説明

電波吸収材およびその製造方法

【課題】比較的安価に得られ、可撓性を持ち、かつ、電磁波、特に3GHz以下における遮蔽性の高い電波吸収材を提供する。
【解決手段】可撓性を有する樹脂の樹脂固型分60部に対して60部以上の、平均粒子径が1μm以上7μm以下の鱗状黒鉛微粉末を混合し撹拌して黒鉛微粉末を樹脂中に均一に分散させ、表面に剥離剤を施したPETフィルム上に所定の厚みで塗布し、加熱することにより溶剤を揮散し、かつ、樹脂を硬化させ、硬化物を基材から剥がして電波吸収材とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータなどの電子機器のノイズ対策として用いられるノイズ抑制シートの材料として好適な、より改良された柔軟な電波吸収材およびその製造方法に関し、特に、低周波(3GHz以下)領域の電波吸収に優れる電波吸収材およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子機器などへ外部からの電波による干渉を防止するため、種々の電波吸収材が使用されている。通常は金属の函体などによって、外部からの電波を遮断する方法が採られていたが、柔軟性に欠き、重量も重いという欠点があった。そこで、導電性のある金属などの粒子を樹脂などに練り込んで成形し、電波の遮断に用いる方法が採られるようになった。その中でも、比較的安価に得られ、軽量である黒鉛を樹脂中に含む電波吸収材が提案されている。(例えば、下記特許文献1,2参照)
しかしながら、いずれも、樹脂中に含まれる黒鉛の量が少ないため、電波の遮蔽性が低いという問題がある。
【0003】
前記した技術は、前述の通り外部からの干渉を防ぐためのものである。近年多くの電子機器に用いられている大規模集積回路などに通電した時に、その回路自身から発生する電磁波によって自らが干渉を受けることがある。前記した技術では保護すべき電子機器自らの電磁波による干渉を防止するために、電波を吸収し、かつ、反射も起こさないような工夫はなされていない。
【0004】
下記特許文献3には、黒鉛シートと呼ばれる黒鉛を主材料とする板状の素材を、可撓性を持つ樹脂などの素材と貼り合わせ、一定の可撓性と電波の遮断性を持たせようとする試みが為されている。
【0005】
そもそも黒鉛シートは高価であり、かつ、可撓性に欠けるため、真に柔軟かつ電波の遮断性に優れた電波吸収材は得られていない。
【0006】
また、上記した電波吸収材は主に3GHzを超える高周波側の電波の吸収に優れるものである。3GHz以下の電波吸収にも優れ、かつ、可撓性を持つ電波吸収材は市場において未だ実施されていないのが現状である。
【0007】
【特許文献1】特開昭61−276399号公報
【特許文献2】特開2004−99675号公報
【特許文献3】特開2005−166693号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって本発明の目的は、比較的安価に得られ、可撓性を持ち、かつ、電磁波、特に3GHz以下の電磁波に対する遮蔽性が高い電波吸収材とその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、可撓性を有する樹脂と、樹脂中に均一に分散した鱗状黒鉛粉末(以下単に黒鉛粉末と記す)とを含み、黒鉛粉末が樹脂60重量部に対して60重量部以上含まれる電波吸収材が提供される。黒鉛粉末の平均粒子径は1μm以上50μm以下、より好ましくは1μm以上7μm以下である。あるいは、黒鉛粉末は1μm以上7μm以下の粒子径の黒鉛及び7μmを超え50μm以下の黒鉛の混合物である。
【0010】
上記黒鉛粉末を樹脂60重量部に対して60重量部以上、好ましくは70重量部以上、さらに好ましくは110重量部以上含むことにより、高い電磁波遮蔽性、特に3GHz以下の電磁波において高い遮断性を有する電波吸収材が得られる。
【0011】
前記黒鉛粉末の平均粒子径は1μm以上、50μm以下であるが、その一部または全量が7μm以下であれば電波吸収性能が向上する。
【0012】
1μm未満では比表面積が大きくなり、黒鉛を多く添加することが困難である。50μmを超えると平滑なシートが得られにくい。
【0013】
前記黒鉛粉末の比表面積は30m/g以下であることが望ましい。30m/gを超えると硬化前の分散溶液の粘度が上昇しすぎて成型が困難になる。平均粒子径が7μm以下の粒子径の黒鉛の場合は17m/g以下であることが好ましい。
【0014】
前記黒鉛粉末は球状黒鉛であることが望ましい。黒鉛の形状としては、木の葉状よりも塊状の球状黒鉛の方が比表面積が小さくて好ましい。
【0015】
樹脂60重量部に対して鱗状黒鉛粉末を60重量部以上加えることについては、従来では前記特許文献1,2に記載されている通り、製品(電波吸収材)の柔軟性(または密着性)や表面の平滑性が損なわれるとして敬遠されていた。
【0016】
しかしながら、樹脂60重量部に対して60重量部以上の黒鉛を混合しないと、高周波側の吸収が上手く行われない。また、木の葉状の黒鉛では上記するような量を樹脂に練りこむことは出来ない。
【0017】
電波吸収材の、JIS_K6253_1997に定めるタイプAデュロメータ硬さは20以上、70以下であることが好ましい。更に好ましくは20以上、60以下である。20未満のものは作製が難しく、経時変化が激しいという欠点が顕著であり、70を超えるものは弾力に乏しく電子部品などに対し当り負けしないで、電子部品を含む基板を傷付けてしまうという欠点や、基板を覆うように変形させることが出来ない(密着性に欠ける)という欠点が顕れる。
【0018】
