説明

進行方向表示装置

【課題】移動体の進行方向を正確に表示することができる進行方向表示装置を提供すること。
【解決手段】ROM4には、加速度と移動体の進行方向との対応関係を移動体の進行方向に対する加速度センサ9の設置方向ごとに定義するテーブルの中から記憶媒体上のデータが示す加速度センサ9の設置方向に応じた対応関係を選択する選択ステップと、選択ステップで選択された対応関係を用いて記憶媒体上のデータが示す加速度に対応する移動体の進行方向を算出する算出ステップとをCPU5に実行させる進行方向算出プログラムが格納されている。本実施の形態では、加速度と移動体の進行方向との対応関係として、加速度の正負と移動体の進行方向との対応関係が定義されている。また、加速度センサ9の設置方向として、加速度センサ9のy軸の設置方向が用いられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体の進行方向を画面に表示させる進行方向表示装置に関するものであって、より詳しくは、移動体の進行方向を画面に表示させる機能を有するナビゲーション装置や移動端末などに関するものである。
【背景技術】
【0002】
背景技術として、速度センサからの速度パルス出力信号が0になったときの加速度センサの出力値を0としてメモリに記憶させ、再び速度センサからの速度パルス出力信号が得られたときの加速度センサの出力値がメモリに記憶されたオフセット値に対して正か負かを比較して車両が前進しているか後進しているかを判断する制御部を備え、リバース信号を用いることなく車両が前進しているか後進しているかを判断することができるカーナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、背景技術として、パルス加速度およびセンサ加速度に基づいて加速度センサの2軸のうち車両の進行方向に一致している軸を判定する加速度センサ軸判定手段と、パルス加速度およびセンサ加速度に基づいて加速度センサ軸判定手段によって車両の進行方向に一致していると判定された軸の極性のうちどちらの極性が車両の前進方向と一致するかを判定する加速度センサ極性判定手段とを備え、リバース信号を用いることなく車両が前進しているか後進しているかを判断することができるナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【特許文献1】特許第3260075号公報(第2頁ないし第3頁ならびに図2および図4)
【特許文献2】特開2002−277266号公報(第4頁ないし第10頁ならびに図1、図5および図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、加速度センサの軸と車両の進行方向とを予め一致させるとともに加速度センサの極性を予め設定する必要があるという問題があった。他方、特許文献2に記載のものにおいては、加速度センサの2軸の一方が車両の進行方向に一致していなければ、進行方向の加速度は、2軸の加速度センサそれぞれの成分に分解されてしまうという問題があった。このように、特許文献1および特許文献2に記載のものにおいては、進行方向を決定する加速度を得るために加速度センサの軸と車両の進行方向とを精度良く一致させる必要があるが、その作業は容易ではなく、画面に表示された車両の進行方向が実際の進行方向と一致しないことが多かった。
【0005】
そこで、本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、移動体の進行方向を正確に表示することができる進行方向表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る進行方向表示装置は、テーブルに定義された加速度と移動体の進行方向との対応関係を用いて加速度に対応する移動体の進行方向を画面に表示させる制御手段を備える構成を有している。
【0007】
この構成によれば、加速度センサの設置方向を示すデータが記憶媒体に予め記憶され、または、加速度センサの設置方向を示すデータがユーザによって記憶媒体に記憶されれば、加速度センサの軸を移動体の進行方向に一致させなくとも、正確な移動体の進行方向が算出される。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、テーブルに定義された加速度と移動体の進行方向との対応関係を用いて加速度に対応する移動体の進行方向を画面に表示させる制御手段を設けることによって、移動体の進行方向を正確に表示することができるという効果を有する進行方向表示装置を提供することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明に係る進行方向表示装置を実施するための最良の形態であるナビゲーション装置について、図1ないし図8を参照しながら説明する。まず、本実施の形態に係るナビゲーション装置1の構成を図1を参照しながら説明する。
【0010】
図1に示すように、ナビゲーション装置1は、各種デバイスからのデータを入力する入力I/F2と、各種データを記憶するHDD3と、各種プログラムを格納するROM4と、ROM4に格納されたプログラムを実行するCPU5と、CPU5からの処理データなどを保持するRAM6と、CPU5からの処理データなどを出力する出力I/F7とを備える。
