説明

防水部材、外壁の継目構造及びユニット建物

【課題】取り付けが簡単なうえに、縦目地と横目地との交差部の防水性に優れた防水部材を提供する。
【解決手段】隣接して配置される外壁41,41間の継目に装着される防水部材1である。
そして、横方向に隣接する外壁間の縦目地42に挿入される長尺状の平面視略U字形の凹部21と、その凹部の両側縁に上下方向に延設されるフランジ部22,22とが防水性材料によって形成された縦目地止水部2と、縦目地止水部の下端においてフランジ部と略面一となるように横方向に延設される防水性材料によって形成されたエプロン部3と、縦目地止水部の底面を塞ぐとともにエプロン部と防水性が確保された状態で連続させる底面部とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接して配置される外壁間の継目に装着される防水部材、及びその防水部材が装着される外壁の継目構造、及びその継目構造を備えたユニット建物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、工場で製作された複数の建物ユニットを縦、横に積み重ねて構築するユニット建物が知られている。この建物ユニットには、工場で外壁まで取り付けられるので、隣接して配置された建物ユニット間には外壁間の継目が発生することになる。そこで、その継目には、ガスケットなどを挿入して防水処理をおこなうことになる(特許文献1,2など参照)。
【0003】
すなわち、建物ユニットを縦、横に積み重ねた場合、横方向に隣接する建物ユニット間には縦目地が発生し、建物ユニットの下縁又は上縁には横目地が発生する。そして、縦目地にはガスケットを挿入し、横目地は防水シートで覆うことによって防水処理をおこなう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−292791号公報
【特許文献2】特開平6−306963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このようなユニット建物の構成では、縦目地と横目地とが交差する箇所が必ず発生することになるが、この交差部に現地で防水性の高い防水処理をおこなうには手間がかかる。
【0006】
特に、既設の住宅に対して、新たに建物ユニットを隣接させて増築をおこなう場合は、外部に露出されていた既設の住宅の外壁との間で継目が発生することになるので、継目周辺の既設住宅の外壁を一旦、取り外してから防水処理をおこなうなど作業工数が多くなる。
【0007】
そこで、本発明は、取り付けが簡単なうえに、縦目地と横目地との交差部の防水性に優れた防水部材、及びその防水部材が装着される外壁の継目構造、及びその継目構造を備えたユニット建物を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の防水部材は、隣接して配置される外壁間の継目に装着される防水部材であって、横方向に隣接する外壁間の縦目地に挿入される長尺状の平面視略U字形の凹部と、その凹部の両側縁に上下方向に延設されるフランジ部とが防水性材料によって形成された縦目地止水部と、前記縦目地止水部の下端において前記フランジ部と略面一となるように横方向に延設される防水性材料によって形成されたエプロン部と、前記縦目地止水部の底面を塞ぐとともに前記エプロン部と防水性が確保された状態で連続させる底面部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
ここで、前記縦目地止水部は、前記縦目地の全長にわたって挿入可能な長さに形成されているものであってもよい。
【0010】
また、前記縦目地止水部の前記凹部と前記フランジ部との角部付近の前記外壁側の面には、粘着層が形成された構成であってもよい。さらに、前記エプロン部の裏面には、粘着層が形成された構成であってもよい。
【0011】
また、本発明の外壁の継目構造は、上記した防水部材が装着される外壁の継目構造であって、横方向に隣接する外壁間の縦目地に前記縦目地止水部の前記凹部が挿入されるとともに、前記外壁の下縁に沿って延設される横目地防水シートに前記エプロン部が積層され、前記凹部には、長尺状のガスケットが挿入されることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明のユニット建物は、複数の建物ユニットを隣接させて構築されるユニット建物であって、前記外壁間の継目に上記外壁の継目構造が形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
このように構成された本発明の防水部材は、縦目地に挿入される凹部が防水性材料によって形成された縦目地止水部と、その下端に横方向に延設される防水性材料のエプロン部とを備えている。また、縦目地止水部とエプロン部との間は、底面部によって防水性が確保された状態で連続されている。
【0014】
このため、外壁間の継目に防水部材を装着するだけで、縦目地と横目地とが交差する箇所を含めて防水性が高い継目構造を構築することができる。
【0015】
また、縦目地止水部を縦目地の全長にわたって挿入可能な長さに形成することで、縦目地に接続部を生じさせることなく、一度に防水構造を形成することができる。
【0016】
