説明

遊技機

【課題】異なる機種ごとに要求される表示情報に合わせて表示部の形態を容易に変更できる遊技機を提供すること。
【解決手段】表示箇所(72、74、76)が所定位置に形成された表示パネル22と、該表示パネル22の表示箇所を介して該表示パネル22後方から表示を行う表示部(O1、O2、C)と、を備えた遊技機1において、表示部(O1、O2、C)を、表示体90及び/又は該表示体90を複数個組み合わせて構成される表示体組体を組み合わせて構成する。これにより、表示部(O1、O2、C)を構成する表示体90や表示体組体を分割して小型化したり、表示部に別の表示体を追加して大型化したりして、異なる複数種類の表示パネル(22、22′)の表示箇所の大きさに合わせて、表示部の形態を変更することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
スロットマシン等の遊技機の本体は、主として、各制御機器が内蔵されている筐体と、この筐体に開閉可能に取付けられた前面扉からなっており、前面扉には、筐体内部のリール周囲などに配置された遊技に係る情報を発光表示する表示体を備えた表示機が設けられている。この遊技に係る情報とは、例えば、遊技機に電子的に貯留されているメダル枚数(貯留クレジット数)、払い出されるメダル枚数、及び種々のエラー表示等である。そして、この種の表示機は、一般的に前面扉の表示パネルを後面から支持する表示体ベースに取付けられることで、前面扉に設置される。
【0003】
特許文献1には、一般的なパネルユニットの構成について開示されている。図12には、この特許文献1のパネルユニットの構成を概略的に示す。図示のように、パネルユニット300は、キャラクタ等の機種にかかるデザインが前面に施された表示パネル301と、この表示パネル301を後面側に配置される表示体ベース302から成る。
【0004】
表示体ベース302の下辺部に形成された開口部304には、3桁の数字表示を行う7セグ表示体330と、この表示を行うための発光用基板等の装置を備えた7セグ表示機310が装着される。なお、表示パネル301には、7セグ表示機310が表示体ベース302に取付けられた状態で7セグ表示機310に対向する位置に、表示箇所である透明窓332が形成されている。これにより、遊技者等は、7セグ表示体330の表示を遊技機前面から視認できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−26005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に開示されている従来の一般的なパネルユニット300の構成では、7セグ表示機310の表示桁数は決まっている(図では3桁)。従って、旧機種の本体をベースとして新機種を製造するにあたって表示パネルを変更する場合においては、機種毎に必要となる数字表示桁数が異なるので、その数字表示桁数に合った数字表示部を新たに製造し、旧機種用の数字表示部を取外してそれを設置する必要があった。すなわち、このような数字表示機の場合を含め機種毎に必要となる遊技者への表示情報が異なるので、旧機種の本体をベースとした新機種製造の際には、新たな表示部の製造や取付け作業が必要となりコストの増大を招いている。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、機種ごとに必要となる表示情報の態様に合わせて表示部の形態を容易に変更できる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する請求項1に記載の遊技機は、 表示箇所が所定位置に形成された表示パネルと、該表示パネルの表示箇所を介して該表示パネル後方から表示を行う表示部と、を備えた遊技機において、前記表示部は、表示体を複数個組み合わせて構成されることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、表示体を複数個組み合わせることで表示部が構成されている。従って、この複数個組み合わされた表示体の一部個数を表示部から分離して表示部を構成する表示体の個数を減じたり、表示部に別の表示体を追加して表示部を構成する表示体の個数を増やしたりして、機種ごとに必要となる表示情報の態様に合わせて表示部の形態を変更することができる。
【0010】
従って、例えば、上記表示体が1桁の数字を表示する1個の数字表示体を有する7セグ表示機として構成される場合、これら1桁表示用7セグ表示機を複数個組み合わせて、3桁数字表示用の7セグ表示部を構成することができる。そして、この場合、旧機種の本体をベースとして新機種を製造するにあたって表示パネルを変更する場合において、2桁数字表示用の形態に対応した形態の表示箇所を備えた新たな表示パネルが適用されても、7セグ表示部を新たに製造することなく、上記組み合わせを構成している1個の数字表示体を7セグ表示部から分離して、残った上記2桁数字表示用の7セグ表示機のみで7セグ表示部を構成することで容易に対応することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記表示体が、個別に着脱可能に取付けられていることを特徴とする。これにより、旧機種の本体をベースとして新機種を製造するにあたって表示パネルを変更して新たな表示パネルの表示箇所がより小さくなっている場合に、上記複数個の表示体の内の一部のみを残すように他の表示機を取外すだけで容易に、上記表示部を該表示パネルの小さい表示箇所に合った大きさに構成することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、前記表示体を選択的に取付け可能な複数の表示体取付け候補位置を有し、該表示体取付け候補位置が一列状に並び表示体取付け領域を形成することを特徴とする。
