電子メールを利用した情報提供システム及び方法
【課題】 電子メールの宛先が小型の携帯端末であっても、その電子メールを利用してその端末を所持する人間に詳細な情報を提供できるようにする。
【解決手段】 携帯電話機811に送信する電子メール(広告メール)に、印刷実行プログラムを埋め込んだ印刷ボタン400a、400bを搭載する。印刷ボタン400a、400bが操作されたときは、印刷実行プログラムは、詳細広告コンテンツのコンテンツURLをプリントサーバシステム819に送信する。プリントサーバシステム819は、そのコンテンツURLを受けたときは、詳細広告コンテンツの送信先のFAX番号をユーザに入力させて、受けたコンテンツURLに基づいてコンテンツプロバイダ813から詳細広告コンテンツをダウンロードし、ダウンロードした詳細広告コンテンツを、ユーザに入力されたFAX番号のファクシミリ装置831に送信し、そのファクシミリ装置831により出力する。
【解決手段】 携帯電話機811に送信する電子メール(広告メール)に、印刷実行プログラムを埋め込んだ印刷ボタン400a、400bを搭載する。印刷ボタン400a、400bが操作されたときは、印刷実行プログラムは、詳細広告コンテンツのコンテンツURLをプリントサーバシステム819に送信する。プリントサーバシステム819は、そのコンテンツURLを受けたときは、詳細広告コンテンツの送信先のFAX番号をユーザに入力させて、受けたコンテンツURLに基づいてコンテンツプロバイダ813から詳細広告コンテンツをダウンロードし、ダウンロードした詳細広告コンテンツを、ユーザに入力されたFAX番号のファクシミリ装置831に送信し、そのファクシミリ装置831により出力する。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを利用して所望の情報を宛先に提供するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】小型の携帯可能な情報端末(以下、携帯端末)、例えば携帯電話機は、携帯されていることが多く、電源さえ入っていれば自分が宛先として送信された電子メールを通常すぐに受信するので、従来、広告や要件等の所望の内容を所望の人間に知らせるときは、その人間の携帯電話機に電子メールで送ることが好んで行われているようである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話機が受信し表示できるのは、一般に、文字のみであるか、簡易画像を添付したものである。また、表示できる文字数も限られている。ゆえに、携帯電話機を使用する人間には、詳細な内容を知らせることはできない。
【0004】この問題を解消する方法として、詳細な内容が表されたコンテンツデータ(例えばWebページ)のURLを電子メールに記載し、その電子メールを宛先の携帯電話機に送信する方法が考えられる。この場合、その携帯電話機を所持する人間は、携帯電話機に搭載されているWWWブラウザを起動して、受信した電子メールに記載されているURLにアクセスすれば、そのURLにあるコンテンツデータを見ることができる。
【0005】しかし、携帯電話機に搭載されているディスプレイ画面は小さいため、複雑で大サイズのコンテンツデータを表示することができず、携帯電話機で見ることができるのは、小型のディスプレイ画面に表示できるような、大サイズのコンテンツデータを含まない簡易なコンテンツデータ(以下、簡易コンテンツ)のみである。簡易コンテンツは、上述した大サイズのコンテンツデータを基に、そのコンテンツデータからデータを間引く等の方法によって作られることが多い。このため、結局は、携帯電話機を所持する人間に電子メールで詳細な内容を知らせることはできない。
【0006】携帯端末は、宛先の人間が携帯していることが多いため、所望の内容を即時に所望の人間に送ることができる点で便利であるが、上記のように、その内容を詳細に知らせることができない点で不便である。
【0007】従って、本発明の目的は、電子メールの宛先が小型の携帯端末であっても、その電子メールを利用してその端末を所持する人間に詳細な情報を提供できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従う情報提供システムは、電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、提供対象情報(401)が送り付けられるべき宛先(831)の指定を受付ける宛先受付け手段(3)と、ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して提供対象情報(401)が要求されたときに、要求された提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)に送信する情報送信手段とを備える。
【0009】好適な実施形態では、要求受付け手段(400a又は400b)は、ユーザ携帯端末(811)に対し、宛先受付け手段(3)に案内する手段も備えている。要求受付け手段(400a又は400b)は、提供対象情報(401)が要求されたときに、宛先受付け手段(3)に案内することができる。
【0010】本発明の第2の側面に従う情報提供システムは、電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して提供対象情報(401)が要求されたときに、ユーザ携帯端末(811)から提供対象情報(401)を特定する信号を受ける手段と、ユーザ携帯端末(811)からの上記特定する信号に応答して、提供対象情報(401)に固有のコードを割当てる手段と、遠隔の装置(831)から上記固有のコードと同じコードを受ける手段と、遠隔の装置(831)からの前記固有のコードと同じコードに応答して、固有のコードが割当てられた提供対象情報(401)を遠隔の装置(831)又はその遠隔の装置(831)とは別の装置へ送信する情報送信手段とを備える。
【0011】好適な実施形態では、情報送信手段が、下記の(1)〜(3)
(1)提供対象情報(401)を情報提供システムが保持しているとき、その提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、遠隔の装置(831)、又はその遠隔の装置(831)とは別の装置に送信する、(2)提供対象情報(401)を外部のコンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、コンテンツプロバイダ(813)から提供対象情報(401)を取得し、その提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、遠隔の装置(831)、又はその遠隔の装置とは別の装置に送信する、(3)提供対象情報(401)をコンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、コンテンツプロバイダ(813)に命じて、提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、遠隔の装置(831)、又は遠隔の装置とは別の装置へ送信させる、のうちの少なくともいずれかを実行する。
【0012】好適な実施形態では、情報提供システムが、要求受付け電子メール(100)の作成要求を受付ける手段(33)と、要求受付け電子メール(100)の作成要求に応答して、所望の提供対象情報(401)の指定と、ユーザ携帯端末(811)又は他の装置の電子メールアドレスの入力とを受付ける手段と、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、要求受付け電子メール(100)を作成する手段(40)とを更に備え、メール送信手段が、作成された要求受付け電子メール(100)を、入力された電子メールアドレスを持つユーザ携帯端末(811)又は他の装置に送信する。
【0013】本発明の第3の側面に従うコンピュータプログラムは、(例えばユーザの要求に応答して、)所望の提供対象情報(401)の指定と、宛先の電子メールアドレスの入力とを受付けるステップと、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、提供対象情報(401)の要求を受付けその要求を受けたときに提供対象情報(401)を取得するための方法を促した画面(3又は11)へ宛先のユーザを案内することができる要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ電子メール(100)を作成するステップとをコンピュータに行わせる。ここで、「提供対象情報(401)を取得するための方法を促した画面」とは、例えば、提供対象情報(401)を出力するための所望の宛先装置を指定できる画面、或いは、少なくとも提供対象情報(401)の固有コードを表示した画面である。
【0014】なお、本発明に従うシステムを構成する機能は、コンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。また、本発明に従うシステムが持つ各手段は、1台のコンピュータマシンが持つこともできるし、複数台のコンピュータマシンが分担して持つこともできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す。
【0017】このシステムには、電子メール送受信ソフト及びWWWブラウザを備えた携帯電話機811と、後述の詳細広告コンテンツを保持するコンテンツプロバイダ813と、(例えば電話機と一体型になった)ファクシミリ装置831と、プリントサーバシステム819とが備えられている。プリントサーバシステム819は、広告メール保存部203、広告メール配信サーバ201、FAX印刷用CGI(Common Gateway Interface)、コンテンツ/アクセス管理データベース(以下、データベースを「DB」と表記)817、FAXデータ管理DB821、プリンティングサーバ815、及びFAXBOX829を有している。
