説明

電気車両の充電器盗難防止装置

【課題】車両の所有者または車両操作の承認を受けた人が車両の近くにいる場合にだけ緩速充電器をコネクタから分離できるようにして、充電器の盗難防止を可能とする電気車両の充電器盗難防止装置を提供する。
【解決手段】
【0006】
本発明は、電気車両に備えられたコネクタに外部電源に連結された充電器を結合させることによって充電を行う電気車両の充電器盗難防止装置において、前記充電器に備えられ、充電器の分離意志を受信して、分離信号を発生させる第1信号発生部、電気車両操作承認を受けた人が所持して、位置信号を発生させる第2信号発生部、前記第1信号発生部の分離信号及び前記第2信号発生部の位置信号を全て受信した場合に、作動信号を発生させる制御部、及び、前記制御部から作動信号を受信した場合に、前記コネクタから前記充電器を分離させるアクチュエータ、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気車両の充電器盗難防止装置に係り、より詳しくは、電気車両のバッテリーを充電する途中で緩速充電器が盗まれるのを防止することができる電気車両の充電器盗難防止装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、車両の燃費向上のために、電気車両またはハイブリッド車両が開発されて注目を集めている。電気車両は、モータだけによって車両の駆動トルクを生成する車両を言い、ハイブリッド車両は、エンジン及びモータによって車両の駆動トルクを生成する車両を言う。
ハイブリッド車両にはエンジンが装着されているので、バッテリーを充電するためにエンジンを駆動させる。しかし、電気車両にはエンジンが装着されていないので、バッテリーを充電するために外部から電力の供給を受けなければならない。このために、電気車両にはコネクタが備えられている。
【0003】
このような電気車両を充電する方式は、急速充電方式及び緩速充電方式に区分される。急速充電方式は、充電ステーションに備えられた急速充電器をコネクタに連結して充電する方式であり、緩速充電方式は、緩速充電器の入力端子を家庭用コンセントなどに連結し、緩速充電器の出力端子をコネクタに連結して充電する方式である。
従来の緩速充電器にはレバースイッチが備えられていて、レバースイッチを押すだけで誰でも緩速充電器を車両のコネクタから分離することができた。そのため、緩速充電器の盗難問題が発生した。一般に、緩速充電方式によって車両のバッテリーを充電するためには6時間程度を要するため、車両の所有者がバッテリーが充電されるまで車両の周囲についていなければ、誰でも緩速充電器を盗むことができた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−178701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、車両の所有者または車両操作の承認を受けた人が車両の近くにいる場合にだけ緩速充電器をコネクタから分離できるようにして、充電器の盗難防止を可能とする電気車両の充電器盗難防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、電気車両に備えられたコネクタに外部電源に連結された充電器を結合させることによって充電を行う電気車両の充電器盗難防止装置において、前記充電器に備えられ、充電器の分離意志を受信して、分離信号を発生させる第1信号発生部、電気車両操作承認を受けた人が所持して、位置信号を発生させる第2信号発生部、前記第1信号発生部の分離信号及び前記第2信号発生部の位置信号を全て受信した場合に、作動信号を発生させる制御部、及び、前記制御部から作動信号を受信した場合に、前記コネクタから前記充電器を分離させるアクチュエータ、を含むことを特徴とする。
【0007】
前記制御部は、前記第2信号発生部の位置信号を受信し、電気車両から第2信号発生部までの距離を計算して、前記電気車両から第2信号発生部までの距離が設定された距離以下である場合に、前記作動信号を発生させることを特徴とする。
【0008】
前記充電器には、選択的に前記第1信号発生部を導通させるスイッチ、及びその先端から前方に突出したフック部が備えられていて、前記コネクタには、前記アクチュエータの作動によって前記フック部と結合または分離されるカケガネが備えられていることを特徴とする。
【0009】
前記スイッチは、一端に形成されていて、充電器ハウジングの外部に露出されているボタン部、中間部に形成されていて、前記充電器ハウジングに装着されて、前記スイッチが回転するようにする第1レバー軸、及び、前記スイッチの他端と前記充電器ハウジングとの間に装着されて、前記スイッチの他端に弾性力を加える第1弾性部材、を含み、前記ボタン部が押さえられる場合に、前記第1信号発生部が導通されて、分離信号を発生させることを特徴とする。
【0010】
前記カケガネは、前記アクチュエータが作動しない場合には、前記フック部と結合し、前記アクチュエータが作動する場合には、第2弾性部材の弾性力によって前記フック部から分離されることを特徴とする。
【0011】