【0013】
これによれば、表示パネルが変更されて新たな表示パネルの表示箇所がより大きくなった場合に、上記表示体が取付けられている表示体取付け候補位置に隣接する表示体取付け候補位置に表示体を新たに追加するだけで、表示部を構成する表示体を増やしてそれを大型化することができる。従って、旧機種の本体をベースとして新機種を製造するにあたって表示パネルを変更してその表示箇所が大きくなった場合でも、その新たな表示箇所の大きさに合わせて表示部の形態を極めて容易に変更することができる。
【0014】
また、表示体取付け候補位置が一列状に並んで表示体取付け領域が形成されていることから、この表示体取付け領域の任意の位置に表示体をそれぞれ取付け可能である。従って、いわゆるビッグボーナスやレギュラーボーナス等の特別入賞役により得られる獲得枚数を表示する複数桁の7セグ表示部などの一列状に表示体を並べて形成する必要のある表示部も、表示体取付け領域上の隣接する表示体取付け候補位置に表示体を取付けるだけで容易に実現することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機において、前記表示体の取付けは、該表示体を取付け補助体に装着し、該取付け補助体を前記表示体取付け候補位置に対して着脱可能に取付けることによって行われることを特徴とする。
【0016】
これによれば、上述の取付け補助体を介して表示体の表示体取付け候補位置への取付けを行うことで、種類や大きさが異なる表示体も表示体取付け候補位置の形態を変更すること無く取付けることができる。特に、複数個の表示体をまとめて装着可能な取付け補助体を構成すれば、表示体組体も1個の表示体取付け候補位置に取付けることが可能である。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の遊技機において、前記表示体は、1桁の数字を表示する数字表示体であり、前記表示部は、前記表示体が複数個組み合わされて複数桁の数字を表示する複数桁数字表示部を有することを特徴とする。
【0018】
本発明は、表示部の態様を数字表示部に限定したものであり、特に数字表示部を構成する表示体が1桁の数字表示体であることから、任意の桁数の数字表示が1桁数字表示体の組み合わせ(集合)のみで行われることとなり、表示可能な桁数のバリエーションをより増加させることができる。従って、より種々の機種における表示パネルの表示箇所に対応した表示部を構成することができる。
【0019】
更に、例えば、貯留メダル枚数表示、メダル払い出し枚数表示、及びボーナス獲得枚数表示などの少なくとも2桁以上の表示が必要であることが一般的である数字表示用に、予め表示体組体として複数桁数字表示体を構成しておくことで、複数桁数の数字表示部の構成における表示体の組み合わせる工数がより簡素化される。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の何れか1項に記載の遊技機において、前記表示体、及び配線接続される遊技機内の接続先コネクタは、前記一列状に並ぶ表示体取付け候補位置の並び方向の領域であって且つ前記一列状の並び方向と略直交する方向の領域内に設けられていることを特徴とする。
【0021】
これによれば、表示体に適用される配線(ハーネス)の長さが長くなってしまうことを防止することができる。従って、表示体を表示体取付け候補位置において着脱する作業を、ハーネスに阻害されずスムーズに行うことができるので、機種変更等による表示パネルの種類変更の際に行われる表示体の表示体取付け領域における付け替え作業もスムーズになる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、請求項3〜6の何れか1項に記載の遊技機において、 前記表示体取付け領域には、前記複数の表示体取付け候補位置の間で前記表示体をスライド移動させる表示体スライド手段が設けられたことを特徴とする。
【0023】
これによれば、表示体をスライド移動させるだけで複数の表示体取付け候補位置の間における付け替え、すなわち、表示体の位置変更が可能である。特に、表示体取付け領域において任意の位置に表示体を位置決めする機構を形成することで、表示体の細かい位置調整が可能となる。従って、旧機種の本体をベースとして新機種を製造するにあたって表示パネルを変更する場合において当該表示パネルの種類の変更に対してより柔軟に対応することができる。また、上述のように、表示体を取付けベースから取外すこと無く位置変更することができることにより、表示パネルを変更する作業を行う際に発生する恐れのある表示体の紛失を確実に防止することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、表示体を複数個組み合わせることで表示部が構成されている。従って、この複数個組み合わされた表示体の一部個数を表示部から分離して表示部を構成する表示体の個数を減じたり、表示部に別の表示体を追加して表示部を構成する表示体の個数を増やしたりして、機種ごとに必要となる表示情報の態様に合わせて表示部の形態を変更することができる。
【0025】