【0018】広告メール保存部203は、例えば図2に示すような、携帯電話機811への広告メール100を保存している(勿論宛先の端末の種類は、携帯電話機811に限定する必要はなく、他の種類の端末(例えばハンドヘルドPC)でも良い)。広告メール100には、例えば図示のように、携帯電話機811への電子メールに適した情報量の少ない複数種類の簡単な広告内容と、その広告内容を詳細に表した比較的大サイズのコンテンツデータ(以下、詳細広告コンテンツ)をすぐに印刷することを要求するための「すぐに印刷」ボタン400aと、その広告内容の詳細広告コンテンツを後で好きなときに印刷することを要求するための「あとで印刷」ボタン400bが含まれている。「すぐに印刷」ボタン400a及び「あとで印刷」ボタン400bには、印刷実行プログラムが埋め込まれており、そのプログラムは、印刷ボタン用タグ21又は22としての情報を基に所定の処理を実行するよう構成されている(図2には、「すぐに印刷」ボタン400aにおける印刷ボタン用タグ21を代表に示す)。印刷ボタン用タグ21は、プリントサーバシステム819のURL(例えば後述の図6に示す画面3のURL又は図9に示す画面11のURL)と、詳細広告コンテンツのURL(以下、コンテンツURL)と、このタグ21(又は22)が埋め込まれているボタンの識別情報(つまり「すぐに印刷」ボタン400aと「あとで印刷」ボタン400bのどちらに埋め込まれているかを示す情報)とを含んでいる(後述のように、図示しないインターネットFAXサーバを介して詳細広告コンテンツをファクシミリ装置831に送信するときは、このタグ21(又は22)内には、更に、インターネットFAXサーバのURLも含んでいる)。
【0019】広告メール配信サーバ201は、或る時に(例えば、広告主に指定された日時に)、広告メール保存部203内の広告メールを、(例えば広告主或いはこのプリントサーバシステム819の運営会社に)指定された電子メールアドレスを持つ携帯電話機811に送信する。なお、広告メールの配信元は、プリントサーバシステム819に限らず、例えば、広告主が持つパーソナルコンピュータから配信しても良い。
【0020】FAX印刷用CGI(Common Gateway Interface)25は、後述のようにして、携帯電話機811から送信されて来たコンテンツURLと、携帯電話機811に入力されたFAX番号とを取得し、取得したコンテンツURLに基づいて詳細広告コンテンツをダウンロードする。そして、FAX印刷用CGI25は、ダウンロードした詳細広告コンテンツを、送信先のファクシミリ装置831で出力できるようなデータ形式に変換(例えばGIF形式からTIFF形式に変換)して、上記入力されたFAX番号のファクシミリ装置831に直接的に(或いは図示しないインターネットFAXサーバを介して)送信するように構成されている。
【0021】コンテンツ/アクセス管理DB817には、コンテンツテーブル823と、印刷要求ログ825とが格納されている。
【0022】コンテンツテーブル823は、図3に示すように、種々の詳細広告コンテンツを管理するためのテーブルである。具体的には、コンテンツテーブル823には、「URL」、「サイト名」、及び「コンテンツプロバイダ名」の記録欄が備えられている。「URL」の記録欄には、コンテンツURLが記録されている。「サイト名」の記録欄には、「URL」の記録欄に記録されたコンテンツURLにある詳細広告コンテンツのサイトの名前が記録されている。「コンテンツプロバイダ名」の記録欄には、「URL」に記録されたコンテンツURLにある詳細広告コンテンツを提供するコンテンツプロバイダの名前が記録されている。
【0023】印刷要求ログ825は、図4に示すように、印刷要求(FAX送信要求)された履歴を登録し管理するためのテーブルである。具体的には、印刷要求ログ825には、「サイト名」、「コンテンツプロバイダ名」、及び「印刷要求回数」の記録欄が備えられる。「サイト名」の記録欄には、印刷要求された詳細広告コンテンツが置かれているサイトの名前が記録される。「コンテンツプロバイダ名」の記録欄には、印刷要求された詳細広告コンテンツを持っているコンテンツプロバイダの名前が記録される。「印刷要求回数」の記録欄には、「サイト名」の記録欄に記録されたサイト名を持つサイト上の詳細広告コンテンツが印刷要求された回数(以下、印刷要求回数と言う)が記録される。印刷要求回数は、その詳細広告コンテンツが印刷要求される度に更新される。
【0024】図1に示すFAXデータ管理DB821には、FAXデータ印刷予約キュー(以下、FAX予約キューと略称する)827が格納されている。FAX予約キュー827は、図5に示すように、FAX送信する後述のFAXデータを管理するためのテーブルである。具体的には、FAX予約キュー827には、「印刷予約番号」及び「FAXデータ」の記録欄が備えられる。「印刷予約番号」の記録欄には、プリンティングサーバ815によって発行された印刷予約番号が記録される(印刷予約番号とは、ユーザが印刷要求した詳細広告コンテンツをファクシミリ装置831から出力させるために、ファクシミリ装置831を用いてFAXBOX829に入力する番号である)。「FAXデータ」の記録欄には、印刷予約番号に対応した詳細広告コンテンツがFAX送信用のデータ形式(例えばTIFF形式)に変換されたもの(以下、FAXデータ)が記録される。
【0025】図1に示すプリンティングサーバ815は、携帯電話機811からコンテンツURLを受信したとき、受信したコンテンツURLを検索キーにコンテンツ/アクセス管理DB817内のコンテンツテーブル823を参照して、検索キーに用いたコンテンツURLに対応するサイト名及びコンテンツプロバイダ名を取得する。そして、プリンティングサーバ815は、取得したサイト名及びコンテンツプロバイダ名を、コンテンツ/アクセス管理DB817内の印刷要求ログ825に書き込み、書き込んだサイト名に対応する印刷要求回数を更新する。
【0026】また、プリンティングサーバ815は、携帯電話機811から受信したコンテンツURLにある詳細広告コンテンツをファクシミリ装置831を用いて取得するための印刷予約番号を発行し、携帯電話機811から受信したコンテンツURLと、発行した印刷予約番号とのペアをFAXBOX829に送信する。更に、プリンティングサーバ815は、発行した印刷予約番号を、詳細広告コンテンツの印刷要求元の携帯電話機811に送信し表示させる。
【0027】FAXBOX829は、コンピュータマシンの一種であって、ファクシミリ装置を情報端末として利用するサービスを提供するためのものである。FAXBOX829は、プリンティングサーバ815から上記のペア(コンテンツURLと、発行した印刷予約番号とのペア)を受信したとき、受信したペアに含まれるコンテンツURLにある詳細広告コンテンツをダウンロードする。そして、FAXBOX829は、ダウンロードした詳細広告コンテンツをFAX送信用のデータ形式(例えばTIFF形式)に変換してFAXデータを生成する。FAXBOX829は、生成したFAXデータと、上記受信したペアに含まれる印刷予約番号とを、FAXデータ管理DB821内のFAX予約キュー827に書き込む。
【0028】また、FAXBOX829は、ファクシミリ装置831からの着信を受けて例えば音声ガイダンスにより応答する機能を有する。FAXBOX831は、ファクシミリ装置831から印刷予約番号を入力されたとき、FAX予約キュー827にアクセスして、入力された印刷予約番号に対応したFAXデータ(詳細広告コンテンツがFAX送信用のデータ形式に変換されたもの)を取得し、取得したFAXデータを、印刷予約番号入力元のファクシミリ装置831にFAX送信する。
【0029】以下、上述したシステムにおいて、電子メールに記載された広告に対応した詳細広告コンテンツを、すぐに印刷するとき(つまり「すぐに印刷」ボタン400aを押したとき)と、後で好きな時に印刷するとき(つまり「あとで印刷」ボタン400bを押したとき)とに分けて、広告メールを受信してから詳細広告コンテンツを印刷するまでの流れを説明する。
【0030】まず、図6及び図7を参照して、詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの流れを説明する。
【0031】図6は、広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「すぐに印刷」ボタン400aを押したときの表示画面の遷移を示す。
【0032】広告メールを受信した携帯電話機811のディスプレイ画面には、ユーザの操作に応じて、図示のように、広告メールを表示した画面1が表示される。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「すぐに印刷」ボタン400aをクリックしたとき、携帯電話機811が、その「すぐに印刷」ボタン400aに埋め込まれている印刷実行プログラムに従って、プリントサーバシステム819にアクセスする。
【0033】その後、携帯電話機811のディスプレイ画面には、詳細広告コンテンツの印刷先としたいファクシミリ装置のFAX番号の入力を受付ける画面3がプリントサーバシステム819から提供されて表示される。
【0034】そして、その画面3上で、ユーザによって、FAX番号が入力されて「OK」ボタンがクリックされたときは、携帯電話機811のディスプレイ画面には、印刷転送が完了した旨を表示した画面7がプリントサーバシステム819から提供されて表示される。この画面7で「戻る」ボタンがクリックされたときは、広告メールを表示した画面1が再び表示される。
【0035】図7は、詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す。
【0036】携帯電話機811は、広告メールを受信したとき、ユーザの操作に応じて、広告メールを表示した画面1をディスプレイ画面に表示する。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「すぐに印刷」ボタン400aをクリックしたとき(S1)、携帯電話機811は、その「すぐに印刷」ボタン400aに埋め込まれている印刷実行プログラム(印刷ボタン用タグ21)に従って、プリントサーバシステム819にアクセスすると共に、上記所望の広告の詳細広告コンテンツのコンテンツURLをプリントサーバシステム819に送信する。プリントサーバシステム819は、それに応答して、詳細広告コンテンツの印刷先としたいファクシミリ装置のFAX番号の入力を受付ける画面3を携帯電話機811に提供する。
【0037】携帯電話機811は、プリントサーバシステム819からの画面3をディスプレイ画面に表示する。ユーザは、この画面3に、印刷先としたファクシミリ装置831のFAX番号を入力し(S2)、「OK」ボタンをクリックする。
【0038】すると、プリントサーバシステム819のFAX印刷用CGI25が、以下のような動作を行う。すなわち、FAX印刷用CGI25は、携帯電話機811からのコンテンツURL及び入力されたFAX番号を取得し(S3)、取得したコンテンツURLに基づいて詳細広告コンテンツ401をダウンロードする(S4)。そして、FAX印刷用CGI25は、ダウンロードした詳細広告コンテンツ401を、ファクシミリ装置で出力できるようなデータ形式に変換(例えばGIF形式からTIFF形式に変換)して(S5)、その詳細広告コンテンツ401を、上記入力されたFAX番号のファクシミリ装置831に直接的に(或いは、図示しないインターネットFAXサーバを介して)送信する(S6)。これにより、ファクシミリ装置831から、詳細広告コンテンツ401が印刷されて、例えば図8に示すような、詳細広告コンテンツ401のプリントアウトが得られる。
