説明

電気コネクタ

【課題】 信頼性の高いスイッチ動作をなすだけではなく、占有スペースが小さく、操作性に優れた電気コネクタを提供する。
【解決手段】 第1のバネ部(6)および第2のバネ部(11)は、相手側コネクタの嵌合方向(D)に直交するコネクタ幅方向(W)に延びている。第1のバネ部(6)が相手側コネクタの嵌合によって嵌合方向(D)に弾性変形することにより、第1の接触部(8)が嵌合方向(D)に変位する。そして、第2のバネ部(11)が第1の接触部(8)によって嵌合方向(D)および幅方向(W)に直交するコネクタ高さ方向(H)に押圧されることにより、第2の接触部(10)が高さ方向(H)に変位する。この結果、第1の接触部(8)と第2の接触部(10)とが摺接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル家電機器や携帯電話機等に使用される比較的小型のインターフェースコネクタに関し、特に、相手側コネクタとの嵌合を検知可能な電気コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
相手側コネクタの検知機能は、複数のインターフェースコネクタが配置される場合に、相手側コネクタ(メモリカード等のカード状電子デバイスに一体に備えられたコネクタをも含む)と嵌合されているコネクタにのみ電源や信号を供給することができ、システム上の誤作動回避に寄与する。この種の電気コネクタは、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
図1〜図3を参照すると、特許文献1に開示されたものと同様の電気コネクタは、検知スイッチを構成する対のスイッチ片として、第1、第2のスイッチ片64、65を有している。第1、第2のスイッチ片64、65は、相手側コネクタとの電気的接続のために、この電気コネクタに備えられたコンタクト(図示せず)と同程度のサイズを有している。
【0004】
第1のスイッチ片64は、略平板状に形成され、相手側コネクタの嵌合方向に沿って延びる第1のバネ部66と、第2のスイッチ片65と接触する第1の接触部68とを有している。第2のスイッチ片65は、略平板状に形成され、相手側コネクタの嵌合方向に沿って延びる第2のバネ部71と、第1の接触部68に接触する第2の接触部70とを有している。
【0005】
第1、第2のバネ部66、71は、相手側コネクタの嵌合方向に直交する断面が略L字形となるように並設配置されている。第1のバネ部66は、押圧方向である嵌合方向に変位可能である。第2のバネ部71は、嵌合方向と交差する高さ方向に変位可能である。
【0006】
そして、相手側コネクタの嵌合により、第1のバネ部66の被押圧部67が図中下向きに押圧されることにより、第1の接触部68は、第1のバネ部66と共に図中下向きに変位する。これにより、第2の接触部70が第2のバネ部71と共に図中左向きに変位し、第1の接触部68と第2の接触部70とは、摺接する。即ち、第1、第2のスイッチ片64、65は、相手側コネクタの未嵌合時には開、相手側コネクタの嵌合時には閉となる検知スイッチとして動作する。第1、第2のスイッチ片64、65には検知スイッチの開閉に基づいて嵌合の有無を検出する検出回路(図示せず)が接続されており、相手側コネクタが嵌合されているか否かが検出される。
【0007】
この電気コネクタは、相手側コネクタの検知機能を有しているにもかかわらず、構造が比較的簡素である。
【0008】
【特許文献1】特許第3635398号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に開示された第1、第2のスイッチ片は、この電気コネクタに備えられたコンタクトと延在方向が同じで、サイズも同程度であるため、第1、第2のバネ部の長さが限定されている。このため、安定して信頼性の高いスイッチ動作に必要な弾性を確保するためには、バネ部の板厚や板幅を比較的大きくしなければならない。しかし、このことは占有スペースの増大を招き、結果的に電気コネクタの小型化、低背化に不利である。また、スイッチのバネが硬く、相手側コネクタ挿入時に大きな挿入力を要し、操作性に劣る可能性がある。
【0010】
