説明

電子機器

【課題】機器内部に発生した静電気を導通させる導通路を形成し、この導通路を介して、静電気を確実にグランドに導通させることができる電子機器を提供する。
【解決手段】キー側筐体31の内部に配置されるメイン基板13と、メイン基板13の一方側の表面に対向して配設されてメイン基板13の基準電位部に導通されるシールドケース14と、シールドケース14に対向して配置されてメイン基板13に電気的に接続されるキーFPC10とを備え、キーFPC10は、配線パターンと銅箔21とが配置される平面部と、平面部の表面を被覆するカバーレイ17とを備えて構成され、カバーレイ17は、シールドケース14に対向する側の銅箔21が配置される部位に銅箔21を露出させる露出部28が形成され、露出部28には、銅箔21とシールドケース14と導通させる導通部材15が介在される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、機器内部に入り込んだ静電気への対策として、静電気を機器内部の基準電位部へ導通させる導通系路を形成した電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器である携帯電話機の内部構成として、メイン基板、シールドケース、キースイッチ用フレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:FPC)が順次積層配置される構成が知られており、このような構成を有するものとして、例えば、「基板モジュールおよび携帯端末」(特許文献1参照)、「携帯端末装置及びその電子部品の実装方法」(特許文献2参照)がある。
上記構成を有する、従来の携帯電話機等の移動体機器においては、キー操作部としてキースイッチ用FPC(キーFPC)を採用していることから、キー操作を行う際に必然的に触れる手指を介してキー操作部から、人体に蓄積し発生する静電気が印加されることがある。
【0003】
図8は、従来のキーFPCとメイン基板の配置構造を示す断面図である。図8に示すように、メイン基板3の表面側には、メイン基板3に実装された実装部品4を覆って、例えば表面蒸着処理が施された導電シールド部5が形成されている。また、キーFPC1は、表面に、押圧操作可能なキースイッチ1aを複数有しており、裏面側を、テープ部材2を介してメイン基板3を被覆している導電シールド部5に接着している。テープ部材2は、絶縁性接着剤を、例えば含浸させてテープ状に形成されている。つまり、キーFPC1とメイン基板3は、テープ部材2を介して固定された層構造を有しており、キーFPC1とグランド(GND)レベルにある導電シールド部5との間は、絶縁された状態にある。なお、キーFPC1は、図示しないコネクタ部を介してメイン基板3に電気的に接続されている。
【0004】
従来のキーFPC配置構造における静電気対策として、例えば、筐体内に対策用部品を組み込むことも考えられるが、高さ制限等の構造的要因から対策用部品を実装することが困難であるため、キーFPC1をメイン基板3に接続する接続部である、コネクタ部におけるGNDとのインピーダンス(抵抗値)を低減する手法により対策を講じていた。このインピーダンスを低減する手法によっても対策が十分でない場合には、キー操作部を、GND電位と同等になるように、導電性の高い材料により構成して、メイン基板3の基準電位部(GND)に導通させる手法をとっている。
【特許文献1】特開2004−274466号公報
【特許文献2】特開2006−237913号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の印加される静電気への対策においては、キー操作部を導電性構造物としてメイン基板3に導通させる手法の場合、筐体のデザインや根本的な構造によって接触状態が制限されてしまうことが避けられなかった。また、コネクタ部を介したメイン基板3との接続のみでは、全体的なGNDへのインピーダンスの低減が不十分であった。
この発明の目的は、機器内部に入り込んだ静電気を基準電位部に導通させる導通系路を形成し、この導通系路を介して、静電気を確実に基準電位部に導通させることができる電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、この発明に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の内部に配置される回路基板と、前記回路基板の一方側の表面に対向して配設されて、前記回路基板の基準電位部に導通される対向部材と、前記対向部材に対向して配置されて、前記回路基板に電気的に接続される可撓性基板と、を備え、前記可撓性基板は、配線パターンと金属部材とが配置される平面部と、前記平面部の表面を被覆する絶縁被覆部とを備えて構成され、前記絶縁被覆部は、前記対向部材に対向する側の前記金属部材が配置される部位に当該金属部材を露出させる露出部が形成され、前記露出部には、前記金属部材と前記対向部材と導通させる導通部材が介在されることを特徴としている。
【0007】
また、この発明は、前記導通部材として前記露出部に導通性両面テープが介在され、前記可撓性基板は、前記導電性両面テープによって前記対向部材に接着されることが好ましい。
