説明

通信装置

【課題】ネットワーク内のIP電話機、IPファクシミリ装置などの装置とそのネットワーク外の装置とがIP通信によりやり取りする通信内容を管理ないし監視することができる通信装置を提供すること。
【解決手段】自装置1が属するLAN11内の装置とLAN11外の装置16が行うIP通信を中継する通信装置1であって、メディア種別情報毎に保存要否情報を対応付けて設定するテーブルTを備え、SIPのシグナリングメッセージとともに送受信される情報に基づいてメディア種別情報を検出し、検出したメディア種別情報に対応付けられた保存要否情報が保存要に設定されている場合に、LAN11内の装置とLAN11外の装置16の間で送受信されるメディアデータを抽出して保存する通信装置1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク内の装置とそのネットワーク外の装置とがSIP(Session Initiation Protocol)等の呼制御プロトコルを利用してIP(Internet Protocol)通信を行う場合に、その通信内容を監視ないし管理するための通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
IP電話通信、IPファクシミリ通信など、呼制御プロトコルを利用して、音声データや画データを送受信する装置が普及している(例えば、特許文献1、2参照)。企業等においては、かかるIP電話機、IPファクシミリ装置等をLAN(ローカルエリアネットワーク)に接続して使用することが多い。
【0003】
【特許文献1】特開2002−101256号公報
【特許文献2】特開2000−224333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、LAN内のIP電話機やIPファクシミリ装置とそのLAN外の装置とがやり取りする音声データ、画データを当該LANの管理者によって監視ないし管理したいという要望がある。
【0005】
しかし、呼制御プロトコルを利用して音声データや画データを送受信する通信装置は提案されているものの、LANに接続された装置とそのLAN外にある装置がやり取りする通信内容を監視ないし管理する通信装置は未だ提案されていない。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ネットワーク内のIP電話機、IPファクシミリ装置などの装置とそのネットワーク外の装置とがIP通信によりやり取りする通信内容を管理ないし監視することができる通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1記載の通信装置は、自装置が属するネットワーク内の装置と該ネットワーク外の装置が行うIP通信を中継する通信装置であって、前記ネットワーク内の装置と前記ネットワーク外の装置の間で送受信されるメディアデータを抽出する抽出手段と、抽出された前記メディアデータを保存する保存手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、メディアデータの保存要否情報を設定する設定手段を更に備え、前記抽出手段によるメディアデータの抽出及び前記保存手段による抽出されたメディアデータの保存は、前記保存要否情報が保存要に設定されている場合に行われることを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、メディア種別情報毎に保存要否情報を対応付けて設定する設定手段と、前記ネットワーク内の装置と前記ネットワーク外の装置がメディアデータを送受信する前に呼制御プロトコルにより送受信する情報に基づいて送受信されるメディアデータのメディア種別情報を検出する検出手段と、を更に備え、前記抽出手段によるメディアデータの抽出及び前記保存手段による抽出されたメディアデータの保存は、前記検出手段が検出したメディア種別情報に対応付けられた保存要否情報が保存要に設定されている場合に行われることを特徴としている。
【0010】
請求項4記載の通信装置は、請求項1乃至3の何れか1に記載の通信装置記載において、前記保存手段が保存したメディアデータを外部の装置に出力する出力手段を更に備えることを特徴としている。
【0011】
請求項5記載の通信装置は、請求項1乃至3の何れか1に記載の通信装置記載において、前記保存手段が保存したメディアデータを再生する再生手段を更に備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の通信装置によれば、通信装置が属するネットワーク内の装置とネットワーク外の装置との間でIP通信により送受信されるメディアデータを管理することができる。例えば企業等のLANに設置するルータに本発明に係る機能を持たせれば、企業内の従業者等が企業外の者とやりとりするIP電話、IPファクシミリ等の通信内容を管理ないし監視することが可能となる。
【0013】
請求項2記載の通信装置によれば、メディアデータを保存するか否かを設定できるので、管理者の意図に則した運用が可能となる。
【0014】
請求項3記載の通信装置によれば、メディアデータのメディア種別毎に保存するか否かを設定することができるので、より一層、管理者の意図に則した運用が可能である。例えば、IP電話の通話内容のみを監視したい場合は、音声データについてのみ保存要否情報を保存要に設定し、IPファクシミリの通信内容のみを監視したい場合は、静止画データについてのみ保存要否情報を保存要に設定することにより、メディア種別を限定した管理ないし監視が可能となる。
【0015】
請求項4記載の通信装置によれば、保存したメディアデータのファイルは、他の装置へ出力することができるので、保存したメディアデータを利用する際の利便性が向上する。
【0016】
