説明

電位開口型のナトリウムチャネルのインヒビターとして有用な組成物

本発明は、電位開口型のナトリウムチャネルのインヒビターとして有用な化合物に関する。本発明はまた、本発明の化合物を含む薬学的に受容可能な組成物および種々の傷害の処置におけるこの化合物の使用方法を提供する。これらの疾患、障害もしくは状態としては、急性疼痛、慢性疼痛、神経性疼痛、もしくは炎症性疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、全身性神経痛、癲癇もしくは癲癇状態、神経変性障害、精神障害(例えば、不安および鬱病)、筋緊張症、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、および失禁が挙げられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式I−A:
【化1】

の化合物であって、ここで
各Rは、独立して、水素または2個までの置換基で必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり、該置換基は、R、RもしくはRから選択され;
は、O、S、またはNRであり
pは0もしくは1であり;
はHもしくはRであり;
は、2個までの置換基で必要に応じて置換されたC1−3脂肪族であり、該置換基は、R、R、もしくはRから独立して選択され;
Zは以下:
【化2】

から選択され、
Tは、0−5個のヘテロ原子を有する、8−14員の芳香族もしくは非芳香族の二環式環もしくは三環式環であり、該ヘテロ原子は、O、S、N、NH、S(O)またはSOから選択され;
ここでZおよびTの各々は、必要に応じて、R、R、R、R、もしくはRから独立して選択される4個までの置換基を含み;
ここで該スルホニルに結合したフェニル環は、必要に応じて、RおよびRから選択される3個までの置換基で置換されており;
は、オキソ、=NN(R、=NN(R、=NN(R)、Rもしくは(CH−Yであり;
nは0、1もしくは2であり;
Yは、ハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COORもしくはORであるか;または
隣接する環原子上の2つのRが一緒になって、1,2−ジフルオロメチレンジオキシ、1,2−ジメチルメチレンジオキシ、1,2−メチレンジオキシもしくは1,2−エチレンジオキシを形成し;
は、脂肪族であって、ここで各Rは、R、R、もしくはRから独立して選択される、2個までの置換基で必要に応じて置換され;
は、3個までの置換基で必要に応じて置換された、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、該置換基は、R、R、RもしくはRから独立して選択され;
は、OR、OR、OC(O)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)OR、OC(O)N(R、OC(O)N(R、OC(O)N(R)、OP(O)(OR、OP(O)(OR、OP(O)(OR)(OR)、SR、SR、S(O)R、S(O)R、SO、SO、SON(R、SON(R、SONR、SO、SO、C(O)R、C(O)OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R、C(O)N(R、C(O)N(R)、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、N(R、N(R、N(R)、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRSO、NRSO、NRSO、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR、P(O)(OR、もしくはP(O)(OR)(OR)であり;
は、3個までのR置換基で必要に応じて置換された、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり;
は、Hもしくは脂肪族であり、ここでRは、R置換基で必要に応じて置換されており;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、各Rは、H、脂肪族、または(CH−Z’から独立して選択される2個までの置換基で必要に応じて置換されており;
Z’は、ハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−脂肪族、S(O)−脂肪族、SO−脂肪族、NH、NH−脂肪族、N(脂肪族)、N(脂肪族)R、COOH、C(O)O(−脂肪族)、もしくはO−脂肪族から選択され;そして
は、アミノ保護基であり;
ただし:
a)両方のRが水素であり、Tが、4個までのハロ原子で必要に応じて置換されたイソインドール−1,3−ジオン−2−イルである場合、Zは、ピリミジン−2−イル、5−メチル−イソオキサゾリル、3,4−ジメチル−イソオキサゾリル、もしくは2−メチル−イソオキサゾリルで必要に応じて置換された、ピリジル、チアゾール−2−イル、4−(4−メトキシフェニル)チアゾール−2−イル、2−エチル−1,3,4−チアジアゾール−5−イルではなく;
b)両方のRが水素であり、Tが4個までのハロ原子で必要に応じて置換された以下:
【化3】

であり、ここでRmmが、C1−4アルキルもしくは水素で必要に応じて置換されたフェニルである場合、Zは、ピリミジン−2−イルでも、2−ピリジルでも、チアゾール−2−イルでも必要に応じて置換されておらず;
c)両方のRが水素であり、Xが−CH−であり、pが1であり、XがSであり、そしてTが以下:
【化4】

である場合、Zは、3,4−ジメチルイソオキサゾリルでも、ピリミジン−2−イルでも、チアゾール−2−イルでも、4,6−ジメチル−ピリミジン−2−イルでもなく;
c)両方のRが水素であり、Xが−CH−でありかつXがSであるか、またはXがCH=CHでありかつXが存在せず、Tが以下:
【化5】

