説明

車両用警告装置

【課題】適宜、再警告できるようにして、直ちに処置することができなくなる前に、処置することを促すことのできる車両用警告装置を提供すること。
【解決手段】故障や該故障に繋がる要因発生の検知、あるいは、半ドアやシートベルト未装着などの異常状況発生の検知時に、車両の乗員に警告する車両用警告装置10であって、状態判別ECU110は、高速自動車国道などの車両用走行道路の入口に設置されているETCゲートとの間でETC車載器200が通信する際に、その車両用走行道路に進入する道路選択がなされたことを検知して、ECU(エンジン)101などによる故障などの検知の有無を確認して再警告する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用警告装置に関し、詳しくは、乗員が対処すべき警告情報を報知するものに関する。
【背景技術】
【0002】
内燃機関や電動モータなどの駆動源を搭載して走行する車両には、エンジン(内燃機関)の冷却水の水温異常などのように、備える機能が正常に働かなくなる故障やその故障に繋がる要因の発生を検知した場合、また、シートベルトの未着用、半ドア、燃料残少量などのように、適正状態から外れている異常状況を検知した場合には、各種インジケータを点灯・点滅などさせたり、警告音を音声出力することにより乗員(ドライバ)に報知することが行われている。
【0003】
しかしながら、この種の警告としては、走行を禁止するまでもない程度の故障・異常の場合には、処置の時期は乗員に任されており、インジケータの点灯・点滅や警告音に気が付いた乗員は、都合に応じて処置を後回しにすることもできる。このことから、その警告に対する処置を失念してしまう場合があり、そのまま高速自動車国道や自動車専用道路などに進入してしまう場合がある。このような場合には、走行中に警告があったことを思い出しても、直ちに停止させることは難しく、また、走行をそのまま継続していては故障の程度が進んで緊急停止しなければならなくなる可能性もある。
【0004】
ここで、車両の故障をサービスセンターなどの遠隔地の第三者に通知することを実現することが提案されており(例えば、特許文献1、2)、この文献に記載のものは、サービスセンターに事故などを自動的に報知して対処することを可能にするようになっている。しかし、この文献に記載のものでも、乗員に報知することは考慮されておらず、故障などによる緊急停止などを未然に防止することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−28590号公報
【特許文献2】特開2006−23851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、適宜、再警告できるようにして、直ちに処置することができなくなる前に、処置することを促すことのできる車両用警告装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する車両用警告装置に係る発明の第1の態様は、車両が具備する機能に発生した故障および該故障に繋がる要因の発生を検知する故障検知部と、前記車両が適正状態から外れている異常状況の発生を検知する異常検知部と、を備えて、前記故障検知部と前記異常検知部の一方または双方の検知時に前記車両の乗員に警告する車両用警告装置であって、前記車両を任意に停止することが難しい車両用走行道路に進入する道路選択がなされたことを検知する道路検知部と、該道路検知部の検知時に前記故障検知部と前記異常検知部の一方または双方の検知の有無を確認して警告する警告制御部と、を備えることを特徴とするものである。
【0008】
上記課題を解決する車両用警告装置に係る発明の第2の態様は、上記第1の態様の特定事項に加え、前記道路検知部は、ETC車載器のETCゲート側との通信成立により前記車両の走行経路として前記車両用走行道路が選択されたことを検知することを特徴とするものである。
【0009】
上記課題を解決する車両用警告装置に係る発明の第3の態様は、上記第1または第2の態様の特定事項に加え、前記警告制御部は、前記故障検知部と前記異常検知部の一方または双方の検知時における前記警告と、予め準備されているメッセージの音声出力との一方または双方を実行することを特徴とするものである。
【0010】
ここで、前記車両用走行道路は、自由に路肩に車両を停止させることのできないような、例えば、高速自動車国道や自動車専用道路などを一例として挙げることができ、このような車両用走行道路への進入を未然に検知できるようにするのが好適である。例えば、その車両用走行道路の入口前に専用の発信機を設置して、その発信機からの信号を受信したときに車両用道路への進入を検知するようにしてもよい。また、上記のように、既存のETCゲートとの通信で検知することもでき、また、ナビゲーションシステムを搭載する場合には、そのナビゲーションシステムと連携させて車両用道路への進入を検知できるようにすることもできる。
【発明の効果】
【0011】