【0039】以上が、詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの流れである。次に、図9及び図10を参照して、詳細コンテンツを後で好きな時に印刷するときの流れを説明する。
【0040】図9は、広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「あとで印刷」ボタン400bを押したときの表示画面の遷移を示す。
【0041】広告メールを受信した携帯電話機811のディスプレイ画面には、ユーザの操作に応じて、広告メールを表示した画面1が表示される。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「あとで印刷」ボタン400bをクリックしたとき、携帯電話機811が、その「あとで印刷」ボタン400bに埋め込まれている印刷実行プログラムに従って、プリントサーバシステム819にアクセスする。
【0042】その後、携帯電話機811のディスプレイ画面には、詳細広告コンテンツに対応した印刷予約番号と、詳細広告コンテンツを取出すときにファクシミリ装置からかける宛先電話番号とを表示した画面11がプリントサーバシステム819から提供されて表示される。その画面11には、その画面11のデータを保存するための「保存」ボタンと、広告メールを表示した画面1に戻るための「戻る」ボタンと、この画面11に表示された印刷予約番号を電子メールで取得することを要求するための「発行」ボタンとが表示されている。
【0043】ここで、画面11上の「発行」ボタンがクリックされたときは、携帯電話機811の電子メール送受信ソフトが起動して、例えば図示のように、印刷予約番号を発行する旨を表した電子メールの内容を表示したメール送信前確認画面13が表示される。
【0044】その後、その画面13上の「送信」ボタンがクリックされたときは、電子メール送受信ソフトにより、この画面13に表示された内容を持つ電子メールが所定の宛先(例えばプリントサーバシステム)に送信され、送信が完了したら、その旨を表した画面15が表示される。その後、携帯電話機811に、詳細広告コンテンツの印刷予約番号と上記宛先電話番号とが記載された電子メールが送られて来て、ユーザの操作に応じて、その電子メールを表示した画面17がディスプレイ画面に表示される。
【0045】図10は、詳細広告コンテンツをあとで印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す。
【0046】携帯電話機811は、広告メールを受信したとき、ユーザの操作に応じて、広告メールを表示した画面1をディスプレイ画面に表示する。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「あとで印刷」ボタン400bをクリックしたとき(S11)、携帯電話機811は、その「あとで印刷」ボタン400bに埋め込まれている印刷実行プログラム(印刷ボタン用タグ22)に従って、プリントサーバシステム819のプリンティングサーバ815にアクセスすると共に、上記所望の広告の詳細広告コンテンツのコンテンツURLをプリンティングサーバ815に送信する。
【0047】プリンティングサーバ815は、携帯電話機811からコンテンツURLを受信したとき(S12)、受信したコンテンツURLを検索キーにコンテンツテーブル823を参照して、検索キーに用いたコンテンツURLに対応するサイト名及びコンテンツプロバイダ名を取得する(S13)。そして、プリンティングサーバ815は、取得したサイト名及びコンテンツプロバイダ名を、印刷要求ログ825に書き込み、書き込んだサイト名に対応する印刷要求回数を更新する(S14)。
【0048】その後、プリンティングサーバ815は、受信したコンテンツURLにある詳細広告コンテンツに対応させた印刷予約番号を発行し(S15)、携帯電話機811から受信したコンテンツURLと、発行した印刷予約番号とのペアをFAXBOX829に送信する(S16)。また、プリンティングサーバ815は、発行した印刷予約番号及びFAXBOX829の電話番号(詳細広告コンテンツを取出すときにファクシミリ装置からかける宛先電話番号)を表示した画面11を、携帯電話機811に送信し表示させる(S17)。
【0049】FAXBOX829は、プリンティングサーバ815から上記ペアを受信したとき、受信したペアに含まれるコンテンツURLにある詳細広告コンテンツ401をコンテンツプロバイダ813からダウンロードする(S18)。そして、FAXBOX829は、ダウンロードした詳細広告コンテンツ401をFAX送信用のデータ形式(例えばTIFF形式)に変換してFAXデータを生成する(S19)。FAXBOX829は、生成したFAXデータと、上記受信したペアに含まれる印刷予約番号とをFAX予約キュー827に書き込む(S20)。
【0050】その後、ユーザは、ファクシミリ装置831の受話器を上げて、上述した画面11に表示された電話番号を持つFAXBOX829に電話をかけ、FAXBOX829からの音声案内に従って、上述した画面11に表示された印刷予約番号を入力する(S21)。FAXBOX831は、印刷予約番号を入力されたら、FAX予約キュー827にアクセスして、入力された印刷予約番号に対応したFAXデータ(詳細広告コンテンツがFAX送信用のデータ形式に変換されたもの)を取得し、取得したFAXデータを、印刷予約番号入力元のファクシミリ装置831にFAX送信する(S22)。これにより、ユーザは、ファクシミリ装置831から、例えば図8に示したような、詳細広告コンテンツ401のプリントアウトを得ることができる。
【0051】以上が、詳細広告コンテンツをあとで印刷するときの流れである。
【0052】上述した実施形態によれば、携帯電話機811に配信される広告メールには、複数種類の簡単な広告の他に、その広告の詳細広告コンテンツのコンテンツURL等を含んだ「すぐに印刷」ボタン400a及び「あとで印刷」ボタン400bが含まれている。広告メールを表示した画面1上で、「すぐに印刷」ボタン400aをクリックすれば、詳細広告コンテンツの印刷先としたいファクシミリ装置831のFAX番号を入力することで、すぐに、そのファクシミリ装置831から、詳細広告コンテンツのプリントアウトを得ることができる。また、「あとで印刷」ボタン400bをクリックすれば、印刷予約番号と電話番号が知らされ、それさえ控えておけば、後で好きな時に、所望のファクシミリ装置831からその電話番号を持つ宛先(つまりFAXBOX829)に電話をかけ、知らされた印刷予約番号を入力することで、詳細広告コンテンツのプリントアウトを得ることができる。このように、この実施形態では、携帯電話機811に送信可能な電子メールには十分に記載できない大サイズの広告情報(詳細広告コンテンツ)を、電子メールを利用して、携帯電話機811を所持する人間に提供することができる。
【0053】以上が、本発明の一実施形態の説明である。なお、本実施形態において、詳細広告コンテンツは、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)で書かれた比較的大サイズのコンテンツデータであるが、それに限らず、例えばXML(extensible markup language)等異なった言語で書かれたコンテンツデータであっても良い。
【0054】また、本発明は、広告に限らず、他の利用形態、例えば、或るユーザがパーソナルコンピュータを用いて所望の人間に所望の情報を送ることにも適用可能である。以下、それについて図11〜図13を参照して説明する。
【0055】図11は、パーソナルコンピュータにインストールされているWWWブラウザが表示する画面の一例を示す。
【0056】パーソナルコンピュータにインストール可能なソフトウェア、例えばWWWブラウザは、図示のように、「携帯メール」ボタン33を備えた画面31を表示するように構成されている。「携帯メール」ボタン33は、後述の所望情報提供支援メールの作成要求を受付けるユーザインタフェースであって、所望の情報の宛先の人間が持つ装置が携帯電話機であるときに起動するものである。所望情報提供支援メールは、所望の情報が携帯電話機では見ることができない大サイズの情報(例えばHTMLで書かれたWebページ)であっても、携帯電話機を利用して(具体的には、携帯電話機を利用して携帯電話機以外の装置に所望の情報を出力することで)所望の情報を宛先の人間が見ることができるように構成された電子メールである。この「携帯ボタン」メール33は、具体的には以下のようなときに使用する。
【0057】例えば、パーソナルコンピュータのWWWブラウザの画面31上に、所望の情報(例えば図示のような地図画像を表示したWebページ)が表示され、その情報を、すぐに所望の人間に送りたいというようなときに、「携帯メール」ボタン33をクリックする。
【0058】すると、図12に示すように、WWWブラウザの画面31上に、所望情報提供支援メールを作成するための画面(以下、メール作成画面)40がポップアップされる。このメール作成画面40には、自分の電子メールアドレス、宛先の電子メールアドレス、電子メールのタイトルと本文、及び、所望の情報のURLを入力することができる。自分の電子メールアドレスは、自動的に入力される(表示される)。宛先の電子メールアドレスは、キーボード操作や、マウスでプルダウンボタン35をクリックしそれによって表示されるプルダウンメニューから所望の電子メールアドレスを選択する方法などによって入力することができる。所望の情報のURLは、WWWブラウザの画面31に現在表示されている情報のURLが自動的に入力される(表示される)が、キーボード操作や、マウスでプルダウンボタン37をクリックしそれによって表示されるプルダウンメニューから所望のURLを選択する方法などによって変更することができる。
