説明

車体後部構造

【課題】可動式のウインドウパネルを有する車体に対しても適用可能な前後に伸びる補強部材を備えた車体後部構造を得る。
【解決手段】リヤフェンダパネル2の車幅方向内側で前後方向に略沿って伸びる補強部材としてのウエストレインフォース8を、縦壁部8aと底壁部8cとを有して略L字状断面を形成するように構成し、縦壁部8aの上縁8dをリヤフェンダパネル2の上縁2bを折り曲げた折曲縁部2cで挟んで固定するとともに、底壁部8cの側縁8eをリヤフェンダパネル2の内面2dに接着して固定した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体後部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、リヤフェンダパネルの車幅方向内側に前後方向に略沿って伸びる補強部材を設けた車体後部構造が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平6−3776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、補強部材は、リヤフェンダパネルとその車幅方向内側に間隔をあけて配置されるインナパネルとの間を架け渡すように設けてある。
【0005】
したがって、リヤフェンダパネルの上部にサイドウインドウが形成され、当該サイドウインドウに対して下から上に進出する可動式のウインドウパネルを設けた車体については、上記特許文献1の補強部材は当該ウインドウパネルの上下動の障害となるため、これを設けることができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、可動式のウインドウパネルを有する車体に対しても適用可能な前後に伸びる補強部材を備えた車体後部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にあっては、リヤフェンダパネルの車幅方向内側で前後方向に略沿って伸びる補強部材を、縦壁部と底壁部とを有して略L字状断面を形成するように構成し、縦壁部の上縁をリヤフェンダパネルの上縁を折り曲げた折曲縁部で挟んで固定するとともに、底壁部の側縁をリヤフェンダパネルの内面に接着して固定したことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、リヤフェンダパネルの内面に沿うように配置した補強部材の、縦壁部の上縁と底壁部の側縁とをリヤフェンダパネルの内面に固定したので、補強部材とリヤフェンダパネルとで閉断面を形成して車体を補強することができる。したがって、剛性および強度を向上させつつ、補強部材の車幅方向内側にウインドウパネルの可動領域を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の実施形態にかかる車体後部構造の斜視図であって、リヤフェンダパネルを取り外した状態を示す図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態にかかる車体後部構造の分解斜視図である。
【図3】図3は、図1のIII−III断面図である。
【図4】図4は、図1のIV−IV断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図中、FRは車両前方、UPは車両上方、LHは車幅方向左舷側を示す。なお、本実施形態では、右舷側の構成は左舷側の構成と左右勝手違いとなっている。よって、以下では左舷側の構成についてのみ説明する。
【0011】
本実施形態にかかる車体後部構造1は、車体の後部かつ側部の車体外板となるリヤフェンダパネル2を備えている。リヤフェンダパネル2は、車体側面開口部の後縁部1aから車体後縁部1bにかけての外板を成しており、下縁にはリヤホイールハウス4に対応する円弧状の切欠2a(図2)が形成されている。
【0012】
リヤフェンダパネル2の車幅方向内側には間隔をあけて車室内側の縦壁となるインナパネル3を設けてある。本実施形態では、これらリヤフェンダパネル2およびインナパネル3の上方に隣接してリヤサイドウインドウ(図示せず)が形成されており、このリヤサイドウインドウに対応して上下可動式のウインドウパネルWが設けられている。ウインドウパネルWは、リヤフェンダパネル2とインナパネル3との間の扁平な空洞S内で、上下動可能となっている。
【0013】
また、車体側面開口部の後縁部1aには、閉断面を成して上下方向に略沿って伸びるピラー部材としてのリヤピラー5が設けられ、車体後縁部1bには、閉断面を成して上下方向に略沿って伸びるピラー部材としてのバックピラー6が設けられている。
【0014】
