説明

車両用交流発電機

【課題】 固定子巻線の接合部における通風抵抗を低減することができる車両用交流発電機を提供すること。
【解決手段】 車両用交流発電機は、回転駆動される回転子と、回転子と対向配置される固定子鉄心32とこの固定子鉄心32に装備された固定子巻線とを有する固定子2と、回転子および固定子2を支持するフレームとを備える。固定子巻線は、2つの直線部とこれらの間をつなぐターン部とを含むほぼU字状の導体セグメントの端部同士を接合することによって形成されており、2つの導体セグメントに含まれて互いに接合される端部331d、332d、332e、331eを固定子2の径方向に対して斜めに配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用交流発電機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、安全制御機器等の電気負荷の増加に伴って、車両用交流発電機にはますます発電能力の向上が求められている。このような発電能力向上の要請に応えるものとして、U字状の電気導体を規則的に並べて固定子のスロット内の電気導体を高占積率化することにより高出力化を図った回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような回転電機では、U字状の電気導体の各直線部を径方向に並べて互いに周方向反対側に捻った後に固定子鉄心の異なるスロットに挿入し、固定子鉄心の端面から突出した各直線部の先端側を周方向反対側に折り曲げ、さらに異なるスロットから突出した各直線部の先端部同士を接合することにより固定子巻線が形成されている。
【特許文献1】特開2001−204151号公報(第2−5頁、図1−4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、特許文献1等に開示された従来の車両用交流発電機では、固定子鉄心の端面から突出した直線部の先端部同士を接合して形成される各接合部は、固定子鉄心の径方向に沿った向きに配置されている。ところが、回転子の軸方向端面に取り付けられた冷却ファンによって発生する冷却風は、回転子の回転方向に対応して径方向からずれるため、固定子巻線に含まれる接合部における通風抵抗が増大するという問題があった。通風抵抗が増大すると、接合部の周辺を冷却風が通過する際に発生する干渉音が大きくなったり、冷却風の風量低下に伴って冷却性が悪化する原因となるため好ましくない。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、固定子巻線の接合部における通風抵抗を低減することができる車両用交流発電機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明の車両用交流発電機は、回転駆動される回転子と、回転子と対向配置される固定子鉄心とこの固定子鉄心に装備された固定子巻線とを有する固定子と、回転子および固定子を支持するフレームとを備えており、固定子巻線は、2つの直線部とこれらの間をつなぐターン部とを含むほぼU字状の導体セグメントの端部同士を接合することによって形成され、2つの導体セグメントに含まれて互いに接合される端部を、固定子の径方向に対して斜めに配置している。このように、接合部を構成する端部同士が並ぶ方向を固定子の径方向に対して傾斜させることにより、回転子の回転に伴って発生する斜め方向の冷却風に対する通風抵抗を低減することができる。また、通風抵抗の低減に伴って、接合部の周辺を冷却風が通過する際に発生する干渉音を抑制したり、冷却風の風量増加による冷却性の向上が可能になる。
【0006】
また、上述した導体セグメントはほぼ矩形断面を有しており、径方向に対して斜めに配置された端部のそれぞれに含まれて互いに隣接する周方向側面によって、径方向に対して斜めに向いたほぼ平坦な面が形成されていることが望ましい。これにより、接合部における通風抵抗をさらに低減することが可能になる。
【0007】
また、上述した回転子の軸方向端面には内周側から外周側に向けて冷却風を送出する冷却ファンが設けられており、冷却風の送出方向に合わせて、2つの導体セグメントに含まれて互いに接合される端部の傾斜方向に設定することが望ましい。具体的には、上述した2つの導体セグメントに含まれて互いに接合される端部の傾斜方向は、径方向の外径側に配置された一方の端部が回転子の回転方向に対して前方にずれる向きであることが望ましい。これにより、内径側から外径側に冷却風を吐出して固定子巻線の冷却を行う内扇タイプの車両用交流発電機の通風抵抗を低減することが可能になり、干渉音低減とともに温度低下を実現することができる。
【0008】
また、上述したフレームは、導体セグメントの端部の外径側に冷却風吐出窓を有しており、冷却風吐出窓の向きを、2つの導体セグメントに含まれて互いに接合される端部の配置の向きにほぼ一致させることが望ましい。また、上述した固定子の周方向に沿って隣接する端部の間に形成される隙間を、2つの導体セグメントに含まれて互いに接合される端部の配置の向き沿って延長した位置に冷却風吐出窓を形成することが望ましい。これらの工夫によって、固定子巻線とフレームの冷却風吐出窓を通って排出される冷却風の通風抵抗をさらに低減することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、一実施形態の車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態の車両用交流発電機1は、固定子2、回転子3、フレーム4、整流器5等を含んで構成されている。