従って、旧機種の本体をベースとして新機種を製造するにあたって表示パネルを変更する場合などにおいても、表示パネルの種類が変更されても表示部を交換することなく再利用することができるので、表示部の製造によるコスト増加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】スロットマシンの前面扉が閉じた状態を示す斜視図である。
【図2】スロットマシンの前面扉が開いた状態を示す斜視図である。
【図3】表示パネルの構成を説明する図である。
【図4】取付けベースの構成を説明する図である。
【図5】取付けベースの構成を説明する図である。
【図6】7セグ表示機の構成を説明する図である。
【図7】7セグ表示機の取付け態様を説明する図である。
【図8】7セグ表示機による表示態様を説明する図である。
【図9】デザインの異なる表示パネルに対する7セグ表示機の取付け態様を説明する図である。
【図10】7セグ表示機の配線形態を説明する図である。
【図11】他の実施の形態を説明する図である。
【図12】従来の技術を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、遊技機の一例としてスロットマシン1の場合を例に図面に基づいて説明する。図1は、スロットマシン1の前面扉3が閉じた状態を示す斜視図、図2は、スロットマシン1の前面扉3が開いた状態を示す斜視図である。
【0028】
スロットマシン1は、図1及び図2に示すように、筐体2と前面扉3とからなる正面視略矩形状の本体4を有する。筐体2は、スロットマシン1の骨格をなす部材であり、図2に示すように、前面側3を開放部とした箱形状を有している。筐体2の内部には、各種の図柄等が表示される複数個の回転リール11aを有するリールユニット11や、スロットマシン1の遊技動作を制御するメイン制御基板等を収納した制御基板収納ボックス12、電源スイッチやリセットスイッチ等を備える電源ボックス13、遊技媒体であるメダルを貯留する貯留タンク14a及び貯留タンク14a内から所定枚数のメダルを排出してメダル受け皿33(図1を参照)に払い出す払出装置14bを備えたホッパ14等が収容されている。
【0029】
前面扉3は、略平板状のフレーム20に、スタートレバー26やセレクタ9等の種々の装置類が装着されて構成されている。フレーム20は、フレーム20の上端部から高さ方向略中央部まで下方に移行するに従って手前側に突出するように傾斜した傾斜部20Aと、傾斜部20Aの下端から手前側に突出してフレーム20の左右に亘って所定の高さ幅で延在する突出部20Bと、突出部20Bよりも奥側に後退した位置で突出部20Bからフレーム20の下端部まで垂下する垂下部20Cを有する。
【0030】
フレーム20は、左端部の上下複数カ所がヒンジ5によって筐体2に連結されて取付けられ、筐体2の前面側の開放部を容易に開放及び閉塞できるようになっている。そして、フレーム20の右端部には、筐体2に対して前面扉3を閉塞して施錠状態とする施錠装置6と、その施錠装置6による施錠状態を解除して前面扉3を開放するためのキーシリンダ7が設けられている。
【0031】
そして、前面扉3の前面には、フレーム20に取付けられた装置類によって、上方から下方に向かって順番に並ぶように、演出部分3A、表示部分3B、操作部分3C、装飾部分3D、払出部分3Eが形成されている。
【0032】
演出部分3Aは、遊技者に対して光や音、映像を用いて演出を行う演出装置21を有する。演出装置21は、フレーム20の傾斜部20Aに取付けられており、遊技の進行に伴って転倒・点滅する上部ランプ21aと、上部ランプ21aの下方位置で左右両側に各々配置されて種々の効果音等を発生させる一対のスピーカ21b−1、21b−2と、これら一対のスピーカ21b−1、21b−2の間に配設されて、画像・映像等の種々の情報を表示する液晶ディスプレイ21cを有する。
【0033】
表示部分3Bは、遊技者に遊技状態を示す表示パネル22を有する。表示パネル22は、フレーム20の傾斜部20Aに開口する矩形の開口部に嵌合されて取付けられている。表示パネル22の略中央位置には、透明又は半透明のリール表示窓22aが形成されており、その表示窓22aから筐体2内の回転リール11aを視認できるようになっている。
【0034】
また、本実施の形態における表示パネル22には、特別入賞役の図柄記載部22b、押し順表示窓22c、払い出しメダル枚数表示窓74、獲得メダル枚数表示窓76、及び貯留メダル枚数表示窓78等の種々のデザインが形成されている。これらデザインについて後に詳細に説明する。
【0035】
更に、図2に示すように、表示パネル22がその後方に配置された表示体ベース80と一体となってパネルユニット60が構成されている。また、表示体ベース80の下部には、払い出しメダル枚数表示窓74、獲得メダル枚数表示窓76、及び貯留メダル枚数表示窓78を介して前面側に数字を表示する7セグ表示機88、96が取付けられている。なお、表示パネル22、表示体ベース80、及び7セグ表示機88、96にかかる詳細な構成も後に説明する。
【0036】
一方、操作部分3Cは、表示パネル22の下端から手前側に向かって平面状に突出する突出部20Bの上面部20Baに、ベットボタン23とメダル投入口24とが左右に離れて設けられている。そして、上面部20Baの手前側の端部で折曲されて垂下する突出部20Bの前面部20Bbに、精算ボタン25、回転リール11aの回転開始を指示するためのスタートレバー26、回転リール11aの回転停止を支持するためのストップボタン27等の各操作手段が横一列に並ぶように配設されている。突出部20Bの前面部20Bbには各操作手段の周りをカバーするカバー部材28が取付けられている。カバー部材28は、フレーム20の突出部20Bの前方で左右に亘って延在する帯板形状を有している。