リヤホイールハウス4の上部4aには、車幅方向外側に向けて膨出され車幅方向内側に向けて開放された略ハット型断面を有するリヤホイールハウスレインフォース7が、上方に向けて突設されている。リヤホイールハウスレインフォース7は、インナパネル3等の車幅方向内側に配置されたパネルとともに閉断面を形成している。本実施形態では、このリヤホイールハウスレインフォース7が、本発明の第二の補強部材に相当する。
【0015】
さらに、本実施形態では、前後方向に略沿って伸びるウエストレインフォース8を設けて、車体後部構造1の剛性および強度の向上を図っている。本実施形態では、このウエストレインフォース8が、本発明の補強部材に相当する。
【0016】
ウエストレインフォース8は、リヤフェンダパネル2の車幅方向内側に配置されており、リヤフェンダパネル2の上縁2bに沿う位置で、前後方向に略沿って伸びている。このウエストレインフォース8は、前後方向に略沿って伸びる略帯状の縦壁部8aと、縦壁部8aの下縁部8bより車幅方向外側で前後方向に略沿って伸びる略帯状の底壁部8cとを有しており、これら縦壁部8aと底壁部8cとによって、略L字状の断面が形成されている。
【0017】
また、図3に示すように、縦壁部8aの上縁8dは、リヤフェンダパネル2の上縁2bを折り曲げた折曲縁部2cで挟んで固定されている。また、底壁部8cの車幅方向外側の側縁8eには、折り曲げによってリヤフェンダパネル2の内面2dに沿って前後方向に細長いフランジ部8fが形成されており、このフランジ部8fがリヤフェンダパネル2の内面2dに接着剤9によって接着されて固定されている。したがって、これら縦壁部8a、底壁部8c、およびリヤフェンダパネル2によって、略三角形状の閉断面が形成されている。このように、本実施形態では、ウエストレインフォース8(特に底壁部8cの側縁8e)のリヤフェンダパネル2への接合については、溶接(スポット溶接やレーザ溶接等)を行わず、外板としてのリヤフェンダパネル2に溶接による変形その他の影響が生じるのを抑制している。
【0018】
そして、本実施形態では、図4に示すように、縦壁部8aとインナパネル3との間に空洞Sが確保され、この空洞SでウインドウパネルWが上下動できるようにしてある。すなわち、本実施形態によれば、ウインドウパネルWの上下動の障害となることなく、ウエストレインフォース8によって車体後部構造1の剛性および強度を向上することができる。
【0019】
さらに、ウエストレインフォース8の後端部には略平坦なフランジ部8jが形成されており、このフランジ部8jがリヤホイールハウスレインフォース7の外面7aの車幅方向外側に重ね合わせられて、ボルトやねじ等の締結具10によって締結されている。すなわち、本実施形態では、フランジ部8jが、本発明の固定部に相当する。
【0020】
ここで、フランジ部8jには、貫通孔が複数(本実施形態では三つ、いずれも図示せず)形成されるとともに、これら貫通孔に対応させて、車幅方向外側に、ナット11が溶接等して固定されている。また、図2および図4に示すように、インナパネル3には、ナット11およびフランジ部8jの貫通孔の車幅方向内側となる位置に、略円形状の貫通孔3aを形成してある。そして、ウエストレインフォース8とリヤホイールハウスレインフォース7とを締結具10によって固定するに際しては、図2に示すように、車幅方向内側から、締結具10を、貫通孔3aならびにフランジ部8jの貫通孔(図示せず)に挿通させて、ナット11に螺結している。
【0021】
また、ウエストレインフォース8の後部には、フランジ部8jから前方かつ車幅方向外側に向けて斜めに伸びてリヤフェンダパネル2に近接する第一の斜行壁部8gを設けてある。また、第一の斜行壁部8gの前方に隣接して、リヤフェンダパネル2の内面2dと接着される接着固定部8hが、上下に細長く伸びる略帯状領域として形成されている。この接着固定部8hは、フランジ部8fから略L字状に連続して形成し、接着剤9を塗布しやすくしてある。さらに、接着固定部8hの前方には、当該接着固定部8hから前方かつ車幅方向内側に向けて斜めに伸びる第二の斜行壁部8iを設けてある。そして、縦壁部8aおよび底壁部8cを、この第二の斜行壁部8iの前方に連設してある。
【0022】
さらに、本実施形態では、リヤホイールハウスレインフォース7とバックピラー6との間に、ウエストレインフォース8の後方で当該ウエストレインフォース8の延伸方向に略沿って伸びるリヤウエストレインフォース12を架設してある。本実施形態では、このリヤウエストレインフォース12が、本発明の第三の補強部材に相当する。このリヤウエストレインフォース12は、具体的には、インナパネル3の車幅方向外側に、断面略ハット状の部分あるいは部材7b,12a,12bを接合して閉断面を形成してある。なお、本実施形態では、最も前側の部分7bは、リヤホイールハウスレインフォース7から後方に突設させてある。
【0023】