で必要に応じて置換されており、ここでY’がO、S、もしくはNHである場合、Zは、2個までのメチル基もしくはメトキシ基で必要に応じて置換されたピリミジニルでも、2−ピリジルでも、チアゾール−2−イルでも、2−メトキシ−ピラジン−3−イルでも、3−クロロ−ピリジン−6−イルでも、3,4−ジメチル−イソオキサゾリルでも、または2−エチル−1,3,4−チアジアゾール−5−イルでもなく;
d)両方のRが水素であり、Xが−CH−CH−であり、Xが存在せず、Tが以下:
【化6】

である場合、Zは、チアゾール−2−イルでも、2,6−ジメチル−ピリミジン−4−イルでも、3,4−ジメチル−イソオキサゾール−5−イルでもなく;
e)両方のRが水素であり、Xが−CH−であり、XがOもしくはSであり、Tが以下:
【化7】

であり、ここでYが、OもしくはCHである場合、Zは、チアゾール−2−イルでも、4,6−ジメチル−ピリミジン−2−イルでも、ピリミジン−2−イルでもなく;
f)両方のRが水素であり、Xが−CH−であり、XがOであり、Tが以下:
【化8】

であり、ここでRnnが、水素もしくはハロである場合、Zは、チアゾール−2−イルでも、4−メチル−ピリミジン−2−イルでも、4,6−ジメチルピリミジン−2−イルでも、ピリミジン−2−イルでも、5−メチル−イソオキサゾール−3−イルでもなく;
g)両方のRが水素であり、Xは−CH−であり、Xは存在せず、Tが1,4−ジヒドロ−キノキサリン−2,3−ジオン−4−イルである場合、Zは、5−メチルイソオキサゾール−3−イルでも、チアゾール−2−イルでも、4,6−ジメチル−ピリミジン−2−イルでも、ピリミジン−2−イルでも、2−ピリジルでもなく;
h)両方のRが水素であり、Xが−CH−であり、Xが存在せず、Tが2,3−ジヒドロ−フタラジン−1,4−ジオン−2−イルである場合、Zは、ピリジルでも、チアゾール−2−イルでも、必要に応じて置換されたピリミジン−2−イルでもなく;
i)両方のRが水素であり、Xが−CH−であり、Xが存在せず、Tがアダマンチルもしくはハロアダマンチルである場合、Zは、3,4−ジメチルイソオキサゾール−5−イルでも、チアゾール−2−イルでも、4−メチル−ピリミジン−2−イルでもなく;
j)Rが水素である、表Aおよび表Bの化合物は、除かれる、
化合物。
【請求項2】
Zは、以下:
【化9】

から選択され、ここでZは、R、R、もしくはRから選択される2個までの置換基を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Zは、以下:
【化10】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Zは、式i−aである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Zは、以下:
【化11】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
Zは、以下:
【化12】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
Zは、以下:
【化13】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
Zは、以下:
【化14】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
Zは、以下:
【化15】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
Zは以下:
【化16】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
は水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
は、非置換型C1−4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
は、−CH−、−CH−CH−、−(CH−、−C(Me)−、−CH(Me)−、−C(Me)=CH−、−CH=CH−、−CH(Ph)−、−CH−CH(Me)−、−CH(Et)−、−CH(i−Pr)−、もしくはシクロプロピレンから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
pは1であり、XはOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
pは1であり、XはSである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
Tは、3個までの置換基で必要に応じて置換された、ナフチル、テトラリン、もしくはデカリンであり、該置換基は、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−モルホリニル、もしくはC(O)C1−4アルキルから独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Tは必要に応じて置換されたナフチルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Tは以下:
【化17】

から選択され、ここでTは、3個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル、もしくはC(O)C1−4アルキルから独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Tは、以下:
【化18】

から選択され、ここでTは、3個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル、もしくはC(O)C1−4アルキルから独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
pは1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
pは0である、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
Zは、以下:
【化19】

から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項23】
Zはii−aまたはii−bから選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
以下の式:
【化20】

