電子メッセージの受信を示す通信装置及び方法、並びにコンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するためのサーバー、方法、及びコンピュータプログラム製品
通信装置は、制御装置(800)、電子メッセージ(852)を受信するよう構成されたインターフェイス(806、850)、画面(836)、メモリ(802、804)を有する。前記メモリは、電子メッセージの受信を示す目的で、前記画面上に表示される少なくとも一つの所定のアイコンを表すイメージデータを保管するように構成される。前記メモリ(802、804)は、一つ若しくは複数の前記所定のアイコン(846)と電子メッセージの送信者(844)との間の関連付け(844、846)を保管するように構成される。前記制御装置(800)は、受信した前記電子メッセージ(852)の送信者(857)を特定し、このように特定された前記送信者を前記関連付けの方法により一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合し、一致するアイコンがある場合は前記画面に表示し、前記受信した電子メッセージの受信とその前記送信者を示すように構成される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子メッセージの通信に関し、より具体的には、制御装置、電子メッセージの受信するよう構成されたインターフェイス、画面、及びメモリを有する通信装置であって、前記メモリは、電子メッセージの受信を示すために、画面上に表示される少なくとも一つの所定のアイコンを表すイメージデータを保管するように構成される通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
GSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000等の電気通信システム用の移動体(携帯)電話の形態をとる移動体端末は、上記に従う通信装置の身近な例である。SMSメッセージは、このような移動体端末により受信できる一般的な種類の電子メッセージである。例えば、GSM用等の現在の移動体端末では、SMSメッセージの受信は、典型的には、図2に示すように(図2ではn=1)「n件のメッセージが受信されました」というような通知テキスト202が移動体端末の画面200に表示することで示される。前記通知テキスト202は、例えば、ユーザーが「読む」メニューオプション212を選択して特定のメッセージを読むことを選択した場合、「終了」メニューオプション214を選択して特定のメッセージを読まないことを選択した場合、或いは着信電話が通知された場合、典型的には消失し、その他の情報で置き換えられる。更に、このような場合、現在の移動体端末は、移動体端末内に未読メッセージがある限り、画面200に表示され続ける封筒アイコン204を使用する場合もある。
【0003】
SMSメッセージの受信を示す既知の方法の不利な点は、ユーザーがSMSの受信ボックスに実際に移動して、メッセージ自体を確認しない限り、メッセージが誰から送信されたかを知る方法がないことである。これは多くの場合、例えば会議中の場合、特に移動体端末に既に多くのメッセージが保管されていれば、最近着信したメッセージの検索に長時間を要するため、ユーザーにとって極めて厄介なことである。このように、先行技術に伴う問題は、受信したSMSメッセージが、移動体端末では、時には単独の静的および無記名の封筒アイコン204と組み合わされることもあるが、受信メッセージ数の表示202だけの形式で、一まとめに表示されることに加え、無記名で表示されることである。
【0004】
米国特許第6,020,828号は、選択呼出番号に加えて、数字又は英数字のメッセージフィールドを有する選択呼出信号を受信の機能を有する、ポケットベルのような選択呼出受信機に関する。選択呼出番号が、前記選択呼出受信機の所定の識別番号と同一であれば、選択呼出受信機の制御装置は、スピーカー、振動機、または発光ダイオードからそれぞれ音響的、触覚的、または視覚的な警告を生成する。特殊制御文字により示されるメッセージフィールドの所定の部分には、選択呼出受信機に保管済みの限られた数のアイコンのいずれかを示すアイコンコードを指定することができる。前記制御装置は、前述の特殊制御文字が、メッセージフィールドの所定の部分、つまりメッセージフィールドの先頭に現れるかどうかを判別して、受信した選択呼出信号の中のこのようなアイコンコードを確認するように構成される。前記特殊制御文字がある場合は、メッセージフィールドの中の次の文字はアイコンコードと解釈される。このアイコンコードがある場合は、前記保管済みのアイコンと照合され、一致した場合、一致するアイコンは前記メッセージフィールドの残りと共に、選択呼出受信機の画面上に表示される。
【0005】
米国特許第6,020、828号による解決策は個々の選択呼出信号の判別に一定の情報を提供する機能を持つが、やはりいくつかの不利な点がある。
【0006】
まず第一に、選択呼出信号の実際の送信者についての真実で信頼性の高い表示を与えることができない。前記制御文字や前記アイコンコードをメッセージフィールドに含めるという送信者による能動的な行動が要求される。アイコンコードが含まれていなければ、選択呼出受信機ではアイコン表示は不可能である。さらに、前記選択呼出受信機では、1文字のアイコンコードから選択されるために限られた数の異なるアイコンしか認められず、異なる選択呼出信号を区別する能力は大幅に制限される。
【0007】
第二に、メッセージフィールドに制御文字とアイコンコードがあるため、このような制御文字やアイコンコードを上記の方法で処理するように、全ての選択呼出受信機を設定する必要がある。しかしながら、受信機にこのような設定が欠落していれば、制御文字やアイコンコードは、画面上で理解不能な情報として表示される。
【0008】
第三に、前記選択呼出受信機はリアルタイムで動作するので、画面上には一つのメッセージとアイコンだけしか表示できない。従って、新しい選択呼出信号が受信されると必ず、以前の信号のメッセージとアイコンは画面上から消失する。
【0009】
上記理由により、米国特許第6,020,828号の教示は、選択呼出受信機や説明された種類の特定の選択呼出信号に有益であるが、SMSのような電子メッセージの受信を表示する方法に関しては、現在の移動体端末の欠点に対する、一般的に適用可能な改善を提供するには役立たない。
【特許文献1】米国特許第6,020,828号公報
【発明の開示】
【0010】
上記を鑑み、本発明の目的は、上記で検討した問題を解決あるいは少なくとも削減することである。より具体的には、本発明の目的は通信装置における電子メッセージの受信を示す改善された方法を提供することである。
【0011】
上記目的は概ね、電子メッセージの受信を示す通信装置及び方法、並びに添付の独立した特許申請に従うアイコンの注文サービスプログラムを提供するためのサーバー、方法、及びコンピュータプログラム製品により実現される。
【0012】
本発明の第一の側面は、制御装置、電子メッセージを受信するよう構成されたインターフェイス、画面、及びメモリとを有する通信装置であり、前記メモリは前記電子メッセージの受信を示すために、前記画面に表示される少なくとも一つの所定のアイコンを表すイメージデータを保管するように構成される。前記メモリは、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者との関連付けを保管するように構成される。前記制御装置は、受信した電子メッセージの送信者を特定し、このように特定された前記送信者を前記関連付けの方法により一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合し、一致するアイコンがある場合は前記画面に表示し、前記受信した電子メッセージの受信とその送信者を示すように構成される。
【0013】
本発明の第一の側面による利点の一つは、直近に受信したメッセージの送信者を示すアイコンが、ユーザーに自動的に表示されることであり、従って、ユーザーは画面を見るだけで、他の操作の必要無しにメッセージの送信者が誰かを容易に理解して、メッセージを今すぐ読むか後で読むかを決定できる。このように、先行技術とは異なり、直近に受信したメッセージは、無記名の封筒アイコンにより示されるだけではない。それとは異なり、ユーザーが前もって特定の送信者に関連付けした個別のアイコンが表示され、送信者が誰かを示す。ユーザーは、送信者が誰かを知るために、メッセージの受信ボックスに移動したり、メッセージを実際に開いて読む必要がない。
【0014】
上記にもかかわらず、アイコンは、受信する側の通信装置にローカルで保管され、ユーザーだけがアイコンと送信者の関係を知っているので、送信者の整合性は不正に損なわれることがない。送信者の名前や(電話番号のような)識別は、この段階では表示されない。
本発明の第一の側面の別の利点は、ユーザーが、ユーザー独自のアイコンを持ち、異なるエントリに異なるアイコンを割り当てることができるので、通信装置の独自化がさらに可能なことである。
【0015】
一つの実施例では、電子メッセージは、制御データ部分とメッセージデータ部分を持つ種類の電子メッセージであり、前記制御データ部分には、メッセージ送信者の識別が含まれており、前記制御装置は、メッセージ送信者の識別から前記受信した電子メッセージの送信者を特定するように構成されている。前記電子メッセージは、SMSメッセージやMMSメッセージであってもよく、メッセージの送信者の識別は、GSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号であってもよい。また、前記電子メッセージは、電子メールメッセージであってもよい。
【0016】
一つの実施例では、前記制御装置は、対応する複数の受信メッセージを示すために、前記画面上に複数の一致するアイコンを同時に表示するように構成される。また、前記制御装置は、表示された一致するアイコンそれぞれに対して、表示された一致するアイコンそれぞれに関連付けられたそれぞれの送信者から受信した現在の未読メッセージ数を示すために、数字の指標を表示するように構成してもよい。
【0017】
一つの実施例では、前記制御装置は、アニメーション、スクロール、モーフィング、フラッシュ、若しくは色の変化のような視覚的効果で、一つ若しくは複数の前記表示されたアイコンの表示を強化するように構成される。
【0018】
一つの実施例では、前記通信装置は、更に電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧の少なくとも一つを有し、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者との間の関連付けは、前記電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧のエントリに保管される。前記関連付けは、前記電話帳のエントリ、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリの外、前記メモリ内部に保管され、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンを定義するイメージデータを含むイメージファイルへのリンクを有してもよい。また、前記関連付けは、一つまたは複数の前記所定のアイコンを定義し、前記電話帳のエントリ、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリに保管されているイメージデータを有してもよい。前記関連付けは、さらに、上記のようにメッセージ送信者の識別を有してもよい。
【0019】
一つの実施例では、前記通信装置は、さらに、前記メモリに新しいアイコンを追加する手段、並びに前記メモリ内に前記新しいアイコンと電子メッセージの送信者間の新しい関連付けを生成する手段を有する。新しいアイコンを追加する前記手段は、前記装置内にイメージエディタを有してもよい。また、新しいアイコンを追加する前記手段は、前記通信装置の通信インターフェイスを有する。前記通信インターフェイスは、IrDA、USB若しくはRS232のようなシリアルインターフェイス、Bluetoothのような短距離補助無線データインターフェイス、WAP互換のインターフェイス、又はGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システム用のRFインターフェイスの少なくとも一つでもよい。前記通信インターフェイスは、電子メッセージを受信するように構成された前記インターフェイスと同じでもよい。
【0020】
前記通信装置は、GSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置でもよい。
【0021】
本発明の第二の側面は、画面とメモリを有する通信装置における電子メッセージの受信を示す方法であり、前記メモリには少なくとも一つの所定のアイコンが提供され、受信した電子メッセージは、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合され、一致するアイコンがある場合は前記画面に表示し、前記受信した電子メッセージを示す。前記方法は、前記メモリ内に一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者の間の関連付けを提供するステップと、前記受信した電子メッセージの送信者を特定するステップと、一致するアイコンがある場合には、このように特定された送信者と前記メモリ内の前記関連付けにより、一致するアイコンを決定するステップとを含む。
【0022】
第二の側面は、一般的に第一の側面と同じ利点を持つ。
【0023】
本発明の第三の側面は、通信装置への電子メッセージの受信を示すアイコンデータをリモートに配信する方法である。前記方法は、コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するステップと、使用可能な複数のアイコンの中から一つのアイコンをユーザーが選択し、その選択を受け入れるステップと、前記選択されたアイコンを定義するアイコンデータセットを形成するステップと、前記アイコンデータセットを前記通信装置に電子的に配信するステップとを含み、前記アイコンデータセットを形成及び配信する前記ステップは、前記アイコンデータセットが前記通信装置で受信された時に保管されることができ、電子メッセージの送信者と関連付けられることができるように実施される。
一つの実施例では、前記コンピュータ処理のアイコン注文サービスは、インターネットのような広域ネットワークを使用して、例えばウェブサーバーにより提供され、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れるステップは、前記サーバーにより提供され、例えばウェブクライアントにより前記広域ネットワーク上でアクセス可能なユーザーインターフェイスを通して実施される。
【0024】
また、前記コンピュータ処理のアイコン注文サービスは、電気通信ネットワークに接続されたサーバーから提供されてもよく、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れる前記ステップは、電話装置上で前記ユーザーにより入力され、前記電気通信ネットワークを通じて送信されるコマンドを受け入れることにより実施されてもよい。
また別の方法としては、前記コンピュータ処理の注文サービスは、希望のアイコンを選択し、コンタクトインターフェイスを通じてダウンロードして通信装置に保管されるように、ユーザーに自分の通信装置を物理的にダウンロードステーションあるいは再プログラムステーションへ通信装置上のコンタクトインターフェイス経由で接続させることにより実施されてもよい。
【0025】
一つの実施例では、前記アイコンデータセットを形成及び配信する前記ステップにおいて、送信者の識別は、前記アイコンデータセットと前記送信者の識別により示される電子メッセージの送信者との関連付けを可能にするために、前記アイコンデータセットに含まれる、若しくは添付される。前記送信者の識別は、GSM、UMTS,D−AMPS若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号であってもよい。アイコンデータセットを配信する前記ステップは、前記アイコンデータセットをSMS、MMS、若しくは電子メールメッセージに含めることにより実施されてもよい。前記通信装置は、GSM用、UMTS用、D−AMPS用、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信システムであってもよい。
【0026】
本発明の第四の側面は、コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するためのサーバーであり、前記サーバーは、使用可能な複数のアイコンのためのメモリ、及び制御装置を有し、前記制御装置は、第三の側面に従って、前記方法を実施するように構成されている。
