説明

電子部品取付構造

【課題】 プリント基板の端部にジャンパー線を介して電子部品を取付ける部品取付構造を提供すること。
【解決手段】 プリント基板10は、端部に切欠き部11Aが形成され、切欠き部11Aに対向する位置に貫通孔12Aが形成されている。ジャンパー線13は、直線部13aと、第1折曲部13bと、第2折曲部13cとを含む。第1折曲部13bが貫通孔12Aに挿入され、第2折曲部13cが切欠き部11Aに挿入されることによって、ジャンパー線13がプリント基板10の端部に取付けられる。電子部品20Aの端子が、切欠き部11Aに挿入され、ジャンパー線13に接触し、電子部品20Aの端子とジャンパー線と13が半田付けされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品のプリント基板への取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
アンプ等のオーディオ機器においては、パワートランジスタ等の電子部品を、パワートランジスタ本体がプリント基板と平行となるように、プリント基板の端部に半田付けによって取付け、かつ、パワートランジスタにヒートシンクを結合する構造が採用されている。プリント基板にパワートランジスタを半田付けする際には、ピンヘッダをプリント基板の導体パターンと導通するように結合し、パワートランジスタの端子をピンヘッダに接触させ、ピンヘッダに半田付けするようにしている。しかし、この取付構造によるとピンヘッダを用意する必要があるので、コストがかかるという問題がある。さらに、ピンヘッダを手作業でプリント基板に結合させる必要があるので、組み立て工数が増加するという問題がある。
【0003】
下記特許文献1には、プリント基板上において電子部品のリード線とジャンパー線とを接続させた上で、これらを半田付けする取付構造が記載されている。しかし、この文献では、プリント基板の端部において、電子部品をプリント基板に取付ける構造を記載しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平3−51869号公報
【特許文献2】実開平6−17270号公報
【特許文献3】特開2005−150498
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、プリント基板の端部にジャンパー線を介して電子部品を取付ける部品取付構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の好ましい実施形態による部品取付構造は、プリント基板の端部にジャンパー線を介して電子部品を取付ける部品取付構造であって、前記プリント基板が、端部に切欠き部が形成され、前記切欠き部に対向する位置に貫通孔が形成されており、前記ジャンパー線が、直線部と、前記直線部の一端から略直角に折り曲げられた第1折曲部と、前記直線部の他方端から略直角に折り曲げられた第2折曲部とを含み、前記第1折曲部が前記貫通孔に挿入され、前記第2折曲部が前記切欠き部に挿入されることによって、前記ジャンパー線が前記プリント基板の端部に取付けられ、前記電子部品の端子が、前記切欠き部に挿入され、前記ジャンパー線に接触し、前記電子部品の端子と前記ジャンパー線とが半田付けされる。
【0007】
ジャンパー線の第1折曲部が貫通孔に挿入され、ジャンパー線の第2折曲部が切欠き部に挿入されることによって、ジャンパー線をプリント基板の端部に取付けることができる。電子部品の端子が切欠き部内に挿入され、ジャンパー線に接触した状態で、電子部品の端子とジャンパー線とが半田付けされる。これによって、プリント基板の端部にジャンパー線を介して電子部品を取付けることができる。プリント基板の端部に切欠き部を形成することにより、ジャンパー線や電子部品の挿入時の位置決めが容易になると共に、これらを強固に取付けることができる。
【0008】
好ましい実施形態においては、前記第1折曲部が前記貫通孔に挿入され、前記第2折曲部が前記切欠き部に挿入された状態で、前記第1折曲部と前記第2折曲部とが、それぞれ先端が対向するように内側に向かって折り曲げられることによって、前記ジャンパー線が前記プリント基板の端部に取付けられる。
【0009】
第1折曲部と第2折曲部とが、それぞれ先端が対向するように内側に向かって折り曲げられるので、ジャンパー線をプリント基板に強固に取付けることができる。また、ジャンパー線をプリント基板に半田付けする必要がない。また、第1折曲部と第2折曲部との内側に折り曲げられた部分が、プリント基板の導体パターンと接触することによって、ジャンパー線と導体パターンとを非常に良好に導通させることができる。
