説明

選択的PARP−1阻害を有する3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド

ポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼPARP−1の活性をポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼPARP−2に対して選択的に阻害する置換3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド誘導体(I)が提供される。したがって、この発明の化合物は、疾患、例えば、癌、心臓血管疾患、中枢神経系傷害および種々の炎症形態を処置するのに有用である。本発明はまた、これらの化合物を調製するための方法、これらの化合物を含む医薬組成物およびこれらの化合物を含む医薬組成物を利用して疾患を処置する方法も提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

[式中、
Rは、場合によって置換されている直鎖または分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール基であり;
およびRは、独立して、水素原子、場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール基であり、またはこれらが結合している環炭素原子と一緒になって、場合によって置換されている炭素−炭素二重結合、C−Cシクロアルキルもしくはヘテロシクリル基を形成するが、RおよびRは、両方が水素原子ではないことを条件とし;
は、水素原子もしくはハロゲン原子、シアノ、ニトロまたは場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、NHCOR、COR、NR、NRCOR、OR、SR、SOR10、SO10、NHSOR10、NHSO10、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキル基であり;
は、水素原子、または場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、NR、OR、SR、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキル基であり;
およびRは、独立して、水素原子、または場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、RN−C−Cアルキル、RO−C−Cアルキル基であり、またはRおよびRは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合によって置換されているヘテロシクリル基を形成し;
は、水素原子、または場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、COR、SOR10、SO10、RN−C−Cアルキル、RO−C−Cアルキル、ヘテロシクリル−C−Cアルキル、アリール−C−Cアルキルもしくはヘテロアリール−C−Cアルキル基であり、ここで、Rは、先に定義されている通りであり;
およびRは、独立して、水素原子、または場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、CORであり、またはRおよびRは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、場合によって置換されているヘテロシクリル基を形成し、ここで、Rは、先に定義されている通りであり;
10は、水素原子、または場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、NR、OR、RN−C−Cアルキル、RO−C−Cアルキルであり、ここで、R、R、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
またはこの薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Rが、場合によって置換されているC−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール基であり、場合による置換基が、1個以上のハロゲン、シアノ、場合によってさらに置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、ヘテロシクリル−C−Cアルキル、アリール−C−Cアルキルもしくはヘテロアリール−C−Cアルキル基、NHCOR、COR、NR、NRCOR、OR、オキソ(=O)、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキルであり、場合によるさらなる置換基は、1個以上のハロゲン、C−Cアルキル、アリールもしくはヘテロシクリル基、NHCOR、NR、NRCOR、OR、オキソ(=O)、SR、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキルであり、および
、R、R、R、R、R、R、RおよびRが、請求項1に定義されている通りであることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物またはこの薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Rが、場合によって置換されているC−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール基であり、場合による置換基が、1個以上のハロゲン、シアノ、場合によってさらに置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールもしくはC−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、ヘテロシクリル−C−Cアルキル、アリール−C−Cアルキルもしくはヘテロアリール−C−Cアルキル基、NHCOR、COR、NR、NRCOR、OR、オキソ(=O)、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキルであり、場合によるさらなる置換基は、1個以上のハロゲン、C−Cアルキル、アリールもしくはヘテロシクリル基、NHCOR、NR、NRCOR、OR、オキソ(=O)、SR、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキルであり;
が、水素原子であり、Rが、場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール基である、または
およびRが、これらが連結している環炭素原子と一緒になって、場合によって置換されている炭素−炭素二重結合、C−Cシクロアルキルもしくはヘテロシクリル基を形成するのいずれかであり;および
、R、R、R、R、RおよびRが、請求項1に定義されている通りであることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物またはこの薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Rが、場合によって置換されているC−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール基であり、場合による置換基が、1個以上のハロゲン、シアノ、場合によってさらに置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、ヘテロシクリル−C−Cアルキル、アリール−C−Cアルキルもしくはヘテロアリール−C−Cアルキル基、NHCOR、COR、NR、NRCOR、OR、オキソ(=O)、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキルであり、場合によるさらなる置換基は、1個以上のハロゲン、C−Cアルキル、アリールもしくはヘテロシクリル基、NHCOR、NR、NRCOR、OR、オキソ(=O)、SR、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキル基であり;
が、水素原子であり、Rが、場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールもしくはヘテロアリール基である、または
およびRが、これらが連結している環炭素原子と一緒になって、場合によって置換されている炭素−炭素二重結合、C−Cシクロアルキルもしくはヘテロシクリル基を形成するのいずれかであり;
が、水素、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、場合によって置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、NHCOR、NR、NRCOR、OR、RN−C−CアルキルもしくはRO−C−Cアルキルであり、および
、R、R、R、RおよびRが、請求項1に定義されている通りであることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物またはこの薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Rが、場合によって置換されているヘテロシクリルまたはアリール基であり、場合による置換基が、1個以上の、場合によってさらに置換されている直鎖もしくは分枝鎖のC−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、ヘテロシクリル−C−Cアルキル、アリール−C−Cアルキルもしくはヘテロアリール−C−Cアルキル基もしくはCORであり、場合によるさらなる置換基は、1個以上のハロゲン、C−Cアルキル、アリールもしくはヘテロシクリル基、OR、オキソ(=O)、SRもしくはRO−C−Cアルキル基であり;
およびRが、独立して、水素原子またはC−Cアルキル基であるが、これらの両方が水素原子ではないことを条件とし;
が、水素またはハロゲン原子であり;
が、ORであり;
が、水素原子、場合によって置換されているC−Cアルキルまたはアリール−C−Cアルキル基であり、置換基が、1個以上のハロゲン原子であり;
が、水素原子であり、および
、RおよびRが、請求項1に定義されている通りであることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物またはこの薬学的に許容される塩。
【請求項6】
RRが、場合によって置換されているピペリジニルまたはフェニル基であり、場合による置換基は、1個以上、場合によってさらに置換されたメチル、エチル、プロピル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロブチル、モルホリニル、ピペラジニル、ピラゾリル、シクロヘキシル−メチル、シクロヘキセニル−メチル、ピペリジニル−メチル、ベンジル、ピリジル−メチル、ピロリル−メチル、ピラゾリル−メチル、イミダゾリル−メチル、チエニル−メチル、インドリル−メチル、チアゾリル−メチル、フリル−メチル基またはCORであり;場合によるさらなる置換基は1個以上の臭素、フッ素、塩素原子またはイソプロピル、メチル、フェニル、モルホリニル、またはピペリジニル、ヒドロキシ−メチル基、OR、オキソ(=O)またはSRであり;
およびRが、独立して、水素原子またはメチル基であるが、これらの両方が水素原子ではないことを条件とし;
が、水素またはフッ素原子であり;
が、ORであり;
が、水素原子、場合によって置換されているメチル、tert−ブチルまたはベンジル基であり、置換基が、1個以上のフッ素原子であり、および
、R、RおよびRが、請求項1に定義されている通りであることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の化合物またはこの薬学的に許容される塩。
【請求項7】
tert−ブチル4−(4−カルバモイル−1−メチル−3−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート、
1−メチル−3−オキソ−2−(ピペリジン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
(1S)−2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
(1R)−2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(1H−インドール−5−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−(1−{[1−(プロパン−2−イル)−1H−インドール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(ピリジン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−{[4−(ベンジルオキシ)−1H−インドール−3−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−{1−[(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(2,4−ジフルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−{1−[(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(フラン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−{1−[3−(ピペリジン−1−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−(1−{[6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(1H−ピロール−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(チオフェン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(シクロヘキシルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(シクロヘキサ−3−エン−1−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[(3−フルオロピリジン−4−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−{1−[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−{1−[3−(メチルスルファニル)プロピル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[(2−クロロピリジン−3−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−{1−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−{1−[(5−メチルフラン−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−{1−[(3−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[(5−ブロモチオフェン−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(3−ヒドロキシベンジル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[2−(ジフルオロメトキシ)ベンジル]ピペリジン−4−イル}−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−{[5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[4−(ピペリジン−1−イル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[4−(ピペリジン−1−イルメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