さらに、縦目地止水部のフランジ部周辺に粘着層が形成されていれば、縦目地に挿入された縦目地止水部を外壁側に容易に固定させることができる。また、エプロン部の裏面に粘着層が形成されていれば、エプロン部を外壁側に容易に固定させることができる。
【0017】
また、縦目地止水部の凹部にガスケットを挿入することで、縦目地を2重の防水構造にすることができる。さらに、横目地防水シートにエプロン部を積層させることで、横目地と縦目地とを連続した防水構造にすることができる。
【0018】
また、このような防水部材を使った継目構造であれば、建物ユニットを組み合わせて構築されるユニット建物、又は建物ユニットを追加して増築されるユニット建物の防水性を、少ない工数で容易に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態の防水部材の構成を説明する斜視図である。
【図2】ユニット建物の構成を説明する斜視図である。
【図3】防水部材の構成を説明する平面図である。
【図4】防水部材の構成を説明する正面図である。
【図5】防水部材の構成を説明する側面図である。
【図6】外壁間の縦目地に防水部材を挿入する工程の説明図である。
【図7】外壁間の縦目地に挿入された防水部材にガスケットを挿入する工程の説明図である。
【図8】ユニット建物の二通りの増築パターンを説明する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本実施の形態の防水部材1の構成を説明する斜視図、図2はこの防水部材1によって継目構造が設けられるユニット建物40の構成を説明する斜視図である。
【0022】
まず、図2を参照しながらユニット建物40の構成から説明すると、このようなユニット建物40は、工場で製作される複数の建物ユニット4,・・・を現場で接合し、屋根45を設けることによって構築される。
【0023】
また、建物ユニット4は、例えば四隅に配置される鋼製の柱と、その柱の上端間及び下端間に架け渡される鋼製の梁とによって、ボックス形のラーメン構造体(骨組構造体)に形成される。
【0024】
さらに、建物ユニット4の外側に露出される側面には、工場で外壁パネルを取り付けることで外壁41が形成されている。このため、横方向に隣接する建物ユニット4,4間には、外壁41,41の側縁間に縦目地42が形成される。また、上下方向に隣接する建物ユニット4,4間には、外壁41の下縁と外壁41の上縁との間に横目地43が形成される。さらに、1階に設置される建物ユニット4の下縁には、基礎(図示省略)との間に横目地44が形成される。
【0025】
そこで、縦目地42に対しては防水構造の縦継目10を設け、横目地43,44に対しては防水構造の横継目11,12を設ける。ここでは、縦継目10と横継目11(12)とを合わせて継目構造という。
【0026】
この継目構造を構成する防水部材1は、図1に示すように、縦目地42に挿入される凹部21とその両側縁に延設されるフランジ部22,22とが形成された縦目地止水部2と、この縦目地止水部2の下端において横方向に延設されるエプロン部3と、縦目地止水部2とエプロン部3とを防水性が確保された状態で連続させる底面部31とを備えている。
【0027】
この縦目地止水部2は、ポリプロピレン等の合成樹脂材料を薄板状に成形した防水性材料によって、凹部21とフランジ部22,22とが一体に形成される。本実施の形態の縦目地止水部2は、建物ユニット4の高さと略同じ長さに形成されている。
【0028】
この縦目地止水部2の凹部21は、横方向に隣接する外壁41,41間の縦目地42の隙間に挿入される長尺状の部材であって、図3に示すように平面視略U字形の例えば5角形状に形成される。
【0029】
また、フランジ部22は、凹部21の側縁に対して略直交する方向に折り曲げられるとともに、凹部21と同様に上下方向に延設される。すなわち、凹部21の両側縁にフランジ部22,22が延設された縦目地止水部2は、平面視略Ω字形に成形される。さらに、このフランジ部22は、縦目地42に縦目地止水部2を挿入した際には、外壁41の表面に沿って延設されることになる。
【0030】
また、この凹部21とフランジ部22との角部の外角側には、図3,5に示すように、フランジ部22の側縁に沿って粘着層23が積層されている。この粘着層23は、ブチルゴムなどの粘着力を有する防水性材料によって形成される。
【0031】
この粘着層23は、材料自体が粘着性を備えているので、凹部21の外側面に固着させることができるうえに、縦目地42に露出される外壁41側にも両面テープのように固着させることができる。このため、装着前は、粘着層23には離型紙23aを貼り付けておく。
【0032】
また、縦目地止水部2の下端から垂下されるエプロン部3は、図3,5に示すように、フランジ部22,22と略面一となるように、フランジ部22,22の裏面側に設けられる。
【0033】
このエプロン部3は、例えば、膜状のブチルゴムの背面にビニロン繊維などの補強材が積層されたゴム引布などの防水性材料によって、シート状に形成されている。
【0034】
このエプロン部3は、縦目地止水部2の長手方向に略直交する横方向に延設される。すなわち、エプロン部3は、外壁41の下縁に沿って延設されることになる。
【0035】