【0011】
入力I/F2には、GPSデータを受信するGPSレシーバ8と、加速に応じてデータを出力する加速度センサ9と、角速度に応じてデータを出力する角速度センサ10と、速度に応じてデータを出力する速度センサ11と、操作に応じてデータを出力する操作パネル12とが接続されている。ここで、図2に示すように、加速度センサ9は、互いに直交するx軸およびy軸を有し、加速に応じて各軸成分のデータを出力する。y軸は、ナビゲーション装置1の中心からその正面への向きとは逆方向を正とする軸である。ナビゲーション装置1が移動体に設置されると、x軸およびy軸からなる平面は、地面に対して平行になる。
【0012】
HDD3には、地図データや探索データなどのナビゲーションデータ、加速度と移動体の進行方向との対応関係を移動体の進行方向に対する加速度センサ9の設置方向ごとに定義するテーブルや加速度センサ9のy軸の設置方向を入力させるための入力画面データなどが記憶されている。
【0013】
ROM4には、加速度と移動体の進行方向との対応関係を移動体の進行方向に対する加速度センサ9の設置方向ごとに定義するテーブルの中から記憶媒体上のデータが示す加速度センサ9の設置方向に応じた対応関係を選択する選択ステップと、選択ステップで選択された対応関係を用いて記憶媒体上のデータが示す加速度に対応する移動体の進行方向を算出する算出ステップとをCPU5に実行させる進行方向算出プログラムが格納されている。本実施の形態では、加速度と移動体の進行方向との対応関係として、加速度の正負と移動体の進行方向との対応関係が定義されている。また、加速度センサ9の設置方向として、加速度センサ9のy軸の設置方向が用いられている。
【0014】
出力I/F7には、CPU5からの処理データに応じて音声を出力するスピーカ13と、CPU5からの処理データに応じて画像を出力するディスプレイ14とが接続されている。
【0015】
以上のように構成されたナビゲーション装置1について、図3ないし図8を参照しながらその動作を説明する。図3に示すように、CPU5は、ROM4に格納された進行方向算出プログラムを用いて、以下の処理を実行する。
【0016】
CPU5は、設置方向値を示すデータがRAM6に保持されているか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、設置方向値が設定済みか否かが判定される。ここで、設置方向値とは、x軸およびy軸からなる平面を区分してなる各領域に対して付された方向値のうち加速度センサ9のy軸が属する領域に付された値をいう。
【0017】
具体的には、図4に示すように、ナビゲーション装置1の中心を通り移動体の進行方向に平行な直線C1がx軸およびy軸からなる平面上に定義される。x軸およびy軸からなる平面上には、さらに、直線C1とのなす角が45°になる2つの直線C2およびC3が定義される。直線C2およびC3は、互いに直交しており、x軸およびy軸からなる平面を4つの領域に区分している。各領域には、方向値として「000」、「001」、「010」および「011」が付されている。そして、図4に示される場合では、加速度センサ9のy軸が方向値「000」の領域に属しているので、「000」が設置方向値となる。
【0018】
さて、ステップS1で設置方向値を示すデータがRAM6に保持されているとの判定がなされると(S1のYes)、CPU5は、RAM6に保持された速度センサからのデータを用いて速さ|v|が一定値Vc以下であるか否かを判定する(ステップS2)。一定値Vcとしては、移動体が停止している場合に速度センサからのデータが示す速度であることが好ましい。
【0019】
ステップS2で速さ|v|が一定値Vc以下であるとの判定がなされると(S2のYes)、CPU5は、速さ|v|が一定値Vc以下である場合における加速度αcを示すデータをHDD3に記憶させる(ステップS3)。ここで、加速度αcは、速さ|v|が一定値Vc以下である場合に加速度センサ9からのデータによって示される。つまり、加速度αcを示すデータは、移動体が斜面に位置している場合などに加速度センサ9が重力加速度に応じて出力するデータである。そして、加速度αcは、数式1で定義される。
【0020】
(数1)αc=(αcx、αcy)
ステップS3で加速度αcを示すデータが記憶されると、または、ステップS2で速さ|v|が一定値Vc以下ではないとの判定がなされると(S2のNo)、CPU5は、HDD3に記憶された加速度αcを用いて加速度αgを補正する(ステップS4)。ここで、加速度αgは、数式2で定義される。また、補正後の加速度αgaは、数式3で定義される。
【0021】
(数2)αg=(αgx、αgy)
(数3)αga=(αgax、αgay)=αg−αc
ステップS4で加速度αgが補正されると、CPU5は、補正後の加速度データを用いて補正後の加速度αgaが加速度センサ9のx軸となす角θを算出する(ステップS5)。ここで、なす角θは、反時計周りの方向を正として(図5(a)を参照)、数式4で定義される(但し、−180°≦θ≦180°)。
【0022】
(数4)θ=tan−1(αgay/αgax)