前記樹脂としては、可撓性を有するものを1種及び又は2種以上を選定する。ガラス転移温度が−20℃以下で、23℃(0.1Hz)の弾性率が1MPa以下のエラストマーを主成分とすることが、製品の機械的強度と適度な伸びを確保するためには好ましい。当該樹脂は通常のエラストマー、粘着剤、液状ゴム等から選定することができる。副成分として用いる樹脂は主成分樹脂と親和性があるものが好ましく、混合物のガラス転移温度が−20℃より高温側或いは23℃(0.1Hz)の弾性率が1MPa以上に移行しても構わないが、その配合比率は樹脂全体の30質量%以下である方が好ましい結果が得られる。
【0019】
より好ましくは、前記樹脂は付加反応型又は過酸化物架橋型シリコーン粘着剤、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤を少なくとも含む粘着剤類から選定して、それを硬化させたものを選定することが望ましい。
【0020】
シリコーン粘着剤は基本的にシリコーン樹脂の性質を有し、耐熱性に優れ、柔軟性に優れ、経時変化が少い、という特性を有しており、この電波吸収材の母材として適している。硬化前のシリコーン粘着剤には付加反応型と過酸化物硬化型とがあるが、分解物が発生しないので臭気・腐喰等の問題を回避できる付加反応型の方が好ましい。
【0021】
アクリル系粘着剤は溶剤タイプとエマルジョンタイプがあるが、好ましくは溶剤タイプで重合度が大きい品種を選定した方がよい。
【0022】
ウレタン系粘着剤はイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーに、鎖延長剤を反応させ、末端停止剤を反応させ、さらにポリイソシアネート化合物を反応させて得られるウレタン樹脂からなるものが好ましく、同一溶剤を用いる溶剤タイプのアクリル系粘着剤等と混合して用いることが好ましい。
【0023】
本発明によれば、硬化前の樹脂60重量部に対して、平均粒子径が1μm以上、7μm以下の黒鉛を少なくとも含む60重量部以上の黒鉛微粉末および必要に応じて溶剤を混合し、混合物を撹拌することにより樹脂中に黒鉛微粉末を均一に分散させ、黒鉛微粉末が均一に分散した混合物を加熱することにより、必要に応じて加えた溶剤を揮散させ、かつ、樹脂を硬化させることを含む電波吸収材の製造方法が提供される。
【実施例】
【0024】
(実施例1〜2)
シリコーン粘着剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製SD4580(固型分60%))100部(すなわち樹脂固型分60部)に硬化剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製SRX212)0.6部、トルエン160部および黒鉛微粉末(日本黒鉛工業(株)製)60〜120部を混合し、往復回転式撹拌機アジター((株)島崎製作所製)を用いて撹拌して分散させた。これを、フッ素系剥離剤を処理したPETフィルムの表面にアプリケーターを用いてコーティングした。100℃のオーブン中に入れてトルエンを揮散させると共にシリコーン粘着剤に硬化反応を施した。加熱時間は配合によって異なるが、3〜5分である。硬化物をPETフィルムから剥がしてノイズ抑制シートとした。
【0025】
(実施例3)
アクリル系粘着剤(綜研化学(株)製SKダイン1717(固型分45%))、100部(すなわち樹脂固型分45部)に硬化剤(日本ポリウレタン(株)製コロネートL)0.5部、トルエン140部および黒鉛微粉末(日本黒鉛工業(株)製)90部を混合し、以下は実施例1〜2と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0026】
(実施例4)
ウレタン系粘着剤(旭硝子(株)製PA16035(固型分50%))100部(すなわち樹脂固型分50部)に硬化剤(日本ポリウレタン(株)製コロネートL)1.0部、トルエン140部および黒鉛微粉末(日本黒鉛工業(株)製)90部を混合し、以下は実施例1〜2と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0027】
(実施例5)
ウレタン系粘着剤(旭硝子(株)製PA16035(固型分50%))60部、前記アクリル系粘着剤40部(すなわち樹脂固型分30+18部)に硬化剤(日本ポリウレタン(株)製コロネートL)1.0部、トルエン140部および黒鉛微粉末100部を混合し、以下は実施例1〜2と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0028】
表1に、用いた黒鉛微粉末および比較例1として黒鉛微粉末の代わりの炭素粉末として用いたカーボンブラック(ライオン(株)製ケッチェンブラックEC)の比表面積、平均粒子径、結晶性および粒子の形状を示す。また、表2には、各実施例および比較例における配合比、乾燥、硬化後の厚みおよびタイプAデュロメータ硬さを示す。
【0029】
平均粒子径はレーザー回折法により測定した。ベックマン・コールター株式会社製の「Coulter N4 plusサブミクロン粒度分布測定装置」を用いて、25℃環境において、ポリスチレン製透明セルに水(イオン交換水)中に測定対象を撹拌、分散させた試料液を測定した。
【0030】
比表面積はガス吸着法により測定した。日本ベル株式会社製「BELSORP 28SA」を用いて、25℃環境において、吸着質N2ガス、空気恒温槽温度40℃、吸着温度77K、初期導入圧0Torrで、試料を測定した。
【0031】
タイプAデュロメータ硬さはJIS_K6253−1997に定める通りの手順に従って測定した。測定温度は25℃であった。
【0032】
【表1】