【0010】
回転子3は、界磁として作用し、シャフト6と一体になって回転しており、ランデル型ポールコア7、界磁コイル8、スリップリング9、10、送風装置としての斜流ファン11および遠心ファン12を備えている。シャフト6は、プーリ20に連結されており、車両に搭載された走行用のエンジン(図示せず)により回転駆動される。ランデル型ポールコア7は、一組のポールコアを組合わせて構成されている。プーリ側の斜流ファン11は、ポールコア7の端面に溶接などによって固着されており、この端面に対して鋭角の傾斜を持つブレードを有し、回転子3と一体になって回転する。反プーリ側の遠心ファン12は、ポールコア7の端面に溶接などによって固着されており、この端面に対して直角のブレードを有する。
【0011】
フレーム4は、フロントフレーム4aとリアフレーム4bからなっており、その軸方向端面には冷却風吸入窓41が、外周両肩部には、固定子2の第1コイルエンド群31aと第2コイルエンド群31bのそれぞれの径方向外側に対応して冷却風吐出窓42が設けられている。フレーム4によって、回転子3および固定子2が支持される。
【0012】
次に、固定子2の詳細について説明する。図2は、固定子2の部分的な断面図である。図3は、固定子鉄心32に装着される導体セグメント33の模式的形状を示す斜視図である。固定子2は、電機子として作用し、固定子鉄心32と、固定子鉄心32に形成された複数のスロット35内に配置された複数の電気導体としての導体セグメント33によって構成された固定子巻線31と、固定子鉄心32と固定子巻線31との間を電気絶縁するインシュレータ34とを備えている。
【0013】
図2に示すように、固定子鉄心32には、多相の固定子巻線31を収容できるように、内径側に開口を有する複数のスロット35が形成されている。固定子鉄心32のスロット35に装備された固定子巻線31は、1本1本の電気導体として把握することができ、複数のスロット35のそれぞれの中には、偶数本(本実施形態では4本)の電気導体(直線部)が収容されている。また、一のスロット35内の4本の電気導体は、固定子鉄心32の径方向に関して内側から内端層、内中層、外中層、外端層の順で一列に配列されている。これら電気導体が所定のパターンで接続されることにより、固定子巻線31が形成される。なお、本実施形態では、スロット35内の電気導体は、第1コイルエンド群31a側においては、連続線を配置することにより一端が接続され、また、第2コイルエンド群31b側においては、端部同士を接合することにより接続される。
【0014】
各スロット35内の1本の電気導体は、所定の磁極ピッチ離れた他のスロット35内の1本の他の電気導体と対をなしている。特に、コイルエンド部における複数の電気導体間の隙間を確保し、整列して配置するために、一のスロット35内の所定の層の電気導体は、所定の磁極ピッチ離れた他のスロット35内の他の層の電気導体と対をなしている。例えば、一のスロット内の内端層の電気導体331aは、固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット内の外端層の電気導体331bと対をなしている。同様に、一のスロット内の内中層の電気導体332aは固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット内の外中層の電気導体332bと対をなしている。そして、これらの対をなす電気導体は、固定子鉄心32の軸方向の一方の端部において連続線を用いることにより、ターン部331c、332cを経由することで接続される。したがって、固定子鉄心32の一方の軸方向端面側においては、外中層の電気導体と内中層の電気導体とを接続する連続線を、外端層の電気導体と内端層の電気導体とを接続する連続線が囲むこととなる。このように、固定子鉄心32の一方の軸方向端面側においては、対をなす電気導体の接続部が、同じスロット内に収容された他の対をなす電気導体の接続部により囲まれる。外中層の電気導体と内中層の電気導体との接続により中層コイルエンドが形成され、外端層の電気導体と内端層の電気導体との接続により端層コイルエンドが形成される。
【0015】
一方、一のスロット35内の内中層の電気導体332aは、固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内の内端層の電気導体331a’とも対をなしている。同様に、一のスロット35内の外端層の電気導体331b’は、固定子鉄心32の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット35内の外中層の電気導体332bと対をなしている。そして、これらの電気導体は固定子鉄心32の軸方向の他方の端部において接合により接続される。具体的には、内端層の電気導体331a’の端部331d’と内中層の電気導体332aの端部332dとが互いに接合される。また、外中層の電気導体332bの端部332eと外端層の電気導体331b’の端部331e’とが互いに接合される。