【0027】
本発明の第五の側面は、プロセッサのメモリに直接ロードが可能なコンピュータプログラム製品であり、前記コンピュータプログラム製品は、前記プロセッサにより実行された時、第三の側面に従って、前記方法を実施するプログラムコードを有する。
本発明のその他の目的、特徴、及び利点は、以下の詳細開示、添付された従属する請求の範囲、及び図面から明らかにされる。
【0028】
一般に、請求項で使用される全ての用語は、本明細書に断りのない限り、当技術分野での一般的な意味に従って解釈されるものとする。「ある一つの/前記の[要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなど]」という言及は全て、特に断りのない限り、前記要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも一つの例を言及しているとして無制限に解釈される。本明細書に開示されたいかなる方法のステップも、特に断りのない限り、開示された通りの順序で実施される必要はない。
【発明の詳細な説明】
【0029】
以下、添付図面を参照しつつ本発明をより詳細に説明する。最初に、図1を参照しながら、本発明が適用された場合の電気通信システムの一例を簡単に説明する。その後、図2から12を参照しながら、本発明の好ましい実施例のいくつかをより詳細に説明する。
【0030】
図1の電気通信システムでは、音声通話、データ通信、ファックス送信、音楽送信、静止画像送信、ビデオ送信、電子メッセージ送信や電子取引のような多様な電気通信サービスが、異なる移動体端末100、106の間で実施される場合がある。これらのサービスの中でも、電子メッセージ送信は、本発明にとって特に重要である。以下では、SMS(ショートメッセージサービス)メッセージは、このような電子メッセージ送信の一例として使用されるが、MMS(マルチメディアメッセージングサービス)メッセージあるいは電子メッセージを含みつつこれらに限定されない、その他の種類のメッセージも本概念に含まれる。
【0031】
移動端末100、106は、それぞれのベースステーション104、110経由で、RFリンク102と108を通して移動体電気通信ネットワーク110に接続される。移動体電気通信ネットワーク110は、GSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような任意の商業的に利用可能な移動体電気通信システムの場合がある。移動体端末100、106は、移動体(携帯)電話として示されているが、代わりに、図1の112により一般に示されているように、ポータブルデジタルアシスタンス(PDA)、通信機、パームトップコンピュータ、若しくはラップトップコンピュータのようなその他の種類の携帯型装置の場合もある。
【0032】
公衆交換電話網(PSTN)130は、通常の方法で移動体電気通信ネットワーク110へ接続されている。PSTN130には、多様な電話端末132が接続されている。
【0033】
移動体電気通信ネットワーク110は、インターネットあるいはその一部の場合もある広域ネットワーク120に接続されて使用される。アイコン124の注文やダウンロードを提供するサーバーコンピュータ122は、クライアントコンピュータ126と同様に、広域ネットワーク120に接続されている。アイコンの注文及びダウンロードのサービスは本発明の一つの側面であり、図10から12を参照しながら、より詳細を説明する。
【0034】
移動体電気通信ネットワーク110は、周知の方法でSMSセンター114を有する。移動体端末100、106のユーザーは、無線リンク102、108上を経由してSMSセンター114からSMSメッセージを受信する場合があり、もちろん、送信SMSメッセージをSMSセンター114へ送信する場合もある。
【0035】
新しいSMSメッセージの着信は、典型的には、移動体端末画面上の視覚的な表示により移動体端末100(あるいは106、112)のユーザーに通知するが、時にはビーッという音あるいはカチッという音、若しくは別の音、又は触覚的な信号の場合もある。先行技術の解決策(図2に示されるような封筒アイコン204や簡単な通知テキスト202のような)のような無記名の表示を示すだけではなく、本発明は、移動体端末のユーザーに、SMSメッセージが特定の送信者から受信されたことを示す送信者のアイコンの形式でグラフィック情報を提供する。図3は、一つの実施例に従った解決策を示す。図3ではnが1であるが「n件のメッセージを受信しました」というような、図2の先行技術の端末画面のテキスト202によく似た通知テキスト302が、図3内で移動体端末の画面300上に表示されている。ユーザーは、「読む」メニューオプション312を選択することにより、SMS受信ボックスに移動して、受信したメッセージを選択することもできるが、終了メニューオプション314を選択することにより、メッセージを読まないことを選択することもできる。さらに、封筒アイコン304は、移動体端末に未読メッセージがある限り、画面300に表示されてもよい。現在の移動体端末がどれもそうであるように、画面300は現在の時刻306、電池残存容量のインジケータ308、及び、受信信号強度のインジケータ310(RSSI、「受信信号強度インジケータ」)を表示してもよい。
【0036】
図3では、送信者のアイコンは、通知テキスト302のすぐ左側、316に示されている。また、通知テキストに関連した別の位置、つまり、右側、上側、あるいは下側(図4の416)に示すこともできる。このように、送信者アイコン316、416は、新規に受信したメッセージの送信者を視覚的に示すので、ユーザーは画面300を見るだけで、他の操作を実行することなく、誰がメッセージを送信したかを容易に理解することができるので、今すぐ読むか、後で読むかを決定することができる。
【0037】
2件以上のメッセージを受信した場合、図6の616、617、並びに図7の716、717のそれぞれに示されているように、現在未読の全てのメッセージのアイコンが互いに並んで表示されてもよい。
【0038】
当然ながら、アイコンの位置と同様にアイコンのサイズや色は、画面上で多様に変化を加えることができる。アイコンのサイズを小さくすることにより、より多くのアイコンを画面に表示することができる一方、サイズを大きくすると、より詳細なアイコンが表示されるので、多様性や利用性が大きくなる。画面上に表示できるよりも多くの表示すべきアイコンがある場合は、アイコンは画面上でアイコン交互の行列として表示される。例えば、個々のアイコンのサイズが10×15ピクセルの大きさであれば、小型画面でも、「n件のメッセージが受信されました」という通知テキストの隣に、受信メッセージアイコンは3×3の行列で表示することが可能である。あるいは、大量の受信メッセージアイコンを表示できるように、アイコンを画面上でスクロールする、あるいは、浮動する列として提供してもよい。
【0039】
表示するアイコンの数が多くない場合でも、受信メッセージアイコンは、浮動する、ぶらつく、流れる、スクロールする、あるいはモーフィングするように表示されてもよい。一つの実施例では、このような動く受信メッセージアイコンが、スクリーンセーバーに含まれている。別の実施例では、アイコンを、表示位置で固定したままアニメーション化でき、又は点滅表示若しくは色を変えて表示することができる。
【0040】
一つの実施例では、二つ以上のメッセージを同じ送信者から受信した場合、その同一の送信者から受信した全てのメッセージの共通の代表として、一つのアイコンだけが表示される。別の実施例では、その特定の送信者から受信したメッセージ数を示すために、共通に表示された一つのアイコン内にカウント数が含まれる。また別の実施例では、一つのアイコンは、同一の送信者から発信されている場合でも、受信したそれぞれのメッセージを表す。
【0041】
別の実施例は図5に示されている。ここでは、例えば図2によれば先行技術の解決策の左上の隅にある、現在の封筒アイコン204は、最後に受信したメッセージの送信者に関連付けられた特定のアイコン516により置き換えられる。特定のアイコン516は、ユーザーがSMS受信ボックスに移動した後でも、メッセージが未読である限り、若しくはその後に着信した未読メッセージがある限り、画面に表示され続ける。
【0042】
図8は、本発明に従った移動体端末の一つの実施例を示す。制御装置800は、移動体端末の操作全体を管理し、任意の市販されているCPU(「中央演算処理装置」)、DSP(「デジタル信号プロセッサ」)、あるいはその他の任意の電子的にプログラム可能なロジック装置が実装されていることが望ましい。制御装置800は、RAMメモリ、ROMメモリ、EEPROMメモリ、フラッシュメモリ、あるいはこれらの任意の組み合わせのような電子メモリ802が結合されている。メモリ802は、制御装置800により多様な目的で使用されるが、その一つは、移動体端末のさまざまなソフトウェアのデータやプログラム命令を保管することである。ソフトウェアには、リアルタイムオペレーティングシステム820、マンマシンインターフェイス(MMI)ドライバ834、アプリケーションハンドラ832に加えて、多様なアプリケーションが含まれる。アプリケーションには、電話帳アプリケーション840、SMSアプリケーション850、並びにオプションとして、イメージピクセルエディタ860、および、WAPアプリケーション870に加えて、本発明には特に重要ではないその他の多様なアプリケーションが含まれる。MMIドライバ834は、従来のMMI、又は、画面836やキーボード838に加えて、その他のマイク、スピーカー、バイブレータ、ジョイスティック、着信音発生機、LEDインジケータなどのような様々なI/Oデバイスなどのインプット/アウトプット(I/O)装置と連携する。周知のように、ユーザーはこのように形成されたマンマシンインターフェイスから移動体端末を操作する場合がある。
【0043】
ソフトウェアには、830のように一般的に指定され、RFインターフェイス806や、オプションでBluetoothインターフェイス808およびIrDAインターフェイス810に(トランスポート、ネットワーク、接続性のような)通信サービスを提供するさまざまなモジュール、プロトコルスタック、ドライバなども含まれる。RFインターフェイス806は、(例えば、図1のリンク102やベースステーション104のように)ワイヤレスリンクをベースステーションに確立して保持するための適切な無線回路に加えて、内部アンテナ若しくは外部アンテナを有する。先行技術をよく知る者には周知のように、無線回路は、一連のアナログ及びデジタルの電子コンポーネントから成り、共に無線受信機および無線送信機を形成する。これらのコンポーネントには、特に、バンドパスフィルタ、増幅器、ミキサー、ローカルオシレータ、ローパスフィルタ、AD/DAコンバータなどが含まれる。
【0044】
移動体端末には、SIMカード804と関連する読取機も含まれる。周知のように、SIMカード804は、ローカルの作業メモリ及びデータメモリに加え、プロセッサも有する。
【0045】
電話帳アプリケーション840は、メモリ802に保管されている複数の電話帳エントリあるいはレコード842を処理する。図8の実施例では、各電話帳エントリ842には、アイコンデータフィールド846に加えて、名前フィールド、移動体電話番号フィールド844、自宅電話番号フィールド、勤務先電話番号フィールド、ファックス番号フィールド、電子メールアドレスフィールド、呼び出しグループデータ(CLIグループ)フィールド、VAD(音声作動式ダイアル)データフィールドがある。VADデータフィールドは、特定の電話帳エントリ842若しくはそのエントリ内の特定の電話番号フィールドの読み上げられた名前若しくはその他のラベルを含むバイナリオーディオファイルを保管する。本質的に周知の方法で、ユーザーは呼び出す相手の名前を読み上げるだけで、発信呼び出しを特定の電話番号に確立する場合がある。音声がVADデータフィールドの音声内容に充分一致すれば、移動体端末は呼び出し相手への呼び出しを開始する。もちろん、ユーザーが電話帳アプリケーション840を使用する通常あるいは従来の方法は、希望する電話帳エントリ842、あるいはエントリの電話番号フィールドをキーボード838や画面836により選択することである。
【0046】
SMSアプリケーション850は、未読メッセージ852や既読若しくは開封済みのメッセージ854の両方の複数のSMSメッセージを処理する。メッセージ852及び854は、移動体端末のメモリ802またはSIMカード804の内部メモリ、あるいは両方に保管される場合があり、保管されたSMSメッセージがこれらのメモリとその他の間を移動する場合もある。図8は、移動体端末に受信された後の典型的なSMSメッセージ852の構成を示す。SMSメッセージ852は、制御データ部分856とメッセージデータ部分858を有する。制御データ部分856は120オクテットを占有する。メッセージデータ部分858は140オクテットを占有し、SMSメッセージのペイロード、つまり、実際のメッセージデータ859を含む。もちろん、メッセージデータ全体部分858を、必ず有効なデータで埋める必要はないので、メッセージの送信者が短いメッセージだけを書いた場合には、メッセージデータ部分858の一部はごみのデータを含む場合もある。また、メッセージデータ部分858は、所定の制御文字により、最後の有効なオクテットの後で終了したり、又はメッセージデータ部分858の長さが制御データ部分856のヘッダー引数として示される場合もある。
【0047】
制御データ部分856には、送信者の電話番号857の仕様など、さまざまなプロトコル層特定制御データやメッセージ種類特定制御データが含まれる。SMSメッセージのフォーマットに関する詳細については、2G、2.5G及び3Gの移動体電気通信システムの一般標準基準を参照できる。例えば、3GシステムのSMSサービスは、http://www.3gpp.org/の「3GPP TS 24.011」にその詳細が記載されている。
【0048】
電話帳アプリケーション840に話を戻すと、アイコンデータフィールド846を除き、電話帳エントリ842のフィールドは、基本的に現在の移動体端末のフィールドに対応する。一方、アイコンデータフィールド846は、本発明により提供される新しい機能に不可欠である。アイコンデータフィールド846の目的は、特定の電話帳エントリ842と、画面300/836に表示される特定の受信メッセージアイコン316、416、516、616及び617、716及び717の間に関連付けを提供することである。このように、アイコンデータフィールド846は、画面上に通知される受信メッセージ852の送信者の電話番号857に関連付けられたアイコンを定義するアイコンイメージデータを含むか、若しくは指し示す。
【0049】
一つの実施例では、アイコンは、アイコンデータフィールド846に直接、イメージデータのビットマップとして保管される。ビットマップは1ビットの深度(白黒のアイコン)、あるいは、nビットの深度(n個のグレースケール若しくは色値を持つアイコンを定義する場合)を持つ場合がある。もう一つの実施例では、イメージデータはアイコンデータフィールド846に圧縮形式で保管される。この実施例では、JPEGあるいはGIFのような既存のイメージ圧縮形式が使用されてもよい。また別の実施例では、アイコンデータフィールド846は、電話帳エントリ842以外のメモリ802に保管されているアイコンイメージファイルへのリンクを保管する。このリンクは、リアルタイムオペレーティングシステム820がサポートするファイル識別子であってもよい。
【0050】
電話帳エントリは、別の方法で使用可能なアイコンにマップされていてもよい。例えば、一つの実施例では、移動体端末は、その中からユーザーが特定の電話帳エントリ842に関連付ける特定のアイコンを選択することができる作成済みアイコンのセットと共に出荷され販売される。この選択及び関連付けの操作は、電話帳アプリケーション840のメニューオプションにより実施されることが望ましい。このような作成済みアイコンは、一般的にはMicrosoft Windows(登録商標)製品群のようなグラフィカルなコンピュータユーザーインターフェイスで利用できる様々なソフトウェアアプリケーションのアイコンのように、様々な顔文字、サイン、シンボルなどを表してもよい。
【0051】
一つの実施例では、イメージピクセルエディタ860は、既存アイコンの変更や新しいアイコンの作成とデザインに使用されてもよい。このように変更された、あるいは新しく作成されたアイコンはその後、上述のように保管され、新規作成されたアイコンの場合には、ユーザーが、そのアイコンを希望の電話帳エントリ842に上記の方法で関連付けてもよい。
【0052】
別の実施例では、新規アイコンは、RFインターフェイス806、Bluetoothインターフェイス808、若しくはIrDAインターフェイス810を通じて、又はWAPアプリケーション870のWAPセッションを通じて、又はSMS、電子メール若しくはビジネスカード(Vcard)メッセージに組み込まれてデータ接続により移動体端末へダウンロードされてもよい。