【0037】
装飾部分3Dは、機種名や遊技に関わるキャラクタ等を表示する装飾用パネル40を有する。装飾用パネル40は、装飾用パネル40の裏面側に設けられた図示しない照明装置から照射される光によって照明されて、装飾が際立つようになっている。
【0038】
払出部分3Eは、メダル払出口31や演出用スピーカ32a、32b、メダル受け皿33等を有する。演出用スピーカ32a、32bは、メダル払出口31の左右方向両側に位置するように前面扉3のフレーム20に取付けられている。また、メダル受け皿33には、その伸長方向の一端に灰皿33Cが配設されている。
【0039】
以下、上記表示パネル22、表示体ベース80、及び7セグ表示機88、96の詳細な構成について説明する。
【0040】
図3は、表示パネル22の構成を説明する図である。図示のように、表示パネル22は、アクリルやポリカーボネート等の透明樹脂材料で形成された板状部材として構成されており、その板面の略中央部には、リールを視認するための透明なリール表示窓22aが形成されている。リール表示窓22aの周辺には、いわゆるビッグボーナスやレギュラーボーナス等の特別入賞役の入賞図柄が記載された図柄記載部22b、リールストップボタン27(図1参照)の押し順を教示する押し順ナビランプ(図示せず)の表示箇所である押し順ナビ表示窓22c、機種に係るキャラクタである龍のモチーフ22d、及び特別入賞役の内部当選を告知する告知ランプ(図示せず)の表示箇所である告知ランプ窓22eが施され、特に、リール表示窓22aの下方には、入賞役の入賞遊技において払い出されるメダル枚数を表示する払い出しメダル枚数表示窓74、特別入賞役、又は特別遊技状態(いわゆる、RT(リプレイタイム)やART(アシストリプレイタイム))において遊技者に払い出された総メダル数を表示する獲得メダル枚数表示窓76、及び電子的に貯留されているメダル枚数を表示する貯留メダル枚数表示窓78がデザインとして施されている。
【0041】
本実施の形態では、払い出しメダル枚数表示窓74、獲得メダル枚数表示窓76、及び貯留メダル枚数表示窓78は、表示パネル22の下方長辺部110に沿って水平方向に並んで配置されており、表示パネル22の後面R側に配置される7セグ表示機88、96からの光を前面F側に通過させるために透明に形成されている。
【0042】
上記表示パネル22のデザインは例えばシールの貼付等により施され、パネル前面F側から視てこのシールのデザインが視覚的に認識可能となっている。また、この表示パネル22は、パネル後面R側から表示体ベース80に支持される。
【0043】
図4、図5は、それぞれ表示体ベース80の前面斜視図、後面斜視図を示す。図示のように、表示体ベース80は、その中央部分が開口した略矩形の枠状に形成されており、この枠状の両側辺部112には、表示パネル22の押し順ナビ表示窓22c、龍のモチーフ22d、及び告知ランプ窓22eに対向してLEDランプ等の発光手段を取付けるための基板取付孔83が上下方向に複数箇所形成されている。また、表示体ベース80の上部長辺部には、前面扉3の上方に設置される液晶表示部等の各装置の設置を許容するように凹部114が形成されており、この収容凹部114の底面には、上記各装置の重量を支える補強リブ116が収容凹部114の長手伸長方向に沿って形成されている。また、表示体ベース80には、その上部長辺部及び下部長辺部の複数箇所に、前面扉3へのネジ止め取付けを行なうためのねじ孔100が形成されている。
【0044】
一方で、本実施の形態では、表示体ベース80の下部長辺部には、該長辺部に沿って左右方向伸長する略矩形状の1つの長尺孔部82が形成されている。そして、表示体ベース80の下部長辺の後面側には、7セグ表示機88、96を取付けるためのガイドリブ84が長尺孔部82の伸長領域のほぼ全域に沿うように形成されている。すなわち、ガイドリブ84と長尺孔部82は横方向に略同程度の長さに形成されている。更に、この、ガイドリブ84には、その長手方向略全域に、7セグ表示機88、96を取付ける表示体取付け候補位置としての嵌め込み用凹部86が一列状に形成されている。従って、この各嵌め込み用凹部86に、7セグ表示機88、96を取付けることが可能である。また、7セグ表示機88、96の嵌め込み用凹部86への取付け状態では、7セグ表示機88、96の表示体が長尺孔部82に挿入装着される状態となる。
【0045】
そして、この表示体ベース80と表示パネル22を一体化させてなるパネルユニット60は、前面扉3に形成されているパネルユニット60用の開口に装着されることでスロットマシン1に適用される。
【0046】
図6は、7セグ表示機88、96の構成を説明する図である。図6(a)は、2個の7セグ表示体を一体として構成した表示体組体を有する大7セグ表示機88を示しており、図6(b)は、1個の7セグ表示体で構成した1桁数字表示機としての小7セグ表示機96を示している。
【0047】
図示のように、本実施の形態では、大7セグ表示機88は、2個の7セグ表示体90と、この2個の7セグ表示体90を並べて一方側面に装着する略矩形状の大取付け補助板91を有している。なお、この大取付け補助板91の上辺部の略中央部分には、表示体ベース80に設けられたガイドリブ84の嵌めこみ凹部86(図5参照)に嵌合可能な形状の嵌め込み用突起91aが形成されている。
【0048】