【0016】
したがって、固定子鉄心32の他方の軸方向端面側においては、外端層の電気導体331a’と外中層の電気導体332aとを接続する接合部33dと、内端層の電気導体331b’と内中層の電気導体332bとを接続する接合部33eとが、径方向に対して斜め方向に並んでいる。このように固定子鉄心32の他方の軸方向端面側においては、対をなす電気導体の接合部33d、33eが、重複することなく並べて配置される。
【0017】
さらに、それぞれの電気導体は、ほぼ矩形断面(平角断面)をもった一定の太さの電気導体を所定形状に成形したU字状の導体セグメントにより提供される。図3に示すように、内端層の電気導体と外端層の電気導体とが、一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる大セグメント331により提供される。また、内中層の電気導体と外中層の電気導体とが一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる小セグメント332により提供される。大セグメント331と小セグメント332とは基本導体セグメント33を形成する。そして、基本導体セグメント33を規則的にスロット35に配置して、固定子鉄心32の周りを2周するコイルが形成される。
【0018】
次に、固定子巻線31に含まれる各接合部33d、33eの詳細について説明する。図4は、各接合部33d、33eの配置を示す固定子2の部分的な斜視図である。図5は、各接合部33d、33eの配置を示す固定子2の平面図である。これらの図において、aは一直線上に並んだ2つの接合部33d、33eの方向を、bは固定子2の径方向を、θは方向aと方向bのなす角をそれぞれ示している。また、図5において、cは回転子3の回転方向を示している。
【0019】
図4および図5に示すように、一直線上に並んだ2つの接合部33d、33eおよびこれらの接合部33d、33eに含まれる4つの端部331d、332d、332e、331eは、径方向bに対して斜めに配置されている。すなわち、θ>0となっている。また、それぞれの端部331d、332d、332e、331eは、互いに隣接する周方向側面(図5においてf、gで指し示される側面)によって、径方向bに対して斜めに向いたほぼ平坦な面が形成されている。
【0020】
また、図5に部分的に示すように、回転子3にはポールコア7の軸方向端面に対して鋭角の傾斜を持つブレードを有する斜流ファン11が取り付けられているが、この斜流ファン11がc方向に回転すると、h方向に送出される冷却風が発生する。本実施形態では、この冷却風の送出方向に合わせて、2つの接合部33d、33eおよびこれらの接合部33d、33eに含まれる4つの端部331d、332d、332e、331eの配置の傾斜方向が設定されている。具体的には、これらの配置の傾斜方向は、外径側に配置された接合部33e(あるいは端部331e)になるほど回転子3の回転方向cに対して前方にずれる向きに設定されている。
【0021】
さらに、本実施形態では、図5に部分的に示すように、フロントフレーム4aに設けられた冷却風吐出窓42の向き(冷却風吐出窓42を区画しているフロントフレーム4aの側壁の向き)を、周方向に隣接する2つの導体セグメント33に含まれる2つの接合部33d、33eおよびこれらの接合部33d、33eに含まれる4つの端部331d、332d、332e、331eの配置の向きにほぼ一致させている。
【0022】
また、周方向に沿って隣接する2つの接合部端部の間に形成される隙間を、2つの導体セグメント33に含まれて互いに接合される2つの接合部33d、33eおよびこれらの接合部33d、33eに含まれる4つの端部331d、332d、332e、331eの配置の向きに沿って延長した位置に冷却風吐出窓42を形成している。例えば、図5に示すように、周方向に隣接する2つの接合部33e(あるいは2つの接合部33d)によって囲まれた隙間jに着目したときに、この隙間を外周側であって2つの接合部33d、33eの並びの向きを延長した位置に冷却風吐出窓42が形成されている。
【0023】
このように、本実施形態の車両用交流発電機1では、固定子巻線31の各接合部33d、33eおよびこれらの接合部33d、33eに含まれる4つの端部331d、332d、332e、331eが並ぶ方向を固定子2の径方向に対して傾斜させているため、回転子3の回転に伴って発生する斜め方向の冷却風に対する通風抵抗を低減することができる。また、通風抵抗の低減に伴って、接合部33d、33eの周辺を冷却風が通過する際に発生する干渉音を抑制したり、冷却風の風量増加による冷却性の向上が可能になる。
【0024】
特に、各接合部33d、33eが含まれる導体セグメント33はほぼ矩形断面を有しており、各接合部33d、33eに含まれて互いに隣接する周方向側面によって、径方向に対して斜めに向いたほぼ平坦な面が形成されている。これにより、接合部33d、33eにおける通風抵抗をさらに低減することが可能になる。