【0010】
好ましい実施形態においては、前記プリント基板が、1つの前記切欠き部に対向する位置に2つの貫通孔が形成されており、1つの前記切欠き部に対して2本のジャンパー線が取付けられ、前記電子部品の端子が、前記切欠き部内において、前記2本のジャンパー線によって挟み込まれた状態で、前記ジャンパー線と接触する。
【0011】
この場合、電子部品の端子が太い場合であっても2本のジャンパー線によって挟み込むことによって、電子部品の端子とジャンパー線とを強固に接触させ、安定して半田付けをすることができる。
【0012】
好ましい実施形態においては、前記電子部品の端子が、電子部品本体から前記電子部品本体に対して平行に延設された平行部と、前記平行部から前記電子部品本体に対して直角に延設された直交部と、前記直交部から前記電子部品本体に対して平行に延設された第2平行部とを含み、前記直交部が、前記2本のジャンパー線の各前記第2折曲部によって挟み込まれ、前記第2平行部が、前記2本のジャンパー線の各前記直線部によって挟み込まれた状態で、前記電子部品の端子が前記ジャンパー線に接触する。
【0013】
この場合、電子部品の本体をプリント基板に平行になるようにプリント基板の端部にジャンパー線を介して取付ける場合に、電子部品の端子とジャンパー線とを強固に接触させ、安定して半田付けをすることができる。
【発明の効果】
【0014】
プリント基板の端部にジャンパー線を介して電子部品を取付ける部品取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】プリント基板10を示す斜視図である。
【図2】プリント基板10にジャンパー線13を取付けた状態を示す斜視図である。
【図3】プリント基板10のジャンパー線13にパワートランジスタ20A、20Bが半田付けされた状態を示す斜視図である。
【図4A】切欠き部11Aに2本のジャンパー線13を取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。図4Bは、同状態を、導体パターン面側から見た図である。
【図4B】切欠き部11Aに2本のジャンパー線13を取付けた状態を、導体パターン面側から見た図である。
【図5A】パワートランジスタ20Aを取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。図5Bは、同状態を、導体パターン面側から見た図である。
【図5B】パワートランジスタ20Aを取付けた状態を、導体パターン面側から見た図である。
【図6】パワートランジスタ20Aをジャンパー線13に半田付けした状態を示す図である。
【図7A】切欠き部11Bに1本のジャンパー線13を取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。図7Bは、同状態を、導体パターン面側から見た図である。
【図7B】切欠き部11Bに1本のジャンパー線13を取付けた状態を、導体パターン面側から見た図である。
【図8A】パワートランジスタ20Bを取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。
【図8B】パワートランジスタ20Bを取付けた状態を、導体パターン面側から見た図である。
【図9】パワートランジスタ20Bをジャンパー線13に半田付けした状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本実施形態の部品取付構造は、プリント基板10と、電子部品(例えば、パワートランジスタ)20とを備え、パワートランジスタ20をジャンパー線13を介してプリント基板10の端部に半田付けによって取付ける。
【0017】
[全体構成]
図1は、プリント基板10の全体を示す斜視図である。プリント基板10には、その端部(図示上側端)に、1又は複数のパワートランジスタ20が、ジャンパー線13を介して半田付けによって取付けられる。プリント基板10の端部には、ジャンパー線13やパワートランジスタ20の端子を挿入するための切欠き部11A、11Bが形成されている。切欠き部11Aは、比較的大型のパワートランジスタ20を取付けるための部分であり、切欠き部11Bは比較的小型のパワートランジスタ20を取付けるための部分である。切欠き部11A、11Bは、平面視した場合に略長方形状(図示上下方向に細長な形状)に形成されている。
【0018】