tert−ブチル4−(4−カルバモイル−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート、
6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2−(ピペリジン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−2−[1−(1H−インドール−5−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2−[1−(ピリジン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−2−{1−[(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(2,4−ジフルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−2−{1−[(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−2−[1−(フラン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2−{1−[3−(ピペリジン−1−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−2−(1−{[6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−2−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2−[1−(1H−ピロール−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2−[1−(チオフェン−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(シクロヘキシルメチル)ピペリジン−4−イル]−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(シクロヘキサ−3−エン−1−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−2−{1−[(3−フルオロピリジン−4−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−2−{1−[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−2−[1−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[(2−クロロピリジン−3−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−1−メチル−2−{1−[(5−メチルフラン−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[(5−ブロモチオフェン−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
6−フルオロ−2−(1−{[5−(ヒドロキシメチル)フラン−2−イル]メチル}ピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
(1S)−2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
(1R)−2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[4−(ピペリジン−4−イルメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−{4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)メチル]フェニル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−[3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[4−シクロヘキシル−3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[4−シクロヘキシル−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(シクロヘキサ−3−エン−1−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド 水和物、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
tert−ブチル3−{[4−(4−カルバモイル−1−メチル−3−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)ピペリジン−1−イル]メチル}アゼチジン−1−カルボキシレート、
1−メチル−2−{1−[2−メチル−2−(ピペリジン−1−イル)プロピル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロピル]ピペリジン−4−イル}−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−{1−[(1−エチル−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−[1−(2−メチルブチル)ピペリジン−4−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(シクロペンチルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
メチル4−[4−(4−カルバモイル−1−メチル−3−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)ピペリジン−1−イル]ブタノエート、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(2,2,2−トリクロロエチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
エチル2−{[4−(4−カルバモイル−1−メチル−3−オキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボキシレート、
2−(1−ヘキシルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−(1−ノニルピペリジン−4−イル)−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(3−シクロヘキシルプロピル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(3−フェニルプロピル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(シクロプロピルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−ヘプチルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−(1−ペンチルピペリジン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(2−フェニルエチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(3,3−ジメチルブチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−(1−プロピルピペリジン−4−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(5−ヒドロキシペンチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−3−オキソ−2−[1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−ブチルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−[1−(2−メチルプロピル)ピペリジン−4−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−{1−[(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(2,2−ジメチルプロピル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(2,2−ジメチルペンタ−4−エン−1−イル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−エチルピペリジン−4−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
1−メチル−2−[1−(3−メチルブチル)ピペリジン−4−イル]−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(2−エチルブチル)ピペリジン−4−イル]−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−1,1−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−1,1−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−1,1−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,1−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,1−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,1−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2’−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−3’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドール]−4’−カルボキサミド、
2’−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6’−フルオロ−3’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドール]−4’−カルボキサミド、
2’−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−3’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドール]−4’−カルボキサミド、
2’−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−6’−フルオロ−3’−オキソ−2,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドール]−4’−カルボキサミド、
2’−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−3’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドール]−4’−カルボキサミド、
2’−(1−シクロブチルピペリジン−4−イル)−6’−フルオロ−3’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,1’−イソインドール]−4’−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−1−メチリデン−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチリデン−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−1−メチリデン−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチリデン−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルアゼチジン−3−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルアゼチジン−3−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルアゼチジン−3−イル)−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロペンチルアゼチジン−3−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−[1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−イル]−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミド、
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1−メチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミドおよび
2−(1−シクロヘキシルピペリジン−4−イル)−6−フルオロ−1,1−ジメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−4−カルボキサミドからなる群から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容される塩。
【請求項8】
以下のシーケンスの段階:
シーケンスA):
式(X)の化合物:
【化2】

