説明

遊技用システム

【課題】完全ID管理のシステムにおいて、オフライン状態にある玉貸ユニット20で貨幣の受付,及び玉貸処理を可能とし、該オフライン状態に限って記録媒体(ビジタコイン)に入金残額を記録して排出するようにした場合に、該入金残額が記録された記録媒体をオフライン状態にある玉貸ユニットに挿入して玉貸処理を行った結果として当該入金残額が零になったときにも、管理残額が有る記録媒体を遊技者に確実に返却できる一方で、管理残額が無く本来返却する必要のない記録媒体の無駄な返却を防止できるようにする。
【解決手段】前記ビジタコインの返却操作を受け付けたときに(S541)、管理残額が零でない旨を示すオンライン残額有りフラグが該ビジタコインに記録されているか否かを判定し(S547,S566)、該フラグが記録されていれば入金残額が零のビジタコインを返却する(S552,S571)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて遊技媒体の貸与に使用される残額を管理する管理装置と、
遊技機に対応して設けられ、前記記録媒体識別情報が記録された記録媒体を受け付けて、遊技者の操作により、該受け付けた記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置にて管理されている残額である管理残額の範囲内で予め定められた基準貸与額分の遊技媒体を貸与するための第1の貸与処理を行う貸与処理手段と、該第1の貸与処理に使用される基準貸与額を前記管理残額から減算するための第1の減算要求を前記管理装置に対して送信する減算要求送信手段と、該第1の貸与処理の対象となった記録媒体の管理残額が零でないことを条件として、該管理残額が零でない旨を示す管理残額有り情報を記録した前記記録媒体を排出する処理を行う記録媒体排出処理手段と、を有する遊技用装置と、
を備える遊技用システムであって、
該遊技用装置は、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段を有し、
該通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付けたことに基づいて、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額の範囲内で遊技媒体を貸与するための第2の貸与処理を前記貸与処理手段により行い、
前記受付貨幣額から該第2の貸与処理に使用された使用額を減算した入金残額が零でないことを条件として、該入金残額を記録した前記記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行い、
前記記録媒体の管理残額を取得する管理残額取得手段と、
予め定められた所定額未満の貨幣を受け付けたことに基づいて、当該受付貨幣額と前記管理残額取得手段により取得した管理残額との合算額が前記基準貸与額以上であるか否かを判定する貸与判定手段と、をさらに有し、
該貸与判定手段により前記合算額が前記基準貸与額以上であると判定されたことを条件として、遊技者の操作によることなく、当該基準貸与額分の遊技媒体を貸与するための第3の貸与処理を前記貸与処理手段により行い、当該基準貸与額と前記受付貨幣額との差額を前記管理残額から減算するための第2の減算要求を前記減算要求送信手段により前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、前記第1の減算要求の受信に基づいて、前記基準貸与額を前記管理残額から減算する第1の減算処理を行うと共に、前記第2の減算要求の受信に基づいて、前記差額を前記管理残額から減算する第2の減算処理を行う減算処理手段をさらに有し、
前記遊技用装置は、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記記録媒体排出処理手段により排出された記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体に記録されている入金残額を遊技媒体の貸与に使用可能とするための入金残額使用可能処理を行う入金残額使用可能処理手段と、
前記記録媒体に前記管理残額有り情報が記録されているか否かを判定する管理残額有り情報記録判定手段と、をさらに有し、
該管理残額有り情報記録判定手段により管理残額有り情報が記録されていると判定されたことを条件として、前記入金残額が零の記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項2】
請求項1に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記管理装置から前記第2の減算処理が完了した旨を示す減算完了通知を受信したことを条件として、次の貸与処理を前記貸与処理手段により行い、
前記減算完了通知の受信前に前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知したことを条件として、前記差額を記録した前記記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行い、
前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに該記録媒体排出処理手段により排出された記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体に記録されている記録媒体識別情報と差額とを含む記録媒体受付通知を前記管理装置に対して送信する受付通知送信手段をさらに有し、
前記管理装置は、該受付通知送信手段から送信されてきた記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額から該記録媒体受付通知に含まれる差額を減算更新するための差額減算更新処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項3】
請求項2に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記第3の貸与処理に伴って前記記録媒体に記録されている通番を更新する第1の通番更新処理を行い、