プリント基板10の、各切欠き部11Aに対向する位置には、1つの切欠き部11Aに対して2つの貫通孔12Aが形成されている。2つの貫通孔12Aは、切欠き部11Aの短辺に対して平行になるように並んで形成されている。また、プリント基板10の、各切欠き部11Bに対向する位置には、1つの切欠き部11Aに対して1つの貫通孔12Bが形成されている。貫通孔12A、12Bは、ジャンパー線13が挿入されるものであり、ジャンパー線13が挿入可能な程度の直径を有している。
【0019】
図2は、プリント基板10にジャンパー線13を取付けた状態を示す斜視図である。図2において、手前側が部品実装面であり、奥側が導体パターンが形成された面である。
【0020】
ジャンパー線13は、概略凹の字の形状(ホッチキスの針の形状)を有する。つまり、図4A、図4B等のように、ジャンパー線13は、直線部13aと、直線部13aの一端であり直線部13aから略直角に折り曲げられた第1折曲部13bと、直線部13aの他方端であり直線部13aから略直角に(第1折曲部13bと同じ向きに)折り曲げられた第2折曲部13cとを含む。
【0021】
ジャンパー線13は、第1折曲部13bが貫通孔12A(又は12B)に挿入され、第2折曲部13cが切欠き部11A(又は11B)に挿入される。挿入後に、第1折曲部13bおよび第2折曲部13cが互いに内側に折り曲げられることによって、プリント基板10に取付けられる。ジャンパー線13は、第1折曲部13bおよび第2折曲部13cの少なくとも一方が、プリント基板10の導体パターンと導通(電気的に接続)される。切欠き部11Aには、2本のジャンパー線13が取付けられる。切欠き部11Bには、1本のジャンパー線が取付けられる。
【0022】
図3は、プリント基板10のジャンパー線13にパワートランジスタ20A、20Bが半田付けされた状態を示す斜視図である。パワートランジスタ20A、20Bは、図5A、図5B、図8A、図8Bに示すように、パワートランジスタ本体21から延設された3本の端子(電極)を有する。これらの各端子は、パワートランジスタ本体21から平行に延設された平行部22と、平行部22から略直角に折り曲げられた直交部23とを含む。
【0023】
パワートランジスタ20Aは、端子の直交部23が、切欠き部11A内に挿入されて、ジャンパー線13の第2折曲部13cと接触し、その接触部分に半田40が塗布され、半田付けされる。また、パワートランジスタ20Bは、端子の直交部23が、切欠き部11B内に挿入されて、ジャンパー線13の第2折曲部13cと接触し、その接触部分に半田40が塗布され、半田付けされる。
【0024】
パワートランジスタ20A、20Bは、プリント基板10に対して平行になるようにジャンパー線13に取付けられ、かつ、ヒートシンク30にネジによって取付けられる。パワートランジス20の端子が直交部23を有するので、ヒートシンク30とプリント基板10との間には放熱用に空気を異動させるための空間を形成することができる。
【0025】
以下、切欠き部11A、および、切欠き部11Bのそれぞれについて拡大図を用いて詳細に説明する。
[切欠き部11A(第1実施例)]
図4Aは、切欠き部11Aに2本のジャンパー線13を取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。図4Bは、同状態を、導体パターン面側から見た図である。ジャンパー線13は、第1折曲部13bが貫通孔12Aに部品実装面側から挿入され、第2折曲部13cが切欠き部11Aに挿入される。一方のジャンパー線13は切欠き部11Aの図示左端に取付けられ、他方のジャンパー線13は切欠き部11Aの図示右端に取付けられており、2本のジャンパー線13の間にはパワートランジスタ20Aの端子が挿入される空間が形成される。
【0026】
図4Bに示すように、ジャンパー線13の第1折曲部13bおよび第2折曲部13cが、プリント基板10に挿入された後、その先端部分が互いに向かい合うように、内側に略直角に折り曲げられる。これにより、ジャンパー線13は、プリント基板10に結合される。つまり、ジャンパー線13は、プリント基板10に半田によって結合される必要はない。ジャンパー線13の第1折曲部13bおよび第2折曲部13cの少なくとも一方(詳細には、内側に折り曲げられた部分)は、プリント基板10の導体パターンと接触し、導通している。ジャンパー線13は、作業者の手作業ではなく、自挿機を用いて、自動的にプリント基板10に取付けることができる。
【0027】
図5Aは、パワートランジスタ20Aを取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。図5Bは、同状態を、導体パターン面側から見た図である。パワートランジスタ20Aの各端子は、パワートランジスタ本体21から平行に延設された平行部22と、平行部22から略直角に折り曲げられた直交部23と、直交部23から略直角に本体21から遠ざかる方向(反対方向)に折り曲げられた第2平行部24とを含む。つまり、平行部22および第2平行部24は、パワートランジスタ本体21に対して平行に延びており、直交部23は、パワートランジスタ本体21に対して直角に延びている。