このように、本発明の上記の第1の態様によれば、走行機能の故障関連や車両の異常状況が検知されている状態で、車両の走行経路として車両用走行道路を選択したことを検知したときに、すなわち、車両用走行道路に進入する前に、再度、警告することができる。したがって、車両用走行道路に進入する前に必要な処置をすることができ、車両用走行道路での走行を継続することができる。
【0012】
本発明の上記の第2の態様によれば、ETC車載器を搭載する場合に、特別な機能を搭載することなく、ETCゲート側との通信成立時に車両用走行道路の道路選択を容易に検知することができる。
【0013】
本発明の上記の第3の態様によれば、車両用走行道路の道路選択の検知時と同様の再警告では、走行機能の故障関連や車両の異常状況の検知を容易に再認識させることができ、また、メッセージの音声出力では、より確実かつ明確に走行機能の故障関連や車両の異常状況の対処が必要なことを把握させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る車両用警告装置の一実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図である。
【図2】その制御処理を説明するフローチャートである。
【図3】その他の態様を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1および図2は本発明に係る車両用警告装置の一実施形態を示す図である。
【0016】
図1において、車両用警告装置10は、走行するための駆動力を発生する駆動源、例えば、エンジン(内燃機関)を搭載する車両(自動車)に設置されて各種警告情報を乗員(ドライバ)に報知(警告)するようになっており、車両を構成するECU(electronic control unit)100と、この車両に搭載されているETC(Electronic Toll Collection System)車載器200とにより構築されている。なお、本実施形態では、エンジンのみの駆動力で走行する自動車を一例にして説明するが、これに限るものではなく、例えば、エンジン付き電気自動車、所謂、HEV(Hybrid Electric
Vehicle)でも好適に適用することができ、また、内燃機関を搭載していないEV(Electric Vehicle)でも好適に適用することができる。
【0017】
ここで、車両は、ECU100が予め準備されている制御プログラムや各種パラメータ等に従って各種検出情報などに基づいて車両全体の各種機能各部を統括制御することにより、全体を協働させて連係動作させるようになっている。このECU100は、例えば、エンジンなどの走行機能を実現する構成部品の各種情報を検出収集して統括制御を実行するECU(エンジン)101と、車両の使用状態を検知する構成部品の各種情報を検出収集して統括制御を実行するECU(ボディ)102と、表示パネルに関する各種情報を検出収集して統括制御を実行するECU(メータ)103と、エアバッグ機能の構成部品の各種情報を検出収集して統括制御を実行するECU(エアバッグ)104と、アンチロックブレーキシステム(ABS)の構成部品の各種情報を検出収集して統括制御を実行するECU(ABS)105と、このABSやトラクションコントロール機構を統合制御して走行安定を図る機能(ESP:Electronic Stability Program)における構成部品や実行する際の入出力信号における各種情報を検出収集して統括制御を実行するECU(ESP)106と、を含む各種ECUとして機能する。このECU100は、各部における故障状態や故障に繋がる要因の発生している故障前状態にあることを、イニシャルチェックを含む適宜のタイミング時に検知して乗員に報知するとともに、車両が通常走行可能な状態にない異常状況の発生を検知したときにも乗員に報知する機能を備えており、故障検知部と異常検知部の双方を構成して警告を実現するようになっている。なお、このECUは、それぞれ別個に作製して基板上に搭載するようにしてもよく、また、総合的な制御部として作製して、それぞれの制御プログラムなどにより個別に機能するようにしてもよい。
【0018】
具体的には、ECU(エンジン)101は、エンジンの回転数などの駆動関係の各種情報を検出して駆動制御を実行するのと併せて、例えば、エンジンの冷却水の水温やエンジンオイルなどのメンテナンス関係の各種情報を検出して、直ちに処置が必要な故障状態や、放置すると故障に繋がる要因となる半故障状態を検知したときには、故障情報や注意情報(半故障情報)を不図示のインストルメントパネル内の対応インジケータを点灯または点滅表示させて報知し、乗員にメンテナンス処置を要求する。
【0019】
ECU(ボディ)102は、例えば、車両ドアが完全に閉まっていない半ドア状態や乗員がシートベルトをしていないなどの、車両が走行する際に適正状態にあるか否かの各種情報を検出して、車両状態における異常状況の発生を検知したときには、同様に、異常状況情報をインストルメントパネル内の対応インジケータを点灯または点滅表示させて報知し、乗員に処置を要求する。