また、この発明は、前記対向部材は、前記露出部に対向した位置に前記可撓性基板側に突出して形成される突出部が形成され、前記突出部は、前記露出部に挿嵌されて前記金属部材に当接されることが好ましい。
また、この発明は、前記可撓性基板は、前記対向部材との間に配設される絶縁性の接着部材によって前記対向部材の一方側に取り付けられ、前記接着部材は、前記露出部に対向した部位に空間部が形成されていることが好ましい。
また、この発明は、前記筐体は、押下可能な操作部を外面上に有し、前記可撓性基板は、前記操作部に対応した位置に前記操作部の押下に応じて作動されるスイッチ部が実装され、前記露出部は、前記スイッチ部の配置位置に対応して配設されることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、機器内部に入り込んだ静電気を基準電位部に導通させる導通系路を介して、静電気を確実に基準電位部に導通させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係るキーFPCとメイン基板の配置構造を示す断面図である。図1に示すように、キースイッチ用の可撓性基板であるフレキシブルプリント配線板(キーFPC)10は、表面10a上に、押下操作可能なキースイッチ11を複数有しており、裏面側を、接着部材12を介して、メイン基板(回路基板)13の一方側の表面13aに対向して配置されて、該一方側の表面13aを被覆するシールドケース(対向部材)14に接触させている。接着部材12には、接着部材12を貫通して導通部材15が配置されている。
このキーFPC10は、メイン基板13に対向して配置されるシールドケース14に対向して配置されて、図示しないコネクタ部がメイン基板13に電気的に結合されることによりメイン基板13に電気的に接続されている。メイン基板13は、キーFPC10と共に後述するキー側筐体の内部に配置されており、シールドケース14は、メイン基板13に実装された実装部品16を覆って、メイン基板13の一方側の表面13aに対向して配置され、メイン基板13の基準電位部に導通されている。このシールドケース14は、例えば表面蒸着処理を施して形成された導電シールド部であり、GNDレベルにある。
【0010】
図2は、図1のキーFPCの内部構成を示す断面図である。なお、図2においては、スルーホールの表示を省略している。図2に示すように、キーFPC10は、配線パターン(図示しない)と銅箔(金属部材)とが配置される平面部と、平面部の一方側表面と他方側表面とを被覆するカバーレイ(絶縁被覆部)17,18とを備えて構成されており、キーFPC10の一方側表面のカバーレイ17から他方側表面のカバーレイ18に向かって(図中、下から上へ)、接着剤19、スルーホールメッキ20、銅箔21、接着剤22、ベースフィルム23、接着剤24、銅箔25、スルーホールメッキ26、接着剤27が、記載順に積層されている。
また、キーFPC10は、一方側の表面(図2における下面)がシールドケース14の表面に対向して配設される。
【0011】
カバーレイ17,18は、表面保護用として、例えばポリイミドフィルムにより形成されており、シールドケース14に対向する側のカバーレイ17には銅箔21が配置される部位に、銅箔21を露出させる露出部28が形成されている。この露出部28には、例えば導電性両面テープ部材からなる導通部材15が配置されており、この導通部材15、即ち、導電性両面テープ部材は、キーFPC10の銅箔21とシールドケース14の表面とに当接されている。これにより、導通部材15を介在させて銅箔21とシールドケース14が導通している。
つまり、キーFPC10は、ベースフィルム23を挟んで、その両側に、接着剤、銅箔、スルーホールメッキ、接着剤、及びカバーレイがそれぞれ積み重ねられた層構造を有している。そして、シールドケース14が対向する側に配設されたカバーレイ17,接着剤19及びスルーホールメッキ20は、金属部材としての銅箔21が配置されている部位に対応して該銅箔21を露出させる露出部28を形成するとともに、この露出部28には、導電性両面テープ部材によって構成される導通部材15が埋設されている。そして、導通部材15は、一端を銅箔21に接続させて、スルーホールメッキ20、接着剤19、及びカバーレイ17を貫通し、他端を露出部28から露出させている。
【0012】
図3は、図1のキーFPCが配置された電子機器の一例としての携帯電話機の開状態を示し、(a)はメイン表示器側の斜視図、(b)はサブ表示器側の斜視図である。図3に示すように、電子機器の一例としての携帯電話機29は、例えば、表示器側筐体30とキー側筐体(筐体)31が、表示器側筐体30の一端部に設けられたヒンジ部32((a)参照)を介して相互回動自在に取り付けられた折り畳み構造を有しており、表示器側筐体30とキー側筐体31が互いに離反した開状態にすることができる。
表示器側筐体30の表示面側には、メイン液晶表示器(Liquid Crystal Display:LCD)33((a)参照)が、その裏面側には、サブ液晶表示器34((b)参照)が、それぞれ装着されている。キー側筐体31の外面上、即ち、操作面側には、押下可能な複数の操作キーを配置した操作部35((a)参照)が、その裏面側には、バッテリ格納部(図示しない)を塞ぐ蓋体36((b)参照)が、それぞれ装着されている。そして、上述したキーFPC10、シールドケース14及びメイン基板13がキー側筐体31の内部に収容されている。
