説明

選択的アンドロゲン受容体モジュレーター

本発明は、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(II)、(IIa)もしくは(III)の化合物、およびまたはその塩と、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(II)、(IIa)もしくは(III)の化合物および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物と、アンドロゲン受容体を調節する方法と、アンドロゲン受容体モジュレーターにより有利に処置される疾患(たとえば、サルコペニア、前立腺癌、避妊、II型糖尿病関連障害または疾患、貧血、鬱病および腎臓病)を処置する方法と、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(II)、(IIa)もしくは(III)の化合物およびその調製に有用な中間体を製造する方法とを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)または(II)による化合物であって、
式(I)の前記化合物は下記式であり、
【化1】


式中、
X、YおよびZは独立に水素、ハロゲン、CN、C1〜4アルキル、C1〜3ヒドロキシアルキル、C1〜3ハロアルキル、NO、NH、C1〜3アルキルおよびOHからなる群から選択され;ただし、X、YおよびZの少なくとも1つは水素ではなく;
は各々独立にハロゲン、OH、NH(CO)C1〜6アルキル、C1〜4アルキル(前記C1〜4アルキルは任意に、CN、OHおよびOC1〜3アルキルから各々独立に選択される1〜2つの置換基で置換されている)、C1〜5ハロアルキル、単環式アリール(前記単環式アリールは任意に、C1〜3アルキル、C1〜5ハロアルキル、CN、ハロゲン、OHおよびOC1〜3アルキルから各々独立に選択される1〜3つの置換基で置換されている)、ベンジル(前記ベンジルのフェニル基は任意に、ハロゲン、C1〜3アルキル、S(O)0〜21〜3アルキル、S(O)0〜2フェニル、O−C1〜6アルキルおよびOCFから各々独立に選択される1〜3つの置換基で置換されている)、C(O)−C1〜10アルキル、SO−、PO−、SONRb’およびC(O)フェニルから選択され;
は独立にC1〜4アルキル(前記C1〜4アルキルは任意に、CN、OHおよびOPh(前記Phは任意に、ハロゲン、OH、CNおよびOC1〜3アルキルからなる群から各々独立に選択される1〜2つの置換基で置換されている)からなる群から各々独立に選択される1〜2つの置換基で置換されている)、C1〜5ハロアルキル、単環式アリール(前記単環式アリールは任意に、C1〜3アルキル、C1〜5ハロアルキル、CN、ハロゲン、OHおよびOC1〜3アルキルからなる群から各々独立に選択される1〜3つの置換基で置換されている)、およびベンジル(前記ベンジルのフェニル基は任意に、ハロゲン、C1〜3アルキル、CN、S(O)0〜21〜3アルキル、S(O)0〜2フェニル、O−C1〜6アルキルおよびOCFからなる群から各々独立に選択される1〜3つの置換基で置換されている)から選択され;
Aは
【化2】


からなる群から選択される炭素数2〜5のアルキルリンカーであり;
nは0、1、2または3であり;
式(II)の前記化合物は下記式であり、
【化3】


式中、
cは0、1、2または3であり;
X、YおよびZは独立に水素、ハロゲン、CN、C1〜4アルキル、C1〜3ヒドロキシアルキル、C1〜3ハロアルキル、NO、NH、C1〜3アルキルおよびOHからなる群から選択され;
は各々独立にハロゲン、OH、NH(CO)C1〜6アルキル、C1〜4アルキル(前記C1〜4アルキルは任意に、CN、OHおよびOC1〜3アルキルから各々独立に選択される1〜2つの置換基で置換されている)、C1〜5ハロアルキル、単環式アリール(前記単環式アリールは任意に、C1〜3アルキル、C1〜5ハロアルキル、CN、ハロゲン、OHおよびOC1〜3アルキルから各々独立に選択される1〜3つの置換基で置換されている)、ベンジル(前記ベンジルのフェニル基は任意に、ハロゲン、C1〜3アルキル、S(O)0〜21〜3アルキル、S(O)0〜2フェニル、O−C1〜6アルキルおよびOCFから各々独立に選択される1〜3つの置換基で置換されている)、C(O)−C1〜10アルキル、SO−、PO−、SONRb’およびC(O)フェニルから選択され;
ただし、X、YおよびZの少なくとも2つは各々独立にハロゲン、NOまたはCNであり;かつX、YおよびZの2つは両方がBrというわけではない
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
X、YおよびZは独立に水素、塩素、フッ素、CFおよびCNから選択され;ただし、X、YおよびZの少なくとも1つは水素ではない
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
は各々独立に塩素、フッ素、CH、CHCH、CFおよびCFCFから選択される
請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
は各々独立にフッ素、CHおよびCFから選択される
請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
はCH、CHCH、CFまたはCFCFである
請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
Aは
【化4】