なお、ウインドウパネルWは、ウインドウレギュレータ装置13や電動モータ14によって駆動される。本実施形態では、図4に示すように、リヤピラー5の車幅方向外側の部材としてのアウタパネル5aを空洞S側に膨出させ、リヤピラー5内に電動モータ14を収容している。また、ウインドウレギュレータ装置13は、空洞S内に収容している。
【0024】
以上、説明したように、本実施形態では、リヤフェンダパネル2の車幅方向内側で前後方向に略沿って伸びる補強部材としてのウエストレインフォース8を、縦壁部8aと底壁部8cとを有して略L字状断面を形成するように構成し、縦壁部8aの上縁8dをリヤフェンダパネル2の上縁2bを折り曲げた折曲縁部2cで挟んで固定するとともに、底壁部8cの側縁8eをリヤフェンダパネル2の内面2dに接着して固定した。かかる構成によれば、リヤフェンダパネル2の内面2dに沿うように配置したウエストレインフォース8とリヤフェンダパネル2とで閉断面を形成して補強することができる。したがって、車体後部構造1の剛性および強度を向上させつつ、ウエストレインフォース8の車幅方向内側にウインドウパネルWの可動領域としての空洞Sを確保することができる。ウエストレインフォース8は前後方向に略沿って延伸するため、かかる構成によって特に車両後面衝突時など、後方からの入力荷重に対する剛性および強度を向上することができる。
【0025】
また、本実施形態では、リヤホイールハウス4の上部4aから上方に突設された第二の補強部材としてのリヤホイールハウスレインフォース7を設け、ウエストレインフォース8をリヤホイールハウスレインフォース7に固定した。よって、かかる構成によれば、本来は車輪からの入力を分散させる補強部材としてのリヤホイールハウスレインフォース7を利用して、より効率良く車体後部構造1の剛性および強度を高めることができる。また、側面衝突時など、リヤフェンダパネル2に対する車幅方向外側からの入力荷重を、リヤホイールハウスレインフォース7に伝達して分散することができ、側方(車幅方向外側)からの入力荷重に対する剛性および強度も向上することが可能となる。また、ウエストレインフォース8の車体に対する支持剛性を高めることができる上、ウエストレインフォース8を介してリヤフェンダパネル2とリヤホイールハウスレインフォース7とが結合される分、ウエストレインフォース8が設けられた部分のねじれ剛性や曲げ剛性を高めることができる。
【0026】
また、本実施形態では、ウエストレインフォース8には、リヤホイールハウスレインフォース7に固定するフランジ部8jから前方かつ車幅方向外側に向けて斜めに伸びてリヤフェンダパネル2に近接する第一の斜行壁部8gを設け、当該第一の斜行壁部8gの前方に隣接して、リヤフェンダパネル2の内面2dと接着される接着固定部8hを設け、当該接着固定部8hの前方に、当該接着固定部8hから前方かつ車幅方向内側に向けて斜めに伸びる第二の斜行壁部8iを設け、縦壁部8aおよび底壁部8cを、この第二の斜行壁部8iの前方に連設してある。よって、かかる構成によれば、リヤホイールハウスレインフォース7に対する車両後方からの入力荷重を、第一の斜行壁部8g、および接着固定部8hを介して、リヤフェンダパネル2にもより確実に伝達することができ、その分、車体後部構造1の剛性および強度をより一層高めることができる。また、リヤフェンダパネル2ならびに第一の斜行壁部8gを介して接着固定部8hに車両後方から入力された荷重を、第二の斜行壁部8iを介してウエストレインフォース8にもより確実に伝達することができ、その分も、車体後部構造1の剛性および強度をより一層高めることができる。さらに、第一の斜行壁部8gがリヤフェンダパネル2とウエストレインフォース8の周壁(縦壁部8aおよび底壁部8c)との間を塞ぐ壁となり、また第二の斜行壁部8iがリヤフェンダパネル2とリヤホイールハウスレインフォース7との間に介在する壁となるため、ウエストレインフォース8が設けられた部分のねじれ剛性や曲げ剛性を高めることができる。しかも、かかる構成は、一枚のパネルをプレス成形等することで、比較的容易に得ることができる。
【0027】
また、本実施形態では、ウエストレインフォース8をリヤホイールハウスレインフォース7に締結具10によって固定(締結)した。そして、リヤホイールハウスレインフォース7の車幅方向内側にインナパネル3を設け、インナパネル3に、ウエストレインフォース8をリヤホイールハウスレインフォース7に固定(締結)する締結具10を挿通させる貫通孔3aを形成した。仮にウエストレインフォース8とリヤホイールハウスレインフォース7とを溶接によって固定すると、スポットガン等の溶接工具を挿入する領域を確保する必要が生じ、貫通孔3aをより大きく形成したり、リヤホイールハウスレインフォース7の膨出量を小さくしてインナパネル3とリヤフェンダパネル2との隙間を広げたりすることになって、車体後部構造1の剛性および強度が損なわれる虞がある。この点、本実施形態のように、貫通孔3aを車幅方向内側から挿通させた締結具10によって締結すれば、このような剛性および強度の低下を回避することができる上、固定する作業自体もより容易に行うことができる。