【0059】メール作成画面40に、所望の情報のURLなどの各種の情報を入力し終えたら、ユーザは、「送信」ボタン36をクリックする。すると、この情報が、プリントサーバシステム819に送信され、プリントサーバシステム819が、メール作成画面40に入力された情報の他に、上述したような「すぐに印刷」ボタンと「あとで印刷」ボタンを備えた、図13に示すような所望情報提供支援メールを作成する。この電子メールに備えられた「すぐに印刷」ボタン及び「あとで印刷」ボタンには、上述した印刷ボタン用タグ21又は22が埋め込まれている。すなわち、その「すぐに印刷」ボタン及び「あとで印刷」ボタンには、上記コンテンツURLとして、図12に示したメール作成画面40に入力されたURL(例えば、図11に示した地図画像を表示したWebページのURL)が埋め込まれている。また、その「すぐに印刷」ボタン及び「あとで印刷」ボタンには、上記入力されたURLにある情報を宛先のユーザが取得するための方法を促した画面のURL(例えば図6に示した画面3のURL又は図9に示した画面11のURL)も埋め込まれている。
【0060】プリントサーバシステム819は、図13に示したような所望情報提供支援メールを作成したら、そのメールを、宛先の電子メールアドレスを持つ携帯電話機に送信する。宛先の携帯電話機は、その所望情報提供支援メールを受信したときは、その携帯電話機を持つ人間の操作に応じて、受信した所望情報提供支援メールを表示する。その所望情報提供支援メールを表示した画面上で、「すぐに印刷」ボタン或いは「あとで印刷」ボタンがクリックされたときは、図6、7、及び図9、10を参照して説明したような流れで、パーソナルコンピュータのユーザ(送信側ユーザ)が入力したURLの情報のプリントアウトを得ることができる。
【0061】この別の実施形態によれば、携帯電話機では表示できないような大サイズの情報であっても、電子メールで携帯電話機を所持する所望の人間に提供することができる。
【0062】以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【0063】例えば、携帯電話機811が、PDA等の別のコンピュータシステムに置き換えられても良いし、詳細広告コンテンツの出力装置であるファクシミリ装置831が、プリンタやプロジェクタ等の別の出力装置或いは複数台の装置から成る出力システムに置き換えられても良い(この場合、プリントサーバシステム819は、上記別の出力装置或いは出力システムに送信する詳細広告コンテンツを、その別の出力装置或いは出力システムが解釈できるようなデータ形式に変換する)。出力システムの例としては、例えば、パーソナルコンピュータ等のホスト装置とプリンタとを含むシステム等であり、有線で、又は、Bluetooth(商標)を利用した近距離無線通信システムのようなシステムにより無線で携帯電話機811と通信できるように構成されているものが考えられる(近距離無線通信システムを利用した無線通信の場合は、専用の送受信機が出力システム及び携帯電話機811に搭載されている)。その出力システムは、携帯電話機811で所定の操作がされることにより、その携帯電話機811から、広告メール或いは所望情報提供支援メールの「すぐに印刷」ボタン又は「あとで印刷ボタン」に埋め込まれたコンテンツURLを受信する。出力システムは、コンテンツURLを受信したときは、そのコンテンツURLを持つコンテンツプロバイダにアクセスしてそのコンテンツURLにある情報をダウンロードし、ダウンロードした情報を可視的に出力(例えば印刷)する。
【0064】また、所望情報提供支援メールを作成するためのプログラム(以下、支援メール作成プログラム)は、CD−ROM等のストレージや、インターネット等の通信ネットワークを介して、或るコンピュータ装置から別のコンピュータ装置に移せるように構成することができる。支援メール作成プログラムが移されて来たコンピュータ装置は、それ以後、特定のアプリケーションソフト(WWWブラウザ)によって表示する画面に、上述した「携帯メール」ボタン33を備え、その「携帯メール」ボタン33がクリックされたときは、上記説明のような動作を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す。
【図2】本実施形態における広告メールを示す図。
【図3】コンテンツテーブルを示す図。
【図4】印刷要求ログを示す図。
【図5】FAXデータ印刷予約キューを示す図。
【図6】広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「すぐに印刷」ボタン400aを押したときの表示画面の遷移を示す図。
【図7】詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す図。
【図8】詳細広告コンテンツのプリントアウトの例を示す図。
【図9】広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「あとで印刷」ボタン400bを押したときの表示画面の遷移を示す図。
【図10】詳細広告コンテンツをあとで印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す図。
【図11】本発明の別の実施形態において、パーソナルコンピュータにインストールされているWWWブラウザが表示する画面の一例を示す図。
【図12】WWWブラウザの表示画面にポップアップされた、所望情報提供支援メールを作成するための画面を示す図。
【図13】作成された所望情報提供支援メールの例を示す図。
【符号の説明】
21、22 印刷ボタン用タグ
25 FAX印刷用CGI
201 広告メール配信サーバ
203 広告メール管理データベース
811 携帯電話機
813 コンテンツプロバイダ
815 プリンティングサーバ
817 コンテンツ/アクセス管理DB
819 プリントサーバシステム
831 ファクシミリ装置
400a 「すぐに印刷」ボタン
400b 「あとで印刷」ボタン
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを利用して所望の情報を宛先に提供するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】小型の携帯可能な情報端末(以下、携帯端末)、例えば携帯電話機は、携帯されていることが多く、電源さえ入っていれば自分が宛先として送信された電子メールを通常すぐに受信するので、従来、広告や要件等の所望の内容を所望の人間に知らせるときは、その人間の携帯電話機に電子メールで送ることが好んで行われているようである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯電話機が受信し表示できるのは、一般に、文字のみであるか、簡易画像を添付したものである。また、表示できる文字数も限られている。ゆえに、携帯電話機を使用する人間には、詳細な内容を知らせることはできない。
【0004】この問題を解消する方法として、詳細な内容が表されたコンテンツデータ(例えばWebページ)のURLを電子メールに記載し、その電子メールを宛先の携帯電話機に送信する方法が考えられる。この場合、その携帯電話機を所持する人間は、携帯電話機に搭載されているWWWブラウザを起動して、受信した電子メールに記載されているURLにアクセスすれば、そのURLにあるコンテンツデータを見ることができる。
【0005】しかし、携帯電話機に搭載されているディスプレイ画面は小さいため、複雑で大サイズのコンテンツデータを表示することができず、携帯電話機で見ることができるのは、小型のディスプレイ画面に表示できるような、大サイズのコンテンツデータを含まない簡易なコンテンツデータ(以下、簡易コンテンツ)のみである。簡易コンテンツは、上述した大サイズのコンテンツデータを基に、そのコンテンツデータからデータを間引く等の方法によって作られることが多い。このため、結局は、携帯電話機を所持する人間に電子メールで詳細な内容を知らせることはできない。
【0006】携帯端末は、宛先の人間が携帯していることが多いため、所望の内容を即時に所望の人間に送ることができる点で便利であるが、上記のように、その内容を詳細に知らせることができない点で不便である。
【0007】従って、本発明の目的は、電子メールの宛先が小型の携帯端末であっても、その電子メールを利用してその端末を所持する人間に詳細な情報を提供できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従う情報提供システムは、電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、提供対象情報(401)が送り付けられるべき宛先(831)の指定を受付ける宛先受付け手段(3)と、ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して提供対象情報(401)が要求されたときに、要求された提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)に送信する情報送信手段とを備える。
【0009】好適な実施形態では、要求受付け手段(400a又は400b)は、ユーザ携帯端末(811)に対し、宛先受付け手段(3)に案内する手段も備えている。要求受付け手段(400a又は400b)は、提供対象情報(401)が要求されたときに、宛先受付け手段(3)に案内することができる。
【0010】本発明の第2の側面に従う情報提供システムは、電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して提供対象情報(401)が要求されたときに、ユーザ携帯端末(811)から提供対象情報(401)を特定する信号を受ける手段と、ユーザ携帯端末(811)からの上記特定する信号に応答して、提供対象情報(401)に固有のコードを割当てる手段と、遠隔の装置(831)から上記固有のコードと同じコードを受ける手段と、遠隔の装置(831)からの前記固有のコードと同じコードに応答して、固有のコードが割当てられた提供対象情報(401)を遠隔の装置(831)又はその遠隔の装置(831)とは別の装置へ送信する情報送信手段とを備える。
【0011】好適な実施形態では、情報送信手段が、下記の(1)〜(3)
(1)提供対象情報(401)を情報提供システムが保持しているとき、その提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、遠隔の装置(831)、又はその遠隔の装置(831)とは別の装置に送信する、(2)提供対象情報(401)を外部のコンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、コンテンツプロバイダ(813)から提供対象情報(401)を取得し、その提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、遠隔の装置(831)、又はその遠隔の装置とは別の装置に送信する、(3)提供対象情報(401)をコンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、コンテンツプロバイダ(813)に命じて、提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、遠隔の装置(831)、又は遠隔の装置とは別の装置へ送信させる、のうちの少なくともいずれかを実行する。