前記第2信号発生部は、スマートキーに備えられ、前記第1信号発生部から前記分離信号を受信して、前記位置信号を発生させることを特徴とする。
【0012】
前記制御部は、前記第2信号発生部から分離信号を間接的に受信することを特徴とする。
【0013】
前記第2信号発生部は、常に前記位置信号を発生させ、前記制御部は、前記第1信号発生部から前記分離信号を直接受信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、車両の所有者または車両操作承認を受けた人が車両の近くにいる場合にだけ充電器をコネクタから分離することができるようにすることによって、充電器の盗難を防止することができる。
また、現在一部の車両に適用されているスマートキーを利用して充電器の盗難を防止するので、製造原価が大幅上昇が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態による電気車両の充電器盗難防止装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態によるコネクタ及び充電器が分離された状態を示した概略図である。
【図3】本発明の実施形態によるコネクタ及び充電器が結合された状態を示した概略図である。
【図4】本発明の実施形態による充電器盗難防止装置において、フック部がカケガネに結合された状態を示した概略図である。
【図5】本発明の実施形態による充電器盗難防止装置において、フック部がカケガネに結合された状態を示した概略図である。
【図6】本発明の実施形態による充電器盗難防止装置において、フック部がカケガネから分離された状態を示した概略図である。
【図7】本発明の実施形態による充電器盗難防止装置において、フック部がカケガネから分離された状態を示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態による電気車両の充電器盗難防止装置のブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施形態による電気車両の充電器盗難防止装置は、第1信号発生部28、スイッチ20、第2信号発生部60、制御部70、そしてアクチュエータ50を含む。
第1信号発生部28は、充電器10に備えられ、充電器10(図2参照)の分離意志を受信して、分離信号を発生させる。
スイッチ20は、充電器10の分離意志を第1信号発生部28に伝達する。
即ち、スイッチ20が作動される場合に、電流が第1信号発生部28に流れて、第1信号発生部28は分離信号を発生させる。スイッチ20も、充電器10に備えられる。
【0017】
第2信号発生部60は、電気車両の所有者または電気車両操作承認を受けた人が所持する。第2信号発生部60は、それを所持している人の位置信号を発生させる。第2信号発生部60は、第1信号発生部28の分離信号を受信して、位置信号を発生させることもでき、常に位置信号を発生させることもできる。第2信号発生部60は、車両のスマートキーでありうる。また、スマートキーを所持している人は、電気車両の操作に対する承認を受けた人であるとみなされる。
【0018】
制御部70は、第1信号発生部28から分離信号を受信し、第2信号発生部60から位置信号を受信する。制御部70は、分離信号及び位置信号を全て受信した場合に、作動信号を発生させる。また、制御部70は、分離信号を受信した場合に、第2信号発生部60の位置信号に基づいて電気車両から第2信号発生部60までの距離を計算して、電気車両から第2信号発生部60までの距離が設定された距離以下である場合に、作動信号を発生させる。設定された距離は、当業者が任意に定めることができる。一例として、設定された距離は、5mである。また、制御部70は、分離信号を第1信号発生部28から直接受信したり、第2信号発生部60を通して間接的に受信する。また、第2信号発生部60が第1信号発生部28の分離信号を受信して、位置信号を発生させる場合には、制御部70は、第2信号発生部60の位置信号を受信した場合に、第1信号発生部28の分離信号を受信したものと理解する。
アクチュエータ50は、制御部70から作動信号を受信する場合に、コネクタから充電器10を分離させる。
【0019】
以下、本発明の実施形態によるコネクタ及び充電器10の構造について、より詳細に説明する。
図2は本発明の実施形態によるコネクタ及び充電器が分離された状態を示す概略図であり、図3は本発明の実施形態によるコネクタ及び充電器が結合された状態を示す概略図である。
図2および図3に示すように、充電器10には、スイッチ20及び第1信号発生部28が備えられており、コネクタには、アクチュエータ50が備えられている。
充電器10の外部には、充電器ハウジング12が形成されていて、充電器ハウジング12の内部には、ケーブル14が備えられている。ケーブル14は、外部電源をコネクタを通して電気車両のバッテリーに電気的に連結させる。
【0020】