前記管理装置は、前記第2の減算処理に伴って前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番を更新する第2の通番更新処理を行い、
前記遊技用装置は、前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体排出処理手段により排出された記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体に記録されている記録媒体識別情報と差額と通番とを含む前記記録媒体受付通知を前記受付通知送信手段により前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
該受付通知送信手段から送信されてきた記録媒体受付通知に含まれる通番が該記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している通番と一致するか否かを判定する通番判定手段をさらに有し、
該通番判定手段により通番が一致しないと判定されたことを条件として、前記差額減算更新処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項4】
記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて遊技媒体の貸与に使用される残額を管理する管理装置と、
遊技機に対応して設けられ、前記記録媒体識別情報が記録された記録媒体を受け付けて、遊技者の操作により、該受け付けた記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置にて管理されている残額である管理残額の範囲内で遊技媒体を貸与するための第1の貸与処理を行う貸与処理手段と、該第1の貸与処理に使用される使用額及び該使用額に対応する間接税額を前記管理残額から減算するための第1の減算要求を前記管理装置に対して送信する減算要求送信手段と、該第1の貸与処理の対象となった記録媒体の管理残額が零でないことを条件として、該管理残額が零でない旨を示す管理残額有り情報を記録した前記記録媒体を排出する処理を行う記録媒体排出処理手段と、を有する遊技用装置と、
を備える遊技用システムであって、
該遊技用装置は、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段を有し、
該通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付けたことに基づいて、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額の範囲内で遊技媒体を貸与するための第2の貸与処理を前記貸与処理手段により行い、
前記受付貨幣額から該第2の貸与処理に使用された使用額を減算した入金残額が零でないことを条件として、該入金残額を記録した前記記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行い、
前記記録媒体の管理残額を取得する管理残額取得手段と、
予め定められた所定額未満の貨幣を受け付けたことに基づいて、前記管理残額取得手段により取得した管理残額が該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額に対応する間接税額以上であるか否かを判定する貸与判定手段と、をさらに有し、
該貸与判定手段により前記管理残額が前記受付貨幣額に対応する間接税額以上であると判定されたことを条件として、遊技者の操作によることなく、当該受付貨幣額分の遊技媒体を貸与するための第3の貸与処理を前記貸与処理手段により行い、当該受付貨幣額に対応する間接税額を前記管理残額から減算するための第2の減算要求を前記減算要求送信手段により前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、前記第1の減算要求の受信に基づいて、前記使用額及び該使用額に対応する間接税額を前記管理残額から減算する第1の減算処理を行うと共に、前記第2の減算要求の受信に基づいて、前記受付貨幣額に対応する間接税額を前記管理残額から減算する第2の減算処理を行う減算処理手段をさらに有し、
前記遊技用装置は、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記記録媒体排出処理手段により排出された記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体に記録されている入金残額を遊技媒体の貸与に使用可能とするための入金残額使用可能処理を行う入金残額使用可能処理手段と、
前記記録媒体に前記管理残額有り情報が記録されているか否かを判定する管理残額有り情報記録判定手段と、をさらに有し、
該管理残額有り情報記録判定手段により管理残額有り情報が記録されていると判定されたことを条件として、前記入金残額が零の記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項5】
請求項4に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記管理装置から前記第2の減算処理が完了した旨を示す減算完了通知を受信したことを条件として、次の貸与処理を前記貸与処理手段により行い、
前記減算完了通知の受信前に前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知したことを条件として、前記受付貨幣額に対応する間接税額を記録した前記記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行い、
前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに該記録媒体排出処理手段により排出された記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体に記録されている記録媒体識別情報と間接税額とを含む記録媒体受付通知を前記管理装置に対して送信する受付通知送信手段をさらに有し、