【0012】好適な実施形態では、情報提供システムが、要求受付け電子メール(100)の作成要求を受付ける手段(33)と、要求受付け電子メール(100)の作成要求に応答して、所望の提供対象情報(401)の指定と、ユーザ携帯端末(811)又は他の装置の電子メールアドレスの入力とを受付ける手段と、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、要求受付け電子メール(100)を作成する手段(40)とを更に備え、メール送信手段が、作成された要求受付け電子メール(100)を、入力された電子メールアドレスを持つユーザ携帯端末(811)又は他の装置に送信する。
【0013】本発明の第3の側面に従うコンピュータプログラムは、(例えばユーザの要求に応答して、)所望の提供対象情報(401)の指定と、宛先の電子メールアドレスの入力とを受付けるステップと、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、提供対象情報(401)の要求を受付けその要求を受けたときに提供対象情報(401)を取得するための方法を促した画面(3又は11)へ宛先のユーザを案内することができる要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ電子メール(100)を作成するステップとをコンピュータに行わせる。ここで、「提供対象情報(401)を取得するための方法を促した画面」とは、例えば、提供対象情報(401)を出力するための所望の宛先装置を指定できる画面、或いは、少なくとも提供対象情報(401)の固有コードを表示した画面である。
【0014】なお、本発明に従うシステムを構成する機能は、コンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。また、本発明に従うシステムが持つ各手段は、1台のコンピュータマシンが持つこともできるし、複数台のコンピュータマシンが分担して持つこともできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す。
【0017】このシステムには、電子メール送受信ソフト及びWWWブラウザを備えた携帯電話機811と、後述の詳細広告コンテンツを保持するコンテンツプロバイダ813と、(例えば電話機と一体型になった)ファクシミリ装置831と、プリントサーバシステム819とが備えられている。プリントサーバシステム819は、広告メール保存部203、広告メール配信サーバ201、FAX印刷用CGI(Common Gateway Interface)、コンテンツ/アクセス管理データベース(以下、データベースを「DB」と表記)817、FAXデータ管理DB821、プリンティングサーバ815、及びFAXBOX829を有している。
【0018】広告メール保存部203は、例えば図2に示すような、携帯電話機811への広告メール100を保存している(勿論宛先の端末の種類は、携帯電話機811に限定する必要はなく、他の種類の端末(例えばハンドヘルドPC)でも良い)。広告メール100には、例えば図示のように、携帯電話機811への電子メールに適した情報量の少ない複数種類の簡単な広告内容と、その広告内容を詳細に表した比較的大サイズのコンテンツデータ(以下、詳細広告コンテンツ)をすぐに印刷することを要求するための「すぐに印刷」ボタン400aと、その広告内容の詳細広告コンテンツを後で好きなときに印刷することを要求するための「あとで印刷」ボタン400bが含まれている。「すぐに印刷」ボタン400a及び「あとで印刷」ボタン400bには、印刷実行プログラムが埋め込まれており、そのプログラムは、印刷ボタン用タグ21又は22としての情報を基に所定の処理を実行するよう構成されている(図2には、「すぐに印刷」ボタン400aにおける印刷ボタン用タグ21を代表に示す)。印刷ボタン用タグ21は、プリントサーバシステム819のURL(例えば後述の図6に示す画面3のURL又は図9に示す画面11のURL)と、詳細広告コンテンツのURL(以下、コンテンツURL)と、このタグ21(又は22)が埋め込まれているボタンの識別情報(つまり「すぐに印刷」ボタン400aと「あとで印刷」ボタン400bのどちらに埋め込まれているかを示す情報)とを含んでいる(後述のように、図示しないインターネットFAXサーバを介して詳細広告コンテンツをファクシミリ装置831に送信するときは、このタグ21(又は22)内には、更に、インターネットFAXサーバのURLも含んでいる)。
【0019】広告メール配信サーバ201は、或る時に(例えば、広告主に指定された日時に)、広告メール保存部203内の広告メールを、(例えば広告主或いはこのプリントサーバシステム819の運営会社に)指定された電子メールアドレスを持つ携帯電話機811に送信する。なお、広告メールの配信元は、プリントサーバシステム819に限らず、例えば、広告主が持つパーソナルコンピュータから配信しても良い。
【0020】FAX印刷用CGI(Common Gateway Interface)25は、後述のようにして、携帯電話機811から送信されて来たコンテンツURLと、携帯電話機811に入力されたFAX番号とを取得し、取得したコンテンツURLに基づいて詳細広告コンテンツをダウンロードする。そして、FAX印刷用CGI25は、ダウンロードした詳細広告コンテンツを、送信先のファクシミリ装置831で出力できるようなデータ形式に変換(例えばGIF形式からTIFF形式に変換)して、上記入力されたFAX番号のファクシミリ装置831に直接的に(或いは図示しないインターネットFAXサーバを介して)送信するように構成されている。
【0021】コンテンツ/アクセス管理DB817には、コンテンツテーブル823と、印刷要求ログ825とが格納されている。
【0022】コンテンツテーブル823は、図3に示すように、種々の詳細広告コンテンツを管理するためのテーブルである。具体的には、コンテンツテーブル823には、「URL」、「サイト名」、及び「コンテンツプロバイダ名」の記録欄が備えられている。「URL」の記録欄には、コンテンツURLが記録されている。「サイト名」の記録欄には、「URL」の記録欄に記録されたコンテンツURLにある詳細広告コンテンツのサイトの名前が記録されている。「コンテンツプロバイダ名」の記録欄には、「URL」に記録されたコンテンツURLにある詳細広告コンテンツを提供するコンテンツプロバイダの名前が記録されている。
【0023】印刷要求ログ825は、図4に示すように、印刷要求(FAX送信要求)された履歴を登録し管理するためのテーブルである。具体的には、印刷要求ログ825には、「サイト名」、「コンテンツプロバイダ名」、及び「印刷要求回数」の記録欄が備えられる。「サイト名」の記録欄には、印刷要求された詳細広告コンテンツが置かれているサイトの名前が記録される。「コンテンツプロバイダ名」の記録欄には、印刷要求された詳細広告コンテンツを持っているコンテンツプロバイダの名前が記録される。「印刷要求回数」の記録欄には、「サイト名」の記録欄に記録されたサイト名を持つサイト上の詳細広告コンテンツが印刷要求された回数(以下、印刷要求回数と言う)が記録される。印刷要求回数は、その詳細広告コンテンツが印刷要求される度に更新される。
【0024】図1に示すFAXデータ管理DB821には、FAXデータ印刷予約キュー(以下、FAX予約キューと略称する)827が格納されている。FAX予約キュー827は、図5に示すように、FAX送信する後述のFAXデータを管理するためのテーブルである。具体的には、FAX予約キュー827には、「印刷予約番号」及び「FAXデータ」の記録欄が備えられる。「印刷予約番号」の記録欄には、プリンティングサーバ815によって発行された印刷予約番号が記録される(印刷予約番号とは、ユーザが印刷要求した詳細広告コンテンツをファクシミリ装置831から出力させるために、ファクシミリ装置831を用いてFAXBOX829に入力する番号である)。「FAXデータ」の記録欄には、印刷予約番号に対応した詳細広告コンテンツがFAX送信用のデータ形式(例えばTIFF形式)に変換されたもの(以下、FAXデータ)が記録される。
【0025】図1に示すプリンティングサーバ815は、携帯電話機811からコンテンツURLを受信したとき、受信したコンテンツURLを検索キーにコンテンツ/アクセス管理DB817内のコンテンツテーブル823を参照して、検索キーに用いたコンテンツURLに対応するサイト名及びコンテンツプロバイダ名を取得する。そして、プリンティングサーバ815は、取得したサイト名及びコンテンツプロバイダ名を、コンテンツ/アクセス管理DB817内の印刷要求ログ825に書き込み、書き込んだサイト名に対応する印刷要求回数を更新する。
【0026】また、プリンティングサーバ815は、携帯電話機811から受信したコンテンツURLにある詳細広告コンテンツをファクシミリ装置831を用いて取得するための印刷予約番号を発行し、携帯電話機811から受信したコンテンツURLと、発行した印刷予約番号とのペアをFAXBOX829に送信する。更に、プリンティングサーバ815は、発行した印刷予約番号を、詳細広告コンテンツの印刷要求元の携帯電話機811に送信し表示させる。
【0027】FAXBOX829は、コンピュータマシンの一種であって、ファクシミリ装置を情報端末として利用するサービスを提供するためのものである。FAXBOX829は、プリンティングサーバ815から上記のペア(コンテンツURLと、発行した印刷予約番号とのペア)を受信したとき、受信したペアに含まれるコンテンツURLにある詳細広告コンテンツをダウンロードする。そして、FAXBOX829は、ダウンロードした詳細広告コンテンツをFAX送信用のデータ形式(例えばTIFF形式)に変換してFAXデータを生成する。FAXBOX829は、生成したFAXデータと、上記受信したペアに含まれる印刷予約番号とを、FAXデータ管理DB821内のFAX予約キュー827に書き込む。
【0028】また、FAXBOX829は、ファクシミリ装置831からの着信を受けて例えば音声ガイダンスにより応答する機能を有する。FAXBOX831は、ファクシミリ装置831から印刷予約番号を入力されたとき、FAX予約キュー827にアクセスして、入力された印刷予約番号に対応したFAXデータ(詳細広告コンテンツがFAX送信用のデータ形式に変換されたもの)を取得し、取得したFAXデータを、印刷予約番号入力元のファクシミリ装置831にFAX送信する。