【0053】
ここで、図9を参照しながら、新規SMSメッセージ852を受信し、画面300/836上でその着信を通知する手順を説明する。第一のステップ900では、新しいSMSメッセージはRFインターフェイス806により受信されて、リアルタイムオペレーティングシステム820とアプリケーションハンドラ832によりSMSアプリケーション850へ転送される。SMSアプリケーション850は、新しいメッセージ852をメモリ802あるいはSIMカード804のいずれかに保管する。
【0054】
その後、902のステップで、SMSアプリケーション850は、新しいメッセージ852の制御データ部分858を処理する。さらに詳しく説明すると、送信者の電話番号857を抽出してから、904のステップで、電話帳アプリケーション840に、抽出された電話番号が電話帳に存在するかどうかを問い合わせる。電話帳アプリケーション840は、電話帳エントリ842の全てを検索して、一致する場合には、その一致するアイコンでSMSアプリケーション850に応答する。応答の正確なフォーマットは、アイコンデータフィールド846内におけるアイコンの表現方法に依存する(詳細は前節を参照)。従って、電話帳アプリケーション840からの応答には、実際のアイコンイメージデータ、また場合によっては、別のイメージファイルへのリンクあるいは識別子を含む場合がある。
【0055】
送信者の電話番号857が電話帳に無いために、又は問題の電話帳エントリのアイコンデータフィールド846にアイコンが定義されていないために、電話帳に一致するアイコンが見つからない場合は、デフォルトのアイコンを使用するか、又はアイコンを使用しないように、ステップ906への実行に進む。一方、関連付けられたアイコンを次のステップ908で電話帳アプリケーション840から読み出せた場合は、MMI834は、ステップ910でSMSアプリケーション850の要求に応じて、例えば図3から7に示される例で提案されるように、通知テキストと共に読み出されたアイコンを表示することにより、受信メッセージ852を通知する。
【0056】
ここで、図10を参照しながら、サーバーから移動体端末へのアイコンのダウンロードをユーザーが注文する方法を説明する。最初のステップ1000で、ユーザーは、例えばウェブクライアント126から、図1のウェブサーバー122のようなアイコン注文サービスに接続する。しかしながら別の方法として、アイコン注文サービスは、ユーザーが移動体端末100、106あるいは固定電話132のキーパッドから注文を出せる電話呼出サービスのような別の種類であってもよい。次のステップ1002では、ユーザーは、ウェブサーバー122によりダウンロードが提供されウェブクライアント126の画面上のウェブインターフェイスに表示される複数のアイコンに目を通す。例えばマウスのクリック又はキーの押下のような通常の選択操作により、興味のあるアイコンを一つ選択した後、ステップ1004でウェブサーバー122は、ユーザーの識別が既知であるかを確認する。ステップ1004における確認は、例えば、適切なログイン手順、若しくはクッキーファイルの使用、又はこれらの組み合わせにより実施される。また、ログインは、ステップ1000で既に実施されている場合もあるので、ステップ1004における確認は、ログインが前もって正常に実施されたことの照合だけの場合もある。ログインがステップ1000で実施された場合、ステップ1004における確認は、特にユーザーのログイン成功に基づいてのみ注文機能へのアクセスが与えられる場合には、免除されてもよい。ユーザーの識別を決定するその他の方法も、もちろん可能である。
【0057】
ステップ1004でユーザーが既知でないことが分かった場合には、ユーザーは、注文したアイコンを配信する電話番号についてステップ1006で問い合わせを受け、ステップ1008でこれを指定する。ここで、簡単な認証方法を実施することが可能である。例えば、ユーザーは、指定された電話番号の加入権を保有している人の名前、住所など、あるいはその一部を入力することを要求される場合があり、それによってウェブサーバー122は、ユーザーが入力した情報の正確性を確認するために、例えば、加入権の運用者により提供される自動加入権確認サービスに問い合わせる場合がある。
【0058】
一方、ステップ1004でユーザーが既知であることが分かった場合には、ステップ1010でウェブサーバー122はデータベースなどに問い合わせて、ユーザーと関連付けられた保管済みの移動体電話番号を取り出す。その後、ステップ1012では、ウェブサーバー122は、送信SMSメッセージを作成するが、このSMSが純粋なメッセージテキストではなく設定データを運ぶ種類であることを示す目印とともにメッセージの種類を特定するデータをその制御データ部分に持つこともできる。設定データを示し搬送する方法は、現在の2G/2.5G移動体電気通信システムでWAP設定を示し搬送するのと本質的には同じ方法で実行されてもよい。選択したアイコンのアイコンデータは、生成した送信SMSメッセージのメッセージデータ部分に入れられてもよい。図8で説明したように、SMSメッセージのメッセージデータ部分は、140オクテットを含む場合があり、従って、最大140×8=1112ビットまでのサイズのアイコンイメージを搬送することができる。このサイズはカラーあるいはグレースケールでも小型アイコンには充分である。
【0059】
上記に代わる方法として、メッセージデータ部分の最初の一つあるいはいくつかのオクテットが、メッセージデータ部分の残りに純粋なテキストデータではなくアイコンのイメージデータが含まれることを受信側移動体端末に通知する所定のコードを含んでもよい。
【0060】
アイコンデータがSMSメッセージ1件が使用可能なスペースよりも大きいスペースを必要とする場合には、アイコンデータを運ぶために、複数のSMSメッセージを使用できる。このような場合、アイコンデータは、長いテキストメッセージを送信する場合に一般的に実行されるのと同じ方法で、SMSメッセージを分割し、後に再び組み立てられる。
【0061】
生成された送信SMSメッセージの制御データ部分は、ステップ1002でアイコンを選択したユーザーの電話番号も含む(図8の857を参照)。送信SMSメッセージの生成が完了すると、ウェブサーバー122により移動体電気通信ネットワークへ送信される。これは、ウェブサーバー122に接続した適切なSMSトランシーバハードウェアを通じて直接実行されるか、又は移動体電気通信ネットワーク110の運用者が提供し、かつインターネット120からアクセス可能なSMS送信サービスを使用することにより実行される。
【0062】
最後に、ステップ1014で、ウェブサーバー112は請求情報をこのユーザーの運用者に送信してもよい。
【0063】
図10に示される手順の代わりに、ユーザーは、アイコン注文サーバーへSMS、MMS、若しくは電子メールメッセージの注文メッセージを送信することができる。このメッセージで、ユーザーはサーバーで利用可能な特定の一つのアイコンを明示するアイコンコードを指定してもよい。その後、サーバーはステップ1012のように注文されたアイコンを返信メッセージに入れて、そのメッセージをユーザーに送信してもよく、ユーザーは図11に示されるようにその受信を行なう。あるいは、ステップ1006から1008のように、注文メッセージの中で、ユーザーは指定したアイコンを配信する電話番号を指定してもよい。請求はステップ1014で実行されてもよい。
【0064】
上記の説明では、ユーザーにより選択されたアイコンはユーザー自身の電話番号へ送信される。しかしながら、ユーザーが、別の電話番号、典型的には友達の電話番号を代わりに指定して、選択したアイコンをギフトとして送信する可能性も考えられる。この代替法では、前記の別の電話番号の利用者ではなく、ユーザーに請求するために、ユーザーがウェブサーバーに適切にログインしていることが必要になる場合もある。
【0065】
図11は、図10に従ってサーバーに注文されたアイコンが、どのように受信され、移動体端末にインストールされる場合があるかを表す流れ図である。最初のステップ1100では、SMSメッセージはRFインターフェイス806により受信され、SMSアプリケーション850に転送される。ステップ1102では、SMSアプリケーション850は受信したSMSメッセージの制御データ部分からメッセージ種類特定データを抽出して、ステップ1104では、メッセージ種類特定データがSMSメッセージが設定メッセージであることを明示しているかどうかの確認が行われる。設定メッセージでない場合は、受信したSMSメッセージはSMSアプリケーション850によりステップ1106で、通常の純粋にテキストだけのSMSとして、つまり図9のステップに従って処理される。一方、SMSメッセージが、実際に設定メッセージである場合は、ステップ1108で、SMSメッセージに組み込みアイコンが含まれているかの目印に対する新しい確認が行われる。アイコンが組み込まれていない場合は、受信したSMSメッセージはステップ1110で、通常の設定メッセージとして処理される。
【0066】
ステップ1108でアイコンが見つかった場合には、ステップ1112でSMSアプリケーション850は、受信したSMSメッセージからアイコンのイメージデータに加え送信者の電話番号(図8の857を参照)も抽出する。さらに、ステップ1114で、ユーザーに新しいアイコンが届いたことを通知して、ユーザーがこのアイコンの保管を希望するかどうかを問い合わせるために、移動体端末の画面上にテキストが表示される。ユーザーがアイコンを保管しないことを選択すれば、抽出されたデータは廃棄されて、SMSメッセージはステップ1116で削除される。そうでなければ、SMSアプリケーションは抽出した電話番号とアイコンのイメージデータを電話帳アプリケーション840に引き渡す。これは、例えば、リアルタイムオペレーティングシステム820及び/又はアプリケーションハンドラ832による機能呼び出しにより実行されてもよい。
【0067】
ステップ1200では、電話帳アプリケーション840は、まず、ステップ1112で抽出した送信者の電話番号が移動体端末の電話番号と同一であるかどうかを確認する。これは、ユーザーがウェブサーバー122にアイコンを注文して、自分の移動体端末にアイコンを送信することを選択した場合にあたる。そうであれば、ユーザーはステップ1202に示されているように、既存の電話帳エントリを指定するか、若しくは新規作成してもよく、このエントリにアイコンを保管してもよい。
【0068】
送信者の電話番号が移動体端末の電話番号と一致しない場合は、ステップ1204及び1206で、電話帳アプリケーション840は、送信者の電話番号がいずれかの電話帳エントリに一致しているかどうか、保管されている電話帳エントリ842を確認する。一致するものが見つからない場合は、ユーザーはステップ1208で、送信者のネームタグを指定するように問い合わせを受ける。その後、ステップ1210で、電話帳アプリケーション840は、指定されたネームタグを持ち送信者の電話番号を含む電話帳エントリを新規作成する。
【0069】
ステップ1204及び1206で一致するものが見つかった場合は、電話帳アプリケーション840は、ステップ1212で、その見つかった電話帳エントリに既にアイコンがあるかどうかを確認する。アイコンがある場合は、ユーザーは、ステップ1214で既存のアイコンを新しいアイコンで上書きすることの確認を求められる。
【0070】
最後に、アイコンは、ステップ1204及び1206で見つかった電話帳エントリ、又はステップ1210で作成した電話帳エントリのアイコンデータフィールド846に保存若しくは定義される。
【0071】
図10から図12では、アイコンの注文及び配送の機能はウェブサーバーとSMSメッセージを使用して示されているが、その他の代替策も可能である。
【0072】
例えば、注文されたアイコンは、当業者には容易に理解されるように、SMSではなく、その他の、MMS、WAP、GPRS、Bluetooth、IrDA、電子メール、あるいはVcardなど、これらに限定されないベアラサービスにより、配信されてもよい。BluetoothやIrDAのように、通常は送信者の電話番号を通信に含まないベアラサービスでは、送信者の電話番号は、アイコンデータと共にペイロードあるいはメッセージデータフィールドに含まれてもよい。
【0073】
これまで説明した実施例は、主に、SMSメッセージと移動体端末に関連する。しかしながら、本発明の概念は、その他の分野にも適用される場合もある。例えば、MMS若しくは電子メールメッセージのような、その他の種類の電子メッセージの受信は、対応する方法で特定の送信者に関連付けられた個人アイコンにより通知されてもよい。より多くのハンドヘルド通信装置(ポータブルデジタルアシスタンス、通信機、パームトップコンピュータ、及びラップトップコンピュータなど)が電子メールの送受信機能を備えるようになってきている。現在の電子メール処理ソフトウェアは、ユーザーは電子メールの着信を通知、又はツールバー上の小さい封筒アイコンにより知らされるだけであるという、同様の問題に直面している。電子メールが誰から送られたものであるかを知るために、ユーザーは電子メール処理アプリケーションを起動して、電子メールを確認しなければならない。電子メールが頻繁に届けば、ユーザーの集中力が妨げられる場合もある。本発明の機能を適用することにより、ユーザーは、電子メール処理アプリケーションを起動することなく、例えば受信したメッセージが重要なメッセージを送信すると見込まれている送信者からのものであるかどうかを直ちに判断することができる。さらに、これは、送信者の識別を画面を見ているユーザー以外に明かすことなく行なうこともできる。
【0074】
受信メッセージアイコンは、画面の隅、あるいは離れた位置、おそらくツールバー上にある特別なボックス内に、あるいは、図5のように、現在の封筒アイコンを最新の未読メッセージの送信者のアイコンで単に置き換えて表示できる。2件以上のメッセージを受信して、まだ未読である場合、これを通知する一つの方法は、ツールバーのアイコン部分にアイコンを互いに並べて表示することである。
【0075】
同一の送信者からの複数のメッセージは、上記のSMS実施例で提案した方法で示すこともできる。指定されたアイコンを持たない送信者からのメッセージが複数件ある場合は、これらのメッセージは、アイコン上に書き込まれた、あるいはその隣に表示されたメッセージ件数を有する封筒アイコンにより表すこともできる。
【0076】
また、上記は、据付型コンピュータやそのオペレーティングシステムにも適用してもよい。
【0077】
上記で説明された実施例の全てのメッセージアイコン316、416、516、616及び617、716及び717は、受信済みであるが未読であるメッセージに関連する。しかしながら、本発明の他の実施例で、このメッセージアイコンの概念を既読メッセージにも使用されることが想定される。
【0078】
以上のように、本発明は主にいくつかの実施例を参照しつつ説明された。しかしながら、当業者には容易に理解されるように、上記で開示された実施例以外の実施例も、添付の特許請求により定義されているように、本発明の範囲内で同等に可能である。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明が適用されてもよい環境の例としての、移動体端末、リモートサーバー、電気通信ネットワークを含む電気通信システムの概念図である。
【図2】現在の移動体端末の画面上で、新しいSMSメッセージの受信を示す先行技術の方法の概念図である。
【図3】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図4】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図5】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図6】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図7】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図8】図1の移動体端末の詳細を表す概念構成図である。
【図9】一つの実施例に従って、移動体端末内でどのように新しいメッセージが受信されて通知されるかを表す流れ図である。
【図10】ユーザーがどのようにサーバーから移動体端末へのアイコンのダウンロードを指示するかを表す流れ図である。
【図11】図10に従い、指示されたアイコンがどのようにサーバーから受信されて、移動体端末にインストールできるかを表す流れ図である。
【図12】図10に従い、指示されたアイコンがどのようにサーバーから受信されて、移動体端末にインストールできるかを表す流れ図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子メッセージの通信に関し、より具体的には、制御装置、電子メッセージの受信するよう構成されたインターフェイス、画面、及びメモリを有する通信装置であって、前記メモリは、電子メッセージの受信を示すために、画面上に表示される少なくとも一つの所定のアイコンを表すイメージデータを保管するように構成される通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
GSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000等の電気通信システム用の移動体(携帯)電話の形態をとる移動体端末は、上記に従う通信装置の身近な例である。SMSメッセージは、このような移動体端末により受信できる一般的な種類の電子メッセージである。例えば、GSM用等の現在の移動体端末では、SMSメッセージの受信は、典型的には、図2に示すように(図2ではn=1)「n件のメッセージが受信されました」というような通知テキスト202が移動体端末の画面200に表示することで示される。前記通知テキスト202は、例えば、ユーザーが「読む」メニューオプション212を選択して特定のメッセージを読むことを選択した場合、「終了」メニューオプション214を選択して特定のメッセージを読まないことを選択した場合、或いは着信電話が通知された場合、典型的には消失し、その他の情報で置き換えられる。更に、このような場合、現在の移動体端末は、移動体端末内に未読メッセージがある限り、画面200に表示され続ける封筒アイコン204を使用する場合もある。
【0003】
SMSメッセージの受信を示す既知の方法の不利な点は、ユーザーがSMSの受信ボックスに実際に移動して、メッセージ自体を確認しない限り、メッセージが誰から送信されたかを知る方法がないことである。これは多くの場合、例えば会議中の場合、特に移動体端末に既に多くのメッセージが保管されていれば、最近着信したメッセージの検索に長時間を要するため、ユーザーにとって極めて厄介なことである。このように、先行技術に伴う問題は、受信したSMSメッセージが、移動体端末では、時には単独の静的および無記名の封筒アイコン204と組み合わされることもあるが、受信メッセージ数の表示202だけの形式で、一まとめに表示されることに加え、無記名で表示されることである。
【0004】
米国特許第6,020,828号は、選択呼出番号に加えて、数字又は英数字のメッセージフィールドを有する選択呼出信号を受信の機能を有する、ポケットベルのような選択呼出受信機に関する。選択呼出番号が、前記選択呼出受信機の所定の識別番号と同一であれば、選択呼出受信機の制御装置は、スピーカー、振動機、または発光ダイオードからそれぞれ音響的、触覚的、または視覚的な警告を生成する。特殊制御文字により示されるメッセージフィールドの所定の部分には、選択呼出受信機に保管済みの限られた数のアイコンのいずれかを示すアイコンコードを指定することができる。前記制御装置は、前述の特殊制御文字が、メッセージフィールドの所定の部分、つまりメッセージフィールドの先頭に現れるかどうかを判別して、受信した選択呼出信号の中のこのようなアイコンコードを確認するように構成される。前記特殊制御文字がある場合は、メッセージフィールドの中の次の文字はアイコンコードと解釈される。このアイコンコードがある場合は、前記保管済みのアイコンと照合され、一致した場合、一致するアイコンは前記メッセージフィールドの残りと共に、選択呼出受信機の画面上に表示される。
【0005】
米国特許第6,020、828号による解決策は個々の選択呼出信号の判別に一定の情報を提供する機能を持つが、やはりいくつかの不利な点がある。
【0006】
まず第一に、選択呼出信号の実際の送信者についての真実で信頼性の高い表示を与えることができない。前記制御文字や前記アイコンコードをメッセージフィールドに含めるという送信者による能動的な行動が要求される。アイコンコードが含まれていなければ、選択呼出受信機ではアイコン表示は不可能である。さらに、前記選択呼出受信機では、1文字のアイコンコードから選択されるために限られた数の異なるアイコンしか認められず、異なる選択呼出信号を区別する能力は大幅に制限される。
【0007】
第二に、メッセージフィールドに制御文字とアイコンコードがあるため、このような制御文字やアイコンコードを上記の方法で処理するように、全ての選択呼出受信機を設定する必要がある。しかしながら、受信機にこのような設定が欠落していれば、制御文字やアイコンコードは、画面上で理解不能な情報として表示される。
【0008】
第三に、前記選択呼出受信機はリアルタイムで動作するので、画面上には一つのメッセージとアイコンだけしか表示できない。従って、新しい選択呼出信号が受信されると必ず、以前の信号のメッセージとアイコンは画面上から消失する。
【0009】
上記理由により、米国特許第6,020,828号の教示は、選択呼出受信機や説明された種類の特定の選択呼出信号に有益であるが、SMSのような電子メッセージの受信を表示する方法に関しては、現在の移動体端末の欠点に対する、一般的に適用可能な改善を提供するには役立たない。
【特許文献1】米国特許第6,020,828号公報
【発明の開示】
【0010】
上記を鑑み、本発明の目的は、上記で検討した問題を解決あるいは少なくとも削減することである。より具体的には、本発明の目的は通信装置における電子メッセージの受信を示す改善された方法を提供することである。
【0011】
上記目的は概ね、電子メッセージの受信を示す通信装置及び方法、並びに添付の独立した特許申請に従うアイコンの注文サービスプログラムを提供するためのサーバー、方法、及びコンピュータプログラム製品により実現される。
【0012】
本発明の第一の側面は、制御装置、電子メッセージを受信するよう構成されたインターフェイス、画面、及びメモリとを有する通信装置であり、前記メモリは前記電子メッセージの受信を示すために、前記画面に表示される少なくとも一つの所定のアイコンを表すイメージデータを保管するように構成される。前記メモリは、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者との関連付けを保管するように構成される。前記制御装置は、受信した電子メッセージの送信者を特定し、このように特定された前記送信者を前記関連付けの方法により一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合し、一致するアイコンがある場合は前記画面に表示し、前記受信した電子メッセージの受信とその送信者を示すように構成される。
【0013】
本発明の第一の側面による利点の一つは、直近に受信したメッセージの送信者を示すアイコンが、ユーザーに自動的に表示されることであり、従って、ユーザーは画面を見るだけで、他の操作の必要無しにメッセージの送信者が誰かを容易に理解して、メッセージを今すぐ読むか後で読むかを決定できる。このように、先行技術とは異なり、直近に受信したメッセージは、無記名の封筒アイコンにより示されるだけではない。それとは異なり、ユーザーが前もって特定の送信者に関連付けした個別のアイコンが表示され、送信者が誰かを示す。ユーザーは、送信者が誰かを知るために、メッセージの受信ボックスに移動したり、メッセージを実際に開いて読む必要がない。
【0014】
上記にもかかわらず、アイコンは、受信する側の通信装置にローカルで保管され、ユーザーだけがアイコンと送信者の関係を知っているので、送信者の整合性は不正に損なわれることがない。送信者の名前や(電話番号のような)識別は、この段階では表示されない。
本発明の第一の側面の別の利点は、ユーザーが、ユーザー独自のアイコンを持ち、異なるエントリに異なるアイコンを割り当てることができるので、通信装置の独自化がさらに可能なことである。
【0015】
一つの実施例では、電子メッセージは、制御データ部分とメッセージデータ部分を持つ種類の電子メッセージであり、前記制御データ部分には、メッセージ送信者の識別が含まれており、前記制御装置は、メッセージ送信者の識別から前記受信した電子メッセージの送信者を特定するように構成されている。前記電子メッセージは、SMSメッセージやMMSメッセージであってもよく、メッセージの送信者の識別は、GSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号であってもよい。また、前記電子メッセージは、電子メールメッセージであってもよい。
【0016】
一つの実施例では、前記制御装置は、対応する複数の受信メッセージを示すために、前記画面上に複数の一致するアイコンを同時に表示するように構成される。また、前記制御装置は、表示された一致するアイコンそれぞれに対して、表示された一致するアイコンそれぞれに関連付けられたそれぞれの送信者から受信した現在の未読メッセージ数を示すために、数字の指標を表示するように構成してもよい。
【0017】
一つの実施例では、前記制御装置は、アニメーション、スクロール、モーフィング、フラッシュ、若しくは色の変化のような視覚的効果で、一つ若しくは複数の前記表示されたアイコンの表示を強化するように構成される。
【0018】
一つの実施例では、前記通信装置は、更に電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧の少なくとも一つを有し、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者との間の関連付けは、前記電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧のエントリに保管される。前記関連付けは、前記電話帳のエントリ、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリの外、前記メモリ内部に保管され、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンを定義するイメージデータを含むイメージファイルへのリンクを有してもよい。また、前記関連付けは、一つまたは複数の前記所定のアイコンを定義し、前記電話帳のエントリ、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリに保管されているイメージデータを有してもよい。前記関連付けは、さらに、上記のようにメッセージ送信者の識別を有してもよい。
【0019】
一つの実施例では、前記通信装置は、さらに、前記メモリに新しいアイコンを追加する手段、並びに前記メモリ内に前記新しいアイコンと電子メッセージの送信者間の新しい関連付けを生成する手段を有する。新しいアイコンを追加する前記手段は、前記装置内にイメージエディタを有してもよい。また、新しいアイコンを追加する前記手段は、前記通信装置の通信インターフェイスを有する。前記通信インターフェイスは、IrDA、USB若しくはRS232のようなシリアルインターフェイス、Bluetoothのような短距離補助無線データインターフェイス、WAP互換のインターフェイス、又はGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システム用のRFインターフェイスの少なくとも一つでもよい。前記通信インターフェイスは、電子メッセージを受信するように構成された前記インターフェイスと同じでもよい。
【0020】
前記通信装置は、GSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置でもよい。
【0021】
本発明の第二の側面は、画面とメモリを有する通信装置における電子メッセージの受信を示す方法であり、前記メモリには少なくとも一つの所定のアイコンが提供され、受信した電子メッセージは、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合され、一致するアイコンがある場合は前記画面に表示し、前記受信した電子メッセージを示す。前記方法は、前記メモリ内に一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者の間の関連付けを提供するステップと、前記受信した電子メッセージの送信者を特定するステップと、一致するアイコンがある場合には、このように特定された送信者と前記メモリ内の前記関連付けにより、一致するアイコンを決定するステップとを含む。
【0022】
第二の側面は、一般的に第一の側面と同じ利点を持つ。
【0023】
本発明の第三の側面は、通信装置への電子メッセージの受信を示すアイコンデータをリモートに配信する方法である。前記方法は、コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するステップと、使用可能な複数のアイコンの中から一つのアイコンをユーザーが選択し、その選択を受け入れるステップと、前記選択されたアイコンを定義するアイコンデータセットを形成するステップと、前記アイコンデータセットを前記通信装置に電子的に配信するステップとを含み、前記アイコンデータセットを形成及び配信する前記ステップは、前記アイコンデータセットが前記通信装置で受信された時に保管されることができ、電子メッセージの送信者と関連付けられることができるように実施される。
一つの実施例では、前記コンピュータ処理のアイコン注文サービスは、インターネットのような広域ネットワークを使用して、例えばウェブサーバーにより提供され、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れるステップは、前記サーバーにより提供され、例えばウェブクライアントにより前記広域ネットワーク上でアクセス可能なユーザーインターフェイスを通して実施される。
【0024】
また、前記コンピュータ処理のアイコン注文サービスは、電気通信ネットワークに接続されたサーバーから提供されてもよく、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れる前記ステップは、電話装置上で前記ユーザーにより入力され、前記電気通信ネットワークを通じて送信されるコマンドを受け入れることにより実施されてもよい。
また別の方法としては、前記コンピュータ処理の注文サービスは、希望のアイコンを選択し、コンタクトインターフェイスを通じてダウンロードして通信装置に保管されるように、ユーザーに自分の通信装置を物理的にダウンロードステーションあるいは再プログラムステーションへ通信装置上のコンタクトインターフェイス経由で接続させることにより実施されてもよい。
【0025】
一つの実施例では、前記アイコンデータセットを形成及び配信する前記ステップにおいて、送信者の識別は、前記アイコンデータセットと前記送信者の識別により示される電子メッセージの送信者との関連付けを可能にするために、前記アイコンデータセットに含まれる、若しくは添付される。前記送信者の識別は、GSM、UMTS,D−AMPS若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号であってもよい。アイコンデータセットを配信する前記ステップは、前記アイコンデータセットをSMS、MMS、若しくは電子メールメッセージに含めることにより実施されてもよい。前記通信装置は、GSM用、UMTS用、D−AMPS用、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信システムであってもよい。
【0026】
本発明の第四の側面は、コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するためのサーバーであり、前記サーバーは、使用可能な複数のアイコンのためのメモリ、及び制御装置を有し、前記制御装置は、第三の側面に従って、前記方法を実施するように構成されている。
【0027】
本発明の第五の側面は、プロセッサのメモリに直接ロードが可能なコンピュータプログラム製品であり、前記コンピュータプログラム製品は、前記プロセッサにより実行された時、第三の側面に従って、前記方法を実施するプログラムコードを有する。
本発明のその他の目的、特徴、及び利点は、以下の詳細開示、添付された従属する請求の範囲、及び図面から明らかにされる。
【0028】
一般に、請求項で使用される全ての用語は、本明細書に断りのない限り、当技術分野での一般的な意味に従って解釈されるものとする。「ある一つの/前記の[要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなど]」という言及は全て、特に断りのない限り、前記要素、装置、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも一つの例を言及しているとして無制限に解釈される。本明細書に開示されたいかなる方法のステップも、特に断りのない限り、開示された通りの順序で実施される必要はない。
【発明の詳細な説明】
【0029】
以下、添付図面を参照しつつ本発明をより詳細に説明する。最初に、図1を参照しながら、本発明が適用された場合の電気通信システムの一例を簡単に説明する。その後、図2から12を参照しながら、本発明の好ましい実施例のいくつかをより詳細に説明する。
【0030】
