説明

車体前部構造

【課題】エンジンとフードとの間隔が小さくても、左右のダンパーベース部の近傍間にタワーバーを架設でき、車体の強度を高めた車体前部構造を提供する。
【解決手段】車体前部構造11はエンジンルーム28の左右に配置されたダンパーベース部31と、ダンパーベース部31に連なるアッパーメンバー35と、ダンパーベース部31側同士を連結するタワーバー37と、を備える。車体13に対し側面視で、ダンパーベース部31間に重なる高さにエンジン16が配置されている。タワーバー37は、ダンパーベース部31及びエンジン16より車両前方に配置され、左右のアッパーメンバー35を連結しているタワーバー本体部材45と、タワーバー本体部材45に連なり、アッパーメンバー35とダンパーベース前壁44とを連結する支持部46と、からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前輪を支持しているサスペンションからの荷重に対応するタワーバーを用いた車体前部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車体前部構造には、サスペンションの上部が固定されている左右のストラットタワーをストラットタワーバーで連結し、このストラットタワーバーでさらにストラットタワー(ダンパーベース部)から車室側へ延びるパネル部材に連結しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2007−45263号公報(第8頁、図1)
【0003】
しかし、特許文献1の車体構造では、左右のストラットタワーの上方のフードとの間、すなわち、エンジンルーム内の部品をカバーするフードとエンジンとの間隔が小さい車両の場合には、左右に掛け渡すストラットタワーバーは採用できないという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、エンジンとフードとの間隔が小さくても、左右のダンパーベース部の近傍間にタワーバーを架設でき、車体の強度を高め、タワーバーを安価に製造でき、タワーバーの取付けが容易な車体前部構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、エンジンルームの左右に配置されてサスペンションのダンパーの上部を支持しているダンパーベース部と、ダンパーベース部から車両前方へ連なるアッパーメンバーと、ダンパーベース部側同士を連結するタワーバーと、を備えた車体前部構造において、車両に対し側面視で、ダンパーベース部間に重なる高さにエンジンが配置され、アッパーメンバーが車両の前方且つ、下方へ傾斜し、タワーバーは、ダンパーベース部及びエンジンより車両前方に配置され、左右のアッパーメンバーを連結しているタワーバー本体部材と、タワーバー本体部材に連なり、アッパーメンバーとダンパーベース部のダンパーベース前壁とを連結する支持部と、からなることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、タワーバー本体部材は、押出し成形品又はパイプのバー部材の両端に取付けた締結ブラケットを備え、支持部は、鋳造品であって、ダンパーベース前壁に締結するダンパーベース前壁取付け部と、ダンパーベース前壁取付け部に締結ブラケットを接合する前下がり傾斜部及び外側傾斜部と、外側傾斜部とダンパーベース前壁取付け部に立設した第1リブと、外側傾斜部、前下がり傾斜部及び締結ブラケットに立設した第2リブと、を備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明は、タワーバー本体部材は、押出し成形品又はパイプとし、支持部は、押出し成形品又はパイプであって、タワーバー本体部材の中央部からダンパーベース前壁に、延出されて上方へ湾曲させた湾曲部が結合していることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明は、タワーバー本体部材及び湾曲部は、端末部を上方に開口するように斜めにカットしていることを特徴とする。
【0009】
請求項5に係る発明は、タワーバー本体部材は、ダンパーベース部近傍で斜めエンジンルーム内方へ向け屈曲させたアッパーメンバーの屈曲部に連結していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明では、車両に対し側面視で、ダンパーベース部間に重なる高さにエンジンが配置され、アッパーメンバーが車両の前方且つ、下方へ傾斜し、タワーバーは、ダンパーベース部及びエンジンより車両前方に配置され、左右のアッパーメンバーを連結しているタワーバー本体部材と、タワーバー本体部材に連なり、アッパーメンバーとダンパーベース部のダンパーベース前壁とを連結する支持部と、からなるので、ダンパーベース部にタワーバーを載せる必要がなく、エンジンとフードとの間隔が小さくても、左右のダンパーベース部の近傍(ダンパーベース前壁)間にタワーバーを架設できるという利点がある。
【0011】
また、左右のダンパーベース部の近傍(ダンパーベース前壁)間にタワーバーを架設することができ、エンジンとフードとの間隔が小さい(狭い)車両でも、車体前部の強度を高めることができる。