そして、このエプロン部3の裏面の上縁には、図4,5に示すように、ブチルゴムなどの粘着力を有する粘着層32が積層されている。また、この粘着層32には、離型紙32aが貼り付けられる。
【0036】
また、縦目地止水部2とエプロン部3とを連続させる底面部31は、エプロン部3の上縁の中央付近を縦目地止水部2側に延出させることによって形成される。
【0037】
この底面部31は、エプロン部3と一体に形成されるもので、図5に示すように、エプロン部3側から凹部21の奥側向けて高くなる傾斜面に形成されている。
【0038】
また、底面部31の周縁には、図4,5に示すように、凹部21の下端の外周縁に沿って立ち上げられる取付片34が設けられている。そして、この取付片34の外側に固定テープ33を巻き付けることで、取付片34が凹部21に固定される。
【0039】
このように構成された底面部31は、凹部21の底を傾斜面で塞ぐとともに、防水性を確保した状態で縦目地止水部2とエプロン部3とを連続させる。
【0040】
次に、本実施の形態の防水部材1が装着される外壁41の継目構造の構築方法について、図6,7を参照しながら説明する。
【0041】
図6は、縦目地42と横目地43とが交差する箇所を拡大した斜視図である。この図6に示すように、横方向に隣接する外壁41,41間には縦目地42の隙間が存在し、上下方向に隣接する外壁41,41間には横目地43の隙間が存在する。
【0042】
ここで、この横目地43は、上側の外壁41の下縁から垂下された横目地防水シート5によって覆われた状態となっている。この横目地防水シート5は、上述したブチルゴムとビニロン繊維とを積層させたゴム引布などの防水性材料によって帯状に形成されている。
【0043】
そして、縦目地止水部2の離型紙23a,23aを粘着層23,23から剥がし、縦目地止水部2の下端が縦目地42と横目地43との交差部13の直上に配置されるように位置合わせをおこなって、凹部21を縦目地42に挿入する。
【0044】
この凹部21の挿入は、フランジ部22,22の裏面が、縦目地42の両側の外壁41,41の表面に当接されるまでおこなう。この状態になると、凹部21の両側縁の粘着層23,23が、外壁41,41側にそれぞれ接着される。
【0045】
また、エプロン部3の離型紙32aを粘着層32から剥がして、縦目地42を挟んだ両側の横目地防水シート5,5の表面に、エプロン部3を接着させる。さらに、図7に示すように、横目地防水シート5,5の下縁から下方に突出されるエプロン部3の余剰部3aは、カッターで切り離す。また、縦目地42の両側の横目地防水シート5,5の上縁には、変成シリコーンなどのコーキング材61を充填してコーキング部6を形成する。
【0046】
さらに、外壁41,41間に装着された防水部材1の凹部21には、同じ長さのガスケット7を挿入する。このガスケット7は、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリマ)などの対候性の高い合成ゴム、天然ゴム、軟質ウレタン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂、アクリル酸樹脂などによって成形される。
【0047】
このようにして構築される外壁41の継目構造は、縦目地止水部2とガスケット7とによって縦継目10が形成され、横目地防水シート5とエプロン部3とによって横継目12が形成され、縦継目10と横継目12とが交差する交差部13も防水部材1によって防水構造となる。
【0048】
次に、本実施の形態の防水部材1、外壁41の継目構造及びユニット建物40の作用について説明する。
【0049】
このように構成された本実施の形態の防水部材1は、縦目地42に挿入される凹部21が防水性材料によって形成された縦目地止水部2と、その下端に横方向に延設される防水性材料のエプロン部3とを備えている。また、縦目地止水部2とエプロン部3との間は、底面部31によって防水性が確保された状態で連続されている。
【0050】
このため、外壁41,41間の継目に防水部材1を装着するだけで、縦目地42と横目地43(44)とが交差する交差部13を含めて防水性が高い継目構造を構築することができる。
【0051】
また、縦目地止水部2を縦目地42の全長にわたって挿入可能な長さに形成することで、縦目地42に接続部のない連続した防水構造を一度に形成することができる。
【0052】
さらに、縦目地止水部2のフランジ部22,22付近に粘着層23,23が形成されていれば、縦目地42に縦目地止水部2を挿入するだけで、粘着層23,23を介して外壁41,41側に縦目地止水部2を容易に固定させることができる。
【0053】
また、エプロン部3の裏面に粘着層32が形成されていれば、離型紙32aを剥がしてエプロン部3を横目地防水シート5に押し付けるだけで、外壁41側に容易にエプロン部3を固定させることができる。
【0054】
また、縦目地止水部2の凹部21にガスケット7を挿入することで、縦継目10を2重の防水構造にすることができる。さらに、横目地防水シート5にエプロン部3を積層させることで、横継目11(12)と縦継目10とを連続した防水構造にすることができる。
【0055】
また、このような防水部材1を使うことで、工場で製作された建物ユニット4,・・・を現地に搬送して構築されるユニット建物40に対しても、容易に防水性の高い継目構造を構築することができる。
【0056】