また、大取付け補助板91の他方面側の下部には、これら各7セグ表示体90を配線先(主基板、サブ基板、及び中継基板等のコネクタ)に接続させるためのハーネスを挿通させるコネクタ92が設けられている。なお、7セグ表示体90は、コネクタ92を通して接続されているハーネスにより図示しない主基板やサブ基板からの信号を受信し、9本の信号線を用いたいわゆるダイナミック点灯方式等の発光制御方式により制御される。
【0049】
一方で、小7セグ表示機96は、大取付け補助板91よりも小さく形成された同様の略矩形状の小取付け補助板94に1個の7セグ表示体90を取付けることで構成されている。小7セグ表示機96は、7セグ表示体90が1個のみ装着されている点以外は、大7セグ表示機88と同様の構成を有している。
【0050】
本実施の形態によれば、上記大取付け補助板91及び小取付け補助板94により、1個の7セグ表示体90及び2個の7セグ表示体90ともに、表示体ベース80のガイドリブ84における1個の嵌め込み凹部86に着脱可能に取付けることができる。特に、大取付け補助板91及び小取付け補助板94の各突起91a、94aが嵌め込み凹部86にぴったりと嵌まりつつ、長尺孔部82に7セグ表示体90が挿入装着されるので、各7セグ表示機88、96の表示体ベース80への取付け状態を安定させることができる。なお、各取付け補助板91、94として、別部材である7セグ用基板を利用しても良い。
【0051】
上記構成によれば、各7セグ表示体90が、取付け補助板91、94を介して、嵌め込み凹部86に取付け配置されることとなるので、7セグ表示体90自体の形状が異なっている場合(例えば、7セグ表示体90が、その表示面が円形となる円柱状に形成されているような場合)やそれらの大きさが異なっている場合でも、定形の取付け補助板91、94を用いて表示体ベース80への取付けが可能である。また、例えば7セグ表示体90が故障して交換の必要が生じた場合であっても、この7セグ表示体90のみを代えて取付け補助板91、94に装着することで7セグ表示機を再構成することができる。すなわち、取付け補助板91、94の再利用が可能である。なお、本実施の形態では、2個の7セグ表示体90を装着する大取付け補助板91と、1個の7セグ表示体90を装着する小取付け補助板94を用いているが、3個以上の7セグ表示体90を装着する取付け補助板を用いるようにしても良い。
【0052】
図7は、パネルユニット60への7セグ表示機88、96の取付け態様を説明する図であり、図8は、スロットマシン1を前面から視た要部を示している。図示のように、本実施の形態では、ガイドリブ84における水平延在方向の略中央部分に形成されている隣接する3個の嵌め込み凹部86に、その嵌め込み用突起96aがはめ込まれることにより、3個の小7セグ表示機96が取付けられている。
【0053】
上述のように、中央領域で連続する3個の嵌め込み凹部86に、それぞれ小7セグ表示機96を取付けることで、1個(1桁)の数字を表す7セグ表示体90を組み合わせて中央数字表示部Cを形成し、1つの発光情報である3桁の数字表示を行っている。具体的に、この3個の小7セグ表示機96によりボーナスによるメダル獲得枚数を表示する発光手段が構成され、各小7セグ表示機96の7セグ表示体90は、表示パネル22の獲得枚数表示窓76に対向する。
【0054】
一方で、ガイドリブ84における水平伸長方向の両端部寄りの嵌め込み凹部86には、それぞれ大7セグ表示機88―1、88−2が取付けられており、それぞれ一方端数字表示部O1と他方端数字表示部O2を形成している。すなわち、大7セグ表示機88−1は、一方端数字表示部O1において入賞役の入賞による払い出し枚数を表示する発光手段として機能し、大7セグ表示機88−2は、他方端数字表示部O2において電子的に貯留されたメダル枚数を表示するための発光手段として機能する。従って、一方端数字表示部O1の大7セグ表示機88−1は払い出しメダル枚数表示窓74、他方端数字表示部O2の大7セグ表示機88−2は獲得メダル枚数表示窓76にそれぞれ対向し、払い出しメダル枚数表示窓74、獲得枚数表示窓76、及び貯留枚数表示窓78からの発光表示が確実に行われる。
【0055】
特に、本実施の形態では、各7セグ表示機88、96は、それぞれの凸部88a、96aが嵌め込み凹部86に嵌合されるとともに、7セグ表示体90が全て長尺孔部82に挿入される状態で表示体ベース80に配置され、表示パネル22の各窓74、76、及び78に対向する。従って、嵌め込み凹部86及び長尺孔部82により、各7セグ表示機88、96は、それぞれの7セグ表示体90の発光面が表示パネル22の各窓74、76、及び78に向くように安定的に支持される。
【0056】
また、本実施の形態では、前面扉に加えられる衝撃などによる要因で、各7セグ表示機88、96が嵌め込み凹部86から脱離してしまうことを防止するために、表示体ベース80にその後面側からプレート98が取付けられている。プレート98は、表示体ベース80への取付け状態で、ガイドリブ84の延在方向全域、すなわち、嵌め込み凹部86が一列状に形成されている領域の全域に対向するように伸長する大きさを有している。また、プレート98には、ガイドリブ84の嵌め込み凹部86に取付けられている各セグ表示機88、96のコネクタ92を挿通させる長尺のコネクタ挿通孔98aが形成されている。なお、図面の記載を簡略するために、このプレート98は、透明に示されているが、プレート98の色は透明に限られるものではなく、種々の色を適用することが可能である。
【0057】