【0012】
請求項2に係る発明では、タワーバー本体部材は、押出し成形品又はパイプのバー部材の両端に取付けた締結ブラケットを備え、支持部は、鋳造品であって、ダンパーベース前壁に締結するダンパーベース前壁取付け部と、ダンパーベース前壁取付け部に締結ブラケットを接合する前下がり傾斜部及び外側傾斜部と、外側傾斜部とダンパーベース前壁取付け部に立設した第1リブと、外側傾斜部、前下がり傾斜部及び締結ブラケットに立設した第2リブと、を備えているので、ダンパーベース部とアッパーメンバーとタワーバー本体部材で囲まれた空間を一体に連結することができ、タワーバーがダンパーベース部に載っていなくても、ダンパーベース部を支持する強度を十分に確保することができるという利点がある。
【0013】
また、強度を損なうことなく、タワーバーを安価に製造することができるという利点がある。
【0014】
請求項3に係る発明では、タワーバー本体部材は、押出し成形品又はパイプとし、支持部は、押出し成形品又はパイプであって、タワーバー本体部材の中央部からダンパーベース前壁に、延出されて上方へ湾曲させた湾曲部が結合しているので、強度を損なうことなく、タワーバーを安価に製造することができるという利点がある。
【0015】
請求項4に係る発明では、タワーバー本体部材及び湾曲部は、端末部を上方に開口するように斜めにカットしているので、末端部を締結するためのボルトを開口から挿入することができ、タワーバーの取付けは容易になるという利点がある。
【0016】
請求項5に係る発明では、タワーバー本体部材は、ダンパーベース部近傍で斜めエンジンルーム内方へ向け屈曲させたアッパーメンバーの屈曲部に連結しているので、アッパーメンバーの屈曲部を補強することができ、車体の強度をより高めることができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の車体前部構造(第1実施の形態)の斜視図である。
車体前部構造11は、車両12の車体13の前部で、図に示していない前輪が取付けられているフロントサスペンションやエンジン16(図2参照)を支持している。具体的には後述する。
【0018】
車体13は、車室17の床をなすアンダボデー22と、フロントボデー23と、フロントボデー23に開閉自在に取付けられるフード24(図3参照)を備える。
フロントボデー23は、アンダボデー22のフロントフロアフレーム25に連なる左右のフロントサイドフレーム26と、フロントサイドフレーム26に取付けられているダンパーハウジング27と、エンジンルーム28と、を備え、車体前部構造11を含む。
【0019】
ダンパーハウジング27は、フロントサスペンションのフロントダンパーの上部取付け部を取付けるダンパーベース部31を有し、ボルト・ナットで取付けている。ボルト・ナットで締結する構造は既存の構成である。
なお、車体前部構造11は、車両12の中心Cを基準にほぼ対称である。
【0020】
また、車体前部構造11では、ダンパーハウジング27の上部がアッパーメンバー35に取付けられ、アッパーメンバー35がバルクヘッドアッパーメンバー36に取付けられている。そして、左右のダンパーベース部31をタワーバー37で連結している。
【0021】
タワーバー37は、車両12の中心Cを基準に一方41と他方42は対称である。具体的には後述する。
ダンパーハウジング27は、ダンパーベース部31に連ねてダンパーベース前壁44が成形されている。
【0022】
図2は、本発明の車体前部構造のタワーバー(第1実施の形態)の平面図である。
タワーバー37は、ダンパーベース部31より車両前方(矢印a1の方向)に距離Esだけ離して配置され、また、エンジン16より車両前方に距離Eeだけ離して配置され、左右のアッパーメンバー35を連結しているタワーバー本体部材45と、タワーバー本体部材45に連なり、アッパーメンバー35とダンパーベース部31に連なるダンパーベース前壁44とを連結する支持部46と、を備えている。
【0023】
アッパーメンバー35では、斜めエンジンルーム28内方へ向け、斜めに屈曲させたアッパーメンバー35の屈曲部47にタワーバー本体部材45を連結している。
【0024】
図3は、図2の3−3線断面図であり、フード24を追加している。
車両12では、エンジン16が車体13に対し側面視で、ダンパーベース部31間に重なる高さにエンジン16のヘッド48が配置され、エンジン16やダンパーベース部31の上方にフード24がエンジン16から距離Lだけ離して配置されている。
なお、エンジン16は、既存の内燃機関で、例えば、V型8気筒である。
【0025】
フード24は、外層をなすフードスキン51と、内層をなすフードスチフナー52と、を備え、フードスチフナー52とエンジン16との間隔が距離Lに設定されている。
【0026】
距離Lは、フードスチフナー52からタワーバー37のタワーバー本体部材45までの距離でもあり、タワーバー本体部材45の上面54がフードスチフナー52から距離Lだけ下方に離して配置されている。
【0027】
図4は、本発明の車体前部構造のタワーバー(第1実施の形態)の詳細図であり、一方41のみを示している。
