遊技台

【課題】本発明は、回胴遊技機（スロットマシン）や弾球遊技機（パチンコ機）に代表される遊技台に関し、転落抽選のゲーム性において予告の矛盾を規制できる遊技台を提供することを目的とする。
【解決手段】事前予告報知態様は特定の当否判定結果を導出する場合にのみ出現可能な当り確定を示唆する特定事前予告報知態様を含んで構成されており、パチンコ機１００は、特定の当否判定結果を導出する確率が特図高確率、かつ非電サポ時には特定事前予告報知の出現を規制するようになっている。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
遊技球が第一の始動領域に進入したことに基づいて導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な第一の始動情報記憶手段と、
遊技球が第二の始動領域に進入したことに基づいて導出した始動情報を所定の上限数まで記憶可能な第二の始動情報記憶手段と、
前記第一の始動情報記憶手段および前記第二の始動情報記憶手段のうちの両方に前記始動情報が記憶されている場合には、前記第二の始動情報記憶手段から始動情報を取得する一方、前記第一の始動情報記憶手段および前記第二の始動情報記憶手段のうちの一方に前記始動情報が記憶されている場合には、前記始動情報が記憶されている始動情報記憶手段から始動情報を取得し、前記取得した始動情報に基づいて当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定の結果が特定の当否判定結果であることに基づいて、遊技者に有利な特別遊技状態を付与する特別遊技状態付与手段と、
前記特別遊技状態終了後に、前記特定の当否判定結果を導出する確率を通常確率から高確率に変動させることが可能な確率変動手段と、
図柄変動を開始してから前記当否判定の結果に対応した図柄態様を停止表示するまでの図柄変動表示を行う図柄表示手段と、
前記特定の当否判定結果を導出する確率を前記高確率から前記通常確率へと転落させる転落判定を前記図柄変動表示の実行毎に行う転落抽選手段と、
前記転落判定を行うよりも前に、前記転落抽選手段が前記特定の当否判定結果を導出する確率を前記高確率から前記通常確率へと転落させるか否かを事前判定する転落事前判定手段と、
前記当否判定手段が前記第一の始動情報記憶手段に記憶されている所定の始動情報に基づく当否判定を行うよりも前に、該当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを事前判定する事前判定手段と、
前記事前判定の結果に基づいて、前記当否判定手段が前記特定の当否判定結果を導出するかどうかを事前予告するための事前予告報知を、前記当否判定手段が当否判定を行うよりも前に開始する事前予告手段と、
所定の第一の進入率制御状態と該第一の進入率制御状態よりも遊技球が前記第二の始動領域に進入しやすい第二の進入率制御状態の一方から他方に前記第二の始動領域への遊技球の進入のしやすさを変化させる進入率変化手段と、
を備えた遊技台であって、
前記事前判定手段は、前記転落事前判定手段の事前判定結果に基づいて、前記特定の当否判定結果を導出する確率を前記高確率または前記通常確率で当否の事前判定を行い、
前記事前予告報知は、前記特定の当否判定結果を導出する場合にのみ出現可能な特定事前予告報知を含んで構成し、
前記特定の当否判定結果を導出する確率が前記高確率かつ、前記第一の進入率制御状態時には前記特定事前予告報知の出現を規制すること
を特徴とする遊技台。
【請求項２】
請求項１記載の遊技台であって、
前記事前予告手段は、前記第一の始動情報記憶手段に記憶されている前記所定の始動情報に基づく前記事前判定の結果が前記特定の当否判定結果を導出すると判定したことに基づいて、前記特定事前予告報知ではない前記事前予告報知を開始し、前記所定の始動情報に基づく当否判定前に前記第二の始動情報記憶手段に記憶された始動情報に基づく図柄変動表示の実行時に行われる前記転落判定により、当該所定の始動情報に基づく図柄変動表示が前記特定の当否判定結果を導出しないように変化した場合であっても、当該所定の始動情報に基づく当否判定まで前記事前予告報知を継続すること
を特徴とする遊技台。
【請求項３】
請求項１または２に記載の遊技台であって、
前記特定の当否判定結果は、前記特別遊技状態終了後に前記特定の当否判定結果を導出する確率が前記高確率かつ、前記第一の進入率制御状態となる第一の特定の当否判定結果と、前記特別遊技状態終了後に前記特定の当否判定結果を導出する確率が前記通常確率かつ、前記第一の進入率制御状態となる第二の特定の当否判定結果を有し、
前記第二の特定の当否判定結果に基づく前記特別遊技状態の終了後は前記特定事前予告報知の出現を実行可能に構成したこと
を特徴とする遊技台。
【請求項４】
請求項３記載の遊技台であって、
前記第一の特定の当否判定結果および前記第二の特定の当否判定結果に基づく前記特別遊技状態終了後は、前記特定の当否判定結果を導出する確率が前記高確率か前記通常確率かを秘匿すること
を特徴とする遊技台。

【図１】