さらに、既設の住宅を増築する際にも、この防水部材1を使うことができる。図8に、2つの増築パターンのユニット建物40A,40Bを示した。
【0057】
まず、図8(a)に示したユニット建物40Aは、建物ユニット4,・・・によってL字状に建設された既設の住宅に対して、隅角部に2つの建物ユニット4A,4Aを追加することによって増築される。
【0058】
この増築をおこなう際には、既設の建物ユニット4の外壁と、追加する建物ユニット4Aの外壁との間に防水部材1を装着することになる。詳細には、図8(a)に示した交差部13,・・・に防水部材1,・・・がそれぞれ配設されるようにし、上述したような防水性の高い継目構造を構築する。
【0059】
また、図8(b)に示したユニット建物40Bでは、建物ユニット4,・・・によって構成された既設の住宅の1階に隣接してサンルームなどを増築するために、2つの建物ユニット4B,4Bを追加している。
【0060】
このような増築をおこなう際には、既設の建物ユニット4の外壁と建物ユニット4Bの外壁との間、及び建物ユニット4B,4Bの外壁間に防水部材1を装着することになる。詳細には、図8(b)に示した交差部13,・・・に防水部材1,・・・がそれぞれ配設されるようにし、上述したような防水性の高い継目構造を構築する。
【0061】
このように本実施の形態の防水部材1を使うことによって、建物ユニット4A(4B)を追加してユニット建物40A(40B)に増築する場合にも、継目構造の防水性を少ない工数で容易に高めることができる。
【0062】
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【0063】
例えば、前記実施の形態では、ユニット建物40,40A,40Bの外壁の継目構造について説明したが、これに限定されるものではなく、在来工法によって建設される住宅などにも本発明を適用することができる。
【0064】
また、前記実施の形態では、縦目地42と略同じ長さの縦目地止水部2を備えた防水部材1について説明したが、これに限定されるものではなく、エプロン部3と同程度の長さの縦目地止水部が形成された防水部材を交差部13に装着し、縦目地42の残りの部分に別体の縦目地用防水材を挿入し、その下部を縦目地止水部の上部に重ねて接合させることで、防水性が確保された縦継目10を構築することができる。
【0065】
さらに、前記実施の形態では、凹部21の両側縁に粘着層23,23を形成したが、これに限定されるものではなく、フランジ部22,22の裏面に粘着層23,23を形成することもできる。
【符号の説明】
【0066】
1 防水部材
10 縦継目
11,12 横継目
13 交差部
2 縦目地止水部
21 凹部
22 フランジ部
23 粘着層
3 エプロン部
31 底面部
32 粘着層
4,4A,4B 建物ユニット
5 横目地防水シート
7 ガスケット
40,40A,40B ユニット建物
41 外壁
42 縦目地
43,44 横目地

【特許請求の範囲】
【請求項1】
隣接して配置される外壁間の継目に装着される防水部材であって、
横方向に隣接する外壁間の縦目地に挿入される長尺状の平面視略U字形の凹部と、その凹部の両側縁に上下方向に延設されるフランジ部とが防水性材料によって形成された縦目地止水部と、
前記縦目地止水部の下端において前記フランジ部と略面一となるように横方向に延設される防水性材料によって形成されたエプロン部と、
前記縦目地止水部の底面を塞ぐとともに前記エプロン部と防水性が確保された状態で連続させる底面部とを備えたことを特徴とする防水部材。
【請求項2】
前記縦目地止水部は、前記縦目地の全長にわたって挿入可能な長さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防水部材。
【請求項3】
前記縦目地止水部の前記凹部と前記フランジ部との角部付近の前記外壁側の面には、粘着層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防水部材。
【請求項4】
前記エプロン部の裏面には、粘着層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の防水部材。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の防水部材が装着される外壁の継目構造であって、
横方向に隣接する外壁間の縦目地に前記縦目地止水部の前記凹部が挿入されるとともに、前記外壁の下縁に沿って延設される横目地防水シートに前記エプロン部が積層され、
前記凹部には、長尺状のガスケットが挿入されることを特徴とする外壁の継目構造。
【請求項6】
複数の建物ユニットを隣接させて構築されるユニット建物であって、
前記外壁間の継目に請求項5に記載の外壁の継目構造が形成されたことを特徴とするユニット建物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−255269(P2010−255269A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−105975(P2009−105975)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】