を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
式III:
【化21】

を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、
ここで:
は、5−7員の、単環式環、不飽和環もしくは芳香族環、複素環式環であり、該環は、O、N、NH、S、SO、もしくはSOから独立して選択される4個までのヘテロ原子を有し;
各Rは、独立して水素もしくはC1−4脂肪族であり、該脂肪族は、R、R、もしくはRから選択される2個までの置換基で必要に応じて置換されており;
は、C1−3脂肪族であり、該C1−3脂肪族は、R、R、もしくはRから独立して選択される2個までの置換基で必要に応じて置換されており;
は、3−14員の、単環式環系、二環式環系もしくは三環式環系、飽和環系、不飽和環系、または芳香族環系であり、該環系は、O、N、NH、S、SO、もしくはSOから独立して選択される5個までのヘテロ原子を有し;
ここで該スルホニルに結合したフェニレン環は、RおよびRから選択される3個までの置換基で必要に応じて置換されており;
ここでZおよびTは各々、独立しており、かつR、R、R、R、もしくはRから独立して選択される4個までの置換基で必要に応じて置換され;
は、オキソ、=NN(R、=NN(R、=NN(R)、Rもしくは(CH−Yであり;
nは0、1もしくは2であり;
Yは、ハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COORもしくはORであるか;または
隣接する環原子上の2つのRは、一緒になって、1,2−メチレンジオキシもしくは1,2−エチレンジオキシを形成し;
は、脂肪族であり、ここで各Rは、R、R、もしくはRから独立して選択される2個までの置換基で必要に応じて置換され;
は、R、R、RもしくはRから独立して選択される3個までの置換基で必要に応じて置換された、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり;
は、OR、OR、OC(O)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)OR、OC(O)N(R、OC(O)N(R、OC(O)N(R)、OP(O)(OR、OP(O)(OR、OP(O)(OR)(OR)、SR、SR、S(O)R、S(O)R、SO、SO、SON(R、SON(R、SONR、SO、SO、C(O)R、C(O)OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R、C(O)N(R、C(O)N(R)、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、N(R、N(R、N(R)、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRSO、NRSO、NRSO、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR、P(O)(OR、もしくはP(O)(OR)(OR)であり;
は、3個までのR置換基で必要に応じて置換された、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり;
は、Hもしくは脂肪族であり、ここでRは、R置換基で必要に応じて置換されており;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、かつ各Rは、H、脂肪族、もしくは(CH−Z’から独立して選択される2個までの置換基で必要に応じて置換されており;
Z’は、ハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−脂肪族、S(O)−脂肪族、SO−脂肪族、NH、NH−脂肪族、N(脂肪族)、N(脂肪族)R、COOH、C(O)O(−脂肪族)、もしくはO−脂肪族から選択され;
ただし:
a)両方のRが水素である場合,Tは、以下:
(i)4個までのハロ置換基で置換された、1,3−ジオン−イソインドール−2−イルでも、1,3−ジオン−イソインドール−2−イルでもなく;
(ii)
【化22】

でもなく、ここでRは、4個までのハロで必要に応じて置換された、メチルまたはフェニルであり;
(iii)
【化23】

でもなく、ここでWは、OもしくはSであり、Rは、フェニルもしくは置換型フェニルであり、
(iv)4−メチル−1,4−ジヒドロ−キノリキサリン−1−イルでもなく、
(v)
【化24】

でもなく、
さらにただし:
(b)両方のRが水素である場合、以下の化合物は除かれる:
【化25】

【化26】

【化27】

【化28】

の化合物または薬学的に受容可能な塩。
【請求項26】
は、以下:
【化29】

から選択される、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
は、以下:
【化30】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
は、式i−aである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
は、以下:
【化31】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項30】
は、以下:
【化32】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項31】
は、以下:
【化33】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項32】
は、以下:
【化34】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項33】
は、以下:
【化35】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項34】
は、以下:
【化36】

から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項35】
各Rは水素である、請求項25に記載の化合物。
【請求項36】
各Rは、非置換型C1−4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
は、−CH−、−CH−CH−、−(CH−、−CH(Me)−、−C(Me)=CH−、−CH=CH−、−CH(Ph)−、−CH−CH(Me)−、−CH(Et)−、−CH(i−Pr)−、もしくはシクロプロピレンから選択される、請求項25に記載の化合物。
【請求項38】
は、−CH−、−CH(Me)−,−C(Me)−、−CH−CH−、もしくは−(CH−から選択される、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
は−CH−である、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
は、必要に応じて置換された5−6員の単環式環である、請求項25に記載の化合物。
【請求項41】
は、1−ピロリル、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル、1−ピラゾリル、1−イミダゾリル、1−ピロリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロピリド−1−イル、1,2,3,6−テトラヒドロピリド−1−イル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、1−モルホリニル、1−アゼピニル、もしくは1−アゼパニルから選択され、ここで該環は、3個までの置換基で必要に応じて置換されている、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
は、フェニル環に縮合される、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
前記置換基は、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル、もしくはC(O)C1−4アルキルから独立して選択される、請求項41または42に記載の化合物。
【請求項44】
式IV:
【化37】