スイッチ20は、充電器ハウジング12の内部に装着されていて、スイッチ20の一端に形成されたボタン部22は、充電器ハウジング12の外部に露出されて、使用者が押すことができるように構成されている。スイッチ20は、その中間部に形成された第1レバー軸24を通して充電器ハウジング12に装着される。したがって、スイッチ20の一端及び他端は、第1レバー軸24を基準に回転するように構成されている。また、スイッチ20の他端と充電器ハウジング12との間には、第1弾性部材26が装着されていて、スイッチ20に弾性力を提供する。
即ち、使用者が充電器10をコネクタから分離するためにボタン部22を押すと、スイッチ20は、第1レバー軸24を基準に反時計回りに回転して、使用者がボタン部22から手を離すと、スイッチ20は、第1弾性部材26の弾性力によって第1レバー軸24を基準に時計回りに回転する。
【0021】
第1信号発生部28は、充電器ハウジング12内のスイッチ20に対応する位置に装着される。したがって、使用者がボタン部22を押すと、スイッチ20及び第1信号発生部28が接触する。それによって、第1信号発生部28は、分離信号を発生させる。
充電器ハウジング12の先端からは前方にフック部16が突出していて、フック部16の先端には、フック突起18が下方向に折曲げられている。
コネクタは、コネクタハウジング30に装着されていて、充電器10と結合または分離される。コネクタハウジング30には、カケガネ40及びアクチュエータ50が装着されている。
【0022】
カケガネ40は、充電器10がコネクタに結合される場合に、フック部16に対応する位置に位置する。カケガネ40は、その一端にカケガネ突起44が上方向に折曲げられて、フック突起18に引掛かるように構成されている。また、カケガネ40は、その中間部に備えられた第2レバー軸42によって回転可能で、その他端にはロッド受部48が形成されている。また、カケガネ40の一端部とコネクタハウジング30との間には、第2弾性部材46が装着されている。
【0023】
アクチュエータ50は、カケガネ40を回転させて、フック部16と結合させるもので、作動ロッド52を備える。作動ロッド52は、アクチュエータ50が作動する場合に、アクチュエータ50から突出して、ロッド受部48を下方向に押すようになる。それによって、カケガネ突起44は上方向に動いて、フック突起18に引掛って、コネクタに充電器10が結合する。アクチュエータ50が作動しない場合には、作動ロッド52はアクチュエータ50内に挿入されて、カケガネ突起44は第2弾性部材46の弾性力によって下方向に動くようになる。それによって、カケガネ突起44及びフック突起18の結合が解除されて、充電器10をコネクタから分離することができる。
【0024】
作動ロッド52の突出によってカケガネ40を回転させるために、多様な手段が使用される。例えば、作動ロッド52が下方に突出して、ロッド受部48を下方向に押すようにすることもでき、ロッド受部48を傾斜面に形成して、作動ロッド52が水平に突出して、ロッド受部48を下方向に押すようにすることもできる。
また、本明細書では、アクチュエータ50の作動によって作動ロッド52が突出して、カケガネ40を回転させるようにしたが、これに限定されない。例えば、モータなどのアクチュエータ50をカケガネ40に連結して、カケガネ40を直接回転させることもできる。
【0025】
以下、本発明の実施形態による充電器盗難防止装置の作動を詳細に説明する。
図4及び図5に示すように、充電器10がコネクタに結合された状態では、作動ロッド52がアクチュエータ50から突出して、ロッド受部48を下方向に押している。それによって、カケガネ突起44は上方向に動いて、充電器10の先端に形成されたフック突起18に結合されている。
この状態で、使用者がコネクタから充電器10を分離するために充電器10に備えられたスイッチ20のボタン部22を押すと、図6及び図7に示すように、スイッチ20が反時計回りに回転して、第1信号発生部28と接触するようになる。それによって、第1信号発生部28は分離信号を発生させて、この分離信号は制御部70で受信される。
【0026】
分離信号を受信した制御部70は、第2信号発生部60から位置信号が受信されたかどうか確認する。第2信号発生部60は、車両の所有者が所持するスマートキーでありうる。
万一、第2信号発生部60から位置信号が受信されなかった場合には、正当な使用者が充電器10を分離するのではないため、制御部70は作動信号を発生させない。それによって、カケガネ突起44及びフック突起18が結合されて、充電器10をコネクタから分離することができない。
【0027】
万一、第2信号発生部60から位置信号が受信された場合には、正当な使用者が充電器10を分離するものであるため、制御部70は作動信号を発生させて、これをアクチュエータ50に伝達する。この場合、作動ロッド52がアクチュエータ50に挿入されて、ロッド受部48に作用していた力が消滅する。したがって、カケガネ40は第2弾性部材46の弾性力によって反時計回りに回転して、カケガネ突起44は下方向に動いて、フック突起18から分離される。それによって、充電器10をコネクタから分離することができる。
【0028】
一方、充電器10がコネクタに結合されていない状態では、作動ロッド52はアクチュエータ50に挿入されている。この状態で、コネクタ及び充電器10の結合が検出されると、アクチュエータ50は作動ロッド52を突出させる。