【0020】
ECU(エアバッグ)104は、エアバックが正常動作可能な健全状態にあるか否かを確認する各種情報を検出して、正常動作を確保するにはメンテナンスが必要な故障前または故障状態を検知したときにも、故障情報または注意情報をインストルメントパネル内の対応インジケータを点灯または点滅表示させて報知し、乗員にメンテナンス処置を要求する。
【0021】
ECU(ABS)105は、ABSが正常動作可能な健全状態にあるか否かを確認する各種情報を検出して、正常動作を確保するにはメンテナンスが必要な故障前または故障状態を検知したときにも、故障情報または注意情報をインストルメントパネル内の対応インジケータを点灯または点滅表示させて報知し、乗員にメンテナンス処置を要求する。
【0022】
ECU(ESP)106は、ESP機能が正常動作可能な健全状態にあるか否かを確認する各種情報を検出して、正常動作を確保するにはメンテナンスが必要な故障前または故障状態を検知したときにも、故障情報または注意情報をインストルメントパネル内の対応インジケータを点灯または点滅表示させて報知し、乗員にメンテナンス処置を要求する。
【0023】
ここで、本実施形態では、ECU(エンジン)101、ECU(ボディ)102、ECU(メータ)103、ECU(エアバッグ)104、ECU(ABS)105およびECU(ESP)106を備える場合を一例にして説明するが、他にも多種多様の機能を備えており、それぞれで走行に支障がでる故障や異常状況などが発生したときにも同様に故障情報、注意情報あるいは異常状況情報をインストルメントパネル内の対応インジケータを点灯または点滅表示させて報知し、乗員に処置を要求することは言うまでもない。ただし、その報知の必要性に軽重をつけてもよい。
【0024】
また、ETC車載器200は、例えば、高速自動車国道や自動車専用道路などの車両用走行道路の出入口側に設置されているETCゲート側とアンテナ201を介して無線通信を行うことにより自動料金収集を可能にする汎用品であり、車両毎に識別可能にセットアップされて、自動料金収集処理を行う際に乗員への通知メッセージを音声出力するためのスピーカ202を具備している。
【0025】
そして、ECU100は、ECU(エンジン)101、ECU(ボディ)102、ECU(メータ)103、ECU(エアバッグ)104、ECU(ABS)105およびECU(ESP)106などに加えて、これらと連携することにより、車両の故障状態や異常状況などの発生の有無を判別処理する状態判別ECU110も備えており、この状態判別ECU110は、ETC車載器200とも各種情報をやり取りすることにより、車両用走行道路に進入する走行経路の選択を検知したときに、既に警告済みの故障情報、注意情報、異常状況情報を再報知(再警告)して、高速自動車国道や自動車専用道路などに進入する前に手当てすべきメンテナンスを把握させて乗員にその処置を要求する再警告処理を実行するようになっている。すなわち、状態判別ECU110が道路検知部と警告制御部を構成している。
【0026】
詳細には、状態判別ECU110は、図2のフローチャートに示すように、車両のイグニッションがオンされて、メモリ内に記憶保持する各種情報をリセットした後に、各部におけるイニシャルチェックを含む適宜のタイミング時に、各ECU101〜106が故障情報、注意情報、異常状況情報を検知しているか否かを確認し(ステップS11)、検知している場合には対応インジケータの点灯・点滅表示による報知処理を行なうとともに、その報知処理の実行中の故障情報などをメモリ内に記憶・更新する(ステップS12)。
【0027】
この後には、ETC車載器200がETCゲートとの間で無線通信処理を実行する通信成立の有無を監視して(ステップS13)、その無線通信処理の実行が確認されない場合には次の処理をスキップしてステップS11に戻って、報知情報の増減に応じてメモリ内の記憶情報の更新処理を繰り返す一方、無線通信処理の実行が確認された場合には、スピーカ202から報知中の警告表示に対処するメンテナンス処置を促す再警告メッセージを音声出力する(ステップS14)。
【0028】
これにより、車両用警告装置10は、警告表示がされている状態のまま、その警告があったことを失念して車両用走行道路に進入しようとする乗員に再度警告を通知することができ、その進入前にメンテナンス等の処置を余裕を持って適切にさせる機会を乗員に与えることができる。
【0029】
したがって、例えば、高速自動車国道などに進入した後に、走行に支障が生じる程度まで故障等が悪化したため、あるいは、シートベルト未装着や半ドア状態などの異常状況を解消するために、路肩に停止させるなどの無理な行為を不必要にすることができ、車両用走行道路を走行することを確保することができる。
【0030】