ステップS5でなす角θが算出されると、CPU5は、角速度センサ10からの角速度ωを示すデータおよび速度センサ11からの速度vを示すデータを用いて移動体の回動による求心加速度αoを算出する(ステップS6)。ここで、求心加速度αoは、数式5で定義される。
【0023】
(数5)αo=v・ω
ステップS6で求心加速度αoが算出されると、CPU5は、補正後の加速度αgaを示すデータ、なす角θを示すデータおよび求心加速度αoを示すデータを用いて差分加速度αdが加速度センサ9のx軸となす角φを算出する(ステップS7)。ここで、差分加速度の大きさ|αd|は、数式6で定義される。また、なす角φは、反時計回りの方向を正として(図5(b)を参照)、数式7で定義される(但し、−180°≦φ≦180°)。
【0024】
(数6)|αd|=(|αga|−|αo|1/2
(数7)φ=θ+sin−1(−|αo|/|αga|)
ステップS7でなす角φが算出されると、CPU5は、差分加速度の大きさ|αd|が一定値αs以上であるか否かを判定する(ステップS8)。ここで、一定値αsは、0より大きな値であって、適宜設定される値である。
【0025】
ステップS8で差分加速度の大きさ|αd|が一定値αs以上ではないとの判定がなされると(S8のNo)、CPU5は、進行方向算出プログラムに対応する処理を終了する。
【0026】
他方、ステップS8で差分加速度の大きさ|αd|が一定値αs以上であるとの判定がなされると(S8のYes)、CPU5は、なす角φを示すデータおよび差分加速度の大きさ|αd|を示すデータを用いて差分加速度αdを算出する(ステップS9)。ここで、差分加速度αdは、数式8で定義される。
【0027】
(数8)αd=(|αd|cosφ、|αd|sinφ)=(αdx、αdy)
ステップS9で差分加速度αdが算出されると、CPU5は、HDD3に記憶されたテーブルが示す差分加速度αdと移動体の進行方向との対応関係のうちRAM6に保持されているデータが示す設置方向値に応じた対応関係を選択する(ステップS10)。
【0028】
ステップS10で対応関係が選択されると、CPU5は、RAM6に保持された設置方向値を示すデータ、HDD3に記憶されたテーブルのうちステップ10で選択されたものおよび差分加速度αdを示すデータを用いて移動体の進行方向を算出する(ステップS11)。具体的には、移動体が前進しているか後退しているかが算出される。ここで、設置方向テーブルは、差分加速度αdの正負と移動体の進行方向との関係を4つの設置方向値についてそれぞれ定義している。例えば、図6に示すように、加速度センサ9のy軸が設置方向値「000」の領域に属する場合、「αdy≧0」であれば、移動体が前進していることが算出される。他方、「αdy<0」であれば、移動体が後退していることが算出される。加速度センサ9のy軸が設置方向値「001」の領域に属する場合、「αdx≧0」であれば、移動体が後退していることが算出される。他方、「αdx<0」であれば、移動体が前進していることが算出される。加速度センサ9のy軸が設置方向値「010」の領域に属する場合、「αdx≧0」であれば、移動体が前進していることが算出される。他方、「αdx<0」であれば、移動体が後退していることが算出される。加速度センサ9のy軸が設置方向値「011」の領域に属する場合、「αdy≧0」であれば、移動体が後退していることが算出される。他方、「αdy<0」であれば、移動体が前進していることが算出される。
【0029】
ステップS11で移動体の進行方向が算出されると、CPU5は、移動体の進行方向を示すデータを用いて移動体の進行方向をディスプレイ14に表示させる(ステップS12)。例えば、図7(a)に示すように、加速度センサ9のy軸が進行方向とは平行ではなく、かつ、移動体が曲率を有する道路上を移動している場合であっても、図7(b)に示すように、ディスプレイ14は、実際の移動体の進行方向と同じ向きを進行方向として画面上に表示する。つまり、実際の移動体の進行方向と表示上の移動体の進行方向とは一致している。
【0030】
さて、ステップS1で設置方位が設定済みではないとの判定がなされると(S1のNo)、CPU5は、HDD3に記憶された入力画面データを用いて入力画面をディスプレイ14に表示させる(ステップS13)。図8に示すように、ディスプレイ14には、進行方向に対するナビゲーション装置1の正面の位置として、4つの領域AないしDが表示される。例えば、ユーザが操作パネル12によって進行方向に対するナビゲーション装置1の正面の位置として領域Cを指定した場合、加速度センサ9のy軸は領域Cとは対称の領域である領域Aに属するから、設置方向値「000」がHDD3に記憶される。他方、ユーザが操作パネル12によって進行方向に対するナビゲーション装置1の正面の位置として領域Dを指定した場合、加速度センサ9のy軸は領域Dとは対称の領域である領域Bに属するから、設置方向値「010」がHDD3に記憶される。
【0031】
以上本実施の形態によれば、移動体の前進および後退が移動体の前進および後退と差分加速度αdとの対応関係を定義するテーブルを用いて算出されるので、移動体が前進しているにもかかわらず表示上では移動体が前進していないという現象が防止され、移動体の進行方向を正確に表示することができる。