タワーバー37は、前述のタワーバー本体部材45と、ダンパーベース前壁44に連結している支持部46と、からなる。
【0028】
タワーバー本体部材45は、左右のアッパーメンバー35に締結ブラケット56をボルト57で連結したもので、角管状の長尺なバー部材61の両端62にそれぞれ締結ブラケット56を設けたものである。そして、締結ブラケット56には、バー部材61の端62に溶接するための、延長部材63が溶接されている。
【0029】
締結ブラケット56は、アッパーメンバー35に密着するように支持部46に一体に鋳造されている。
なお、締結ブラケット56と支持部46との境界部64は二点鎖線で示した位置である。
【0030】
支持部46は、鋳造品であり、締結ブラケット56からダンパーベース前壁44までを連結するものである。
具体的には、ダンパーベース前壁44に締結するダンパーベース前壁取付け部71が形成され、ダンパーベース前壁取付け部71に締結ブラケット56を接合する前下がり傾斜部72及び外側傾斜部73が一体に鋳造されている。また、ダンパーベース前壁取付け部71に立設している第1リブ75と、締結ブラケット56に立設している第2リブ76とを有する。
【0031】
詳しくは、前下がり傾斜部72が平面視で、三角形状に形成され、三角形状の第1の縁77に外側傾斜部73が連なる。
前下がり傾斜部72の第2の縁78及び外側傾斜部73のダンパーベース前壁44側の縁81にダンパーベース前壁取付け部71が連なって車両12の後方へ後傾させて立設されている。
第1リブ75が外側傾斜部73に立設してダンパーベース前壁取付け部71に達する壁を形成し、第2リブ76が前下がり傾斜部72に立設し且つ、外側傾斜部73に立設して締結ブラケット56に達する壁を形成している。
【0032】
次に、本発明の車体前部構造(第1実施の形態)の作用を説明する。
図2及び図3に示している車体前部構造(第1実施の形態)11では、タワーバー37は、ダンパーベース部31及びエンジン16より車両12前方に配置されているので、ダンパーベース部31及びエンジン16の上方にタワーバー37が配置されない。従って、エンジン16とフード24との間隔(距離L)が小さくても、左右のダンパーベース部31の近傍(ダンパーベース前壁44)間にタワーバー37を架設することができる。
【0033】
また、左右のダンパーベース部31の近傍(ダンパーベース前壁44)間にタワーバー37を架設することができ、エンジン16とフード24との間隔が小さい(狭い)車両でも、車体前部11の強度を高めることができる。
【0034】
図4に示したタワーバー37では、タワーバー本体部材45は、押出し成形品のバー部材61の両端62に取付けた締結ブラケット56を備え、支持部46は、鋳造品であって、ダンパーベース前壁44に締結するダンパーベース前壁取付け部71と、ダンパーベース前壁取付け部71に締結ブラケット56を接合する前下がり傾斜部72及び外側傾斜部73と、外側傾斜部73とダンパーベース前壁取付け部71に立設した第1リブ75と、外側傾斜部73、前下がり傾斜部72及び締結ブラケット56に立設した第2リブ76と、を備えているので、ダンパーベース部31とアッパーメンバー35とタワーバー本体部材45で囲まれた空間を一体に連結することができ、タワーバー37がダンパーベース部31に載っていなくても、ダンパーベース部31を支持する強度を十分に確保することができるという利点がある。
【0035】
図4に示したタワーバー本体部材45は、バー部材61を押出し成形品としてので、生産コストを削減することができ、支持部46は、締結ブラケット56を含めて鋳造品としたので、生産コストを削減することができる。従って、タワーバー37を安価に製造することができる。
【0036】
図2及び図4に示したタワーバー37では、タワーバー本体部材45は、ダンパーベース部31近傍(ダンパーベース前壁44)で斜めエンジンルーム28内方へ向け(矢印a4の方向)屈曲させたアッパーメンバー35の屈曲部47に連結しているので、アッパーメンバー35の屈曲部47を補強することができ、車体13の強度をより高めることができる。
【0037】
次に、別の実施の形態を説明する。
図5は、第2実施の形態を説明する図であり、図2に対応する平面図である。
図6は、第2実施の形態のタワーバーの詳細図である。上記図1〜図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
【0038】
第2実施の形態の車体前部構造11Bは、タワーバー37Bを備えたことを特徴とする。
タワーバー37Bは、支持部46Bを有することを特徴とし、支持部46Bは、押出し成形品であって、タワーバー本体部材45Bの中央部91とダンパーベース前壁44を連結している。ダンパーベース前壁44に、上方へ湾曲させた湾曲部92をボルト93で締結している。
【0039】
タワーバー本体部材45Bは、押出し成形品であり、角管状に成形され、左右のアッパーメンバー35の屈曲部47に達する長さで、両端62Bが直接、アッパーメンバー35の屈曲部47にボルト93で締結されている。
なお、タワーバー本体部材45Bと支持部46Bとは、同じ寸法のものとするのが望ましいが、異なる寸法のものでもよい。
【0040】