【0028】
また、本実施形態では、リヤホイールハウスレインフォース7の後方で上下方向に略沿って伸びるピラー部材としてのバックピラー6と、リヤホイールハウスレインフォース7とバックピラー6との間に架設されウエストレインフォース8の後方で当該ウエストレインフォース8の延伸方向に略沿って伸びる第三の補強部材としてのリヤウエストレインフォース12と、を設けた。よって、リヤホイールハウスレインフォース7の前後両側に、前方から後方につながる一連の補強部材を形成することができ、後方からの入力荷重の分散性をより一層高めて、車体後部構造1の剛性および強度をより一層高めることができる。
【0029】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
【0030】
例えば、補強部材の断面は、完全なL字となっていることは必須ではなく、全体的に略L字となっていればよい。例えば、縦壁部と底壁部との間に面取部を設けたり、縦壁部と底壁部との間を多段に屈曲させたりしてもよい。
【0031】
また、補強部材(上記実施形態ではウエストレインフォース8)を、第二の補強部材(上記実施形態ではリヤホイールハウスレインフォース7)を超えて後方に延伸させてもよい。
【0032】
また、第三の補強部材(上記実施形態ではリヤウエストレインフォース12)を、複数の部材を継ぎ合わせるのではなく一つの部材から構成してもよいし、第二の補強部材と全体的に一体化して構成してもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 車体後部構造
2 リヤフェンダパネル
2b 上縁
2c 折曲縁部
2d 内面
4 リヤホイールハウス
4a 上部
6 バックピラー(ピラー部材)
7 リヤホイールハウスレインフォース(第二の補強部材)
8 ウエストレインフォース(補強部材)
8a 縦壁部
8b 下縁部
8c 底壁部
8d 上縁
8e 側縁
8g 第一の斜行壁部
8h 接着固定部
8i 第二の斜行壁部
8j フランジ部(固定部)
9 接着剤
10 締結具
12 リヤウエストレインフォース(第三の補強部材)
W ウインドウパネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の後部かつ側部の外板としてのリヤフェンダパネルと、
前記リヤフェンダパネルの車幅方向内側で前後方向に略沿って伸びる補強部材と、
を備えた車体後部構造において、
前記補強部材は、前後方向に略沿って伸びる略帯状の縦壁部と当該縦壁部の下縁部より車幅方向外側で前後方向に略沿って伸びる略帯状の底壁部とを有し、当該縦壁部と底壁部とによって略L字状の断面を形成し、
前記縦壁部の上縁をリヤフェンダパネルの上縁を折り曲げた折曲縁部で挟んで固定し、前記底壁部の側縁をリヤフェンダパネルの内面に接着して固定したことを特徴とする車体後部構造。
【請求項2】
リヤホイールハウスの上部から上方に突設された第二の補強部材を備え、
前記補強部材を前記第二の補強部材に固定したことを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
【請求項3】
前記補強部材に、
前記第二の補強部材との固定部から前方かつ車幅方向外側に向けて斜めに伸びて前記リヤフェンダパネルに近接する第一の斜行壁部と、
前記第一の斜行壁部の前方に隣接して設けられ前記リヤフェンダパネルの内面と接着される接着固定部と、
前記接着固定部から前方かつ車幅方向内側に向けて斜めに伸びる第二の斜行壁部と、
を設け、
前記第二の斜行壁部の前側に前記縦壁部と前記底壁部とを連設したことを特徴とする請求項2に記載の車体後部構造。
【請求項4】
前記補強部材と前記第二の補強部材とを締結具によって固定したことを特徴とする請求項2または3に記載の車体後部構造。
【請求項5】
前記第二の補強部材の後方で上下方向に略沿って伸びるピラー部材と、
前記第二の補強部材と前記ピラー部材との間に架設され、前記補強部材の後方で前記補強部材の延伸方向に略沿って伸びる第三の補強部材と、
を備えることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一つに記載の車体後部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−162985(P2010−162985A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−5700(P2009−5700)
【出願日】平成21年1月14日(2009.1.14)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】