それ故、本発明の課題は、信頼性の高いスイッチ動作をなすだけではなく、占有スペースが小さく、操作性に優れた電気コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、ハウジング(2)と、前記ハウジング(2)に保持され、相手側コネクタのコンタクトと電気的に接続可能なコンタクト(1)と、前記ハウジング(2)に保持され、相手側コネクタとの嵌合を検知する検知スイッチとを有し、前記検知スイッチは、第1のスイッチ片(4)と、第2のスイッチ片(5)とを含み、前記第1のスイッチ片(4)は、前記ハウジングに保持される第1の保持部(9)と、該第1の保持部(9)から延びる第1のバネ部(6)と、該第1のバネ部(6)の先端に備えられた第1の接触部(8)とを有し、前記第2のスイッチ片(5)は、前記ハウジングに保持される第2の保持部(12)と、該第2の保持部(12)から前記第1の接触部(8)に近付く向きに延びる第2のバネ部(11)と、該第2のバネ部(11)の先端に備えられた第2の接触部(10)とを有し、相手側コネクタの嵌合によって前記第1のバネ部(6)が弾性変形(弾性変位)することにより、前記第1の接触部(8)が変位し、前記第1の接触部(8)によって前記第2のバネ部(11)が押圧されることにより、前記第2の接触部(10)が変位し、前記第1の接触部(8)と前記第2の接触部(10)とが摺接する電気コネクタにおいて、前記第1のバネ部(6)および前記第2のバネ部(11)は、相手側コネクタの嵌合方向(D)に直交するコネクタ幅方向(W)に延びており、前記第1のバネ部(6)が相手側コネクタの嵌合によって嵌合方向(D)に弾性変形することにより、前記第1の接触部(8)が嵌合方向(D)に変位し、前記第2のバネ部(11)が前記第1の接触部(8)によって嵌合方向(D)および幅方向(W)に直交するコネクタ高さ方向(H)に押圧されることにより、前記第2の接触部(10)が高さ方向(H)に変位し、前記第1の接触部(8)と前記第2の接触部(10)とが摺接することを特徴とする電気コネクタが得られる。
【0012】
尚、前記第1のバネ部(6)は、湾曲することにより、その長さがストレートの場合よりも延長されていてもよい。
【0013】
また、前記第1の接触部(8)は、曲面を呈し、前記第2の接触部(10)は、傾斜した案内部(10a)とそれに続く平面部(10b)とを備え、前記第1の接触部(8)と前記第2の接触部(10)とが摺接する際に、該第1の接触部(8)が、前記案内部(10a)上を摺接した後、これに続いて平面部(10b)上を摺接するものであってもよい。
【0014】
さらに、前記ハウジング(2)を覆う金属製のシェル(3)をさらに有していてもよい。
【0015】
また、前記第1のスイッチ片(4)は、第1の保持部(9)から延び、基板上の導電パターンと接続する第1の端子部(13)を有し、前記第2のスイッチ片(5)は、第2の保持部(12)から延び、基板上の導電パターンと接続する第2の端子部(14)を有していてもよい。この場合、前記第1の端子部(13)および前記第2の端子部(14)は、コネクタの搭載対象物への表面実装型または植設型であってもよい。
【0016】
さらに、前記検知スイッチの開閉を電気的に検出することによって相手側コネクタの嵌合を検知する検出回路をさらに有していてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明による電気コネクタは、信頼性の高いスイッチ動作をなすだけではなく、占有スペースが小さく、操作性に優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明による電気コネクタの一実施形態を説明する。
【0019】
図4ならびに図5(a)〜(d)を参照すると、本電気コネクタは、樹脂性のハウジング2と、ハウジング2に保持され、図6に示された相手側コネクタ100のコンタクト102と電気的に接続可能な複数のコンタクト1と、ハウジング2に保持され、相手側コネクタ100との嵌合を検知する検知スイッチとを有している。
【0020】
さらに図7、図8、図9(a)および(b)、ならびに、図10(a)および(b)を併せ参照すると、本電気コネクタの検知スイッチは、第1のスイッチ片4と、第2のスイッチ片5とによって構成されている。