図1の電気通信システムでは、音声通話、データ通信、ファックス送信、音楽送信、静止画像送信、ビデオ送信、電子メッセージ送信や電子取引のような多様な電気通信サービスが、異なる移動体端末100、106の間で実施される場合がある。これらのサービスの中でも、電子メッセージ送信は、本発明にとって特に重要である。以下では、SMS(ショートメッセージサービス)メッセージは、このような電子メッセージ送信の一例として使用されるが、MMS(マルチメディアメッセージングサービス)メッセージあるいは電子メッセージを含みつつこれらに限定されない、その他の種類のメッセージも本概念に含まれる。
【0031】
移動端末100、106は、それぞれのベースステーション104、110経由で、RFリンク102と108を通して移動体電気通信ネットワーク110に接続される。移動体電気通信ネットワーク110は、GSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような任意の商業的に利用可能な移動体電気通信システムの場合がある。移動体端末100、106は、移動体(携帯)電話として示されているが、代わりに、図1の112により一般に示されているように、ポータブルデジタルアシスタンス(PDA)、通信機、パームトップコンピュータ、若しくはラップトップコンピュータのようなその他の種類の携帯型装置の場合もある。
【0032】
公衆交換電話網(PSTN)130は、通常の方法で移動体電気通信ネットワーク110へ接続されている。PSTN130には、多様な電話端末132が接続されている。
【0033】
移動体電気通信ネットワーク110は、インターネットあるいはその一部の場合もある広域ネットワーク120に接続されて使用される。アイコン124の注文やダウンロードを提供するサーバーコンピュータ122は、クライアントコンピュータ126と同様に、広域ネットワーク120に接続されている。アイコンの注文及びダウンロードのサービスは本発明の一つの側面であり、図10から12を参照しながら、より詳細を説明する。
【0034】
移動体電気通信ネットワーク110は、周知の方法でSMSセンター114を有する。移動体端末100、106のユーザーは、無線リンク102、108上を経由してSMSセンター114からSMSメッセージを受信する場合があり、もちろん、送信SMSメッセージをSMSセンター114へ送信する場合もある。
【0035】
新しいSMSメッセージの着信は、典型的には、移動体端末画面上の視覚的な表示により移動体端末100(あるいは106、112)のユーザーに通知するが、時にはビーッという音あるいはカチッという音、若しくは別の音、又は触覚的な信号の場合もある。先行技術の解決策(図2に示されるような封筒アイコン204や簡単な通知テキスト202のような)のような無記名の表示を示すだけではなく、本発明は、移動体端末のユーザーに、SMSメッセージが特定の送信者から受信されたことを示す送信者のアイコンの形式でグラフィック情報を提供する。図3は、一つの実施例に従った解決策を示す。図3ではnが1であるが「n件のメッセージを受信しました」というような、図2の先行技術の端末画面のテキスト202によく似た通知テキスト302が、図3内で移動体端末の画面300上に表示されている。ユーザーは、「読む」メニューオプション312を選択することにより、SMS受信ボックスに移動して、受信したメッセージを選択することもできるが、終了メニューオプション314を選択することにより、メッセージを読まないことを選択することもできる。さらに、封筒アイコン304は、移動体端末に未読メッセージがある限り、画面300に表示されてもよい。現在の移動体端末がどれもそうであるように、画面300は現在の時刻306、電池残存容量のインジケータ308、及び、受信信号強度のインジケータ310(RSSI、「受信信号強度インジケータ」)を表示してもよい。
【0036】
図3では、送信者のアイコンは、通知テキスト302のすぐ左側、316に示されている。また、通知テキストに関連した別の位置、つまり、右側、上側、あるいは下側(図4の416)に示すこともできる。このように、送信者アイコン316、416は、新規に受信したメッセージの送信者を視覚的に示すので、ユーザーは画面300を見るだけで、他の操作を実行することなく、誰がメッセージを送信したかを容易に理解することができるので、今すぐ読むか、後で読むかを決定することができる。
【0037】
2件以上のメッセージを受信した場合、図6の616、617、並びに図7の716、717のそれぞれに示されているように、現在未読の全てのメッセージのアイコンが互いに並んで表示されてもよい。
【0038】
当然ながら、アイコンの位置と同様にアイコンのサイズや色は、画面上で多様に変化を加えることができる。アイコンのサイズを小さくすることにより、より多くのアイコンを画面に表示することができる一方、サイズを大きくすると、より詳細なアイコンが表示されるので、多様性や利用性が大きくなる。画面上に表示できるよりも多くの表示すべきアイコンがある場合は、アイコンは画面上でアイコン交互の行列として表示される。例えば、個々のアイコンのサイズが10×15ピクセルの大きさであれば、小型画面でも、「n件のメッセージが受信されました」という通知テキストの隣に、受信メッセージアイコンは3×3の行列で表示することが可能である。あるいは、大量の受信メッセージアイコンを表示できるように、アイコンを画面上でスクロールする、あるいは、浮動する列として提供してもよい。
【0039】
表示するアイコンの数が多くない場合でも、受信メッセージアイコンは、浮動する、ぶらつく、流れる、スクロールする、あるいはモーフィングするように表示されてもよい。一つの実施例では、このような動く受信メッセージアイコンが、スクリーンセーバーに含まれている。別の実施例では、アイコンを、表示位置で固定したままアニメーション化でき、又は点滅表示若しくは色を変えて表示することができる。
【0040】
一つの実施例では、二つ以上のメッセージを同じ送信者から受信した場合、その同一の送信者から受信した全てのメッセージの共通の代表として、一つのアイコンだけが表示される。別の実施例では、その特定の送信者から受信したメッセージ数を示すために、共通に表示された一つのアイコン内にカウント数が含まれる。また別の実施例では、一つのアイコンは、同一の送信者から発信されている場合でも、受信したそれぞれのメッセージを表す。
【0041】
別の実施例は図5に示されている。ここでは、例えば図2によれば先行技術の解決策の左上の隅にある、現在の封筒アイコン204は、最後に受信したメッセージの送信者に関連付けられた特定のアイコン516により置き換えられる。特定のアイコン516は、ユーザーがSMS受信ボックスに移動した後でも、メッセージが未読である限り、若しくはその後に着信した未読メッセージがある限り、画面に表示され続ける。
【0042】
図8は、本発明に従った移動体端末の一つの実施例を示す。制御装置800は、移動体端末の操作全体を管理し、任意の市販されているCPU(「中央演算処理装置」)、DSP(「デジタル信号プロセッサ」)、あるいはその他の任意の電子的にプログラム可能なロジック装置が実装されていることが望ましい。制御装置800は、RAMメモリ、ROMメモリ、EEPROMメモリ、フラッシュメモリ、あるいはこれらの任意の組み合わせのような電子メモリ802が結合されている。メモリ802は、制御装置800により多様な目的で使用されるが、その一つは、移動体端末のさまざまなソフトウェアのデータやプログラム命令を保管することである。ソフトウェアには、リアルタイムオペレーティングシステム820、マンマシンインターフェイス(MMI)ドライバ834、アプリケーションハンドラ832に加えて、多様なアプリケーションが含まれる。アプリケーションには、電話帳アプリケーション840、SMSアプリケーション850、並びにオプションとして、イメージピクセルエディタ860、および、WAPアプリケーション870に加えて、本発明には特に重要ではないその他の多様なアプリケーションが含まれる。MMIドライバ834は、従来のMMI、又は、画面836やキーボード838に加えて、その他のマイク、スピーカー、バイブレータ、ジョイスティック、着信音発生機、LEDインジケータなどのような様々なI/Oデバイスなどのインプット/アウトプット(I/O)装置と連携する。周知のように、ユーザーはこのように形成されたマンマシンインターフェイスから移動体端末を操作する場合がある。
【0043】
ソフトウェアには、830のように一般的に指定され、RFインターフェイス806や、オプションでBluetoothインターフェイス808およびIrDAインターフェイス810に(トランスポート、ネットワーク、接続性のような)通信サービスを提供するさまざまなモジュール、プロトコルスタック、ドライバなども含まれる。RFインターフェイス806は、(例えば、図1のリンク102やベースステーション104のように)ワイヤレスリンクをベースステーションに確立して保持するための適切な無線回路に加えて、内部アンテナ若しくは外部アンテナを有する。先行技術をよく知る者には周知のように、無線回路は、一連のアナログ及びデジタルの電子コンポーネントから成り、共に無線受信機および無線送信機を形成する。これらのコンポーネントには、特に、バンドパスフィルタ、増幅器、ミキサー、ローカルオシレータ、ローパスフィルタ、AD/DAコンバータなどが含まれる。
【0044】
移動体端末には、SIMカード804と関連する読取機も含まれる。周知のように、SIMカード804は、ローカルの作業メモリ及びデータメモリに加え、プロセッサも有する。
【0045】
電話帳アプリケーション840は、メモリ802に保管されている複数の電話帳エントリあるいはレコード842を処理する。図8の実施例では、各電話帳エントリ842には、アイコンデータフィールド846に加えて、名前フィールド、移動体電話番号フィールド844、自宅電話番号フィールド、勤務先電話番号フィールド、ファックス番号フィールド、電子メールアドレスフィールド、呼び出しグループデータ(CLIグループ)フィールド、VAD(音声作動式ダイアル)データフィールドがある。VADデータフィールドは、特定の電話帳エントリ842若しくはそのエントリ内の特定の電話番号フィールドの読み上げられた名前若しくはその他のラベルを含むバイナリオーディオファイルを保管する。本質的に周知の方法で、ユーザーは呼び出す相手の名前を読み上げるだけで、発信呼び出しを特定の電話番号に確立する場合がある。音声がVADデータフィールドの音声内容に充分一致すれば、移動体端末は呼び出し相手への呼び出しを開始する。もちろん、ユーザーが電話帳アプリケーション840を使用する通常あるいは従来の方法は、希望する電話帳エントリ842、あるいはエントリの電話番号フィールドをキーボード838や画面836により選択することである。
【0046】
SMSアプリケーション850は、未読メッセージ852や既読若しくは開封済みのメッセージ854の両方の複数のSMSメッセージを処理する。メッセージ852及び854は、移動体端末のメモリ802またはSIMカード804の内部メモリ、あるいは両方に保管される場合があり、保管されたSMSメッセージがこれらのメモリとその他の間を移動する場合もある。図8は、移動体端末に受信された後の典型的なSMSメッセージ852の構成を示す。SMSメッセージ852は、制御データ部分856とメッセージデータ部分858を有する。制御データ部分856は120オクテットを占有する。メッセージデータ部分858は140オクテットを占有し、SMSメッセージのペイロード、つまり、実際のメッセージデータ859を含む。もちろん、メッセージデータ全体部分858を、必ず有効なデータで埋める必要はないので、メッセージの送信者が短いメッセージだけを書いた場合には、メッセージデータ部分858の一部はごみのデータを含む場合もある。また、メッセージデータ部分858は、所定の制御文字により、最後の有効なオクテットの後で終了したり、又はメッセージデータ部分858の長さが制御データ部分856のヘッダー引数として示される場合もある。
【0047】
制御データ部分856には、送信者の電話番号857の仕様など、さまざまなプロトコル層特定制御データやメッセージ種類特定制御データが含まれる。SMSメッセージのフォーマットに関する詳細については、2G、2.5G及び3Gの移動体電気通信システムの一般標準基準を参照できる。例えば、3GシステムのSMSサービスは、http://www.3gpp.org/の「3GPP TS 24.011」にその詳細が記載されている。
【0048】
電話帳アプリケーション840に話を戻すと、アイコンデータフィールド846を除き、電話帳エントリ842のフィールドは、基本的に現在の移動体端末のフィールドに対応する。一方、アイコンデータフィールド846は、本発明により提供される新しい機能に不可欠である。アイコンデータフィールド846の目的は、特定の電話帳エントリ842と、画面300/836に表示される特定の受信メッセージアイコン316、416、516、616及び617、716及び717の間に関連付けを提供することである。このように、アイコンデータフィールド846は、画面上に通知される受信メッセージ852の送信者の電話番号857に関連付けられたアイコンを定義するアイコンイメージデータを含むか、若しくは指し示す。
【0049】
一つの実施例では、アイコンは、アイコンデータフィールド846に直接、イメージデータのビットマップとして保管される。ビットマップは1ビットの深度(白黒のアイコン)、あるいは、nビットの深度(n個のグレースケール若しくは色値を持つアイコンを定義する場合)を持つ場合がある。もう一つの実施例では、イメージデータはアイコンデータフィールド846に圧縮形式で保管される。この実施例では、JPEGあるいはGIFのような既存のイメージ圧縮形式が使用されてもよい。また別の実施例では、アイコンデータフィールド846は、電話帳エントリ842以外のメモリ802に保管されているアイコンイメージファイルへのリンクを保管する。このリンクは、リアルタイムオペレーティングシステム820がサポートするファイル識別子であってもよい。
【0050】
電話帳エントリは、別の方法で使用可能なアイコンにマップされていてもよい。例えば、一つの実施例では、移動体端末は、その中からユーザーが特定の電話帳エントリ842に関連付ける特定のアイコンを選択することができる作成済みアイコンのセットと共に出荷され販売される。この選択及び関連付けの操作は、電話帳アプリケーション840のメニューオプションにより実施されることが望ましい。このような作成済みアイコンは、一般的にはMicrosoft Windows(登録商標)製品群のようなグラフィカルなコンピュータユーザーインターフェイスで利用できる様々なソフトウェアアプリケーションのアイコンのように、様々な顔文字、サイン、シンボルなどを表してもよい。
【0051】
一つの実施例では、イメージピクセルエディタ860は、既存アイコンの変更や新しいアイコンの作成とデザインに使用されてもよい。このように変更された、あるいは新しく作成されたアイコンはその後、上述のように保管され、新規作成されたアイコンの場合には、ユーザーが、そのアイコンを希望の電話帳エントリ842に上記の方法で関連付けてもよい。
【0052】
別の実施例では、新規アイコンは、RFインターフェイス806、Bluetoothインターフェイス808、若しくはIrDAインターフェイス810を通じて、又はWAPアプリケーション870のWAPセッションを通じて、又はSMS、電子メール若しくはビジネスカード(Vcard)メッセージに組み込まれてデータ接続により移動体端末へダウンロードされてもよい。
【0053】
ここで、図9を参照しながら、新規SMSメッセージ852を受信し、画面300/836上でその着信を通知する手順を説明する。第一のステップ900では、新しいSMSメッセージはRFインターフェイス806により受信されて、リアルタイムオペレーティングシステム820とアプリケーションハンドラ832によりSMSアプリケーション850へ転送される。SMSアプリケーション850は、新しいメッセージ852をメモリ802あるいはSIMカード804のいずれかに保管する。
【0054】
その後、902のステップで、SMSアプリケーション850は、新しいメッセージ852の制御データ部分858を処理する。さらに詳しく説明すると、送信者の電話番号857を抽出してから、904のステップで、電話帳アプリケーション840に、抽出された電話番号が電話帳に存在するかどうかを問い合わせる。電話帳アプリケーション840は、電話帳エントリ842の全てを検索して、一致する場合には、その一致するアイコンでSMSアプリケーション850に応答する。応答の正確なフォーマットは、アイコンデータフィールド846内におけるアイコンの表現方法に依存する(詳細は前節を参照)。従って、電話帳アプリケーション840からの応答には、実際のアイコンイメージデータ、また場合によっては、別のイメージファイルへのリンクあるいは識別子を含む場合がある。
【0055】