【0013】
そして、キーFPC10は、筐体内部で操作部35に対向して配置されると共に操作部35に対応した位置に操作部35の押下に応じて作動されるスイッチ部(キー検出装置)が実装されており、キーFPC10によって構成されるフレキシブル基板は、電子機器の一例としての携帯電話機のキー側筐体31内部に配置されている。
図4は、図1のキーFPC10とシールドケース14との装着状態を、キーFPCの一部分解構成と共に説明する断面説明図である。図4に示すように、キーFPC10は、シールドケース14の表面(図4の上面)14aに対向して配設され、接着部材12によってシールドケース14の表面14aに取り付けられている。接着部材12は、絶縁性接着剤を、例えば含浸させて両面を接着面とする絶縁性両面テープ部材により形成されており、カバーレイ17の露出部28に対向した部位に空間部12aが形成されている。
【0014】
この接着部材12により、キーFPC10はシールドケース14に貼付されている。従って、キーFPC10とシールドケース14とは、接着部材12によって固定された層構造を形成し、キーFPC10は、メイン基板13のグランドパターンに当接されてGNDレベルにあるシールドケース14との間が接着部材12により絶縁された状態にある。同時に、キーFPC10をシールドケース14に貼付する際、カバーレイ17の露出部28に導通部材15が埋設された状態になると共に、接着部材12の空間部12aに導通部材15が入り込んで、空間部12aから接着部材12の外に露出した状態になる。
これにより、一端が銅箔21に接続された導通部材15は、カバーレイ17の露出部28及び接着部材12の空間部12aを経て、他端がシールドケース14に接触されることになる。即ち、キーFPC10は、露出部28に介在されて他端がシールドケース14に当接される導通部材15の一端が内部の銅箔21に当接されることにより、キーFPC10の内部の銅箔21がシールドケース14と導通状態になる。
【0015】
図5は、キーFPC10のシールドケース14に対向する平面の説明図である。図5に示すように、キーFPC10において、カバーレイ17の露出部28を形成可能な場所は、キーFPC10の配線ライン37が配置されていない部分であれば、キーFPC10の平面領域全てが対象となる。
このように、銅箔21とシールドケース14の間には、露出部28に配置された、銅箔21とシールドケース14を導通させる導通部材15を介在させているので、絶縁状態にあるキーFPC10とGNDレベルのシールドケース14との間に、導通部材15による導通系路が形成される。
【0016】
図6は、この発明の他の実施の形態に係るキーFPC10とメイン基板13の配置構造を示す断面図である。図7は、図6のキーFPC10とシールドケース40の装着状態を、キーFPC10の一部分解構成と共に説明する断面説明図である。なお、図7においては、スルーホールの表示を省略している。
図6及び図7に示すように、キーFPC10の露出部28と接着部材12の空間部12aとには、導通部材15としての導電性両面テープ部材が配置されず、シールドケース14に代えて、導通部材15と同様の機能を備えたシールドケース40が用いられる。このシールドケース40は、露出部28に対向した位置に接着部材12を貫通してキーFPC10の銅箔16と当接される突出部40aを有して構成され、キーFPC10と導通状態にされている。
その他の構成及び作用は、キーFPC10とシールドケース14を有するメイン基板13の装着状態(図4参照)と同様である。
【0017】
シールドケース40は、露出部28に対向した位置に、キーFPC10側に突出して形成された導通部材15としての突出部40aを有している。この突出部40aは、接着部材12を介してキーFPC10がシールドケース40の表面に接着されることにより、露出部28に挿入されて嵌合状態になる。そして、突出部40aは、露出部28に挿嵌された状態で、先端部が銅箔21に当接されることになり、導通部材15等の別部材を用いることなくシールドケース40それ自身が直接、キーFPC10の内部の銅箔21に導通した状態になる。なお、突出部40aは、シールドケース40と別体に構成されているが、シールドケース40と一体的に成形されていてもよい。
【0018】
また、キーFPC10のテンキー等の操作キーが配置された部位に対応して配置されている銅箔21がシールドケース40側に向かって露出されるように露出部28を形成し、露出部28に導通部材15或いはシールドケース40の突出部40aを配置することにより、操作キーの押下に応じてキーFPC10がシールドケース14側に押圧さけることによりキーFPC10の金属部材である銅箔21とメイン基板13の対向部材であるシールドケース14,40との導通性を高めることができる。なお、露出部28は、比較的押下される頻度が高い又は初期操作で押下される「電源キー」、「決定キー」「オフフックキー」等に対応して配置するのが好ましい。また、上記構成を適用するのは、シールドケースに限定するものではなく、キーFPCを備えると共にその下に導通性を有する部材、例えば、モータブラケットアッシイ等が配置されてればよい。