からなるC〜Cアルキルリンカーの群から選択される
請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
nは0、1または2である
請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
XおよびYは水素であり;
ZはCNであり;
は各々独立にフッ素、CHおよびCFから選択され;
はCH、CFまたはCFCFであり;
Aは
【化5】


からなるC〜Cアルキルリンカーの群から選択され;
nは0、1または2である
請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
Xは水素であり;
YはCFであり;
ZはCNであり;
は各々独立にフッ素、CHおよびCFから選択され;
はCH、CFまたはCFCFであり;
Aは
【化6】


からなるC〜Cアルキルリンカーの群から選択され;
nは0、1または2である
請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
Xは水素であり;
YおよびZは塩素であり;
は各々独立にフッ素、CHおよびCFから選択され;
はCH、CFまたはCFCFであり;
Aは
【化7】


からなるC〜Cアルキルリンカーの群から選択され;
nは0、1または2である
請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
Xは水素であり;
Yは塩素であり;Zはフッ素であり;
は各々独立にフッ素、CHおよびCFから選択され;
はCH、CFまたはCFCFであり;
Aは
【化8】


からなるC〜Cアルキルリンカーの群から選択され;
nは0、1または2である
請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
式(I)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
X、YおよびZは塩素であり;Rは各々独立にフッ素、CHおよびCFから選択され;
はCH、CFまたはCFCFであり;
Aは
【化9】


からなるC〜Cアルキルリンカーの群から選択され;
nは0、1または2である
請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
式(II)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
X、YおよびZは独立に水素、塩素、臭素、CFおよびCNから選択され;ただし、X、YおよびZの少なくとも2つは各々独立にハロゲンまたはCNであり;かつX、YおよびZの2つは両方がBrというわけではない
請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
式(II)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
は各々独立に塩素、フッ素、臭素、CHおよびベンジルから選択される
請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式(II)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
cは0または1である
請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
式(II)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
XおよびYは水素であり;
ZはCNであり;
は各々独立に臭素およびベンジルから選択され;
cは0または1である
請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
式(II)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
XおよびYは水素であり;Zは臭素であり;
は各々独立に臭素およびベンジルから選択され;
cは0または1である
請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
式(II)の前記化合物またはその薬学的に許容される塩において、
XおよびYは塩素であり;
Zは水素であり;
は各々独立に臭素およびベンジルから選択され;
cは0または1である
請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
式(I)の前記化合物は下記式(Ia)、(Ib)または(Ic)の化合物であり;式(II)の前記化合物は下記式(IIa)の化合物であり;式(Ia)の前記化合物は下記式であり、
【化10】