【0021】
第1のスイッチ片4は、ハウジング2に圧入されることによって保持された第1の保持部9と、第1の保持部9から延びる第1のバネ部6と、第1のバネ部6の先端に備えられた第1の接触部8と、第1の接触部8から相手側コネクタ100が挿入された際にこれに対峙するように延びて形成された被押圧部7とを有している。
【0022】
第2のスイッチ片5は、ハウジングに圧入されることによって保持された第2の保持部12と、第2の保持部12から第1の接触部8に近付く向きに延びる第2のバネ部11と、第2のバネ部11の先端に備えられた第2の接触部10とを有している。
【0023】
そして、相手側コネクタ100が嵌合される際、相手側コネクタ100の先端部101によって被押圧部7が押圧され、第1のバネ部6の弾性変形と共に第1の接触部8が変位する。さらに、第1の接触部8が第2の接触部10に摺接しながら第2の接触部10を押圧することにより、第2のバネ部11の弾性変形と共に第2の接触部10が変位する。即ち、第1の接触部8と第2の接触部10とは、摺接し、その後も接続状態が維持される。
【0024】
したがって、第1および第2のスイッチ片4および5は、相手側コネクタ100の未嵌合時には開、相手側コネクタ100の嵌合時には閉となる検知スイッチとして動作する。第1および第2のスイッチ片4および5には検知スイッチの開閉に基づいて嵌合の有無を検出する検出回路50(図12(a)および(b))が接続されており、相手側コネクタ100が嵌合されているか否かが検出される。
【0025】
本発明においては特に、第1のバネ部6および第2のバネ部11は、相手側コネクタ100の嵌合方向Dに直交するコネクタ幅方向Wに延びている。
【0026】
そして、相手側コネクタ100の嵌合によって第1のバネ部6が嵌合方向Dに弾性変形することにより、第1の接触部8が嵌合方向Dに変位し、第2の接触部10が第1の接触部8によって嵌合方向Dおよび幅方向Wに直交するコネクタ高さ方向Hに押圧される。この際に、第2のバネ部11が高さ方向Hに弾性変形し、かつ、第1の接触部8と第2の接触部10とが摺接しながら変位する。摺接後も、第1の接触部8と第2の接触部10との接続状態は維持される。
【0027】
第1のバネ部6および第2のバネ部11がコネクタ幅方向Wに延びていることにより、バネ部の長さが他のコンタンクトと同程度に制限される特許文献1の電気コネクタに比べ、第1、第2のバネ部の長さが長く、このため、バネ部の板厚や板幅を大きくせずとも、安定して信頼性の高いスイッチ動作に必要な弾性を確保できる。これと共に、第1および第2の接触部同士の摺接代(有効摺接長さ)を十分に確保できる。さらに、バネ部の板厚や板幅を大きくする必要がないため、占有スペースの増大を来たすことがなく、電気コネクタの小型化、低背化に有利である。さらにまた、スイッチのバネが硬くなく、相手側コネクタ挿入時にさほど大きな挿入力は不要であり、操作性に優れている。
【0028】
第1のバネ部6は、略U字に湾曲している。これにより、仮に第1のバネ部6がコネクタ幅方向Wに沿って単にストレート形状の場合に比べて長いバネ長が確保されている。また、第2のバネ部11は、屈曲している。これにより、仮に第2のバネ部11がコネクタ幅方向Wに沿って単にストレート形状の場合に比べて長いバネ長が確保されている。
【0029】
第1の接触部8は、曲面を呈している。一方、第2の接触部10は、傾斜した案内部10aとそれに続く平面部10bとを備えている。そして、第1の接触部8と第2の接触部10とが摺接する際には、第1の接触部8が、案内部10a上とこれに続いて平面部10b上を摺接する。
【0030】
本電気コネクタはさらに、ハウジング2を覆う金属製のシェル3を有している。
【0031】
第1のスイッチ片4は、第1の保持部9から延び、基板上の導電パターンと接続する第1の端子部13を有している。同様に、第2のスイッチ片5は、第2の保持部12から延び、基板上の導電パターンと接続する第2の端子部14を有している。本実施形態において、第1の端子部13および第2の端子部14は、本電気コネクタの搭載対象物としての図示しない電気回路基板等への表面実装型である。しかしながら、本発明において、スイッチ片の端子部は、搭載対象物である電気回路基板等に形成されたスルーホールに挿入可能なリード状を呈する植設型であってもよい。