送信者の電話番号857が電話帳に無いために、又は問題の電話帳エントリのアイコンデータフィールド846にアイコンが定義されていないために、電話帳に一致するアイコンが見つからない場合は、デフォルトのアイコンを使用するか、又はアイコンを使用しないように、ステップ906への実行に進む。一方、関連付けられたアイコンを次のステップ908で電話帳アプリケーション840から読み出せた場合は、MMI834は、ステップ910でSMSアプリケーション850の要求に応じて、例えば図3から7に示される例で提案されるように、通知テキストと共に読み出されたアイコンを表示することにより、受信メッセージ852を通知する。
【0056】
ここで、図10を参照しながら、サーバーから移動体端末へのアイコンのダウンロードをユーザーが注文する方法を説明する。最初のステップ1000で、ユーザーは、例えばウェブクライアント126から、図1のウェブサーバー122のようなアイコン注文サービスに接続する。しかしながら別の方法として、アイコン注文サービスは、ユーザーが移動体端末100、106あるいは固定電話132のキーパッドから注文を出せる電話呼出サービスのような別の種類であってもよい。次のステップ1002では、ユーザーは、ウェブサーバー122によりダウンロードが提供されウェブクライアント126の画面上のウェブインターフェイスに表示される複数のアイコンに目を通す。例えばマウスのクリック又はキーの押下のような通常の選択操作により、興味のあるアイコンを一つ選択した後、ステップ1004でウェブサーバー122は、ユーザーの識別が既知であるかを確認する。ステップ1004における確認は、例えば、適切なログイン手順、若しくはクッキーファイルの使用、又はこれらの組み合わせにより実施される。また、ログインは、ステップ1000で既に実施されている場合もあるので、ステップ1004における確認は、ログインが前もって正常に実施されたことの照合だけの場合もある。ログインがステップ1000で実施された場合、ステップ1004における確認は、特にユーザーのログイン成功に基づいてのみ注文機能へのアクセスが与えられる場合には、免除されてもよい。ユーザーの識別を決定するその他の方法も、もちろん可能である。
【0057】
ステップ1004でユーザーが既知でないことが分かった場合には、ユーザーは、注文したアイコンを配信する電話番号についてステップ1006で問い合わせを受け、ステップ1008でこれを指定する。ここで、簡単な認証方法を実施することが可能である。例えば、ユーザーは、指定された電話番号の加入権を保有している人の名前、住所など、あるいはその一部を入力することを要求される場合があり、それによってウェブサーバー122は、ユーザーが入力した情報の正確性を確認するために、例えば、加入権の運用者により提供される自動加入権確認サービスに問い合わせる場合がある。
【0058】
一方、ステップ1004でユーザーが既知であることが分かった場合には、ステップ1010でウェブサーバー122はデータベースなどに問い合わせて、ユーザーと関連付けられた保管済みの移動体電話番号を取り出す。その後、ステップ1012では、ウェブサーバー122は、送信SMSメッセージを作成するが、このSMSが純粋なメッセージテキストではなく設定データを運ぶ種類であることを示す目印とともにメッセージの種類を特定するデータをその制御データ部分に持つこともできる。設定データを示し搬送する方法は、現在の2G/2.5G移動体電気通信システムでWAP設定を示し搬送するのと本質的には同じ方法で実行されてもよい。選択したアイコンのアイコンデータは、生成した送信SMSメッセージのメッセージデータ部分に入れられてもよい。図8で説明したように、SMSメッセージのメッセージデータ部分は、140オクテットを含む場合があり、従って、最大140×8=1112ビットまでのサイズのアイコンイメージを搬送することができる。このサイズはカラーあるいはグレースケールでも小型アイコンには充分である。
【0059】
上記に代わる方法として、メッセージデータ部分の最初の一つあるいはいくつかのオクテットが、メッセージデータ部分の残りに純粋なテキストデータではなくアイコンのイメージデータが含まれることを受信側移動体端末に通知する所定のコードを含んでもよい。
【0060】
アイコンデータがSMSメッセージ1件が使用可能なスペースよりも大きいスペースを必要とする場合には、アイコンデータを運ぶために、複数のSMSメッセージを使用できる。このような場合、アイコンデータは、長いテキストメッセージを送信する場合に一般的に実行されるのと同じ方法で、SMSメッセージを分割し、後に再び組み立てられる。
【0061】
生成された送信SMSメッセージの制御データ部分は、ステップ1002でアイコンを選択したユーザーの電話番号も含む(図8の857を参照)。送信SMSメッセージの生成が完了すると、ウェブサーバー122により移動体電気通信ネットワークへ送信される。これは、ウェブサーバー122に接続した適切なSMSトランシーバハードウェアを通じて直接実行されるか、又は移動体電気通信ネットワーク110の運用者が提供し、かつインターネット120からアクセス可能なSMS送信サービスを使用することにより実行される。
【0062】
最後に、ステップ1014で、ウェブサーバー112は請求情報をこのユーザーの運用者に送信してもよい。
【0063】
図10に示される手順の代わりに、ユーザーは、アイコン注文サーバーへSMS、MMS、若しくは電子メールメッセージの注文メッセージを送信することができる。このメッセージで、ユーザーはサーバーで利用可能な特定の一つのアイコンを明示するアイコンコードを指定してもよい。その後、サーバーはステップ1012のように注文されたアイコンを返信メッセージに入れて、そのメッセージをユーザーに送信してもよく、ユーザーは図11に示されるようにその受信を行なう。あるいは、ステップ1006から1008のように、注文メッセージの中で、ユーザーは指定したアイコンを配信する電話番号を指定してもよい。請求はステップ1014で実行されてもよい。
【0064】
上記の説明では、ユーザーにより選択されたアイコンはユーザー自身の電話番号へ送信される。しかしながら、ユーザーが、別の電話番号、典型的には友達の電話番号を代わりに指定して、選択したアイコンをギフトとして送信する可能性も考えられる。この代替法では、前記の別の電話番号の利用者ではなく、ユーザーに請求するために、ユーザーがウェブサーバーに適切にログインしていることが必要になる場合もある。
【0065】
図11は、図10に従ってサーバーに注文されたアイコンが、どのように受信され、移動体端末にインストールされる場合があるかを表す流れ図である。最初のステップ1100では、SMSメッセージはRFインターフェイス806により受信され、SMSアプリケーション850に転送される。ステップ1102では、SMSアプリケーション850は受信したSMSメッセージの制御データ部分からメッセージ種類特定データを抽出して、ステップ1104では、メッセージ種類特定データがSMSメッセージが設定メッセージであることを明示しているかどうかの確認が行われる。設定メッセージでない場合は、受信したSMSメッセージはSMSアプリケーション850によりステップ1106で、通常の純粋にテキストだけのSMSとして、つまり図9のステップに従って処理される。一方、SMSメッセージが、実際に設定メッセージである場合は、ステップ1108で、SMSメッセージに組み込みアイコンが含まれているかの目印に対する新しい確認が行われる。アイコンが組み込まれていない場合は、受信したSMSメッセージはステップ1110で、通常の設定メッセージとして処理される。
【0066】
ステップ1108でアイコンが見つかった場合には、ステップ1112でSMSアプリケーション850は、受信したSMSメッセージからアイコンのイメージデータに加え送信者の電話番号(図8の857を参照)も抽出する。さらに、ステップ1114で、ユーザーに新しいアイコンが届いたことを通知して、ユーザーがこのアイコンの保管を希望するかどうかを問い合わせるために、移動体端末の画面上にテキストが表示される。ユーザーがアイコンを保管しないことを選択すれば、抽出されたデータは廃棄されて、SMSメッセージはステップ1116で削除される。そうでなければ、SMSアプリケーションは抽出した電話番号とアイコンのイメージデータを電話帳アプリケーション840に引き渡す。これは、例えば、リアルタイムオペレーティングシステム820及び/又はアプリケーションハンドラ832による機能呼び出しにより実行されてもよい。
【0067】
ステップ1200では、電話帳アプリケーション840は、まず、ステップ1112で抽出した送信者の電話番号が移動体端末の電話番号と同一であるかどうかを確認する。これは、ユーザーがウェブサーバー122にアイコンを注文して、自分の移動体端末にアイコンを送信することを選択した場合にあたる。そうであれば、ユーザーはステップ1202に示されているように、既存の電話帳エントリを指定するか、若しくは新規作成してもよく、このエントリにアイコンを保管してもよい。
【0068】
送信者の電話番号が移動体端末の電話番号と一致しない場合は、ステップ1204及び1206で、電話帳アプリケーション840は、送信者の電話番号がいずれかの電話帳エントリに一致しているかどうか、保管されている電話帳エントリ842を確認する。一致するものが見つからない場合は、ユーザーはステップ1208で、送信者のネームタグを指定するように問い合わせを受ける。その後、ステップ1210で、電話帳アプリケーション840は、指定されたネームタグを持ち送信者の電話番号を含む電話帳エントリを新規作成する。
【0069】
ステップ1204及び1206で一致するものが見つかった場合は、電話帳アプリケーション840は、ステップ1212で、その見つかった電話帳エントリに既にアイコンがあるかどうかを確認する。アイコンがある場合は、ユーザーは、ステップ1214で既存のアイコンを新しいアイコンで上書きすることの確認を求められる。
【0070】
最後に、アイコンは、ステップ1204及び1206で見つかった電話帳エントリ、又はステップ1210で作成した電話帳エントリのアイコンデータフィールド846に保存若しくは定義される。
【0071】
図10から図12では、アイコンの注文及び配送の機能はウェブサーバーとSMSメッセージを使用して示されているが、その他の代替策も可能である。
【0072】
例えば、注文されたアイコンは、当業者には容易に理解されるように、SMSではなく、その他の、MMS、WAP、GPRS、Bluetooth、IrDA、電子メール、あるいはVcardなど、これらに限定されないベアラサービスにより、配信されてもよい。BluetoothやIrDAのように、通常は送信者の電話番号を通信に含まないベアラサービスでは、送信者の電話番号は、アイコンデータと共にペイロードあるいはメッセージデータフィールドに含まれてもよい。
【0073】
これまで説明した実施例は、主に、SMSメッセージと移動体端末に関連する。しかしながら、本発明の概念は、その他の分野にも適用される場合もある。例えば、MMS若しくは電子メールメッセージのような、その他の種類の電子メッセージの受信は、対応する方法で特定の送信者に関連付けられた個人アイコンにより通知されてもよい。より多くのハンドヘルド通信装置(ポータブルデジタルアシスタンス、通信機、パームトップコンピュータ、及びラップトップコンピュータなど)が電子メールの送受信機能を備えるようになってきている。現在の電子メール処理ソフトウェアは、ユーザーは電子メールの着信を通知、又はツールバー上の小さい封筒アイコンにより知らされるだけであるという、同様の問題に直面している。電子メールが誰から送られたものであるかを知るために、ユーザーは電子メール処理アプリケーションを起動して、電子メールを確認しなければならない。電子メールが頻繁に届けば、ユーザーの集中力が妨げられる場合もある。本発明の機能を適用することにより、ユーザーは、電子メール処理アプリケーションを起動することなく、例えば受信したメッセージが重要なメッセージを送信すると見込まれている送信者からのものであるかどうかを直ちに判断することができる。さらに、これは、送信者の識別を画面を見ているユーザー以外に明かすことなく行なうこともできる。
【0074】
受信メッセージアイコンは、画面の隅、あるいは離れた位置、おそらくツールバー上にある特別なボックス内に、あるいは、図5のように、現在の封筒アイコンを最新の未読メッセージの送信者のアイコンで単に置き換えて表示できる。2件以上のメッセージを受信して、まだ未読である場合、これを通知する一つの方法は、ツールバーのアイコン部分にアイコンを互いに並べて表示することである。
【0075】
同一の送信者からの複数のメッセージは、上記のSMS実施例で提案した方法で示すこともできる。指定されたアイコンを持たない送信者からのメッセージが複数件ある場合は、これらのメッセージは、アイコン上に書き込まれた、あるいはその隣に表示されたメッセージ件数を有する封筒アイコンにより表すこともできる。
【0076】
また、上記は、据付型コンピュータやそのオペレーティングシステムにも適用してもよい。
【0077】
上記で説明された実施例の全てのメッセージアイコン316、416、516、616及び617、716及び717は、受信済みであるが未読であるメッセージに関連する。しかしながら、本発明の他の実施例で、このメッセージアイコンの概念を既読メッセージにも使用されることが想定される。
【0078】
以上のように、本発明は主にいくつかの実施例を参照しつつ説明された。しかしながら、当業者には容易に理解されるように、上記で開示された実施例以外の実施例も、添付の特許請求により定義されているように、本発明の範囲内で同等に可能である。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明が適用されてもよい環境の例としての、移動体端末、リモートサーバー、電気通信ネットワークを含む電気通信システムの概念図である。
【図2】現在の移動体端末の画面上で、新しいSMSメッセージの受信を示す先行技術の方法の概念図である。
【図3】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図4】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図5】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図6】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図7】本発明の別々の実施例に従い、移動体端末の画面上に、新しいSMSメッセージの受信が示される方法の概念図である。
【図8】図1の移動体端末の詳細を表す概念構成図である。
【図9】一つの実施例に従って、移動体端末内でどのように新しいメッセージが受信されて通知されるかを表す流れ図である。
【図10】ユーザーがどのようにサーバーから移動体端末へのアイコンのダウンロードを指示するかを表す流れ図である。
【図11】図10に従い、指示されたアイコンがどのようにサーバーから受信されて、移動体端末にインストールできるかを表す流れ図である。
【図12】図10に従い、指示されたアイコンがどのようにサーバーから受信されて、移動体端末にインストールできるかを表す流れ図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
・ 制御装置(800)と、
・ 電子メッセージ(852)を受信するように構成されたインターフェイス(806、850)と、
・ 画面(300、836)と、
・ メモリ(802、804)であって、前記電子メッセージの受信を示す目的で前記画面上に表示される少なくとも一つの所定のアイコンを保管するように構成されたメモリと、
を有する通信装置であって、
・ 前記メモリ(802、804)が一つ若しくは複数の前記所定のアイコン(846)と電子メッセージの送信者(844)の関連付け(844、846)を保管することと、
・ 前記制御装置(800)が受信した前記電子メッセージ(852)の送信者(857)を特定し、このように特定された前記送信者を前記関連付けの方法により一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合し、一致するアイコンがある場合は前記画面(300)に表示し、前記受信した電子メッセージの受信とその送信者とを示すことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記電子メッセージ(852)が制御データ部分とメッセージデータ部分を持つ種類の電子メッセージであり、前記制御データ部分がメッセージ送信者の識別(857)を含み、前記制御装置(800)が前記メッセージ送信者の識別から前記受信した電子メッセージの送信者を特定するよう構成された、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記電子メッセージがSMSメッセージ又はMMSメッセージである、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記メッセージ送信者の識別がGSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号である、請求項2又は3に記載の装置。