式中、
X、Y、Z、R、Rおよびnは請求項1に定義した通りであり;
式(Ib)の前記化合物は下記式であり、
【化11】


式中、
X、Y、Z、R、Rおよびnは請求項1に定義した通りであり;
式(Ic)の前記化合物は下記式であり、
【化12】


式中、
X、Y、Z、R、Rおよびnは請求項1に定義した通りであり;
式(IIa)の前記化合物は下記式であり、
【化13】


式中、
cは0、1、2または3であり;
、X、YおよびZは請求項1に定義した通りであり;
ただし、X、YおよびZの少なくとも2つは各々独立にハロゲン、NOまたはCNであり;かつX、YおよびZの2つは両方がBrというわけではない
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
6,7−ジクロロ−1−メチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、1−ヒドロキシ−1−メチル−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−6−カルボニトリル、6,7−ジクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、1−ヒドロキシ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−6−カルボニトリル、5,6−ジクロロ−1(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1オール、6,7−ジクロロ−1−(ペルフルオロエチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、1−ヒドロキシ−1−(ペルフルオロエチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−6−カルボニトリル、6,8−ジクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、(S)−6,7−ジクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、(R)−6,7−ジクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、(R)−6,8−ジクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、2,4−ジクロロ−6−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロシクロヘプタ[b]インドール−6−オール、6,7−ジクロロ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、5,8−ジクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、5−クロロ−6−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、5,6−ジクロロ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、7−クロロ−6−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、8−クロロ−6−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、8−クロロ−6−フルオロ−1,2−ビス(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、6,7−ジクロロ−2,2−ジフルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、6,8−ジクロロ−2,2−ジフルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、5,6,8−トリクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、5,7−ジクロロ−3−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロシクロペンタ[b]インドール−3−オール、5,6−ジクロロ−2−メチル−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、5,6,7−トリクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、7,8−ジクロロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、6,7−ジクロロ−2−メチル−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、6,7−ジクロロ−3−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロシクロペンタ[b]インドール−3−オール、6−クロロ−8−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−1−オール、7,8−ジクロロ−3−(トリフルオロメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロシクロペンタ[b]インドール−3−オール、1−ヒドロキシ−1,8−ビス(トリフルオロメチル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−カルバゾール−6−カルボニトリル、6−ブロモ−9H−カルブゾール−1−オール、8−ヒドロキシ−9H−カルバゾール−3−カルボニトリル、5,6−ジクロロ−9H−カルバゾール−1−オール、2−ブロモ−6,7−ジクロロ−9H−カルバゾール−1−オール、2−ベンジル−5,6−ジクロロ−9H−カルバゾール−1−オール、および2−ベンジル−6,7−ジクロロ−9H−カルバゾール−1−オール、または前述のいずれかの薬学的に許容される塩
から選択される化合物。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、および少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項22】
細胞内のアンドロゲン受容体を調節する方法であって、請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物、または請求項21に記載の組成物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法。
【請求項23】