このように本実施形態においては、メンテナンス処置等の必要性を車両用走行道路に進入する前に報知(警告)することができ、エンジンの故障の可能性や半ドアなどの異常状況があるまま車両用走行道路に進入して路肩などに停止させなければならない状況に陥ることを未然に回避することができ、車両用走行道路を走行して目的地まで結果的には短時間で到着することを実現することができる。また、車両用走行道路への道路選択をETC車載器の通信を流用して検知することができ、新たなアンテナ等の設置が不要で、安価かつ簡易に実現することができる。また、メッセージの音声出力により再警告しているので、より確実に状態を乗員に報知することができ、乗員に的確に判断させることができる。
【0031】
本実施形態の他の態様としては、本実施形態ではETC車載器200が備えるスピーカ202から音声出力しているが、これに限るものではなく、図3に示すように、車両に搭載のスピーカ109から音声出力させるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0032】
また、図示することは省略するが、音声メッセージに限らず、既存の警告表示やブザー音による再警告でもよく、また、通常時の警告では点灯のみ、あるいは、1回のブザー音力のみであるのに対して点滅や複数回のブザー音にして気が付き易くしてもよい。
【0033】
さらに、状態判別ECU110は、ECU(エンジン)101などが検知した故障等を自身でも記憶保持して車両用走行道路への進入検知時に利用するようにしているが、これに限るものではない。例えば、車両用走行道路への進入検知時に、ECU(エンジン)101側などが保持する警告情報などを読み出して利用するようにしてもよく、また、都度、ECU(エンジン)101側などに故障などの有無をチェックさせるようにしてもよい。また、ECU(エンジン)101などの各部毎に故障等の検知が行われている場合を一例にして説明するが、ECU(エンジン)101などは定常制御に専念して、状態判別ECU110が各部のチェックをするように構成してもよい。また、状態判別ECU110は、ECU(エンジン)101毎に同様の機能を付与して省略してもよく、また、ETC車載器200側に備えさせるようにしてもよい。
【0034】
また、ETC車載器200のETCゲートとの通信成立により車両用走行道路への進入を判断するのに代えて、ナビゲーションシステムを搭載している場合には、そのナビゲーションシステムと連携させて、自車両の現在位置情報、地図情報、経路情報などから車両用走行道路への進入をより早期に検知できるようにしてもよい。また、再警告時のメッセージとして、ETCゲートを通過するなど車両用走行道路への進入を回避不能な位置まで走行していることを検知した場合には、次のパーキングエリアでのメンテナンスを促すようにしてもよい。さらに、故障等の処置に関するメッセージに代えて、あるいは、追加して、車両用走行道路を走行するのに当たっての注意、例えば、スピードを抑えての走行や、チャイルドシートの使用などの注意喚起を促すメッセージを音声出力するようにしてもよい。
【0035】
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0037】
10 車両用警告装置
100 ECU
101 ECU(エンジン)
102 ECU(ボディ)
103 ECU(メータ)
104 ECU(エアバッグ)
105 ECU(ABS)
106 ECU(ESP)
109、202 スピーカ
110 状態判別ECU
200 ETC車載器
201 アンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両が具備する機能に発生した故障および該故障に繋がる要因の発生を検知する故障検知部と、前記車両が適正状態から外れている異常状況の発生を検知する異常検知部と、を備えて、前記故障検知部と前記異常検知部の一方または双方の検知時に前記車両の乗員に警告する車両用警告装置であって、
前記車両を任意に停止することが難しい車両用走行道路に進入する道路選択がなされたことを検知する道路検知部と、該道路検知部の検知時に前記故障検知部と前記異常検知部の一方または双方の検知の有無を確認して警告する警告制御部と、を備えることを特徴とする車両用警告装置。
【請求項2】
前記道路検知部は、ETC車載器のETCゲート側との通信成立により前記車両の走行経路として前記車両用走行道路が選択されたことを検知することを特徴とする請求項1に記載の車両用警告装置。
【請求項3】
前記警告制御部は、前記故障検知部と前記異常検知部の一方または双方の検知時における前記警告と、予め準備されているメッセージの音声出力との一方または双方を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用警告装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−69034(P2013−69034A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−205869(P2011−205869)
【出願日】平成23年9月21日(2011.9.21)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】