を有する化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
は、4個までのヘテロ原子を有する、5−7員の単環式環、不飽和環もしくは芳香族環、複素環式環であり、該ヘテロ原子は、O、N、NH、S、SO、もしくはSOから独立して選択され;
各Rは、独立して水素もしくはC1−4脂肪族であり、該脂肪族は、R、R、もしくはRから選択される2個までの置換基で必要に応じて置換されており;
は、0−5個のヘテロ原子を有する、8−14員の芳香族もしくは非芳香族の二環式環もしくは三環式環であり、該ヘテロ原子は、O、S、N、NH、S(O)もしくはSOから選択され;
ここでZおよびTの各々は、独立してかつ必要に応じて、4個までの置換基で置換されており、該置換基は、R、R、R、R、もしくはRから独立して選択され;
ここで該スルホニルに結合した該フェニレン環は、RおよびRから選択される3個までの置換基で必要に応じて置換される;
は、オキソ、=NN(R、=NN(R、=NN(R)、Rもしくは(CH−Yであり;
nは0、1もしくは2であり;
Yは、ハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COORもしくはORであるか;または
隣接する環原子上の2つのRが一緒になって、1,2−メチレンジオキシもしくは1,2−エチレンジオキシを形成し;
は脂肪族であり、ここで各Rは、R、R、もしくはRから独立して選択される2個までの置換基で必要に応じて置換されており;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、該環は、R、R、RもしくはRから独立して選択される3個までの置換基で必要に応じて置換されており;
は、OR、OR、OC(O)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)OR、OC(O)N(R、OC(O)N(R、OC(O)N(R)、OP(O)(OR、OP(O)(OR、OP(O)(OR)(OR)、SR、SR、S(O)R、S(O)R、SO、SO、SON(R、SON(R、SONR、SO、SO、C(O)R、C(O)OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R、C(O)N(R、C(O)N(R)、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、N(R、N(R、N(R)、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRSO、NRSO、NRSO、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR、P(O)(OR、もしくはP(O)(OR)(OR)であり;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、該環は、3個までのR置換基で必要に応じて置換されており;
は、Hもしくは脂肪族であり、ここでRは、R置換基で必要に応じて置換されており;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、かつ各Rは、H、脂肪族、もしくは(CH−Z’から独立して選択される2個までの置換基で必要に応じて置換されており;
Z’は、ハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ),OH、S−脂肪族、S(O)−脂肪族、SO−脂肪族、NH、NH−脂肪族、N(脂肪族)、N(脂肪族)R、COOH、C(O)O(−脂肪族)、もしくはO−脂肪族から選択され;
ただし:
(a)Zが必要に応じて置換された、ピリミジニルまたはチアゾリルであり、両方のRが水素であり、そしてXがNHである場合、Tは、必要に応じて置換されたアダマンチルでもなく;
(b)Zが必要に応じて置換された、ピリジル、ピリミジニル、イソオキサゾリル、もしくはチアゾリルであり、両方のRが水素であり、そしてXがNHである場合、Tは、2個までのハロ原子で必要に応じて置換された以下:
【化38】

でもなく;
(c)両方のRが水素であり、そしてXがNHである場合、Tは、1−ナフチルでも、2−ナフチルでも、7−ヒドロキシナフト−1−イルでもなく;
(d)Zがピリミジニル、5−メチルイソオキサゾリル、もしくはピリジルであり、両方のRが水素であり、そしてXがNHである場合、Tは、置換型プリニルではなく;そして
(e)Zがチアゾール−2−イルであり、両方のRが水素であり、そしてXがNHである場合、Tは、置換型3H−イソベンゾフラン−1−オン−7−イルではない、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項45】
は、以下:
【化39】

から選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
は、以下:
【化40】

から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
は式i−aである、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
は以下:
【化41】

から選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項49】
は、以下:
【化42】

から選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項50】
は、以下:
【化43】

から選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項51】
は、以下:
【化44】

から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項52】
は、以下:
【化45】

から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項53】
は、以下:
【化46】

から選択される、請求項45に記載の化合物。
【請求項54】
各Rは水素である、請求項44に記載の化合物。
【請求項55】
各Rは、非置換型C1−4アルキルである、請求項44に記載の化合物。
【請求項56】
は、必要に応じて置換された5−6員の単環式環である、請求項44に記載の化合物。
【請求項57】
はNHである、請求項44に記載の化合物。
【請求項58】
はOである、請求項44に記載の化合物。
【請求項59】
は、請求項1に記載の化合物であるか、Tはフェニルもしくはナフチルであるか、該フェニルもしくはナフチルは、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−モルホリニル、もしくはC(O)C1−4アルキルから独立して選択される3個までの置換基で必要に応じて置換されている、請求項44に記載の化合物。
【請求項60】
は、以下:
【化47】