【0028】
パワートランジスタ20Aは、端子の直交部23および第2平行部24が、切欠き部11A内に(つまり、2本のジャンパー線13の間に形成された空間に)挿入され、2本のジャンパー線13によって挟み込まれた状態で、ジャンパー線13と接触する。詳細には、直交部23は、2本のジャンパー線13の各第2折曲部13cに挟み込まれた状態で、2本のジャンパー線13の各第2折曲部13cと接触する。第2平行部24は、2本のジャンパー線13の各直線部13aに挟み込まれた状態で、2本のジャンパー線13の各直線部13aと接触する。
【0029】
つまり、切欠き部11Aの幅(図示横方向の長さ)は、2本のジャンパー線13の各第2折曲部13cと直交部23との各幅の和と同じか若干大きい程度に形成されている。
【0030】
パワートランジスタ20Aの端子をジャンパー線13に接触させた後、図6に示すように、パワートランジスタ20Aの端子と、ジャンパー線13との接触部分に半田40が塗布されて、半田付けされる。詳細には、第2平行部24と、2本のジャンパー線13の各直線部13aと(プリント基板10と)の接触部分を部品実装面側から半田40を塗布することによって、半田付けされる。あるいは、直交部23と、2本のジャンパー線13の各第2折曲部13cと(プリント基板10と)の接触部分に半田40を塗布することによって、半田付けされてもよい。以上によって、パワートランジスタ20の各端子は、ジャンパー線13を介してプリント基板10の端部に取付けられ、かつ、ジャンパー線13を介してプリント基板10の導体パターンと導通することができる。
【0031】
なお、本実施例において、パワートランジスタ20の各端子が、後述の第2実施例のように、第2平行部24を有していなくてもよい。本実施例は、比較的大型のパワートランジスタであって、端子が太いものに好適に採用され得る。太い端子を2本のジャンパー線によって挟み込むことによって、端子をジャンパー線13に強固に接触することができるからである。
【0032】
[切欠き部11B(第2実施例)]
図7Aは、切欠き部11Bに1本のジャンパー線13を取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。図7Bは、同状態を、導体パターン面側から見た図である。ジャンパー線13は、第1折曲部13bが貫通孔12Bに部品実装面側から挿入され、第2折曲部13cが切欠き部11Bに挿入される。図7Bに示すように、ジャンパー線13の第1折曲部13bおよび第2折曲部13cが、プリント基板10に挿入後に、その先端が互いに向かい合うようよう、内側に略直角に折り曲げられる。これにより、ジャンパー線13は、プリント基板10と結合することができる。つまり、ジャンパー線13は、プリント基板10に半田付けする必要はない。ジャンパー線13の第1折曲部13bおよび第2折曲部13cの少なくとも一方(詳細に、内側に折り曲げられた部分)は、プリント基板10の導体パターンと接触し、導通している。ジャンパー線13は、作業者の手作業ではなく、自挿機を用いて自動的にプリント基板10に取付けることができる。
【0033】
図8Aは、パワートランジスタ20Bを取付けた状態を、部品実装面側から見た図である。図8Bは、同状態を、導体パターン面側から見た図である。パワートランジスタ20Bの各端子は、パワートランジスタ本体21から平行に延設された平行部22と、平行部22から略直角に折り曲げられた直交部23とを含む。
【0034】
パワートランジスタ20Bは、端子の直交部23が、切欠き部11B内に挿入され、ジャンパー線13の第2折曲部13cと接触する。詳細には、直交部23が第2折曲部13cを上側から覆うように、接触する。切欠き部11Bの幅(図示横方向の長さ)は、端子の直交部23の幅よりも若干大きい程度であるので、実質的に、直交部23が切欠き部11Bによって挟み込まれた状態になっている。特に限定されないが、直交部23の先端がプリント基板10から多少はみ出す状態で接触されている。
【0035】
パワートランジスタ20Bの端子をジャンパー線13に接触させた後、図9に示すように、パワートランジスタ20Bの端子と、ジャンパー線13との接触部分に半田40が塗布され、半田付けされる。詳細には、直交部23とジャンパー線13(直線部13a、第2折曲部13b)との接触部分周辺に半田40を塗布することによって、半田付けされる。以上によって、パワートランジスタ20Bの各端子は、ジャンパー線13を介してプリント基板10に取付けられ、かつ、ジャンパー線13を介してプリント基板10のパターンと導通することができる。