【0025】
また、本実施形態では、各接合部33d、33eが並ぶ向きを、回転子3の回転によって発生する冷却風の送出方向に合わせて設定している。具体的には、径方向の外径側に配置された一方の接合部33e(あるいは端部331e)になるほど回転子3の回転方向に対して前方にずれる向きに傾斜するように、各接合部33d、33eが並ぶ向きが設定されている。これにより、内径側から外径側に冷却風を吐出して固定子巻線31の冷却を行う内扇タイプの車両用交流発電機1の通風抵抗を低減することが可能になり、干渉音低減とともに温度低下を実現することができる。
【0026】
また、フロントフレーム4aにおいて導体セグメント33の端部331e等の外径側に設けられた冷却風吐出窓42の向きを、2つの接合部33d、33eが並ぶ向きにほぼ一致させたり、周方向に隣接する各接合部の間に形成される隙間を、接合部33d、33eの配置の向き沿って延長した位置に形成したりすることにより、固定子巻線31と冷却風吐出窓42を通ってフロントフレーム4aの外部に排出される冷却風の通風抵抗をさらに低減することが可能になる。
【0027】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、各接合部33d、33eには電気絶縁を目的として粉体樹脂等で覆うようにしてもよい。このような場合であっても、周方向に隣接する接合部33eの間あるいは周方向に隣接する接合部33dの間に隙間が形成される場合には本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】一実施形態の車両用交流発電機の全体構成を示す断面図である。
【図2】固定子の部分的な断面図である。
【図3】固定子鉄心に装着される導体セグメントの模式的形状を示す斜視図である。
【図4】各接合部の配置を示す固定子の部分的な斜視図である。
【図5】各接合部の配置を示す固定子の平面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 車両用交流発電機
2 固定子
3 回転子
4 フレーム
4a フロントフレーム
4b リアフレーム
5 整流器
31 固定子巻線
33 導体セグメント
33d、33e 接合部
331d、331e、332d、332e 端部
42 冷却風吐出窓

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転駆動される回転子と、前記回転子と対向配置される固定子鉄心とこの固定子鉄心に装備された固定子巻線とを有する固定子と、前記回転子および前記固定子を支持するフレームとを備える車両用交流発電機において、
前記固定子巻線は、2つの直線部とこれらの間をつなぐターン部とを含むほぼU字状の導体セグメントの端部同士を接合することによって形成されており、
2つの前記導体セグメントに含まれて互いに接合される前記端部を、前記固定子の径方向に対して斜めに配置することを特徴とする車両用交流発電機。
【請求項2】
請求項1において、
前記導体セグメントはほぼ矩形断面を有しており、前記径方向に対して斜めに配置された前記端部のそれぞれに含まれて互いに隣接する周方向側面によって、前記径方向に対して斜めに向いたほぼ平坦な面が形成されていることを特徴とする車両用交流発電機。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記回転子の軸方向端面には内周側から外周側に向けて冷却風を送出する冷却ファンが設けられており、
前記冷却風の送出方向に合わせて、2つの前記導体セグメントに含まれて互いに接合される前記端部の傾斜方向に設定することを特徴とする車両用交流発電機。
【請求項4】
請求項3において、
2つの前記導体セグメントに含まれて互いに接合される前記端部の傾斜方向は、前記径方向の外径側に配置された一方の前記端部が前記回転子の回転方向に対して前方にずれる向きであることを特徴とする車両用交流発電機。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記フレームは、前記導体セグメントの端部の外径側に冷却風吐出窓を有しており、
前記冷却風吐出窓の向きを、2つの前記導体セグメントに含まれて互いに接合される前記端部の配置の向きにほぼ一致させることを特徴とする車両用交流発電機。
【請求項6】
請求項5において、
前記固定子の周方向に沿って隣接する前記端部の間に形成される隙間を、2つの前記導体セグメントに含まれて互いに接合される前記端部の配置の向き沿って延長した位置に前記冷却風吐出窓を形成することを特徴とする車両用交流発電機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−271015(P2006−271015A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−80804(P2005−80804)
【出願日】平成17年3月22日(2005.3.22)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】