【0019】
従って、カバーレイ17のキーFPC10の導電性部材(シールドケース14など)に対向する部位に露出部28を設けて、キーFPC10に対向して配置される導電性部材に導通部材15或いは突出部40aを介して導通系路が形成されることにより、キーFPC10を確実に導電性部材に導通させることができる。
つまり、キー操作部のキーFPCのカバーレイを適所剥き出しにして、その箇所に導電テープを貼り付けることにより、広い面積で接地することができ、また、キー操作部を固定するための粘着部の一部を導電性粘着テープにすることで、組み込み時の特別な工数を省略することができる。よって、無理なくGND接地が可能になり、特定部の接地ポイント(点)ではなく、複数のある程度の面積をGNDとして接地し接触させることができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態により説明したが、この実施の形態に限定されるものではない。従って、この発明の趣旨を逸脱することなく変更態様として実施するものも含むものである。例えば、携帯電話機について説明したが、その他の電子機器に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】この発明の一実施の形態に係るキーFPCとメイン基板の配置構造を示す断面図である。
【図2】図1のキーFPCの内部構成を示す断面図である。
【図3】図1のキーFPCが配置された携帯電話機の開状態を示し、(a)はメイン表示器側の斜視図、(b)はサブ表示器側の斜視図である。
【図4】図1のキーFPCとメイン基板の装着状態を、キーFPCの一部分解構成と共に説明する断面説明図である。
【図5】キーFPCの平面説明図である。
【図6】この発明の他の実施の形態に係るキーFPCとメイン基板の配置構造を示す断面図である。
【図7】図6のキーFPCとメイン基板の装着状態を、キーFPCの一部分解構成と共に説明する断面説明図である。
【図8】従来のキーFPCとメイン基板の配置構造を示す断面図である。
【符号の説明】
【0021】
10 キーFPC
10a 表面
11 キースイッチ
12 接着部材
12a 空間部
13 メイン基板
14,40 シールドケース
15 導通部材
16 実装部品
17,18 カバーレイ
19,22,24,27 接着剤
20,26 スルーホールメッキ
21,25 銅箔
23 ベースフィルム
28 露出部
29 携帯電話機
30 表示器側筐体
31 キー側筐体
32 ヒンジ部
33 メイン液晶表示器
34 サブ液晶表示器
35 操作部
36 蓋体
37 配線ライン
41a 突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に配置される回路基板と、
前記回路基板の一方側の表面に対向して配設されて、前記回路基板の基準電位部に導通される対向部材と、
前記対向部材に対向して配置されて、前記回路基板に電気的に接続される可撓性基板と、を備え、
前記可撓性基板は、配線パターンと金属部材とが配置される平面部と、
前記平面部の表面を被覆する絶縁被覆部とを備えて構成され、
前記絶縁被覆部は、前記対向部材に対向する側の前記金属部材が配置される部位に当該金属部材を露出させる露出部が形成され、
前記露出部には、前記金属部材と前記対向部材と導通させる導通部材が介在される
ことを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記導通部材として前記露出部に導通性両面テープが介在され、
前記可撓性基板は、前記導電性両面テープによって前記対向部材に接着される
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記対向部材は、前記露出部に対向した位置に前記可撓性基板側に突出して形成される突出部が形成され、
前記突出部は、前記露出部に挿嵌されて前記金属部材に当接される
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記可撓性基板は、前記対向部材との間に配設される絶縁性の接着部材によって前記対向部材の一方側に取り付けられ、
前記接着部材は、前記露出部に対向した部位に空間部が形成されている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記筐体は、押下可能な操作部を外面上に有し、
前記可撓性基板は、前記操作部に対応した位置に前記操作部の押下に応じて作動されるスイッチ部が実装され、
前記露出部は、前記スイッチ部の配置位置に対応して配設される
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−181821(P2008−181821A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−15649(P2007−15649)
【出願日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】