【0029】以下、上述したシステムにおいて、電子メールに記載された広告に対応した詳細広告コンテンツを、すぐに印刷するとき(つまり「すぐに印刷」ボタン400aを押したとき)と、後で好きな時に印刷するとき(つまり「あとで印刷」ボタン400bを押したとき)とに分けて、広告メールを受信してから詳細広告コンテンツを印刷するまでの流れを説明する。
【0030】まず、図6及び図7を参照して、詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの流れを説明する。
【0031】図6は、広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「すぐに印刷」ボタン400aを押したときの表示画面の遷移を示す。
【0032】広告メールを受信した携帯電話機811のディスプレイ画面には、ユーザの操作に応じて、図示のように、広告メールを表示した画面1が表示される。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「すぐに印刷」ボタン400aをクリックしたとき、携帯電話機811が、その「すぐに印刷」ボタン400aに埋め込まれている印刷実行プログラムに従って、プリントサーバシステム819にアクセスする。
【0033】その後、携帯電話機811のディスプレイ画面には、詳細広告コンテンツの印刷先としたいファクシミリ装置のFAX番号の入力を受付ける画面3がプリントサーバシステム819から提供されて表示される。
【0034】そして、その画面3上で、ユーザによって、FAX番号が入力されて「OK」ボタンがクリックされたときは、携帯電話機811のディスプレイ画面には、印刷転送が完了した旨を表示した画面7がプリントサーバシステム819から提供されて表示される。この画面7で「戻る」ボタンがクリックされたときは、広告メールを表示した画面1が再び表示される。
【0035】図7は、詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す。
【0036】携帯電話機811は、広告メールを受信したとき、ユーザの操作に応じて、広告メールを表示した画面1をディスプレイ画面に表示する。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「すぐに印刷」ボタン400aをクリックしたとき(S1)、携帯電話機811は、その「すぐに印刷」ボタン400aに埋め込まれている印刷実行プログラム(印刷ボタン用タグ21)に従って、プリントサーバシステム819にアクセスすると共に、上記所望の広告の詳細広告コンテンツのコンテンツURLをプリントサーバシステム819に送信する。プリントサーバシステム819は、それに応答して、詳細広告コンテンツの印刷先としたいファクシミリ装置のFAX番号の入力を受付ける画面3を携帯電話機811に提供する。
【0037】携帯電話機811は、プリントサーバシステム819からの画面3をディスプレイ画面に表示する。ユーザは、この画面3に、印刷先としたファクシミリ装置831のFAX番号を入力し(S2)、「OK」ボタンをクリックする。
【0038】すると、プリントサーバシステム819のFAX印刷用CGI25が、以下のような動作を行う。すなわち、FAX印刷用CGI25は、携帯電話機811からのコンテンツURL及び入力されたFAX番号を取得し(S3)、取得したコンテンツURLに基づいて詳細広告コンテンツ401をダウンロードする(S4)。そして、FAX印刷用CGI25は、ダウンロードした詳細広告コンテンツ401を、ファクシミリ装置で出力できるようなデータ形式に変換(例えばGIF形式からTIFF形式に変換)して(S5)、その詳細広告コンテンツ401を、上記入力されたFAX番号のファクシミリ装置831に直接的に(或いは、図示しないインターネットFAXサーバを介して)送信する(S6)。これにより、ファクシミリ装置831から、詳細広告コンテンツ401が印刷されて、例えば図8に示すような、詳細広告コンテンツ401のプリントアウトが得られる。
【0039】以上が、詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの流れである。次に、図9及び図10を参照して、詳細コンテンツを後で好きな時に印刷するときの流れを説明する。
【0040】図9は、広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「あとで印刷」ボタン400bを押したときの表示画面の遷移を示す。
【0041】広告メールを受信した携帯電話機811のディスプレイ画面には、ユーザの操作に応じて、広告メールを表示した画面1が表示される。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「あとで印刷」ボタン400bをクリックしたとき、携帯電話機811が、その「あとで印刷」ボタン400bに埋め込まれている印刷実行プログラムに従って、プリントサーバシステム819にアクセスする。
【0042】その後、携帯電話機811のディスプレイ画面には、詳細広告コンテンツに対応した印刷予約番号と、詳細広告コンテンツを取出すときにファクシミリ装置からかける宛先電話番号とを表示した画面11がプリントサーバシステム819から提供されて表示される。その画面11には、その画面11のデータを保存するための「保存」ボタンと、広告メールを表示した画面1に戻るための「戻る」ボタンと、この画面11に表示された印刷予約番号を電子メールで取得することを要求するための「発行」ボタンとが表示されている。
【0043】ここで、画面11上の「発行」ボタンがクリックされたときは、携帯電話機811の電子メール送受信ソフトが起動して、例えば図示のように、印刷予約番号を発行する旨を表した電子メールの内容を表示したメール送信前確認画面13が表示される。
【0044】その後、その画面13上の「送信」ボタンがクリックされたときは、電子メール送受信ソフトにより、この画面13に表示された内容を持つ電子メールが所定の宛先(例えばプリントサーバシステム)に送信され、送信が完了したら、その旨を表した画面15が表示される。その後、携帯電話機811に、詳細広告コンテンツの印刷予約番号と上記宛先電話番号とが記載された電子メールが送られて来て、ユーザの操作に応じて、その電子メールを表示した画面17がディスプレイ画面に表示される。
【0045】図10は、詳細広告コンテンツをあとで印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す。
【0046】携帯電話機811は、広告メールを受信したとき、ユーザの操作に応じて、広告メールを表示した画面1をディスプレイ画面に表示する。この画面1上で、ユーザが、所望の広告の「あとで印刷」ボタン400bをクリックしたとき(S11)、携帯電話機811は、その「あとで印刷」ボタン400bに埋め込まれている印刷実行プログラム(印刷ボタン用タグ22)に従って、プリントサーバシステム819のプリンティングサーバ815にアクセスすると共に、上記所望の広告の詳細広告コンテンツのコンテンツURLをプリンティングサーバ815に送信する。
【0047】プリンティングサーバ815は、携帯電話機811からコンテンツURLを受信したとき(S12)、受信したコンテンツURLを検索キーにコンテンツテーブル823を参照して、検索キーに用いたコンテンツURLに対応するサイト名及びコンテンツプロバイダ名を取得する(S13)。そして、プリンティングサーバ815は、取得したサイト名及びコンテンツプロバイダ名を、印刷要求ログ825に書き込み、書き込んだサイト名に対応する印刷要求回数を更新する(S14)。
【0048】その後、プリンティングサーバ815は、受信したコンテンツURLにある詳細広告コンテンツに対応させた印刷予約番号を発行し(S15)、携帯電話機811から受信したコンテンツURLと、発行した印刷予約番号とのペアをFAXBOX829に送信する(S16)。また、プリンティングサーバ815は、発行した印刷予約番号及びFAXBOX829の電話番号(詳細広告コンテンツを取出すときにファクシミリ装置からかける宛先電話番号)を表示した画面11を、携帯電話機811に送信し表示させる(S17)。
【0049】FAXBOX829は、プリンティングサーバ815から上記ペアを受信したとき、受信したペアに含まれるコンテンツURLにある詳細広告コンテンツ401をコンテンツプロバイダ813からダウンロードする(S18)。そして、FAXBOX829は、ダウンロードした詳細広告コンテンツ401をFAX送信用のデータ形式(例えばTIFF形式)に変換してFAXデータを生成する(S19)。FAXBOX829は、生成したFAXデータと、上記受信したペアに含まれる印刷予約番号とをFAX予約キュー827に書き込む(S20)。
【0050】その後、ユーザは、ファクシミリ装置831の受話器を上げて、上述した画面11に表示された電話番号を持つFAXBOX829に電話をかけ、FAXBOX829からの音声案内に従って、上述した画面11に表示された印刷予約番号を入力する(S21)。FAXBOX831は、印刷予約番号を入力されたら、FAX予約キュー827にアクセスして、入力された印刷予約番号に対応したFAXデータ(詳細広告コンテンツがFAX送信用のデータ形式に変換されたもの)を取得し、取得したFAXデータを、印刷予約番号入力元のファクシミリ装置831にFAX送信する(S22)。これにより、ユーザは、ファクシミリ装置831から、例えば図8に示したような、詳細広告コンテンツ401のプリントアウトを得ることができる。
【0051】以上が、詳細広告コンテンツをあとで印刷するときの流れである。
【0052】上述した実施形態によれば、携帯電話機811に配信される広告メールには、複数種類の簡単な広告の他に、その広告の詳細広告コンテンツのコンテンツURL等を含んだ「すぐに印刷」ボタン400a及び「あとで印刷」ボタン400bが含まれている。広告メールを表示した画面1上で、「すぐに印刷」ボタン400aをクリックすれば、詳細広告コンテンツの印刷先としたいファクシミリ装置831のFAX番号を入力することで、すぐに、そのファクシミリ装置831から、詳細広告コンテンツのプリントアウトを得ることができる。また、「あとで印刷」ボタン400bをクリックすれば、印刷予約番号と電話番号が知らされ、それさえ控えておけば、後で好きな時に、所望のファクシミリ装置831からその電話番号を持つ宛先(つまりFAXBOX829)に電話をかけ、知らされた印刷予約番号を入力することで、詳細広告コンテンツのプリントアウトを得ることができる。このように、この実施形態では、携帯電話機811に送信可能な電子メールには十分に記載できない大サイズの広告情報(詳細広告コンテンツ)を、電子メールを利用して、携帯電話機811を所持する人間に提供することができる。