【0032】
次に、さらに図11(a)〜(c)を併せ参照して、本電気コネクタの動作、即ち、検知スイッチが作動して相手側コネクタ100の嵌合を検知するまでの流れについて説明する。
【0033】
いま、本電気コネクタには、相手側コネクタ100は嵌合されておらず、第1のスイッチ片4の第1の接触部8ならびに第2のスイッチ片5の第2の接触部10は、図11(a)に示される状態にある。ここで、第1および第2のスイッチ片4および5には、検知スイッチの開閉に基づいて嵌合の有無を検出する検出回路50が接続されており、相手側コネクタ100が未嵌合のときは、図12(a)に示される状態にあり、検出回路50は、相手側コネクタ100が未嵌合である旨を検出する。
【0034】
本電気コネクタに対して相手側コネクタ100の先端部101(図6)の挿入が開始され、図11(b)に示されるように、第1のスイッチ片4の被押圧部7に相手側コネクタ100の先端が接触し、被押圧部7が相手側コネクタ100の嵌合によって嵌合方向D(図中、右向き)に押圧されると、第1の接触部8が第2の接触部10の案内部10aに当接する。そして、第1の接触部8の図中右向きの移動に伴い、第2の接触部10はコネクタ高さ方向H(図中、下向き)に押し下げられ始める。
【0035】
相手側コネクタ100が嵌合方向D(図中、右向き)にさらに挿入され続けると、第1の接触部8は、第2の接触部10の平面部10b上を摺接する。そして、図11(c)に示されるように、相手側コネクタ100が規定位置まで挿入されて嵌合が完了すると、第1の接触部8と第2の接触部10の平面部10bとが確実に接続され、十分な接触代(有効接触長さ)が確保される。このとき、第1の接触部8は、第2の接触部10から弾性力を受けている。
【0036】
以上のようにして、相手側コネクタ100の嵌合により、本電気コネクタの第1のスイッチ片4と第2のスイッチ片5とが接続される。そして、相手側コネクタ100が嵌合された際には、図12(b)に示される状態にあり、検出回路50は、相手側コネクタ100が嵌合された旨を検出する。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上、一実施形態を挙げて本発明を説明してきたが、本発明がその要旨から逸脱しない限りは、種々に変形可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】電気コネクタに設けられる従来の検知スイッチを示す斜視図である。
【図2】図1に示された検知スイッチの動作を説明するための斜視図である。
【図3】図1に示された検知スイッチの動作を説明するための側面図である。
【図4】本発明の実施形態による電気コネクタを示す斜視図である。
【図5】図4に示された電気コネクタを示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は右側面図である。
【図6】図4に示された電気コネクタと嵌合可能な相手側コネクタを示す斜視図である。
【図7】図5に示された電気コネクタにおける検知スイッチを示す上方から見た斜視図である。
【図8】図5に示された電気コネクタにおける検知スイッチを示す下方から見た斜視図である。
【図9】図7および図8に示された検知スイッチにおける対のスイッチ片の上方から見た斜視図であり、(a)は第1のスイッチ片を示し、(b)は第2のスイッチ片を示す。
【図10】図7および図8に示された検知スイッチにおける対のスイッチ片の下方から見た斜視図であり、(a)は第1のスイッチ片を示し、(b)は第2のスイッチ片を示す。
【図11】(a)〜(c)は、図1に示された電気コネクタの動作工程を説明するための矢視断面図である。
【図12】(a)および(b)は、図4に示された電気コネクタの動作を説明するための概念的な電気回路図である。
【符号の説明】
【0039】
1 コンタクト
2 ハウジング
3 シェル
4 第1のスイッチ片
5 第2のスイッチ片
6 第1のバネ部
7 被押圧部
8 第1の接触部
9 第1の保持部
10 第2の接触部
10a 案内部
10b 平面部