【0036】
なお、本実施例において、パワートランジスタ20Bの各端子が、上記の第1実施例のように、第2平行部24を有していてもよい。本実施例は、比較的サイズが小さいパワートランジスタであって、端子が細いものに好適に採用され得る。
【0037】
以上のように、本実施形態によると、ジャンパー線13の第1折曲部13bが貫通孔12A、12Bに挿入され、ジャンパー線13の第2折曲部13cが切欠き部11に挿入されることによって、ジャンパー線13をプリント基板10の端部に取付けることができる。パワートランジスタ20A、20Bの端子が切欠き部11A、11B内に挿入され、ジャンパー線13に接触した状態で、パワートランジスタ20A、20Bの端子とジャンパー線13とが半田付けされる。これによって、プリント基板10の端部にジャンパー線13を介してパワートランジスタ20A、20Bを取付けることができる。
【0038】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。電子部品は、パワートランジスタに限定されず、任意のトランジスタ、ダイオード等の半導体素子、コンデンサなどの電子部品が採用される。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、アンプ等のオーディオ機器の部品取付構造に好適に採用され得る。
【符号の説明】
【0040】
10 プリント基板
11A 切欠き部
11B 切欠き部
12A 貫通孔
12B 貫通孔
13 ジャンパー線
13a 直線部
13b 第1折曲部
13c 第2折曲部
20 パワートランジスタ
21 パワートランジスタ本体
22 平行部
23 直交部
24 第2平行部
30 ヒートシンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント基板の端部にジャンパー線を介して電子部品を取付ける部品取付構造であって、
前記プリント基板が、端部に切欠き部が形成され、前記切欠き部に対向する位置に貫通孔が形成されており、
前記ジャンパー線が、直線部と、前記直線部の一端から略直角に折り曲げられた第1折曲部と、前記直線部の他方端から略直角に折り曲げられた第2折曲部とを含み、
前記第1折曲部が前記貫通孔に挿入され、前記第2折曲部が前記切欠き部に挿入されることによって、前記ジャンパー線が前記プリント基板の端部に取付けられ、
前記電子部品の端子が、前記切欠き部に挿入され、前記ジャンパー線に接触し、前記電子部品の端子と前記ジャンパー線とが半田付けされる、部品取付構造。
【請求項2】
前記第1折曲部が前記貫通孔に挿入され、前記第2折曲部が前記切欠き部に挿入された状態で、前記第1折曲部と前記第2折曲部とが、それぞれ先端が対向するように内側に向かって折り曲げられることによって、前記ジャンパー線が前記プリント基板の端部に取付けられる、請求項1に記載の部品取付構造。
【請求項3】
前記プリント基板が、1つの前記切欠き部に対向する位置に2つの貫通孔が形成されており、
1つの前記切欠き部に対して2本のジャンパー線が取付けられ、
前記電子部品の端子が、前記切欠き部内において、前記2本のジャンパー線によって挟み込まれた状態で、前記ジャンパー線と接触する、請求項1または2に記載の部品取付構造。
【請求項4】
前記電子部品の端子が、電子部品本体から前記電子部品本体に対して平行に延設された平行部と、前記平行部から前記電子部品本体に対して直角に延設された直交部と、前記直交部から前記電子部品本体に対して平行に延設された第2平行部とを含み、
前記直交部が、前記2本のジャンパー線の各前記第2折曲部によって挟み込まれ、前記第2平行部が、前記2本のジャンパー線の各前記直線部によって挟み込まれた状態で、前記電子部品の端子が前記ジャンパー線に接触する、請求項3に記載の部品取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−49271(P2012−49271A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−188951(P2010−188951)
【出願日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【出願人】(710014351)オンキヨー株式会社 (226)
【Fターム(参考)】