【0033】
【表2】

【0034】
得られたノイズ抑制シート(50mm×100mm)について、キーコム社製トランスミッションアッテネーションパワーレシオ測定システムTF−3Bにより、0.12〜1.81GHzの周波数範囲で吸収量および反射損失を測定した。その結果およびシートの表面状態を表3に示す。
【0035】
【表3】

【0036】
表3に示す結果から明らかなように、実施例1〜2の試料は3GHz以下の電磁波吸収に優れ、かつ、反射損失が良好である。
【0037】
(実施例6〜7)
シリコーン粘着剤(信越化学工業(株)製KR3701(固型分60%))100部(すなわち樹脂固型分60部)に硬化剤(信越化学工業(株)製CAT−PL−50T)0.5部、トルエン160部および表4の黒鉛微粉末(日本黒鉛工業(株)製)のうち、平均粒子径6μmの黒鉛Cを含む2種ずつを選択、合計120部を混合し、往復回転式撹拌機アジター((株)島崎製作所製)を用いて撹拌して分散させた。これを、フッ素系剥離剤を処理したPETフィルムの表面にアプリケーターを用いてコーティングした。100℃のオーブン中に入れてトルエンを揮散させると共にシリコーン粘着剤に硬化反応を施した。加熱時間は配合によって異なるが、3〜5分である。硬化物をPETフィルムから剥がしてノイズ抑制シートとした。
【0038】
(実施例8)
アクリル系粘着剤(綜研化学(株)製SKダイン1717(固型分45%))140部(すなわち樹脂固型分63部)に硬化剤(日本ポリウレタン(株)製コロネートL)0.6部、トルエン140部および表4の黒鉛微粉末(日本黒鉛工業(株)製)のうち、平均粒子径6μmの黒鉛Cを含む2種を選択、合計120部を混合し、以下は実施例6〜7と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0039】
(実施例9)
ウレタン系粘着剤(旭硝子(株)製PA16035(固型分50%))130部、(すなわち樹脂固型分65部)硬化剤(日本ポリウレタン(株)製コロネートL)1.0部、トルエン140部および表4の黒鉛微粉末(日本黒鉛工業(株)製)のうち、平均粒子径6μmの黒鉛Cを含む2種を選択、合計120部を混合し、以下は実施例6〜7と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0040】
(実施例10)
実施例6〜7のシリコーン系粘着剤、硬化剤、トルエンに表4の黒鉛微粉末C(日本黒鉛工業(株)製)1種のみを選択し、120部を混合し、以下は実施例1〜2と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0041】
(実施例11〜13)
実施例6〜7のシリコーン系粘着剤、硬化剤、トルエンに表4の黒鉛微粉末Cを除き黒鉛A、黒鉛B又は黒鉛Dのうちの1種として、配合部数は同じくし、以下は実施例6〜7と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0042】
(実施例14)
実施例8のアクリル系粘着剤、硬化剤、トルエンに黒鉛A1種のみとし、配合部数は同じくし、以下は実施例8と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0043】
(実施例15)
実施例9のウレタン系粘着剤、硬化剤、トルエンに黒鉛B1種のみとし、配合部数は同じくし、以下は実施例9と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0044】
(比較例2,3)
実施例6〜7のシリコーン系粘着剤、硬化剤、トルエンに表4の黒鉛E又は黒鉛Fのうちの1種として、配合部数は同じくし、以下は実施例6〜7と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0045】
(比較例4)
実施例6〜7のシリコーン系粘着剤、硬化剤に表4のカーボンブラックのみ、及び、トルエン140部として、以下は実施例6〜7と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0046】
(比較例5)
実施例6〜7のシリコーン系粘着剤、硬化剤、トルエンにニッケル粒粉末120部を混合し、以下は実施例6〜7と同じ工程でノイズ抑制シートを得た。
【0047】
表4に、各実施例及び比較例において用いた黒鉛微粉末の性状を示す。
【0048】
【表4】