前記管理装置は、該受付通知送信手段から送信されてきた記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している管理残額から該記録媒体受付通知に含まれる間接税額を減算更新するための間接税額減算更新処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項6】
請求項5に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記第3の貸与処理に伴って前記記録媒体に記録されている通番を更新する第1の通番更新処理を行い、
前記管理装置は、前記第2の減算処理に伴って前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番を更新する第2の通番更新処理を行い、
前記遊技用装置は、前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体排出処理手段により排出された記録媒体を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体に記録されている記録媒体識別情報と間接税額と通番とを含む前記記録媒体受付通知を前記受付通知送信手段により前記管理装置に対して送信し、
前記管理装置は、
該受付通知送信手段から送信されてきた記録媒体受付通知に含まれる通番が該記録媒体受付通知に含まれる記録媒体識別情報に対応付けて管理している通番と一致するか否かを判定する通番判定手段をさらに有し、
該通番判定手段により通番が一致しないと判定されたことを条件として、前記間接税額減算更新処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに受け付けた記録媒体の管理残額が零でないか否かを、少なくとも当該記録媒体の受付中において管理する管理残額有無管理手段をさらに有し、
前記記録媒体の受付後に前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知したときに、前記管理残額有無管理手段で前記記録媒体の管理残額が零でない旨を管理していることを条件として、前記管理残額有り情報を記録した前記記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付けたことに基づいて、前記受付貨幣額から、前記残額を遊技媒体の貸与に使用する際の予め定められた一単位である単位使用額と該単位使用額に対応する間接税額との合算額である税込単位額の整数倍に相当する貸与対象額と、該税込単位額未満の端数額とを特定する特定手段をさらに有し、
該特定手段により貸与対象額が特定されたことに基づいて、遊技者の操作によることなく、該特定された貸与対象額分の遊技媒体を貸与するための処理を前記第2の貸与処理として前記貸与処理手段により行い、
前記特定手段により特定された端数額を前記入金残額として記録した前記記録媒体を排出する処理を前記記録媒体排出処理手段により行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項9】
請求項8に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに前記記録媒体排出処理手段により排出された記録媒体を受け付け、さらに貨幣を受け付けたことに基づいて、該受け付けた記録媒体に記録されている端数額と今回の受付貨幣額との合算額から、前記貸与対象額を特定すると共に、前記端数額を新たに特定する処理を前記入金残額使用可能処理として前記特定手段により行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項10】
請求項8又は9に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付けたことに基づいて、前回の貨幣受付に基づいて特定した端数額又は前記受け付けた記録媒体に記録されている端数額と今回の受付貨幣額との合算額が前記税込単位額以上であるか否かを判定する合算額判定手段をさらに有し、
該合算額判定手段により税込単位額以上であると判定されたことを条件として、前記受け付けた貨幣を回収し、前記特定手段による特定を行う一方、前記合算額判定手段により税込単位額未満であると判定されたことを条件として、前記受け付けた貨幣を返却し、前記特定手段による特定を行わないことを特徴とする遊技用システム。
【請求項11】
請求項8〜10のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記記録媒体を受け付けて、該受け付けた記録媒体に記録されている端数額に相当する貨幣を払い出す精算装置と、
該精算装置で受け付けた記録媒体に記録されている端数額が予め定められた所定の金額未満であるか否かを判定する端数額判定手段と、をさらに備え、
前記精算装置は、該端数額判定手段により端数額が所定の金額未満であると判定されたことを条件として、該端数額に相当する貨幣を払い出すことを特徴とする遊技用システム。
【請求項12】
請求項8〜11のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記記録媒体を受け付けて、該受け付けた記録媒体に記録されている端数額に相当する貨幣を払い出す精算装置をさらに備え、
前記管理装置は、
前記精算装置での精算が可能な精算可能期間を設定する精算可能期間設定手段と、
前記精算可能期間内に前記通信不可能状態が発生したか否かを判定する通信不可能状態発生判定手段と、をさらに有し、
前記精算装置は、前記通信不可能状態発生判定手段により通信不可能状態が発生したと判定されたことを条件として、前記端数額に相当する貨幣を払い出すことを特徴とする遊技用システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【公開番号】特開2007−111075(P2007−111075A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−302385(P2005−302385)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】