本発明によれば、車両の所有者または車両の操作に対する承認を受けた人が車両の近くにいる場合にだけ充電器をコネクタから分離することができるようにすることによって、充電器の盗難を防止することができる。
また、現在一部の車両に適用されているスマートキーを利用して充電器の盗難を防止するので、製造原価が大きく上昇することが防止できる。
【0029】
以上、本発明に関する好ましい実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の属する技術範囲を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0030】
10 充電器
12 充電器ハウジング
14 ケーブル
16 フック部
18 フック突起
20 スイッチ
22 ボタン部
24 第1レバー軸
26 第1弾性部材
28 第1信号発生部
30 コネクタハウジング
40 カケガネ
42 第2レバー軸
44 カケガネ突起
46 第2弾性部材
48 ロッド受部
50 アクチュエータ
52 作動ロッド
60 第2信号発生部
70 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気車両に備えられたコネクタに外部電源に連結された充電器を結合させることによって充電を行う電気車両の充電器盗難防止装置において、
前記充電器に備えられ、充電器の分離意志を受信して、分離信号を発生させる第1信号発生部、
電気車両操作承認を受けた人が所持して、位置信号を発生させる第2信号発生部、
前記第1信号発生部の分離信号及び前記第2信号発生部の位置信号を全て受信した場合に、作動信号を発生させる制御部、及び、
前記制御部から作動信号を受信した場合に、前記コネクタから前記充電器を分離させるアクチュエータ、
を含むことを特徴とする電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記第2信号発生部の位置信号を受信し、電気車両から第2信号発生部までの距離を計算して、前記電気車両から第2信号発生部までの距離が設定された距離以下である場合に、前記作動信号を発生させることを特徴とする請求項1に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項3】
前記充電器には、選択的に前記第1信号発生部を導通させるスイッチ、及びその先端から前方に突出したフック部が備えられていて、
前記コネクタには、前記アクチュエータの作動によって前記フック部と結合または分離されるカケガネが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項4】
前記スイッチは、
一端に形成されていて、充電器ハウジングの外部に露出されているボタン部、
中間部に形成されていて、前記充電器ハウジングに装着されて、前記スイッチが回転するようにする第1レバー軸、及び、
前記スイッチの他端と前記充電器ハウジングとの間に装着されて、前記スイッチの他端に弾性力を加える第1弾性部材、を含み、
前記ボタン部が押さえられる場合に、前記第1信号発生部が導通されて、分離信号を発生させることを特徴とする請求項3に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項5】
前記カケガネは、前記アクチュエータが作動しない場合には、前記フック部と結合し、前記アクチュエータが作動する場合には、第2弾性部材の弾性力によって前記フック部から分離されることを特徴とする請求項3に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項6】
前記第2信号発生部は、スマートキーに備えられることを特徴とする請求項1に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項7】
前記第2信号発生部は、前記第1信号発生部から前記分離信号を受信して、前記位置信号を発生させることを特徴とする請求項6に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第2信号発生部から分離信号を間接的に受信することを特徴とする請求項7に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。
【請求項9】
前記第2信号発生部は、常に前記位置信号を発生させ、前記制御部は、前記第1信号発生部から前記分離信号を直接受信することを特徴とする請求項6に記載の電気車両の充電器盗難防止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−119299(P2012−119299A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−119611(P2011−119611)
【出願日】平成23年5月27日(2011.5.27)
【出願人】(591251636)現代自動車株式会社 (1,064)
【出願人】(500518050)起亞自動車株式会社 (449)
【Fターム(参考)】