【0049】
表5には、各実施例および比較例における配合比、乾燥・硬化後の厚み、シートの表面状態、およびタイプAデュロメータ硬さを示す。また、得られたノイズ抑制シート(50mm×100mm)について、キーコム社製トランスミッションアッテネーションパワーレシオ測定システムTF−3Bにより測定した電磁波吸収量損失および反射損失を示す。
【0050】
平均粒子径、比表面積およびタイプAデュロメータ硬さの測定方法は前述の実施例1〜5、比較例1と同じである。
【0051】
【表5】

【0052】
表5に示す結果から明らかなように、実施例6〜15、特に実施例6,7,10の試料は3GHz以下の電磁波吸収に優れ、かつ、反射損失も特に問題ないレベルである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性を有する樹脂と、樹脂中に均一に分散した鱗状黒鉛粉末とを含み、該黒鉛粉末が樹脂60重量部に対して60重量部以上含まれ、該黒鉛粉末の平均粒子径が1μm以上、50μm以下である電波吸収材。
【請求項2】
前記黒鉛粉末の平均粒子径は1μm以上、7μm以下である請求項1記載の電波吸収材。
【請求項3】
前記黒鉛粉末の比表面積が30m/g以下である請求項1または2記載の電波吸収材。
【請求項4】
前記黒鉛粉末の比表面積が17m/g以下である請求項1〜3のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項5】
前記黒鉛粉末は球状黒鉛である請求項1〜4のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項6】
前記樹脂はガラス転移温度が−10℃以下で、23℃、0.1Hzにおける弾性率が1MPa以下のエラストマーが主成分である請求項1〜5のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項7】
JIS_K6253−1997に定めるタイプAデュロメータ硬さが20以上、70以下である請求項1〜6のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項8】
前記樹脂は付加反応型又は過酸化物架橋型シリコーン粘着剤を硬化させたものである請求項1〜7のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項9】
前記樹脂はアクリル系粘着剤を硬化させたものである請求項1〜7のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項10】
前記樹脂はウレタン系粘着剤を少なくとも含む粘着剤を硬化させたものである請求項1〜7のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項11】
前記電波吸収材は引張強さ0.3MPa以上で且つ引張伸び50%以上である請求項1〜10のいずれか1項記載の電波吸収材。
【請求項12】
硬化前の樹脂60重量部に対して、60重量部以上の、平均粒子径が1μm以上50μm以下の黒鉛微粉末、および必要に応じて溶剤を混合し、混合物を撹拌することにより前記樹脂中に前記黒鉛微粉末を均一に分散させ、前記黒鉛微粉末が均一に分散した混合物を加熱することにより、必要に応じて加えた前記溶剤を揮散させ、かつ、前記樹脂を硬化させることを含む電波吸収材の製造方法。
【請求項13】
前記硬化前の樹脂は付加反応型又は過酸化物架橋型シリコーン粘着剤である請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記硬化前の樹脂はアクリル系粘着剤である請求項12記載の方法。
【請求項15】
前記硬化前の樹脂はウレタン系粘着剤を少なくとも含む粘着剤である請求項12記載の方法。

【公開番号】特開2009−54983(P2009−54983A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−7979(P2008−7979)
【出願日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(000005957)三菱鉛筆株式会社 (692)
【Fターム(参考)】