【化48】

から独立して選択され、
ここでTは、3個までの置換基で必要に応じて置換され、該置換基は、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル、もしくはC(O)C1−4アルキルから独立して選択される、
請求項44に記載の化合物。
【請求項61】
Tは以下:
【化49】

から選択され、ここでTは、3個までの置換基で必要に応じて置換され、該置換基は、ハロ、シアノ、トリフルオロメチル、OH、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C1−4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、C(O)NH、NH、NH(C1−4アルキル)、N(C1−4アルキル)、NHC(O)C1−4アルキル、もしくはC(O)C1−4アルキルから独立して選択される、請求項44に記載の化合物。
【請求項62】
式(V):
−L11−A−L22−Z (V);
を有する化合物であって、ここで:
は、8−14員の、0−5個のヘテロ原子を有する、芳香族もしくは不飽和の二環式環もしくは三環式環であり、該ヘテロ原子は、O、S、N、NH、S(O)もしくはSOから選択され;
11は、−(X)p−(CHR)r−(X)−Rであり;
ここで:
pは0もしくは1であり;
rは0もしくは1であり;
は、O、S、もしくはNRであり、ここでRは、HもしくはRであり;
はRであり;
Ryは−C(O)−NR−であり;
22は、OC(O)、C(O)O、S(O)、SO、N(R)SO、N(R)SO、SON(R)、SON(R)、C(O)N(R)、C(O)N(R)、NRC(O)、NRC(O)、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、N(R)、N(R)、NRC(O)O、NRC(O)O、OC(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)N(R)、NRC(O)N(R)、NRC(O)N(R)、NRC(O)N(R)、NRSON(R)、NRSON(R)、NRSON(R)、NRSON(R)、N(OR)、もしくはN(OR)であり;
Aは、0−4個のヘテロ原子を有する、5−7員の単環式芳香族環であり;
Zは、2−チアゾリルであり;
ここでT、A、およびZの各々は、4個までの適切な置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、R、R、R、R、もしくはRから独立して選択され;
は、オキソ、=NN(R、=NN(R、=NN(R)、Rもしくは(CH−Yであり;
nは0、1もしくは2であり;
Yは、ハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COORもしくはORであるか;または
隣接する環原子上の2つのRは、一緒になって1,2−メチレンジオキシもしくは1,2−エチレンジオキシを形成し;
は脂肪族であり、ここで各Rは、2個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、R、R、もしくはRから独立して選択され;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、該環は、3個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、R、R、RもしくはRから独立して選択され;
は、OR、OR、OC(O)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)OR、OC(O)N(R、OC(O)N(R、OC(O)N(R)、OP(O)(OR、OP(O)(OR、OP(O)(OR)(OR)、SR、SR、S(O)R、S(O)R、SO、SO、SON(R、SON(R、SONR、SO、SO、C(O)R、C(O)OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R、C(O)N(R、C(O)N(R)、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、N(R、N(R、N(R)、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRSO、NRSO、NRSO、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR、P(O)(OR、もしくはP(O)(OR)(OR)であり;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、該環は、3個までのR置換基で必要に応じて置換されており;
は、Hもしくは脂肪族であり、ここでRは、R置換基で必要に応じて置換されており;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、各Rは、2個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、H、脂肪族、もしくは(CH−Z’から独立して選択され;
Z’は、ハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−脂肪族、S(O)−脂肪族、SO−脂肪族、NH、NH−脂肪族、N(脂肪族)、N(脂肪族)R、COOH、C(O)O(−脂肪族)、もしくはO−脂肪族から選択され;そして
は、アミノ保護基であり;
ただし:
(i) L22がSO、N(R)SO、N(R)SO、SON(R)、SON(R)、C(O)N(R)、C(O)N(R)、NRC(O)、もしくはNRC(O)であり;
Aが、0−4個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された5−6員の単環式芳香族環であり、該ヘテロ原子は、N、S、もしくはOから独立して選択され;
が必要に応じて置換された、メチレンもしくはエチレンであり;
が、0−4個のヘテロ原子を含む、必要に応じて置換された縮合芳香族二環式環系であり、該ヘテロ原子は、N、O、もしくはSから独立して選択される場合、
rは1である;
(ii)L22がSO、N(R)SO、N(R)SO、SON(R)、SON(R)、C(O)N(R)、C(O)N(R)、NRC(O)、もしくはNRC(O)であり;
Aが、0−4個のヘテロ原子を含む、必要に応じて置換された5−6員の単環式芳香族環であり、該ヘテロ原子は、N、S、もしくはOから独立して選択され;
pが1であり;
が、必要に応じて置換された、メチレン、エチレン、もしくはプロピレンであり;
が、0−4個のヘテロ原子を含む、必要に応じて置換された縮合芳香族二環式環系であり、該ヘテロ原子は、N、O、もしくはSから独立して選択される場合、
はOでもSでもなく;
(iii)L11が、−O−CH−C(O)−NH−であり;
Aがフェニレンであり;
22が−S(O)−NH−である場合、
は、以下:
【化50】