【請求項5】
前記電子メッセージが電子メールメッセージである、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記制御装置(800)が対応する複数の受信メッセージを示すために、前記画面(300)上に複数の一致するアイコン(616及び617、716及び717)を同時に表示するように構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記制御装置(800)が、表示された一致するアイコンそれぞれに対して、表示された一致するアイコンそれぞれに関連付けられたそれぞれの送信者から受信した現在の未読メッセージ数を示すために数字の指標を表示するように構成された、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記制御装置(800)が、アニメーション、スクロール、モーフィング、フラッシュ、若しくは色の変化のような視覚的効果で、一つ若しくは複数の前記表示されたアイコンを強化するように構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧の少なくとも一つをさらに有し、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者との間の関連付けが前記電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧のエントリ(842)に保管される、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記関連付けが、前記電話帳のエントリ(842)、住所録エントリ、若しくは連絡先一覧エントリの外、前記メモリ(802、804)内に保管され、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンを定義するイメージファイルへのリンクを有する、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記関連付けが、一つまたは複数の前記所定のアイコンを定義し、前記電話帳のエントリ(842)、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリに保管されるイメージデータを有する、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記関連付けが、請求項2に定義されたようにメッセージ送信者の識別(844)をさらに有する、前記請求項9から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記メモリ(802、804)に新しいアイコンを追加する手段、並びに前記メモリ内に前記新しいアイコンと電子メッセージの送信者間の新しい関連付けを生成する手段をさらに有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
新しいアイコンを追加する前記手段が前記装置内にイメージエディタを有する、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
新しいアイコンを追加する前記手段が前記通信装置の通信インターフェイスを有する、請求項13又は14に記載の装置。
【請求項16】
前記通信インターフェイスが、IrDA、USB、若しくはRS232のようなシリアルインターフェイス(810)、Bluetoothのような短距離補助無線データインターフェイス(808)、WAP互換のインターフェイス(870)、及びGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システム用のRFインターフェイス(806)の少なくとも一つである、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記通信インターフェイスが電子メッセージを受信するように構成された前記インターフェイス(850、806)と同じである、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記通信装置がGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置である、請求項1から17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
画面(303、836)とメモリ(802、804)を有する通信装置(100)における電子メッセージの受信を示す方法であって、前記メモリに少なくとも一つの所定のアイコン(316、846)が提供され、受信したメッセージが一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合され、一致するアイコンがある場合は前記画面(800)に表示して受信した電子メッセージを示す方法であり、
・ 前記メモリ(802、804)内に一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者(844)の間の関連付けを提供するステップと、
・ 前記受信した電子メッセージ(852)の送信者(857)を特定するステップと、
・ 一致するアイコンがある場合は、このように特定された送信者と前記メモリ内の前記関連付けにより一致するアイコンを決定するステップと、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項20】
前記電子メッセージ(852)が制御データ部分とメッセージデータ部分を持つ種類であり、前記制御データ部分がメッセージ送信者の識別(857)を含み、前記受信した電子メッセージの送信者が前記メッセージ送信者の識別から特定される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記電子メッセージがSMSメッセージ又はMMSメッセージである、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記メッセージ送信者の識別がGSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号である、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記電子メッセージが電子メールメッセージである、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
対応する複数の一致するアイコン(616及び617、716及び717)がある場合には画面(300)上に同時に表示されるように、複数の受信メッセージに対して繰り返し実施される、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
送信者に関わらず最新の前記受信メッセージだけが、ある場合にはその一致するアイコンにより前記画面上に示されるように、複数の受信メッセージに対して繰り返し実施される、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
ある場合にはそれぞれの一致するアイコンが、前記表示されたアイコンに関連付けられた前記送信者から受信した現在の未読メッセージの数を示すために数字の指標とともに提供されるように、複数の受信メッセージに対して繰り返し実施される、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
一つ若しくは複数の前記表示されたアイコンの表示が、アニメーション、スクロール、モーフィング、フラッシュ、若しくは色の変化のような視覚的効果で強化されている、請求項19から26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
一致するアイコンが特定されなかった場合に、前記受信した電子メッセージを示すためにデフォルトのアイコンが前記画面(300)上に表示される、請求項19から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
一つまたは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者の間の関連付けが前記メモリ(802、804)内の電話帳エントリ(842)、住所録エントリ、連絡先一覧エントリに保管される、請求項19から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記関連付けが、前記電話帳のエントリ(842)、住所録エントリ、若しくは連絡先一覧エントリの外、前記メモリ(802、804)内に保管され、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンを定義するイメージファイルへのリンクを有する、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記関連付けが、一つまたは複数の前記所定のアイコンを定義し、前記電話帳のエントリ(842)、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリに保管されるイメージデータを有する、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記関連付けが、請求項20に定義されたようにメッセージ送信者の識別(844)をさらに有する、前記請求項29から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記メモリ(802、804)に新しいアイコンを追加するステップ、並びに前記メモリ内に前記新しいアイコンと電子メッセージの送信者間の新しい関連付けを生成するステップをさらに有する、請求項19から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記追加するステップが、前記新しいアイコンを前記通信装置内のイメージエディタを手段としてローカルで生成するステップにより進められる、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記追加するステップが、前記新しいアイコンを前記通信装置の通信インターフェイスを通じて受信するステップにより進められる、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記通信インターフェイスが、IrDA、USB、若しくはRS232のようなシリアルインターフェイス、Bluetoothのような短距離補助無線データインターフェイス、WAP互換のインターフェイス、及びGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システム用のRFインターフェイスの少なくとも一つである、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記通信インターフェイスが、前記電子メッセージを受信するのに使われたものと同じである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記通信装置が、GSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置である、請求項19から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
通信装置(100)への電子メッセージの受信を示すアイコンデータをリモート配信するための方法であって、
・ コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するステップと、
・ 使用可能な複数のアイコンの中から一つのアイコンをユーザーが選択し、その選択を受け入れる(1002)ステップと、
・ 前記選択されたアイコンを定義するアイコンデータセットを形成する(1012)ステップと、
・ 前記アイコンデータセットを前記通信装置(100)に電子的に配信する(1012)ステップと、
を有することを特徴とし、前記アイコンデータセットを形成及び配信する前記ステップが、前記アイコンデータセットが前記通信装置で受信された時(1100)に保管されることができ、電子メッセージの送信者と関連付けられる(1202、1216)ことができるように実施される方法。
【請求項40】
コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供する前記ステップが広域ネットワーク(120)に接続されたサーバー(122)より提供され、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れる(1002)ステップが前記サーバーにより提供され前記広域ネットワーク上でアクセスできるユーザーインターフェイス(126)を通して実施される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供する前記ステップが電気通信ネットワーク(110、130)に接続されたサーバーから提供され、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れる前記ステップが電話装置(100、106、132)上で前記ユーザーにより入力され前記電気通信ネットワークを通じて送信されるコマンドを受け入れることにより実施される、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記アイコンデータセットを形成及び配信する(1012)前記ステップにおいて、送信者の識別が前記アイコンデータセットと前記送信者の識別により示される電子メッセージの送信者との関連付けを可能にするために、前記アイコンデータセットに含まれる若しくは添付される、請求項39から41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
前記送信者の識別がGSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記アイコンデータセットを配信する(1012)前記ステップが、前記アイコンデータセットをSMS、MMS、若しくは電子メールメッセージに含めることにより実施される、請求項39から43のいずれか一項に記載の方法。
【請求項45】
前記通信装置がGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置である、請求項39から44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するためのサーバーであって、
・ 使用可能な複数のアイコンのためのメモリと、
・ 制御装置であって、請求項39から45のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成されている制御装置と、
を備えることを特徴とするサーバー。
【請求項47】
プロセッサのメモリに直接ロードが可能なコンピュータプログラム製品であって、請求項39から45のいずれか一項に記載の方法を実施するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラム製品。
【請求項1】
・ 制御装置(800)と、
・ 電子メッセージ(852)を受信するように構成されたインターフェイス(806、850)と、
・ 画面(300、836)と、
・ メモリ(802、804)であって、前記電子メッセージの受信を示す目的で前記画面上に表示される少なくとも一つの所定のアイコンを保管するように構成されたメモリと、
を有する通信装置であって、
・ 前記メモリ(802、804)が一つ若しくは複数の前記所定のアイコン(846)と電子メッセージの送信者(844)の関連付け(844、846)を保管することと、
・ 前記制御装置(800)が受信した前記電子メッセージ(852)の送信者(857)を特定し、このように特定された前記送信者を前記関連付けの方法により一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合し、一致するアイコンがある場合は前記画面(300)に表示し、前記受信した電子メッセージの受信とその送信者とを示すことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記電子メッセージ(852)が制御データ部分とメッセージデータ部分を持つ種類の電子メッセージであり、前記制御データ部分がメッセージ送信者の識別(857)を含み、前記制御装置(800)が前記メッセージ送信者の識別から前記受信した電子メッセージの送信者を特定するよう構成された、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記電子メッセージがSMSメッセージ又はMMSメッセージである、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記メッセージ送信者の識別がGSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号である、請求項2又は3に記載の装置。