[式中、RおよびRは、請求項1に定義されている通りである。]
をハロゲン化する段階a);
得られた式(IX)の化合物:
【化3】

[式中、Halは、ハロゲン、例えば、Cl、Br、Iであり、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
をシアノ−脱−アミノ化する段階b);
得られた式(VIII)の化合物:
【化4】

[式中、Hal、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
を加水分解する段階c);
得られた式(VII)の化合物:
【化5】

[式中、Hal、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
を加水分解する段階d);
得られた式(VI)の化合物:
【化6】

[式中、Hal、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
をエステル化する段階e);
得られた式(V)の化合物:
【化7】

[式中、Tは、C−CアルキルまたはアリールC−Cアルキル基であり;RおよびRは、先に定義されている通りである。]
を、式(XIV)の適切なアミン:
【化8】

[式中、Rは、請求項1に定義されている通りである。]
と環化する段階f);
得られた式(IV)の化合物:
【化9】

[式中、Hal、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
をアルキル化する段階g);
得られた式(III)の化合物:
【化10】

[式中、Hal、R、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
をシアノ−脱−ハロゲン化する段階h);
式(II)の化合物:
【化11】

[式中、R、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
を加水分解して、式(I)の化合物:
【化12】

[式中、R、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
を得る段階i);または
シーケンスB):
式(XI)の化合物:
【化13】

[式中、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
をハロゲン化する段階l);
先に定義されている得られた式(VI)の化合物をエステル化し、先に定義されている得られた式(V)の化合物をシアノ−脱−ハロゲン化する段階eおよびm);
得られた式(XII)の化合物:
【化14】

[式中、T、RおよびRは、先に定義されている通りである。]を先に定義されている式(XIV)の適切なアミンと環化する段階f’);
得られた式(XIII)の化合物:
【化15】

[式中、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
をアルキル化する段階g’);
先に定義されている得られた式(XIII)の化合物を加水分解して、先に定義されている式(I)の化合物を得る段階i’);または
シーケンスC):
式(XV)の化合物:
【化16】

[式中、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
の還元的アミノ化段階n);
もしくは式(XX)の化合物:
【化17】