【0053】以上が、本発明の一実施形態の説明である。なお、本実施形態において、詳細広告コンテンツは、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)で書かれた比較的大サイズのコンテンツデータであるが、それに限らず、例えばXML(extensible markup language)等異なった言語で書かれたコンテンツデータであっても良い。
【0054】また、本発明は、広告に限らず、他の利用形態、例えば、或るユーザがパーソナルコンピュータを用いて所望の人間に所望の情報を送ることにも適用可能である。以下、それについて図11〜図13を参照して説明する。
【0055】図11は、パーソナルコンピュータにインストールされているWWWブラウザが表示する画面の一例を示す。
【0056】パーソナルコンピュータにインストール可能なソフトウェア、例えばWWWブラウザは、図示のように、「携帯メール」ボタン33を備えた画面31を表示するように構成されている。「携帯メール」ボタン33は、後述の所望情報提供支援メールの作成要求を受付けるユーザインタフェースであって、所望の情報の宛先の人間が持つ装置が携帯電話機であるときに起動するものである。所望情報提供支援メールは、所望の情報が携帯電話機では見ることができない大サイズの情報(例えばHTMLで書かれたWebページ)であっても、携帯電話機を利用して(具体的には、携帯電話機を利用して携帯電話機以外の装置に所望の情報を出力することで)所望の情報を宛先の人間が見ることができるように構成された電子メールである。この「携帯ボタン」メール33は、具体的には以下のようなときに使用する。
【0057】例えば、パーソナルコンピュータのWWWブラウザの画面31上に、所望の情報(例えば図示のような地図画像を表示したWebページ)が表示され、その情報を、すぐに所望の人間に送りたいというようなときに、「携帯メール」ボタン33をクリックする。
【0058】すると、図12に示すように、WWWブラウザの画面31上に、所望情報提供支援メールを作成するための画面(以下、メール作成画面)40がポップアップされる。このメール作成画面40には、自分の電子メールアドレス、宛先の電子メールアドレス、電子メールのタイトルと本文、及び、所望の情報のURLを入力することができる。自分の電子メールアドレスは、自動的に入力される(表示される)。宛先の電子メールアドレスは、キーボード操作や、マウスでプルダウンボタン35をクリックしそれによって表示されるプルダウンメニューから所望の電子メールアドレスを選択する方法などによって入力することができる。所望の情報のURLは、WWWブラウザの画面31に現在表示されている情報のURLが自動的に入力される(表示される)が、キーボード操作や、マウスでプルダウンボタン37をクリックしそれによって表示されるプルダウンメニューから所望のURLを選択する方法などによって変更することができる。
【0059】メール作成画面40に、所望の情報のURLなどの各種の情報を入力し終えたら、ユーザは、「送信」ボタン36をクリックする。すると、この情報が、プリントサーバシステム819に送信され、プリントサーバシステム819が、メール作成画面40に入力された情報の他に、上述したような「すぐに印刷」ボタンと「あとで印刷」ボタンを備えた、図13に示すような所望情報提供支援メールを作成する。この電子メールに備えられた「すぐに印刷」ボタン及び「あとで印刷」ボタンには、上述した印刷ボタン用タグ21又は22が埋め込まれている。すなわち、その「すぐに印刷」ボタン及び「あとで印刷」ボタンには、上記コンテンツURLとして、図12に示したメール作成画面40に入力されたURL(例えば、図11に示した地図画像を表示したWebページのURL)が埋め込まれている。また、その「すぐに印刷」ボタン及び「あとで印刷」ボタンには、上記入力されたURLにある情報を宛先のユーザが取得するための方法を促した画面のURL(例えば図6に示した画面3のURL又は図9に示した画面11のURL)も埋め込まれている。
【0060】プリントサーバシステム819は、図13に示したような所望情報提供支援メールを作成したら、そのメールを、宛先の電子メールアドレスを持つ携帯電話機に送信する。宛先の携帯電話機は、その所望情報提供支援メールを受信したときは、その携帯電話機を持つ人間の操作に応じて、受信した所望情報提供支援メールを表示する。その所望情報提供支援メールを表示した画面上で、「すぐに印刷」ボタン或いは「あとで印刷」ボタンがクリックされたときは、図6、7、及び図9、10を参照して説明したような流れで、パーソナルコンピュータのユーザ(送信側ユーザ)が入力したURLの情報のプリントアウトを得ることができる。
【0061】この別の実施形態によれば、携帯電話機では表示できないような大サイズの情報であっても、電子メールで携帯電話機を所持する所望の人間に提供することができる。
【0062】以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【0063】例えば、携帯電話機811が、PDA等の別のコンピュータシステムに置き換えられても良いし、詳細広告コンテンツの出力装置であるファクシミリ装置831が、プリンタやプロジェクタ等の別の出力装置或いは複数台の装置から成る出力システムに置き換えられても良い(この場合、プリントサーバシステム819は、上記別の出力装置或いは出力システムに送信する詳細広告コンテンツを、その別の出力装置或いは出力システムが解釈できるようなデータ形式に変換する)。出力システムの例としては、例えば、パーソナルコンピュータ等のホスト装置とプリンタとを含むシステム等であり、有線で、又は、Bluetooth(商標)を利用した近距離無線通信システムのようなシステムにより無線で携帯電話機811と通信できるように構成されているものが考えられる(近距離無線通信システムを利用した無線通信の場合は、専用の送受信機が出力システム及び携帯電話機811に搭載されている)。その出力システムは、携帯電話機811で所定の操作がされることにより、その携帯電話機811から、広告メール或いは所望情報提供支援メールの「すぐに印刷」ボタン又は「あとで印刷ボタン」に埋め込まれたコンテンツURLを受信する。出力システムは、コンテンツURLを受信したときは、そのコンテンツURLを持つコンテンツプロバイダにアクセスしてそのコンテンツURLにある情報をダウンロードし、ダウンロードした情報を可視的に出力(例えば印刷)する。
【0064】また、所望情報提供支援メールを作成するためのプログラム(以下、支援メール作成プログラム)は、CD−ROM等のストレージや、インターネット等の通信ネットワークを介して、或るコンピュータ装置から別のコンピュータ装置に移せるように構成することができる。支援メール作成プログラムが移されて来たコンピュータ装置は、それ以後、特定のアプリケーションソフト(WWWブラウザ)によって表示する画面に、上述した「携帯メール」ボタン33を備え、その「携帯メール」ボタン33がクリックされたときは、上記説明のような動作を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す。
【図2】本実施形態における広告メールを示す図。
【図3】コンテンツテーブルを示す図。
【図4】印刷要求ログを示す図。
【図5】FAXデータ印刷予約キューを示す図。
【図6】広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「すぐに印刷」ボタン400aを押したときの表示画面の遷移を示す図。
【図7】詳細広告コンテンツをすぐに印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す図。
【図8】詳細広告コンテンツのプリントアウトの例を示す図。
【図9】広告メールを受信し表示した携帯電話機811において、「あとで印刷」ボタン400bを押したときの表示画面の遷移を示す図。
【図10】詳細広告コンテンツをあとで印刷するときの、携帯電話機811とプリントサーバシステム819との間で行われる処理の流れを示す図。
【図11】本発明の別の実施形態において、パーソナルコンピュータにインストールされているWWWブラウザが表示する画面の一例を示す図。
【図12】WWWブラウザの表示画面にポップアップされた、所望情報提供支援メールを作成するための画面を示す図。
【図13】作成された所望情報提供支援メールの例を示す図。
【符号の説明】
21、22 印刷ボタン用タグ
25 FAX印刷用CGI
201 広告メール配信サーバ
203 広告メール管理データベース
811 携帯電話機
813 コンテンツプロバイダ
815 プリンティングサーバ
817 コンテンツ/アクセス管理DB
819 プリントサーバシステム
831 ファクシミリ装置
400a 「すぐに印刷」ボタン
400b 「あとで印刷」ボタン
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、前記提供対象情報(401)が送り付けられるべき宛先(831)の指定を受付ける宛先受付け手段(3)と、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、要求された提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)に送信する情報送信手段とを備えた情報提供システム。
【請求項2】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、前記ユーザ携帯端末(811)から前記提供対象情報(401)を特定する信号を受ける手段と、前記ユーザ携帯端末(811)からの前記特定する信号に応答して、前記提供対象情報(401)に固有のコードを割当てる手段と、遠隔の装置(831)から、前記固有のコードと同じコードを受ける手段と、前記遠隔の装置(831)からの前記固有のコードと同じコードに応答して、前記固有のコードが割当てられた提供対象情報(401)を前記遠隔の装置(831)又は前記遠隔の装置(831)とは別の装置へ送信する情報送信手段とを備えた情報提供システム。
【請求項3】 前記情報送信手段が、下記の(1)〜(3)