のいずれでもなく、
(iv)L11が−S−CH−C(O)−NH−であり;
Aがフェニレンであり;
22が−S(O)−NH−である場合、
は、以下:
【化51】

(ここでBは、水素、メチル、n−プロピル、イソプロピル、アリル、ベンジル、もしくはフェニルエチルである)
のいずれでもない、
化合物または薬学的に受容可能な塩。
【請求項63】
は、0個のヘテロ原子を有する8−14員の芳香族もしくは非芳香族の二環式環もしくは三環式環である、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
は、ナフチル、アントラセニル、テトラリニルもしくはデカリニルである、請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
は、5個までのヘテロ原子を有する、8−14員の芳香族もしくは非芳香族の二環式環もしくは三環式環である、請求項63に記載の化合物。
【請求項66】
は、5個までのヘテロ原子を有する8−14員の芳香族二環式環である、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
は、5個までのヘテロ原子を有する8−14員の非芳香族二環式環である、請求項65に記載の化合物。
【請求項68】
は、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、プリニル、シンノリニル、フタラジン、キナゾリニル、キナオキサリニル、ナフチリニル、またはプテリジニルから選択される、請求項66に記載の化合物。
【請求項69】
は、5個までのヘテロ原子を有する、8−14員の非芳香族三環式環である、請求項66に記載の化合物。
【請求項70】
は、5個までのヘテロ原子を有する8−14員の芳香族三環式環である、請求項65に記載の化合物。
【請求項71】
は、ジベンゾフラニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサニル、もしくはカルバゾリルから選択される、請求項65に記載の化合物。
【請求項72】
Aはフェニルである、請求項62に記載の化合物。
【請求項73】
Aは、1−4個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式芳香族環である、請求項62に記載の化合物。
【請求項74】
Aは、1−3個のヘテロ原子を有する5−6員の単環式芳香族環である、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
Aは、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、チアフェニル、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、もしくはピロリルから選択される、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
請求項1〜75のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に受容可能なアジュバントもしくはキャリアを含む、薬学的組成物。
【請求項77】
(a)患者;もしくは
(b)生物学的サンプル、
におけるNaV1.1活性、NaV1.2活性、NaV1.3活性、NaV1.4活性、NaV1.5活性、NaV1.6活性、NaV1.7活性、NaV1.8活性、NaV1.9活性、もしくはCa2.2活性のうちの1種以上を阻害する方法であって、該方法は、該患者に以下の式I:
【化52】