請求項5記載の通信装置によれば、保存したメディアデータは、通信装置において再生することができるので、管理者は迅速にメディアデータの内容を確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下本発明の実施の形態に係る通信装置について図面に基づいて説明する。図1に本発明の実施の形態に係る通信装置1の構成例及び通信装置1が接続されるネットワークの一例を示す。図示するように、通信装置1は、制御部2、記憶部3、操作部4、表示部5、記録部6、コーデック7、LANインタフェース8、IP網通信部9、補助記憶部10、動画再生部M1、音声再生部M2及びスピーカSを備える。
【0018】
制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、この通信装置1を構成する各部を制御する。記憶部3はRAM等で構成され、後述するテーブルT等を記憶している。操作部4は、キーボード、マウス等の入力手段を具備し、ユーザの操作により情報の入力を受付ける。表示部5は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニタからなり、制御部2から受けた画データや動画再生部から受けた動画データを表示する。記録部6は、制御部2から受けた画データを記録用紙上に印刷する。コーデック7は、音声データ、動画データ、静止画データにそれぞれ対応する複数のコーデックを備える。例えば、WAV形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式などに対応したコーデックを備える。
【0019】
LANインタフェース8は、通信装置1とLAN(ローカルエリアネットワーク)11とを接続するインターフェースである。LAN11には、PC(パーソナルコンピュータ)13a、13b、複数の電話機14a乃至14cが繋がれたPBX(Private Branch Exchange;構内交換機)14が接続されている。通信装置1はLAN11外の装置16(以下「外部装置16」という。)とLAN11内の装置との間で伝送されるパケットを中継する。IP網通信部9は、インターネットやイントラネットなどのIP網15との接続制御を行う。補助記憶部10には、音声データ、動画データ、静止画データ等のメディアデータを記憶保存するのに十分な記憶容量を有する補助記憶装置、例えばHD(ハードディスク)、MT(磁気テープ)等が使用される。
【0020】
動画再生部M1は、制御部2から受けた動画データの表示部5及びスピーカSへの出力制御を行う。音声再生部M2は、制御部2から受けた音声データのスピーカSへの出力制御を行う。
【0021】
PC13a、13bは、例えばパーソナルコンピュータにOS(オペレーティングシステム)、通信アプリケーション等が組み込まれてなるものであり、外部装置16と画データ、音声データ、動画データ等のメディアデータの送受信をすることができる。PBX14は、IP電話用PBXであり、IP網15から通信装置1を中継して着信したIP電話を電話機14a乃至14cに振り分ける。
【0022】
前記記憶部3に記憶されたテーブルは、メディア種別情報毎に、外部装置16とLAN11内の装置との間で送受信されるメディアデータの保存の要否を指定する保存要否情報と、保存する場合に使用するファイル形式を指定するファイル形式情報を対応付けて記憶している。テーブルの内容は、操作部4における所定操作によって、追加、削除、変更等の編集をすることができ、これによりメディア種別毎にメディアデータの保存要否情報及びファイル形式情報が対応付けて設定される。なお、本実施形態では、メディアデータの保存要否情報は、メディア種別毎に設定されるようになっているが、全てのメディア種別に対して同一の保存要否情報を一括して設定できるようにしてもよい。
【0023】
図2に具体的に示したテーブルTは、「メディア種別」フィールド、「保存」フィールド及び「ファイル形式」フィールドを具備する。各フィールドの同一レコードに格納された情報は、相互に対応付けて設定される。「メディア種別」フィールドには、音声データ、動画データ又は画データ(静止画データ)の3種類のメディア種別情報が設定可能となっている。「保存」フィールドには、保存要否情報が格納されており、メディアデータの保存要を指定する情報「保存する」と、メディアデータの保存不要を指定する情報「保存しない」が設定可能となっている。「ファイル形式」フィールドには、通信装置1がメディアデータを保存する際に、適用するファイル形式を指定するファイル形式情報が格納されている。該ファイル形式情報としては、例えばWAV、MPEG等が設定可能となっている。なお、図示するテーブルの内容は例示であり、メディアデータの種別情報、ファイル形式情報は、図示する以外のものを設定可能としてもよい。
【0024】
以上説明した構成を備える通信装置1は、UDP/IP、TCP/IP、SIP、SDP(Session Description Protocol)、RTP(Real-Time Transport Protocol)などを実装している。通信装置1は、LAN11内の装置と外部装置16の通信を中継する際に、メディアデータの送受信開始前にやり取りされる情報に基づいて、メディアセッションで送受信されるメディアデータのメディア種別情報を検出する。そして、テーブルTを参照して、検出したメディア種別情報に対応付けられた保存要否情報が保存要に設定されている場合に、中継するメディアデータを抽出して保存する。一方、保存要否情報が保存不要に設定されている場合には、中継するメディアデータの保存は行わない。以下、かかる通信装置1の処理動作について更に詳細に説明する。
【0025】