(1)前記提供対象情報(401)を前記情報提供システムが保持しているとき、その提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、前記遠隔の装置(831)、又は前記遠隔の装置(831)とは別の装置に送信する、(2)前記提供対象情報(401)を外部のコンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、前記コンテンツプロバイダ(813)から前記提供対象情報(401)を取得し、その提供対象情報(401)を、前記指定された宛先(831)、前記遠隔の装置(831)、又は前記遠隔の装置とは別の装置に送信する、(3)前記提供対象情報(401)を前記コンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、前記コンテンツプロバイダ(813)に命じて、前記提供対象情報(401)を、前記指定された宛先(831)、前記遠隔の装置(831)、又は前記遠隔の装置とは別の装置へ送信させる、のうちの少なくともいずれかを実行する請求項1又は2記載の情報提供システム。
【請求項4】 前記要求受付け電子メール(100)の作成要求を受付ける手段(33)と、前記要求受付け電子メール(100)の作成要求に応答して、所望の提供対象情報(401)の指定と、前記ユーザ携帯端末(811)又は他の装置の電子メールアドレスの入力とを受付ける手段と、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、前記要求受付け電子メール(100)を作成する手段(40)とを更に備え、前記メール送信手段が、作成された要求受付け電子メール(100)を、前記入力された電子メールアドレスを持つユーザ携帯端末(811)又は他の装置に送信する請求項1又は2記載の情報提供システム。
【請求項5】 所望の提供対象情報(401)の指定と、宛先の電子メールアドレスの入力とを受付けるステップと、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、前記提供対象情報(401)の要求を受付けその要求を受けたときに前記宛先のユーザが前記提供対象情報(401)を取得するための方法を促した画面(3又は11)に案内することができる要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ電子メール(100)を作成するステップとをコンピュータに行わせるコンピュータプログラム。
【請求項6】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するステップと、前記提供対象情報(401)が送り付けられるべき宛先(831)の指定を受付けるステップと、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、要求された提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)に送信するステップとを有する情報提供方法。
【請求項7】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するステップと、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、前記ユーザ携帯端末(811)から前記提供対象情報(401)を特定する信号を受けるステップと、前記ユーザ携帯端末(811)からの前記特定する信号に応答して、前記提供対象情報(401)に固有のコードを割当てるステップと、遠隔の装置(831)から、前記固有のコードと同じコードを受けるステップと、前記遠隔の装置(831)からの前記固有のコードと同じコードに応答して、前記固有のコードが割当てられた提供対象情報(401)を前記遠隔の装置(831)又は前記遠隔の装置(831)とは別の装置へ送信するステップとを有する情報提供方法。
【請求項1】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、前記提供対象情報(401)が送り付けられるべき宛先(831)の指定を受付ける宛先受付け手段(3)と、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、要求された提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)に送信する情報送信手段とを備えた情報提供システム。
【請求項2】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するメール送信手段と、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、前記ユーザ携帯端末(811)から前記提供対象情報(401)を特定する信号を受ける手段と、前記ユーザ携帯端末(811)からの前記特定する信号に応答して、前記提供対象情報(401)に固有のコードを割当てる手段と、遠隔の装置(831)から、前記固有のコードと同じコードを受ける手段と、前記遠隔の装置(831)からの前記固有のコードと同じコードに応答して、前記固有のコードが割当てられた提供対象情報(401)を前記遠隔の装置(831)又は前記遠隔の装置(831)とは別の装置へ送信する情報送信手段とを備えた情報提供システム。
【請求項3】 前記情報送信手段が、下記の(1)〜(3)
(1)前記提供対象情報(401)を前記情報提供システムが保持しているとき、その提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)、前記遠隔の装置(831)、又は前記遠隔の装置(831)とは別の装置に送信する、(2)前記提供対象情報(401)を外部のコンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、前記コンテンツプロバイダ(813)から前記提供対象情報(401)を取得し、その提供対象情報(401)を、前記指定された宛先(831)、前記遠隔の装置(831)、又は前記遠隔の装置とは別の装置に送信する、(3)前記提供対象情報(401)を前記コンテンツプロバイダ(813)が保持しているとき、前記コンテンツプロバイダ(813)に命じて、前記提供対象情報(401)を、前記指定された宛先(831)、前記遠隔の装置(831)、又は前記遠隔の装置とは別の装置へ送信させる、のうちの少なくともいずれかを実行する請求項1又は2記載の情報提供システム。
【請求項4】 前記要求受付け電子メール(100)の作成要求を受付ける手段(33)と、前記要求受付け電子メール(100)の作成要求に応答して、所望の提供対象情報(401)の指定と、前記ユーザ携帯端末(811)又は他の装置の電子メールアドレスの入力とを受付ける手段と、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、前記要求受付け電子メール(100)を作成する手段(40)とを更に備え、前記メール送信手段が、作成された要求受付け電子メール(100)を、前記入力された電子メールアドレスを持つユーザ携帯端末(811)又は他の装置に送信する請求項1又は2記載の情報提供システム。
【請求項5】 所望の提供対象情報(401)の指定と、宛先の電子メールアドレスの入力とを受付けるステップと、指定された提供対象情報(401)と、入力された電子メールアドレスとに基づいて、前記提供対象情報(401)の要求を受付けその要求を受けたときに前記宛先のユーザが前記提供対象情報(401)を取得するための方法を促した画面(3又は11)に案内することができる要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ電子メール(100)を作成するステップとをコンピュータに行わせるコンピュータプログラム。
【請求項6】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するステップと、前記提供対象情報(401)が送り付けられるべき宛先(831)の指定を受付けるステップと、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、要求された提供対象情報(401)を、指定された宛先(831)に送信するステップとを有する情報提供方法。
【請求項7】 電子メールを受信して表示することができるユーザ携帯端末(811)に、提供対象情報(401)の要求を受付ける要求受付け手段(400a又は400b)を含んだ要求受付け電子メール(100)を送信するステップと、前記ユーザ携帯端末(811)が受信し表示した要求受付け電子メール(100)に含まれた要求受付け手段(400a又は400b)を介して前記提供対象情報(401)が要求されたときに、前記ユーザ携帯端末(811)から前記提供対象情報(401)を特定する信号を受けるステップと、前記ユーザ携帯端末(811)からの前記特定する信号に応答して、前記提供対象情報(401)に固有のコードを割当てるステップと、遠隔の装置(831)から、前記固有のコードと同じコードを受けるステップと、前記遠隔の装置(831)からの前記固有のコードと同じコードに応答して、前記固有のコードが割当てられた提供対象情報(401)を前記遠隔の装置(831)又は前記遠隔の装置(831)とは別の装置へ送信するステップとを有する情報提供方法。
【図3】
【図5】
【図1】
【図2】
【図4】
【図13】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図5】
【図1】
【図2】
【図4】
【図13】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2003−131982(P2003−131982A)
【公開日】平成15年5月9日(2003.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−325465(P2001−325465)
【出願日】平成13年10月23日(2001.10.23)
【出願人】(000001236)株式会社小松製作所 (1,686)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成15年5月9日(2003.5.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成13年10月23日(2001.10.23)
【出願人】(000001236)株式会社小松製作所 (1,686)
【Fターム(参考)】
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