセット手段とを備える、車両用パルス電源であって、
車両のエンジンの作動期間であって且つ前記磁気パルス圧縮手段の動作が許可されている期間に限り、前記リセット手段を有効にすることを特徴とする、車両用パルス電源。
【請求項2】
前記リセット手段は、前記磁気スイッチ動作をさせるためのエネルギーの充電が終了してから前記リセット電流を流し始める、請求項1に記載の車両用パルス電源。
【請求項3】
前記リセット手段は、前記磁気スイッチ動作をさせるためのエネルギーの放電による前記磁気スイッチ動作の終了後に前記リセット電流を流し終える、請求項1又は2に記載の車両用パルス電源。
【請求項4】
可飽和リアクトルによる磁気スイッチ動作をする磁気パルス圧縮手段と、
車載電源をエネルギー源とするリセット電流を流して前記可飽和リアクトルの磁気リセットをするリセット手段とを備える、車両用パルス電源であって、
車両のエンジンの作動期間であって且つ前記磁気パルス圧縮手段の作動が許可されている期間に限り、前記リセット電流が流れることが許可されていることを特徴とする、車両用パルス電源。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−41772(P2010−41772A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−199463(P2008−199463)
【出願日】平成20年8月1日(2008.8.1)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】