【請求項5】
前記電子メッセージが電子メールメッセージである、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記制御装置(800)が対応する複数の受信メッセージを示すために、前記画面(300)上に複数の一致するアイコン(616及び617、716及び717)を同時に表示するように構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記制御装置(800)が、表示された一致するアイコンそれぞれに対して、表示された一致するアイコンそれぞれに関連付けられたそれぞれの送信者から受信した現在の未読メッセージ数を示すために数字の指標を表示するように構成された、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記制御装置(800)が、アニメーション、スクロール、モーフィング、フラッシュ、若しくは色の変化のような視覚的効果で、一つ若しくは複数の前記表示されたアイコンを強化するように構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧の少なくとも一つをさらに有し、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者との間の関連付けが前記電話帳、住所録、若しくは連絡先一覧のエントリ(842)に保管される、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記関連付けが、前記電話帳のエントリ(842)、住所録エントリ、若しくは連絡先一覧エントリの外、前記メモリ(802、804)内に保管され、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンを定義するイメージファイルへのリンクを有する、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記関連付けが、一つまたは複数の前記所定のアイコンを定義し、前記電話帳のエントリ(842)、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリに保管されるイメージデータを有する、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記関連付けが、請求項2に定義されたようにメッセージ送信者の識別(844)をさらに有する、前記請求項9から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記メモリ(802、804)に新しいアイコンを追加する手段、並びに前記メモリ内に前記新しいアイコンと電子メッセージの送信者間の新しい関連付けを生成する手段をさらに有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
新しいアイコンを追加する前記手段が前記装置内にイメージエディタを有する、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
新しいアイコンを追加する前記手段が前記通信装置の通信インターフェイスを有する、請求項13又は14に記載の装置。
【請求項16】
前記通信インターフェイスが、IrDA、USB、若しくはRS232のようなシリアルインターフェイス(810)、Bluetoothのような短距離補助無線データインターフェイス(808)、WAP互換のインターフェイス(870)、及びGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システム用のRFインターフェイス(806)の少なくとも一つである、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記通信インターフェイスが電子メッセージを受信するように構成された前記インターフェイス(850、806)と同じである、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記通信装置がGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置である、請求項1から17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
画面(303、836)とメモリ(802、804)を有する通信装置(100)における電子メッセージの受信を示す方法であって、前記メモリに少なくとも一つの所定のアイコン(316、846)が提供され、受信したメッセージが一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと照合され、一致するアイコンがある場合は前記画面(800)に表示して受信した電子メッセージを示す方法であり、
・ 前記メモリ(802、804)内に一つ若しくは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者(844)の間の関連付けを提供するステップと、
・ 前記受信した電子メッセージ(852)の送信者(857)を特定するステップと、
・ 一致するアイコンがある場合は、このように特定された送信者と前記メモリ内の前記関連付けにより一致するアイコンを決定するステップと、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項20】
前記電子メッセージ(852)が制御データ部分とメッセージデータ部分を持つ種類であり、前記制御データ部分がメッセージ送信者の識別(857)を含み、前記受信した電子メッセージの送信者が前記メッセージ送信者の識別から特定される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記電子メッセージがSMSメッセージ又はMMSメッセージである、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記メッセージ送信者の識別がGSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号である、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記電子メッセージが電子メールメッセージである、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
対応する複数の一致するアイコン(616及び617、716及び717)がある場合には画面(300)上に同時に表示されるように、複数の受信メッセージに対して繰り返し実施される、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
送信者に関わらず最新の前記受信メッセージだけが、ある場合にはその一致するアイコンにより前記画面上に示されるように、複数の受信メッセージに対して繰り返し実施される、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
ある場合にはそれぞれの一致するアイコンが、前記表示されたアイコンに関連付けられた前記送信者から受信した現在の未読メッセージの数を示すために数字の指標とともに提供されるように、複数の受信メッセージに対して繰り返し実施される、請求項19から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
一つ若しくは複数の前記表示されたアイコンの表示が、アニメーション、スクロール、モーフィング、フラッシュ、若しくは色の変化のような視覚的効果で強化されている、請求項19から26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
一致するアイコンが特定されなかった場合に、前記受信した電子メッセージを示すためにデフォルトのアイコンが前記画面(300)上に表示される、請求項19から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
一つまたは複数の前記所定のアイコンと電子メッセージの送信者の間の関連付けが前記メモリ(802、804)内の電話帳エントリ(842)、住所録エントリ、連絡先一覧エントリに保管される、請求項19から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記関連付けが、前記電話帳のエントリ(842)、住所録エントリ、若しくは連絡先一覧エントリの外、前記メモリ(802、804)内に保管され、一つ若しくは複数の前記所定のアイコンを定義するイメージファイルへのリンクを有する、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記関連付けが、一つまたは複数の前記所定のアイコンを定義し、前記電話帳のエントリ(842)、住所録のエントリ、若しくは連絡先一覧のエントリに保管されるイメージデータを有する、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記関連付けが、請求項20に定義されたようにメッセージ送信者の識別(844)をさらに有する、前記請求項29から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記メモリ(802、804)に新しいアイコンを追加するステップ、並びに前記メモリ内に前記新しいアイコンと電子メッセージの送信者間の新しい関連付けを生成するステップをさらに有する、請求項19から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記追加するステップが、前記新しいアイコンを前記通信装置内のイメージエディタを手段としてローカルで生成するステップにより進められる、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記追加するステップが、前記新しいアイコンを前記通信装置の通信インターフェイスを通じて受信するステップにより進められる、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記通信インターフェイスが、IrDA、USB、若しくはRS232のようなシリアルインターフェイス、Bluetoothのような短距離補助無線データインターフェイス、WAP互換のインターフェイス、及びGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000のような移動体電気通信システム用のRFインターフェイスの少なくとも一つである、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記通信インターフェイスが、前記電子メッセージを受信するのに使われたものと同じである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記通信装置が、GSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置である、請求項19から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
通信装置(100)への電子メッセージの受信を示すアイコンデータをリモート配信するための方法であって、
・ コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するステップと、
・ 使用可能な複数のアイコンの中から一つのアイコンをユーザーが選択し、その選択を受け入れる(1002)ステップと、
・ 前記選択されたアイコンを定義するアイコンデータセットを形成する(1012)ステップと、
・ 前記アイコンデータセットを前記通信装置(100)に電子的に配信する(1012)ステップと、
を有することを特徴とし、前記アイコンデータセットを形成及び配信する前記ステップが、前記アイコンデータセットが前記通信装置で受信された時(1100)に保管されることができ、電子メッセージの送信者と関連付けられる(1202、1216)ことができるように実施される方法。
【請求項40】
コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供する前記ステップが広域ネットワーク(120)に接続されたサーバー(122)より提供され、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れる(1002)ステップが前記サーバーにより提供され前記広域ネットワーク上でアクセスできるユーザーインターフェイス(126)を通して実施される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供する前記ステップが電気通信ネットワーク(110、130)に接続されたサーバーから提供され、ユーザーによる一つのアイコンの選択を受け入れる前記ステップが電話装置(100、106、132)上で前記ユーザーにより入力され前記電気通信ネットワークを通じて送信されるコマンドを受け入れることにより実施される、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記アイコンデータセットを形成及び配信する(1012)前記ステップにおいて、送信者の識別が前記アイコンデータセットと前記送信者の識別により示される電子メッセージの送信者との関連付けを可能にするために、前記アイコンデータセットに含まれる若しくは添付される、請求項39から41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
前記送信者の識別がGSM、UMTS、D−AMPS、CDMA2000のような移動体電気通信システムの電話番号である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記アイコンデータセットを配信する(1012)前記ステップが、前記アイコンデータセットをSMS、MMS、若しくは電子メールメッセージに含めることにより実施される、請求項39から43のいずれか一項に記載の方法。
【請求項45】
前記通信装置がGSM、UMTS、D−AMPS、若しくはCDMA2000用の移動体端末のような携帯型電気通信装置である、請求項39から44のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
コンピュータ処理のアイコン注文サービスを提供するためのサーバーであって、
・ 使用可能な複数のアイコンのためのメモリと、
・ 制御装置であって、請求項39から45のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成されている制御装置と、
を備えることを特徴とするサーバー。
【請求項47】
プロセッサのメモリに直接ロードが可能なコンピュータプログラム製品であって、請求項39から45のいずれか一項に記載の方法を実施するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラム製品。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2006−505037(P2006−505037A)
【公表日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−547838(P2004−547838)
【出願日】平成14年10月31日(2002.10.31)
【国際出願番号】PCT/IB2002/004551
【国際公開番号】WO2004/040461
【国際公開日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
Bluetooth
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成14年10月31日(2002.10.31)
【国際出願番号】PCT/IB2002/004551
【国際公開番号】WO2004/040461
【国際公開日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
Bluetooth
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】
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