【0032】
本実施の形態によれば、移動体の前進および後退と差分加速度αdとの対応関係が加速度センサ9の設置方向ごとに定義されているので、加速度センサ9の設置方向が変化した場合であっても移動体が前進しているにもかかわらず表示上では移動体が前進していないという現象が防止され、移動体の進行方向をより正確に表示することができる。
【0033】
また、本実施の形態によれば、差分加速度αdが求心加速度αoなどの影響を考慮したものであるので、移動体の進行方向をより正確に表示することができる。
【0034】
また、本実施の形態によれば、ユーザがディスプレイ14の表示を見ながら操作パネル12を操作すれば、設置方向値が設定されるので、移動体の進行方向を正確に表示することを簡単な操作で実現できる。
【0035】
なお、以上の説明では、設置方向値を示すデータがユーザの操作によってRAM6に保持される例について説明したが、設置方向値を示すデータは製造時などに予め記憶媒体に記憶されていても構わない。この例によれば、設置方向が限られている端末においては、前述のステップS1およびステップS13の処理が省かれるとともに、設置方向値を設定する手間が省かれる。
【0036】
また、加速度と移動体の進行方向との対応関係として、加速度の数値と移動体の進行方向との対応関係が定義されてもよい。この例によれば、移動体の進行方向が加速度の個々の数値に応じて算出されるので、実際の移動体の進行方向と表示されている移動体の進行方向との一致率をより高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように、本発明に係る進行方向表示装置は、移動体の進行方向を正確に表示することができるという効果を有し、ナビゲーション装置や移動端末などとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係る進行方向表示装置を実施するための最良の形態であるナビゲーション装置の構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態における移動体の前進方向、ナビゲーション装置の設置位置および加速度センサの2軸の位置関係を示す関係図
【図3】本実施の形態に係るナビゲーション装置の動作を示すフロー図
【図4】本実施の形態における移動体の前進方向と設置方向値との関係を示す関係図
【図5】(a)重力による加速度、移動の加速度および補正後の加速度の関係を示す関係図(b)補正後の加速度、求心加速度および差分加速度の関係を示す関係図
【図6】本実施の形態における差分加速度の正負と移動体の進行方向との対応関係を示す対応関係図
【図7】(a)本実施の形態における実際の移動体の進行方向を示す図(b)本実施の形態におけるディスプレイに表示された移動体の進行方向を示す図
【図8】本実施の形態における設置方向値を入力させるための入力画面を示す図
【符号の説明】
【0039】
1 ナビゲーション装置(進行方向表示装置)
4 ROM(制御手段)
5 CPU(制御手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブルに定義された加速度と移動体の進行方向との対応関係を用いて加速度に対応する移動体の進行方向を画面に表示させる制御手段を備える進行方向表示装置。
【請求項2】
前記制御手段は、移動体の進行方向に対する加速度センサの設置方向ごとにテーブルに定義された複数の対応関係のうち記憶媒体上のデータが示す加速度センサの設置方向について定義された対応関係を用いて加速度に対応する移動体の進行方向を画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の進行方向表示装置。
【請求項3】
前記制御手段は、テーブルに定義された加速度の正負と移動体の進行方向との対応関係を用いて加速度の正負に対応する移動体の進行方向を画面に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の進行方向表示装置。
【請求項4】
テーブルに定義された加速度と移動体の進行方向との対応関係を用いて記憶媒体上のデータが示す加速度に対応する移動体の進行方向を算出する算出ステップをコンピュータに実行させる進行方向算出プログラム。
【請求項5】
移動体の進行方向に対する加速度センサの設置方向ごとにテーブルに定義された複数の加速度と移動体の進行方向との対応関係の中から記憶媒体上のデータが示す加速度センサの設置方向に応じた対応関係を前記算出ステップで用いられる対応関係として選択する選択ステップをコンピュータに実行させる請求項4に記載の進行方向算出プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−145217(P2006−145217A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−331527(P2004−331527)
【出願日】平成16年11月16日(2004.11.16)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】