タワーバー本体部材45B及び湾曲部92は、端末部95が上方へ開口部96を向けるように斜め(角度θ1、角度θ2)にカットされている。
湾曲部92は、締結面98がダンパーベース前壁44に密着する角度である。
開口部96は、ボルト93の締結に用いる工具と干渉しない大きさに開けられている。
【0041】
次に、第2実施の形態の作用を説明する。
第2実施の形態の車体前部構造11Bは、第1実施の形態の車体前部構造11と同様の作用、効果を発揮する。
【0042】
また、第2実施の形態の車体前部構造11Bでは、タワーバー本体部材45B及び支持部46Bは、押出し成形品で形成されているので、タワーバー37Bを安価に製造することができる。
【0043】
タワーバー37Bは、開口部96からボルト93をねじ込んで、締結に必要な工具を開口部96に通して、ボルト93に所望の軸力を発生させることができ、タワーバー37Bの取付けは容易になる。
【0044】
尚、本発明の車体前部構造は、実施の形態では車両に採用したが、車両以外にも採用可能である。
バー部材61、タワーバー本体部材45B、支持部46Bは、押出し成形品としたが、押出し成形品以外のパイプでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明の車体前部構造は、車両の補強に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の車体前部構造(第1実施の形態)の斜視図である。
【図2】本発明の車体前部構造のタワーバー(第1実施の形態)の平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】本発明の車体前部構造のタワーバー(第1実施の形態)の詳細図である。
【図5】第2実施の形態を説明する図である。
【図6】第2実施の形態のタワーバーの詳細図である。
【符号の説明】
【0047】
11…車体前部構造、12…車両、13…車体、16…エンジン、28…エンジンルーム、31…ダンパーベース部、35…アッパーメンバー、37…タワーバー、44…ダンパーベース前壁、45…タワーバー本体部材、46…支持部、46B…支持部、56…締結ブラケット、61…バー部材、71…ダンパーベース前壁取付け部、72…前下がり傾斜部、73…外側傾斜部、75…第1リブ、76…第2リブ、91…タワーバー本体部材の中央部、92…湾曲部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンルームの左右に配置されてサスペンションのダンパーの上部を支持しているダンパーベース部と、ダンパーベース部から車両前方へ連なるアッパーメンバーと、前記ダンパーベース部側同士を連結するタワーバーと、を備えた車体前部構造において、
前記車両に対し側面視で、前記ダンパーベース部間に重なる高さにエンジンが配置され、
前記アッパーメンバーが車両の前方且つ、下方へ傾斜し、
前記タワーバーは、前記ダンパーベース部及び前記エンジンより車両前方に配置され、前記左右のアッパーメンバーを連結しているタワーバー本体部材と、該タワーバー本体部材に連なり、前記アッパーメンバーと前記ダンパーベース部のダンパーベース前壁とを連結する支持部と、からなることを特徴とする車体前部構造。
【請求項2】
前記タワーバー本体部材は、押出し成形品又はパイプのバー部材の両端に取付けた締結ブラケットを備え、
前記支持部は、鋳造品であって、前記ダンパーベース前壁に締結するダンパーベース前壁取付け部と、該ダンパーベース前壁取付け部に前記締結ブラケットを接合する前下がり傾斜部及び外側傾斜部と、該外側傾斜部と前記ダンパーベース前壁取付け部に立設した第1リブと、該外側傾斜部、前記前下がり傾斜部及び前記締結ブラケットに立設した第2リブと、を備えていることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
【請求項3】
前記タワーバー本体部材は、押出し成形品又はパイプとし、
前記支持部は、押出し成形品又はパイプであって、前記タワーバー本体部材の中央部から前記ダンパーベース前壁に、延出されて上方へ湾曲させた湾曲部が結合していることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
【請求項4】
前記タワーバー本体部材及び前記湾曲部は、端末部を上方に開口するように斜めにカットしていることを特徴とする請求項3記載の車体前部構造。
【請求項5】
前記タワーバー本体部材は、前記ダンパーベース部近傍で斜めエンジンルーム内方へ向け屈曲させた前記アッパーメンバーの屈曲部に連結していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車体前部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−269488(P2009−269488A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−122241(P2008−122241)
【出願日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】