図9は、図8の表示パネル22と異なる種類の表示パネル22′に変更を説明する図であり、(a)は表示パネル22′が適用されたスロットマシン1の要部正面図であり、(b)は7セグ表示機96の付け替えを説明する要部後面図である。図示のように、表示パネル22′においては、表示パネル22と比べて払い出しメダル枚数表示窓74、獲得枚数表示窓76、及び貯留枚数表示窓78の位置が変更されている。このように各窓74、76、及び78の位置が異なる場合でも、一方端数字表示部O1、中央数字表示部C、及び他方端数字表示部O2の間で、7セグ表示機を付け替えることで、新たな表示パネル22′の窓74、76、78の位置に合う位置に7セグ表示機を取付けることができる。
【0058】
特に、本実施の形態では、中央数字表示部Cの3個の小7セグ表示機96の内の1個をガイドリブ84から取外し、一方端数字表示部O1の大7セグ表示機88−1に隣接させて取付ける(追加する)ことで、2桁表示を行っていた大7セグ表示機88に、小7セグ表示機96の1桁を組み合わせて3桁表示とすることができる。従って、表示パネル22と表示パネル22′のように、変更された表示パネルのデザインが相互に異なり、払い出しメダル枚数表示窓74と獲得枚数表示窓76の位置が異なる場合、すなわち中央数字表示部Cの要求される表示桁数が減り一方端数字表示部O1の要求される表示桁数が増える場合であっても、中央数字表示部Cにおける小7セグ表示機96を一方端数字表示部O1の大7セグ表示機88−1に隣接する嵌め込み凹部86の部分に付け替えるだけで容易に対応することができる。
【0059】
なお、7セグ表示機の位置の変更にともなう各7セグの発光制御の修正についても、容易に調整可能である。特に、本実施の形態では、小7セグ表示機96及び大7セグ表示機88が、それぞれのコネクタ92を介して別々に配線されて独立に表示制御されている。従って、中央数字表示部Cから小7セグ表示機96を取外して一方端数字表示部O1に隣接させて取付ける際における配線や制御変更作業が簡素化される。
【0060】
以上のように、本実施の形態によれば、表示体ベース80に7セグ表示機88、96の取付け位置を変更可能とするように、ガイドリブ84に取付け候補部として嵌め込み凹部86が複数形成されていることにより、表示体ベース80における7セグ表示機88、96の取付ける位置を、表示パネル22の種類毎、例えばデザイン毎に異なる払い出しメダル枚数表示窓74、獲得枚数表示窓76、及び貯留枚数表示窓78の位置に合わせて対向するように変更することができる。従って、旧機種の本体をベースとして新機種を製造する等の理由により表示パネルを変更する場合であっても、表示体ベース80を交換することなく新しい表示パネル22′に再利用することができる。これにより、新機種のパネルユニットを新たに製造する場合において、表示パネル22のみを交換して、表示体ベース80をそのまま使用することで、新たなパネルユニットの製造コストを削減することができる。
【0061】
また、逆に、上述のように7セグ表示機88、96の取付け可能位置の候補が複数あることで、表示パネルをデザインする際には、メダル枚数表示窓、獲得枚数表示窓、及び貯留枚数表示窓等の表示箇所を形成するパネル上の位置の自由度も向上する。従って、新たな表示パネル22′のデザイン上の制限が課されることも防止される。
【0062】
特に、一般的な遊技機においては、払い出しメダル枚数表示窓74、獲得枚数表示窓76、及び貯留枚数表示窓78の位置は、リールや液晶の表示の妨げにならないように、表示パネル22の下方長辺部110に沿って設けられることが多い。そして、本実施の形態では、7セグ表示機88、96は、ガイドリブ84の伸長領域である嵌め込み凹部86に沿って並んでいる列、すなわち、表示パネルの下方長辺部110に沿って任意に位置変更が可能である。従って、このような位置に7セグ表示機88、96の配置位置候補である嵌め込み凹部86を多数有する表示体ベース80には、極めて多種のデザインの表示パネルを適用させることができる。結果として、本実施の形態にかかる表示体ベース80を種々のスロットマシンに導入する敷居が低くなり、係る再利用可能な表示体ベース80がより広範に普及される。
【0063】
一方、図10は、本実施の形態にかかる7セグ表示機88、96の配線状態を説明する説明図である。図示のように、7セグ表示機88、96の配線接続先である中継基板102は、中央数字表示部Cの小7セグ表示機96の略直下位置に配置されている。従って、7セグ表示機88、96から中継基板102へのハーネスの長さを極力短くすることができる。これにより、7セグ表示機88、96を嵌め込み凹部86に対して着脱する作業を、ハーネスに阻害されることなくスムーズに行うことができるので、表示パネルのデザイン変更の際に行われる7セグ表示機88、96の付け替え作業もスムーズになる。
【0064】
特に、ハーネスが長くなってしまうことを防止するためには、7セグ表示機88、96が配置される嵌め込み凹部86の並び列の方向(ガイドリブ84の伸長方向)の領域であって且つ該列の並び方向と略直交する方向の領域内に、配線先のコネクタが配置されることが好ましい。なお、図11では、7セグ表示機88、96の配線先を中継基板102としているが、配線先を主基板やサブ基板としても良い。
【0065】
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、7セグ表示機88、96の取付けるために、表示体ベース80に複数の嵌め込み凹部86を備えた取付け用リブ84を設けているが、7セグ表示機88、96を取付けるための部材の形態は、これに限られるものではなく、例えば、7セグ表示機88、96を水平方向にスライド可能に取付けるガイド120を形成するようにしても良い(図11参照)。なお、この場合、例えば、ガイド120の内側面、及び/又は表示体ベース80のガイド120との対向面に、7セグ表示機88、96を連続的に位置決め可能とする構造を適用しても良い。