11 第2のバネ部
12 第2の保持部
13 第1の端子部
14 第2の端子部
50 検出回路
100 相手側コネクタ
101 先端部
102 コンタクト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁材料から成るハウジング(2)と、前記ハウジング(2)に保持され、相手側コネクタのコンタクトと電気的に接続可能なコンタクト(1)と、前記ハウジング(2)に保持され、相手側コネクタとの嵌合を検知する検知スイッチとを有し、
前記検知スイッチは、第1のスイッチ片(4)と、第2のスイッチ片(5)とを含み、前記第1のスイッチ片(4)は、前記ハウジングに保持される第1の保持部(9)と、該第1の保持部(9)から延びる第1のバネ部(6)と、該第1のバネ部(6)の先端に備えられた第1の接触部(8)とを有し、前記第2のスイッチ片(5)は、前記ハウジングに保持される第2の保持部(12)と、該第2の保持部(12)から前記第1の接触部(8)に近付く向きに延びる第2のバネ部(11)と、該第2のバネ部(11)の先端に備えられた第2の接触部(10)とを有し、
相手側コネクタの嵌合によって前記第1のバネ部(6)が弾性変形することにより、前記第1の接触部(8)が変位し、前記第1の接触部(8)によって前記第2のバネ部(11)が押圧されることにより、前記第2の接触部(10)が変位し、前記第1の接触部(8)と前記第2の接触部(10)とが摺接する電気コネクタにおいて、
前記第1のバネ部(6)および前記第2のバネ部(11)は、相手側コネクタの嵌合方向(D)に直交するコネクタ幅方向(W)に延びており、
前記第1のバネ部(6)が相手側コネクタの嵌合によって嵌合方向(D)に弾性変形することにより、前記第1の接触部(8)が嵌合方向(D)に変位し、前記第2のバネ部(11)が前記第1の接触部(8)によって嵌合方向(D)および幅方向(W)に直交するコネクタ高さ方向(H)に押圧されることにより、前記第2の接触部(10)が高さ方向(H)に変位し、前記第1の接触部(8)と前記第2の接触部(10)とが摺接することを特徴とする電気コネクタ。
【請求項2】
前記第1のバネ部(6)は、湾曲している請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記第1の接触部(8)は、曲面を呈し、
前記第2の接触部(10)は、傾斜した案内部(10a)とそれに続く平面部(10b)とを備え、
前記第1の接触部(8)と前記第2の接触部(10)とが摺接する際に、該第1の接触部(8)が、前記案内部(10a)上を摺接した後、これに続いて平面部(10b)上を摺接する請求項1または2に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記ハウジング(2)を覆う金属から成るシェル(3)をさらに有する請求項1乃至3のいずれか1つに記載の電気コネクタ。
【請求項5】
前記第1のスイッチ片(4)は、第1の保持部(9)から延び、基板上の導電パターンと接続する第1の端子部(13)を有し、
前記第2のスイッチ片(5)は、第2の保持部(12)から延び、基板上の導電パターンと接続する第2の端子部(14)を有する請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記第1の端子部(13)および前記第2の端子部(14)は、コネクタの搭載対象物への表面実装型または植設型である請求項5に記載の電気コネクタ。
【請求項7】
前記検知スイッチの開閉を電気的に検出することによって相手側コネクタの嵌合を検知する検出回路をさらに有する請求項1乃至6のいずれか1つに記載の電気コネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−15738(P2010−15738A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−172940(P2008−172940)
【出願日】平成20年7月2日(2008.7.2)
【出願人】(000231073)日本航空電子工業株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】