アンドロゲン受容体を調節することができる化合物を同定する方法であって、アンドロゲン受容体を発現している細胞を請求項1〜20のいずれか1項に記載の化合物と接触させること、および前記化合物の前記細胞に対する作用をモニタリングすることを含む方法。
【請求項24】
サルコペニア、虚弱、多発性硬化症、骨粗鬆症、貧血、認知機能障害、悪液質、筋ジストロフィー、食欲減退、低体重、神経性食欲不振症、アクネ、脂漏症、多嚢胞性卵巣症候群、脱毛、AIDs消耗、慢性疲労症候群、低身長、低いテストステロン濃度、リビドー減退、良性前立腺肥大症、不妊、勃起不全、腟乾燥、月経前症候群、閉経後の症状、女性ホルモン補充療法、男性ホルモン補充療法、鬱病、II型糖尿病、気分障害、睡眠障害、記憶障害、神経変性障害、アルツハイマー型認知症、注意欠陥障害、老年認知症、冠動脈疾患、多毛症、疼痛、筋肉痛、心筋梗塞、脳卒中、凝固障害、血栓塞栓症、鬱血性心疾患、インスリン感受性、低いグルコース利用率、高血糖、臓器移植、メタボリックシンドローム、糖尿病、耐糖能障害、高インスリン血症、インスリン抵抗性、歯の損傷、歯の疾患、歯周病、肝臓病、血小板減少症、脂肪肝状態、子宮内膜症、ホットフラッシュ(hot flush)、ホットフラッシュ(hot flash)、血管運動障害、ストレス障害、小人症、脂質代謝異常、循環器疾患、冠動脈疾患、腎臓病、菲薄化による皮膚障害、嗜眠、骨減少症、透析、過敏性腸症候群、クローン病、パジェット病、変形性関節症、結合組織病、傷害、熱傷、外傷、創傷、骨折、アテローム性動脈硬化症、悪液質、癌性悪液質および肥満の処置を必要とする哺乳動物のサルコペニア、虚弱、多発性硬化症、骨粗鬆症、貧血、認知機能障害、悪液質、筋ジストロフィー、食欲減退、低体重、神経性食欲不振症、アクネ、脂漏症、多嚢胞性卵巣症候群、脱毛、AIDs消耗、慢性疲労症候群、低身長、低いテストステロン濃度、リビドー減退、良性前立腺肥大症、不妊、勃起不全、腟乾燥、月経前症候群、閉経後の症状、女性ホルモン補充療法、男性ホルモン補充療法、鬱病、II型糖尿病、気分障害、睡眠障害、記憶障害、神経変性障害、アルツハイマー型認知症、注意欠陥障害、老年認知症、冠動脈疾患、多毛症、疼痛、筋肉痛、心筋梗塞、脳卒中、凝固障害、血栓塞栓症、鬱血性心疾患、インスリン感受性、低いグルコース利用率、高血糖、臓器移植、メタボリックシンドローム、糖尿病、耐糖能障害、高インスリン血症、インスリン抵抗性、歯の損傷、歯の疾患、歯周病、肝臓病、血小板減少症、脂肪肝状態、子宮内膜症、ホットフラッシュ(hot flush)、ホットフラッシュ(hot flash)、血管運動障害、ストレス障害、小人症、脂質代謝異常、循環器疾患、冠動脈疾患、腎臓病、菲薄化による皮膚障害、嗜眠、骨減少症、透析、過敏性腸症候群、クローン病、パジェット病、変形性関節症、結合組織病、傷害、熱傷、外傷、創傷、骨折、アテローム性動脈硬化症、悪液質、癌性悪液質および肥満を処置する方法であって、請求項1〜20のいずれか1項に記載の有効量の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項21に記載の医薬組成物を前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項25】
前立腺癌、乳癌、子宮内膜癌、肝細胞癌、リンパ腫、多発性内分泌腫瘍症、腟癌、腎癌、甲状腺癌、精巣癌、白血病および卵巣癌の処置を必要とする哺乳動物の前立腺癌、乳癌、子宮内膜癌、肝細胞癌、リンパ腫、多発性内分泌腫瘍症、腟癌、腎癌、甲状腺癌、精巣癌、白血病および卵巣癌を処置する方法であって、請求項1〜20のいずれか1項に記載の有効量の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、または請求項21に記載の医薬組成物を前記哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項26】
サルコペニア、虚弱、多発性硬化症、骨粗鬆症、貧血、認知機能障害、悪液質、筋ジストロフィー、食欲減退、低体重、神経性食欲不振症、アクネ、脂漏症、多嚢胞性卵巣症候群、脱毛、AIDs消耗、慢性疲労症候群、低身長、低いテストステロン濃度、リビドー減退、良性前立腺肥大症、不妊、勃起不全、腟乾燥、月経前症候群、閉経後の症状、女性ホルモン補充療法、男性ホルモン補充療法、鬱病、II型糖尿病、気分障害、睡眠障害、記憶障害、神経変性障害、アルツハイマー型認知症、注意欠陥障害、老年認知症、冠動脈疾患、多毛症、疼痛、筋肉痛、心筋梗塞、脳卒中、凝固障害、血栓塞栓症、鬱血性心疾患、インスリン感受性、低いグルコース利用率、高血糖、高コレステロール血症、臓器移植、メタボリックシンドローム、糖尿病、耐糖能障害、高インスリン血症、インスリン抵抗性、歯の損傷、歯の疾患、歯周病、肝臓病、血小板減少症、脂肪肝状態、子宮内膜症、ホットフラッシュ(hot flush)、ホットフラッシュ(hot flash)、血管運動障害、ストレス障害、小人症、脂質代謝異常、循環器疾患、冠動脈疾患、腎臓病、菲薄化による皮膚障害、嗜眠、骨減少症、透析、過敏性腸症候群、クローン病、パジェット病、変形性関節症、結合組織病、傷害、熱傷、外傷、創傷、骨折、アテローム性動脈硬化症、悪液質、癌性悪液質および肥満を処置する薬物の製造における、請求項1〜20に記載の化合物または請求項21に記載の組成物の使用。
【請求項27】
前立腺癌、乳癌、子宮内膜癌、肝細胞癌、リンパ腫、多発性内分泌腫瘍症、腟癌、腎癌、甲状腺癌、精巣癌、白血病および卵巣癌を処置する薬物の製造における、請求項1〜20に記載の化合物または請求項21に記載の組成物の使用。
【請求項28】
アンドロゲン受容体モジュレーターの製造に有用な化合物であって、下記式(Ib)を持ち、
【化14】


式中、
X、Y、Z、R、Rおよびnは請求項1に定義した通りである
化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項29】
アンドロゲン受容体モジュレーターの製造に有用な化合物であって、下記(IIa)を持ち、
【化15】


式中、
cは0、1、2または3であり;
、X、Y、Zおよびcは請求項1に定義した通りであり
ただし、X、YおよびZの少なくとも2つは各々独立にハロゲン、NOまたはCNであり;かつX、YおよびZの2つは両方がBrというわけではない
化合物またはその薬学的に許容される塩。


【公表番号】特表2013−518902(P2013−518902A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552115(P2012−552115)
【出願日】平成23年2月4日(2011.2.4)
【国際出願番号】PCT/US2011/023768
【国際公開番号】WO2011/097496
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(509094908)ラジウス ヘルス,インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】