通信装置1は、LAN11内の装置と外部装置16が送受信するメディアデータのメディア種別情報を検出するために、メディアセッションを開始前に双方装置間で送受信されるSIPのシグナリングメッセージを検出する。SIPのシグナリングメッセージには、セッション参加リクエスト「INVITE」、レスポンスコード「200 OK」、「INVITE」に対する最終レスポンス「ACK」などがあるが、通信装置1は、これらのシグナリングメッセージのやり取りを検出すると、何れかのSIPヘッダの後のメッセージボディ部にSDPによって記述された情報に基づいて、メディアセッションで送受信されるメディアデータのメディア種別を検出する。
【0026】
例えば、図3に示すように、制御部2は、レスポンスコード「200 OK」のSIPヘッダ21の後にSDPによって記述されたメディアセッションに関する着呼側の応答情報22(22a、22b)を解析し、着呼側が発呼側の提案に対して受諾したメディア種別情報を双方装置間で送受信されるメディアデータのメディア種別情報として検出する。すなわち、応答情報22aのように、「m」行に音声データを指定する情報「audio」が記述されている場合は、メディアデータのメディア種別情報として音声データを指定する情報を検出する。一方、応答情報22bのように、「m」行に静止画データを指定する情報「FAX」が記述されている場合は、メディアデータのメディア種別情報として静止画データを指定する情報を検出する。その他、図示しないが、「m」行に動画データを指定する情報「video」などが記述されている場合には、メディアデータのメディア種別情報として動画データを指定する情報を検出する。
【0027】
なお、本実施の形態においては、レスポンスコード「200 OK」に係るSIPヘッダ21の後に記述された情報22が解析されることによりメディア種別の検出がなされるが、これは、双方装置間で最終的に決定されたメディア種別情報が「200 OK」に係るSIPヘッダ21の後に記述された情報22に含まれていることを前提とする場合である。したがって、双方装置間で最終的に決定されたメディア種別情報が、双方装置間の通信に関する取り決め等によって、その他のSIPヘッダ21の後に記述される情報に含まれるようになっている場合には、当該その他のSIPヘッダ21の後に記述されている情報を解析してメディア種別情報を検出するようにする。
【0028】
つぎに、LAN11内の装置が外部装置16とSIPを利用してメディアデータを送受信する際に実行する通信装置1の処理動作について図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0029】
通信装置1の制御部2は、LAN11内の装置と外部装置16との間で送受信される発呼又は着呼を示すセッション参加リクエスト「INVITE」等を検出し(S1)、レスポンスコード「200 OK」を受信すると(S2:YES)、受信したレスポンスコード「200 OK」のSIPヘッダ21の後に記述されたメディアセッションに関する着呼側の応答情報22(22a、22b)を解析して双方装置間で送受信されるメディアデータのメディア種別情報を検出する(S3)。
【0030】
次いで、制御部2はテーブルTを参照して、検出したメディア種別情報に対応付けられた保存要否情報が保存要に設定されているか否かを判断する(S4)。保存要否情報が保存不要に設定されている場合は(S4:NO)、引き続きIP通信の中継処理のみを行いメディアデータの抽出及び保存処理は行わない。一方、保存要否情報が保存要に設定されている場合は(S4:YES)、発呼側装置及び被呼側装置を特定する情報、例えば発呼側装置及び被呼側装置のIPアドレスを中継する通信データから検出する(S5)。そして、メディアセッションで送受信されるメディアデータを当該通信が終了するまで抽出し、記憶部3に一時的に記憶する(S6、S7)。
【0031】
制御部2はテーブルTを参照して、抽出した後、記憶部3に記憶しているメディアデータに対して、当該メディアデータのメディア種別情報に対応付けられたファイル形式に従ってコーデック7で変換処理を行う。そして、変換したメディアデータを前記S5で検出した発呼側及び被呼側を特定する情報並びに各種情報と対応付けて補助記憶部10に保存する(S8)。ここで、各種情報は、当該メディアデータの通信日時情報、メディア種別情報、ファイル形式情報などである。
【0032】
通信装置1は、上記保存したメディアデータを、再生、出力(転送)等する機能を有する。通信装置1の操作部4において所定操作が行われると、例えば図5に示すように、補助記憶部10に保存されたメディアデータに対応付けられた情報(前記した発呼側及び被呼側を特定する情報、各種情報)が表形式で表示部5に表示される。
【0033】
操作部4の所定操作により、表示されたメディアデータの中から何れかが選択され、選択されたメディアデータを再生すべき操作、例えば表示部5に表示された「再生」ボタンの選択がなされると、選択されたメディアデータが再生される。すなわち、選択されたメディアデータが音声データである場合は、当該音声データに対して、コーデック7、音声再生部M2等によってデータ変換処理等がなされ、スピーカSから音声データが再生される。選択されたメディアデータが静止画データである場合は、記録部6において当該静止画データが記録紙に記録される。選択されたメディアデータが動画データである場合は、当該動画データに対して、コーデック7、動画再生部M1等によってデータ変換処理等がなされ、表示部5で動画が再生され、音声がある場合にはスピーカSから当該動画データに含まれる音声データが併せて再生される。
【0034】
操作部4の所定操作により、表示されたメディアデータの中から何れかが選択され、選択されたメディアデータを転送すべき操作、例えば表示部5に表示された「転送」ボタンの選択がなされると、例えば図5下に示すような、転送先を指定するための画面情報を表示部5に表示し、ユーザが指定した宛先に対して選択されたメディアデータのファイルが転送される。ここで、転送手段は、特に限定されないが、例えば、通信装置1に電子メール通信機能などを持たせることにより、電子メールにメディアデータのファイルを添付して転送することができる。