【0066】
これにより、7セグ表示機88、96を表示体ベース80から取外すこと無く、位置変更できるので、表示パネルを変更する作業を行う際に発生する恐れのある7セグ表示機88、96の紛失を確実に防止することができる。また、上記ガイド120上における7セグ表示機88、96を連続的に位置決め可能であることにより、7セグ表示機88、96の細かい位置調整が可能となり、表示パネルの種類の変更に対してより柔軟に対応することができる。
【0067】
更に、本実施の形態では、2つの7セグ表示体90を備えた2桁表示の大7セグ表示機88と、1つの7セグ表示体90を備えた1桁表示の小7セグ表示機96により払い出し枚数等の複数桁数字表示を実現しているが、これに限られるものではなく、例えば、1桁表示の小7セグ表示機96のみを用いて、その組み合わせにより任意の桁数の数字表示を実現するようにしても良い。これにより、表示可能な数字桁数の組み合わせのバリエーションを増加させ、より容易に表示パネルのデザイン変更に対応することができる。
【0068】
また、一方端数字表示部O1、中央数字表示部C、及び他方端数字表示部O2における各7セグ表示の桁数は、本実施の形態のものに限られず、それぞれ、一方端数字表示部O1、中央数字表示部C、及び他方端数字表示部O2の各7セグ表示桁数をそれぞれ1桁、3桁、3桁の組み合わせや、2桁、4桁、2桁等の任意の桁数の組み合わせに調整することが可能である。
【0069】
なお、4桁の表示は、例えば、1個の7セグ表示体90を備えた小7セグ表示機96を4個並べて構成しても良いし、2個の7セグ表示体90(表示体組体)を備えた大7セグ表示機88を2個並べて構成しても良い。更に、例えば、一方端数字表示部O1に7セグ表示機を設けること無く、中央数字表示部C及び他方端数字表示部O2のみに7セグ表示機を設け、各7セグ表示桁数を4桁、3桁等の任意の桁数の組み合わせに調整しても良い。
【0070】
一方で、一方端数字表示部O1、中央数字表示部C、及び他方端数字表示部O2の何れか、その中の2つ、或いは全てに対して、新たに7セグ表示体を備えた7セグ表示機を加えて7セグ表示桁数を変更しても(増加させて)良い。例えば、本実施の形態における一方端数字表示部O1、中央数字表示部C、及び他方端数字表示部O2の各7セグ表示桁数である2桁、3桁、2桁に対して、一方端数字表示部O1、他方端数字表示部O2にそれぞれ1桁用の7セグ表示機を加えることで、それぞれ各表示部を3桁、3桁、3桁の表示桁数としても良い。これにより、機種変更等の理由で表示パネルの形態が変更され、各表示部に対応するパネルの窓部74、76、78が、何れも3桁の数字表示に対応している場合に、新たな3桁用の7セグ表示機を製造すること無く、1桁用の7セグ表示機を2個加えるか、或いは2桁用の7セグ表示機を1個加えるだけで、上記3桁、3桁、3桁の桁数表示を達成することができる。
【0071】
7セグ表示機変更の具体手順の一例には、例えば、各表示部O1、C、O2が2桁、3桁、2桁である状態から、中央数字表示部Cの1桁用7セグ表示機2つを、それぞれ1つずつ、一方端数字表示部O1、及び他方端数字表示部O2に移動させ、各表示部O1、C、O2を3桁、1桁、3桁としてから、中央数字表示部Cに2桁用7セグ表示機を1つ加えることで、各表示部を3桁、3桁、3桁とする。
【0072】
また、逆に、一方端数字表示部O1、中央数字表示部C、及び他方端数字表示部O2の何れか、その中の2つ、或いは全てから1又は複数の7セグ表示機を分離する(取外す)ことで、7セグ表示桁数を変更しても(減少させても)良い。これにより、機種変更等の理由で表示パネルの形態が変更され、各表示部に対応するパネルの窓部74、76、78が、何れも2桁の数字表示にのみ対応している場合などに、新たな2桁用の7セグ表示機を製造すること無く、7セグ表示機を1個取外すだけで、窓部74、76、78のそれぞれ2桁、2桁、2桁の桁数表示を達成することができる。
【0073】
更に、各表示部に配置されている7セグ表示機に設けられている7セグ表示体の数自体を変えて桁数を変更しても良い。すなわち、専用の取付け板を3桁以上用として形成することで、この取付け板に3個以上の7セグ表示体を組み合わせて表示体組体として取付けるようにしても良い。
【0074】
また、本実施の形態では、7セグ表示機が貯留メダル数や払い出しメダル枚数等の数字を表示する場合について説明したが、例えば、エラー報知等の遊技状態を報知するアルファベット表示を行うようにしても良い。具体的には、「CE」(投入メダル滞留エラー)、「HE」(ホッパーエラー)、「CP」(投入メダル異常通過エラー)、「HP」(払出メダル滞留エラー)、「HF」(補助収納庫満杯エラー)、「UC」(投入タイミングエラー)、「UH」(払出タイミングエラー)、「UD」(投入払出タイミングエラー)、「PE」(回胴停止エラー)、「E1」(停電処理エラー)等の種々のエラーを示すアルファベット表示が想定される。これらアルファベットのエラー表示は、数字表示における各桁の数字表示と同様に、7セグ表示体1個に対して1アルファベットが表示される。
【0075】