の化合物もしくはその薬学的に受容可能な誘導体を投与する工程、または該生物学的サンプルと、式Iの化合物もしくはその薬学的に受容可能な誘導体とを接触させる工程を包含し、
ここで
は、−(X)p−(X)q−R−であり;
ここで
は、O、S、もしくはNRであり;
pは0もしくは1であり;
qは0もしくは1であり;
はHもしくはRであり;
はRであり;
は、−C(O)−NR−であるか;または
およびRは、OC(O)、C(O)O、S(O)、SO、N(R)SO、N(R)SO、SON(R)、SON(R)、C(O)N(R)、C(O)N(R)、NRC(O)、NRC(O)、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、N(R)、N(R)、NRC(O)O、NRC(O)O、OC(O)NR、OC(O)NR、NRC(O)N(R)、NRC(O)N(R)、NRC(O)N(R)、NRC(O)N(R)、NRSON(R)、NRSON(R)、NRSON(R)、NRSON(R)、N(OR)、もしくはN(OR)から独立して選択され;
Zは、水素、脂環式環、複素環式環、アリール環、もしくはヘテロアリール環であり;
Tは、脂肪族、脂環式環、アリール環、ヘテロアリール環、もしくは複素環式環であり;
Aは、アリール環もしくはヘテロアリール環であり;
ここでT、A、およびZの各々は、R、R、R、R、もしくはRから独立して選択される4個までの適切な置換基で必要に応じて置換されており;
は、オキソ、=NN(R、=NN(R、=NN(R)、Rもしくは(CH−Yであり;
nは0、1もしくは2であり;
Yは、ハロ、CN、NO、CF、OCF、OH、SR、S(O)R、SO、NH、NHR、N(R、NR、COOH、COORもしくはORであるか;または
隣接する環原子上の2つのRは、一緒になって、1,2−メチレンジオキシもしくは1,2−エチレンジオキシを形成し;
は、脂肪族であり、各Rは、2個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、R、R、もしくはRから独立して選択され;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、該環は、3個までの置換基を必要に応じて含み、該置換基は、R、R、RもしくはRから独立して選択され;
は、OR、OR、OC(O)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)OR、OC(O)N(R、OC(O)N(R、OC(O)N(R)、OP(O)(OR、OP(O)(OR、OP(O)(OR)(OR)、SR、SR、S(O)R、S(O)R、SO、SO、SON(R、SON(R、SONR、SO、SO、C(O)R、C(O)OR、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R、C(O)N(R、C(O)N(R)、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(O)N(OR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、C(NOR)R、N(R、N(R、N(R)、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)OR、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRC(O)N(R、NRC(O)NR、NRC(O)N(R、NRSO、NRSO、NRSO、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、NRSONR、NRSON(R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、N(OR)R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R)、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR)N(R、P(O)(OR、P(O)(OR、もしくはP(O)(OR)(OR)であり;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、該環は、3個までのR置換基で必要に応じて置換されており;
は、Hもしくは脂肪族であり、ここでRは、R置換基で必要に応じて置換されており;
は、脂環式環、アリール環、複素環式環、もしくはヘテロアリール環であり、各Rは、2個までの置換基で必要に応じて置換されており、該置換基は、H、脂肪族、もしくは(CH−Z’から独立して選択され;
Z’は、ハロ、CN、NO、C(ハロ)、CH(ハロ)、CH(ハロ)、−OC(ハロ)、−OCH(ハロ)、−OCH(ハロ)、OH、S−脂肪族、S(O)−脂肪族、SO−脂肪族、NH、NH−脂肪族、N(脂肪族)、N(脂肪族)R、COOH、C(O)O(−脂肪族)、もしくはO−脂肪族から選択され;そして
は、アミノ保護基である、
方法。
【請求項78】
pは0であり、qは0である、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
pは0であり、qは1である、請求項77に記載の方法。
【請求項80】
pは1であり、qは1である、請求項77に記載の方法。
【請求項80】
はOまたはNRである、請求項77に記載の方法。
【請求項81】
はNRであり;RはHである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
は、直鎖もしくは分枝鎖の、2個までの置換基で必要に応じて置換された(C1−C6)アルキルまたは(C2−C6)アルケニルもしくは(C2−C6)アルキニルであり、該置換基は、RおよびRから独立して選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項83】
は、2個までの置換基で必要に応じて置換された直鎖もしくは分枝鎖の(C1−C6)アルキルであり、該置換基は、RおよびRから独立して選択される、請求項80に記載の方法。
【請求項84】
は、Hまたは2個までの置換基で必要に応じて置換された、直鎖もしくは分枝鎖の(C1−C6)アルキルもしくは(C2−C6)アルケニルもしくは(C2−C6)アルキニルであり、該置換基は、RおよびRから独立して選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項85】
Zはアリールもしくはヘテロアリールである、請求項77に記載の方法。
【請求項86】
Zはフェニルもしくはナフチルである、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
Zはヘテロアリールである、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
Zは、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、もしくはピロリルから選択される、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
Aはアリールである、請求項77に記載の方法。
【請求項90】
Aはフェニルもしくはナフチルである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含む単環式芳香族環であり、該ヘテロ原子は、O、S、もしくはNHから選択される、請求項77に記載の方法。
【請求項92】
Aは、ピリジル、ピラジル、トリアジニル、フラニル、ピロリル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、イミダゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、もしくはピリミジニルである、請求項77に記載の方法。
【請求項93】
Aは、二環式環系もしくは三環式環系であり、該環系は、少なくとも1つの芳香族環を有し、ここで該環系は、O、S、もしくはNHから選択される1−5個のヘテロ原子を含む、請求項77に記載の方法。
【請求項94】
Aは、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、プリニル、シンノリニル、フタラジン、キナゾリニル、キナオキサリニル、ナフチリニル、プテリジニル、ジベンゾフラニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、アントラセニル、フルオレニル、ジベンゾフラニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、もしくはフェノキサジニルである、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
Tは脂肪族もしくはシクロ脂肪族である、請求項77に記載の方法。
【請求項96】
Tは(C1−C6)直鎖もしくは分枝鎖のアルキルである、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