【0035】
以上説明した実施の形態においては、呼制御プロトコルとしてSIPを例に挙げて説明したが、メディアデータの種別情報をメディアデータの送受信開始前に予め検出できれば、その他の呼制御プロトコルを適用してもよい。また、メディアデータの種別情報がSDPにより記述された場合を例に挙げて説明したが、メディアデータの種別情報を検出できれば、記述方式は、SDPに限定されない。更にまた、メディアデータとして、音声データ、動画データ、静止画データを例にあげて説明したが、勿論これら以外のメディアデータを適用してもよい。
【0036】
以上の説明から明らかなように、本発明の実施の形態に係る通信装置1によれば、通信装置1が属するLAN11内の装置とLAN11外の装置16との間でIP通信により送受信されるメディアデータを保存することができ、これにより、当該メディアデータの監視ないし管理を行うことが可能となる。また、メディアデータのメディア種別毎に保存するか否かを設定することができるので、管理者の意図に則した運用が可能である。例えば、通話を監視したい場合は、音声データについてのみ保存要否情報を保存要に設定することにより、LAN11の内外でやり取りされる音声データのみを保存することができる。また、保存したメディアデータのファイルは、通信装置1において再生することができるので、管理者は迅速にメディアデータの内容を確認することができる。また、保存したメディアデータのファイルは、他の装置へ転送等により出力することができるので、保存したメディアデータを利用する際の利便性が向上する。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、例えば、LAN内の装置とLAN外の装置の間で行われるIP通信を中継する通信装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信装置の構成例及び該通信装置が設置されるネットワーク構成例を示した図である。
【図2】メディアデータの種別情報、保存要否情報及びファイル形式情報を対応付けて記憶するテーブルの一例を示した図である。
【図3】SIPヘッダの後にSDPにより記述された情報の例を示した図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る通信装置がLAN内の装置とLAN外の装置の間でSIPを利用して行われるIP通信を中継する際に実行する処理動作を示したフローチャートである。
【図5】保存しているメディアデータのファイルから再生又は転送するファイルを選択するために表示される画面表示及びファイルの転送先を入力するための画面表示の例を示した図である。
【符号の説明】
【0039】
T テーブル
S スピーカ
M1 動画再生部
M2 音声再生部
1 通信装置
2 制御部
3 記憶部
5 表示部
6 記録部
7 コーデック
10 補助記憶部
11 LAN
13a、13b PC(通信装置が属するネットワーク内の装置)
14 PBX(通信装置が属するネットワーク内の装置)
16 外部装置(通信装置が属するネットワーク外の装置)
22a、22b SDPにより記述されたメディアセッションに関する応答情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自装置が属するネットワーク内の装置と該ネットワーク外の装置が行うIP通信を中継する通信装置であって、前記ネットワーク内の装置と前記ネットワーク外の装置の間で送受信されるメディアデータを抽出する抽出手段と、抽出された前記メディアデータを保存する保存手段と、を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項2】
メディアデータの保存要否情報を設定する設定手段を更に備え、前記抽出手段によるメディアデータの抽出及び前記保存手段による抽出されたメディアデータの保存は、前記保存要否情報が保存要に設定されている場合に行われることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
メディア種別情報毎に保存要否情報を対応付けて設定する設定手段と、前記ネットワーク内の装置と前記ネットワーク外の装置がメディアデータを送受信する前に呼制御プロトコルにより送受信する情報に基づいて、メディアデータのメディア種別情報を検出する検出手段と、を更に備え、前記抽出手段によるメディアデータの抽出及び前記保存手段による抽出されたメディアデータの保存は、前記検出手段が検出したメディア種別情報に対応付けられた保存要否情報が保存要に設定されている場合に行われることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項4】
前記保存手段が保存したメディアデータを外部の装置に出力する出力手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記保存手段が保存したメディアデータを再生する再生手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1に記載の通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−54651(P2006−54651A)
【公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−234494(P2004−234494)
【出願日】平成16年8月11日(2004.8.11)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】