また、表示体は7セグ表示体90に限られるものではなく、例えば、ベットボタン23の発光表示光源であるベットランプ、ボーナス告知表示窓22dの発光表示光源であるボーナス告知ランプ、押し順ナビ表示窓22cの発光表示光源である押し順ナビランプ、図示しないメダル投入可能ランプやウェイトランプ、液晶表示、及びドットマトリックス等の他の種々の光源を構成する表示体として構成することが可能である。特に、従来の押し順ナビランプとして使用するLED光源のように、特定の回転軸に対して回転対称な形状を有する表示体に対しては、上記表示体ベース80における複数の表示体取付け候補位置の間における表示体の移動を、上記回転軸まわりの回転移動により行うようにしても良い。
【0076】
特に、近年では、複数の発光体を組み合わせて一つの情報を表示する押し順ナビランプ等の表示体組体が使用されているスロットマシンが多数存在するが、このようなタイプのスロットマシンに対しても本願発明の構成を適用し、表示パネルのデザイン毎の表示箇所の位置変更に対応して表示体組体の位置を変更することができるので、表示体ベース80を取り替えることなく再利用することができる。
【0077】
更に、例えば、初めからガイドリブ84の嵌め込み凹部86の大部分、或いは全域に7セグ表示機88、96を取付けておいて、表示パネルのデザインに応じて必要な7セグ表示機88、96のみを光らせるようにしておいても良い。なお、この際、使用しない位置の7セグ表示機は表示パネル22に隠されるので、スロットマシン1の前面からの美観も保たれる。
【0078】
また、上記7セグ表示体90を挿入させる長尺孔部82(図4、図5参照)は、表示体ベース80の長尺下辺部に沿って伸長する形態に限られるものではなく、嵌め込み凹部86に配置された各7セグ表示機88、96のそれぞれ7セグ表示体90を1つずつ挿入可能な大きさの孔部を複数、ガイドリブ84の伸長方向に沿って形成するようにしても良い。
【0079】
更に、上記各実施の形態では、本発明をスロットマシン1について具体化した例を示したが、これに限られず、スロットマシン以外の他の遊技機であるパチンコ機、スロットマシンとパチンコ機を融合した形式の遊技機、及び遊技媒体としてメダルではなく球を使用する機能を持ったスロットマシンに適用するようにしても良い。
【符号の説明】
【0080】
1 スロットマシン
2 筐体
3 前面扉
4 本体
22 表示パネル
74 払い出しメダル枚数表示窓(表示箇所)
76 獲得メダル枚数表示窓(表示箇所)
78 貯留メダル枚数表示窓(表示箇所)
80 表示体ベース
82 長尺孔部
84 ガイドリブ
86 嵌め込み凹部(表示体取付け候補位置)
88 大7セグ表示機
90 7セグ表示体(表示体)
91 大取付け補助板(取付け補助体)
92 コネクタ
94 小取付け補助板(取付け補助体)
96 小7セグ表示機
120 ガイド(表示体スライド手段)
F 表示パネル前面
R 表示パネル後面
C 中央数字表示部
O1 一方端数字表示部
O2 他方端数字表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示箇所が所定位置に形成された表示パネルと、該表示パネルの表示箇所を介して該表示パネル後方から表示を行う表示部と、を備えた遊技機において、
前記表示部は、
表示体を複数個組み合わせて構成されることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記表示体が、
個別に着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記表示体を選択的に取付け可能な複数の表示体取付け候補位置を有し、
該表示体取付け候補位置が一列状に並び表示体取付け領域を形成することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記表示体の取付けは、
該表示体を取付け補助体に装着し、該取付け補助体を前記表示体取付け候補位置に対して着脱可能に取付けることによって行われることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
【請求項5】
前記表示体は、1桁の数字を表示する数字表示体であり、
前記表示部は、
前記表示体が複数個組み合わされて複数桁の数字を表示する複数桁数字表示部を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
【請求項6】
前記表示体、及び配線接続される遊技機内の接続先コネクタは、
前記一列状に並ぶ表示体取付け候補位置の並び方向の領域であって且つ前記一列状の並び方向と略直交する方向の領域内に設けられていることを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の遊技機。
【請求項7】
前記表示体取付け領域には、
前記複数の表示体取付け候補位置の間で前記表示体をスライド移動させる表示体スライド手段が設けられたことを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の遊技機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2012−10729(P2012−10729A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−147183(P2010−147183)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(000144522)株式会社三洋物産 (4,662)
【Fターム(参考)】