Tは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ノルボルニル、もしくはアダマンチルである、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
Tは、アリール環もしくはヘテロアリール環である、請求項77に記載の方法。
【請求項99】
Tは、フェニル、ナフチル、アントラセニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、ピリジル、フラニル、ベンゾフラニル、オキサゾリル、キノリニルフェニル、ナフチル、アントラセニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、ピリジル、フラニル、ベンゾフラニル、オキサゾリル、キノリニル、ピロリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリニル、イソキノリニル、シンノリニルフタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、プテリジニル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサニル、もしくはカルバゾリルである、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
Tは複素環式環である、請求項77に記載の方法。
【請求項101】
Tは、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、キヌクリジニル、ジオキソイアニル(dioxoianyl)、イミダジリジニル、ピラゾリジニル、ジオキサニル、ピペラジニル、もしくはトリチアニルである、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
はオキソである、請求項77に記載の方法。
【請求項103】
はRもしくは(CH−Yである、請求項77に記載の方法。
【請求項104】
は(CH−Yであり、nは0である、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
は、2個までのR置換基で必要に応じて置換されている、直鎖もしくは分枝鎖の(C1−C6)アルキルもしくは(C2−C6)アルケニルもしくは(C2−C6)アルキニルである、請求項77または103に記載の方法。
【請求項106】
請求項77に記載の方法であって、ここで:
Zはチアゾール−2−イルであり;
Aは、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、トリアジニル、もしくはテトラジニルであり;
は、−(X)p−(X)q−R−であり;
ここで:
はO、S、もしくはNRであり;
pは0もしくは1であり;
qは0もしくは1であり;
はHもしくはRであり;
はRであり;
は−C(O)−NR−であり;そして
はSON(R)もしくはSON(R)である、
方法。
【請求項107】
前記化合物は、式I−A、式IIA−i、式IIB−i、式IIC−i、式IID−i、式III、式IV、もしくは式Vである、請求項77に記載の方法。
【請求項108】
急性疼痛、慢性疼痛、神経性疼痛、もしくは炎症性疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、全身性神経痛、癲癇もしくは癲癇状態、神経変性障害、精神障害(例えば、不安および鬱病)、筋緊張症、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、内臓疼痛、変形性関節症疼痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性ニューロパシー、歯根痛、坐骨神経痛、背部疼痛、頭部もしくは頸部の疼痛、重篤なもしくは難治性の疼痛、侵害受容性疼痛、突出痛、術後疼痛、発作、双極性障害、または癌の疼痛から選択される疾患、障害または状態を処置するかまたはその重篤度を軽減する方法であって、該方法は、患者に有効量の式Iの化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項109】
前記化合物は、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物である、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
前記疾患、状態もしくは障害は、電位開口型のナトリウムチャネルの活性化または機能亢進に影響を及ぼされる、請求項108に記載の方法。
【請求項111】
前記疾患、状態、または障害は、電位開口型のカルシウムチャネルの活性化または機能亢進に影響を及ぼされる、請求項108に記載の方法。
【請求項112】
前記疾患、状態もしくは障害は、急性疼痛、慢性頭痛、神経性疼痛、炎症性疼痛、もしくは炎症性突出痛である、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記疾患、状態、もしくは障害は、歯根痛、座骨神経痛、背部疼痛、頭部の疼痛、頸部の疼痛、もしくはニューロパシーである、請求項108に記載の方法。
【請求項114】
前記疾患、状態もしくは障害は、重篤なもしくは難治性の疼痛、急性疼痛、術後疼痛、背部疼痛、または癌の疼痛である、請求項108に記載の方法。
【請求項115】
前記化合物は、図1から選択される、請求項77または108に記載の方法。

【図1−1】
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【図1−2】
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【図1−3】
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【図1−4】
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【図1−5】
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【図1−6】
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【図1−7】
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【図1−8】
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【図1−9】
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【図1−10】
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【図1−11】
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【図1−12】
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【図1−13】
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【図1−14】
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【図1−15】
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【図1−19】
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【図1−20】
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【図1−22】
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【図1−23】
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【図1−25】
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【図1−26】
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【図1−28】
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【図1−121】
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【図1−122】
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【公表番号】特表2007−501804(P2007−501804A)
【公表日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522803(P2006−522803)
【出願日】平成16年8月9日(2004.8.9)
【国際出願番号】PCT/US2004/025827
【国際公開番号】WO2005/013914
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】