[式中、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
の還元的アルキル化段階q)のいずれか;
ディールスアルダー条件下で、無水マレイン酸と、得られた式(XVI)の化合物:
【化18】

[式中、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
を反応させる段階o);
得られた式(XVII)の化合物:
【化19】

[式中、R、RおよびRは、先に定義されている通りである。]
を芳香族化する段階p);ならびに
得られた式(XVIII)の化合物:
【化20】

[式中、R、RおよびRは、先に定義されている通りであり、Rは、水素原子である。]
をアミド化して、先に定義されている式(I)の化合物[式中、Rは、水素原子である。]を得る段階i’’)もしくは
先に定義されている式(XVIII)の化合物[式中、Rは、先に定義されている通りである。]をエステル化する段階e’)のいずれか;
得られた式(XXI)の化合物:
【化21】

[式中、T、RおよびRは、先に定義されている通りであり、Rは、先に定義されている通りである。]をN−脱保護する段階s);
得られた式(XXII)の化合物:
【化22】

[式中、T、RおよびRは、先に定義されている通りである。]をN−アルキル化する段階t);
先に定義されている得られた式(XXI)の化合物[式中、Rは、先に定義されている通りである。]を加水分解する段階r);
もしくは先に定義されている式(XXI)の化合物[式中、Rは、先に定義されている通りである。]をアルキル化する段階g’’)のいずれか、ならびに
得られた式(XXIII)の化合物:
【化23】

[式中、T、RおよびRは、先に定義されている通りであり、Rは、水素原子でない。]を加水分解し、次いで、得られた式(XVIII)の化合物[式中、R、RおよびRは、先に定義されている通りであり、Rは、水素原子でない。]を、段階i’’)下で先に記載された通りに操作し、必要であるときまたは所望されるとき、式(I)の化合物を公知の化学反応によって式(I)の異なる化合物に変換し;ならびに/または所望により、式(I)の化合物をこの薬学的に許容される塩に変換するもしくは塩を式(I)の遊離化合物に変換する段階r’)
の1つを含む、請求項1に記載の式(I)の化合物の調製のための方法。
【請求項9】
請求項1に記載の式(I)の化合物の治療有効量ならびに少なくとも1種の薬学的に許容される担体および/または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項10】
薬剤として使用するための、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項11】
PARP−1タンパク質によって媒介される疾患を処置する方法において使用するための、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項12】
処置されるべき、PARP−1タンパク質によって媒介される疾患が、癌、心臓血管疾患、神経系傷害または炎症であることを特徴とする、請求項11に記載の式(I)の化合物。
【請求項13】
癌が、膀胱癌腫、乳癌腫、大腸癌腫、腎臓癌腫、肝臓癌腫、小細胞肺癌を含めた肺癌腫、食道癌腫、胆嚢癌腫、卵巣癌腫、膵臓癌腫、胃癌腫、子宮頸癌腫、甲状腺癌腫、前立腺癌腫および扁平上皮細胞癌腫を含めた皮膚癌腫などの癌腫;白血病、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、有毛細胞リンパ腫およびバーキットリンパ腫を含めたリンパ系の造血腫瘍;急性骨髄性白血病および慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群ならびに前骨髄球性白血病を含めた骨髄細胞系列の造血腫瘍;線維肉腫および横紋筋肉腫を含めた間葉由来の腫瘍;星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫および神経鞘腫を含めた中枢神経系および末梢神経系の腫瘍;黒色腫、精上皮腫、奇形癌腫、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、濾胞性甲状腺癌およびカポジ肉腫を含めた他の腫瘍であることを特徴とする、請求項12に記載の式(I)の化合物。
【請求項14】
1種以上の化学治療剤をさらに含む、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項15】
抗癌治療における同時使用、別個の使用または逐次使用のための組み合わされた製剤としての、請求項1に記載の式(I)の化合物または請求項9に記載の医薬組成物および1種以上の化学治療剤を含む製品。
【請求項16】
処置を必要とする哺乳動物に、請求項1に記載の式(I)の化合物を有効量投与することを含む、PARP−1タンパク質によって媒介される疾患を処置するための方法。
【請求項17】
処置を必要とする哺乳動物が、ヒトである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
PARP−1タンパク質によって媒介される疾患を処置するための薬剤の製造における、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。

【公表番号】特表2012−532908(P2012−532908A)
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−519973(P2012−519973)
【出願日】平成22年7月6日(2010.7.6)
【国際出願番号】PCT/EP2010/059668
【国際公開番号】WO2011/006803
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(307012403)ネルビアーノ・メデイカル・サイエンシーズ・エツセ・エルレ・エルレ (55)
【Fターム(参考)】